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第34回上伊那花卉品評会
上伊那地域の花卉生産者でつくる上伊那花卉生産者会議は、9日伊那市役所で恒例の品評会を開きました。
会場には、カーネーションやバラ、アルストロメリア、トルコギキョウなど、上伊那地域で生産されている秋の切花250点が並びました。
上伊那花卉生産者会議は、上伊那地域のJA系統でない生産者でつくる団体で、技術の向上を図ろうと、毎年品評会を開いています。
審査の結果、最優秀賞の長野県知事賞には、飯島町の森谷匡彦さんのバラが選ばれました。
くきの太さや色、花弁の数が多いところが評価されました。
審査会では、このほか21点が入賞しました。
会長の福沢一郎さんは、「上伊那産の花は、全国の市場関係者の評価が高く、技術も年々向上している」と話していました。
この日展示された切花は、1束300円から1,000円で販売されました。 -
スマート介護・福祉研究会設立へ
産学官連携によるスマート介護・福祉研究会の設立に向けた講演会が7日、駒ヶ根市の県看護大学で開かれました。
講演会は研究会設立に向け介護や福祉に関する理解を深めようと財団法人長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターが開いたものです。
会場には介護や福祉に関する製品の製造を行っている企業のほか、行政、大学関係者など、およそ150人が集まりました。
講演会では伊那テクノバレーの向山孝一会長が研究会設立に向けて「新しい時代にふさわしい、介護のモデルをつくりたい。」とあいさつしました。
講演会では県看護大学の阿保順子学長が「認知症の人々の世界」と題して話をしました。
阿保学長は「超高齢化社会の中で予防によって認知症の人たちを増やさないようにしようという考えは理解できる。しかし大事なことは認知症の人がその地域で暮らせる環境をつくることだ。」と話していました。
ほかに東京理科大学の小林宏教授が介護など肉体労働の補助器具の開発について説明していました。
伊那テクノバレーでは研究者の技術開発を介護や福祉分野に生かすことで産業振興を図るとともに
高齢者やその家族が安心して暮らせる地域づくりにも貢献していきたいとしています。
また産学官の連携により企業と大学による介護機器の共同開発にもつなげたい考えです。
スマート介護・福祉研究会は、関連する様々な企業のほか、研究者また行政などに広く呼びかけをし
今年中に研究会を発足させ、来年から具体的な活動を行う予定です。 -
防犯ポスターの審査会
伊那防犯協会連合会は、今年度募集した防犯ポスターの審査会を6日、伊那警察署で開きました。
防犯ポスターの募集は、伊那警察署管内の小中学生の防犯意識を高めようと、伊那防犯協会連合会が毎年行っているものです。
今年度は、管内の小中学校23校から合わせて453作品が集まりました。
審査会では、関原敬泰署長をはじめ署員およそ10人と、伊那北高校で美術を教える三澤正博教諭が、構図や配色などを1点1点チェックしました。
関原署長は「子ども達の視点から犯罪について警鐘を鳴らす素晴らしい作品が多かった」と評価していました。
審査の結果、各学年ごと入選作品が決まり、上位の作品が長野県防犯協会連合会ポスター審査会に推薦されました。 -
電話対応コンクール伊那・駒ヶ根地区大会
電話応対の技術を競う電話応対コンクール伊那・駒ヶ根地区大会が6日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。
コンクールには、上伊那の11の企業から41人が参加しました。
コンクールは日本電信電話ユーザ協会が、電話応対技術の向上を目的に毎年開いているものです。
競技は、使い捨てカイロを扱う会社に、購入した人から「カイロがあたっていた部分が赤くなった」というクレームが、メールで寄せられたという設定です。
今年は、クレームに対応しつつ、自社の製品を売り込む営業力も審査基準となりました。
競技の結果、伊那食品工業株式会社の野村静香さんが優勝しました。
上位4人は、10月5日に開かれる信越ブロック大会に出場することになっています。 -
中央アルプスビジネスフェア協力を
来月、伊那市で開かれる、地元の製造業をPRするイベント中央アルプスビジネスフェアに向け、上伊那の商工会の役員らは、県議会議員や県などに協力を求めました。
5日は、上伊那地域産業振興会が、箕輪町で開かれ、上伊那にある7つの商工会の役員や県議などが出席しました。
