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第47回長野県中学校総合体育大会
陸上競技第47回長野県中学校総合体育大会夏季大会陸上競技の部は6日、松本市の松本平広域公園陸上競技場で男女トラック・フィールド合わせて33種目が行われ、上伊那勢では、女子共通走り高跳びで有賀楓子(春富3年)が、全日本中学校陸上競技選手権大会出場女子標準記録を3センチ上回る1メートル60を跳んで優勝する活躍を見せた。
◇ ◇
女子共通走り高跳び決勝は、1メートル54をクリアした有賀、松島愛(春富3年)、伊沢志歩美(豊科北3年)の3選手が全中大会出場のために超えなければならない標準記録1メートル57の壁に挑む形となった。
緊張感が高まる中、南信大会ですでにこの高さを跳んでいる有賀が1回目でクリア。松島はいずれの試技も失敗に終わったが、伊沢が3回目に成功。バーは1メートル60に。これも有賀は2回目に成功し、伊沢との一騎打ちを制した。
【有賀楓子選手の話】
去年のこの大会で1メートル57をあとちょっとのところで落とし、悔しい思いをしたので、冬の間にインターバルメニューを中心に頑張って練習した。去年は1メートル50を境に精神的にどうしても踏み切れなかったが、尊敬する先輩の激励などもあって、3年になってからは南信大会で1メートル57を跳び、練習では1メートル60も跳んでいた。今大会は自信をもって臨めた。
◇ ◇
その他の種目では、男子1年1500メートルで駒ケ根東勢が健闘し、春日千速が1位、蟹沢淳平が2位となった。男子砲丸投げでは安藤純(箕輪3年)が優勝。2・3年女子走り幅跳びは青木亜里沙(辰野2年)が1位になった。
◇ ◇
各種目の1位と上伊那関係入賞者は次の通り。
【男子】
▽2年100メートル=(1)古川栄貴(戸倉上山田)11秒76(4)唐沢玄(南箕輪)11秒87▽1年1500メートル=(1)春日千速(駒ケ根東)4分35秒89(2)蟹沢淳平(同)4分36秒85(3)丸山修平(赤穂)4分40秒63▽1年走り幅跳び=(1)吉村直也(東北)5メートル35(5)橋爪彼方(春富)4メートル81▽2・3年走り幅跳び=(1)上條智之(高綱3)6メートル44(4)竹松高彬(春富3)6メートル21(8)美濃部宏亮(南箕輪3)5メートル96▽400メートル=(1)柳原優也(裾花3)52秒02(5)福沢大輔(赤穂3)54秒18(7)小田部宙(春富3)55秒86▽3千メートル=(1)両角駿(佐久東3)8分55秒58(5)南沢延輝(中川3)9分26秒41▽110メートル障害=(1)東山由輝(上田五3)15秒34(7)小椋渉(赤穂3)17秒11▽棒高跳び=(1)竹村昴浩(永明3)3メートル70(8)黒河内岳(伊那東部3)3メートル▽400メートルリレー=(1)小諸東44秒57(7)南箕輪(諏訪間和也3、唐沢玄2、清水智成3、稲見正麻3)46秒21▽砲丸投げ=(1)安藤純(箕輪3)11メートル76(7)鰍沢将平(駒ケ根東3)10メートル25▽四種競技=(1)水崎悠樹(櫻ケ岡)2347点(5)服部裕明(宮田3)1874点
【女子】
▽1年100メートル=(1)ディアス・タイナ(鎌田)13秒12(2)武井祐里香(宮田)13秒29(4)掛川鈴月(伊那東部)13秒62▽1年走り幅跳び=(1)市岡奈月(波田)4メートル68(6)村沢茉美(宮田)4メートル32(8)高井ユージン(南箕輪)4メートル18▽3年100メートル=(1)塩川瑞希(小諸東)12秒45(2)征矢萌唯(箕輪)12秒75▽1・2年400メートルリレー=(1)櫻ヶ岡53秒74(7)伊那東部(蟹沢由貴1、掛川鈴月1、中村加奈子1、町田佳穂2)55秒17▽2・3年走り幅跳び=(1)青木亜里沙(辰野2)5メートル02(7)小牧柚香(春富3)4メートル72▽200メートル=(1)関美沙季(付属長野3)27秒37(6)宮下杏香(駒ヶ根東3)27秒98▽800メートル=(1)安原光(佐久東3)2分21秒51(2)北原成美(駒ヶ根東3)2分21秒69(3)福沢志穂(駒ヶ根東3)2分21秒87▽1500メートル=(1)佐々木文華(広徳3)4分39秒61(2)湯沢ほのか(駒ヶ根東2)4分43秒55▽走り高跳び=(1)有賀楓子(春富3)1メートル60(3)松島愛(春富3)1メートル54▽砲丸投げ=(1)降幡はづき(仁科台3)10メートル94(8)村田名(中川3)9メートル38▽棒高跳び(オープン)=(1)伊沢楓(春富3)3メートル00(3)田畑みなと(春富3)2メートル70(4)桜井まどか(春富2)2メートル60 -
中田切川マレットゴルフ場愛好会が15周年記念大会を開催
飯島町田切区の住民でつくる「中田切川マレットゴルフ場愛好会」(小林勝会長)は6日、中田切川マレットゴルフ場のオープン15周年を祝う記念大会を開いた。会員など27人が参加し、互いに競い合いながら交流を深めた=写真。
普段から同マレットゴルフ場を利用している同会は、運営委員会を設けて環境整備にも努めている。
今回15年目を迎えることになり、記念大会を初企画。仕事を持っている会員も多いことから、日曜日に開催することにした。
参加者は使い慣れた18ホールで日ごろの練習の成果をいかんなく発揮し合い、プレーを楽しんでいた。
小林会長(82)は「中田切川マレットゴルフ場も15年を経て地元に定着してきており、町外から訪れる人も増えてきた。我々の年代の人は喜んでいる」と話していた。 -
南割区がマレット交流大会を開催
宮田村の南割区は6日、交流マレットゴルフ大会を村マレットゴルフ場で開いた。小学生から70代までの区民28人が集まり、プレーを楽しみながら親ぼくを深めた=写真。
南割区は昨年から、区民の交流を図ることを目的としたマレット大会を開催している。今年は分館事業として企画したところ、昨年より多くのメンバーがエントリーした。
参加者は、各班に分かれてプレーを実施。急な坂が難所となっている22番ホールでは、苦戦する人も多く、ボールが下に戻ってこないよう、力いっぱい球を打っていた。
娘の梢さん、楓さんと参加した小田切京子さんは「今年初めて参加した。マレットゴルフは始めたばかりだが、できるだけ少ない回数でホールに入れられるように頑張りたい」と話していた。 -
