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高遠スポーツ公園プール入場者30万人を突破
伊那市高遠町の高遠スポーツ公園プールの入場者数が5日、1980(昭和55)年のオープン以来、30万人を突破した。記念セレモニーがあり、市から30万人目と前後2人に記念品を贈り、節目を祝った。
30万人目は、上牧の小学3年生・甲斐宏樹君(9)、前後は東春近の主婦・藤原江里子さん(44)と、宏樹君の兄で中学3年の進也君(14)。セレモニーで北原明教育長が、それぞれに回数券(11回券)などの記念品を手渡した。
両親と訪れた宏樹君・進也君兄弟は「毎年来ているが今夏は今日が初めて。すごくびっくりした。回数券をもらったし、また来たい」と喜んでいた。
同プールは、流水プールやちびっ子プールにそれぞれスライダーが設置されている屋外の遊泳プールと、88(昭和63)年にオープンした6コース、25メートルの屋内競泳用プールがある。子どもから高齢者まで幅広く人気を集めている。
利用者数は90年に10万人、96年に20万人を突破。過去最多は94年で約1万8700人。ここ数年は、少子化の進行などに伴って年々減少傾向にあり、8千人前後まで落ち込んでいるという。
梅雨が明け真夏日が続き、この日も大勢の子どもや親子が訪れ、泳いだり遊んだり水しぶきをあげていた。 -
いよいよ夏本番…暑い
梅雨が明け、本格的な夏、到来。4日、伊那では最高気温32・7度の今年一番の暑さとなった。
伊那市高遠町の高遠さくらホテルではビアガーデンで、冷えたビールでのどを潤す姿。ただ「汗をかきながら飲むのは初めて」と暑さに疲れた様子だった。
飯田観測所によると、5日も30度を越える真夏日となる予想。11日まで暑さが続き、8日以降はくもりがちのようだ。 -
はら美術で原誠二日本画展
岩料が持つ美しさを巧みに表現する南箕輪村出身の日本画家・原誠二さん(47)の個展が8日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。抽象と具象を掛け合わせた独創的な日本画56点が、訪れた人を魅了している。
故・加山又造氏に師事し、現在は群馬県高崎市で製作を続けている原さん。長野県内での個展は初めてで、ここ1年の新作を多く集めた。
もとは油彩をしていたが、色彩鮮やかな岩料に魅了されて日本画に転身。抽象的な心象風景と、身近なモチーフを具象的に描くことで独特の世界観を表現。さまざまな色を巧みな筆使いで、色彩の鮮やかさを際立てている。
原さんは「今回は身近にある花などを題材とした。花の持つ美しさと、色のハーモニーを見ていただきたい」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
パートナーシップ南みのわ
理事者と語るパートナーシップ南みのわ(酒井八重子会長)は3日夜、村理事者と語る会を村民センターで開き、少子化問題や村の男女共同参画について意見を交わした。
理事者は唐木一直村長、加藤久樹助役、伊藤修教育長が出席。会員は19人参加した。
村長は、少子化問題や子育て対策として保育料の引き下げ、長時間保育の延長、障害児保育の充実、子育てアドバイザーの設置など村の施策を説明。育児休業を取りやすい社会作りや地域ぐるみの子育ての広がり、地区社協との連携の必要性などの考えを示した。
男女共同参画については、互いの人権を尊重し合うと同時に家庭での理解も大切-とし、村でできることとして公職への女性の登用を挙げ、「意識もだんだん定着してきている」と話した。
会員からは、女性区長に対し男性が非常に協力的な事例を挙げ、「男女共同参画が定着してきているのかなと思う」との意見や、「核家族で悩んでいる大人は多い。子育てしている大人に対する支援をパートナーシップで何かできないか」との提案もあった。 -
大芝高原音頭Newヴァージョン振付の竹の鳴り物
