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せせらぎ水路で園児が水遊び
伊那市の竜東保育園年長児58人は20日、市役所南側の「せせらぎ水路」で水遊びをした。水路の両側に植えられたハナショウブが咲き始め、園児たちは元気いっぱいに遊んだ。
水着姿の園児たちは「冷たーい」と言いながらも、延長約100メートルの水路を走ったり、水をかけ合ったりしてびしょびしょになって1時間ほど楽しんだ。
ハナショウブは数千株が植えられ、7月中旬ごろまで楽しめる。
飯田測候所によると、20日の最高気温は27度。
21日は昼が最も長い「夏至」を迎える。7月16日までの長期予報で平均気温は平年並み、降水量は平年並みか、多い、日照時間は平年並みか、少なめ。 -
【記者室】プラネタリウムで
県伊那文化会館プラネタリウムの投映番組が先週末から夏番組に変わった。今回は世界中で愛され続けているサン=テグジュペリ作の童話「星の王子さま」を原作とする作品。これまでと少し違って動画で、子どもから大人まで楽しめる番組だった▼上伊那はたくさんの星を近くに見ることができる。恵まれた環境なので、わざわざプラネタリウムで星を見なくても…と思う人もいるかもしれないが、1度足を運んでみるとプラネタリウムならではの良さを満喫できる▼今春、プラネタリウムで初の受け入れをしたツアーの観光客は「とても癒された」と満足していたが、ドームを出るときは本当に癒されたと感じる。番組を楽しむのはもちろん癒しにも最適のスポット。(村上記者)
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高遠町公民館ソフトバレーボール大会
伊那市の高遠町公民館は17日夜、第13回ソフトバレーボール大会を町文化体育館で開いた。昨年より5チーム多い19チーム約120人が参加してプレーを楽しんだ。
一昨年までは20歳代から50歳以上まで各年代別だったが、参加者の減少によってチーム編成が困難になったことなどから昨年、クラスを見直し、40歳未満のバリバリクラスと40歳以上のニコニコクラスに分けた。
高遠、長藤、三義、藤沢、河南の分館ごとでチームを編成。クラスの見直しにより、高校生チームも出場し「幅広い年齢層が参加して親ぼくを深める本来の目的にふさわしい大会となった」(同公民館)。
競技は4、5チームごとで総当たり戦をして順位を決めた。参加者たちは「ナイスサーブ」などと声を掛け合いながら、チーム一丸となって熱戦を展開した。 -
練習成果を壮行会で披露・伊那消防署
伊那消防署で20日、同署から県消防救助技術大会(24日、長野市)に出場する選手のための壮行会があった。出場者らは5月1日から毎日、積み重ねてきた練習の成果を、伊那消防組合長の小坂樫男市長らの前で披露した=写真。
2人が空気呼吸器を装着して塔上のスタート地点より下り、要救助者を抱えて搬送・救出する「引揚救助」、設定された渡過ロープで対面する塔上に進入し、要救助者を救出する「ロープブリッジ救出」の2種目に合計9人、2チームが出場。いずれの競技も安全、確実性、所要時間を評価する。
伊那消防組合長の小坂樫男市長は「大会では、常日ごろの練習の成果を十分に生かされることを願う」と激励。救助隊の山岸浩示隊長は「2カ月に及ぶきびしい訓練の成果を発揮したい」と決意表明した。
壮行会には高遠消防署から「ほくふ救出」へ出場する選手らも出席し、意気込みを述べた。
伊那、高遠消防署の出場選手は次の皆さん(カッコ内は年齢)。
▽引揚救助=原秀一(31)桜井英和(31)矢崎友和(28)藤原潤也(29)飯島祐介(27)▽ロープブリッジ救出=春日健一(34)宮島国臣(30)渋谷吏(29)埋橋護(25)▽ほふく救出=牛山誠(31)赤羽利基(28)伊藤秀樹(26) -
箕輪町、南箕輪村の消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