伊那北鮮やかな逆転で初戦突破
【諏訪湖スタジアム】
松本県ケ丘
0002000013
00000230×5
伊那北
伊那北は同点に追いついた直後の7回、先頭の9番青木が中前打で出塁すると、上沼がすかさず送りバント。続く郷頭のゴロを二塁手がはじいて1死一・二塁とした。この好機に3番近藤が県ケ丘のエース・上嶋の内角直球を見事にとらえて左中間を深々と破る3塁打。2走者がかえって4対2と勝ち越しに成功した。この後も敵失でさらに1点を追加し、勝利を決定付けた。
先発投手は伊那北・近藤、県ケ丘・上嶋の両エース。互いに無得点のまま迎えた4回、県ケ丘は4安打を集めて2点を先制した。
追う伊那北は6回、安打、四球などで1死一・三塁とし、5番小林の三ゴロ敵失の間にまず1点。2死後、7番の主将・畑の中前打で同点に追いついた。
伊那北は7回からリリーフに丸山を投入。3点差で迎えた9回、無死一・二塁のピンチに立ったところで3番手の宮原にスイッチ。1点を失ったものの、伸びのある速球で後続を内野ゴロに抑えて逃げ切った。
久保村智監督「先制されたが、選手たちは慌てることなく、よくやってくれた。前半は相手投手を打ちあぐんだが、後半はスタミナが切れると思っていたし、実際その通りになった。次も頑張りたい」
近藤俊文「(勝ち越しの三塁打は)内角高めのストレート。それまで打てていなかったが、自分がやってやろうという気持ちだったので、あの場面で打ててうれしかった。しっかり見て上からたたいていけという監督の指示通りに打てた。(自身の投球は)調子が良く、球がよく走っていた。先制はされたが、必ず取り返せるという気持ちで投げたのがよかった」 -
西町区キンボール大会
西町区は6日、伊那市の市民体育館で区キンボール大会を開いた。区民約70人18チームが参加し、キンボールを楽しんだ。
キンボールは直径122センチ、重さ約1キロのボールを使用するスポーツ。4人1組の3チームがコートに出てそれぞれピンク、グレー、ブラックのゼッケンをつけ、ヒットチームが「ピンク」など他チームの色を言い、ボールを打つ。ゼッケンのの色を言われたチームはボールが床に落ちないよう拾う。
西町区がキンボール大会を取り入れたのは今回が初めて。
河野義直区長は「室内なら天候にも左右されないし、せっかくこんないい施設もあるのだから。次もこれをやるかはまだ決まっていないが、毎年何か室内競技をやっていきたい」と話していた。
キンボールを初めてプレーする参加者が多く、開会式後に市の体育指導員がルールを説明。
試合が始まると、大きなボールをうまく拾えなかったり、ボールを追いかけて転がったり、選手たちは笑い声を上げながら試合を楽しんだ。
「初めて体験するけど、楽しい。やりはじめると夢中になっちゃう」と参加者の声。
試合終了の声がかかっても、選手たちが熱中してしまい終わらないこともあった。 -
高校野球長野大会 第2・3日
第90回全国高校野球長野大会は第3日の7日、県内5球場で1回戦13試合を行った。上伊那勢は、伊那北が松本県ケ丘を5竏・で勝利、駒ケ根工は須坂東に1竏・で7回コールド負けした。
【第3日=7日】
▽1回戦・諏訪湖スタジアム
松本県ケ丘
000200001=3
00000230×=5
伊那北
○…伊那北は同点に追いついた直後の7回、先頭の9番青木が中前打で出塁すると、上沼がすかさず送りバント。続く郷頭のゴロを二塁手がはじいて1死一・二塁とした。この好機に3番近藤が県ケ丘のエース・上嶋の内角直球を見事にとらえて左中間を深々と破る3塁打。2走者がかえって4対2と勝ち越しに成功した。この後も敵失でさらに1点を追加し、勝利を決定付けた。
先発投手は伊那北・近藤、県ケ丘・上嶋の両エース。互いに無得点のまま迎えた4回、県ケ丘は4安打を集めて2点を先制した。
追う伊那北は6回、安打、四球などで1死一・三塁とし、5番小林の三ゴロ敵失の間にまず1点。2死後、7番の主将・畑の中前打で同点に追いついた。
伊那北は7回からリリーフに丸山を投入。3点差で迎えた9回、無死一・二塁のピンチに立ったところで3番手の宮原にスイッチ。1点を失ったものの、伸びのある速球で後続を内野ゴロに抑えて逃げ切った。
久保村智監督「先制されたが、選手たちは慌てることなく、よくやってくれた。前半は相手投手を打ちあぐんだが、後半はスタミナが切れると思っていたし、実際その通りになった。次も頑張りたい」
近藤俊文「(勝ち越しの三塁打は)内角高めのストレート。それまで打てていなかったが、自分がやってやろうという気持ちだったので、あの場面で打ててうれしかった。しっかり見て上からたたいていけという監督の指示通りに打てた。(自身の投球は)調子が良く、球がよく走っていた。先制はされたが、必ず取り返せるという気持ちで投げたのがよかった」
▽1回戦・県営長野球場
駒ケ根工
0000001=1
110043×=9
須坂東
(7回コールド)
【駒】伊藤好、平沢竏注ラ川
【須】小林佳竏貯B田
○…単打に失策などが絡み得点を奪われた駒ケ根工は、6回までに9失点。7回、無死から細川が右越え三塁打で好機をつくり、伊藤好の二ゴロの間に1点を返したが、あとが続かずコールド負けした。
篠原俊介監督…エラーでやらなくてよい点を与えてしまった。打つ方は及第点だがつながらなかった
湯沢塁主将…自分たちの打撃ができなかったのが悔しい。今回の悔しさを忘れず後輩たちには来年、頑張ってもらいたい
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第2日の6日は6球場で1回戦16試合があり、上伊那勢は伊那弥生が田川に11竏・の5回コールドで大勝。高遠が塩尻志学館に2竏・2で6回コールド、辰野が上田東に0竏・で負けた。
【第2日=6日】
▽1回戦・県営長野球場
塩尻志学館
400503=12
000020=2
高遠
(6回コールド)
【塩】安平竏昼{下
【高】伊藤哲、小牧、春日竏昼{下
○…長単打に失策が絡み4回までに9失点した高遠は5回、大野田賢の中前打などで無死満塁とすると敵失の間に2点を返した。しかし、6回に3点を失うと、その後は反撃出来ずコールドで負けた。
大槻寛監督…3年生が1、2年に良いものを残してくれた。これからのチームのいしずえを作った