伊那市商工会の森本光博会長は、来月25日、26日に伊那市で開かれる、中央アルプスビジネスフェアについて、5日現在、参加企業は64社に達した事を報告しました。
フェア開催に向けて、「上伊那の企業をPRする事で、地域全体が活性化し、受発注できるシステムを作りたい。そのためにも、参加企業や商工会、県が一体となり取り組む事が大切」と協力を求めていました。
出席した県議は「原発が転換期を迎える今、新たな産業として、地域でできる自然エネルギーを活用した発電考え、雇用に結び付けたい」と話していました。 -
東海吹奏楽コンクール
東海地区4県と長野県の大学生や一般が出場する「東海吹奏楽コンクール」が今日、伊那文化会館で開かれました。
コンクールは、全国大会の予選として、毎年開かれているもので、大学の部に6団体が、職場・一般の部に14団体が参加しました。
このうち、長野県代表として出場した信州大学は、課題曲と自由曲の2曲を披露しました。 -
21団体が熱響 伊那で太鼓まつり
上伊那地域の太鼓団体が一堂に集まる「熱響太鼓まつり」が3日、伊那スキーリゾートで開かれました。
太鼓まつりは、上伊那の太鼓チームの発表の場として、また交流の場として毎年開かれているものです。
この日は上伊那地域の太鼓チーム21団体が参加し、雨の中集まった人たちの前で演奏を披露していました。 -
台風12号 3日夜から4日にかけ長野県に最接近
大型の台風12号は、3日の夜遅くから4日の早朝にかけて長野県に最接近する見込みです。
3日の伊那地域は、日中、時折日が差すなど台風による風雨の影響はほとんどありませんでした。
長野地方気象台によりますと、大型の台風12号は、午後6時現在岡山県上空にあり、長野県に最接近するのは3日の夜遅くから4日の早朝にかけてと予想されています。
3日午後6時から4日午後6時までの上伊那地域の予想降雨量は200ミリで、雨は4日の昼前まで降ると予想されています。
長野地方気象台では、雨が続き地盤が緩んでいる恐れがあるため、土砂災害に注意するよう呼びかけています。
また、降雨により河川の水位が上昇しているとして、伊那市では河川に近づかないよう呼びかけています。 -
信州型事業仕分け開始
県が3日間の日程で行う信州型事業仕分けが3日から始まりました。
初日は伊那市が会場で、21の事業を仕分けました。
事業仕分けは伊那合同庁舎など3会場に分かれ、公開で行われました。
信州型事業仕分けは、事業の必要性などを議論し、行政の効率化、国などとの役割分担を明確化するためのものです。
仕分け対象は3日間で50事業、このうち伊那会場は21事業です。
今回、仕分け人の議論を聞いて判定をする県民判定人方式を、都道府県で初めて導入しました。
阿部守一知事は、「大勢の県民に県政に関心を持ってもらうことが大事。伊那で開催できたことは意義がある」とし、「仕分けの結果を必ず県政に役立てていきたい」と話しました。
判定は5段階で、県民判定人がシートに記入した結果に基づいて決められました。
仕分けの結果、「役割分担見直し」は地域景観育成事業で、市町村が実施すべきとなりました。
「現行通り・拡充」は、農地法転用許可など7事業です。
「要改善」は、国際交流員設置事業など13事業です。
「行政の関与不要」「抜本的見直し」はありませんでした。
県では、仕分け結果を尊重し、十分に検討して最終判断をするということです。
4日、5日の事業仕分けは県庁で行われることになっています。 -
農業振興とブランド作りについての講演会
農業振興とブランド作りについての講演会が今日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
講演会は、JA上伊那が他の地域の事例をヒントに、組合員に活気ある農業経営に取り組んでもらおうと開いたものです。
会場には、組合員およそ150人が集まりました。
講演会では、静岡県浜松市のJAみっかび元代表理事組合長の和田正美さんが、農業振興と創意工夫について話をしました。
和田さんは「組合長に就任し、特産品のキャッチコピーや、キャラクターをつくり住民の意識を高めた。農業を明るい雰囲気にして、皆で目的を共有することが大切」などと、取り組みを例にあげながら話しました。
他に「消費者に対し、常に新たなこだわりで夢を与え、形に見えない信頼を築きあげることで、商品のブランド力が保たれる」と話していました。 -
12月子守唄フォーラムへ 歌い継ごう子守唄の会
12月に予定されている第3回子守唄フォーラムに向けて、歌いながら子守唄の良さを広めていこうという集いが、28日伊那市の創造館で開かれました。
