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上戸 大文字(でえもんじ)の飾り物づくり
伊那市西箕輪上戸の小正月の伝統行事、「大文字(でえもんじ)」を前に、飾り物作りが、6日の夜、上戸公民館で行われました。 この日は、大文字を運営する、実行部の役員14人が集まり、道祖神に飾るしめ縄や、竹ひごに色紙を巻きつけた花飾りを作りました。 上戸のでえもんじは、300年前から行われているといわれ、1年間の厄よけや、家内安全、五穀豊穣を願うものです。 しめ縄作りは、ベテランの人から、左回りに縄をなうなどの手ほどきを受けながら行われました。 花飾り作りは、手馴れた様子で作業を行っていました。 これらは、でえもんじを建てる14日の早朝に飾られます。 大文字には巾着袋も飾られ、当日までに各戸で作ることになっています。 上戸のでえもんじ建ては、14日の朝5時から行われ、20日までの1週間、上戸区の辻に飾られることになっています。
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小中学校で3学期始業式
上伊那地域の21の小中学校で7日3学期の始業式が行われました。 伊那地域の今朝の最低気温はマイナス2・9度と3月中旬並みの暖かい朝となりました。 箕輪町の箕輪中部小学校では防寒着を着込んだ児童たちが白い息をはきながら登校していました。 中部小学校の児童数は、673人と上伊那では南箕輪小学校、赤穂小学校に次いで3番目に大きな小学校です。 12月27日から1月6日まで11日間の冬休みがあけました。 3年1組の教室では、通知表や冬休みの宿題を担任に提出していました。 6年4組の教室では、新年の挨拶をしたあと、担任が子供達に「卒業まであと47日。今年は中学校へ入学という人生の大きな節目を迎えるので、この一年間を大切に過ごしてほしい」と話ました。 体育館では、全校児童が集まり、始業式が行われました。 式では5年生の北原佑香さんが3学期に向けての抱負を発表しました。 北原さんは「何事も進んで、力強く取組み、当たり前の事をあたりまえにできる6年生になれるよう準備したい」と話しました。 岡田誠(まこと)校長は、新体操選手の映像をスクリーンに写しながら、「目標、夢を掲げ精一杯努力する事が強い自分を作る。今年は自分を信じてチャレンジしてください」と子どもたちに呼びかけていました。 上伊那で今日始業式を行ったのは小学校が44校中11校、中学校が14校中10校で、明日ピークを迎えます。
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冬休み子ども書き初め教室
冬休みの小中学生を対象にした書き初め教室が27日、伊那市のいなっせで開かれました。 教室には、上伊那の小中学生およそ50人が参加しました。 上伊那地域の書道教室の指導者などでつくる書晋会の会員6人が指導にあたり、子どもたちにアドバイスしていました。
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箕輪町木下の南宮神社 大祓祭
今年も残すところあとわずかとなりました。 箕輪町木下の箕輪南宮神社では、罪や穢れを祓う神事「大祓祭」が27日、行われました。 神事には、木下区の神社総代14人が参加しました。 大祓祭は、毎年6月30日と12月27日の年2回行われていて、この時期に行うものを「師走の祓」や「年越しの祓」ともいいます。 神事では、人間の形をした紙「人形」を使ったお祓いが行われました。 人形に名前と年齢を書き、体をなでて息を3回吹きかけます。 こうすることで、しらずしらずに身に付いた穢れを人形にうつすことができると言われています。 最後に、人形を燃やして灰になるまで見届けます。 箕輪南宮神社では28日、農作物の収穫を感謝する新嘗祭が行われます。
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深瀬人寛さん 長谷小学校児童と音楽で交流
伊那市を拠点に活動しているシンガーソングライター深瀬人寛さんは、25日、長谷小学校を訪れ子ども達と一緒に音楽を楽しみました。 深瀬さんが長谷小学校を訪れ、南アルプス国立公園指定50周年を記念して作られた曲「讃歌長谷」を全校児童と一緒に唄いました。 合唱活動を積極的に行っている事を知った深瀬さんが、子ども達と一緒に音楽を楽しみたいと長谷小学校を訪れました。 この日は、毎月行われている音楽集会の日で、子ども達が歌を披露したほか、深瀬さんもオリジナル曲など3曲を披露しました。 深瀬さんは、長谷小の子ども達の言葉をもとに新たな曲を作る予定です。 今年1番楽しかった事、思い出に残った事をアンケート用紙に記入してもらい、それをもとに歌詞とメロディーをつけます。 来年3月の卒業式までに完成させ、子ども達と一緒に唄う予定です。
