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純白とピンクのハス涼しげに
飯島町赤坂のふれあい農道沿い休耕田でピンクと白のハスが見ごろを迎えた。
ハスは八重で、近くの農業、小山重美さん(69)が3年前に、15アールの田に白1株、ピンク5株を植えたところ、繁殖し、今年は6月末から次々と開花し、今が見ごろ、今月末まで楽しめる。
小山さんは「どんな生物が生育するか調べるために水張り田にしている。ハスは農道を通るみなさんの目の保養になれば」と話していた。 -
はらぺこ保育園で麦刈り
伊那市富県で里山での生活を主体とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは13日、昨年11月にまいた麦の刈り取りをした。約100平方メートルに草と入り混じって生えた麦をはさみで刈り取り、麦の感触を楽しんだ。
昨年から地域住民から借りている畑でさまざまな野菜づくりに取り組んでいる園児たちだが、麦の収穫は初めて。同園では、小麦を使ったチャパティーなどをつくることも多いため「原料となる麦から自分たちでつくってみよう」と、麦づくりに挑戦した。
富県は農作物への鳥獣害が深刻な地区。子どもたちの畑もシカとスズメの被害を受けており、子どもたちは「ここにかかし立てておけばよかったね」「折れているのは大丈夫」などと話しながら、畑に残った麦を丁寧に刈り取った=写真。
麦は来年まく分の種を確保し、残りがあれば石臼(うす)で引いて粉にするという。 -
天竜せせらぎロードプロジェクト
箕輪町の住民有志による「天竜川護岸の利活用を考える会(仮称)」(小池茂治会長)は13日夜、第3回会議を町文化センターで開いた。20人が参加して会の名称を「天竜せせらぎロードプロジェクト」に決め、天竜川の護岸を歩いた前回会議を基に、護岸の利活用について自由に意見を出し合った。
同会は、町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと住民有志が設立した。
会の名称は、メンバーが提案した10候補の中から投票で「天竜せせらぎロードプロジェクト」に決定。会の名称と事業名は同一名を使い、国、県、町など公的機関などへの申請時には「推進会議」を名称の後に付ける。
会の運営は、運営委員会を組織することとし、委員4人を選任した。
8月下旬には天竜川上流工事事務所、伊那建設事務所、町をはじめとする公的機関などへの要請、協議をする考え。
今後は、運営委員会がメンバーから出された意見、要望をとりまとめ、ハード事業の素案作りと基本計画作りを進める。素案、計画案ができたところで全体会議を開き、計画を策定する。 -
すくすくはうすで運動遊び
南箕輪村の子育て支援すくすくはうすで12日、初の運動あそびがあった。親子で元気いっぱいに体を動かして楽しんだ。
村内保育園で運動あそびを指導している金井仁美さんの提案で、すくすくはうすが計画。10カ月くらいから3歳までの子どもとお母さん15組が参加した。
お母さんが足でトンネルを作って子どもが通る、お母さんの足の上に子どもがのって一緒に歩くなど、親子でスキンシップを図りながら楽しむ運動を中心に取り組んだ。
今回は未満児が多かったため、はいはいなども取り入れ、年齢の大きい子はぞうきんがけをして、支持力を鍛える運動あそびもした。子どもたちは、夢中になってはいはいをしたり、お母さんと楽しく遊んだ。
すくすくはうすでは、「親子が肌と肌で触れ合い、全身を使って遊ぶことができる」とし、7月25日、8月28、31日にも計画。今後月1回程度、運動あそびを取り入れたいとしている。 -
インドネシア青年らが小学校訪問
