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200万本のコスモス見ごろ
飯島町上の原の約4ヘクタールのコスモス畑では、200万本のコスモスが見ごろを迎えている。伊那谷最大規模。
秋咲きの大輪を中心に、黄花コスモス、新品種のイエロークリムソンキャンパス、シェル咲きなど多彩。
コスモスまつりは15、16日、ミニコンサートやコスモスカルチャー、摘み取りなど予定する。 -
箕輪町松島保育園年長児がお年寄りと交流
箕輪町の松島保育園年長児は7日、いきいきセンターを訪れ、町内の65歳以上を対象にした「いきいき塾」の利用者と踊りやゲームで楽しく交流した。
松島保育園は毎年、いきいき塾を訪問している。今年の交流1回目で、年長3クラスのうち、ぱんだ組の20人が訪れた。
利用者15人の前で大きな声であいさつした園児は、運動会で踊った「グッド・デイ」というリズム体操を元気いっぱいに披露。利用者と園児が交互に並び、「手のひらを太陽に」の歌に合わせて互いの肩をたたいたり、手をつなぐ遊びにも歓声を上げて熱中した。
「手ぬぐい送りゲーム」は、4つのグループに分かれ、首にかけた手ぬぐいを縛り、手を1回ポンとたたたいたら手ぬぐいをほどいて次の人に渡し、速さを競うゲーム。利用者は、まだ上手に縛ることができない園児の手助けをしたり、園児が利用者の首に手ぬぐいを縛ってあげる姿もあり、和気あいあいと楽しんだ。 -
県番組コンクールで伊那市有線が最優秀賞
伊那市有線放送農業協同組合は、05年度番組コンクール審査会(県情報ネットワーク協会主催)の企画番組の部で最優秀賞に輝いた。昨年に続く受賞。今月下旬に開かれる全国審査に県代表として出品される。
作品は「今日の一冊窶柏lの心を大切に」で、東春近の大沢美己さん著書の絵本「うそ、ついちゃった。」を取り上げた。主人公の女の子がおかあさんにうそをついたことに心を痛めながら、素直に打ち明ける話。大沢さん自身の朗読に加え、「子どもの気持ちが伝わってくる」など本を読んだ母親らの感想、小学生のうそをついた体験、市少年相談室相談員の子どもの接し方などを10分間にまとめた。
制作した放送課の唐沢英恵さん(25)=南箕輪村北殿=は「『人の心』を柱にしたが、どういう声を拾えばいいのか、構成に時間がかかった」と絵本を言葉で伝える難しさを実感したという。初めての出品で「受賞は本当にびっくり。アナウンスはまだまだで、これからの励みになる」と喜んだ。
コンクールには10点の応募があり、企画、構成、表現技術を基準に審査。
「今日の窶煤vは7月に放送したものを、コンクール用に編集した。働き始めて2年目の唐沢さんは9月初旬から制作に取りかかり、昨年、全国審査で優賞を受賞した先輩に相談しながら仕上げた。 -
ベル伊那で清水富美さんの個展「染付けのうつわ展」 11日まで
北佐久郡軽井沢町出身の陶芸家・清水富美さん(31)の個展「染付けのうつわ展」は11日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。マグカップ、湯のみ、小鉢などの生活食器を中心に、磁器や半磁器100余点を展示販売している。
同ホールでの個展は2年ぶり2回目。今回は磁器作品を加え、「陶額」と呼ばれる壁掛け飾りにも挑戦した。
作品は、青色の顔料「呉須」で染付けする伝統的技法を踏まえ、唐草、雪輪文、祥須などの古典的模様を自分なりにアレンジして絵付け。白地の磁器に、鮮やかな青色、新鮮な模様は見る人を魅了している。
器は使われることを想い、形やたたずまいの美しさに心がけて作陶。「食器を洗うときでも楽しんでもらいたい」と、皿にしても裏側にまで模様を描き、購入者を飽きさせない工夫もしている。
清水さんは都内の学校で3年間陶芸を学んだ後、96年、軽井沢町に築窯。現在は、長野県を中心に、東京、静岡で個展などの活動を展開している。
「実際に使うものなので、手に持って感じてほしい」と来場を呼びかける。
午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。 -