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駒工ロボット部 3連覇目指す
来年1月11日に北海道札幌市で開催されるジャパンマイコンカーラリー2015全国大会に、駒ヶ根工業高校、ロボット研究製作部の3人が出場します。 22日は、駒ヶ根工業高校に通う伊那市在住の新井賢人君と中村俊介君、浦野稜也君が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に大会出場のあいさつをしました。 駒ヶ根工業高校ロボット部の全国大会への出場は、7年連続7回目で、平成25年と、26年と連覇していて、3連覇がかかっています。 11月に富山県で行われた北信越大会で、新井君が準優勝、中村君が5位に入る好成績を残し、全国大会の切符を手にしました。 マイコンカーは、プログラムした制御盤で、コースの白線を認識させ各車輪についたモーターを制御します。 コースは当日まで公開されず、その場で、コースにあったプログラムに設定するということです。 白鳥市長は、「ぜひ3連覇して報告にきて下さい」と激励していました。 大会には、2年連続で全国大会出場経験を持つ、3年生で部長の浦野稜也君も同行して、バックアップするということです。
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井月朗読劇 来年9月に6年ぶり上演へ
漂白の俳人井上井月の俳句と解説などを盛り込んだ朗読劇「風狂のうたびと」が6年ぶりに来年9月に伊那市で上演されます。 26日は、脚本となる風狂のうたびとを書いた俳人で井月研究者の春日愚良子さんや演出を手掛ける伊那谷演劇研究所認定アドバイザーの阿部裕吉さんらが市役所で記者会見を開き、内容を説明しました。 井月の主要な作品160句と有名なエピソードを盛り込んで、井月像を浮き彫りにします。 来年9月4日に千両千両井月さんまつりのプレ企画として上演を予定しています。 実行委員会では、朗読者5人、小学4年生から中学2年生までの演技者10人、音響や舞台スタッフ若干名を募集しています。 募集締め切りは、来年1月末で、2月に選考し、3月から伊那市内で稽古がスタートします。 風狂のうたびとは、平成11年からこれまでに3回上演されていて、来年が6年ぶり4回目となります。
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伊那小学校 トップ切って終業式
伊那ケーブルテレビ放送エリア内トップを切って、伊那市の伊那小学校で25日、2学期の終業式が行われました。 式が行われた体育館には、全校児童630人ほどが集まりました。 伊那小学校では、夏休み明けから85日間の2学期を過ごしてきました。 式では、2年生2人と、5年生1人の合わせて3人が、2学期の学習の成果を発表しました。 このうち、5年秋組の原 郁佳梨(いよな)さんは、「授業で発言できない自分を変えようと思い、少しずつ答えることができるようになり自信がついてきた。3学期もがんばり、自信をもって6年生になりたい」と発表していました。 本多俊夫校長は、「1月は、睦月といい、昔から家族睦まじく過ごす月を表します。家族仲良く、触れ合う休みにしてください」と呼びかけていました。 伊那小学校の年末年始休みは、1月7日までの13日間となっています。 伊那市、箕輪町、南箕輪村の小中学校の終業式は26日、ピークとなります。
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伊那中生がご当地お土産を提案
製造業ご当地お土産プロジェクトに参加している伊那中学校は22日シンポジウムを開きプロジェクトのメンバーに自分たちで考えたお土産を提案しました。 伊那中学校は伊那市の魅力を伊那中から発信しようとご当地お土産プロジェクトに参加しています。シンポジウムはアイデアを提案しようと開いたものでプロジェクトのメンバーを学校に招き、自分たちで考えたお土産3点を紹介しました。 このうち「顔面くろっく」は伊那市で発見され国の重要文化財に指定されている顔面付釣手形土器をモチーフにしたものです。 ほかに「がんちゃんのえんぴつけずり」も同じ土器をあしらったもので伊那の歴史や文化に触れてもらおうと考案されました。 また楓の箸置きとデスク用品は伊那中の校章をヒントに伊那の自然の美しさを表しているということです。 シンポジウムではほかにご当地お土産プロジェクトで作っている「サクラコマ」の伊那中版も紹介されました。 プロジェクトのコマはピンクの花びらを5枚使っていますが、伊那中版は青を2枚、黄色を2枚、白を1枚使い、回すと校章の峯楓の色、緑に見えるということです。 伊那中ではプロジェクトの協力でこのコマを制作しこれまでの活動の証とする考えです。 伊那中では今回提案した3つの案のうち生徒のアンケートから1つを選びプロジェクトと共同し3Dプリンターで試作品をつくることにしています。
