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権兵衛トンネル沿道広告物
デザイン審査で北沢さん(箕輪町)が最優秀賞06年3月に権兵衛トンネル道路(国道361号線)の開通が予定されているが、それに先立ち、沿道の自己用広告物のモデルになる統一デザインの第2次審査会が22日、伊那市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった。2次審査に残っていた4提案のうちから、箕輪町在住の一級建築士・北澤宗則さんの案が最優秀賞に決まった。
主催は、上伊那地方事務所や市町村、関係団体でつくる上伊那地域景観推進会議(会長・牛越徹上伊那地方事務所長)。伊藤精晤信大農学部教授を審査委員長に、地元地区代表など11人による審査委員会があたった。
北澤氏のデザインは伊那産カラマツを使用し、地域住民が自由に花で演出できることを狙ったもので、「シンプルで景観に調和する」「地元産のカラマツを使用した点がよい」「管理がしやすい」などの点で評価された。
権兵衛トンネル道路は、伊那側約7キロ・両側100メートルが屋外広告物禁止地域に指定される予定。この地域を含む西箕輪一帯は、景観保護のための「西箕輪ふるさと景観住民協定」も結ばれている。こうした中で、沿道に社屋や店舗を構える企業・商店がその敷地の中につくる自己用広告物の統一デザインのモデルを提示する必要があり、今回の審査になった。
伊藤審査委員長は「どの案も多大な努力とアイデアが盛り込まれたもので甲乙つけがたかったが、地元産のカラマツを使用し、設置方法も詳細にわたり提示された北澤さんの案が評価が高かった」と話した。
今後、北澤さんのデザインをもとに自己用広告物のモデルをより具体化するだけでなく、建物の外観などを含めて、景観保護のためのガイドラインを12月までにまとめる。とりまとめには、審査委員会のメンバーに北澤氏が加わってつくられるガイドライン策定委員会があたる。 -
上農生が大芝荘で竹垣作りボランティア
上伊那農業高校緑地工学科の生徒が19日、ボランティアで南箕輪村の大芝荘入り口に竹垣を作った。3年目の活動で、生徒たちが日ごろの学習成果を発揮して熱心に作業し、完成した。
地元の公共施設で垣根作りなどをし、地域の人に気持ちよく施設を利用してもらうと同時に、地域との連携や交流を深め、緑地工学科の学習を知ってもらおうと取り組んでいる。
夏休み中だが3年生の有志5人が参加。山本浩文教諭の指示を受けながら、大芝荘日帰り温泉への通路約8メートルの区間に四つ目垣を製作した。2メートル間隔に立てた杉の丸太に地面と並行に胴縁を縛り、地面に垂直に立てた竹と胴縁をしっかりと縛って美しい竹垣に仕上げた。
竹垣作りは3年生になってから学習。参加した生徒は、「地面が傾斜になっているので、それに合わせて胴縁を水平にするのが難しかったけど、皆でやってると楽しい」と話していた。
大芝荘の山崎文直支配人は、「竹垣が出来て、駐車場と緑の花壇、通路がきちんと分けられて気持ちがいい。通路を歩く温泉の利用者もほめてくれて評判がいい」と喜んだ。 -
南箕輪村議がボラで草刈り
きれいな大芝高原でまつりを楽しんでもらおう-と、第20回大芝高原まつりを前に南箕輪村議会議員は18日、ボランティアで大芝公園マレットゴルフ場西側道路の草刈り作業に汗を流した。
「村の皆さんがボランティアで花を植えたりしている。議員もボランティアで出来ることをしよう」と議員の中から声があり、初の取り組み。役場産業課と相談し、祭り駐車場になる、多くの人が通る道路沿いをきれいにしようと、作業が決まった。
議員はそれぞれ草刈り機やかまなどを持ちより、村有林のフェンス沿い約300メートルの区間に生い茂った草を刈り、道路は見違えるようにきれいになった。 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は18日開き、公共下水道事業管きょ工事請負契約の締結議案2件と、箕輪工業高校全日制課程の存続を求める意見書提出の議員発議を原案通り可決し閉会した。
