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ガールスカウト第26団 ハンドベル体験
伊那市と南箕輪村の子ども達が所属するガールスカウト長野県第26団の新年の集いが21日、伊那市の伊那公民館で開かれ、団員がハンドベルの演奏を楽しみました。 この日は、年中園児から小学6年生までの団員9人が、ハンドベルを演奏しました。 伊那市西春近の自宅で声楽の教室を開いている春日好枝子さんを講師に招き、子どもたちは1人ずつベルを持って鳴らしました。 ほとんどの子どもがハンドベルの体験は初めてだということで、音を鳴らすタイミングを見計らいながら「星に願いを」を演奏しました。 子ども達は「みんなで鳴らすのが楽しかった」「難しかったけどいろいろな音が重なってキレイだった」と話していました。
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内藤とうがらし入りチョコ 販売受付開始
伊那市と東京都新宿区の友好提携10周年を記念したコラボ企画、内藤とうがらしを使ったチョコレートの販売受付が始まっています。 売り上げの一部は、両地区の子ども達の交流基金として役立てられます。 コラボ企画として販売する「友好・愛のチョコ」は、カカオ60%のビターチョコに内藤とうがらしを加えたものです。 内藤とうがらしは、江戸時代高遠藩主内藤家の領地だった新宿一帯で栽培されていました。 他に、イチジクとレーズン、アーモンド、クコの実が添えられていて、1個864円で販売されます。 チョコレートを作るのは、伊那市日影の洋菓子店ドルチェカリーナの柴宏治さんです。 友好提携10周年を記念し、両地区と、内藤とうがらしの復活・再生に取り組む新宿内藤とうがらしプロジェクトが企画しました。 プロジェクトの関係者が、顔見知りだった柴さんに依頼したものです。 柴さんは「内藤とうがらし独特のすっきりとした辛みとビターチョコレートの苦みがとても合う」と話していました。 チョコレートは1つ864円で、売り上げの一部は両地区の子ども達の交流基金として寄付されます。 販売受付は、新宿内藤とうがらしプロジェクトのオンラインストアのみで、バレンタイン用が27日金曜日まで、ホワイトデー用が28日から来月24日までとなっています。
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竹村さん キャラクター作品展
発達障害がある箕輪町大出の竹村真衣さんの キャラクター作品展が、箕輪町文化センターで開かれています。 会場には、竹村さんが色鉛筆を使って描いたキャラクターなどの作品、24点が並んでいます。 竹村さんには「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」と呼ばれる発達障害があり、特定の人以外とはしゃべることができません。 小学生時代から絵を描くことが好きで、伊那養護学校高等部で美術の先生と出会ったのをきっかけに、本格的に絵を描くようになったということです。 竹村さんは、自分の心の中で思っていることをテーマに、キャラクターを描いています。 こちらの作品は高校卒業前に描いた作品で、人の数だけ物語や夢があることや、感謝の気持ちを表現しているということです。 竹村さんは「作品に対する想いを、それぞれに感じてもらえたらうれしい」とコメントしています。 竹村さんの作品展は、箕輪町文化センター展示スペースで、26日木曜日まで開かれています。
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北小河内漆戸 大文字おろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で小正月の伝統行事「大文字」おろしが22日行われました。 22日はおよそ30人が集まり、区内の四辻に建てられた柱をおろすと集会所へ運んでいきました。 大文字は五穀豊穣や地区の安泰などを願う小正月の伝統行事で、漆戸常会ではおよそ260年前から行われているという事です。 長さ11メートルの柱に、竹と色紙で作った花や御幣を飾り、区内の辻に建て、小正月に近い日曜日におろします。 柱に付けられた、花飾りと御幣は、玄関に飾ると厄除けになるとされています。 持ち帰った飾りは、今年1年間各家庭に飾られ来年のどんど焼きで燃やされるという事です。
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交流スペースと一体となったシェアハウス 3月オープン予定