村保育園児が地元老人クラブとミニ運動会
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)で6日、園児と未満児44人が、市野瀬老人クラブのお年寄りと交流した。
毎年、年4回ほど各地区の老人クラブと交流の場を設け、園児たちの思いやりの心をはぐくんでいる。今年は3回目で、9月にあった運動会の様子を再現して紹介しようと、ミニ運動会を企画した。
全7プログラムで、各クラスの踊りや組体操などを披露。お年寄りと玉入れ競争をしたり、「ふるさと音頭」を一緒に踊って楽しんだ。
同クラブの一人(84)は「普段は園児たちとふれあう機会がないから、楽しませてもらった。かわいくてしょうがいない。素直で明るく育ってほしいね」と話していた。
次回は12月、非持地区の老人クラブとのクリスマス会を予定している。 -
起伏激しいコースに挑む
高遠高校で7日、第37回強歩大会があった。秋晴れのさわやかな天候の下、生徒たちは起伏の激しいコースを走ったり、歩いたりを繰り返して、完歩を目指した。
学校を発着とし、男子は長谷村の非持山を通り、荊口の赤坂で折り返し。宮原から国道152号に抜け、中条集会所へ迂(う)回して戻る30キロ、女子は宮原で折り返す24キロ。今年は国道152号に抜けた後、中条集会所を回る6キロ増やした新たなコースに臨んだ。
生徒たちは首にかけたタオルで汗を何度もふき、仲間と励まし合って、過酷なコースを駆け抜けた。男子の1位は2年の大村英樹君と1年の伊藤大貴君が2時間34分で同着。女子は1年の埋橋美香さんが2時間21分でトップでゴールした。
同校によると、62(昭和37)年に、女子は杖突峠登り口までの往復30キロ、男子は、旧藩時代の先哲坂本天山が「進徳館の実学」と門下生に駆けさせた、杖突峠を越え、岡谷、辰野、伊那を通る80キロをコースに初めて開催。その後の9年間はなく、71(昭和46)年に再開して以降、毎年恒例となっている。 -
伊那まつり写真コンテスト表彰
第33回伊那まつり写真コンテストの表彰式が5日、市役所であった。伊那まつり委員会会長の小坂市長が入選者10人にトロフィーなどを手渡した。
コンテストには、市内や近隣市町村などから79点の応募があり、9月上旬の審査会で推薦1点(賞金3万円)、特選1点(1万円)、準特選3点(5千円)、入選20点を決めた。
推薦作品は、主婦蜷川靖子さん(65)=日影=の「ゆかたでオーレー」。「遊ingビレッジ」で「マツケンサンバ」を踊る浴衣姿の子どもたちの生き生きとした表情をとらえた。
カメラ歴5年の蜷川さんは「かわいい子どもたちがリズムに合わせて真剣に踊る姿にひかれて写真を撮った」と喜んだ。
小坂市長は、他イベントへの積極的な参加を呼びかけた。 -
中部電力長野支店伊那営業所 営業課主任 北原美和子さん(45)
日本電信電話ユーザ協会伊那・駒ヶ根両地区協会が主催する05年度電話応対コンクール地区大会(9月9日・伊那市、かんてんぱぱホール)で優勝した。 今年の7月に飯田支店(当時)から移動。それまで総務をしていて、お客と直接かかわる営業の仕事は6年振り。ブランクも長く、不安があった。
「初めて参加したが、とても良い経験になった。コンクールに向けて練習する中で学ぶことも多く、ステップアップにもつながった。営業を頑張っていく自信もついた」
◇ ◇
コンクールは8事業所から19人が参加した。
今年の問題はピザ屋の店員として、商品を注文してくる相手からの電話に応対をする設定。模擬対応者の返答は決まっていて、それに合ったスムーズで無理のない自然なシナリオ作りをすることが課題となる。
信越放送報道局アナウンス部長の久保正彰さんら4人が音声表現力、コミュニケーション、サービスマインドなど5項目を基準に審査した。
◇ ◇
「シナリオは自分で作るのだから、実際の業務に役立つのかな」と、最初は練習はコンクールのためのものとして考えていた。しかし、同じ原稿を読むなかで、1回目、2回目、今日、昨日と、自分の声を比較。笑顔で話したり、あいさつも会釈をしたり窶狽ネど、相手が目の前にいるようイメージすることで声の表情が変わることを再確認した。