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高遠高校の生徒 中学生に書き初めの指導
伊那市の高遠高校の生徒が18日、長谷中学校の生徒に書き初めの指導をしました。 18日、高遠高校芸術コースで書道を専攻している1、2年生4人が長谷中学校を訪れ、中学生に書き初めを指導しました。 高校生が自ら教えることで、普段の学習内容を確認したり、年代を超えた交流をしようと、5年ほど前から長谷中学校での指導を行っています。 高遠高校では、22日(月)にも、高遠中学校で書初めの指導をする事になっています。
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木下山車飾保存会 製作本格化
箕輪町の木下山車飾保存会が来年1月の南宮神社初祭りに飾る山車飾りの製作が本格化しています。 山車飾りの製作は、11月から始まっています。 神社境内にある祭典準備室には、形になりつつある人形や小物がずらりと並んでいます。 保存会メンバーは、30人ほどで、今日は7人が作業にあたっていました。 中でも明智光秀が謀反をおこし、本能寺に泊まっている織田信長を襲う場面では、8体の人形が使われます。 木下山車飾保存会は、明治の初めに高遠から木下に養子に入った青年が、高遠の山車飾りのようなものをお祭りに飾ったらどうかと提言したことが始まりとされています。 2002年からは、小学生のクラブも発足し来年用に、舌切り雀を製作しています。 今年の山車飾りは、神社内に5つ、木下駅に1つの6つの舞台が予定されています。 南宮神社の初祭りは、来年1月10日・11日の2日間です。
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キャリア教育憲章まとまる
伊那市キャリア教育推進委員会はその取り組み強化を図るためのキャリア教育憲章をまとめました。 16日は伊那市役所で会議を開きキャリア教育憲章の内容について協議しました。 キャリア教育は子どもたちが社会的、職業的に自立し自分らしい生き方を実現する力を育む活動をいいます。 憲章の内容は、地域で子どもを育てる思いを共有し、産学官それぞれの立場を尊重し協働してキャリア教育に取り組む、子どもたちが自己肯定感、自己有用感を育むことができるよう様々な体験の機会を創出する、など5項目となっています。 またキャリア教育で育む力として自分をつくる力、課題に取り組む力、他者や社会とかかわる力、生き方を考える力を挙げていてこの憲章は年内中に制定することにしています。
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イーゼル・クレパス会合同女性作家9人展
伊那市の女性絵画愛好者の会、イーゼル会・クレパス会合同女性作家9人展が、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、10人の作品、44点が展示されています。 伊那女性プラザ伊那の絵画講座で学んだ生徒が、講座終了後にサークルを立ち上げ、絵を描き続けています。 絵を学んでいるのは、50代から70代の女性たちで、伊那市中央の奥村憲さんが指導しています。 色鉛筆やクレパスなどを使い、風景画や静物画を描いています。 奥村さんは、「女性のやさしさ、柔らかさが表現されている。絵を描くことを 生活の中に組み入れて、自分の世界を表現できている」と話していました。 この展示会は23日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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伊那西高校30周年記念植樹
伊那市の伊那西高校で、創立30周年を記念した桜の植樹が、今日、行われました。 伊那西高校は、今年で創立30周年を迎え、記念に桜の植樹を行うことになりました。 桜を寄贈したのは、同窓会です。 式典では、同窓会長の茅野美由紀さんから、生徒代表の木下 愛美さんに、記念樹の目録が手渡されたほか、各16クラスの代表に、記念樹のプレートが手渡されました。 この日はあいにくの雨となりましたが、生徒たちは互いに傘を差しあって、記念樹に土をかけていました。 寄贈されたのはコヒガンザクラやソメイヨシノなど4種類の桜の木16本です。 同窓会には、伊那西高校の前身となった伊那女子高校時代からを含め7千人ほどいるということです。
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第19回書晋展 17人の作品73点展示