「舞竹(マイバンブー)」に名前決定南箕輪村の今年の大芝高原まつりの共通曲「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付で使う竹の鳴り物の名前が、「舞竹(マイバンブー)」に決まった。大芝高原音頭普及チーム会議で決定した。
「舞竹」は、舞踊の舞と竹を合わせ、自分だけの手作りの竹という「Myバンブー」と、竹を使って舞い踊ろうという意味を込めた。「大芝高原音頭Newヴァージョン」に英語が入っていることから、竹もバンブーと英語読みにした。
「舞竹」は、竹の中に小豆や大豆を入れて音が鳴るようにし、毛糸のボンボンを飾りに付けている。
普及チームは、竹製の鳴り物を持って踊ってほしい-と、6月に製作講習会を開くなど普及を図ってきた。南箕輪小学校の6年生、民謡グループ、子どものダンスグループ、信州大学農学部の学生らが、「舞竹」を手にまつりパレードへの参加を予定している。 -
伊那市 わがまち探検ぐるりん号
伊那市は3日、小学生とその保護者を対象とした、新市内の公共施設見学会「縲恍mろう、学ぼう、私たちのまち縲怩墲ェまち探検ぐるりん号」を開き、市内の14組39人が市役所や美和ダムなどの施設を見て回った。
市民の市政に対する関心を高めることが目的で、3市町村合併前の旧市では恒例となっている夏休みの企画。参加は前年と比べて倍増し、関係者は「合併効果で関心が深まったのでは」とした。
一行は伊那中央清掃センター、伊那消防署などを見学し、ごみの環境問題や消防士の仕事について学習。親子の運動体験として、花の丘マレットゴルフ場でプレーも楽しみ、交流を深めた。
伊那市狐島の30代女性は「今まで知らなかった施設を見学できてよかった」と感想。息子2人とマレットゴルフを満喫し、道の駅「南アルプスむら」で昼食を取るなどして楽しんでいた。 -
萩焼秀作展 ベル伊那・8日まで
人間国宝の作品などが並ぶ展示即売会「萩焼秀作展」は8日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。入場無料。
茶陶を中心に、コーヒーカップや小鉢、皿などの日用食器など約100点を出品。逸品となる600万円の茶碗から、手頃な価格の1500円の湯ざましまでがそろう。
人間国宝・11代三輪休雪の「割高台茶碗」をはじめ、県無形文化財の11代坂高麗左衛門、12代田原陶兵衛、波多野善蔵の秀作が並ぶ。有名作家15人の作品を取り寄せた、見所が多い展示会となっている。
廣澤洋海の細密香炉のほか、花や風景を描いた「萩絵付皿」も多数ある。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
伊南子ども劇場キャンプ準備
3日、伊南子ども劇場(北村和枝会長)は8日から阿南町で行うキャンプで使うナイフと火起こしの道具を作る作業を駒ケ根市上穂南の市公設地方卸売市場で行った。キャンプに参加する約30組の親子のうち約10組が集まり、皆で協力しながらそれぞれの道具を作り上げた=写真。
参加者が作ったのは巻きつくひもの力を利用して棒を回転させ、摩擦熱を起こす火起こし道具と、5寸くぎをたたきのばし、砥石(といし)で研いで刃をつけたナイフ。ナイフ作りでは七輪の炭火で熱した5寸くぎをペンチでつかみ、ハンマーで根気よくたたいてのばした。子どもたちは「疲れた」「腕が痛い」と弱音を吐きながらも、丸いくぎが少しずつつぶれて平らになっていくにつれて「もう少しだ」と気力を振り絞ってハンマーを振るっていた。
見守る保護者らは「火が起こせないと煮炊きができないし、刃物がなければ鶏や魚をさばけない。キャンプを通じて恵まれた現代生活のありがたさに気づいてもらいたい」と話している。
同劇場はキャンプで料理に使う鶏のさばき方の講習も後日行うことにしている。 -
大御食神社宝物半世紀ぶり公開