「今までも意識して業務に取り組んでいたつもりだったが、練習中に自分の応対を分析して、改めて大切だと感じた」
◇ ◇
時代の移り変わりから客の要望も多種多様に変化している。相手が急いでいることも多く、電話応対は要求内容をいち早くつかみ、スピーディーに対応、と同時に相手を思いやる親切さが必要。電話は特に、声の雰囲気などから第一印象を植えつけてしまい、企業イメージを作ってしまうという。
「電気がどこでも買える時代がいつくるか分からないので、コンクールで得た経験を生かし、中部電力をお客様に選んでもらえるよう電話でイメージ作りをしていきたい」
◇ ◇
21日に新潟県である信越ブロック大会に出場。各地区代表50人が電話応対の技術を競い合う。
問題は地区大会と同じだが、シナリオは暗記しなくてはいけない。自主練習は通勤中の車の中など、時間を見つけては毎日やることを心がける。
見えない相手をイメージ。スピーディーで相手を思いやる親切な応対を心がけ、優勝を目指す。
「せっかくチャンスをいただいたので今度の大会も頑張りたい。今までの経験を生かし、本番はピザ屋さんになり切ります」 -
高遠町で高齢者慰安会
高遠町高齢者慰安会が5日、町文化体育館であった。65歳以上の高齢者2482人のうち約450人が集まり、演芸などを楽しんだ。
伊東町長は「高齢化率が34・8%。元気の出るまちづくりには、寝たきりなどにならないで生活できる健康寿命を長くすること。検診を積極的に受けて」と呼びかけた。また、来年3月の伊那市・長谷村との合併にも触れ、町政への支援を求めた。
祝宴では、参加者同士が会話を楽しんだり、酒を酌み交わしたりして親ぼくを深めた。
演芸もあり、公民館などで活動するグループがエアロビクスや舞踊、演歌体操など15プログラムを披露。「高遠さくら悲恋」「野菜ソング」などの演目で楽しませ、参加者から「花」が飛んだ。
また、町が主催したコスモスコンテストに応募し、入賞した町老人クラブ連合会の各地区の表彰式もあった。 -
開業26年の感謝を込めて 記念乗車券8日から4千枚限定発行
南アルプス林道を走る長谷村営バスの仙流荘営業所は、村が来年伊那市・高遠町と合併し、村営バスの名称が変更するため、「開業以来26年間の感謝を込めて」、仙流荘窶薄k沢峠間の記念乗車券を発行する。
中央アルプスを背景に、開業した80(昭和55)年当時の舗装されていない林道を25人乗りバスが運行している様子の写真を乗車券に添付し、裏面は南アルプスの山々を記載。8日の第1便から4千枚限定で発行する。
記念乗車券の発行は、開業から8年ほど鹿嶺高原から望む駒ケ岳の様子など数種類の写真を添付して発行して以来。「村営バスの名前も定着し、多くの人に愛され、無事故で運行することができた。感謝とともに、新たな気持ちで運行していきたい」と話す。 -
正月を飾る福寿草の鉢植え
飯島町の飯島町中央公民館は4日、24人が参加し、文化館創作室で山野草講座を開いた。伊那市のしなの蘭草園の五十嵐晃さんを講師に、正月を飾る福寿草(ふくじゅそう)の鉢植えと、大文字草(だいもんじそう)の石付けを作った=写真。
福寿草の鉢植えは、深鉢にゴロ土、配合用土を入れ、芽を上に、根を広げ、配合用土をかぶせた。
五十嵐さんは「12月に窓辺の温かい場所に置くと、正月に花を見ることができる。花後は3月ころ、地上に戻すといい。福寿草は乾燥に弱く、休眠期が長いため、通年の鉢栽培は難しい」と話した。
この後、植え穴の開いた軽石に、ピンクの大文字草とセキショウをバランスよく植え付け、山ゴケをはり、石付けを完成させた。
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年賀はがき搬入
06年のお年玉付き年賀はがきが5日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(矢島和一郎局長)に搬入された。トラックで到着したはがきはダンボール箱2358箱。待ち構えた局員らの手でコンテナから局内に次々に運び込まれた=写真。