上伊那の書道教室の指導者でつくる書晋会の作品展が、18日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、17人の作品73点が展示されています。 上伊那の書道の指導者で作る書晋会では、毎年1回作品展を開いていて、今回で19回目になります。 漢字、かな、刻字などジャンルもさまざまな個性的な作品が並びます。 去年まで伊那市在住の指導者のみで会を構成していましたが、メンバーの減少などにより今年から、箕輪町、飯島町のメンバーも加わりました。 箕輪町の赤羽蘭径さんは、刻字の作品を、飯島町の元木忍さんは、縦1m80センチ、横2m40センチの大作を出展しています。 会では「一人一人違う作品の個性を楽しみ、書に対する理解を深めてもらいたい」と話していました。 第19回書晋展は、21日(日)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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キャリア教育で伊那市教育委員会が文部科学大臣表彰受賞
キャリア教育に関する文部科学大臣表彰の受賞団体に、伊那市教育委員会が選ばれました。 伊那市教育委員会は、平成22年度に「伊那市キャリア教育推進委員会」を組織し、専任のキャリア教育コーディネーターを配置して、産学官連携の下、職場体験学習の拡充などキャリア教育の推進に取り組んでいます。 表彰は、教育委員会や学校、企業やPTA団体の功績をたたえ贈られるもので、県内では3団体が選ばれました。 選定の理由について、「中学生の職場体験学習の支援や産学官交流会の実施など、市を挙げてキャリア教育の推進に取り組んでいること」などを挙げています。 表彰式は、来年1月21日に、東京都で開かれる予定です。
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い~な音楽祭2014 24団体が出演
市内の合唱団体が一堂に会するい~な音楽祭が14日に伊那文化会館で行われました。 今年は初参加の2団体を含め、24団体が出演しました。 初参加の「うたうら」は今年5月に結成したグループで、伊那市や箕輪町などの30代の女性12人で活動しています。 同じく初参加のまほらいな市民大学卒業生同窓会コーラスは、1年前に発足し、月1回のペースで練習をしています。 今年のい~な音楽祭には24団体800人が出演し、日ごろの練習の成果を披露していました。 音楽祭の模様は来年1月2日から、ご覧のチャンネルで放送します。
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歌舞劇団田楽座創立50周年を祝う
民俗芸能を舞台化し演じる伊那市富県の歌舞劇団田楽座の創立50周年を祝う会が14日、伊那市で開かれました。 祝う会には創立当初からの田楽座のファンや親交のある地域住民など120人が集まりました。 会では田楽座のメンバーが唄や太鼓演奏を披露し会場を盛り上げていました。 田楽座は1964年昭和39年に日本の伝統的な民俗芸能を舞台化する信濃民俗芸能研究所として 伊那市民会館で旗揚げ公演を行い活動が始まりました。 当初は田楽座を知ってもらうため田んぼのあぜ道などいたるところで芸を披露していたということです。 田楽座のメンバーと集まった人たちは半世紀にわたる節目を祝うとともにさらなる発展を誓っていました。
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市内保育料来年4月から改定
伊那市子ども・子育て審議会は伊那市の白鳥孝市長から諮問を受けた、保育料改定について、15日、原案通り答申しました。 伊那市は、来年度からの国の新しい制度開始に伴う市内の保育料改定案を審議会に諮問していました。 この日は、伊那市子ども・子育て審議会の丸山毅一会長らが市役所を訪れ、原案通り答申しました。 白鳥市長が諮問した保育料改定案は、これまでの保育料をほぼ据え置きとする内容です。 新しい国の制度開始により、子どもが多い世帯の負担が大きくなるため、市では、児童数に応じた軽減措置を新設して対応します。 さらに、所得に応じた保育料の階層を現在の14から15階層にすることで、現行とほぼ同額の負担額になるということです。 伊那市では、来年4月から保育料を改定するとしています。
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高遠町引持の楽楽会 しめ縄づくり
伊那市高遠町引持の60歳以上でつくる楽楽会は、14日、正月のしめ縄づくりを行いました。 14日は、メンバー23人が引持公民館隣のビニールハウスに集まり、しめ縄を作りました。 これまでは、市販の物を飾っていたということですが、作り方を後世に伝えていくためにまずは自分たちが覚えようと、今回初めて行いました。 毎年作っているという3人が指導しながら、縄をなったり、飾りを付けたりしていました。 作業が終わると、特製の猪鍋を囲み親睦を深めていました。
