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中ア山麓部にシカ入り込みの可能性
中央アルプスに分布するニホンジカが、飯島町の中田切川や与田切川の森林帯を移動して山麓部まで入り込んでいるとみられる調査結果が21日、報告されました。
これは、上伊那教育会郷土研究部が開いた研究発表会で、飯島小学校の吉田保晴教諭が報告したものです。
吉田教諭は、中央アルプス一帯で絶滅したと言われるほど激減したニホンジカが増えていることから、中田切川など河川沿いに発達する森林帯に生息しているかどうかを調査しました。
一昨年の9月から去年の10月までセンサーカメラを森林帯のけもの道に設置し、1週間で0.4頭を撮影しました。
吉田教諭は、「今回の調査で中田切川や与田切川沿いの森林帯にニホンジカが生息していることがはっきりした。
森林帯を移動し、中央アルプス山麓部まで入りこんでいると思われる」と説明し、継続調査をしていきたいと話していました。 -
たかずや福祉会 財政支援などを求める要望書を提出
児童養護施設たかずやの里を運営する社会福祉法人「たかずや福祉会」は、財政支援などを求める要望書を20日、上伊那広域連合の白鳥孝連合長らに手渡しました。
20日は、たかずや福祉会の埋橋良和理事長が、視察に訪れた上伊那の8市町村長に要望書を手渡しました。
要望は、上伊那広域連合や各市町村に、財政支援や施設整備などを求めるものです。
上伊那広域連合では、法人側から要望があれば支援をしていく方針を確認しています。
たかずやの里は、昭和27年に虚弱児施設高烏山保養所として開所し、現在は、上伊那唯一の児童養護施設となっています。
施設には、高校生を中心に3歳から19歳までの34人が生活しています。
上伊那広域連合では、「移転を含め建て替えなどの具体的な支援について考えていく」としています。 -
JA上伊那 米貯蔵施設再編へ
JA上伊那の宮下勝義組合長は、管内12箇所、14基ある米の貯蔵施設を再編するとともに拠点施設の整備を進め、上伊那全体での広域利用体制に移行する考えを20日開かれた農業振興大会で明らかにしました。
米を貯蔵するカントリーエレベーター・ライスセンターは、辰野町から中川村までに12箇所、14基が設置されています。
しかし、ほとんどの施設が建設後30年を経過して老朽化が進み、品質保持に必要な維持費用がふくらむ一方で転作増加などにより稼働率も低下しています。
そこでJAでは、南箕輪ライスセンター、美篶カントリーエレベーター、飯島ライスセンターの機能を充実させ、基幹的な施設整備を進めるとともに、他の施設は、受け入れはやめて中継基地としての役割のみを持たせるなど機能分担を明確化させて再編する方針です。
再編に関する事業費は、17億円を見込んでいて、国庫補助の対象となる10億のうち、JA上伊那が自己負担するのは、6億円から7億円と見込んでいます。
宮下組合長は、「米の貯蔵施設は、なくてはならない施設だが、適正に管理運営していかないとリスクも大きい。全国的にもモデルとなるケースで、平成24年度に取り組みたい」とあいさつしました。 -
上伊那地域で今年初めてまとまった雪
20日の上伊那地域は、南海上の低気圧の影響で、この冬初めてのまとまった雪となり、朝から雪かきに追われる姿が目立ちました。
伊那市荒井にある伊那消防署の観測によると、午前10時に最大5センチの積雪を観測したということです。
伊那市内では、水分を多く含んだ雪が降る中、住民らが雪かきに追われていました。
この雪で、JR飯田線では午前6時20分辰野発天竜峡行きの列車1本が、雪の影響で電源が作動せず運転を見合わせました。
高速道路や高速バスの運行などに大きな乱れはありませんでした。
伊那市西部地区にある西箕輪保育園でも、保護者が駐車場の雪かきをしていました。
早朝にも、保育所職員らも含む大勢でかいたということですが、山沿いは降雪量が多く、昼近くにも雪かきをする姿が見られました。
長野地方気象台によると、20日夜から21日の夕方にかけて天気は回復しますが、20日の夜から雪や雨が降りやすくなるということです。 -
上伊那書道会役員 新春書道展
上伊那書道会役員の新春書道展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、上伊那書道協会の役員24人の作品35点ほどが展示されています。
役員は、それぞれの団体で指導者を務めていて、作品展でも様々な流派の代表的な作品を見ることができます。