空き家を活用した交流スペースと居住スペースが一体となったシェアハウスが、今年3月に伊那市西町にオープンします。 シェアハウスは、伊那市地域おこし協力隊で中心市街地を拠点に活動する齋藤俊介さんが、市の空き家バンクに登録されていた建物を去年10月に賃貸契約したものです。 齋藤さんは、空き家や空き店舗の利活用の推進を活動の1つとして取り組んでいます。 シェアハウスは若者を中心に活用してもらいたいと考えていて、21日は信州大学農学部の学生などが参加して壁塗り作業が行われました。 建物が中心市街地から近く「商店街の活性化に繋がれば」と齋藤さんは話します。 建物の間取りは7LDKで、2階の4部屋と1階の1部屋を居住スペースとして、5人の入居者を想定しています。 1階の残りの部屋は、地域住民が交流できるスペースとして開放する予定です。 内装に使う木材は、県の「信州の木活用モデル地域支援事業」の補助金を活用して、伊那産のアカマツやサワラを使う計画です。 空き家を活用した交流スペースと居住スペースが一体となったシェアハウスは、3月中旬にオープンする予定です。
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「大寒」 そばの実を川に浸け“寒ざらし”
1月20日は二十四節気のひとつ「大寒」です。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。 伊那市の高遠そば組合は20日、そばの実を川に浸す「寒ざらし」を行いました。 この日は組合員5人が、伊那市長谷入野谷にある粟沢川(あわざわがわ)にそばの実を浸しました。 この日の伊那地域は、最低気温が-5度まで下がりました。 組合員は、周りに氷が張った冷たい川の中に入り、そばの実が入った袋を紐でしばって固定していました。 「寒ざらし」はその昔、秋に収穫したそばの風味や品質を保つために行われたものです。 冷え込みの厳しい大寒に川に入れて、立春に引き上げ、天日干しをしてから保管します。 組合では5年前に試験的に行ったところ、そばの甘味が増し食感が良くなったことから、毎年大寒の日に行うようになりました。 伊藤亨組合長は「今年の大寒は例年になく寒い。いいものができそう」と話していました。 今回寒ざらししたそばは、7月に製粉し、高遠町内のそば店で150食限定で販売されるということです
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西箕輪上戸で大文字下ろし
1年の厄除けや五穀豊穣などを願って伊那市西箕輪上戸に建てられた大文字(でえもんじ)が20日地区住民によっておろされました。 朝5時、集合を呼びかける太鼓の音が地区内に響き、区民が集まり始めます。 区民が集まったところで早速大文字おろしが始まりました。 上戸区の大文字は14日に建てられました。 現在、上戸区にはおよそ60世帯があり、各家庭で家内安全や無病息災を願って作った巾着袋が吊り下げられました。 大文字が横になり、巾着袋や花飾りが外されると、集まった住民が気に入ったものを手に取っていました。 ある住民は「地域の伝統文化。飾りを持ち帰り1年間家族が無事に過ごせれば」と話していました。 持ち帰った巾着袋などは、各家庭で神棚などに飾り、来年のどんど焼きで燃やすとういことです。
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園児が防犯の合言葉「イカのおすし」学ぶ
箕輪町の三日町保育園で18日防犯訓練が行われ園児が防犯の合言葉「イカのおすし」について学びました。 訓練は不審者が園舎の中に入ろうとしている想定で行われました。 不審者役の元警察官が園庭に入ると保育士がほうきを持って対応にあたっていました。 また別の保育士が110番通報し不審者が現れたことを警察に伝えていました。 箕輪町の保育園ではいざという時に対応できるよう定期的に防犯訓練を行っています。 1か所に集まった園児を前に不審者役の元警官と伊那警察署の署員が、犯罪に巻き込まれないための合言葉「イカのおすし」について説明していました。 伊那警察署の署員は「怖い目にあったらイカのおすしを思い出し大人のいる方にすぐに逃げてください」と呼びかけていました。
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田中豊文さん 初午に向けワラ午づくり
伊那市東春近の稲ワラ工芸品名人田中豊文さんは、2月12日の初午に向けてワラ午づくりに励んでいます。 82歳の田中さんは、20年ほど前から稲ワラを使った工芸品づくりに取り組んでいます。 初午に向けて製作しているのは、雄雌1対の夫婦馬です。 初午は、稲荷社に五穀豊穣を願う祭で、仲むつまじい夫婦馬に無病息災の願いを込めて作っています。 精密機械の製造会社で働いていた田中さんは、「自分の思い通りのものを作りたい」と考えるようになり、55歳で仕事を辞め工芸品づくりを始めました。 大病を患い現在も週に2日病院に通っているということですが、「自分と同じように病気と闘っている人を励ましたいという思いで製作を続けている」と言います。 細かい作業を要するワラ午は、1日に2セットしかできないということで、今年は50セット100体を目標にしています。 作業は来月上旬まで行われ、作品は近所の人や病と闘っている人達に贈るということです。
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村民の歌を合唱曲に 2月18日に披露