28日は、上伊那から15人ほどが参加し、ゆりかごの歌や江戸子守唄などを歌いました。
「歌い継ごう子守唄」と題されたこの集いは、12月のフォーラムに向け、子守唄を地域に広める会実行委員会が開いたものです。
12月のフォーラムを前に、更に協力者を募っていこうと、この集いが企画されました。
集いでは、歌を歌ったほか「せちがらい世の中だけれど、子守唄で多少なり平和になって欲しい」「子守唄を歌うと、心が落ち着く。普段から歌えば良いと思う」などとそれぞれが思いを話しました。
孫を連れてきた参加者もいて、赤ちゃんも、うたごえにあわせて、身体を動かしていました。
この集いは、フォーラムまで、9月25日と11月27日の2回予定されていて、実行委員会では、若い母親など多くの参加を呼びかけています。
子守唄フォーラムイン伊那は。12月18日に、いなっせで予定されています。
問い合わせ先 子守唄を地域に広める会実行委員会 電話78-4030 -
台風12号 3日昼過ぎから夜遅くにかけ上伊那に最接近
長野地方気象台は、大型で強い台風12号が3日昼過ぎから夜遅くにかけ上伊那に最接近すると予想していて、土砂災害や農作物への被害などに注意を呼び掛けています。
箕輪町木下の清水敏雄さんの梨園では、台風12号の接近を前に朝から収穫作業に追われていました。
清水さんの広さ20アールの梨園では、この時期に収穫される「幸水」を栽培しています。
2日は、週末に予定していた収穫を早め、色合いを見ながら収穫できる物を選んでいました。
長野地方気象台によりますと、台風12号は、日本の南を北上していて、3日の昼過ぎから夜にかけて上伊那地域に最接近するということです。
上伊那地域では今日の正午から明日の正午までの24時間に、多い所で250ミリの雨が降ると予想しています。
気象台では、土砂災害や低地の浸水、農作物の被害などに注意を呼び掛けています。
また、台風の影響で3日のイベントの中止や延期が相次いでいます。
伊那市総合防災訓練、高遠城下まつり、どろカップ2011などが中止となりました。 -
台風12号 3日夜から4日朝に最接近
大型で強い台風12号は、3日夜から4日の朝にかけて長野県に最接近する見込みです。
長野地方気象台によりますと、大型で強い台風12号は、北北西に進み、西日本を北上する見込みで、長野県に最も接近するのは、3日の夜から4日の朝にかけてということです。
気象台では、土砂災害や河川の増水のほか、農作物への被害などに注意・警戒するよう呼びかけています。
それでは天気予報です。 -
パンの花 ルナ・フローラ川北教室展
小麦粉などを原料とする粘土・パン粘土で作った花の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、バラやカーネーションなどパン粘土で作られた様々な花・150点が並んでいます。
作品展を開いているのは、伊那市のパン粘土教室 ルナ・フローラ伊那川北教室を主宰する赤羽 弘美さんと、教室の生徒20人です。
ルナ・フローラ川北教室は、23年前に始まり、作品展を開くのは今回がおよそ10回目、かんてんぱぱホールでは、3年ぶり3回目となります。
パン粘土は、年々新しい素材が開発され、現在では、完成しても欠けにくくなり、乾きも早くなりました。これにより、半永久的に保存できるという事です。
赤羽さんは、「色も形も自分好みの作品を作ることができる。作っても飾っても楽しいのが魅力」と話していました。
このパンの花「ルナ・フローラ」作品展は、4日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
中病に脳卒中センターが開所
伊那市の伊那中央病院に、地域の緊急的な脳卒中の医療を担うための脳卒中センターが1日、開所しました。
一般の公立病院としては県内で初の開所となります。
1日は、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の白鳥孝組合長や、川合博院長、佐藤篤センター長らが、除幕式を行いました。
センターは、病院の3階西病棟に開所され、脳卒中患者のためのベッド6床が設置されています。
脳梗塞・脳出血などの脳卒中は発症後、速やかに専門的な診断、治療を受けることが必要となります。
伊那中央病院では、24時間体制で、上伊那地域の患者の受け入れを行い、最新の治療にも対応してきました。
それらの機能を更に充実させるため、センターが設置されました。