同局に搬入された無地、インクジェット、絵入りなどの年賀はがきの枚数は市内と飯島町、中川村の特定局の分も含め131万6千枚。需要の減少に伴い、昨年より44万4千枚、率にして約25%少ないが、印刷業者向けの4面連刷を含めると昨年比238万8千枚増の943万2千枚。
発売は11月1日、差し出し受け付けは12月15日から。お年玉の賞品は1等がハワイ旅行、ノートパソコンなど5点、2等がデジタルカメラ、腕時計など5点、3等が地域の特産品、4等が切手シートとなっている。 -
保科正之「NHK大河ドラマ化」署名
1942年の高遠国民学校入学生らでつくる同窓会「ふるさと高遠会」は、保科正之公の「NHK大河ドラマ」実現に向けた署名活動に協力しよう窶狽ニ3日、伊東義人高遠町町長に150人分の署名を届けた。伊東町長は「夢の実現のため、さらに和を広げていってほしい」と感謝した。
ふるさと高遠会は、51年に高遠中学校を卒業した人が集まる。9月26日に高遠さくらホテルであった「古希(70歳)のお祝いの同総会」の参加通知に署名簿を添付し募った。
署名は3日現在、14万9千858人分集まっている。 -
手良中坪 自慢の芸熱演 区民集い交流
伊那市手良の中坪公民館でこのほど、演芸大会があった。地元住民約150人が集まり、次々と展開するダンス、詩吟、独唱、寸劇などを楽しんだ。
演芸大会は昭和30年代まで青年会が開いていたが、時代の流れと共に中止。昔のように皆で盛り上がりたい窶狽ニ、地域の有志でつくる実行委員会が5年前に復活させた。
園児によるかわいらしいダンスの「マツケンサンバ」、振り付けにこだわりを見せた「勘太郎月夜唄」など全17プログラム。知人や家族の晴れ舞台を撮影しようと、カメラを構える観客も多くにぎわった。
カラオケは、男女2人が・ス思い出の衣装・スにふんし「高校3年生」「学生時代」などを歌った。男性は金髪のかつら、口にはタバコをくわえて登場。司会者の「昔は不良だったそうです」との紹介に笑いが起きた。
また、この日は公民館に隣接している中坪神社で、のぼりを立てて例大祭があった。のぼりの竿(さお)2本の腐食が進み、有志からの寄附でヒノキの竿に50年ぶりに更新した。 -
富田神社で例大祭
箕輪町富田の富田神社例大祭がこのほど、境内などであった。区民らが、富田経営者の会(白鳥和夫会長)によるそば、きのこ汁の出店、パソコンゲームコーナーなどの多彩な催しを楽しんだ。
経営者友の会は、地域活性化事業の一環として、区民の親ぼくや子供たちの良き思い出作りを目的に自主参加。4年目の今年は、カラオケ大会などの新企画を盛り込み、魅力ある祭りづくりを目指した。
生花や、玩具を販売する出店、テニスボールを的に当てるゲームコーナーなどを設置したり、踊りをたしなんでいる会員が扇子や鈴を手に踊る「奉納の舞」を披露した。
また、同地区の小学生でつくる「子供みこし」は2基が出動。区内を練り歩き、にぎわいを見せた。 -
循環バスに新車両
長谷村は従来のJR定期路線バスを村営化し、本年度、本格運行を始めた循環バスの車両を2台導入し、5日、納車式をした。
車両は紫色に村のイメージキャラクターの孝ちゃんがデザインされている。交通バリアフリー法に適合し、要車いす者も乗降車が可能。乗車席は13座席、乗車人数は37人。購入費は約2800万円。
JRバス関東に委託し、平日は1日10便、うち2便は非持山経由で運行する。ダイヤは高遠駅から伊那市内へ向う便に接続するよう組まれている。
従来は過疎地域で利用が少ないことから、民間バスは便数、ダイヤを改廃せざるを得ず、その状況がバス利用離れにつながっていた。村は高遠町高遠駅から伊那里までの既存路線を杉島まで延長し、利用者の実態とニーズを把握するため、昨年10月から今年3月末まで試験運行をした。
式で宮下村長は「高齢化が進み足の不便さあり、高校への通学や南アルプスへの交通の便など総合的に足の確保ができた。事故のない安全な運行をしていきたい」と述べた。 -
南ア玄関口にふさわしく