島袋健太主将…監督に夏の1勝をプレゼントすることはできなかったが、意味のある3年間を送ることができた
▽同
伊那弥生
03215=11
00000=0
田川
(5回コールド)
【伊】佐々木竏忠桝・br>【田】青柳、大竹竏昼濠ロ
○…伊那弥生は2回、先頭の塩沢が中前打を放つなどで好機をつくると敵失や菊池の適時打で計3点を先制した。その後も3縲・回、先頭打者の単打をきっかけに各回で得点を重ね、コールド勝ち。主戦佐々木は被安打1で5回を零封した。
##(よこたて写真)
【伊那弥生竏駐c川】2回無死一、二塁、有賀の犠打が敵失を誘い、藤沢が一塁から生還して2点を先制
◆2回戦に向け勢いついた 伊那弥生
伊那弥生は、好機をきちんと得点につなげ快勝した。「チャンスの場面で打てる強さが課題だったが今日は良い形で出た」と原監督。強豪・丸子修学館と対戦する2回戦に向け、チームに勢いがついた。
「久しぶりに打線がつながった。ミスはあったが、こっちの最後の一本も出た」と滝沢主将。昨秋、今春と結果を出せなかったチームは春以降、走者を置いた打撃練習で勝負強さを磨いてきた。
・ス左のクリーンナップ・スが続く丸子修学館の強力打線。原監督は「誰一人として相手を怖がっている選手はうちのチームにいない。弱気にならず、あとは真っ向勝負をするだけ」と話した。
▽1回戦・県営飯田球場
上田東
600000000=6
000000000=0
辰野
【上】徳武竏虫s川
【辰】柴竏忠。沢 -
南箕輪わくわくクラブ」卓球 各大会出場報告
南箕輪村の総合型地域スポーツクラブ「南箕輪わくわくクラブ」卓球スクール(倉田亜来夫監督)の小中学生が4日夕、村役場を訪れ、唐木一直村長にこのほど各種大会に出場が決まったことを報告した。選手たちはそれぞれ健闘を誓った。
出場する大会と選手は、全日本選手権大会(25縲・7日・兵庫県)ホープスの部・個人戦の伊藤力斗君=南箕輪小学校6年=、第22回東日本ブロック大会(8月8縲・0日・栃木県)ホープスの部・団体戦の伊藤君、翁大博君=同6年=、小松拓也君=同5年=、小松友介君=同4年=の小学生。
県中学校総体(19縲・0日・南長野運動公園体育館)・個人戦の下平晋也君=南箕輪中3年=、平石聖亜君、太田誠君、宮下聖紘君=いずれも同2年=。団体戦に出場する以上の4人と薮原勇輝君=同3年=、小松祥太君=同2年=。
5月に安曇野市であった県大会予選で3位となり全国出場を決めた伊藤君は「相手の位置を考え、コースを狙いながら攻めたい」。南信中学校総体で個人戦、団体戦を制した下平君は「緊張しないため、声を出していけば勝てる」と、それぞれ大会に向けて意気込みを語った。
各種大会に出場する卓球スクールの選手のみなさん -
高校野球選手権大会 きょう開幕
第90回全国高校野球選手権長野大会(県高野連など主催)は5日、前年より2チーム少ない計94チームの参加で開幕する。初日、主会場の松本市野球場で開会式・開幕試合があり、6日から県内6球場で熱戦を繰り広げる。大会は20日までの16日間。組み合わせは別表の通り。
主会場のほか県営長野球場、県営上田球場、諏訪湖スタジアム、長野オリンピックスタジアム、県営飯田球場の計6会場で4回戦までを展開。10、14日の予備日、15日の移動日、18日の休養日を挟み、順調に日程を消化すれば19日に準決勝、20日に決勝を行う。 -
高校野球選手権長野・学校紹介(8)伊那弥生
チームは投手を中心に守り抜く昨年の野球から、投打の均衡が取れた野球へ変化した。「決定的なものはないがプレーの幅が広がった」と原監督。総合力の高さは昨年を上回っている。主体となる3年生は昨夏を知る選手ばかり。今夏は、その経験量を武器に大会を勝ち上がる。
最速130キロの直球にカーブ、スライダーなどを交えた右上手の主戦佐々木をはじめ、昨夏完投した右上手の宮沢、右横手の中嶋ら先発5人が大会前にそろった。守備は遊撃手新井、中堅手滝沢らが要。昨春から正捕手として経験を積んできた塩沢にも期待したい。
打線は、俊足の名取、滝沢が1、2番、中距離打者の宮沢、佐々木、塩沢が中軸を担う。上位から下位までむらはないが、原監督は「好機を作れても点が入らないので、一つひとつの打席を大切に。冷静になって、バッターボックスに入ってもらいたい」と期待する。
春以降は、走者を置いた打撃、守備の練習でイメージトレーニングを積み、課題となっていた終盤の粘りや勝負強さを培ってきた。初戦は田川と対戦(6日午後2時、県営長野球場)。原監督は「普段通り、試合に入れれるかが大きな鍵になる」と話す。
滝沢雄造主将
例年より3年生が多く元気があり、勢いに乗ったら止められないチーム。たくさん打てるわけではないので、細かなミスをなくし、チャンスでの一本を大切にしたい。 -
駒ケ根市空手スポーツ少年団の北沢君兄弟と栗山さん、県スポーツ少年団競技別交流大会で入賞
駒ケ根市武道館を拠点をして活動している駒ケ根市空手スポーツ少年団の北沢久遠(くおん)君(10)、北沢以進(いしん)君(8)兄弟=福岡第二=と、栗山歩未(あゆみ)さん(7)=赤穂中割=がこのほど、長野県スポーツ少年団競技別交流大会(6月22日、小諸市総合体育館)に出場し、各部門で優勝から3位までに入賞した=写真。久遠君は形で優勝、組手で2位という2部門入賞。以進君は形の部で優勝したほか、栗山さんも形の部3位となり、それぞれに健闘を見せた。
今大会では学年別に分かれて対戦し、各学年ごと、形、組手で競い合い、順位を決定した(組手の部は小学校高学年、中学生の実施)。
そのうち久遠君は、今回何度も延長戦になる厳しい試合展開となったが、プレッシャーを乗り切って優勝。「自分の力を出し切ってできた。また、組手は大きな大会では初めての入賞なので嬉しい。でも、まだ頑張りたい」と意欲を見せた。
また、形の部で今回初めて優勝したという以進君は「いっぱい練習したので、優勝できた」と笑顔を見せた。
県大会で初めて入賞した栗山さんは、練習を休むことも少なく、その積み重ねが今回の結果につながった。 -
高校野球選手権長野・学校紹介(7)箕輪進修
部員不足のため昨夏以降の公式戦には出場していない。しかし、夏の大会に向け、正規部員5人のほか、他の運動部などから助っ人を加えて計11人のチームを構成。多部制・単位制転換で校名変更した「箕輪進修高校」の野球部として、初めての大会を迎える。
