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カメラリポート 「チキントラクター」
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームの動物広場に設置されている「チキントラクター」 日本ではまだ普及していないチキントラクターは、その名の通りニワトリに耕うん機のように地面を耕してもらいながら飼育するものです。 作ったのは、南箕輪村南原に工房を構える大工の藤田貴行さん。 藤田さんは、木造の一般住宅やログハウスを作る傍ら、おもちゃや家具なども製作しています。 近所の農家から作ってほしいと依頼を受け、去年の夏頃から試行錯誤を重ね、このチキントラクターを製作しました。 藤田さんの作ったチキントラクターには、全て県産材のスギが使われています。 ニワトリは、草を食べながら虫を探すため地面をひっかき、さらにフンをするので堆肥にもなります。 人の手で行う除草や地面を耕す労力の軽減など、メリットが多いということです。 人が行うのは、小屋の移動とフンの掃除、巣箱の開け閉めのみ。 1日でほとんどの草は無くなり、地面は程よく土がほぐれた状態になります。 藤田さんのチキントラクターは全て1人で作るため、注文から受け渡しまで2週間程かかるということです。 問い合わせ 工房鬼六080-3578-9689(藤田さん)
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第42回 上伊那母親コーラス交歓会
上伊那で活動しているコーラスグループの演奏会「上伊那母親コーラス交歓会」が、5月30日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 辰野町から中川村まで上伊那のコーラスグループ、16団体が参加しました。 母親コーラス交歓会は、日ごろの練習の成果の発表の場として年1回開かれていて、今回で42回目です。 曲に合わせて衣装を工夫したグループもありました。 母親コーラス交歓会の模様は、6月17日と 24日に、ご覧のチャンネルで放送します。
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南信地区スポーツ少年団ミニバスケットボール競技交流大会
第32回南信地区スポーツ少年団競技別交流大会のミニバスケットボール競技大会が31日、伊那市民体育館で行われました。 競技には、茅野市から駒ヶ根市までの男女合わせて15チームが出場しました。 交流会は、他のチームとの試合を通して技術の向上と友情を深めてもらおうと毎年開かれています。 【大会結果】 (男子) イナ・イースト(A) 40-38 伊那DT(A) 西 春 近 19-41 茅 野 伊那DT(A) 39-18 駒 ヶ 根 茅 野 23-18 イナ・イースト(A) 駒 ヶ 根 33-21 西 春 近 (女子) 茅 野 56-27 西 春 近 駒 ヶ 根 A 27-64 伊 那 D T 伊 那 D T 90-10 茅 野 西 春 近 20-59 駒 ヶ 根 A
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伊那広域シルバー人材センター 設立25周年記念式典・定時総会
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの設立25周年を祝う式典と定時総会が、29日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 記念式典では、太鼓の演奏や舞踊などが披露され、25周年を祝いました。 公益社団法人伊那広域シルバー人材センターは、仕事を退職した60歳以上を対象に、もう1度仕事を通して生きがいづくりや社会参加を進めようと平成2年に設立し、今年で25周年を迎えました。 会員は3月末現在、辰野町から伊那市までの679人が登録していて、草刈や高齢者の生活援助など幅広く活動しています。 この日開かれた定時総会では、平成26年度の事業報告と今年度の事業計画が示されました。 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会によりますと、設立から2年経った平成4年度の受託件数は1,480件で契約金額はおよそ9,500万円でした。 平成26年度の受託件数は、9,711件、契約金額はおよそ4億600万円でした。 伊藤裕偉理事長は、「これまで培ってきた実績と信頼を活かし、地域に貢献できるようお互い力を合わせてこれからも活動していきましょう」と話しました。 今年度は初めて、会員と会員希望の人を対象に「地域交流研修会」を実施する予定で、山梨県甲府市の防災研究所で体験などを通して親睦を深め、会員増員に力を入れていくということです。