南箕輪村文化団体連絡協議会は、合唱曲に編曲した村民の歌を、2月に開かれる南箕輪村の日のイベントで披露します。 16日は、村公民館に園児から大人までおよそ50人が集まり、元小学校音楽教諭の小倉信子さんから指導を受けました。 村民の歌は、昭和36年に村歌として制定されされました。 村文化団体連絡協議会では、「村民の歌を合唱曲として歌いたい」という声が多く寄せられていたことから、今回混声四部合唱に編曲して、来月18日の村の日に披露することにしました。 箕輪町在住の音楽家唐沢史比古さんに編曲を依頼し、去年9月に完成しました。 本番に向け歌い手を募り、去年11月から練習を重ねています。 村の日では、中学生も参加して合同で演奏を披露します。 本番まであと5回の練習が予定されていて、26日には編曲を手掛けた唐沢さんが合唱指導をします。 協議会では、随時歌い手を募集しているということです。 (76-7007)
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美篶保育園の園児 獅子舞を鑑賞
伊那市の美篶保育園で17日獅子舞が披露され、園児が迫力ある舞を鑑賞しました。 この日は、美篶上原地区で活動する上原獅子舞クラブの会員が美篶保育園を訪れ、獅子舞を披露しました。 地域の伝統芸能に触れ、日本の文化に親しんでもらおうと今回初めて企画されました。 上原獅子舞クラブは上原地区に住む20歳から75歳の21人が会員となっていて、この日はこのうちの8人が披露しました。 ひょっとこが登場する「楽獅子」では、愉快な動きや迫力ある獅子の動きに園児が見入っていました。 その後、「頭が良くなるように」と、1人ずつ獅子に頭を噛んでもらいました。 美篶保育園では、今回のように伝統芸能に触れる機会を今後も続けていきたいということです。
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箕輪町漆戸常会 大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが15日、行われました。 朝8時頃、集落の中心部にある四つ辻に、地区住民およそ20人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ11メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付け、その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや松の枝などを結び付けていきます。 飾り付けが終わると掛け声とともに柱が建てられました。 大文字は、22日に下され飾りは各家庭に持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。
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伝統行事 山の神講
伊那市高遠町荒町に伝わる伝統行事「山の神講」の神事が15日行われました。 山の神講は、農林業を司るといわれている大山祇命神を祀る行事です。 今年縁起が良いとされている北北西に向けて矢を放ち一年の豊作や幸運を祈ります。 弓と矢は、荒町の8戸の地区住民がこの日につくったものです。 もともとは狩猟で獲物がたくさんとれるよう願う行事だったということですが次第に豊作を祈るようになったということです。 公民館へ戻ると、手作りの料理を囲んで祝宴が始まります。 縁起物の長芋をすった芋汁を食べながら1年の無事と豊作を願っていました。 地区住民は、「伝統行事を絶やさないよう後世に伝えていきたい」と話していました。
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国道361号 白鳥市長が早期復旧を要望
伊那市の白鳥孝市長は、1月8日にのり面が崩れ現在も通行止めとなっている伊那市高遠町の国道361号の早期復旧を、16日、国や県の関係者に要望しました。 現場の規制解除は、来月中旬になる見通しです。 16日は、宮下一郎衆議院議員をはじめ、向山公人・酒井茂両県議会議員が視察に訪れ、白鳥市長が早期復旧と恒久対策の推進を求める要望書を手渡しました。 現場では一昨年、倒木やモルタル片の落下が発生しています。 また、3月に行われる春の高校伊那駅伝の迂回路となっていることや、観桜期の高遠城址公園へのアクセスルートとなっていることから、早期の復旧などを求めました。 1月8日に法面が崩落した現場では、直径2メートルから4メートルほどの岩が道を塞ぎ現在も全面通行止めとなっています。 10日に地元の建設業者が調査したところ、崩落した岩は風化した花崗岩で、周辺の木の根が岩の割れ目に入り込み、そこから水や土砂が流入したことが要因とみています。 道路を管理する伊那建設事務の坂田浩一所長は、「崩落面に残る不安定な岩の除去やモルタルの吹き付けを行う。その後、道を覆っている岩を取り除いて落石防護柵を取り換える」など、復旧に向けての手順を説明していました。 伊那建設事務所では、規制解除は来月中旬を見込んでいて、2月11日に開かれるだるま市では片側交互通行による車両の通行を検討しているということです。