大黒柱は正規部員唯一の3年で主戦の山田主将となる。完投を目指す右上手投げの山田は、四球が目立ち制球力を課題とするが、鈴木監督は「夏という目標が出来たので気持ちも高まっている。ストライク先行で試合を組み立ててほしい」と期待する。
11人全員がそろって練習を行うことは困難なため、打撃は素振りやバント、守備はノックを中心に、少ない人数で出来る練習メニューをこなす。実戦形式の練習経験は少ないが、鈴木監督は「選手たちは現状の中で精いっぱいやっている」と話す。
最近、メンバーがそろったため、十分な練習を積むことが出来ずチームの完成度は低いが、「夏の大会に出場したことで、選手たちにとって何かしら得るものがあればうれしい」と鈴木監督。初戦は長野俊英竏剃ネの勝者と対戦(9日午前9時・県営長野球場)する。
山田輝主将
自分たちを磨きつつ、正規部員がチームを引っ張っていけるよう練習している。今までやってきたことを出し切るため、チームが一丸になれるよう、声を出して、夏の大会に臨みたい。 -
高校野球選手権長野・学校紹介(6)伊那北
タイプの異なる投手陣を中心とした、基本に忠実な守備が特長のチーム。夏に向け、実践的な守備練習を多く取り入れ完成度を高めてきた。久保村監督は「堅実なだけに、ほころびが出るのだけは避けたい。派手なプレーはいらない。堅実さを最後まで徹底したい」とチームを引き締める。
投手の軸は、直球と変化球のコンビネーションの均衡が取れた主戦近藤、制球力を生かした組み立てが魅力の丸山の2人。抑えには最速135キロの直球を持つ宮原が控える。「守備は内野手がチームの生命線」と監督。前年度から正選手として三遊間を守る郷頭、上沼が中心となり堅実な守備をつくる。
春以降、粘り強さが出てきた打線は出塁率の高い上沼、郷頭を1、2番に、近藤、緑川、小林礼を中軸に配置。打撃センスのある近藤を軸とした打線は、長打力のある緑川の打順を上げることで、つながりのある打線へと変化した。
初戦は松本県ヶ丘と対戦(7日午前9時・諏訪湖スタジアム)。勝ち上がると2回戦で岩村田と戦う。久保村監督は「あまり意識したくないが重要なのは初戦。同じタイプの学校なので、うまく力を出して良い結果につなげたい」と話している。
畑一樹主将
元気の良さで相手チームを圧倒したい。守備から崩れないようにし、攻撃につなげられれば。初戦は気持ちの面で負けないよう集中し、力を出し切りたい。 -
宮田小6年1組がけん玉道選手権予選で大活躍、田中翔子さんが全国の舞台へ
宮田村宮田小学校6年1組は29日、全国少年少女けん玉道選手権大会甲信越北陸ブロック予選(上田市)に出場。女子の部で田中翔子さん(11)が優勝し、8月末に東京で開かれる全国大会への切符を手にした。男子3人、女子6人が決勝トーナメントに進出する大活躍で、チーム戦も1位から3位まで上位を独占した。
田中さんは公式戦初挑戦。一回戦から決勝までストレートで完勝し快挙を成し遂げた。
「緊張したけど、自分のリズムで焦らずに戦えた」と振り返り、「クラスの仲間の分も頑張り、全国大会では優勝したい」と意欲を燃やした。
同じ女子の部で3位小田切陽子さん、4位本田彩乃さん、5位浦野優花さん、7位小木曽茜さん、8位に宮下結里香さんが入り、6年1組が上位を独占。
男子の部でも3位に太田智也君、6位に保科仁平君、7位に加藤航君が入賞した。
全国大会には競技種目がない団体のチーム戦も、太田君、保科君、加藤君で組む「ミヤダーズ」が優勝。
2位には福澤風歌さん、平澤瑠菜さん、小木曽茜さんの「mezzo‐forte」、3位には本田彩乃さん、加藤舞香さん、浦野優花さんの「ハニーフラワー」が入った。
5年生からクラス全員でけん玉を始めてわずか1年余り。ブロック予選には遠方で参加できない児童もいたが、クラス一丸となった日々の練習の成果は大きく花開いた。
他校で全国優勝の選手を育てた経験もある担任の三澤稔教諭は「短期間でみんなここまでよく上達した。ほめるしかない。快挙ですよ」と目を細めた。 -
県小学生陸上 男子ボール投げの富永・全国へ
第25回県小学生陸上競技大会(長野陸上競技協会主催)が29日、松本平広域公園陸上競技場で開かれ、上伊那勢は、男子ボール投げの富永凌平(中川東)が63メートル48で優勝し、全国大会の出場権を獲得した。男子400メートルリレーの南箕輪AA(宮原浩二郎、唐木洋輔、池田翔太、村上晴彦)、女子同種目の南箕輪AA(伊藤奈美、駒瀬史織、竹松秋美、松山理恵)はいずれも4位で東海大会へ出場する。
大会は県内各地区・支部の予選を勝ち上がった約1500人が出場し、雨の中、全19種目で競技。男女千メートルとオープン100メートル、混合リレーを除く各種目1位は全国大会(8月29縲・0日、東京・国立競技場)へ。400メートルリレーの男女2縲・位と混合リレーの1縲・位は東海大会(8月31日、静岡・草薙総合運動場陸上競技場)へ出場する。
男子ボール投げ・富永凌平(中川東6)
○…県内各地区の予選を勝ち上がった代表61人の頂点を制した。記録は63メートル48と、練習でマークした67メートルには及ばなかったが目標としていた全国の切符を手に出来て笑顔。全国大会では、持てる力を十二分に出し切ることを誓った。
地元スポーツ少年団軟式野球チーム「中川ベアーズ」の投手を務める富永。ボール投げは昨年から挑戦しており、県大会出場は今回が初めてとなった。小学校最後の大会に込める思いは強く、全国大会出場を目指し、本年は5月中旬から朝練習に励んできた。
練習の記録は昨年の公式記録と比べ10メートルほど伸びている。「もっと良い記録を狙っていたのに」と県大会の記録に不満げの富永。全国大会に向けては「今後、腕の筋力を鍛えていき、全国では70メートルの記録を狙いたい」と意気込んでいた。 -
南信中学校総体各種結果
【バスケットボール】(28縲・9日・南箕輪村民体育館ほか)
◇男子 (1)赤穂
◇女子 (1)箕輪(2)春富(3)伊那東部(4)赤穂
※男女各上位4校は県大会(7月19縲・0日・茅野市総合体育館ほか)に出場
【バレーボール】(28縲・9日・飯田市緑ヶ丘中体育館ほか)
◇男子 (1)中川(2)箕輪(3)辰野