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上伊那華道会いけばな展 開催
上伊那11の流派でつくる上伊那華道会のいけばな展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、会員230人の作品が2日間ごとに115点ずつ並んでいます。 上伊那華道会は、辰野町から中川村までの11流派の会員により昭和33年に発足しました。 会員は30代から80代までで、流派による生け方の違いを楽しみ会員同士の親睦を深める目的で2年に1度作品展を開いています。 上伊那華道会のいけばな展は6月1日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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4月月間有効求人倍率1.04倍 3か月連続低下
上伊那の4月の月間有効求人倍率は1.04倍で、3月を0.11ポイント下回りました。 管内の求人倍率が下がったのは3か月連続です。 新規求人数は1,374人、新規求職者数は966人で、4月の月間有効求人倍率は3月を0.11ポイント下回る1.04倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率は3か月連続で下がりましたが、求人に占める正社員の割合が40.2%と、ここ1年で最も高い数値となり、求人の質が力強くなっているということです。 雇用情勢については「一部に厳しさが見られるものの着実に改善が進んでいる」として、2月からのコメントを据え置くとしています。
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ごみ処理施設 事業概要示す
上伊那広域連合議会全員協議会が、28日、伊那市役所で開かれ新しいごみ中間処理施設の整備・運営事業の概要やスケジュールなどが示されました。 上伊那広域連合によりますと予定地の周辺である桜井区・北新区・上山田区・上大島区・上原区・中県区と、環境保全協定を締結する予定で、6月上旬までに協議を終えたいとしています。 事業期間は、設計・建設が平成28年度からの3年間、運営・維持管理が平成31年度からの15年間の、合わせて18年間です。 施設整備・運営事業にかかる債務負担として限度額210億円を計上していて、28日、開かれた広域連合議会5月定例会で承認されました。 施設での売電収入については、広域連合の収入とし、提案売電量を超える売電量があった場合は、超えた収入の2分の1を事業者の収入に、不足の場合はペナルティを科すとしています。 なお、定例会で、伊那市議会の伊藤泰雄議員が、広域連合議会議長の辞職願を提出し、代わりに駒ヶ根市議会の菅沼 孝夫議員が議長に指名推薦され、選任されました。
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31.8度 5月の観測史上最高
27日の伊那地域の最高気温は31.8度となり統計を取り始めた1993年以降、5月として最も高い気温となりました。 南箕輪村神子柴の宮沢数一さんのリンゴ畑です。 今は、摘果のシーズンで、今日も家族や親せきなど4人が朝から作業を行っていました。 27日の伊那地域の最高気温は、31.8度と、平年に比べ8・8度以上高く、5月の観測史上最高気温となりました。 長野地方気象台によりますと、この暑さは、週末の30日ころまで続くということで、水分補給など熱中症対策に注意するよう呼びかけています。 上伊那広域消防本部によりますと、午後3時現在、上伊那で熱中症で搬送された人はいないということです。
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絵画愛好家 同塵会作品展