箕輪町、南箕輪村の消防団06年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が18日、箕輪町役場駐車場、南箕輪村役場駐車場でそれぞれあった。団員は数ヶ月間にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法では、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏の部と規律の部の総合で競い合った。
箕輪町は自動車ポンプは第4分団、小型ポンプは第5分団、ラッパ吹奏は第4分団が優勝。ラッパ吹奏は5連覇を達成した。個人表彰の受賞者は過去最多の29人だった。
南箕輪村は自動車ポンプは第3分団第1部Aが2連覇、小型ポンプは第2分団第2部が6連覇、ラッパ吹奏は第5分団が3連覇を成し遂げた。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月9日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。箕輪町は本年度、同大会への出場を辞退する。 -
みつろうローソクづくりワークショップ
駒ケ根市の環境NGО杜のなか(今堀雷三・小林正明代表)は18日、赤穂公民館駐車場で、親子15人が参加し、みつろうローソクづくりをした。
杜のなかは夏至の夜8時から10時の2時間、電気を消してスローな時間を楽しもうと「ピースローソクこまがたけ」-百万人のキャンドルナイト06夏至-」を企画した。
参加者は湯煎したみつろうの中に、芯のタコ糸をいれて、冷やして固めるなど、ローソクの形になるまで根気よく、作業を続けた。 最後に、顔料入りのみつろうで赤や緑、黄色に色づけて完成させた。
みつろうはミツバチが巣を作るために、体の中で作り出すワックス。燃やしても悪い煙の出ない、心にも身体にも、そして地球にも優しいローソク。 -
宮田村消防操法大会
宮田村消防団は18日、ポンプ操法とラッパ吹奏大会を村農業者体育館駐車場で開いた。小型ポンプの部は昨年度上伊那大会も制した3分団5部(大原区)が優勝したほか、ポンプ車、ラッパも強豪が実力を発揮。日ごろ鍛えた技術を発揮した。
3分団5部は個人減点なしで、ほぼ完ぺきな内容。昨年県大会5位の実力をいかんなく見せた。
ポンプ車の部も6年連続で2分団3部(河原町)が優勝、ラッパも長期の連覇を続けている2分団(町区)が制した。
会場には関係者のほか、団員の家族らが声援する姿もあった。
各部門優勝は7月9日の上伊那大会に村代表として出場する(ラッパは合同チーム)。
成績は次の通り。
【ポンプ車】(1)2分団3部(春日真一、田中慶一、平沢裕治、間瀬令理、小川達也、増田雅敏、牧田久孝、小田切誠)(2)2分団2部
【小型ポンプ】(1)3分団5部(北原憲明、北原修一、中塚英介、中村宣昭、太田卓臣、小松賢吾、保科靖国)(2)1分団2部(3)3分団2部(4)2分団4部(5)1分団3部(6)2分団1部(7)3分団4部(8)1分団1部(9)3分団1部(10)3分団3部
【ラッパ】(1)2分団(本田宏行、小田切晃、橋爪成、白川透、宮脇清志、春日健一、唐木和幸、保科友幸、三澤敏昭)
【ポンプ操法最優秀操作員】2分団3部、3分団5部の出場者【同優秀操作員】春日政信、山浦典祐(以上2分団2部)中原淳(2分団4部)丸山正徳(2分団1部)近藤勉(3分団1部)細田昌也(3分団2部)上村桂永、浦野裕一(以上1分団2部)直井努(2分団4部)小田切一晴(3分団2部)中塚伸一(3分団4部) -
パートナーシップみのわ総会
箕輪町のパートナーシップみのわ(伊藤徳治会長)は17日、06年度総会を町文化センターで開き、事業計画や予算、本年度役員を承認した。
主な事業は地域啓発活動と広報活動の推進。地域出前講座や地域交流会の開催、通信の発行など。さわやかパートナー講座、あいとぴあ公開セミナーなど研修事業にも参加する。予算総額は12万7300円。