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ニシザワ主催読書感想文コンクール
株式会社ニシザワが主催する小中学生を対象にした読書感想文コンクールの表彰式が、13日、伊那市の創造館で行われました。 最優秀賞は3人で、このうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、手良小学校3年の三澤龍くんと箕輪中学校3年の春日未來さんの2人が選ばれました。 三澤くんは、宇宙の本を読んで天王星が傾いていることを知り、その理由について謎が解けるまで色々な本を読み続けたことを作文にしました。 春日さんは、「手紙屋蛍雪篇」という本を読み、主人公で大学受験を控えた1人の高校生と自分とを重ね合わせ、感じたことをまとめました。 コンクールは今年で11年目で、上伊那の小中学校から合わせて1,458作品の応募がありました。 ニシザワの荒木康雄社長は「どの作品も一生懸命丁寧に書いてある印象を受けた。これからも本を沢山読んで健全な心を育んでほしい」と話していました。 なお、最優秀賞に次ぐ優秀賞には14人が選ばれています。
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「ページをめくれば」続く詩を募集
伊那図書館は、「ページをめくれば」に続く詩を、図書館エントランスホールや、フェイスブックなどで募集しています。 今月6日から、伊那図書館のエントランスホールに設置されたボードには、すでに、たくさんの詩が寄せられています。 「ページをめくれば」という言葉は、詩を書く人たちの集い「すいかずらの会」に参加する伊那市の伊藤 岬さんの詩「詩がのこる」の一文です。 伊藤さんの詩を聞いた平賀研也館長が、「ページをめくれば」の言葉の続きをみんなに考えてもらおうと今回企画しました。 この企画に賛同した伊那西高校3年の国語表現のクラス18人からも、作品が寄せられています。 イベントにあわせてすいかずらの会では、17日から自分たちの作品の展示会も開きます。 後に続く詩は、来年2月1日まで、エントランスホールのほか、フェイスブックページ「ページをめくれば」でも投稿できます。 伊那図書館では、この寄せられた詩を合わせて一冊の本にするほか、最優秀作品も選ぶことにしています。
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上伊那高等学校美術展 力作並ぶ
上伊那8校の美術部員の作品200点が並ぶ上伊那高等学校美術展が、11日から、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、上伊那の8つの高校の美術部員の作品200点が展示されています。 この展示会から14作品が、21日から長野市で開かれる県の美術展に推薦される事になっています。 そこからさらに全国の総合文化祭につながる展示会となっていて、美術部員も毎年目標にしているということです。 この上伊那高等学校美術展は14日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。
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東農大の学生が漆戸醸造で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の学生2人が伊那市西町の酒蔵、漆戸醸造で、泊まり込みで日本酒造りを学んでいます。 実習に訪れているのは、東京農業大学醸造科学科の3年生、城処郁美さんと平田晴香さんです。 実習は毎年この時期に、全国およそ50の酒蔵で行われています。 漆戸醸造の受け入れは今年で12年目。漆戸正彦(うるしどまさひこ)社長と弟の漆戸貴彦杜氏が東京農業大学の卒業生であることが縁で行われています。 この日は、蒸し米と麹、水をかき混ぜる櫂入れ(かいいれ)作業や、麹を乾燥させる作業、できた酒の酸味や香りを測る検査などを行っていました。 学生たちは、19日までの実習の中で日本酒が製品化されるまでの全ての工程を学ぶということです。
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南箕輪中学校キャリア教育 ラーメン店経営者から学ぶ
キャリア教育の一環として南箕輪中学校の生徒が、8日村内のラーメン店経営者から働くことについて話を聞きました。 この日は、田畑のラーメン店「麺づくり蒼空」の竹村泰治さんが中学校を訪れ講師を務めました。 2年生170人がキャリア教育の一環で竹村さんの話を聞きました。 南箕輪中学校では、全学年を対象に毎年キャリア教育の授業が行われていて、卒業生や村内の事業経営者などを招いて講演会やシンポジウムなどを開いています。 竹村さんは、煮込み時間が異なる魚介系のスープと動物系のスープを用意し、生徒達は飲み比べていました。 蒼空ではこのスープを混ぜ合わせて提供しているということで、竹村さんは「手間はかかるが、おお客さんには良い気持ちで帰ってほしいしまた来てほしい。美味しいの一言や笑顔がやりがいにつながる」と話しました。 生徒はメモを取りながら竹村さんの話に耳を傾けていました。