上伊那在住の絵画愛好家でつくる、同塵会(どうじんかい)の作品展が27日から、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、会員13人の近作を中心に25点が並べられています。 同塵会は、上伊那在住で絵を描く事が好きな人たち13人が、作品を見てもらう機会をつくり、励みにつなげようと、今年発足しました。 今回は初めての作品展で、油絵や水彩画、アクリル画、鉛筆画など様々なジャンルの作品が展示されています。 会員は60代から80代までで、風景画などはその場所へ出向き、そこで描き上げてくることが多いということです。 ある会員は、「みんなの作品を見ることで、次の作品への意欲につながる」と話していました。 同塵会の作品展は、6月5日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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伊那谷アグリイノベーション 共同研究に助成補助
農業を基本に新たな産業づくりを目指す、伊那谷アグリイノベーション推進機構は、今年度新たに共同研究等に対し、助成・補助を行うことを決めました。 27日は、南箕輪村の信州大学農学部で総会が開かれ、今年度の事業計画が示されました。 今年度の重点課題として共同研究等の展開を新たに加え、伝統作物の探索、健康・長寿や新しい産業に結びつく未利用資源の調査研究を進めます。 また、産学官が一体となった共同研究を推進するため、新たに、機構が、プロジェクト研究に対する費用を、助成・補助していくことが決まりました。 助成金と補助金は、機構が出すもので上限を80万円とするとしています。 また、昨年度は、活動の一つとして、ニホンジカの被害を軽減するため個体数の管理やシカ肉の加工、流通、食品開発を目指し産業化への道筋を検討してきました。 今年度はシカ肉解体施設の「信州産シカ肉認証処理施設」の認証に向けたサポートや伊那谷産シカ肉の特性調査などに、力を入れるとしています。 伊那谷アグリイノベーション推進機構は、夏と秋にシンポジウムを開催する他、四季折々の景観と農産物を活用した体験講座などを予定しています。
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還付金詐欺防止呼びかけるポスター ATMに掲示
行政職員や税務署員などを装い医療費や保険料、税金などが還付されると騙す「還付金詐欺」の被害防止を呼びかけるポスターが、伊那警察署管内の店舗のATMに設置されました。 26日は、伊那市日影のベルシャイン伊那店の各ATMに、伊那警察署の内川政澄署長と金融機関の関係者がポスターを貼りました。 還付金詐欺は、行政職員や税務署員などを名乗り「医療費や保険料、税金等が還付される」と騙す特殊詐欺の1つで、ATMに誘導して振り込ませる手口が多いということです。 伊那警察署によりますと、携帯電話を使いながら利用すると警報が鳴る機能のついたATMを設置するなど対策が増えてきたということです。 その反面、スーパーなど店の外に設置された無人ATMには特殊詐欺の振り込みの誘導がしやすい状況にあるということです。 25日現在、今年の管内の特殊詐欺発生件数は2件、被害額は107万円となっています。 還付金詐欺防止を呼びかけるポスターは、管内のスーパーや市町村役場などおよそ60か所に貼ることになっています。
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JA上伊那第19回通常総代会 26年度事業総利益75億円
JA上伊那の第19回通常総代会が26日本所で開かれ、26年度の事業総利益が75億4千万円だったことが報告されました。 総代会には、組合員などおよそ450人が出席しました。 平成26年度のJA上伊那の事業総利益は、前の年度と比べて2,400万円少ない約75億4千万でした。 これは、共済、営農資材、直売所、販売が減少したためとしています。 営農事業の販売取扱高は前の年度より5億3千万円減少し、138億4千万円でした。 JA上伊那の御子柴茂樹組合長は「依然として厳しい状況ではあるが、27年度は中期3ヵ年計画の3年目として、地域の発展のために市町村それぞれの特徴を活かして食と農で地域をおこしていきたい」と話しました。
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日本聴導犬協会で奈良民生委員が研修