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年招聘(しょうへい)事業で来日しているインドネシアの青年ら22人は13日、駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)を訪れ、児童らと交流した。4・5・6年生児童が6グループに分かれ、それぞれ剣玉やビー玉遊びなどの日本の伝統文化を紹介したり、ドッジボールなどを楽しんだりしたほか、給食を各教室で一緒に食べながら互いの文化に触れ合った=写真。青年らは学校給食について「ベリーグッドアイデア。インドネシアにはない。成長期の子どもたちの栄養面で大きなメリットがあるし、配膳や片付けを皆が協力して行うのも素晴らしい教育だ」と絶賛していた。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。18日まで駒ケ根市に滞在し、駒ケ根青年会議所の協力で市保健センター、県看護大、昭和伊南病院などを視察する。 -
箕輪町地域づくり懇談会
箕輪町の各区は、箕輪町第4次振興計画に盛り込んだ地域づくりの具体的な取り組みのため、行政との地域づくり懇談会を開いている。
振興計画では、第7章「それぞれの個性を生かし、うるおいのある地域づくり」に、各区ごとに現状と課題、目指す姿、施策の展開を掲載。各区で目標実現に向け協議したり、実施計画を作るなど取り組んでいる。懇談会は6月末に始まり、8月末までに全区が終了する予定。
上古田区(唐沢利文区長)の懇談会は11日、区公民館であった。区民21人が参加し、役場職員3人と懇談。施策展開の項目ごとに町への要望を挙げたほか、現在の取り組み状況などの報告もあった。
同区は、振興計画策定時の検討グループを継続し、定期的に例会を開いて活動。「古田の里赤そばの会」など住民による団体も組織して地域づくりに取り組んでいる。
区民からは▽不法投棄防止のため林道にゲートの設置▽放置自動車対策▽住民ニーズを取り入れた福祉施策の計画-などの要望があった。町は、放置自動車対策で罰則を含めた条例制定を検討していることなどを説明。滞在型体験農業の受け入れに協力できる区民がいた場合に知らせてほしい旨も伝えた。 -
富県グリーンツーリズムが長谷の農家民宿で郷土料理の研修会
都会から田舎を訪れる人たちをもてなす方法を学ぼう竏窒ニ、伊那市の富県グリーンツーリズム推進委員会は13日、女性を対象とした視察研修会を伊那市長谷の農家民宿「みらい塾」で開いた。約30人が参加し、田舎料理を使ったもてなし方法や、宿泊者を受け入れるためのノウハウを学んだ。
同会は、伊那市富県地区の高烏山を背景に、農産物の収穫体験などをグリーンツーリズム事業の一環として展開している。昨年から、女性を対象とした郷土料理研修会を月に一度開催。地元農産物を使った郷土料理を学んでもらうことを目的としており、最終的には都会からの観光客を農家民泊でもてなせるようにしていきたいと考えている。
しかし、富県の住民は外部の人を自宅でもてなすことに慣れていないという実情もあり「まずは農家民泊を知り、その考え方に慣れてもらおう」と、今回の研修を企画。地元でも先進的に農家民宿をしてきたみらい塾を訪れた。
参加者は、蔵を利用した宿泊施設や、いろりなど、昔ながらの概観を生かした宿泊施設を見学。その後、地元農産物などで作られた郷土料理を試食した=写真。みらい塾の女将、市ノ羽幸子さんの立ち居振舞いなどから、客人との触れ合い方などをじかに学んだ。 -
アートギャラリー・ミヤマ 橋爪まさゆきさん陶芸展
岡谷市に窯を構える陶工・橋爪まさゆきさん(54)の陶芸展は17日まで、伊那市坂下区旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている=写真。生活を彩る日常雑器や花入れなど100余点を展示即売。個性的な形と落ち着いた色合いの器が並んでいる。
湯のみ、コーヒーカップ、皿、スプーンなどのほか、楊枝入れ付きの箸立てなどのアイデア商品も出品。「使い手が思わず手を出したくなる」(橋爪さん)作品が、来場者の目を楽しませている。
つや薬を使わない「無釉焼締」を中心に、ニーズに応じた釉薬を塗った陶器もある。焼いた時の温度の違いで、灰の色合いに表情が出る焼締の魅力が詰まった展示会になっている。
岡谷市生まれの橋爪さんは、栃木県の益子と福井県の越前で計6年間学び、1990年に独立するため築窯。県内を中心に東京都などで年間約6回の個展を開く。毎年恒例の同ギャラリーでは、11回目を迎える。