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高遠町引持の獅子舞 奉納
伊那市高遠町上山田の引持に伝わる獅子舞が、14日、地域住民に披露されました。 引持の獅子舞は、無病息災や五穀豊穣を願いおよそ300年前から行われていたと伝えられています。 地域に伝わる伝統文化を後世に残そうと、平成19年に保存会を結成しました。 今年、獅子頭を動かす前舞に選ばれたのは、保存会に入って3年目の油井郁万さんです。 去年11月の1か月間、週に2回集まって指導を受けた他、この日の前日も動きの最終確認をしたということです。 獅子がひょっとこについたノミを食べたり、飛び跳ねたりするなど、息の合った舞を披露していました。
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まっくんバス 定住自立圏縦断バス乗継で割引サービス
南箕輪村の循環バス「まっくんバス」は、平成29年度から運行が予定されている「伊那地域定住自立圏縦断路線」のバスとの乗り継ぎに、200円の割引をする計画です。 現在まっくんバスは、運賃200円で運行しています。 伊那市から箕輪町までを結ぶ「定住自立圏縦断路線」のバスは、運賃200円で、市町村を越えた時に50円がかかることになっています。 割引制度では、まっくんバスと定住自立圏縦断路線のバスを乗り継いだ時に、200円の割引を受けることができるようになる計画です。 乗り継ぎは、南箕輪村役場と伊那中央病院の2か所でできるようになる予定です。 また、南箕輪村では、運転免許証を自主返納した75歳以上の高齢者や障がい者に対して、まっくんバスの運賃を半額の100円にする考えです。 いずれの割引制度も4月から導入されることになっています。
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伊那市と南箕輪村の消防団 出初式
伊那市と南箕輪村の消防団の出初式が15日行われ、団員らは地域防災への決意を新たにしていました。 このうち、伊那市消防団の出初式には消防団と赤十字奉仕団合わせて696人が参加しました。 中心市街地で行われた分列行進で白鳥孝市長や北原政一団長らの観閲を受けました。 北原団長は「一人一人が地域の行事に参加し、お互い顔の見える環境をつくり、災害に強い地域にしてほしい」と訓示しました。 伊那市では去年30件の火災があり被害額はおよそ1600万円となっています。
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西箕輪上戸 大文字(でえもんじ)建て
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事 大文字(でえもんじ)建てが14日の早朝に行われました。 朝4時半、大文字の開始を告げる、太鼓が打ち鳴らされます。 その音を聞き、地区住民がそれぞれの家庭で作った巾着袋をもって三ツ辻に集まってきました。 巾着袋の中にはもみ殻が入れられています。 長さおよそ13メートルの柱が担ぎだされ、巾着袋や、色紙で作った花、酒樽などが飾り付けられます。 上戸の大文字は、厄落としや、五穀豊穣・区内安全・天下泰平を願い、一説によると鎌倉時代末期に始まったとされています。 大正時代に、一度行事をやめたところ、疫病が流行ったという言い伝えがあります。 飾り付けが終わると、柱を建てます。 さすまたを使い柱を支えながら建てていきます。 建て終ると、道祖神にもしめ縄が飾り付けられました。 作業小屋では、区民がお神酒を酌み交わし、一年の無事を願っていました。 大文字は、20日の早朝におろされます。
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最高気温-0.5度 今季初の真冬日
14日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス0.5度で、今季初の真冬日となる見込みです。 14日の伊那地域の日中の最高気温はマイナス0.5度で、今季初の真冬日となる見込みです。 14日は伊那地域でも雪が降り、雪かきをする人の姿も見られました。 上伊那広域消防本部の観測では午後4時現在、伊那地域に7.5センチの降雪がありました。 長野地方気象台によりますと、日本の上空に強い寒気が流れこみ、全国的に冷え込んでいるということです。 今後も冬型の気圧配置は続く見込みで、しばらくは寒さが続くということです。
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富県の園児と住民がまゆ玉飾り
伊那市富県のたかずや直売所で13日、富県保育園の園児が、地域の人たちとまゆ玉を飾り付けました。 まゆ玉飾りは豊作を願う小正月の行事で園児と住民約30人が米の粉で作ったまゆ玉を木にさし楽しみながら交流していました。