耳の不自由な人のサポートをする聴導犬を育成している宮田村の日本聴導犬協会を25日、奈良県葛城市の民生児童委員が研修に訪れました。 日本聴導犬協会は、全国におよそ20施設しかなく、そのうち聴導犬を育成しているところは、3施設ほどだということで、ここもその一つです。 聴導犬は、耳の不自由な人のサポートをするため、盲導犬、介助犬などとは指導方法が違います。 盲導犬や介助犬は、ユーザーの指示を最優先にし、室内や外出時に道路の段差や、障害物などの危険を知らせます。 聴導犬は、主に室内での活動が主で、玄関のチャイムや、目覚まし時計など、音に反応し、犬がユーザーに知らせます。 この日は、奈良県葛城市から民生児童委員19人が研修に訪れ、実際に聴導犬が寝ている人を起こす様子を体験していました。 聴導犬協会のスタッフで、聴導犬ユーザーの村澤久実子さんは、「音が聞こえないと不安なことがたくさんある。特に命に関わる消防のサイレンや、鍋の火の消し忘れなど、聴導犬が知らせてくれたことがあり助かった」と実際の様子を話していました。 宮田村の日本聴導犬協会には、去年1年間で45団体、2,600人が視察や研修に訪れていて、聴導犬ユーザーも130人が相談や育成に訪れたということです。
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複合福祉施設みぶの里 完成
社会福祉法人しなのさわやか福祉会が運営する複合福祉施設みぶの里が、伊那市美篶のナイスロード沿いに完成しました。 しなのさわやか福祉会は、宮田村の老人福祉施設プラムの里などを運営している社会福祉法人です。 みぶの里は、介護老人保健施設や認知症デイサービスなどがある複合施設です。 介護老人保健施設は、80床、要介護度3以上で市内在住者が入所できる地域密着型の特養が29床あるほかショートステイやデイケア、認知症デイサービスがあります。 施設関係者は、「15年の経験を伊那の地で活かしたい。」と話しています。 みぶの里は24日から利用者を受け入れます。
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伊那街道13蔵呑みあるき
辰野から飯田までの13の地酒を味わうことができる伊那街道13蔵初夏の呑みあるきが22日行われています。 伊那市の中心商店街のセントラルパークやいなっせ北側広場が特設会場となっていて、多くの人でにぎわっています。 前売り1,500円、当日2,000円の12枚のチケットを購入し、チケットと引き換えに気に入ったお酒を飲むことができます。 訪れた人たちは、確かめるようにじっくりと味わっていました。 この呑みあるきイベントは、秋にも計画されています。
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上伊那鳥獣被害防止協議会 今年度事業確認
野生鳥獣による農林業への被害防止に広域的に取り組む上伊那鳥獣被害対策協議会の総会が20日伊那市役所で開かれました。 総会には上伊那8市町村のほか農林業の関係者およそ30人が出席しました。 今年度は、サルの囲い罠や行動調査、鹿や猪のくくりわなの購入などを計画していて、事業費は1800万円となっています。 会長の白鳥孝伊那市長は「猿による被害が年々増加している。 今年は南アルプスにも対策を広げ積極的に取り組んでいきたい」と話していました。 協議会では今後も広域的かつ継続的な対策を進め、野生鳥獣の農林業被害の軽減を図っていくとしています。
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天竜川でバス釣り大会
北米原産の外来魚、ブラックバスの生態調査を兼ねたバス釣り大会が17日辰野町から箕輪町にかけての天竜川で開かれました。 一番大きなバスを釣ったのは、辰野町赤羽の相ノ山康信さん(40)で、47センチ・1.85キロでした。 今回で4回目の大会には上伊那や諏訪地域などから約80人が参加しました。 17日につり上げられたブラックバスは、コクチバスのみの72尾37キロで、県水産試験場に送り、食性などを調べます。 天竜川漁協関係者によりますと、去年と比べ大型化が懸念されているということです。 ブラックバスは、戦後に日本に入り、在来種を食べてしまうなどの影響が各地で出ています。 天竜川漁協では、「から揚げにすると非常においしい魚だとして、キャッチ&イートを今後も呼びかけていきたい」としています。
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うたごえ温泉インたかずや鉱泉