この上伊那書道協会役員展は、22日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
若手農業者が意見交換
上伊那の若手農業者が集う2012アグリフォーラムinKAMIINAが、19日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
19日は、農業者や信州大学農学部の学生、上伊那農業高校の生徒など、70人ほどが参加しました。
フォーラム実行委員長を務める箕輪町農業者クラブ会長の柴 吉洋さんは「農業を取り巻く情勢は厳しさばかり目立ち不安を感じるが、みんなで克服し、協力して、前向きに進んでいきたい」と挨拶しました。
このフォーラムは、これまで「上伊那農業若人のつどい」と題して開かれていましたが、今年から名称を変えました。
前半は、これまでと同じく、栽培技術や経営に係る取り組みの発表、これからの夢や提案を語る意見発表が行われました。
後半は今回初めて、参加者全員による自己紹介や意見交換が行われました。
参加者は、「毎日一杯の牛乳を飲んで欲しい」などとPRしていました。
実行委員会では、フォーラムを通して、農業者や地域のつながりを作っていきたいとしています。 -
高遠消防署の唐澤宏吏さんが最優秀賞を受賞
伊那消防組合は、消防や防災に関する意見発表会を17日開き、高遠消防署の唐澤宏吏さんが最優秀賞を受賞しました。
唐澤さんは、2月に開かれる意見発表会の県大会に出場します。
意見発表会には、伊那消防組合の4つの消防署から7人が出場し、職務を通じて体験したことを基に消防や防災に関する意見を発表しました。
最優秀賞に選ばれた唐澤さんは、東日本大震災を受け子ども達に対する防災教育の重要性について話しました。
唐澤さんは、2月15日に中野市で開かれる消防職員意見発表会の県大会に出場します。 -
加藤さゆり副知事 箕輪町の農産物直売所にこりこ一帯を視察
長野県の加藤さゆり副知事は、箕輪町の農産物直売所にこりこ一帯を16日、視察しました。
農村生活マイスター協会上伊那支部が、女性の立場で社会参画している副知事に、協会の活動について知ってもらおうと、招いたものです。
農村生活マイスター協会は、農業に携わりながら、地域づくりや食育などについて取り組んでいる組織で、16日は上伊那支部58人の会員のうち46人が参加しました。
加藤副知事は、去年10月に完成した施設内の加工場で、機械や作業の流れの説明を受けた他、にこりこの商品を手にとって見ていました。
視察の後、加藤副知事が「農村女性に期待するもの」と題し、箕輪町地域交流センターで講演しました。
加藤副知事は「農産物の消費を高めていくには、加工技術を高め様々な商品として提供していくことが大切。長野県らしい農業をみんなで考えていきましょう」と話していました。 -
水資源保全へ共同声明の内容決まる
上伊那の水資源を保全するための連絡会議が16日、伊那市のいなっせで開かれ、法律の早期制定要望など水資源保全のための共同声明の内容が決まりました。
連絡会議は、上伊那の水資源を、外国資本などによる買収から守ろうと開かれているもので、今回で3回目です。
16日は、水資源保全のための共同声明の案が示され了承されました。
共同声明では、地下水や湧水などすべての水資源の重要性について啓発活動を推進し地域共有の財産として保全に努めるとしています。
また上伊那地域の市町村間で森林買収、また水源地の所有状況などの情報を共有するほか、水資源の保全を目的とした法律等の早期制定を国、県に要望していくとしています。
この共同声明は3月2日に、発表される予定です。
現在、地下水や湧水などの保全に関する法律がなく各自治体が独自に条例を定めているのが実情です。
しかし上伊那8市町村では、地下水の採取や保全、水源流域の保全に関する条例などはほとんど定められていません。
連絡会議では共同声明の発表を機に条例化の検討など各自治体の取り組みに期待したいとしています。 -
「コスモ教室」押花絵展
伊那市の住民でつくる押し花絵の教室「コスモ教室」の作品展が、伊那市の高遠さくらホテルロビーで開かれています。
コスモ教室は伊那市に8つの教室を持つ赤羽栄子さんが指導していて、赤羽さんの作品展を見たことがきっかけで結成されました。
4人が、月に一回集まり、作品を制作していて、6年目になります。
今回が初めての作品展で、それぞれの個性が溢れる展示となりました。
会場にはほかに、12カ国から1500点が寄せられたコンテストで特選を取った赤羽さんの作品も展示されています。
このコスモ教室押花絵展は、30日(月)まで、高遠さくらホテルロビーで開かれています。 -