駒ケ根市の大御食神社(富岡武彦宮司)と氏子総代会は3日、神社に伝わる秘蔵の宝物約100点を虫干しのため半世紀ぶりに宝物蔵から出し、社務所で一般に公開した。西行法師が大御食神社を詠んだ和歌と馬の親子を描いた掛軸、神社の由来を桐の板に神代文字で記した書簡『社伝記』上下2巻などのほか、武田信玄の書や雅楽の楽器、火炎太鼓、花瓶、掛軸、屏風など由緒ある貴重な品々が並んだ=写真。
知らせを聞いて駆けつけた氏子らは感心のため息をつきながらさまざまな宝物をじっくりと眺めたり、カメラを構えて写真に収めたりしていた。
虫干しは総代会が宝物の良好な保存を図ろうと3年前から計画し、ようやく実施にこぎつけた。虫干しは一日限りで、宝物は再び蔵に納められる。次回の公開は未定という。 -
南部保育園でジャガイモ掘り
南箕輪村の南部保育園は3日、園近くの畑でジャガイモ掘りをした。園児は、土の中からごろごろとジャガイモを掘り出し、収穫を喜んでいた。
土に触れ、種をまき、育てることを体験させようと毎年畑を借り、ジャガイモやサツマイモなどを育てている。今年は春に、6畝に種芋を植えた。
年少から年長までの園児全員が収穫に参加。今年は昨年より大きなイモが多いが、長雨の影響で残念ながら腐っているものもある。園児は、ジャガイモを掘り出し、大きなイモを見つけると友達と見せ合って喜び、「重い」「重い」と言いながらも、ビニール袋いっぱいに詰め込んでいた。
園では収穫したジャガイモはみそ汁やカレー、肉じゃがなどに調理し、給食で味わう。 -
駒ケ根市民プール2日間休業
埼玉県のプールでの女児死亡事故を受けて駒ケ根市は2日、市内のプールの一斉点検を行った結果、町4区にある市民プールの排水口のふたの安全性を高めるための工事を行うため、同プールを3・4日の2日間休業にする。
同プールには2つのプールがある。50メートルプールの排水口は底面中央にあり、55センチ四方、厚さ1・5センチの鋼鉄製の格子状のふた2枚が置かれている=写真。幼児用のプールの排水口は同じく底面にあり、45センチ四方、厚さ1・5センチのふた1枚が置かれている。市教育委員会は「いずれも大人でも持ち上げられないほど重いが、念のためそれぞれのふたに64キロ、32キロの重りをつける暫定措置を取る。シーズン終了後、ボルトで固定するなどの恒久措置を講じたい」としている。市内の幼稚園・保育園、小・中学校のプールには問題は見つからなかったという。 -
かんてんぱぱで水野澤三・雅之茶陶展
岐阜県美濃の穴窯「陽山窯」で古人に親しまれてきた伝統の焼き物を製作し続ける陶芸家・水野澤三さん(79)と雅之さん(48)が2日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで茶陶展を開いている。志野を中心に、瀬戸黒、織部、黄瀬戸などでつくられた湯のみ、ぐい飲み、茶器など約100点が訪れた人の目を楽しませている。
1300年の歴史を持つ美濃焼きを中心に作陶活動を続ける水野さん親子。薪を使う伝統的な「穴窯」で創作活動を続けているため、年間に製作する作品数も限られてしまうという。
澤三さんは、伝統の手法で安土・桃山時代の茶人に好まれた茶器などを今に伝えており、過去には天皇家に作品を献上した。今回はそれと同じ型をした作品も展示している。
雅之さんは、伝統を引き継ぎながらも、深みのある紫を表現した「紫志野」、長時間の焼きを施すことで独特の色彩を実現した「古美濃」など、新しい形にも挑んでいる。
澤三さんは「作品を発表することを通して、かつての日本人が持っていた日本文化を絶やさないよう伝えていきたい」と話していた。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。入場無料。7日まで。 -
伊那市東春近 住民有志の会議が地域情報誌を創刊