長谷村が、非持にある道の駅「南アルプスむら」を増改築して計画する地場産業振興施設と、道の駅と国道152号を挟んで反対側に、まちづくり交付金事業で建設する村営住宅の安全祈願祭が3日あり、宮下村長をはじめ、村議員、請負業者ら20人余が出席した。
地場産業振興施設は、食事ができるよう40席ほどの食の提供コーナー、市野瀬にある農産物加工施設のみそ、漬け物などの食品を売る地場産品販売コーナー、24時間制のトイレを設ける。総事業費約8千万円。
村営住宅は既存の村営住宅2棟に隣接して、木造2階建ての世帯向け5棟10世帯分と、平屋建ての単身向け1棟2世帯分を建設し、若者の定住促進を図る。外観は「自然に溶け込む色」(村建設課)にする。06年1月末の完成、同3月ごろからの入居を目指す。
総事業費は約1億4千万円。
宮下村長はあいさつで「大きな望みをかけて取り組む事業。南アルプスの玄関口としてふさわしい建物になれば」と述べた。 -
大きなアケビ一房に6個
伊那保育園園長の中山昌明さんが南箕輪村南原の畑で栽培しているミツバアケビが鮮やかな濃紫色の立派な実をつけた。長さ15センチ、周囲(太さ)6・5センチ、重さ250グラムほどの実が一房に6個実り、「非常に珍しい」という。
ミツバアケビは落葉性のツル植物で、多数の雄花、基部に数個の雌花がつく。中山さんによると、雌しべが3窶・本で果実も最大6個つくが、栄養分を奪い合うため、通常は同じ大きさで良い状態の果実が実るのは2、3個。6個は非常に珍しく、「運がよかったのだろう。ギネスブックに載るんじゃないかってくらい見たことがない」と興奮気味に話す中山さん。
信州大学農学部の教授だった約10年前、学生と横山に行った際に採ったアケビの種をまいた。せん定して日当たりの良い状態にし、実がなる時期や味などから育ちが良いものと悪いものを識別し良好なツルだけを育ててきた。
中山さんは「肉厚で、果肉も甘い。昔は良く食べたもの。皮も調理次第で食べることができる。食文化の時代、家庭などでアケビを調理に活用してくれればおいしさが伝わる」と話していた。 -
39人熱い対局
日本棋院上伊那支部(神田福治支部長、88人)は2日、秋季囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。小学1年生から80代までの愛好者39人が腕を競った。
対局は3段以上のA級(23人)と、2段以下のB級(16人)のクラス別による戦い。碁盤をじっとにらみつけ、「まいったな」と相手の戦術に頭を抱える姿もあれば、小学生も大人に交じって対等に戦う対局もあった。 -
箕輪陶芸研究会第13回陶芸展
箕輪陶芸研究会(28人、木下三喜男会長)の第13回陶芸展は1、2日、箕輪町の松島コミュニティセンターであった。会員の作品約100点が並び、来場者は1点1点足を止め、じっくりと鑑賞していた。
1人3点を出品。つぼ、花器、皿、茶わん、鉢、ランプなど部屋に飾るものから実用品まで秀作、力作が並んだ。
会員は個々に作品づくりに励み、月2、3回、釜焼きのときに顔を合わせて研究し合う。研修旅行で県内はもとより国内各地の陶芸の町や窯元も訪ねて学ぶ。会員の3分の1は陶芸歴3年くらいだが、「経験の長い人とほとんど肩を並べるくらいにレベルアップし、全体に技術が上がっている」という。
昨年同様、会員作品のチャリティー販売もあった。昨年は収益金を伊那市富県のたかずやの里と箕輪町社会福祉協議会に寄付した。今年も社会福祉のため福祉施設などに送る予定。 -
箕輪町消費者の会学習会で鍋帽子作り
箕輪町消費者の会(58人、唐沢順子会長)は29日、箕輪中部小学校の家庭科室での学習会で、家庭に眠っている布を利用して省エネに役立つ保温力抜群の鍋帽子づくりをした。
会員だけでなく一般も対象にした年1回の学習会で、25人が参加した。
鍋帽子は、鍋で煮物などをして味をしみ込ませたいときや、遅く帰ってきた人に温かい料理をすぐに出したいときなどに、ガスで温め直さなくても鍋帽子をかぶせておくと熱々の状態で食べられるというもの。「家庭にある布をリサイクルし、ガスを使う時間を減らすことで省エネにもなる」と紹介した。