請負契約は、国庫補助の村公共下水道事業管きょ工事第5、第7工区。第5工区は、伊那総建(本社・南箕輪村、北沢千秋社長)と5145万円で契約。施工延長1101・5メートル、管布設延長1073・6メートル。06年3月24日しゅん工予定。第7工区は、キョウデンテクノス(本社・南箕輪村、橋本徹社長)と5670万円で契約。施工延長1280・5メートル、管布設延長1242・1メートル。06年3月25日しゅん工予定。
箕輪工業高校全日制課程の存続を求める意見書は、「全日制課程がなくなることは、地域と一体となって魅力ある学校づくりを実践する地元・学校にとってまこと由々しい限り。存続を強く求める」とする内容で、県知事、県教育委員会、県議会議長に提出する。 -
南箕輪村田畑の「盆正月」
南箕輪村田畑で100年以上続く伝統行事「盆正月」。小林健一区長(66)ら役員の自宅を16日深夜から17日未明にかけ、区内の男性たちがしめ縄や車、農機具などを飾り立てて封鎖し、もう1日盆休みがほしい-と要求した。役員宅では朝から片付け作業に追われ、封鎖ぶりを見学に訪れる人もいた。
封鎖するのは区3役と公民館3役の6軒。地区PTAなどでつくる「伝統行事を守る会」が田畑神社で準備をし、午前0時に作戦開始。区長宅を最も“華やか”に封鎖した。
区長宅は、玄関前にコンテナや肥料、消毒のタンク、タイヤなどを高く積み上げ、しめ縄を飾り、鏡もち、スイカ、花台の上にはキュウリなどの野菜がきれいに並べて供えた。
はぞ木は軒先に立てかけ、庭に干してあった野球のユニフォームは物干しざおごと運び石灰で真っ白に化粧。軽トラックも移動。タイヤの空気を抜き、荷台には豆トラ、運転席の屋根上には青いトマトをのせた脚立を置いた。物置にあったトラクターも運び出し、庭先には「お正月」の文字を大きく書いた。
朝5時半に起床した小林区長は、玄関から外に出ることができず裏口から出て封鎖の様子を見た。10年前、区の会計をしたとき以来2度目の“受難”。「夜中にゴロゴロと引き出す音が聞こえた。おらたちも若いころやったもんで…。ちょっと片付けが大変。半日かかるかな」と苦笑い。「盆正月なので1日ゆっくり休むように」と、3役で手分けして区内の組長に電話連絡した。 -
今井愛子パッショングループ代表
南箕輪村田畑
今井愛子さん(59)辰野町から飯田市まで、上下伊那に80を超えるダンス教室を持ち、メンバーは千人以上というパッショングループ。今年、発足20周年を迎えた。
若いころ、スポーツは全くしていなかった。「普通の主婦、内職おばさんだったんです」。運動不足で体調が思わしくなく、3年ほど毎朝一人で歩いたが、偶然誘われて南箕輪村教育委員会のレクダンス講座に参加。「音楽に合わせて体を動かす楽しさを知った」。これが、エアロビクスの世界にのめり込むきっかけだった。
「音楽が好き。だから音楽が流れると自然に体が動く。全てを忘れ汗をかく。終わったあとの満足感。すっごい気持ちいいですね」
スポーツクラブなどに通いエアロビクスに熱中。現在も自身の勉強のために松本まで通っている。
クラブに通いはじめ1年くらい経ったころ、近所の人にどうしても-と頼まれ、田畑公民館でサークルとしてスタートした。「肩書きはないけど、自分が持っているものは“一生懸命”と“情熱”。それなら…」と、情熱を英語にして『パッション』というサークル名が誕生した。
メンバーは子どもから高齢者まで幅広い。年代ごとに合った曲を選び、全てオリジナルの振り付けをする。ユーロビート、アニメソング、演歌などさまざまだが、「自分の好きな曲じゃないと振りは出てこない。この曲いいなと思うとイメージが沸いてきて、手足の動きを付ける。自分が踊れて初めて皆さん満足できるので、私の振りは分かりやすく踊りやすいから、喜んでもらえるのかな」。
これまで何百曲と振り付けてきたが、全ては「家庭料理の感覚」。「親しみやすい、おいしい料理が出たら満足感がある」と、そんな思いで振り付けるものの、「素晴らしいと思ったことはない」。10人のインストラクターが踊り込んで立派に仕上げてくれるのだという。