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古地図をもとに高遠城の武家屋敷跡発掘
伊那市教育委員会は高遠城とその周辺の古い地図をもとに発掘調査を実施しました。 その結果、江戸時代後期のものとみられる武家屋敷跡が見つかり関係者は当時の武士の生活を知る手がかりになればと期待を寄せています。 調査は去年12月中頃から始まり13日は伊那市教育委員会などが発掘作業にあたっていました。 発掘調査により見つかった武家屋敷跡は広さおよそ10平方メートルです。 場所は高遠城址公園南ゲート近くで伊那市創造館の学芸員、濱慎一さんと伊那市教育委員会文化財係の大澤佳寿子さんが中心となって調査を進めています。 高遠城とその周辺の古い地図をもとに発掘を行い武家屋敷跡が見つかったことからその信ぴょう性が高まったとしています。 武家屋敷跡からは石臼や陶器また高遠焼きによる土管の一部などが出土しているほか土間の跡なども見つかっています。 ここには金子忠太夫という名前の武士が住んでいたとされていて比較的狭いことなどから今の官舎のような建物だったのではないかと推測されています。 伊那市教育委員会では当時の高遠城の武士の生活を知るうえで貴重な資料になるとして調査を進めていくとしています。
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110番の日 「正しい利用を」
1月10日は110番の日です。 南箕輪村のスーパーでは、110番の正しい使い方を呼びかける啓発活動が行われました。 この日は、伊那警察署の署員や、安協などでつくる南箕輪村駐在所連絡協議会のメンバー、南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが、店の入り口で正しい110番の使い方を呼びかけるチラシを配りました。 伊那警察署によりますと、去年1年間の管内の110番通報の件数はおよそ3,600件で、このうちおよそ2割は、相談や問い合わせなど、急ぎでないものだということです。 伊那警察署では「110番が必要な人が確実に繋がるよう正しい判断をしてほしい。事故や犯罪などは、110番へ、相談や問い合わせなどは♯9110にかけてほしい」と呼びかけています。
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漆戸常会「大文字」飾りづくり
箕輪町北小河内の漆戸常会は、15日に行う小正月の伝統行事「大文字(だいもんじ)」建てに向け、柱にとり付ける花飾りを昨夜つくりました。 11日の夜は、漆戸集会所に住民が集まり作業が行われました。 女性と子どもたちが担当するのは、飾り付ける花づくりです。大中小3種類の大きさの色紙を、小さく折ってから、はさみで切ります。ベテランはなれた手つきで、子どもたちは慎重にはさみを入れていました。 男性たちは、花を束ねるこよりを作り、3枚をまとめて花の形にしていきます。 白い紙に細く切り込みを入れた「ゲジゲジ」や御幣も作りました。 竹の棒にゲジゲジをまきつけながら花を3つつければ花飾りの完成です。 漆戸常会の大文字は、町民俗無形文化財に指定されている小正月の伝統行事です。 今から250年以上前に始まり、1年の安穏を願ったものが今の形になり伝わったとされています。 大文字は、15日午前8時から、集落の四辻に建てられます。
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箕輪南小学校 全校百人一首大会
箕輪町の箕輪南小学校で、新春恒例の百人一首大会が12日に開かれ、児童たちが熱い戦いを繰り広げました。 箕輪南小学校の百人一首大会には、全校児童109人が参加しました。 日本の伝統文化に親しみながら旧仮名遣いに慣れようと毎年開かれています。 ルールは、100枚の札のうち20枚を並べて取り合います。 去年の成績順で並び、勝つと順位が上がり、1つ上の順位の人と対戦します。 去年優勝した5年生の市村小都さんです。 他の児童は、前回の覇者に勝とうと何回も対戦に臨みますが、市村さんは1位の座を譲りません。 最終回、市村さんの弟で3年の恭助くんが2位に勝ち上がり、兄弟対決となりました。 冬休みは毎日家で練習してきたという小都さんに恭助くんは一歩及ばず、悔しい表情を見せていました。 すべての対戦が終わり、市村小都さんが優勝しました。 市村さんは「3年連続で優勝できて嬉しかった」と話していました。 出羽澤重則校長は「今から1000年以上前の和歌をよく理解してこれからも百人一首を続けてください」と話していました。
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箕輪町と泰成運輸 SC推進で協定締結