伊那市東春近の住民有志が地域づくりのために集まる「よりあい東春近会議」(織井秀夫代表)は、県のコモンズ支援金を受け、地域情報誌「東春近よりあい通信」の創刊号を、同地区全戸などに配布した。
情報誌は区民に地域を知ってもらうための目的で発行した。郷土料理、史跡、健康の勧め、地域で活躍する人物の紹介竏窒ネどの内容を記載。コモンズ支援金42万5千円を受け、A4版・オールカラー4ページの「竏鋳ハ信」を今年度中にあと3回発行する予定だ。
創刊号は昔ながらの「山椒(さんしょう)の五平もち」の作り方、木裏原の養蜂家の取組み、標高1100メートルに群生するカキツバタの湿原「野田山アヤメ園」の紹介竏窒ネどを盛り込んだ。
同会議は30竏・0代の会社員や主婦などの男女15人ほどで昨年6月に発足。月一度の会議を重ねるなどして、地域づくり、地域振興などについて話し合っている。本年度からは東春近公民館の事業として活動を展開している。
事務局の同公民館関係者は「よりあい通信を見て興味を持ってもらい、同会議に参加してもらえれば」と呼び掛ける。今後は農業経営、学校教育環境などの社会性のある内容も掲載していきたいと考えている。
問い合わせは、東春近公民館・春近郷ふれ愛館(TEL72・3202)へ。 -
信州かやの山荘・萱野高原4日から営業再開
7月の豪雨で休業していた箕輪町信州かやの山荘・萱野高原は4日、営業を再開する。
通行できる道路は、福与入口からの林道中樽線。箕輪ダムからの林道中樽線と長岡からの林道萱野線は通行できない。
夏休みの信州かやの山荘は、宿泊に余裕がある。みのわ振興公社では、「高原のさわやかな風と標高1200メートルから見下ろす眺望と夜景は最高。ぜひ利用して」と話している。 -
かんてんぱぱで銅版画家・今村由男さんの個展
自然と幾何学的な世界を調和させ、独特な空間を表現する飯田市の銅版画家・今村由男さん(57)の作品展「伊那谷の光と風 銅版画の世界」が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。銅版画や手描き作品など約40点が、訪れた人の目を楽しませている。
バラトヴァバン国際版画ビエンナーレや日仏現代美術展など、各美術展でさまざまな賞を受賞してきた今村さんがかんてんぱぱホールで個展を開くのは初めて。今回は、過去5年ほどに製作した近作を集めた。
「伊那谷の光と風」をテーマに、日常の風景にある自然や天文的要素、設計図のようなライン使いで現実とかけ離れた時間軸を表現。
手描き作品「オリジナルタブロ」は、土蔵に使用する漆喰に色彩を施し銀箔を焼いた“黒箔”などを用い、独自の世界を創り出している。
今村さんは「夏休み中の子どもたちにも天文、自然、四季折々の情景などを感じてほしい」と話していた。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。入場無料。7日まで。 -
大芝高原まつり(26日)予定通り実施
会場に義援金箱を設置南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は2日、緊急の代表者会議を村役場で開き、26日の第21回大芝高原まつりを予定通り実施することを全員一致で決めた。祭り当日、会場に義援金箱を設置し、豪雨被害のあった近隣市町村に義援金を送る。
上伊那では、7月の豪雨による災害で箕輪町と伊那市が祭りを中止した。
実行委員長の唐木一直村長は、「近隣への配慮もしないといけない」とした上で、村の被害は最小限だったこと、祭り開催時期がお盆過ぎで間があることを挙げ、「実施してまいりたい」と考えを示した。
村長あてに小学生から開催してほしい旨の手紙が多数届き、村長や役場産業課にも開催を望む声が多く届いている。
1団体では開催と中止が半々の意見があったほかは、「ぜひ開催してほしい」「こんなときだからこそ元気を出せるようにやったほうがいい」などの意見で、全員一致で開催を決め、義援金箱の設置も賛成した。 -