第3回 スケッチ旅行作品美術展
上伊那美術教育研究会OB有志によるスケッチ旅行作品美術展が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。
会場には、8人の作品35点が展示されています。
上伊那美術教育研究会は、学校教諭のOBで結成されていて、25年以上前から、研修として年に2回ほど国内外でスケッチ旅行をしています。
スケッチ旅行は、行きたい人が行けるときに行くというスタイルで続いているということです。
作品展は、スケッチ旅行の集大成を発表しようと開かれていて3回目です。
事務局を務める小林修一郎さんは、「美しいと感じる対象も、感じる心も、人によって違う。
感じたことを表現した個性を見てほしい」と話していました。
この第3回スケッチ旅行作品美術展は、17日(火)まで、いなっせ2階ギャラリーで開かれています。 -
来年度の県立高校入学志願者数 公表
来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果が、10日、発表されました。
辰野高校です。
普通科前期に64人、
後期に83人。
商業科前期に22人、後期27人が志願しています。
上伊那農業高校です。
生産環境科前期に42人、後期に56人。
園芸科学科前期に44人、後期に50人。
生物科学科前期に53人、後期に56人。
緑地創造科前期に40人、後期に46人が志願しています。
高遠高校です。
普通科前期に42人、後期に71人。
伊那北高校普通科前期は募集が無く、後期に260人。
理数科前期に47人、後期に41人が志願しています。
伊那弥生ヶ丘高校普通科前期は募集が無く、後期に323人が志願しています。
赤穂高校普通科前期は募集が無く、後期に160人。
商業科前期に89人、後期に96人が志願しています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で、前期に79人、後期に111人が志願しています。
多部制の、箕輪進修高校です。
普通I部前期に35人、普通II部前期に31人、普通III部前期に12人。
普通I・II部の後期は一括の募集で、I部に44人、II部に34人、III部に12人。
工業I部は、前期26人、後期に26人が志願しています。
なお、高校入試前期選抜は2月8日、後期選抜は3月7日に行われます。 -
1月10日は110番の日 正しい110番通報を呼びかける街頭啓発
1月10日は、110番の日です。
これにあわせ、正しい110番通報を呼びかける街頭啓発が上伊那各地で行われました。
このうち伊那市内の大型店では、伊那市駅前交番の所員5人が、啓発チラシを買い物客に配りました。
街頭啓発は、110番の日に合せて行われたもので、所員らは「110番へはいたずら電話をかけないように」などと呼びかけていました。
伊那警察署によると、管内の去年1年間の110番通報件数は、前の年よりおよそ1,000件多い4,084件で、1日平均11件だったということです。
そのうちの約2割は、緊急でないものやいたずらなど、110番にそぐわないものだということです。
他に店内では、伊那署管内の小中学校の児童や生徒が描いた110番の利用に関するポスター21点が展示されました。
警察では、緊急でない相談などについては、警察安全相談電話「♯9110」を活用するよう呼びかけています。 -
広域連合 たかずやの里支援へ
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、伊那市富県にある児童養護施設たかずやの里について、建て替えなどの支援をしていきたいとする意向を示しました。
これは6日に伊那市内で開かれた広域連合の新春名刺交換会で白鳥連合長が説明したものです。
白鳥連合長は「子ども達の教育の場として環境整備の必要性を他の市町村長に呼びかけたところ、みなさん賛同してくれた。協力してより良い方向に進めていきたい」と話していました。
たかずやの里は、上伊那地域唯一の児童養護施設で、現在上伊那を中心に34人を受け入れています。
昭和27年に虚弱児施設高烏谷保養園として認可を受けスタート。平成10年に名前をたかずやの里に変えました。
昭和49年に現在の場所に建て替えられてから40年近く経ち、建物の老朽化と耐震化が課題となっています。
山口明雄施設長補佐は「高校生が増え個室が必要になってきたほか、プレハブでは朝晩の寒さも厳しい。金銭的に厳しいのでそういった話をしていただけて大変ありがたい」と話していました。