箕輪町内で移動販売を手掛ける泰成運輸と箕輪町は、セーフコミュニティ推進に向け、高齢者の安否情報や防犯、災害時の物資運搬などを盛り込んだ協定を11日締結しました。 11日は役場で調印式が行われ泰成運輸の菅沼泰登社長と箕輪町の白鳥政徳町長が協定書をとりかわしました。 泰成運輸は9年前から町内で移動販売事業を行っています。 町内全域を巡回する中で、高齢者や子供たちの見守りなど、安全安心なまちづくの手伝いをしたいと協定を締結しました。 セーフコミュニティについては、これまで区や各種団体と連携してきましたが、企業が関わるのは今回が初めてだという事です。 町では、企業が加わる事で、さらなる広がりに期待しています。 今回の協定により泰成運輸は、広報啓発や防犯などに関わる情報提供、災害時に物資の確保や運搬などを行います。
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若手作家公募展 トライアル・ギャラリー
若手作家の公募展「トライアル・ギヤラリー2016」が伊那市の伊那文化会館で開かれています。 トライアル・ギャラリーは県内ゆかりの若手作家の発表の場を設けようと、伊那文化会館が2014年から毎年行っています。 今回は伊那市出身の美術家 ムカイヤマ達也さんを含め3人の作品が展示されています。 ムカイヤマさんは現在38歳で東京を拠点に活動しています。 模型やコンピューターで作ったデザインを絵にして発表しています。 公募展ではムカイヤマさんの他に、岡谷市在住の川上潤治さんと長野市在住の香山洋一さんの作品が展示されています。 この展示は、22日まで伊那文化会館で開かれ15日には3人によるによる作品解説が行われます。
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上伊那農業高校 恒例の百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で、この時期恒例の百人一首大会が、10日に開かれました。 各クラスの代表4人でチームをつくり、トーナメント方式で対戦します。 百人一首大会は、古典に親しみながら生徒や職員の親睦を深めようと毎年開かれていて今年で31回目です。 50枚ずつ札を並べ、相手の陣地の札を取ると、自分のチームの札を1枚相手チームに渡すことができます。 先に自分の陣地の札を無くした方が勝ちです。 こちらは、2年F組と職員の対戦です。 序盤から生徒が積極的に札を取り、大差で勝ちました。 大会は図書委員会が毎年運営していて、1位のクラスには図書カードが贈られたということです
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全県にインフルエンザ注意報発令
長野県は全県にインフルエンザ注意報を11日発令しました。 過去5年では一昨年についで、2番目に早い注意報発令となっています。 長野県の発表によりますと2日から8日までの一医療機関当りのインフルエンザ患者数は全県で11.07人と注意報レベルの10人超えました。 伊那地域の一医療機関あたりの患者数は8・63人です。 県では手洗いをこまめにすることや、人混みへの外出を控えることなど感染予防を呼びかけています。 また人にうつさないようにするために、早めの受診や、学校、職場は休むようにと呼びかけています。
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国道361号のり面崩落 現地調査
伊那市高遠町の国道361号沿いの、のり面が崩落し、通行止めとなっている現場で10日、建設業者が調査を行いました。 8日の午前9時頃、のり面が崩落し道路を岩がふさぎました。 崩落によるけが人はいませんでした。 10日は、地元の建設業者が、高さ70m付近からロープを下し、コンクリートにひびが入っていないか、また浮いてないかなどを調査しました。 道路を管理する伊那建設事務所によりますと、土砂崩落を防ぐためのり面を覆っているコンクリートは30年以上前に建設されたということです。 伊那建設事務所では、安全確認などが出来次第、復旧工事を進めていくことにしていて、通行止めは当分続くものと見られます。
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伊那華の華満点うどん販売へ
JA上伊那は、上伊那産の小麦粉ハナマンテンを使った合格祈願のうどん「伊那華の華満点うどん」を今年も販売します。 JA上伊那では、上伊那産の小麦粉ハナマンテンに満点合格の意味を込め4年前からうどんの販売を行っています。 三重県の伊勢神宮で合格祈願を行った木曽ひのきの箸が一善ついてきます。 10日は、試食コーナーが設けられ伊那市出身のタレント成美さんが、PRに一役かっていました。 縁起が良く年々販売量が増えているということで、今年は1200食を目標としています。 北は岩手、南は沖縄などJAが提携する直売所でも販売していて、毎年受験生の親からは合格の知らせが寄せられているということです。 伊那華の華満点うどんは、1パック4人前、麺つゆと木曽ひのきの箸付きで1000円となっています。 上伊那のJA直売所やファミリーマートなどで購入できます。