橋爪さんは「器を使った時に楽しんでもらえれば」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。問い合わせは、アートギャラリー「ミヤマ」(TEL72・4711)へ。 -
君島龍輝の木版画展 ベル伊那・18日まで
新進気鋭の木版画家・君島龍輝氏の個展は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。日本の伝統工芸の魅力と、海外の感性とが醸し出す38点の作品を展示販売している。
米国のニューヨークと栃木県の那須のアトリエをベースに、創作活動を展開する作家。近年は国内で展示の場を設けているが、県内では初めての個展となった。
女性や、干支(えと)のイノシシや鳥などの動物を題材にした作品を出品。「木の温もりが感じられる日本の伝統工芸」(関係者)が見所の展示会となっている。
会場では「絵はがきセット」も売っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
東伊那小4年生 「那須屋興産」などに社会科見学
伊那市大坊の中間ごみ処理業「那須屋興産」(池上幸平社長)のリサイクルセンターに12日、駒ヶ根市の東伊那小学校4年生17人が社会科見学に訪れた。リサイクル過程などを見学した児童は、各家庭でのごみの分別の大切さに理解を深めた。
同小4年生が訪問するのは本年で3年目の恒例。この日は、「伊那中央清掃センター」(同市美篶)なども訪れ、ごみの減量に向けた生活を見直すことを学んだ。
リサイクルセンターでは、ペットボトル、ダンボール、空き缶などの廃棄物を圧縮し、リサイクル原料に向けて処理される工程を見学。空き缶の分別について子どもたちは、家庭でアルミとスチールを仕分けず出されることが多いことを知った。
那須屋興産の関係者は「廃棄物も皆の協力で分別してもらえることで、早く生まれ変われる」と呼びかけた。 -
【記者室】灯ろうまつり
大芝高原の七夕灯ろうまつり。手作りの灯ろうが水の広場や歩道にずらりと並び、明かりがともった様子はなんとも言えず幻想的だった▼灯ろうを事前に作って持っていく参加型の祭り。和紙に絵や短歌を書いたり、キラキラ光るように内側にアルミはくを張ったりと、一つひとつに作り手の工夫が。初参加した女性はゆらゆらと揺れる明かりに「心和みますね」と話した▼小学生のリコーダー演奏などが前段にあるが、主は灯ろうを眺めて自由に散策する祭り。みこしや踊りでにぎわう夏祭りとは一味違い、のんびり、ゆったりとした祭りもいいもの。七夕に合わせた祭りなので、光の道はちょうど天の川。子どもたちが灯ろうに書いた願いごとは天に届いただろうか。(村上記者)
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網の目状の地域の目で子どもを守れ!
宮田村宮田小学校PTAの呼びかけで12日夜、「子どもの安全を考える会」が同小で開かれた。地域全体で児童、生徒らを守ろうと、小中PTA、区長、防犯担当者、村、警察など約50人が出席。課題などを出しあったが「情報交換による意識の底上げで、網の目状の防犯体制を築こう」と、今後も考える会を継続的に開くことを確認した。
宮田小、中学校の担当者が現状の安全の取り組みについて説明。
2人以上の登下校、教職員による巡視などを強化していると話したが「地域の皆さんに頼らざるえない」と改めて協力を求めた。
宮田村駐在所の雨宮則彦所長も「地域の活動に支えられ、村内では子どもたちが不安になる事例が最小限にとどまっている。今後も関心の目を少しでも向けて」と話した。
宮田小PTAの小野章会長は、あいさつが交わせる地域関係が防犯につながると指摘。
「村の大人全員が父親、母親という立場で、子どもたちに接してほしい」と続けた。
また、危険個所の把握など含め情報共有化の大切さも意見として挙がり、村教委が呼びかけて発足した子どもの安全見守り隊との連携強化などを呼びかける声もあった。 -
国交省「観光地域づくり実践プラン」で駒ヶ根市など全国4地域を選定
国土交通省は13日、06年度「観光地域づくり実践プラン」で全国で駒ヶ根市など4地域を選定したと発表した。