おごち・長岡保育園の年長児が交流
箕輪町のおごち保育園と長岡保育園は2日、年長児交流でプールやスイカ割りなどを一緒に楽しんだ。
2園は地理的にも近く、卒園すると同じ箕輪東小学校に入学する。入学時に初めて顔をあわせるよりも、事前に会っていればスムーズに移行できるとの配慮もあり、毎年、交流をしている。
今回は、おごち保育園で1日生活。長岡の園児12人がおごちに登園した。おごちの園児7人は少し恥ずかしそうにしているところもあったが、長岡の園児はすぐになじんで遊んだ。
午前中は東小のプールで水遊びをした。おごちの園児は6回目だが、長岡は初の小学校プール。水に顔をつけられる子がほとんどで、ビーチ板を持って泳いだり、プールに投げ込んだおもちゃをもぐって拾ったり、先生に抱いてもらって深いプールにちょっとだけ入ったり、広いプールでおもいっきり遊んだ。
園児は昼食もお昼寝も共にし、おやつのスイカ割りも楽しんだ。
2園は今年、寺に一緒に探検に出かけ、今回が2回目の交流。秋にはおごちの園児が長岡を訪れ、箕輪ダムに出かける計画をしている。 -
はらぺこ保育園で流しそうめん
伊那市富県の里山で、野外活動を中心とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは1日、夏の風物詩・流しそうめんを楽しんだ。
昔に比べ、体験する機会が少なくなった流しそうめんを楽しむとともに、たくさん食べて夏の体力を養うことが目的。小学校が夏休み中のため、今回は園児だけでなく小学生も一緒に参加した。
食べやすいこともあって食事が進み、子ども16人と大人数人で30束以上のそうめんを完食。ほかにも、園児らが畑で育てたトマトやキュウリなども一緒に流した。
流れてくるそうめんをはしで上手にとることができた園児は「見て、こんなに取れた」と、笑顔を見せ、口いっぱいにそうめんをほお張っていた。 -
ゆずり葉学級の灯ろう展示
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」は6日まで、日帰り温泉施設大芝の湯に、七夕灯ろうまつりで使った手作りの灯ろうを展示している。
大芝高原で7月8日にあった七夕灯ろうまつり。祭りは5年目で、ゆずり葉学級は今年初めて参加した。
学級の時間や各家庭で灯ろう作りに挑戦。ダンボールを切り抜く形や和紙に書く絵、文字など工夫し、明かりを灯したときにきれいに見えるように内側に銀紙を張ったり、折り紙で折った朝顔を張るなど凝った仕上がりの作品もある。
灯ろう46基は、中央廊下の両側に並べて展示している。「昼間の灯ろうも楽しんでほしい」という。 -
JICA国際協力セミナー
国際教育について理解を深めてもらおうと駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は1日、地方自治体や教育委員会の職員、現職の学校教員らを対象にした第1回国際協力セミナーを開いた。県下各地から約30人が参加して講演を聞いたり、意見交換をするなどした。県企画部国際チームの小宮山英明チームリーダーは「県としての国際化への取り組み」について講演=写真。基調講演として中部大国際関係学部国際関係学科の青木澄夫教授の「国境を越えた諸課題に対し積極的に行動力で示す人材を育てる竏鋳n球規模で考え、地域で行動する」が行われた。加藤所長は「教育に活用できるノウハウを2日間で見つけてほしい。リラックスして積極的な議論を」とあいさつした。
セミナーは1泊2日の日程で、2日目は東京大大学院総合文化研究科の木村秀雄教授の基調講演「異文化理解と適応」を聞くほか、05年に駒ケ根市の赤穂南小学校に開設された世界情報センターや、飯島町の草の根技術協力などの取り組みをテーマにしたワークショップや意見交換会などが行われる。 -
何か変??・・、電柱に信号機が