「スタッフの支えがあるからやっていられる。互いに誇りに思い合っていて、本当に私の財産ですね」と、スタッフに絶大の信頼を寄せる。
千人のメンバーのトップに立っているが、「私の中では普通の主婦。自分が健康で、いい主人がいて、子どもに孫もいて、いつも家庭に帰ってきていい状態でいられるから、教室でも作り笑顔でなく、本当の楽しさでいられる」。そのためスタッフには、「まず家庭を大事に考え、その次に仕事をしようね」と話している。
1時間半のレッスンの間、自ら先頭に立って踊り、指導し、精一杯汗をかく。「楽しさを皆さんに与えてあげられる。本当にいい仕事にめぐりあった。毎日充実していて、自分ほど幸せなものはいないと、いつも思ってる。私のできる限りやっていきたい」。教室には今日も、はつらつとした笑顔と情熱があふれる。 -
権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつり
21日開催権兵衛トンネル開通前記念第20回大芝高原まつりは21日、大芝高原一帯で開催する。
多目的広場のステージで午前10時から開会式。FM長野パーソナリティーの小林新さんが司会、進行を務める。催しは18。今年は新企画で「木曽の物産展」も多目的広場で開催。木曽福島町、開田村、旧楢川村(現塩尻市)の物産を販売する。
クラシックカーフェスティバルは、会場を例年の大芝プール駐車場から大芝の湯西側駐車場に変更。恒例の花火大会は85番組で、そのうちスターマインは19。記念花火は11組。
今年は大芝高原周辺の民間企業の駐車場は利用できないため、富士塚運動場に車を誘導し、シャトルバスを利用してもらう。バスの運行は例年より始発を早め、運行時間は午前8時半から花火大会終了の午後9時半まで。公園周辺の混雑を避けるため、村内巡回バスとシャトルバスの利用を呼び掛けている。
雨天は28日に花火大会のみする。
催しは次の通り。
▽ゲートボール大会午前8時-10時半、屋内運動場▽マレットゴルフ大会午前9時-正午、大芝マレットゴルフ場(午後からマレットゴルフ無料開放)▽地場農産物即売会午前10時-午後3時▽わくわくクラブお茶教室午前10時-午後2時▽親子ふれあい木工広場午前10時-午後2時▽乗馬体験コーナー午前10時-午後2時▽クラシックカーフェスティバル午前10時-午後3時▽闘鶏大会午前10時-午後3時▽フリーマーケット午前10時-午後3時▽福祉ボランティア本部午前10時-午後4時▽開会式・おまつりステージ午前10時-午後7時20分、多目的広場と湖上ステージ▽ふるさとの味コーナー午前10時-午後9時▽出店コーナー午前10時-午後3時半▽大芝名物たらい体験・レース午前10時半-午後2時半、先着20組▽おまつりパレード午後2時-4時▽民謡踊り午後4時-5時半▽防災コーナー(はしご車など)午前10時-午後2時▽木曽の物産展午前10時-午後2時▽ゆかた無料着付(女性のみ)午前10時-午後5時半▽花火大会午後7時半-9時
◆交通規制
村道6号線の大芝高原信号機西側の道路を午後6時から、西に向かう方面への一方通行規制とする。西側からは進入禁止。花火終了後の午後9時30分を目安に規制解除する。
この規制により、花火立入禁止区域は西は広域農道脇まで、南は村道6号線脇まで。村道6号線の北側車線は花火立入禁止区域による歩行者専用とする。 -
南箕輪村第29回夏季村民体育祭
南箕輪村公民館主催の第29回夏季村民体育祭が16日、大芝高原の野球場、陸上競技場などであった。地区対抗の野球とソフトボールで、楽しみながら熱戦を繰り広げた。
村民の親ぼくを目的に夏恒例の体育祭。軟式野球5チーム、ソフトボール・スローピッチ14チーム、ソフトボール・ファーストピッチ3チームが参加した。
ソフトボール・スローピッチの試合では、0対10からの大逆転で勝ち進むチームも。「だれだ?2回戦で終わりって言ったのは。勝っちまったぞ」と笑い声が響いた。