実践プランは、観光立国実現に向け、地域特性を踏まえた観光戦略に基づき、多様な地域資源を活用し、地域の幅広い関係者が一体となって進める観光地域づくりを、国交省が支援する。
選定地域は駒ヶ根市、兵庫県宝塚市、徳島県三好市、長崎県雲仙市。地域観光振興に関する有識者らで構成する観光ルネサンス事業検討会に諮り、決定した。
駒ヶ根市は、もてなしのまちづくり協議会が、地域の歴史文化の見直しによる埋もれた地域観光資源の再発掘と、「食」を基軸とした健康保養型観光の展開を図る。 -
おはなしこんにちは
箕輪町を中心とした有志によるおはなしを楽しむつどい実行委員会は10日、「おはなしこんにちは」を町文化センターの和室で開いた。0歳児からを対象にした絵本の読み聞かせで、上郷図書館長の下沢洋子さんによるお話会を親子で楽しんだ。
子どもに絵本やお話の世界の楽しさを味わってもらうことで、子どもと本との出会いや親子の読み聞かせのきっかけを作り、子どもたちに豊かな心を育てたい-と、町内のボランティア団体らが実行委員会を発足。子ども夢基金助成活動の助成を受けて06年度中に4回催しを予定する。
第1回は0・1歳児、2歳児以上に対象を分けて開催。0・1歳時向けには25組の親子が集まった。
下沢さんが、「じゃあじゃあびりびり」「がたんごとんがたんごとん」などの絵本を開いて読み聞かせをすると、子どもたちはお母さんのひざの上に座ったり、畳の上ではいはいしながら絵本を見てお話を聞いた。
下沢さんが「わんわん」と読むと、子どもが「わんわん」とまねをしたり、お母さんの顔を見て笑ったり。親子でゆっくりと絵本の世界を楽しんだ。 -
ながた荘にAED導入
みのわ振興公社が救命講習箕輪町長田のみのわ温泉ながた荘に自動体外式除細動器(AED)を導入したことに伴い、みのわ振興公社は11日、社員16人がAEDの使い方を含めた普通救命講習をながた荘で受講した。
ながた荘は本年度、AED1セットを導入。不特定多数の人が利用する施設ではAEDを導入した場合、施設の従業員が講習を受けることが義務付けられている。
箕輪消防署員が、AEDを用いた応急手当、心肺そ生法などを指導した。
社員は、倒れている人を発見してからの手当ての流れを学び、実際に人形を使って人工呼吸、心臓マッサージ、AEDの操作などを練習。救急車が現場に到着するまでに全国平均で6分程度時間がかかることから、救助隊員に傷病者を引き継ぐまでの6分間、一人で心肺そ生法を続ける練習もした。
振興公社では救命講習の受講は2回目。社員は、万一のときに的確な対応ができるよう真剣に学んでいた。 -
インドネシア青年らが駒ケ根市で研修
開発途上国の将来を担う青年を日本に招いて研修や交流を行うJICA(国際協力機構)青年招聘(しょうへい)事業で来日しているインドネシアの青年ら22人が12日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に訪問のあいさつをした。代表のヌルル・イマン・ニラム・サリさん(内科医師)は「駒ケ根でのさまざまな経験を国に持ち帰り、地域の発展に役立てたい」とあいさつし、伝統的な影絵芝居に使う水牛の皮で作った操り人形の土産を中原市長に手渡して握手を交わした=写真。中原市長は「長寿国日本においてもこの地域は特に長寿。予防医療などの取り組みについて見ていってほしい」と歓迎のあいさつを返し、市のピンバッジと協力隊を育てる会のバンダナを一人一人にプレゼントした。
青年らは医師、薬剤師、看護師など、保健医療に携わる専門家。18日まで駒ケ根市に滞在し、駒ケ根青年会議所の協力で市保健センター、県看護大、昭和伊南病院などを視察するほか、赤穂東小学校の児童との交流も予定している。 -
信州大学農学部名誉教授・俣野敏子さん初の写真展
信州大学農学部名誉教授の俣野敏子さん(74)=南箕輪村=の初めてとなる写真展「ヨーロッパ 人と街角」は21日まで、伊那市荒井区の立図書館で開いている。撮影者の人柄がにじみ出た、心温まる人々の表情を捉えた写真が会場にあふれている。