何か変なことに気付きましたか?‐。宮田村北割区の広域農道交差点に設置する信号機1機の支柱が、交通事故によって倒れ、応急処置で近くの電柱を支柱がわりにして稼動している。「電柱に信号。何かおかしいね」など、発見した一部の村民の間で話題になっている。
現場周辺は交通量が多いことから信号機を稼動する必要があり、警察や村などが中部電力に電柱への信号機仮設置を要請。先月末から使用している。
「電柱を支柱のかわりにするなんて、聞いたことがない」と複数の関係者。
支柱を立て直すまで、あくまでも緊急的な代用だが「珍しいし、記念写真でも撮っておかないと」と話す近所の人もいた。 -
横断注意、新たなデザインで
宮田村は1日までに、交通事故の危険性が高い村道2カ所に新たなデザインの「横断注意マーク」を路面敷設した。オレンジと青の目立つ配色で、子ども2人が道路横断している様子を図柄化。両路線は児童、生徒の通学路などにも使われており、ドライバーに安全運転を促していく。
広域農道と国道153号を結ぶ北割区の村道に設置。付近は大きな工場の前で大型車両を含めて頻繁に通行量があるほか、駐車場を出入りする車も多い。
もう1カ所は大久保区内で、道幅が狭く、県道から流入する車両が増加傾向。近くには新たな住宅団地もある。
ともに地元から対策を求める要望が強かった地点だが、村総務課生活環境係は「効果を見ながら、今後の設置は検討していきたい」と説明した。 -
信大農学部、構内農産物直売所の情報を発信するホームページの開設
構内農産物直売所を一般の人に広く活用してもらおう竏窒ニ、南箕輪村の信州大学農学部はこのほど、学内でつくった農産物などを販売している「生産品販売所」のホームページを開設した。ホームページには、その日の店頭に並んでいる野菜の種類、価格を掲載。8月からは、ダチョウの卵の予約販売も受け付けていく。
同学部は、教育実習の一環として学生などが作った農産物を直売所で販売しており、その代金を収入としている。
直売所には、その日の朝収穫した野菜のほか、加工ジュースなどが並んでおり、価格は市価より安くなっている。
現在はピーマンやナス、カボチャなどが並んでおり、多い時には10品目ほどが並ぶという。
生産品販売のホームページは(http://karamatsu.shinshu-u.ac.jp/start_jp.htm)
ダチョウの卵にかんする問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
湘南やまゆり学園・自然体験教室
神奈川県内に8つの幼稚園を持つ、湘南やまゆり学園(小山昭雄理事長)は7月30日竏・日、伊那市西春近の日本幼稚園村で自然体験教室を展開した。最終日は、地元のそば打ち名人の実演を見学し、出来上がったそばに舌鼓を打った。
10年以上続く恒例に、約260人の園児らが参加。市内にある、はびろ農業公園「みはらしファーム」での乗馬や、小戸沢川でのマスつかみなどの体験に胸を躍らせた。
伊那市そば打ち名人会の六波羅修実さん(72)=西春近小出=が実演した。名人が生地を切っていくリズムに合わせ、園児たちは大きな掛け声の声援。そばを切り終えると「すごーい」との歓声がわいた。
本年で5年ほど続いている実演に六波羅さんは「やっているほうも楽しい」と喜んだ。
この日は、毎年近くの農家でトウモロコシの収穫も体験。子どもたちは、2つのアルプスの間に広がる自然の中での2泊3日の学習を楽しんだ。 -
伊那公民館 「夏休み、おいで塾」
夏休み中の小学生たちの居場所を提供する、伊那公民館の新事業「夏休み、おいで塾」が31日から、5日間の日程で始まった。公民館に集まった児童らは、宿題や自由研究などの学習のほか、レクリエーションなどをして休日を過し、交流を広げていく。
同公民館管内の伊那小など4小学校の1竏・年生が対象、定員人数30人を上回る52人が参加。長期休業中、子どもだけで生活する家庭が多くなっている現状に対応する目的で企画した。