季節の料理を味わいお風呂もある「うたごえ温泉インたかずや鉱泉」が17日開かれ、参加者たちは、楽しいひとときを過ごしました。 伊那市富県のたかずや鉱泉です。 20年間続けられているうたごえ温泉。 普段は、夜行われていますが、今回は、20周年記念の春の巻スペシャルバージョンとして午前10時から午後3時までの日中に行われました。 歌声コーディネーターとギターの伴奏により、懐メロや童謡、フォークソングからロシア民謡まで、なつかしのメロディーが響いていました。 伊那市を中心に40人が参加したうたごえ温泉。 お昼になるとたかずや鉱泉自慢の料理を弁当で味わい、お風呂でくつろぐ人もいました。 うたごえ温泉は、今後夏と秋、冬に予定されていて、夏は、8月26日に計画されています。
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西駒山荘 築100年記念イベント 企画さまざま
将棊頭山直下にある伊那市営西駒山荘が、今年築100年にあたることを受け、運営する伊那市観光㈱などは、9月までにかけて様々なイベントを企画しています。 14日は、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで、関連行事を主催する関係者が参加し、記者会見が開かれました。 西駒山荘は、1913年(大正2年)に中箕輪尋常高等小学校の登山隊が集団遭難し11人が死亡した事故を受けて、1915年(大正4年)に地元住民により建設されました。 当時建設された石室部分を残し改築工事が進められ去年完成しました。 今年は、その石室が完成してから100年ということで様々な企画が計画されています。 山岳遭難を防ぐという当時の思いを受け継ごうと、2013年に始まった、参加者が建築資材のレンガを背負って山に登る西駒んボッカ大会は、今年も、9月6日に開催されます。 また、大正2年の中箕輪尋常高等小学校の登山隊が歩いたコースを、箕輪町の中部小学校から再現するイベントも、遭難事故が起きた8月下旬に合わせて開催される予定です。 そのほか、山荘周辺の風景や動植物の写真・イラストなどを募集する「絵はがき素材コンテスト」の実施や、記念シンポジウム、シンガーソングライターみなみらんぼうさんと西駒山荘で1泊するイベント、中央アルプスで日本酒を楽しむ会などが企画されています。 各種イベントは、6月から9月にかけて、13回ほど予定されています。
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水稲の直播作業実演会 試験開始
水稲を省力、低コストで生産するための、田植えを行わず、直接種モミを播く、直播作業の実演を交えた試験が11日、南箕輪村大芝原の田んぼで行われました。 水稲直播作業実演会は、農家が省力かつ、低コストで米の生産できるようしようようと、上伊那農業改良普及センターが開いたものです。 この日は、県やJA上伊那、農業機械の販売や開発をする、クボタ㈱など、関係者およそ30人が参加しました。 直播機は種モミ、肥料、除草剤散布など5役をこなし、これまでは、種モミがばらまかれていて、稲が倒れる心配がありましたが、5粒から8粒ずつの塊で撒くことができるということです。 これにより、苗植えと同様の株で育ち倒れる心配がなくなったとしています。 この日は隣の田んぼに苗植えも行われ、今後、生育調査や収量調査が行われるということです。 直播栽培は、育苗と苗運搬が不要となることから作業の省力化、経費の削減、作業適応期間の拡大などのメリットがあるということです。
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小中学生が将棋で真剣勝負
全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会の南信予選が10日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会には、上伊那を中心に諏訪や下伊那などから、小中学生21人が出場しました。 大会は、小学生の低学年の部と高学年の部、中学生の部の3つのブロックに分かれ行われました。 参加者はブロックごとに総当たり戦で対局し、上位2人が県大会出場の切符を手にします。 対局が始まると、子供たちは、真剣な眼差しで将棋盤を見ては、慎重に自分の駒を動かしていました。 また、会場では、プロ棋士、佐藤(さとう)秀司(しゅうじ)七段による指導対局が行われました。 佐藤さんは、対局を終えた子供達や保護者等、一度に6人を相手に将棋をさし、状況にあったさし方などを教えていました。 全国小学生、中学生将棋選抜選手権大会、長野県大会は、5月24日(日)に松本市で開かれることになっています。