上伊那広域連合では今後、移転も含め、建て替えなど支援内容について検討を進めていくということです。 -
丸水長野県水で初市
伊那市西春近の水産物の卸売市場・丸水長野県水で、5日、初市が開かれました。
午前5時。あたりはまだ、ひっそりとした中、市場は動き始めていました。
水産物の卸売を行う丸水長野県水は、5日が初市です。
毎年、5日に初市を開いていて、市場には、タイやカンパチ、タラといった水産物が並びました。
取引先の小売店や飲食店の店主らが集まり、新年の挨拶を交わしていました。
午前6時、手締めが行われました。
店主らは早速、品定めをして、鮮魚などを買い求めていました。 -
雪の影響で交通事故相次ぐ
4日から5日朝にかけて積もった雪の影響で、伊那警察署管内では、凍結によるスリップ事故が相次ぎました。
伊那警察署によると、4日午後5時から5日朝8時半ごろにかけて発生した交通事故は、物損が75件、人身が1件でした。
伊那西部広域農道の伊那市諏訪形地籍では5件連続で発生するなど、日中日影の場所や、下り坂となっている場所で事故が多く発生しました。
事故は、帰宅・出勤の時間に集中している事から、伊那署では、「急ブレーキ・急ハンドルは危険。雪道ではいつもより速度も落とし、時間に余裕を持って外出して欲しい。」と呼びかけています。 -
2011年今年の重大ニュース(3)
今年あった重大ニュースを振り返ります。
<交通死亡事故多発>
伊那警察署管内では今年、交通死亡事故が多発しました。
今年1月から28日午後5時現在13件の交通死亡事故が発生していて去年1年間と比べて4件増となっています。
死亡事故が多発したことにより5月に安全運転意識を高める
信州伊那スマートドライバー活動が始まりました。
しかしその後も死亡事故は増え続け8月には伊那市で交通死亡事故多発非常事態宣言が発令されました。
非常事態宣言が発令されるのは平成11年11月以来12年ぶり2回目となります。
今年の伊那警察署管内の死亡事故件数は13件となり平成13年の13件に並ぶ発生数となっています。
<映画ほかいびと完成>
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画「ほかいびと 伊那の井月」が完成し、11月に伊那の旭座で上映されました。
旭座での上映は11月に8日間行われ、およそ3500人の入場者がありました。
映画「ほかいびと」は井月の愛好者でつくる井上井月顕彰会が制作、伊那市美篶出身の映像作家、北村皆雄さんが監督を務め、4年の歳月をかけて完成させました。
井月を舞踊家の田中みんさんが演じ、およそ250人の地元住民が出演しました。
伊那谷の自然と伝統行事を織り交ぜながら俳諧に生きた井月の半生がえがかれています。
映画は、好評で来年1月11日から伊那旭座での再上映も決まっています。
<信州型事業仕分け 伊那で開催>
信州型事業仕分けが9月に行われ、伊那会場では21事業が仕分けられました。
信州型事業仕分けは、事業の必要性を議論し、行政の効率化や国などとの役割分担を明確化するものです。
この事業仕分けでは、仕分け人の議論を聞いて判定をする県民判定人方式を都道府県では初めて導入しました。
仕分けの結果、役割分担見直しが、地域景育成事業の1事業、現行通り・拡充が7事業、要改善は13事業などとなっています。
県では、現在、仕分の対象となった事業について対応方針や来年度当初予算の要求状況を公開しています。
<なでしこジャパン佐々木監督 箕輪町で講演>
ワールドカップドイツ大会で、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」を優勝に導いた、佐々木則夫監督が、箕輪町で講演しました。
佐々木監督は、2008年の北京オリンピックで女子サッカー史上最高の4位にチームを導き、去年のアジア大会では初優勝を果たしました。
3月に開かれた講演では、6月のワールドカップや2012年のロンドンオリンピックに向けてチームの目標を語りました。
<NECライティング問題 調停案12月議会に提出せず>
伊那市がNECライティングに補助金の返還を求め民事調停を申し立てている問題で、解決金を800万円とする調停案を市は12月議会に提出せず今後、議会などの考えを聞き判断することとしました。
伊那市は去年、工場を閉鎖したNECライティングに対し平成18年度から21年度にわたり、総額1億5千万円あまりの補助金を交付してきました。
市は工場閉鎖にともない、その返還を求める民事調停を申し立てていました。
調停案ではNECライティングが市に800万円の解決金を支払う義務を認めました。