伊藤会長は、「住民一人ひとりの意識改革が必要。地域づくりの根底は男女共同参画の活動だと思う。すぐ結論はでなくてもいい。地道にやっていきたい」とあいさつした。
総会後は、出前寄席で、諏訪市のすし店「すし春」の主人でアマチュア落語家すわこ八福神さんの落語を楽しんだ。
06年度役員は次の皆さん。
▽会長=伊藤徳治▽副会長=端本安彦、荻原弥生▽顧問=藤田隆美、横前芳子▽監事=加藤寿一郎、丸山靖子▽運営委員=向山一江、深沢昌美、倉田茂、井上博司、小林ふさ子、釜屋美春、柴倫子、百瀬喜美子、浅野初美 -
福祉作業所春のハイキング
宮田村福祉作業所はこのほど、権兵衛トンネルを通って木曽路を楽しむ春のハイキングを行った。
江戸時代の情緒を今に漂わせる塩尻市の奈良井宿を散策。千本格子などが残る古い街並みをゆっくり歩いた。
木祖村のやぶはら高原こだまの森では、野外遊びを満喫。
高原の爽やかな風に吹かれて、心も体もリフレッシュしていた。
この日は心の病と向き合う当事者グループ「さくら」と合同で実施した。 -
村開発公社社員の公園施設研修会
南箕輪村開発公社は15日、大芝公園の関連施設従業員を対象とした研修会を開いた。約25人が参加し、スポーツ公園や「みんなの森」を見学しながら施設概要を確認した。
村開発公社が本年4月から大芝公園関連施設の指定管理者となったことに伴い、森林を除く施設、道路などは、園内従業員で管理していくこととなった。そのため、従業員それぞれが、園内施設を正確に把握している必要があると判断。今回の研修会を企画した。
参加者は、バスで移動しながら、施設概要について説明を受けた=写真。セラピーロードとして認定を受けた「みんなの森」の前では、森林の広さや駐車場までの距離、森林の種類などを確認。また、森林セラピーには、森林浴と異なり科学的根拠基づく明確な効果があることを学んだ。 -
上伊那郡保育協会
音楽・体育部門研究会上伊那郡保育協会(会長・古畑康子箕輪町長田保育園長)の音楽・体育部門研究会が17日、箕輪町松島保育園であった。体育の実技講習で会員約40人が音楽に合わせてダンスなどを楽しみながら覚えた。
部門別研究会は年4回。そのうち2回は外部講師を依頼できることから、今回はサンライフ伊那トレーナーの山岸洋子さんを講師に迎えた。
ヒップホップで入場行進にも使える「We Will Rock You」、全校で踊る「YMCA」など、講師の動きをまねしながら振りを覚え、リズムにのって楽しそうに踊った。
今回の講習で学んだダンスなどは、運動会だけでなく普段の保育の中や保育参観日に親子でふれあいながら遊ぶときなどにも応用する。
保育士は、「体を動かすことは自分たちも楽しみながらできる。早く子どもたちに教えてあげたい」と話していた。 -
さっちゃんの漬け物
南箕輪村
原さち子さん家族や知人の顔を思い浮かべ、愛情込めて野菜を漬ける。
商工会の会合のたびにお茶請けに持っていく漬け物は評判の味。山のように漬けても、「おいしい」「持ってきて」と言われるのがうれしくて、惜しげなく人にあげ、無駄にすることなく終わってしまう。
そんな評判の漬け物で商いをしたら-との知り合いの声かけもあり今年、「手作りの味さっちゃんの漬け物」として販売を始めた。
跡取り娘で実家の酒屋「マルチョー」、セブンイレブン南箕輪大芝高原店の仕事をし、商工会女性部で活動する忙しい日々だが、酒屋の倉庫を改造した作業場で、せっせと季節の野菜を漬ける。
「料理や漬け物が好き」。若いころ、祖母の手伝いをしてはいたが、特別漬け方を教わったわけではない。野菜を最もおいしく漬ける調味料の割合は自分で考え、研究した。
「いつ漬けるの?」と周囲に不思議がられるが、「漬け物はずくがないとできない。いくら疲れていても、寝ないでやってた」。好きだからできるのだという。