◇女子 (1)辰野
※男女上位4校は県大会(7月19縲・0日・長野市真島総合スポーツアリーナ)に出場
【ソフトテニス】(28日・伊那市営センターテニスコート)=男子団体、女子個人のみ
◇男子 ▼団体(1)竜峡(2)伊那東部(4)長谷
◇女子 ▼個人(1)倉田玲美・永井愛華(南箕輪)(6)杉山瑞希・佐藤千晴(箕輪)(7)城鳥友里・増田侑子(伊那)(8)城倉未来・土戸みるき(箕輪)(9)西村綾音・山口藍(伊那東部)(10)若林美徳・白沢りか(伊那東部)(12)黒河内奈恵・川瀬菜生(長谷)
※男女各団体上位4校と個人上位16ペアは県大会(7月19縲・0日・東御中央公園テニスコート)に出場
【卓球】(28日・岡谷市民総合体育館)
◇男子 ▼個人(1)下平晋也(南箕輪)(3)諏訪宝(辰野)(5)平石聖亜(南箕輪)太田誠(南箕輪)(9)三沢拓也(伊那東部)宮下聖紘(南箕輪)上原良太(伊那東部)▼団体(1)南箕輪(2)伊那東部
◇女子 ▼個人(1)古瀬絵美子(高森)(5)堀田透子(箕輪)下平咲(春富)▼団体(1)高森(3)伊那東部
※男女各個人上位12人、団体上位4校は県大会(7月19縲・0日・南長野運動公園体育館)に出場
【バドミントン】(28日・諏訪市清水町体育館)
◇男子 ▼団体(1)松川(3)赤穂▼個人シングルス(1)高田京佑(茅野東部)(3)山岸哲(赤穂)
◇女子 ▼団体(1)赤穂(3)伊那▼個人ダブルス(1)吉沢奈津子・山本さくら(赤穂)(3)小木曽梓・嶽沢直美(赤穂)
※男女団体上位3校、個人ダブルス上位4ペア、同シングルス上位4人は県大会(7月20縲・1日・松本平広域公園体育館)に出場
【柔道】(29日・辰野中柔道場)
◇男子 ▼個人50キロ級(1)真島悠佑(中川)(2)小沢達也(辰野)▼同55キロ級(1)北島龍(飯田東)(2)今溝翔登(辰野)(4)住井洋太(赤穂)▼同60キロ級(1)山田哲也(阿智)(2)山岸翼(辰野)(4)小口高義(辰野)▼同73キロ級(1)橋爪拓哉(旭ヶ丘)(3)西川稜(辰野)▼同90キロ級(1)泉崎聖徳(松川)(3)横山利輝(赤穂)▼団体(1)松川(2)辰野
◇女子 ▼個人44キロ級(1)深沢美悠(辰野)(2)三村希帆子(辰野)(4)茅野紗苗(飯島)▼同52キロ級(1)熊谷日加里(岡谷西部)(2)有賀詩織(辰野)(3)樋口亜紀(辰野)▼同57キロ級(1)宮沢久未(松川)(2)原寿々子(伊那)(3)岩崎真由(辰野)▼団体(1)辰野(4勝)
※男女個人各階級上位4人、団体上位4校は県大会(7月19縲・0日・長野運動公園総合体育館)に出場
【ソフトボール】(28日・伊那市富士塚スポーツ公園グラウンド)
◇女子 (1)高瀬(2)伊那東部(4)伊那
※上位4校は県大会(7月19縲・0日・あずさ運動公園)に出場
【剣道】(28日・松川中体育館)
◇男子 ▼個人(1)堀江健太郎(岡谷北部)(3)宮沢圭太朗(赤穂)(6)石沢周(赤穂)▼団体(1)松川(3)伊那(4)春富
◇女子 ▼個人(1)沢上かれん(赤穂)(3)林くるみ(赤穂)柴田祐美子(伊那)(7)熊谷由紀乃(伊那)▼団体(1)松川(2)赤穂
※男女個人上位8人、団体上位4校は県大会(7月19縲・0日・上田市自然運動公園総合体育館)に出場
##(写真たてよこ)
女子バスケットボール(伊那中体育館)
##(写真たてよこ)
男子柔道団体戦(辰野中柔道場) -
高校野球チーム紹介(駒ケ根工業高校)
チームの中心は2年生。「その分成熟されていない部分もあるが、部員個々のレベルは高い」と篠原監督。
投手は2年生エースの伊藤と、横手投げの平沢の2枚板。ともに力のある球を投げ、球速は130キロを超える。信頼の置ける存在だ。
打撃は一番伊藤をはじめ、赤羽、小町谷、稲毛が引っ張る。
4月の春季上伊那大会は順調に勝ち進み、決勝戦は10対2で辰野に勝利した。しかし、その後の春季北信越県大会南信予選では初戦で諏訪双葉に敗退。精神面の波が勝敗を大きく左右することが課題となった。
南信予選の後は、練習試合を重ねる中で精神力を高め、上田西と引き分け、長野高校に勝利するなど、県内の実力校とも互角の試合を展開してきた。
初戦の相手は春季大会北信越地区北信地区予選で準優勝した須坂東。篠原監督は「自分たちから崩れないこと。相手をしっかり見て、勝負することが課題。何とかベスト8までに入って、その後はつぶし合いの勝負をしたい」と語る。
初戦突破して波に乗れば、その先への期待も高まる。
初戦は7日の午前11時半・長野県営球場。
◆湯沢塁主将 フレッシュで打っていくチーム。練習試合にも勝ってきているので、全員モチベーションも上がってきている。2年生には先輩たちが頑張っている姿を見て「俺らも頑張らなきゃ」という気持ちでやってほしい。チーム一丸となって、一勝でも多く勝ち、長い夏にしたい。 -
【記者室】高校野球
全国大会の出場権を賭け、熱戦を繰り広げているアスリートたちの姿を見ていると、自分の中にわき上がってくる熱いものを実感する。夏を迎えるこの時期、私のスポーツ熱は一気に加熱するのだ▼プロ野球にはあまり興味がないのだが、この時期になると高校野球に燃えてしまっている。今年は北京五輪開催の影響で例年より1週間以上早い開幕となる長野大会。私の・ス野球熱・スはすでに沸騰寸前の状態になっている▼アスリートたちが目指しているのは頂点だ。そのため、並々ならぬ努力を日々重ね、心身を鍛えている。満足いく結果が生まれなくても、そこには隠されたドラマがあると思う。今年はいくつの感動を味わうことが出来るのか楽しみだ。
(布袋宏之) -
高校野球・赤穂
2年生が主体の若いチームを引っ張るのが、攻撃の基点となる主将で3年の高嶋。中軸の土橋まで手堅くつないで得点を狙う。長打力、機動力に多くは望めないが、春からの練習で次を狙う走塁の意識も高い。犠打などを正確に決めて好機を積み重ねる。
投手陣は左上手から繰り出す鈴木、右下手投げの田中と、タイプが違う2人が揃う。主戦を決めずコンディションが良い方を先発に起用するが、試合状況によって継投もある。
四球で大量失点につながる試合もあったが、課題だった制球力も向上しつつあり、緩急をつけた組み立てで打たせて取る。