事前に1度講習した役員が、学習会で講師役になって参加者に教えた。ウールや木綿の布を使い、鍋をのせる丸い鍋座布団を作り、続いて鍋にかぶせる帽子をドーム型に縫った表布と裏布の間にポリエステル綿を縫い込んで作った。
一般の参加者は、「自分ではなかなかできない。ちょうどいい機会で作ることができてよかった。さっそく家で使う」と話した。 -
みのわ祭り実行委員会反省会
箕輪町発足50周年記念2005みのわ祭りの実行委員会反省会がこのほど、松島コミュニティセンターであり、各部会や区の反省事項を報告した。
50周年記念イベントの「東京よさこい」は▽盛りあがってよかった。町でも「よさこい」をやってはどうか▽全町民からすると少数しか見ていない。町民が楽しむ町民の祭りなので今後は必要ないのでは-、「手筒花火」は▽みのわ手筒会と庄内地区む筒会の共演で迫力があり、花火の構成にも工夫があり盛りあがった-などの意見があった。
今年作成した新しい振付の「ワクワクダンシングII」については、「多くの参加者が踊ってくれて、参加団体も増え、効果があったのでは」との意見だった。
区からは、▽自分たちが参加して盛り上げる祭りなので招致イベントはいらない▽みこしは電飾をほどこしてあるので暗くなってから、バイパスイベントの最後を飾るのがよいのでは▽行政主導ではなく民間主導の祭りを考えてはどうか-などの意見が多かった。 -
高遠郵便局「振り込み詐欺」未然に防ぎ感謝状
「振り込め詐欺」を未然に防いだ高遠郵便局(高遠町西高遠)に対し、伊那警察署は3日、感謝状を授与した。同署を訪れた小林研二局長は「被害も高額になり、関係部署の中でも問題になっている。お年寄りには特に声かけなど、注意を呼びかけていきたい」と話した。
9月9日午後2時05分ころ、72歳の女性が窓口を訪れ、約50万円の定期預金を解約。女性がすぐに立ち去ろうとせず、落ち着きのない様子を見せていたので男性局員が不審に思い、事情を聞いたところ「東京の弁護士と名乗る男から電話があり、孫が酒を飲んだ際に女性に手を出し妊娠させた。350万円を振り込めば示談になる」とのことだった。
局員の説得により女性が孫に連絡をとり確認した結果、詐欺と判明し被害を未然に防いだ。
伊那署では4月以降、金融機関に対し「振りこめ詐欺」防止の感謝状を贈呈したのは6回目。
1月から6月までの管内の振り込め詐欺の発生状況は23件で昨年同期と比べ14件増、被害総額は約4600万円で3480万円増加した。振り込め詐欺のうちでも「融資保証金詐欺」が最も多い16件(前年同期比12件増)だった。 -
伊那ビジネス専門学校 IT実務科に20人が入校
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢清美校長)で3日、IT実務科の入校式があった。伊那市、駒ヶ根市などから20人が入校。3カ月間の期間中、ビジネスマナーを中心に、実務に必要なパソコンの基礎などを学ぶ。
IT実務科は厚生労働省が進める「民間活用委託訓練」の一環として、県伊那技術専門校と伊那公共職業安定所が同専門学校に委託して開設。IT実務にかかわる知識を学び、就職に優利な資格の獲得を目指す。
入校式で三沢校長は「ここでの3カ月間は、これからの何十年を支える大切な学習期間なので、努力してほしい。友人、家庭、先生の支えを得て、休みなく講義に出席することが学習のコツ」と励ました。 -
「まほらいな市民大学」第8期生入学式
伊那市の「まほらいな市民大学」第8期生の入学式が4日、市駅前ビル・いなっせであった。今年度は前年度より9人多い73人が入学。これから始まる学校生活に期待と不安を胸に、2年間の学習に励むことを誓った。
小坂樫男市長は「人と自然に優しい活力ある町づくりの先導者として期待したい。出会いを大切に、お互いに健康に気をつけ、学習に努力してほしい」と式辞を述べた。
学生会副会長の唐木利章さんが「友との出会いに感謝し、学生としての誇りと責任を持って、有意義な学生生活になるように」と歓迎のあいさつ。入学生代表で中川泰さん(61)=富県北福地=は「人の和、心の和を広げ、友情を深めて学習にはげむことを誓う」と意欲を見せた。