素材は、地元農家3軒にお願いし、無農薬栽培の野菜を仕入れるこだわり。キュウリ、ナス、カブ、大根、セリ、ウド、アスパラ、エリンギなどなど。「新しい野菜を漬けてみるのも楽しい」と、なんでも漬ける。
面倒見がよく、友達に漬け方を教えてあげ、レシピも出していた。しかし、どんなに教えても同じ味にはならないという。「漬け物は自分の味。手具合と勘だから」。ちょっとした加減で、さっちゃんの漬け物の味が決まる。
偶然、漬け物を口にした蓼科の老舗ホテルの社長が味にほれ込み、ホテルに納品してほしいとの話が来た。4月から1日おきに納めているが、「舌洗い」としてコース料理の中で出される漬け物は、お品書きに「愛を感じる原さち子さんのお漬物」と紹介され、「社長がハマッタ味を…」と書かれている。
漬け物は、大芝の湯の食堂に入っており、、今後大芝荘にも出すことが決まっている。さらに、八十二銀行主催の信州「食」の商談会(21日、会場・長野県松本めいてつショーホール)にも出品する。販売のため、似顔絵付きの商品シールも作った。絵を何度も書き直し、ようやく完成。商談会には真新しいシールを張った漬け物を並べる。
好きな漬け物。店を引退したら商売でやってみようかな-と漠然と思っていたが、「意外に早くやるようになっちゃった。周りの人皆のおかげ。応援がなかったら一人ではできなかった。本当にうれしい。有難い」。
こだわり抜いた手作りの味。「季節、季節の味を楽しんでほしい。全部漬け方が違うから」。色鮮やかに漬かったナスを袋詰めする手を休め、「食べてくれる人が広がっていくのが楽しみ」と笑みを浮かべた。(村上裕子) -
南箕輪村で父の日贈り物づくり
いつも頑張っているお父さんに手作りの贈り物で感謝を伝えよう竏窒ニ17日、父の日にちなんだ贈り物作り教室が南箕輪村民センターであった。母子連れの保育園児や小学生など約50人が参加し、ペン立てづくりに挑戦し、気持ちを込めたメッセージカードを添えた。
今回は、親子ペンギン親子の筆入れづくりに挑戦。参加者は、堀薫公民館長の指導を受けながら、筒状の硬い紙に折り紙でつくった目や口などのパーツを貼り付、かわいらしい筆立てを完成させ、メッセージカードを作成。「お父さんありがとう」など日ごろ中々伝えられない思いをつづった。
また、父の日にちなんだパネルシアターの上映もあり、参加者を楽しませていた。 -
はら美術で風炉先屏風と茶の湯軸装展
伊那市旭町のはら美術で19日まで、「風炉先屏風と茶の湯軸装展」が開かれている=写真。裏千家家元、表千家家元など、そうそうたる面々による茶掛や、デパートなどの展示会場でも出品することが少ないという風炉先屏風など約25点が、訪れた人たちを楽しませている。
茶掛は大徳寺歴代の高僧や裏千家家元・淡々斉宗匠などに加え、数年前に隠居した鵬雲斉玄室大宗匠の数少ない玄室書や、千家十職人の奥村吉兵衛が表具し、軸先を土風炉師の永楽善五郎が手がけた而妙斉宗匠の作品もある。
また、春日大社の倒木を使った珍しい風炉先屏風などもあり、主催者は「ファンも多い作品の数々。見るだけでも価値があるので、ぜひ足を運んでほしい」と話していた。
午前11時縲恁゚後6時。入場無料。 -
夏山シーズン到来
夏の山岳シーズン到来竏秩B伊那市営の南アルプス林道バスは15日、戸台口から北沢峠までの全線運行を開始した。17日には、長谷の営業所で同市や山梨県南アルプス市の関係者ら約40人が出席して出発式と開山祭をした。
出発式で小坂樫男市長は「バス運行開始から27年の長い歴史の間、無事故で続けてこれた」とし、関係者らに感謝。登山客に向けて「雄大な南アルプスの自然を満喫してほしい」と述べた。
シーズン中の無事故を祈願し、登山客を代表して横浜市の及川礼子さん(59)と東京都の鳥越幸子さん(59)が運転手に花束を贈呈。式後、出席者は2台のバスに分乗して北沢峠まで往復した後、開山祭をして山の安全を祈った。
毎年訪れているという鳥越さんは「自然は美しく、水もおいしい。小鳥のさえずりも癒される」と話し、1泊2日の日程で甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登ると張り切っていた。