これに対し市議会から金額が低すぎるなどの反対意見が出たことから市は、12月議会に調停案を提出しませんでした。
議会では年明けに議員懇談会を開きこの件に関して協議する考えです。
<伊那市東春近田原 農地再生へ>
伊那市田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組んでいます。
12月には農林水産省関東農政局の職員が視察に訪れました。
再生事業は2年計画でおよそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われています。
地権者72人もこの計画に賛同していて事業費はおよそ1億5千万円、そのうち半分は国の補助で賄われます。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備するほか木の伐採や、草刈りなども行います。
事業終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。
<有害鳥獣対策で 北沢峠にシカの罠設置>
南アルプス食害対策協議会は、高山植物が鹿による食害で深刻な影響を受けている、北沢峠大平山荘周辺で、鹿を捕獲するための罠を設置しました。
大平山荘周辺は標高2,000メートルで、この標高でのニホンジカの捕獲は全国でもあまり例がないという事です。
伊那市を含む南アルプスを擁する市町村や県などでつくる南アルプス食害対策協議会は、2008年度から植物の防護柵の設置を行ってきました。
しかし、防護柵だけでは植物を守りきれないとして、新たに、高山帯で捕獲を行う事にしました。
捕獲後に搬出しやすいよう、林道沿いに、くくり罠が、22基設置されました。 -
11月の月間有効求人倍率 0.7倍
上伊那の11月の月間有効求人倍率は0.7倍となり、前の月の0.71倍を0.01ポイント下回りました。
ハローワク伊那の発表によりますと、11月の上伊那の月間有効求人倍率は0.7倍で、前の月の0.71倍を0.01ポイント下回りました。
企業の新規求人数は876人で、前の年の同じ時期と比べて1%上回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者は777人で、前の年の同じ時期と比べ、8.5%下回りました。
求人倍率は、5月から9月にかけて震災の復興需要や代替受注により上昇傾向にありましたが、円高やタイの洪水、ヨーロッパに端を発した世界経済の減速などを懸念して、10月から下降しています。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに足踏みがみられる」としています。 -
来春の高校新卒者 就職内定率88.6%
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の11月末現在の就職内定状況を発表しました。
就職内定率は、88.6%で前の年の同じ時期を上回っています。
ハローワク伊那によりますと、11月末現在の就職内定者数は296人で、前の年の同じ時期より40人多くなっています。
内定率は88.6%で、前の年の同じ時期を7.4ポイント上回りました。
一方、求人数は297人で前の年の同じ時期より3人増えています。
求人倍率は0.89倍で前の年の同じ時期を0.04ポイント下回りました。
ハローワーク伊那では、「内定率は、前の年の同じ時期より上回っているものの就職環境は依然として厳しい。希望者全員が就職できるよう、求人開拓や個別支援などのきめ細かい支援を行っていく」としています。 -
自然エネルギー普及へ協議会設立
バイオマス燃料や小水力発電など自然エネルギーの普及を目指す、上伊那地域自然エネルギー普及協議会の設立総会が、26日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
協議会は、自然エネルギーの上伊那版の普及モデルを構築しようと発足したもので、個人や企業、大学、行政が参加します。
会長には、信州大学農学部の岡野哲郎副学部長が選ばれました。
会では今後の事業として、小水力発電機を一般市民から出資を募り購入する市民ファンドや、
中古の太陽光発電パネルの企業へのリース
ペレット燃料の安定した生産と品質の維持などについて研究しくことにしています。
岡野会長は「バイオマス・水力・太陽光れぞれの利点を研究しながら協力し、化石燃料にたよらない、地域で安心して暮らせるエネルギー環境の礎を築いていきたい」と話していました -
サンタの登場に子ども達ビックリ!