外野から「プロが出てきたぞ。ピッチャー、敬遠したほうがよかねえか」と声がかかったり、試合を終えたほかのチームから「外野はもっと下がれ!」と指示が出たり、「おいおい、もう終わりにしようぜ。ビールが飲みてぇよ」という声も。試合とはいえ終始和やかで、選手も応援もゲームを楽しんでいた。
結果は次の通り。
▼野球の部 (1)大泉(2)田畑(3)北殿野球クラブ、KUBO
▼ソフトボール・ファーストピッチの部 (1)北殿ソフトボール倶楽部(2)大泉(3)クボ
▼ソフトボール・スローピッチの部 (1)南原A(2)田畑B(3)沢尻ソフト -
味工房が大芝の湯で火曜野菜直売
南箕輪村ふれあい交流センター・大芝の湯のロビーで、近くの農畜産物加工直売所「大芝高原味工房」のスタッフが野菜を直売している。メンバーの自宅で栽培した夏野菜を、8月の毎週火曜日に販売する。
「火曜直売市」と題し、初めての試みで、「夏野菜が豊富に取れるので、安く提供したい」とのメンバーの提案に、施設側が協力して始めた。
2回目は、トウモロコシ、ジャガイモ、カボチャ、ピーマン、ナスなど、約10種類の朝どり野菜を出品。入浴利用者らは100円窶・00円の安価販売に、帰り際に喜んで買っていった。
また、夏ばて防止効果のある、中国野菜の「クウシンサイ」も販売し、利用者らの関心を集めていた。 -
天竜川浸水への防災対策住民説明会
南箕輪村は11日夜、北殿区下段地区の住民を対象に、天竜川浸水への防災対策住民説明会を北殿公民館で開き、天竜川の「特別警戒水位」や避難対策を説明した。
水防法の改正により7月1日から、北殿水位観測所に避難などの目安になる水位「特別警戒水位」(7・10メートル)が設定されたことにより、村が避難対策を示した。対象は、天竜川上流河川事務所が天竜川浸水想定区域とする北殿区内のバイパス東側、天竜川との間に住居を構える区民。
特別警戒水位に達した時点で村が「避難準備指示」。住民は避難準備をし、北殿区自主防災会は非難援助希望者と連絡を取り、人員を確保。浸水が予想される時点で村が「非難勧告」を出し、住民は北殿公民館に避難、自主防災会は避難援助希望者宅へ向かう。
情報伝達は、村は防災無線ほか広報車により周知。北殿区長と自主防災会長へ電話連絡する。区長と会長は各組長らへ連絡し、組では連絡網などで周知する。連絡網は今後早急に整備する。
災害時に一人で、または家族の介助だけでは避難できない人が、自主防災組織の協力を得てスムーズに避難するため、災害時要援護者の登録も開始する。
9月4日の防災訓練主会場は北殿区で、大雨による天竜川からの浸水対応訓練を実施。避難対策に基づき情報伝達、避難者の確認などをする。 -
いろいろ物作り体験会「身近なもので草木染め」
南箕輪村公民館主催のいろいろ物作り体験会「身近なもので草木染め」が12日、館内であった。小学生から大人まで5人がヒメジョオンなどの草木染めに挑戦した。
家庭の台所で手軽にできる染物を体験しようと、日本手芸協会トールペイント認定教室プリムローズを開いている大洞かずよさんが指導。ヒメジョオンとタマネギの皮の2種類で木綿の布を染めた。
参加者は、絞り模様に染め上げるため、持ってきた布を何カ所かつまんで輪ゴムでしっかりと縛った。
染色は、ヒメジョオンなどをホウロウ鍋で煮だし、同浴染という方法で鍋にミョウバンを入れ、染まりやすいように牛乳に浸した布を入れて15分くらい煮たあと、1時間ほどそのまま冷ました。
染色液が冷えたところで布を水洗い。ヒメジョオンは薄い黄色、タマネギの皮は鮮やかな山吹色に染まった。「模様はどうなったかな」とワクワクしながら各自の布の輪ゴムを解くと、白く丸い模様が浮き上がり、「わあ、きれい」「すてき、すてき」と皆感激した様子だった。
南箕輪小学校4年の北原怜奈さんは妹の佑奈さん(2年)、祖母と参加。「手芸が好きで、草木染めが楽しそうと思って来た。きれいにできた」と喜んでいた。
染色液が冷めるまでの約1時間は、即席トールペイント教室で、小さいハート型の木にヒマワリを描いてストラップ作りも楽しんだ。 -