現在は例年より10日から15日遅れて、エンレイソウやサンカヨウ、ツバメモト、オオカメノキなどの高山植物が咲き始めている。
1980(昭和55)年の林道バス運行開始からこれまでに約89万5千人が利用し、今季中に90万人を達成する見通し。 -
砂防講演会
6月の土砂災害防止月間に合わせ、伊南地域総合開発期成同盟会(会長・中原正純駒ケ根市長)は15日、講演会「天竜川上流発竏駐坙{の砂防、世界の砂防」を駒ケ根市文化会館で開いた。各市町村の担当職員や建設業者など約250人が集まり、国土交通省砂防部長亀江幸二さんの「頻発する土砂災害を防ぐために」と、国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊訓練所長加藤高史さんの「ネパール国における日本の国際協力」を聞いた。
亀江さんは地すべりや土石流などの内外の実例を紹介した上で「地域を守るためにはハード、ソフト両面の対策が欠かせない」と訴えた=写真。
加藤さんは日本の海外協力事業について「地形が急峻で雨量の多いネパールに治水砂防技術センターを設立し、日本から専門家を派遣している」と説明した。 -
【記者室】住みよさランキングで駒ケ根市が24位?
会社四季報などを発行する東洋経済新報社が独自にまとめた今年の「住みよさランキング」で駒ケ根市が24位にランクされた。1位は福井市。県内では諏訪市43位、茅野市53位、松本市79位など▼全国779市と東京都区部全体の計780都市を対象に(1)安心度(病院のベッド数など)(2)利便度(金融機関数など)(3)快適度(下水道普及率など)(4)富裕度(一人当たり所得額など)(5)住居水準充実度(一世帯当たり住宅面積など)竏窒]価した総合点だというが…▼市民の喜びに水を差すようで心苦しいが、住民の実感を表したものとは思えない。なぜなら評価項目の中に自然環境や気候、物価などの要素が一切見られないからだ。町村が対象外だということも見逃せない。(白鳥記者)
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箕輪町消費者の会
マイバッグ作りの準備作業箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は16日、不用傘からマイバッグを作る活動で、役場で住民から集まった傘の骨と布を分ける作業に取り組んだ。
不用傘をマイバッグに作り直す活動は各地であるが、消費者の会は本年度初めて、不用品のリサイクルとレジ袋の削減を目的に、会の事業として大々的に取り組んでいる。
6月上旬のフリーマーケットで町民に協力を呼びかけ不用傘を回収。約200本が集まった。
この日は会員8人が参加。小ばさみ、カッターで傘の骨と布を分ける地道な作業で、傘の山を前に黙々と取り組み、「出来上がるのが楽しみ」「布の色合わせ、柄合わせも楽しみ」と話していた。傘の布は会員が分担して洗濯し、9月の学習会でバッグを作る。
会員の中にはすでに傘をリサイクルしたマイバッグを愛用している人もいる。小さくたたんで持ち運べる、防水性があり濡れた物も入れることができる、丈夫など利点があり、買い物用としてだけでなく、温泉用の袋などさまざまな活用方法があるという。 -
川上一巳さんが伊那谷の子どもたちを描く
子どもたちの純真な表情を描き続ける画家・川上一巳さん(77)=岡山県笠岡市=の作品展「伊那谷の子どもを描く」が16日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホール」で始まった。伊那谷の豊かな自然と共に育った子どもをモデルとした水彩スケッチ約80点が、訪れた人の心を和ませている。
中村琢二氏に師事し、日展評議委員などを務める川上さんは、国内屈指の人物画家。金銭には代えられないものごとの価値を伝えたい竏窒ニ、教員だった20代のころから子どもをモデルとした人物画を描き、作品を子どもたちに寄贈してきた。