伊那市のイベントプロデュースチーム「笑龍」は、23日夜、サンタクロースに扮して依頼のあった家庭にプレゼントを届けました。
23日の午後7時半。笑龍のメンバーがサンタの衣装で伊那市西箕輪の岩本さん宅を訪れました。
ベランダの窓からサンタクロースが姿を表すと、家の中にいた子ども達は、突然の出来事に驚いた表情を見せていました。
笑龍では、夢のあるクリスマスを過ごしてもらおうと「宅配サンタ」と名付けられたこのイベントを毎年行なっています。
依頼のあった家庭からプレゼントを受け取り、サンタの衣装でプレゼントを届けます。
驚いていた子ども達もサンタクロースからプレゼントを受け取ると、喜んだ様子を見せていました。
サンタに扮したメンバーは「子ども達の純粋な反応に毎年癒されている。この気持ちを忘れず、心のきれいな大人になってもらいたい」と話していました。
今年は、23、24日の2日間で伊那市を中心に15件の家庭を回り、プレゼントを届けたということです。 -
水資源保全へ来年3月共同声明発表
世界的な水危機を背景に、上伊那の水資源を保全しようと組織された連絡会議の第2回会合が22日開かれ、水資源保全のための共同声明を来年3月に発表することを決めました。
会合では、共同声明の案が示されました。
案には、すべての水資源の重要性について啓発活動を推進すること、上伊那地域の市町村間で外国資本等による森林買収の情報を共有し必要な対策を検討することなどが盛り込まれています。
水資源の保全を目的とした県条例の制定については今後検討することになりました。
声明の内容については次回、修正、確認をすることにしています。
このほか、箕輪ダム集水域地権者協議会の構成メンバーになっている諏訪市に、オブザーバーとして会議に参加してもらうよう要請することも決めました。 -
上伊那地区高校美術展
上伊那地区9つの高校の美術クラブが参加する「第50回上伊那高等学校美術展」が、22日から、伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那9つの高校の美術クラブの作品150点ほどが展示されています。
作品展は、高校同士の交流や研鑽の場にしようと毎年1回開かれています。
今年も、1年生から3年生まで120人から、油絵や水彩画、陶芸作品などが出品されました。
出品した高校生は、「発表する場があまりないので、よい機会になっている。他校の作品を見るのも有意義」と話していました。
上伊那高校美術連盟では「過去49回の歴史があり、高校生のエネルギーに満ちた展示発表になっている」としています。
この上伊那高等学校美術展は、25日(日)まで伊那文化会館で開かれています。 -
バス藤沢線は土日4→2往復に減便へ
JRバス関東が土日の運休の方針を示していた伊那市の路線バス「藤沢線」は、1日4往復から2往復へと減便となることが22日決まりました。
これは、22日開かれた伊那市地域公共交通協議会で決まったものです。
土日の「藤沢線」については、11月に開かれた会議でJR側から運休としたいとの考えが示されていました。
地元高遠町から、現行通りの運行を求める要望があがっていることや、地域への影響を考慮して、協議会が、これまでの半分となる2往復分を確保する事になりました。
そのほか、三義・長谷巡回バスと、長谷巡回バスの最終便についても、「廃止」とする考えが示されていましたが、予約制の乗り合いデマンドタクシーを運行させることで対応していくことも了承されました。 -
伊那八峰 新酒完成試飲会
上伊那8市町村のオリジナル芋焼酎の新酒の試飲会が、21日、JA上伊那本所で開かれました。
試飲会には、上伊那8市町村の代表銘柄と、一部地域で作られた地域銘柄、13本が並びました。
これらをあわせて「伊那八峰」と呼びます。
原料のサツマイモを生産した団体などから70人ほどが訪れ、新酒を飲み比べました。
芋焼酎の生産は、遊休農地の解消や、地域活性化のため、上伊那統一で行われていて、今年で7年目です。
飯田市の喜久水酒造が蒸留していて、去年は、6400本ほどを販売しました。
新酒は上伊那地域の酒販店およそ80店で扱っていて、既に6100本の予約が入っているということです。
この伊那八峰は、それぞれ720ミリリットル入り、1250円で販売されています。 -
上伊那森林組合 ペレット売り上げ4割増の見込み
上伊那森林組合が製造している、ペレットストーブ用の燃料「木質ペレット」の売り上げは、前年度と比べ、4割増え、今年度は、およそ7400万円となる見込みです。
ペレットは、間伐材などを利用して作る事から、地球温暖化対策や環境問題の面から注目されています。