センターでは、神経内科、脳神経外科、看護師などの脳卒中に関係する専門チームが治療に当たります。
白鳥組合長は、「疾患に対する手当てやリハビリの支援も厚く、脳卒中の基幹病院として信頼・期待されている」と挨拶しました。
また、川合博院長は、「教育や研修にも活用したい。各診療部門の専門性を発展させ、中核総合病院として相応しい人材を揃えられるよう努力していきたい」と話しました。
伊那中央病院には、現在、年間350人ほどの脳卒中患者が入院しています。
センターでは、現在のベッド数6床を、来春には9床、将来的には、倍の12床に増やしていきたいとしています。 -
米の作柄 南信「平年並み」
関東農政局長野農政事務所は8月15日現在の、今年の米の作柄を発表しました。
それによりますと、南信は「平年並み」となっています。
発表によりますと、今年の作柄は県全体で、「平年並み」南信地域も「平年並み」となっています。
穂数は平年に比べやや少なく、1つの穂につくもみ数はやや多いとしています。
このことから、全もみ数は「やや少ない」、登熟は「やや良い」と見込まれます。 -
ニホンジカ捕獲対策研修会
長野県は30日、県や市町村の職員を対象にしたニホンジカ捕獲対策研修会を伊那市高遠町で開き、ワナを使った捕獲方法などを学びました。
研修会は、くくりワナによる捕獲技術を普及させ、シカによる被害の拡大を防ぐことを目的に開かれました。
30日は、およそ100人が参加し、上伊那猟友会の会員からくくりワナの作りかたや設置方法などについて説明を受けました。
指導した会員は「ワナによる捕獲は、少ない人数で行え1番安全で効果的な方法。高価なイメージがあるが、手づくりの物なら1,000円以下でも作れる」などと話していました。
研修会は、31日も開かれ、高遠町の山中でワナへの追いこみを行う他、生きたまま運ぶ方法や解体などを学ぶということです。 -
暫定規制値超え牛肉 県内流通
福島の農家から出荷された暫定規制値を超える牛の肉が、県内に流通していたことが分かりました。
調査の結果、ヒレ肉7・7キログラムが南信地域の飲食店で5月4日に提供されていました。
暫定規制値である1キログラムあたり500ベクレルを超える、513ベクレルの牛の個体だったということです。
食品の安全に関しては、伊那保健福祉事務所に相談するよう呼びかけています。 -
震災の伊那谷への影響考える講演会
東日本大震災が伊那谷に与える影響について考える講演会が28日、伊那市創造館で開かれました。
講演会は、東日本大震災と伊那谷との関連を学んでもらおうと、市民グループ「いななき学舎」が開いたもので会場にはおよそ100人が集まりました。
講師は、高森町在住で伊那谷の地層に詳しい地質学者の松島信幸さんが務めました。
松島さんは地震による伊那谷への影響について「今回の地震による伊那谷断層帯への影響はないと思われる。 もしこの断層帯で地震が発生した場合、部分的ではあるがマグニチュード7クラスの地震になることも考えられる」と話していました。
また松島さんは、防災への意識の薄れについて指摘し「名刹や鎮守の森は、地震などの災害が起きやすい場所に造られ、昔の人たちは災害が起きないように祈るとともに状況の変化を確認してきた。現在では名刹が観光化し、変化を捉える目は衰えてきている」と話していました。 -
日本の太鼓inみのわ
県内外のグループが同じステージに立ち太鼓を演奏する「日本の太鼓inみのわ」が27日、箕輪町文化センターで開かれました。
演奏会には、上伊那をはじめ、岐阜県や福島県の太鼓グループ7団体が出演しました。
これは、みのわ太鼓保存会などが毎年開いているもので、今年で14回目になります。
今年は、東日本大震災の被災地、福島県の本宮市から安達太良太鼓保存会が参加し、力強いバチさばきを披露しました。
みのわ太鼓保存会の三澤興宣代表は、「14回続ける中で仲間の輪を広げる事ができた」と話していました。 -
三六災害教訓を伝承 防災活動の手引き完成
三六災害50年実行委員会は、三六災害の教訓を伝承し、災害に強い地域づくりを目指していこうと、防災活動の手引きをまとめました。
29日は、駒ヶ根市内で手引きの説明会が開かれ、上下伊那の市町村や、県の関係者などおよそ50人が出席しました。
実行委員会では、三六災害を風化させず、教訓として生かし、水害や土砂災害に強い地域づくりを目指そうと、この手引きを作成しました。
手引では、一般用と学校用合わせて13の活動プログラムを紹介しています。
内容は、災害に対し危機意識を持つ事から始まり、最終的には地域の組織的防災の定着などを目指します。