同じく中村氏の師事した竹内徹さんがいる上伊那との縁は深く、「たかとほは 山裾のまち古きまち ゆきあふ子等のうつくしき町」とした田山花袋の詩から、この地の子どもを描きたいと感じるようになった。
伊那食品工業(塚越寛会長)は、川上さんの活動や思いに共感し、作品展の実現に向けた協力してきた。
作品に描かれた子どもたちはみな、真剣にこちらを見つめており、幼少期ならではの純真さと、成長の過程で見せる大人びた一面をのぞかせている。
夏の間、さらにモデルを募り、さらに60点ほどの作品を仕上げる予定で、9月には100点以上の作品を一同に展示する展覧会を企画している。
展覧会の終了後、作品は子どもたちに寄贈する。
入場無料午前9時縲恁゚後6時。22日まで。 -
人物画モデルとなる子ども募集
伊那食品工業(本社・伊那市)は、人物画家・川上一巳さん(77)=岡山県笠岡市=の人物画モデルとなる子どもを募集している。
豊かな自然の中で育つ子どもたちの姿を描きたい竏窒ニいう川上さんの思いに共感した同社が、夏休み中の小学生を対象として企画したイベント。描き上がった作品は、9月29日縲・月3日、かんてんぱぱホールに展示し、それぞれの子どもに寄贈する。
川上さんは「今の子どもたちに喜びや楽しさを伝えていくことは自分にとっても価値のあること。お金では測れない素晴らしい出来事を知ってほしい」と話している。
対象は5歳以上。作品を描くのは7月25日縲・月16日。一人にかかる所要時間は50分程度。費用は3千円。定員60人(応募多数の場合は抽選)。
問い合わせは伊那食品工業総務部(TEL78・1121)へ。 -
華道池坊伊那支部青年部・花展開催
華道池坊伊那支部青年部(宮澤京子部長、90人)の花展が16日、伊那市駅前ビルいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。「父の日によせて縲恪Kせの黄色いリボン」と銘打ち、テーマカラーの黄色を花や花器に取り入れた約50点を並べた。
青年部は20代から40代の会員で構成。2年に1度の花展を今回初めて「父の日」に合わせた。作品一つ一つには、会員がつづった父へのメッセージを添えている。
ヒマワリ、キンケイギク、バラといった黄色の花を基調に、ユリやデルフィニウム、アレカヤシなどの草花を組み合わせ、花の個性や形姿を生かして飾り付けている。色鮮やかに華やかさをもたらした癒(いや)しの空間を演出している。
宮澤部長は「若い感性で生けているので、どれもかわいらしく、親しみやすい作品にまとまっている。ぜひ、楽しんでいただきたい」と来場を呼びかけている。 -
湯沢千春さん作陶展 ベル伊那・20日まで
駒ヶ根市東伊那に工房「鉢栗窯(ばちぐりがま)」を構える陶芸家、湯沢千春さん(53)の作陶展は20日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
志野、黄瀬戸、織部といった美濃物のほか、信楽などの茶陶、花入れ、日常食器など新作約200余点を展示販売。1600年前後の安土桃山時代の古陶再現をテーマにした、自由さ、おおらかさを感じさせる作品ばかりが並ぶ。
1979年、自宅近くの鉢栗窯で作陶を始める。01年に日本陶芸財団茶陶部門に入選して以後、陶芸会館展覧会「花の器コンテスト」「抹茶茶碗コンテスト」、信州美術館主催「食の器コンテスト」などに入選する活躍。ベルシャイン伊那店では、2年振り5回目の作品展となった。
湯沢さんは「6年間で5回の作陶展ができたのも、周りで支えてくれた人たちのおかげ。来場してくれた皆さんには、陶器のよさを肌で感じてもらえればうれしい」と呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後3時)。 -
【記者室】「住みよさランキング」で駒ケ根市が24位?