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天竜川漁業協同組合がアユの稚魚を放流
6月20日のアユ釣り解禁日を前に、天竜川漁業協同組合は6日から稚魚の放流を始めました。 7日は伊那市の天竜川に、150キロが放流されました。 今月中旬までに上伊那の天竜川水系で16回放流を行います。 放流されるアユの稚魚は琵琶湖産のものと県内で養殖されたもの、合わせて3,500キロです。 現在の体長は8センチですが、釣り解禁の6月20日頃には17センチから18センチほどに成長するということです。 漁協によりますと、昨シーズンはアユの成育も釣果も、いまひとつだったということで、上條純敬組合長は「今年は大水が出ない事を期待して、県外など大勢の人に釣りを楽しんでもらいたい」と話していました。 アユ釣り解禁は6月20日午前6時となっていて、遊漁料は年間券が8,800円、一日券が2,200円となっています。
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戦争展に向け遺品提供呼びかけ
8月に伊那市で開かれる「平和のための信州・戦争展」に向け実行委員会では戦争遺品の提供を呼びかけています。 戦争展の理事長を務める伊那市西町の建石繁明さんは家庭で眠っている戦争遺品を募集しています。 戦中から戦後にかけて子どもたちが遊びで使っていたおもちゃの鉄砲もそのうちの一つです。 木の板を切り鉄砲の形にしたもので、当時遊びといえば戦争ごっこばかりだったと言います。 これまでに実際に戦場で使われていたものや、家庭や学校など身近で使われていたものまで戦争一色に染まった時代を感じさせる遺品が集まっています。 「平和のための信州・戦争展」は8月15日と16日に伊那文化会館で開かれることになっていて建石さんは「戦後70年の節目に改めて戦争について考える機会にしたい」と話し戦争遺品の提供を呼びかけています。
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上伊那吹奏楽祭
上伊那地域の中学校や高校、一般の吹奏楽団が一堂に会する上伊那吹奏楽祭が3日に行われました。 上伊那吹奏楽祭は、2011年の東日本大震災で、楽器を失った東北の吹奏楽部を支援しようとチャリティーコンサートを行ったのがきっかけでスタートし、今回で5回目になりました。 年々参加団体も増え、今年は、中学や高校、一般の吹奏楽団22団体が参加しました。 関係者は、「コンクールとは違い、自分たちも楽しんで演奏できる吹奏楽の本来の良さがある」と話していました。 また中学生にとっては、先輩の演奏を聞くことができるめったにない機会で、刺激を受けている様子でした。 伊那弥生ケ丘高校吹奏楽クラブは、アニメソングのメドレーを披露。 ステージいっぱいに繰り広げられる動きのある演奏で、聴衆を魅了していました。
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原発と憲法を考える集い
憲法記念日の3日、伊那市で原発と憲法を考える集いが開かれました。 憲法学者で東京慈恵会医科大学教授の小澤隆一さんが講演しました。 伊那市文化財審議委員会の竹入弘元会長や元信州大学教授の建石繁明さん、元教職員や郷土史家などで構成する実行委員会が毎年憲法記念日に開いています。 小澤さんは、「国のあり方の根幹を変える『戦争立法』日本国憲法9条から考える」と題し講演しました。 小澤さんは、「あれだけ戦争を繰り返し多くの被害を出した20世紀から学ぶべきことは、今度こそ本腰を入れて平和の実現、未完の平和の課題にチャレンジすること。 日本国民として何かと言えば憲法9条を守ることであり、その精神を他の国の人々とも共有すること。」と話しました。 この講演会の様子は、30日からご覧のチャンネルで放送します。
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中学生サッカーINA CUP
県内外から40チームが参加して交流する中学生サッカー大会INAカップが、4日と5日の2日間にわたり、行われました。 INAカップは、伊那市陸上競技場をメイン会場に、上伊那10か所で開催されました。 参加したのは、上伊那を中心に遠くは東京や愛知などからの5チームを含む40チームです。 選手たちは互いに声をかけながら、ボールを回していました。 予選で敗退したチームは、2日目はフレンドリーマッチを行いました。 中学生サッカー伊那カップは、FC伊那東部保護者会が、練習試合の機会を増やして上伊那のサッカー技術の底上げを図ろうと、毎年開いていて、今年14回目となりました。 大会の結果、赤穂中学校と松本市の筑摩野中学校が決勝に進出し、5-0で赤穂中学校が優勝しました。