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伝統受け継ぐしめ縄づくり
伊那市の伊那西小学校の全校児童は8日、地域の人達と一緒にしめ縄を作りました。 伊那西小学校では、ふるさとに伝わる文化を学ぶとともに、地域の人々と交流しようと、毎年このしめ縄作りをしています。 講師は、小学校に通う児童の祖父、15人がつとめました。 作業は、地域ごとに分かれて行われ、低学年の児童は親と一緒に作っていました。 5・6年生になると、子どもたちも慣れた手つきで縄をなっていました。 子どもたちは、扇や花、おかめなどを飾りつけて、しめ縄を完成させていました。 完成したしめ縄を見ると、小沢、平沢、横山地区はなったワラが円を描いています。 大坊、ますみヶ丘地区はワラが直線になっていて、各地区で特色が出ていました。 このしめ縄は、家に持ち帰り、玄関に飾るということです。
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白山登り窯で窯出し
伊那市高遠町勝間にある白山登り窯で8日焼きあがった壺や皿などの窯出し作業が行われました。 登り窯は幅が3メートルで斜面に沿って4段あります。 窯の中には先月末に4日間火入れをした焼き物およそ800点が入っています。 8日は高遠焼きの陶芸家 浦野真吾さんが焼き物を取り出すためレンガを一つ一つ外していました。 浦野さんは祖父の唐木米之助さんから高遠焼きの指導を受けていましたが今年2月に米之助さんが亡くなったため今回はじめて一人での作品づくりとなりました。 浦野さんは「実際に見るまでは心配だったが、なんとか焼けているので今はほっとしている。祖父の教えをしっかりと受け継いでいきたい。」と話していました。
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サン工業主催のフラメンコギターコンサート
伊那市西箕輪のサン工業株式会社はフラメンコギターのコンサートを6日伊那市の信州高遠美術館で開きました。 コンサートにはサン工業の社員や地域住民などおよそ120人が訪れました。 伊那市西箕輪で金属表面処理加工業をしているサン工業は、地域の人たちに楽しんでもらうとともに、社員教育につなげようと毎年年末にコンサートを開いています。 伊那市高遠町在住のフラメンコダンサー今枝真緒さんと羽生田由香さんが出演し、家田喜博さんのギターに載せ12曲を披露しました。 訪れた人たちは、出演者と共に手拍子をして楽しんでいる様子でした。 サン工業では、「地域の人たちのおかげで仕事ができているので、感謝の気持ちもこめ、今後もコンサートを企画していきたい」と話していました。
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伊那市民芸術文化祭 7日まで
伊那市を中心に活動する芸術文化団体が日頃の成果を発表する「伊那市民芸術文化祭」が6日から、いなっせで始まりました。 会場には、生け花や絵画、墨絵など20団体およそ200点の作品が並べられています。 文化祭は、NPO法人伊那芸術文化協会が1年間の成果を発表する場として開いているもので、今年で11年目になります。 展示のほかに、2階ロビーには茶席が設けられ、訪れた人に煎茶が振舞われていました。 伊那芸術文化協会では「様々な分野の芸術が1度に見られる機会。出品者の励みにもなるので是非多くの人に見に来てもらいたい」と来場を呼び掛けています。 文化祭は7日まで、伊那市のいなっせで行われています。
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2人の絵本作家によるおはなし会
絵本作家の安江リサさんと池谷陽子さんによるおはなし会が6日、南箕輪村民センターで開かれました。 おはなし会は、南箕輪村図書館が開いたもので、会場には親子連れおよそ70人が集まりました。 動物との触れ合いや家族愛を描いた作品を多く制作している東京都在住の絵本作家の安江さんと池谷さんが、子どもたちに本を読みきかせました。 このうち、「つきよのさんぽ」は2人で共同制作したもので、安江さんが物語を池谷さんが絵を担当しています。 月のきれいな夜に父親と子どもが散歩にでかけるという話で、家族の愛情が描かれています。 池谷さんは、「何度も暗い白樺の林を歩いてイメージに合う場所を探した」と制作秘話なども話していました。 村図書館では、「家族で絵本を楽しむきっかけになればうれしい」と話していました。