具体的には、被災した現地を見学する災害足跡見学会や被災者の話を聞いたり意見交換する、災害伝承座談会等があります。
三六災害50年実行委員会の岩間登幹事長は「地域の区や組などより細かい組織の中の防災活動に役立ててもらいたい」と話していました。
三六災50年実行委員会は、この手引きが、教訓を伝承し、防災意識を高めるきっかけになってほしいと話しています。 -
「上伊那は負担求められない」
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、リニア新幹線の県内中間駅の地元負担について、上伊那が求めていたBルートでなくCルートに決まったので、上伊那に負担が求められることはないと考えているとの認識を26日示しました。
伊那市役所で開かれた上伊那広域連合の8月定例会で、議員の質問に答えました。
その後の取材に対し白鳥連合長は、どの自治体も財政運営が大変で、負担を求められてもはいそうですかとはいかない。もともと国が関与してこなかったことが、具体的な話になる時の混乱につながる。
ただ、現段階としては、飯田下伊那地域が現JR飯田駅併設を求めている中で、リニア駅の位置問題がどう決着するかが先決。
駅の建設費をどうするか議論するのは、時期尚早とも述べました。
地上駅なら350億円とも言われているリニア中央新幹線の中間駅建設について、建設主体のJR東海は、地元負担としていますが、地元とはどこを指すのか明確にはなっていません。
リニア建設をめぐっては、今後中間駅の建設が大きな課題となる見通しで、一貫してBルートを主張してきた白鳥市長が、中間駅建設に関して公の場で考え方を示したのは、この日が初めてです。 -
第2回ふるさと就職面接会
来春、大学や短大などを卒業する学生を対象にした第2回ふるさと就職面接会が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
会場には、去年より1社多い31の企業が参加しました。
参加した学生は、男性92人女性85人の合わせて177人で、去年より31人増えました。
会場に設置されたブースでは、リクルートスーツに身を包んだ学生が、各企業の人事担当者から自社の製品などについて説明を受けていました。
今年の求人数は、113人で去年のこの時期と比べて19人減りました。
面接会を開いたハローワーク伊那によりますと「震災による影響は回復傾向にあるものの、円高などによる景気の先行き不透明さから、製造業や建設業で求人が減少したことが大きい」と話していました。
ハローワーク伊那では、「できるだけ選択肢の幅を広げて、就職につなげてほしい」と話していました。 -
暫定規制値超える牛肉 県内流通
福島の農家から出荷された暫定規制値を超える2頭の牛の肉が、南箕輪村のアップルランド伊那インター店など県内36店舗で販売されていた事が分かりました。
販売されていたのは、4月27日縲・月12日までです。
暫定規制値である1キログラムあたり500ベクレルを超える、997ベクレル、及び513ベクレルの牛の個体だったということです。
県では、冷凍保存している人に対し、食べずに伊那保健福祉事務所に相談するよう呼びかけています。 -
交通死亡事故多発非常事態宣言 発令
今年に入って、上伊那では11人、伊那市内では7人が交通事故で亡くなっていることを受け、伊那市などは25日、非常事態宣言を発令しました。
25日は、伊那市役所の駐車場で伊那市の白鳥孝市長らが、非常事態宣言を発令しました。
市役所前には交通指導所が設けられ、交通安全協会などが、ドライバーにチラシなどを配り、安全運転を呼びかけました。
伊那市が交通死亡事故多発非常事態宣言を発令するのは、平成11年、11月以来、12年ぶりの2回目となります。伊那市では、今年、死亡事故が多発していて、死亡者が去年の5人を上回り、現在7人となっています。
また、上伊那地域では、7月中旬以降、1か月の間に3件の交通死亡事故が発生し、伊那市も含め、24日現在で11人が亡くなっています。これは、過去5年間で最も死亡事故者数が多かった去年と比べても4ヶ月早いペースとなっています。
交通死亡事故の傾向としては、高齢者が関係する事故が半数を占めているほか、夜間に多くなっています。
非常事態宣言の期間は、9月3日までの10日間となっていて、期間中は、伊那市役所前で、市の職員が街頭啓発を行う他、各地区で広報活動が行なわれる予定です。 -
瑞雲墨志会展 水墨画
上伊那の墨絵愛好家、瑞雲墨志会による水墨画展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