会社四季報などを発行する東洋経済新報社が独自にまとめた今年の「住みよさランキング」で駒ケ根市が24位にランクされた。1位は福井市。県内では諏訪市43位、茅野市53位、松本市79位など▼全国779市と東京都区部全体の計780都市を対象に(1)安心度(病院のベッド数など)(2)利便度(金融機関数など)(3)快適度(下水道普及率など)(4)富裕度(一人当たり所得額など)(5)住居水準充実度(一世帯当たり住宅面積など)竏窒]価した総合点だというが…▼市民の喜びに水を差すようで心苦しいが、住民の実感を表したものとは思えない。なぜなら評価項目の中に自然環境や気候、物価などの要素が一切見られないからだ。町村が対象外だということも見逃せない。(白鳥記者)
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大芝高原まつりポスター、うちわなど図案決定
南箕輪村の第21回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案選定会が14日夜、村役場であり、最優秀賞などが決まった。最優秀ポスター賞は南箕輪中学校の的野真由美さん(3年2組)、最優秀うちわ賞は竹沢藍さん(同)、最優秀パンフレット賞は北原麻衣さん(3年1組)の作品を選んだ。
応募は南箕輪中の美術わくわくクラブ員と希望者から18点。まつり実行委員長、顧問、実行委員会事務局の産業課長ら8人が選定し、最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点を決めた。
ポスターは200枚作り、村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわは6千本作り村内全戸に1本ずつ配る。完成は7月20日ころ。パンフレットは昨年度と同じく総合的なパンフレットで、最優秀賞の図案は表紙に使う。完成は7月末の予定。
今後、村役場ロビーと大芝の湯で応募作品展も計画している。
優秀賞と佳作は次の皆さん。
▽優秀賞=池上友美(3年3組)鹿角桃(2年2組)山崎真奈美(3年4組)竹松愛美(2年3組)▽佳作=倉田愛実、小松紘子(1年1組)薄田葵(1年2組)有賀千夏、金井蘭、溝口結稀、木川玲菜(2年2組)倉田萌、倉田梨名(2年4組)山・ス友衣、清水里音(3年3組) -
中央高速バス箕輪停留所利用者の駐車場整備
箕輪町は、中央高速バス箕輪停留所利用者の専用駐車場を新たに2カ所整備した。
駐車場は中原の中央高速道路西側にあるが、週末や大型連休などは町道への路上駐車が多かったこともあり、路上駐車をなくすと同時に利用者の便宜をはかる目的。
場所は、既存駐車場の西と南。町有地とJA上伊那の土地を借りて整備した。砂利舗装で2カ所の面積は918・9平方メートル。区画ロープを張ってある。駐車場への上り口56・9平方メートルはアスファルト舗装した。1カ所に2基ずつの防犯灯は、高速バスの運行会社が設置した。駐車場はすでに利用が始まっている。町の総事業費は155万4千円。 -
県警逮捕術大会で駒ケ根署が準優勝
14日に長野市で行われた06年度県警察逮捕術大会で駒ケ根署はC組(小規模署)準優勝を飾った。大会を終えて夕方署に戻った選手ら7人は早速山本修作署長に成績を報告し、準優勝カップを手渡して喜びを共に分かち合った=写真。山本署長は「警察官には犯罪者をはじめ何事にも負けない強さが求められている。そんな地域の期待に応える素晴らしい成績だ」と選手らを褒め称えた。
大会には県警本部の各部署や県内各地の警察署から37チームが出場。部署や警察署の規模別に、徒手や警棒などを使った競技で順位を競った。 -
信大でミツバチの管理方法などを学ぶ実習体験
信州大学農学部で15日、ミツバチの管理方法などを学ぶ体験実習があった。食料生産学科2年生と地域住民約30人が参加。伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)を講師に迎え、みつ採取を体験したり、ミツバチの生態などを学んだ。