昨夏は投手を務めた地元は二塁にコンバート。高嶋と組む二遊間が守りの要で、的確な送球をナイン全員で取り組んできた。2年生バッテリーを堅守で盛り立てるのが勝利に直結する。
春から徹底してきた・ス一球勝負・ス。「正確性、粘り強さが、大会までにあとどれだけ上積みできるか。勢いに乗れば、良い自信になってつながっていくはず」と山岸監督は、今も成長過程のナインに期待する。
初戦は坂城と長野オリンピックスタジアムで午前10時から。
◆高嶋学主将
3回戦突破が目標。思いっきり楽しくやりたい。甘い球が来たら初球からどんどん攻める。2枚の投手と守備が安定すれば、いい試合ができるはず。 -
高校野球選手権長野・学校紹介(3)上伊那農
自慢の攻撃力で今春、4季ぶりとなる北信越県大会に上伊那から唯一出場。南信予選から数え計6回の公式戦を経験したことでチームは成長した。県大会以降も選手たちは「上を目指すため真剣に苦しんできた」と守屋監督。課題の守備を克服し、夏の大会では甲子園出場を目指して戦う。
勝負強い打撃の小島が打線の軸となる。春の大会は1番に置いてきたが、2番の大槻、中軸の唐沢光、唐沢孟を含め夏は「チームにとって最も得点力の上がる打順を考えたい」と守屋監督。「いろんな選手が可能性も持っている。今年は本当に打撃がよいチーム」と自信を口にする。
チームの課題は投手陣を含めた守備力となる。練習はノック数を増やすなど、例年より力を入れて守備を強化。左腕で安定感のある主戦茅野、130キロ以上の速球を持つ藤森、キレのある変化球が魅力の柴竏窒フ3投手も大会に向け、試合中の集中力が上がってきた。
守屋監督は「緊張から失策が生まれることが多い。攻撃で気持ちよく打つことができれば、守備にも乗っていける。出来れば序盤で得点を重ね、投手が楽に投げれるような試合展開をつくりたい」と話す。
初戦は臼田竏猪リ曽青峰の勝者と対戦(9日午後2時・県営上田球場)する。
宮脇祐司主将
夏の大会に向けて意識が高まり、チームは良い状態。打撃もしっかりと練習してきたし、課題の守備も確実性を心掛けてきた。目標の甲子園出場に向け、まずは初戦を勝ちたい -
日本体育協会公認スポーツ指導者
伊那市
松田悦子さんエアロビクスやエアロダンス教室のチーム「ダンシングハート」を主宰し、日本体育協会公認スポーツ指導者、日本レクリエーションインストラクター、伊那市体育指導員として住民の健康づくりのため30年近く活動してきた。
今年3月、市体育指導員は退任したが、ダンスや体操指導など活動は休む間もなく続き、1日3本から5本の教室を忙しく飛び回っている。
「人が好き。人と関わっていくことが好き。感情ある動物なので難しいけれども楽しい。それでここまで来れたと思う。でもまずは一番に家族。主人の理解があったからこそ。感謝、感謝です」
ママさんバレーの役員をしていた1980年、伊那市教育委員会の当時の係長の勧めで日本体育協会公認スポーツ指導者の資格を取得。その後、市体育指導委員会の依頼で教室を指導した縁で、86年に市体育指導員の任命を受け22年間活動。96年からは同委員会の副委員長も務めた。
「スポーツは礼儀から礼儀でしょ。社会において一番の基本。スポーツによって人に対しての思いやり、忍耐力、集中力が備わっていくことを期待するし、願っている」
公民館活動や各種教室で子どもから高齢者まで指導するほか、身障者リハビリ機能訓練にも取り組むなど積極的に取り組んできた。
「ハートが一番」と名づけた「ダンシングハート」の活動も20年以上になり、教室は上伊那地域と諏訪地域で100を超える。
今は演歌体操が主体で、機能訓練、高齢者、中高年のお母さんたち、若い世代向けに、皆が同じ曲で踊れるようにと1曲に4通りの振り付けをする。
「いくら年をとってもパーティーの楽しみを」と、毎年クリスマス交流会も開催。約600人が参加する。
「ダンシングハートは皆がやめずに続いている。結婚や出産で一時離れても、また戻ってくれる。そのときの嬉しさはないですね。お金で買えない財産をいただいています」
労働大臣褒賞をはじめ数々の表彰も受けているが、長年の活動の間には、ひぼう中傷もあった。教室を移動する車の中で泣いたことも数知れないが、「中傷はプラスにしよう。自分の足元を見て、自分なりに聞く耳を持とう」と考えられるようになったという。
ダンシングハートの主宰者として弟子を抱えている以上、「あの人は人前で偉そうに言ってるけど、足元を見れば指導する立場ではない」と言われないように、朝は家中を動き回って掃除、片付けをし、夫と父の食事の準備もこなしてから教室指導に出かける日々。「まずは足元からだと思う。きちんとしたいと心がけています」。この姿勢はこれからも変わることはない。
「市体育指導員は一線を退いたが、また新たなスタートを切って、ゴールに向かって今までと変わらず、前進前進で自分を磨いていきたい」(村上裕子) -
高校野球選手権長野・学校紹介(2)辰野
3年生は6人と少なく、2年生中心の選手構成となった。このうち前回大会を知る選手は最上級生の2人のみでチームとしての若さはあるが、その分「怖いもの知らず」と秋山監督。チームの気質を生かした、勢いのある攻撃を武器にベスト8を目指して戦う。
打線の流れを作るのは出塁率の高い先頭打者の近藤(3年)。主砲は長打力と勝負強さを兼ね備えた柴主将(3年)で、2人は昨年の夏を経験している打撃の中心となる。秋山監督は「小技を使いながら、少しでも点につながる攻撃ができれば」と語る。
守備の要は二遊間コンビ。二塁手今井(2年)は捕球、送球ともにチーム1番の確実性があり、遊撃手近藤は粗さのあった昨秋と比べ送球技術が上達しているという。130キロの力強い直球を持つ主戦、柴主将は大会に向け調子を上げており、直球に加えスライダー、カーブのキレも出てきている。
秋山監督は「先制されても粘り強さのあるチームだが、はまれば強いとの思いがあるので、先に点を取り、常にリードしている展開が理想」と話している。
初戦は上田東と対戦(6日午前10時、県営飯田球場)。勝ち上がると2回戦で長野工と戦う。
柴研斗主将
チーム打撃は単打でつなげれるバッティングができるようになり状態はよい。少ないチャンスを得点につなげるため、選手全員が貪欲に進塁を狙っていきたい -
高校野球選手権長野・学校紹介(1)高遠