昼食を持参した児童らは、午前中に自主学習をし、午後はニュースポーツ体験や工作などをして生活。指導は公民館職員など、元小中学校教師のボランティア14人が日替わりで受け持つ。
午前中、児童たちは仲間や講師から助言をもらいながら自主学習。伊那東小2年の中山亮君は算数の宿題に取り組むが「運動が楽しみ」と、午後のスポーツ体験が待ち遠しい様子だった。
武田登公民館長は「上級生は下級生の面倒を見てほしい。学校も違う、異年齢の集まりの中で体験できることが大切」と話していた。 -
【記者室】放置自転車整理
駅の駐輪場に放置されている自転車の整理作業があった。箕輪町内の駅3カ所で合計37台。持ち帰りを求める警告札を付けた後、実際に持ち帰ったのはわずか1台。結局36台もの自転車を町が回収した▼年1回の整理作業で、昨年と台数はほぼ同じ。毎年30台を超える自転車が放置されているのが現状だ。警察によると、盗んだ自転車を放置するケースもあれば、使えなくなって捨てているケースもあるという。防犯登録によって判明した持ち主に引き取りを求めても、なかなか取りに来てくれないようだ▼自分の足として利用し、大いに役立っていたであろう自転車を、所有者は責任持って片付けるべきだろう。処理の面倒さから公共の駐輪場に放置するのは論外である。(村上記者)
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農村生活マイスター、「輪の会」が収穫喜ぶ
南箕輪村の農村生活マイスターと、農業と食を考える「輪の会」は7月30日、大泉川南のほ場で栽培しているジャガイモや枝豆などを収穫した。
農作業体験を通して、収穫や食べる喜びを味わおうと、新しく企画した「作って食べよう!みんなの畑」の第2回。ほ場では、コンニャクイモ、インゲン、トマト、スイカ、カボチャなど10種以上を栽培していて、初回の5月に種まきや苗植えをした。
この日は約10人が参加し、トウモロコシやジャガイモなど、立派に実った野菜を収穫。採れたてを蒸して味わい、収穫の喜びをかみ締めた。
次回は10月下旬に、サツマイモやコンニャクイモを収穫する。サツマイモはその場で焼きイモにして食べ、コンニャクイモは年末ころに予定している最終回でコンニャク作りを計画している。 -
飯島地区戦没者慰霊祭
飯島町の飯島地区は30日、戦没者慰霊祭を招魂社で開いた。関係者約10人が参列し、玉ぐしをささげるなどして戦没者の霊を慰めた=写真。茅野建夫宮司の祝詞が響く中、参拝者らは頭を垂れて戦没者の無念に思いをはせながら、平和の世のありがたさをじっとかみしめていた。
招魂社には西南の役から太平洋戦争までの飯島地区出身の戦没者約280柱の魂が祭られている。 -
箕輪町松島
天竜川堤防決壊個所の緊急復旧工事完了7月の梅雨前線豪雨により決壊した箕輪町松島の天竜川堤防の緊急復旧工事が31日午後3時、完了した。国土交通省天竜川上流河川事務所が発表した。
緊急復旧工事は、被災前の堤防機能を確保するためのもので、盛土、連節ブロック張り、舗装などを施した。
同事務所は工事完了により、18日午後10時から継続していた非常体制を解除した。 -
ながた自然公園営業再開
一部施設を除き利用可梅雨前線豪雨により被害をうけた箕輪町長田のながた自然公園が、一部施設を除き営業を再開した。
利用できるのは、マレットゴルフ場「ながたコース」、テニスコート3面(北側ナンバー5、4、3)、キャビン、ツリーハウス、テントサイト、アスレチック、焼肉場。
マレットゴルフ場の自然公園コースは利用できない。
自然公園内にはまだ危険個所が何個所かあるため、みのわ振興公社は、「立ち入り禁止区域には絶対に入らないでください。区域外でも雨の日は特に注意してほしい」と呼びかけている。
また、マレットゴルフ場の混雑が予想されるため譲り合ってプレーしてほしい-と協力を求めている。
公社が管理するかやの山荘、かやの高原の利用再開は未定。