水墨画展には、駒ヶ根市などで水墨画の指導にあたっている下平瑞雲さんの教室に通う生徒、およそ70人が90点を出品しています。
作品は、風景や花を描いたものが多く、白と黒の濃淡で表現しています。
会場には教室に入って数か月の人から10年以上の人まで様々な作品が並びそれぞれ個性あふれるものとなっています。
11月には水墨画の県展が開かれるということで、生徒らは、それに向け腕を磨いているということです。
会では水墨画展について「白と黒の濃淡で表現した幽玄な世界を楽しんでもらいたい。」と話しています。
瑞雲墨志会展は28日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
食と農業農村振興審議会地区部会 振興計画を協議
長野県食と農業農村振興審議会の上伊那地区部会が18日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、県が定める食と農業農村振興計画について協議しました。
振興計画は、食と農業・農村の振興に関する施策を県が定めたものです。
平成20年度から24年度までの5年間の計画で、毎年、計画の検証と地域の意見集約のため地区部会で意見を聞いています。
部会では、上伊那地域の取組状況や計画が報告されました。
昨年度の実績では、集落営農法人の設立、トウガラシ栽培による商品化などが報告されました。
今年度の計画では、新たな産地づくりの支援、信州の環境にやさしい農産物認証制度の取組拡大などを挙げていました。
委員からは、行政境を越えた鳥獣害対策の柵の設置や、病院や福祉施設での地元農産物の利用拡大などの提案がありました。 -
上伊那の地域ビジョン策定へ
上伊那地域が持つ特性や魅力を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議が23日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
これは、県内10の広域圏がもつ資源を活用し、地域振興策を推進する場として県が実施したものです。
地域の政策の課題を検討し5年先の地域ビジョンを策定します。
委員は、JA上伊那や上伊那森林組合、伊那市観光協会、行政など17人で構成し、座長は上伊那地方事務所の市川武二所長が務めます。
第1回目の会議では、環境や産業、医療福祉など7つの分野から上伊那地域の現状と課題について上伊那地方事務所から説明がありました。
これによりますと、観光の分野では、1人1日当たりの観光消費額は10地域の中で一番低くなっています。
知名度の向上を図るため観光資源の掘り起こしや情報発信を課題としています・
また産業雇用の分野では、上伊那地域の空き店舗率は平成20年7月現在11%と県全体の7.7%を上回っていることから中心市街地の再生や活性化に向けた取り組みを課題としています。
委員の白鳥孝伊那市長は観光の分野について「自治体独自の取り組みだけでなく伊那谷がひとつのエリアとして広域観光を進めていくことが必要」と話していました。
上伊那地域戦略会議は今年度3回の会議を開き地域ビジョンの素案を策定し、来年9月に地域ビジョンの事業が決定する予定です -
上伊那8市町村で行政窓口で住民票や納税証明などが発行できないシステムの不具合
上伊那8市町村で22日、行政窓口で住民票や納税証明などが発行できないシステムの不具合がありました。
22日の朝8時40分頃から午後2時30分過ぎにかけ、上伊那8市町村の市役所と役場の窓口で、住民票や納税証明証が発行できなくなりました。
管理する上伊那広域連合で原因について調べを進め、システムは、午後2時30過ぎに復旧しました。
なお、自動交付機やコンビニにでの発行に、影響はありませんでした。 -
中病 救命救急センター事業費20億円
新たに建設される、救命救急センターと研修センターの施設規模等が示されました。
建物は、中央病院南側に建設され、鉄筋コンクリート造りの2階建で、延べ床面積は3千450平方メートルです。
1階には、救急救命センター等が設置され、2階には、医師や看護師がトレーニングを行うメディカルスキルセンターや医療情報センター等が設置される計画です。
建物、医療機器合わせて、事業費は、およそ20億円で、そのうち、およそ5億7千万円は地域医療再生交付金の基金を活用します。
工事は、平成24年5月に着工し、翌、平成25年6月から救急救命センターの運用が開始される予定です