第90回全国高校野球選手権長野大会(県高野連など主催)は5日に開幕し、熱戦を繰り広げる。夏の甲子園出場を賭けた舞台に出場する上伊那8校を順次紹介していく。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
野球経験のある1年生15人が入部し、チームは活気付いている。「2・3年生7人の一生懸命さが1年生に伝わり、チームのまとまりが出てきた」と就任3年目の大槻監督。投攻守いずれも過去最高のチームに仕上がった。・ス全力疾走。全力発声・スの高遠野球で念願の初戦突破を目指す。
守備から攻撃のリズムをつくるため「しっかりと守れるチーム」へと変わり、失策数が減った。・ス声・スで引っ張る捕手宮下(2年)を中心に二塁手桜井、遊撃手中平真の1年生コンビと中堅手の島袋主将が守備の柱となる。
右上手投げの主戦伊藤(3年)は「制球力がよくなってきた」と大槻監督。打たせて取る投球で試合を組み立てる。左上手の小牧、右上手の都志(いずれも1年)にも期待する。打撃は多彩な小技を持つ島袋主将を先頭に、中軸には打率の高い宮下、長打力のある大野田(3年)らを配置する。
大槻監督は「しっかり練習してきたので自信はある。あとは、いかに試合で実力を出せるか、思いっきりやれるか。劣勢のときほど元気を出していってもらいたい」と話す。
初戦は塩尻志学館と対戦(6日午前9時・県営長野球場)。勝ち上がると2回戦で長野商と戦う。
島袋健太主将
チームが心掛けている・ス全力疾走。全力発声・スを1試合ごと出すことが高遠の野球。まずは夏の大会の1勝を監督さんにプレゼントしたい -
飯島町スポーツ連絡協議会が研修会で楽しく取り組む体力づくりを学ぶ
飯島町スポーツ連絡協議会は22日、「スポーツ講演会」を飯島体育館で開いた。木曽地域を拠点として高齢者の機能訓練や介護予防教室などの体力づくりに取り組んでいるトレーニング指導員・田口仁さん(57)を講師に迎え、楽んで続けられる体力づくりについて学んだ=写真。
研修会はスポーツ指導などの参考にしてもらおう竏窒ニ同協議会が毎年開催しており、会員のほか各スポーツの指導員や一般などに参加を呼びかけている。今年は約20人が集まった。
田口さんはこの日、使っていない筋肉を動かすストレッチや、大勢で楽しみながら取り組めるボールを使った体力づくりなどを紹介。
参加者はそれらを実践し、楽しみながらできる体力づくりを体感した。
また、講演会の後はニュースポーツの交流会もあり、交流を深めていた。 -
少林寺拳法県大会で宮田支部が大活躍
宮田村の少林寺拳法宮田支部は、22日の県大会(松本市松本平広域公園)に出場し、小学生団体の部で連覇を達成。同じく最優秀賞となった少年黒茶帯の部とあわせて県代表となり、女子3段以上の部を加えた3部門で全国大会(11月・岡山県)に出場する。中学生の部でも2位、3位と上位を占め、8月の全国中学生大会への出場を決めた。
少年茶黒帯の部最優秀賞は向山椋太君(宮田小6年)、西出伊織君(同4年)のペア。向山君は伊織君の兄・伊吹君と組んで昨年まで3連覇しており、今大会も僅差ながら新たなパートナーと組んで見事に1位に輝いた。
小学生団体は向山君、西出君に加え、原海斗君、小松大和君、伊藤楓馬君(以上同6年)、伊藤椋馬君(同4年)。6年生と西出君の5人は昨年の全国大会も経験しており、今回も落ち着いた演武で2連覇を成し遂げた。
中学生の部は湊純也君(宮田中2年)、鞍成健人君(同1年)のペアが2位、平沢健太君、西出伊織君(以上同1年)のペアが3位でともに優秀賞。
4人とも全国の舞台を何度も経験しているが、「上位のレベルは半端なく高い。予選を突破して本選を目指したい」と意気込む。
女子3段以上の部で全国出場の小林三智代さん=伊那市西春近=、西出あゆみさん=宮田村南割区=ペアは、県大会一般団体の部のメンバーとして優秀賞を獲得。「もっとレベルアップして全国に挑みたい」と話した。
その他の同支部県大会入賞者は次の通り。
【少年黄白帯】優秀賞=小林愛海・伊藤蒼一郎▽優良賞=前林昌隆・山本寛樹、小松木蓮・向山芙由香【少年緑帯】優良賞=鞍成雄大・高倉涼輔、松下はる菜、松下太一【少年茶黒帯】優秀賞=小松大和・原海斗、伊藤楓馬・伊藤椋馬【親子】優良賞=西出あゆみ、西出伊織【小学生団体】優秀賞=松下はる菜、下平春香、小林愛海、小松木蓮、向山芙由香、鞍成雄大【一般団体】優良賞=小林隆志、小林三智代、気賀沢明、山本佳宏、下平幸子、西出あゆみ -
北信越高校総体各種結果
北信越高校総体は19縲・2日、長野県など北信越5県で28競技を繰り広げた。上伊那勢は陸上で、男子棒高跳びの松沢ジアン成治(高遠)が県高校記録を5センチ塗り替える5メートル05で初優勝し、全国大会(7月29日縲・月2日・埼玉県熊谷市)出場を決めた。
このほか陸上では男子200メートルの三村瑞樹(伊那北)が4位入賞で全国大会へ。男子ソフトボールで伊那弥生も全国の切符を手にした。結果は次の通り。
【陸上】(20縲・2日・富山県総合運動公園陸上競技場)=決勝記録
☆男子 ▽200メートル(1)吉田開(福井・敦賀)21秒93(4)三村瑞樹(伊那北)22秒33▽棒高跳び(1)松沢ジアン成治(高遠)5メートル05=北信越高新、大会新(8)正木豊(高遠)4メートル40
※各種上位6位は全国大会(7月29日縲・月2日・埼玉県熊谷市)に出場
【ソフトボール】(21縲・2日・新潟県上越市少年野球場ほか)
☆男子
◇1部準決勝▽伊那弥生9竏・武生東(福井)
◇同決勝▽日本文理(新潟)9竏・伊那弥生
※伊那弥生は全国大会(8月8縲・1日・埼玉県坂戸市)に出場
【ホッケー】(21縲・2日・富山県小矢部市ホッケー場ほか)
☆男子
◇予選リーグ▽赤穂2竏・富来(石川)▽巻(新潟)3竏・赤穂
◇準決勝▽丹生(福井)11竏・赤穂
☆女子
◇予選リーグ▽巻(新潟)4竏・赤穂▽金沢北陵(石川)2竏・赤穂
【フェンシング】(21縲・2日・箕輪町民体育館)
☆男子 ▽個人フルーレ(1)加藤祥(新潟・新潟青陵)(2)白鳥佑弥(伊那北)▽個人エペ(1)井上仁太(新潟・東京学館新潟)(2)大槻仁志(伊那北)▽個人サーブル(1)白鳥佑弥(伊那北)(3)今井康友(上伊那農)▽団体フルーレ(1)富山西(富山)