2竏・0年前にソバの研究、調査で訪れた、オーストリア、ポーランド、チェコ、イタリアなどで撮影した29枚を展示。カメラを持参し、仕事の合間に散歩する中で、レンズを相手に向けた瞬間の笑顔などにシャッターを切っている。
レストランのウエートレス、絵画を売る露店の店主の表情や、石垣の街並み、教会、犬と飼い主の足などの写真を出展。親子をメーンに雑踏を写した作品は構図に優れ、「絶妙なバランス」との反響を呼んでいる。
俣野さんは「たくさんの辛口なコメントと、一個だけ『続けてごらん』といってもえれると嬉しい」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時)。 -
伊那公民館高齢者教室公開講座
伊那公民館の高齢者教室オープン講座が12日、同館であり、前信州高遠美術館館長・堀井英雄さんが、江戸時代の大奥で、門限を破ったことから高遠藩内藤家のお預けとして生涯を閉じた「絵島」の人生について講演した=写真。
同クラブは、老後の生きがいづくりや交流を目的として5月縲・月にマレットゴルフや唱歌を歌うなど、多彩な活動を展開しおり、1度公開講座を開いている。今回は、3月に合併した高遠町の歴史を学ぶ講演会を企画。
絵島は、当時仕えていた月光院の代参で墓参りに行った帰り、歌舞伎役者・生島新五郎の芝居見物に訪れ、大奥の門限に遅れて帰城した。そのことをとがめられ、高遠藩への永遠流に処されたが、堀井さんは「少し前の時代なら、それほど大きな罪ではなかった。絵島は権力争いの犠牲となり、このような罪人となってしまった」と、当時時代背景を説明。高遠での絵島の人生を語った。 -
伊那まつりPRに大あんどん2基を設置
伊那市役所と駅前再開発ビル「いなっせ」入り口に12日、「第34回伊那まつり」(8月5・6日)で使う大あんどんを1基ずつ設置した。まつり前日まで飾り、夜間点灯してまつりをPRする。
あんどんは高さ4・5メートル、幅1メートル、奥行き0・6メートル。まつり当日、大あんどんの設置・撤去に当たる市職員や業者約20人が練習を兼ね、あんどんを組み立て、例年通り側面に竜の水墨画や「商売繁盛」「五穀豊穣」の布などを取り付けた。
あんどんは8月5日、歩行者天国(県道南箕輪・沢渡線の春日公園下交差点縲怦ノ那北駅前交差点)の両端に置く。メーンの一つ、市民おどりの折り返し地点となる。8月6日は、市役所駐車場で開く「遊ingビレッジ」の会場に運び込む。 -
うぶ声講座
出産を控えた若い夫婦らが、親になる準備を学ぶ宮田村のうぶ声講座。定期的に開いているが、本年度4月から始まった講座が、計4回の内容を終えて閉講した。
最終回は戸枝順子助産師=駒ケ根市=が、出産時の対処について指導。
「母親が苦しい時は、お腹の中の赤ちゃんも苦しい。ちゃんと呼吸して酸素を送ってやることが大切」と、陣痛の深さによって呼吸の強弱をつけるラマーズ法を教えた。
今回の講座の参加者も半数ほどは初産。近く新たな講座も始まる予定で、村住民福祉課保健福祉係85・4128は参加を呼びかけている。 -
信大で外国人留学生との交流会
信州大学農学部で学ぶ外国人留学生と地元関係者との交流を図る交流会が10日、信州大学農学部であった。約35人の留学生と市町村関係者、各地区ロータリークラブのメンバーなどが参加。留学生のお国自慢料理などを楽しみながら交流を深めた。
信州大学農学部外国人留学生支援の会(会長・唐澤豊学部長)の事業の一環。異国の生活への不安解消してもらおうと留学生の家族も共に参加した。
参加した留学生は壇上に上がり、一人ひとり自己紹介をした=写真。中国からの留学生、姚トン(ヤオトン)さんは「ここでの友人との日々は大切な財産。各国から信大へと留学生が集まっているが、日々の生活の忙しさからお互いのことをあまりしならい。この場を通じて互いに交流を深めたい」と語った。
その後、伊那市そば打ち名人の会のメンバーが打った日本そばとバングラディッシュの留学生が作ったお国料理を交えた懇親会もあり、さらなる親ぼくを深めた。
本年度、同学部で学ぶ留学生は54人。出身はアジアを中心とする13カ国だが、約半数は中国からとなっている。母国に戻り就職する者が多かったが、昨年は約半数が日本で就職。県内に残った留学生も多かった。 -