家畜管理など学ぶ食料生産学科が例年行っている実習。今年は、地元の人にもミツバチを知る機会を提供したい竏窒ニいう小松さんの提案で、一般からも参加を募った。
小松さんは、構内に設置した木箱から蜂の巣を採取。学生たちは、その巣からみつを搾り出す作業を体験。甘い香りに歓声を挙げながら、遠心分離機を回した。また、みつロウのキャンドルづくりにも挑戦した。
小松さんは「西洋ミツバチは日本ミツバチと違って人に慣れる性質があるため、養蜂ができるようになった。花粉の交配、みつの採取など、さまざまな場面で使われてきた」と、ミツバチと人の歴史を語った。 -
南箕輪村でキッドビクス講座開講式
親子で体を動かして楽しもう竏窒ニ14日、南箕輪村公民館で親子キッドビクス講座が開講した。約30組の親子が集まり、馴染みの曲などに合わせて存分に体を動かし、汗を流した=写真。
キッドビクスは子どもの基礎体力やリズム感、協調性を養うことを目的として開発された子ども用のエアロビクス。親子で一緒に楽しめる講座を設けていた近隣市町村の取り組みを知った村内の母親たちから多くの要望が寄せられ、保育園児がいる家庭を対象とする講座が実現した。子どもと一緒に体を動かす母親も、母親同士の親ぼくを深めたり、子育てのストレス発散などができるという。
講師に迎えた日本キッドビクス協会の公認コースディレクター・春日絵理加さんは「お母さんもダンスを楽しんでほしい」と語り、「手のひらを太陽に」などの音楽で、無理なく親子一緒に楽しめるさまざまなダンスを指導。
参加した母親は「子どもと一緒に体を動かせる機会も少なくなってきているけど、こうして一緒に動けるのは楽しい」と話していた。 -
伊那市美篶上川手区 出前講座で・ス減災・ス知識学ぶ
伊那市美篶の上川手区(北原伍区長)は13日夜、同地区の第3公民館で、市社会福祉協議会の出前講座「災害マップ」を利用した区民の分散勉強会を始めた=写真。27日までに各地で5回の分散会を開き、区民に理解を深めてもらう。
同区は本年度中に災害マップを制作するため、市社協の出前講座を活用した。初日は同公民館の近くに住む区民約40人が、地震などの災害被害を最小限に抑えるための「減災」の知識を学んだ。
社協関係者は避難所の設備は充実しているか、避難経路、危険箇所を把握しているかなど、災害事例から分かった抑えるべきポイントを説明。「阪神大震災では助かった人の75パーセントが顔見知りに救出された」とし、地域の助け合いが必要なことを強調した。
質疑応答では、一人暮しの高齢者や障害者ら災害弱者の場所を地図に盛り込むことは、プライバシー侵害になるとして、開示方法に工夫が必要との課題が上がった。
北原区長はあいさつで「地図が完成しなくても、災害時に地域で助け合うことができればそれでよい。普段から近所付き合いを深め、災害に備えるきっかけにしてほしい」とした。
各分散会後に区民にアンケートを取り、災害マップの制作、開示方法などを検討。9月にある上川手の防災訓練までに、区役員や民生委員らで完成させ、同訓練では大規模地震を想定し、マップに添った救助を実践することになっている。 -
それぞれ独自のテーマ追求 伊那谷写友クラブ作品展
伊那市を中心とした写真愛好者でつくる伊那谷写友クラブの第16回写真展は25日まで、伊那市荒井区錦町の市立図書館広域情報コーナーで開いている=写真。
発足13年目の同会の年一度の恒例展示。会員17人が、一人約3点ずつの約50点を出品。会員それぞれが独自のテーマを追求した写真に来場者の足が止まっている。
祭りに参加する人々の生き生きとした表情、高遠城址公園に咲いた満開の桜、南アルプスの山々に積もった雪など、季節を告げる写真が中心。ハエトリクモ、アカスジキンカメムシなどの昆虫や、ミヤマカタバミ、シナノコザクラなどの花の写真もある。
会員の撮った写真にコメントを載せた、月刊の会報も展示場に飾っている。
午前10時から午後7時(最終日は午後5時)。入場無料。