☆女子 ▽個人フルーレ(1)富田陽佳(富山県・水橋)▽個人エペ(1)佐々木愛友(福井・北陸)(2)松原優里花(伊那北)▽個人サーブル(1)上野恵梨子(富山・水橋)(2)野村恵美(赤穂)▽団体フルーレ(1)水橋(富山)(2)赤穂(3)伊那北
【新体操】(19縲・0日・新潟県上越市リージョンプラザ上越)
☆女子 ▽個人総合(1)中沢歩(伊那西)26・450点(2)笠原基衣(伊那西)23・725点(7)百瀬礼(伊那西)21・800点▽種目別フープ(1)中沢歩13・150点(2)笠原基衣12・100点(3)百瀬礼11・425点▽同クラブ(1)中沢歩13・300点(2)笠原基衣11・625点(9)百瀬礼10・375点▽団体(1)伊那西12・850点 -
高遠町公民館ソフトバレーボール大会
伊那市の高遠町公民館主催のソフトバレーボール大会が22日、高遠スポーツ公園文化体育館であった。12チーム、総勢100人が参加し競技に熱中した。
大会は15年目。過去にはブロンズ、シルバー、ゴールドの3クラスで競技していたが、チーム編成が困難になってきたことから、40歳未満のバリバリクラス、40歳以上のニコニコクラスの2クラスでの大会にし4年目を迎えた。
バリバリクラスに5チーム、ニコニコクラスに7チームが出場し、3セットマッチで白熱した試合を繰り広げた。
結果は次の通り。
▽バリバリクラス (1)晴ヶ峰チーム(2)上山田Bチーム(3)上山田Aチーム
▽ニコニコクラス (1)コヒガンチーム(2)守屋山チーム(3)ASC-Aチーム -
東春近小6・伊東佑理さん 柔道全国大会に出場
第13回県少年少女柔道チャンピオン大会は22日、上田市自然運動公園体育館で行い、少女の部小学校6年45キロ超級で伊那市の東春近小6年伊東佑理さん=創武館道場=が優勝した。伊東さんは2年連続で、全国大会(8月24日・静岡県浜松アリーナ)に出場する。
県内4地区の代表13人がトーナメント戦を展開した同部門。伊東さんは初戦を背負い投げで一本勝ちすると続く準決勝、決勝を判定で勝利した。決勝の相手は好敵手だったと伊東さん。「とにかく技をかけることだけに集中したのが良かった」と振り返った。
予選リーグで敗退してしまった昨年の全国大会の屈辱を晴らすため、本年は中学生を相手に練習を重ねている。伊東さんは今年の大会に向け、「精いっぱいやって悔いの残らない試合をしたい」と意気込んでいる。
県大会で優勝した伊東佑理さん(写真中央、東春近小)。同大会の少年の部5年45キロ超級で準優勝の池上佳吾君(同左、伊那東小)、同部3年で準優勝の宮下和峰君(赤穂小)=いずれも創武館道場= -
全国高校野球選手権長野大会 組み合せ抽選
第90回全国高校野球選手権長野大会(県高野連など主催)の組み合せ抽選会が21日、県松本勤労者福祉センターであった。大会は飯山照丘、中条が部員不足などで県高野連を脱退したため前年より2チーム少ない計94チームが参加。7月5縲・0日の16日間、熱戦を繰り広げる。
上伊那勢として唯一春季北信越県大会に出場した上伊那農は臼田竏猪リ曽青峰の勝者と9日、県営上田球場で対戦。伊那弥生は田川、高遠は塩尻志学館、辰野は上田東と6日、駒ケ根工は須坂東、伊那北は松本県ケ丘と7日、赤穂は坂城、箕輪進修は長野俊英竏剃ネの勝者と9日、それぞれ各球場で初戦を戦う。
大会は松本市野球場を主会場に県営長野球場、県営上田球場、諏訪湖スタジアム、長野オリンピックスタジアム、県営飯田球場の計6会場で展開。10、14日の予備日、15日の移動日、18日の休養日を挟み、順調に日程を消化すれば19日に準決勝、20日に決勝を向かえる。
上伊那関係高の初戦の日程は次の通り。
▼6日=高遠竏忠鱒K志学館(午前9時・長野)、辰野竏衷纉c東(午前10時・飯田)、伊那弥生竏駐c川(午後2時・長野)▼7日=伊那北竏衷シ本県ケ丘(午前9時・諏訪)、駒ケ根工竏註{坂東(午前11時30分・長野)▼9日=箕輪進修竏鋳キ野俊英と蓼科の勝者(午前9時・長野)、赤穂竏注竢・午前10時、オリ)、上伊那農竏忠P田と木曽青峰の勝者(午後2時・上田) -
伊那市体育協会表彰受賞祝賀会
長年にわたって地域の社会体育の振興に功績があったとして4月25日に伊那市体育協会の功労表彰を受けた松田悦子さんの受賞を祝う祝賀会が21日、JA上伊那本所で開かれた。松田さんはあいさつで「表彰は地元、足元の皆さんのおかげ。高校からずっとスポーツから離れずにやってきたが、今日は素晴らしい人生のひとこまをもらった。今後も心と体の健康づくりの役に立てたら」と笑顔で語った。
祝賀会には松田さんが指導するエアロビクス教室やダンスチームのメンバーなど約170人が出席。松田さんとともに喜びを分かち合った。
松田さんは83年から現在まで約25年間にわたって市スポーツ指導委員、市体育指導員を務める傍ら、伊那公民館の女性教室、高齢者教室で健康体操やダンスなどの指導に当たってきた。95年、県体育指導協議会表彰、99年、労働大臣褒章受章、00年、日本体育協会、日本スポーツ少年団から感謝状。日本体育協会公認スポーツ指導員、日本レクリエーション協会公認指導員。 -
伊那ナイターソフトボール 春季トーナメント決勝
伊那ナイターソフトボール連盟(秋山道夫会長)の「春季トーナメント大会」は16日夜、決勝と3位決定戦の計2試合を伊那市営野球場で行い、アスターが加城を10竏・で破り初優勝した。3位は昨年度優勝のインターフェアだった。
16チームが参加し4月中旬から始まったトーナメント決勝は、いずれが勝っても初優勝となる熱戦となった。アスターは自慢の守備からリズムを作り、小気味よく毎回得点し計10得点。新メンバー加入で打撃力を上げている加城は、4回の3点本塁打などで5点を返したが逆転できなかった。
アスターの滝沢克美監督(45)=駒ケ根市=は「チームが発足して30年だが初めてのタイトル獲得となった。(トーナメントの)一発勝負の緊張感の中で選手たちはよく頑張ってくれた。この勢いでリーグ戦、秋季トーナメント戦を制覇し3冠を手にしたい」と話していた。
結果は次の通り。
##(スコア)
▽決勝
加城
00032=5
2512×=10
アスター
▽3位決定戦
下県フェニックス
00000=0
05400=9
インターフェア
春季トーナメントを制したアスターの選手のみなさん