つれづれ遊学舎主宰の武田徹さんの講演「ゆったり人生・いきいき未来」も聞いた。
現在の学生数は137人。今期は高遠町、長谷村の歴史、文化を学ぶほか、伊那市寺社めぐり、修学旅行、学生交流会を予定する。 -
上伊那医療生協「まつり」
上伊那医療生活協同組合は2日、健康増進と交流を目的としたイベント「5000人健康まつり」を箕輪町町民体育館で開いた。漫才師「正司敏江・玲児」の漫才ショーや、伊那市富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」の公演、おでん、五平もちなどの出店も出て大勢にぎわった。
今年は、来年4月オープンを目指し建設が同町で進んでいる「上伊那生協病院」の建設記念と合わせて盛大に開催。屋外には50店余の屋台が並び、豚汁の無料サービスのほか、健康チェック、体力測定コーナーなどを設けた。
ステージプログラムは、歌手のきたがわてつさんが「平和コンサート」と題してギターで弾き語り、観客を魅了した。 -
伊那郵便局に年賀はがき到着
11月1日、全国一斉に販売する06年用お年玉付年賀はがきが4日、伊那市坂下区の伊那郵便局(藤原良明局長)に到着した。昨年は購入者の要望から多めの在庫を確保したが、今年は例年の販売実績をもとに、51万2千枚少ない256万8千枚とした。
内訳は、無地が57万6千枚、インクジェット用158万4千枚、絵入り(信越版)9万6千枚、4面連刷7万8千部の31万2千枚。絵入りは山と黄色い花を描いた「春の訪れ」と題した作品を印刷している。
到着した年賀はがきのうち59万4千枚は伊那局販売分。残りは市内や南箕輪村、高遠町、長谷村、宮田村など近隣郵便局18局に搬送した。
販売は11月1日(4面連刷は10月18日)から来年1月10日まで。 -
柴・紀州・四国…自慢の日本犬170匹集う
日本犬保存会長野支部は2日、05年度秋季展覧会を伊那市横山の鳩吹公園で開いた。県内をはじめ、千葉県、群馬県、京都府など全国各地から柴犬や紀州犬、四国犬約170匹が集まり、愛犬家が自慢の犬を披露した。
展覧会では、小型犬と中型犬別に、雄雌、年齢別に日本犬標準に沿って品評。毛並みや歯並び、顔立ちのほか、歩く姿勢などを審査員が入念にチェックし、順位を決めた。
格好よく前を向いて立つ犬のなかには、落ち着きのないようすの犬もいて、幾度となく指示を出す飼い主の姿もあった。上位に食い込んだ飼い主の一人は「自分の子どものようにかわいい」と愛犬の全身をなでていた。
南沢文晃実行委員長は「飼い主の飼育が行き届いているせいか、鍛錬され、評価が高い犬が多かった」と講評した。
展覧会は年2回、会場は県内4地区で持ち回りで開いている。 -
ダリア色濃く鮮やかに
中川村葛島の農産物直売所「かたつむり」の2アール余のダリア花壇は見ごろを迎え、来店者の目を楽しませている=写真。
赤、白、黄色、ピンク、オレンジの5種類600株のわい化ダリア。
春、挿し芽で増やし植え付けた。夏の間、ポツン、ポツンと咲いていたが、涼風が立ったとたん、花数が増え、花色も冴えてきた。 -
箕輪町で独り暮らしの方のためのお手軽クッキング
箕輪町と町社会福祉協議会は29日、「独り暮らしの方のためのお手軽クッキング」を保健センターで開いた。参加者25人は和気あいあいと手際良く調理し、会話も楽しみながら昼食を共にした。
メニューは、れんこんだんご、3色ナムル、キノコのミルクスープ、ひじきごはんの4品。レンコンをたたいてつぶしたり、シメジやシイタケをいためたり、グループに分かれ協力しあって調理した。
参加した女性は、「独りだから料理を失敗しても怒る人もいないけど、上手くできてもほめてくれる人もいない。皆でやると楽しい」と話していた。
町食生活改善推進協議会による食についての話では、健康を維持して長生きするための献立を考え、▽加糖はすぐ脂肪に変わるため果物は控える▽たんぱく質(肉と魚)を献立に入れる▽便通を良くするため野菜を摂る-などとアドバイスした。
食事後は、ボランティアと一緒にレクリエーションもあり、皆で楽しく交流した。