「ながたの足湯」遊歩道にラベンダー
箕輪町長田の日帰り温泉施設ながたの湯東側にある「ながたの足湯」遊歩道のラベンダーが、紫色の花を咲かせ、さわやかな香りが辺りに漂っている。
遊歩道も心いやされる空間にしたい-と、みのわ振興公社が今春、長田の気候に合う品種ラベンダーブルーを約100株植えた。株はまだ小さいが、花穂が風に揺れ、愛らしい姿を見せている。
公社は、「3年後には株が大きく成長しラベンダーの垣根ができるだろう」と楽しみにしている。
足湯は12日から、ながた荘近くで栽培したラベンダーを摘み取り、袋に入れて湯に浮かべる。ラベンダーの香りの湯が楽しめる。 -
みのわ祭り踊り講習会
箕輪町の2006みのわ祭りの踊り講習会が10日夜、町民体育館であった。企業や市民団体ら40人余が、ワクワクダンシングIIの振付を熱心に練習して覚えた。
講習は、祭り実行委員会踊り部会の副部会長でエアロジャズクラブ指導者の木下順子さんと、町内各ダンスサークルのインストラクターが指導。ワクワクダンシングを踊りやすくアレンジしたワクワクダンシングIIを練習。参加者は、インストラクターの踊りをまねしながら振りを覚え、曲に合わせて軽快に踊っていた。
踊り講習会は18日にも町民体育館である。午後7時半からワクワクダンシング講習、午後8時半から箕輪天竜音頭・民謡流し講習会。自由に参加できる。
祭り当日、ワクワクダンシングは午後3時縲・時半。箕輪天竜音頭・民謡流しは午後4時50分縲・時。踊り参加は各26団体で、ダンスサークル、小学校、区、交通安全協会、福祉施設、企業などが参加登録している。 -
天竜川護岸の利活用を考える会
ウォークミーティングで護岸を知る箕輪町の住民有志による「天竜川護岸の利活用を考える会」(小池茂治会長)は8日、天竜川の護岸を自分の足で歩いて味わうウォークミーティングを開いた。25人が参加し、現状を確認しながら堤防道路を歩いた。
考える会は6月末、町内の天竜川堤防道路を町民皆が憩える親水護岸の道に整備しようと有志が立ち上げた。ウォークミーティングが第2回。
天竜川に架かる新箕輪橋から東西橋までの6キロ強の堤防道路を南から北に向かって歩いた。参加者は、天竜川が市街地の身近なところを流れていることを再発見。ポケットパークやベンチを置くなど、認可が下りた場合に整備できそうな場所があることなども確認した。
第3回会議は13日、町文化センターで開く。会の名称を決定し、ウォークミーティングのまとめ、今後の活動などを協議する。 -
「みすず子育て広場」 親子でダチョウや馬とふれあう
伊那市の美篶公民館の事業「みすず子育て広場」の本年3回目の企画が10日、同市西箕輪のはびろ農業公園・みはらしファームであった。地元を中心に市内から未就園児とその母親23組、計約50人が集まり、公園内で飼育されている馬やダチョウとふれあった。
母親の仲間づくりなどを目的とした恒例事業で、本年は5月縲・月まで、月一回の計11回を企画。ピクニック、クリスマス会、イチゴ狩りなどで親子、他家族と親ぼくを深める。
参加者は馬の柵まで近づいて、ニンジンを与えるなどして接近した。多くの幼児は、えさに寄ってくる動物の大きさに驚き、表情が硬直。なかには・ス食べられちゃう・スほどの距離で、じっくりと観察する子もいた。
美篶下川手の羽田栄子さん(30)は3男光希君(2つ)と参加。「初めて馬を見てれ嬉しそうだった。くぎ付けになって、えさをあげていて楽しんでいた」と目を細めていた。
次回は8月4日午前10時から、榛原河川敷公園(東春近)で水遊びをする。参加費、持ち物などの問い合わせは、美篶公民館(TEL72・2360)へ。 -
夏期食品一斉取締り
伊那保健所は10日から、食品の衛生管理徹底を図ることを目的とした夏期食品一斉取り
締まりを行っている。初日は、伊那市のアピタ伊那店で各食料品コーナーや店内の食品販売店を検査=写真。衛生管理の徹底を指導した。
食中毒の発生しやすいこの時期に合わせ、弁当屋、仕出屋、旅館、スーパーマーケットなどを対象として例年行っている県下一斉取り締まりで、上伊那では8月9日までに40カ所以上の営業所で立ち入り検査を行う。