ペレットストーブの普及は、ここ数年の灯油価格の値上がりもあり、追い風となっていて、上伊那森林組合では、今年度は、昨年度より100トン多い、1千5百トンのペレットを製造します。
今年度、3月から10月までの売り上げは、およそ3100万円で、昨年度の同じ時期と比べ、6割程、増えています。
今年度の売り上げ見込みは、およそ7400万円で、昨年度より、率にして4割、金額にして2千2百万円あまり増える見通しだということです。
組合では、来年度、木材搬出用の機械化を進める計画で、「より一層のコスト削減に努めていきたいと」しています。 -
焼却灰処理費 2倍に理解
伊那市の白鳥孝市長は、南箕輪村南原住宅団地の焼却灰処理費要が当初試算の2倍になったことについて「結果対応でしょうがない」と述べ、増額分についても負担する考えを示しました。
これは、21日伊那市役所で開かれた記者会見で示されたものです。
この問題は南箕輪村南原住宅団地の地中に伊那中央清掃センターから出た焼却灰が埋められていたもので、村では処理費を9千万円と試算していました。
しかし焼却灰の処理量が当初の倍となることがわかり、費用も2倍となることが、20日の伊那中央行政組合議会全員協議会で説明されました。
この中で南箕輪村の唐木一直村長は、費用負担について理解を求めていました。
またこの件について箕輪町の平澤豊満町長は「応分な費用負担は必要。来年度予算に経常する。」と述べ
理解を示しました。
当 初の試算では処理費用は9,000万円で内訳は伊那市が5,750万円、箕輪町が2,100万円
南箕輪村が1,150万円となっています。
最終的な処理費用は、およそ1億8,600万円と推計されていて、さらに増加する可能性があるということです。 -
来年上伊那で生産する米の生産目標 3万291トン
上伊那農業再生協議会が20日、伊那合同庁舎で開かれ、来年上伊那で生産する米の生産目標を3万291トンとしました。
協議会は、来年の米の市町村別生産目標などを決めるために開かれたもので、今日は、市町村職員や農業関係者などおよそ30人が出席しました。
上伊那の来年の米の生産目標は、今年と比べて208トン多い3万291トンとしています。
市町村別では、伊那市が1万2,921トン、箕輪町が2,557トン、南箕輪村が1,683トンとなっています。
県では、「東日本大震災や福島第一原発の事故の影響で一時的に米の需要量は増えたが、食の多様化や、人口減少などで減少傾向にある。引き続き需要に見合った米の生産を進めていきたい」としています。 -
「ろう者にとって最良の教育とは」考える
長野県手話通訳問題研究会が企画した、ろう者の「教育」について考える講演会とパネルディスカッションが、18日伊那市福祉まちづくりセンターで行われました。
講演会では、ろう学校幼稚部と一般の保育園に通い、小学校から高校までを一般の学校で過ごし、筑波大学附属聴覚特別支援学校に通った経験を持つ鈴木洋美さんが、「インテグレーションを経験して」と題して話しました。
インテグレーションとは、障害のある子どもを通常の学級で、一般の児童とともに教育することです。
鈴木さんは、「小学校のときは難聴だからといじめを受けた。同じ人間なのに、どうしていじめられるんだろうと思った。学校の情報を何も得る事が出来ず、信頼できる友達もいなくて、自分の殻に閉じこもりそうになった」と、振り返りました。また、「インテグレーションには、メリットとデメリットがある。子どもに選択させることが大切」と話していました。
パネルディスカッションでは、松本ろう学校の上嶋 太教諭など4人が「ろう者にとって最良の教育とは」と題して話しました。 -
高校生が選ぶ読書大賞 「都会のトム&ソーヤ1」に決定
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。「夢」をテーマにした今年は、はやみね かおるさんの「都会のトム&ソーヤ1」が選ばれました。
高校生の投票により今年の読書大賞に選ばれたのは「都会のトム&ソーヤ1」です。
読書大賞は、上伊那の公立高校の図書委員と学校司書らでつくる上伊那図書館協会高等学校図書館部会が開いているもので、今年で3回目です。
17日は、伊那市の創造館で読書大賞の会合が開かれ、上伊那の公立高校から27人が参加しました。
今年の読書大賞のテーマは「夢」です。
11作品の中から1次投票で選ばれた最終候補3作品について、生徒がグループに分かれて感想などを話し合いました。
5段階評価で最終投票が行われ、合計得点の平均点で大賞が決まりました。
上伊那図書館協会高等学校図書館部会では、大賞作品の著者に手紙を書き、大賞に選ばれたことを報告するということです。