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第86回メーデー伊那中央大会
労連系の第86回メーデー伊那中央大会が1日伊那文化会館で行われ、生活や雇用の危機の打開や憲法が生きる社会を目指すメーデー宣言を採択しました。 伊那中央大会には、高教組や民医連などから200人が参加しました。 メーデーの会場となった伊那文化会館からいなっせ北側広場までをプラカードを持って行進し、賃上げやTPP交渉撤退、原発ゼロなどを訴えました。 実行委員長の北原則子上伊那地区労連議長は、「団結の輪を広げましょう」とあいさつし、労働者の賃上げや安定した仕事や雇用の確保を訴えるメーデー宣言を採択しました。 大会では、若い人のメーデーに対する理解が薄くなっていることから、その意義と歴史を学ぶプログラムも盛り込まれました。
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スタンプラリーで木曽を応援
御嶽山の噴火で打撃を受けた木曽地域の復興につなげようと、上下伊那や飯田の観光関係団体で組織する伊那路観光連盟は、今年度木曽地域も含めた食のスタンプラリーを実施する計画です。 1日、伊那市役所で伊那路観光連盟の総会が開かれ、事業計画が承認されました。 スタンプラリーは、7月1日から12月31日までの期間に伊那・飯田・木曽エリアの飲食店などで実施されます。 利用時にスタンプを押してもらい4個で応募可能とし、木曽の特産品を中心に賞品があたります。 去年秋の御嶽山の噴火は、木曽地域だけでなく、伊那谷の観光にも影響を与えているため、伊那路エリアへの誘客をはかるねらいもあります。 このほか、おととし作成した観光パンフレットを英語や中国語に翻訳する多言語化の検討が進められます。 なお、今年度と来年度の会長には、駒ケ根市の杉本幸治市長が選任されました。
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3月有効求人倍率1.15倍 2か月連続低下
上伊那の3月の月間有効求人倍率は1.15倍で2月を0.02ポイント下回りました。 管内の求人倍率が前の月を下回ったのは2か月連続です。 新規求人数は1,310人、新規求職者数は786人で、3月の月間有効求人倍率は、2月を0.02ポイント下回る1.15倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率は前の月を下回りましたが、新規求人数は去年の3月を9.7%上回っているため状況は悪くないということです。 雇用情勢については2月と変わらず「一部に厳しさが見られるものの、着実に改善が進んでいる」としていて、毎年新規求職者が増える4月の状況が今後の雇用情勢の傾向に影響するとみています。
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上伊那地区企業説明会 就活バスも運行
来年春、大学や短大などの卒業予定者を対象とした企業説明会が28日、伊那市のいなっせで開かれました。 今回首都圏からも参加しやすいように初めて無料就活応援バスが運行しました。 東京都新宿からの無料就活応援バスが午前11時過ぎに伊那市に到着しました。 バスは上伊那の出身者18人が利用しました。 今年から就職協定の変更により企業の採用活動開始がこれまでの3月1日から8月1日になりました。 こうしたことから学生や企業の採用担当者に戸惑いがないようハローワーク伊那と金融機関や商工団体などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会が初めて開いたものです。 午前中は、セミナーが行われ、地元企業で働く若手社員4人が就職活動の体験談を話しました。 若手社員は「自分の好きな仕事、働きたい業種を明確にすること」「自分がやりたいことではなく自分がやり続けられることをベースにすることが大切」などとアドバイスしていました。 午後は企業説明会が開かれ、上伊那の製造業や建設業、サービス業など65社が参加しました。 157人の学生が参加しブースを回って企業説明などを受けていました。 8月17日には伊那市のいなっせで「ふるさと就職面接会」が行われることになっています。