確認内容は食品の衛生的な取り扱い方法、食品の適性表示など。昨年度はO竏・57やカンピロバクターなどの発生が目立ったため、今年は食中毒予防に向けた取り組みを重点的に点検している。また、5月から始まったポジティブリスト制度の周知徹底のための働きかけとともに、輸入農産物の残留農薬検査も実施していく。 -
せせらぎサイエンスで新山小学校4年生が水生生物の生息状況から水質環境を調べる
水生生物の観察を通して河川の水質状況を知り、郷土の河川に親しもう竏窒ニ11日、伊那市新山小学校の4年生12人が、学校近くの新山川で水生生物調査をした。児童らは川底を網ですくい上げ、見たことのない多様な生物に歓声をあげた。
県などが県内各地で行っている「せせらぎサイエンス事業」の一環。昨年は県内58河川101拠点でさまざまな団体が観察を行った。
上伊那は例年、小学生対象にこうした取り組みを企画しており、今年は総合学習で河川について学んでいる新山小4年生から依頼を受け、同校で開くことを決めた。
児童らは、川底の水生生物を収集して、きれいな川に生息するものから汚い川に生息するものまで、4段階に分類。それぞれが何匹いたのかを調べた。
結果、最もきれいな川に生息するとされるヘビトンボ、カワゲラ類などを確認。ヘビトンボは、この日発見した生物の中で最も多く確認した。一方、汚い川に生息するとされる生物はほとんど発見されなかった。
総合学習の中で、ゴミ拾いや生き物収集などをしてきた4年生は今後、調査結果をまとめたり、河川へのぽい捨て防止を呼びかける看板設置などに取り組んでいく。 -
ファミリークッキング
南箕輪村食生活改善推進協議会と村役場住民福祉課主催のファミリークッキングが8日、村保健センターであった。小学生の女の子たちがお母さんと一緒に楽しく調理した。
献立は野菜たっぷりのハンバーグ煮込み、ちくわサラダ、ヨーグルトのやわらかケーキの3品。メーンは、子どもが好きで、一緒にこねたり丸めたりできるハンバーグを、ピーマン、ナス、トマト、オクラなどたくさんの野菜と煮込む。
小学1年生から5年生までの児童と保護者13組21人が参加。エプロン、三角きん姿で調理に取りかかった。子どもたちは包丁で手を切らないように慎重に野菜を切ったり、ケーキ用のヨーグルトをバットに平らになるよう丁寧に伸ばしたりと、一所懸命に調理。料理が完成すると、皆でおいしく試食した。 -
【記者室】小田切さん竏抽ヨ東では「おだぎり」
読み方に二通りある姓について小欄に書いたところ、宮田村出身で首都圏にお住まいの本紙(Web版)読者の小田切さんからEメールをいただいた。「関東では『おだぎり』が普通で、それ以外で呼ばれたことはない」竏窒ニ▼この方は中学生までは「こたぎり」、高校時代は「おたぎり」、さらに東京での大学時代以降は「おだぎり」と名乗っているそうだ。いずれも周囲の呼び方に合わせてのことで、今では「出世姓だ」と話の種にしているというオダギリさん。楽しい話題をありがとうございました▼首都圏在住の方にメールをいただけるとは思っていなかっただけにうれしかった。本紙に意見や感想を寄せてくださる多くの読者の皆さんに改めて心から感謝したい。(白鳥記者)
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大芝高原七夕灯ろうまつり
南箕輪村大芝高原の水の広場周辺で8日夜、七夕灯ろうまつりがあった。手作りの灯ろうに明かりが灯ると光の道ができ、辺りは幻想的な雰囲気に包まれた。
みどり塾有志、上伊那農業高校、村開発公社、青少年健全育成村民会議などの主催。今年で5年目。
灯ろうは、ダンボール箱を骨組みにし、和紙などを張った手作り。スイカやヒマワリ、花火などの絵や、七夕の願い事などを自由に書いた。南箕輪小学校、南部小学校の各5年生、村内保育園、公民館学級、JAなど13団体が参加し、300個近くが広場や歩道にずらりと並んだ。
広場で小学生によるリコーダー演奏などのミニミニコンサートのあと、一斉に蜜ろうキャンドルに点灯。辺りが暗くなるにつれ、灯ろうの明かりが一層やさしく周囲を照らし、訪れた人たちはのんびりと明かりを眺めて散策し、夏の夜のひと時を楽しんでいた。