上伊那農業高校お花市大盛況
南箕輪村の上伊那農業高校の恒例お花市が12日、JR伊那北駅前といなっせ広場であった。生徒が心を込めて育てた新鮮な花を買い求めようと長蛇の列ができる盛況で、販売開始から1時間足らずで600束を完売した。
花は、農業クラブの農林委員会を主体に、農林専門委員が協力し全校で育てた。早く咲き始めた花は事前に収穫して冷蔵庫保存し、残りは11日に収穫。赤、紫、白のアスター、オミナエシ、小菊、シマガヤ、ガマの穂などの入った立派な花束を作って準備した。
今年は整理券配布をやめ先着順に販売。朝早くから列ができ、500円の花500束と300円の花100束の合計600束を完売した。
伊那市春日町の主婦らは、「毎年来ています。切りたての花を持ってきてくれるからお盆中ずっと持つのでとてもいい」「すごい人で帰ろうかと思ったけど、手に入ってうれしかった」と笑顔で生徒から花束を受け取っていた。 -
かれんにサギ草咲く
南箕輪村内の寺でサギ草が咲き始めた。真っ白いかれんな花が風に揺れ、涼しさを運んでいる。
30年以上も育て続けているサギ草。今年は2500本以上もある。4月初旬から約1カ月かかって球根を一つずつ水苔(ごけ)に包んで植え、これまで洞に置いて液肥を与えるなど管理してきた。草丈は20センチから25センチほどに成長し花が咲き始めたので、本堂の周りなどに鉢を並べ直した。
毎年、サギ草を楽しみに見に訪れる人もいる。寺では、「去年より丈がそろっている。お盆ころに見ごろになるのでは」と話している。 -
大芝の湯でチェーンソーアート作品展
南箕輪村の大芝の湯は、チェーンソーアート作品を展示している。チェーンソーで見事に彫刻した作品に関心が集まっている。
作品は、下伊那郡松川町で工房コロボックルを営む米山孝昭さんが制作した。
6月下旬、NHK総合テレビ全国放送の番組「お元気ですか日本列島」の1コーナーが大芝高原で生中継され、米山さんが番組内でチェーンソーアートの制作を披露した。これが縁で作品を展示することになった。
チェーンソーだけで流木や丸太を彫刻し作り上げた作品は、ペガサス、馬、ウサギ、リス、カメ、シカ、フクロウなど16点。
「チェーンソーは林業で木を切る道具としか思われていないが、作品は仕上がりの段階まで高度なチェーンソーテクニックで制作したもの」だという。
作品は大芝の湯受付前と廊下に展示。今月末まで飾るという。 -
上農生グリーンファームで企業研修
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が、伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム産直市場(小林史麿代表)で8日、企業研修を開始した。
「農業の実践的学習」として同校は、先進農家体験や企業研修など、実社会を通して「農」を学ぶ現場実習を多く取り入れており、生徒たちは進路選択の参考にしたり、現場を知る機会として積極的に参加している。
グリーンファームでの研修に参加したのは生物工学科の3人と園芸学科の1人。「実際に働いてみたかった」と話す生徒や「将来的に現在学んでいる分野で就職してみたい」という生徒など、参加理由はさまざま。
今後5日間、生徒たちは、生産者と消費者をつなぐ現場でさまざまな仕事を少しずつ経験しながら、普段と異なる角度から「農」を学ぶ。 -
南箕輪村が滞納整理実施
南箕輪村は、04年度末で村税・使用料などが2億円弱未収になっているため、10日から管理職をはじめ庁内職員全員で滞納整理をする。8日、役場で職員対象に滞納整理の説明会があった。
「負担の公平化、自主財源の確保の観点からも未収金削減の取り組みが急務」とし、8月を「集中滞納整理月間」と定め、31日まで滞納整理をする。
整理するのは村民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、保育料、介護保険料、下水道使用料、下水道受益者負担金。主に04、05年度分が未納となっている新規の滞納者が対象。新たな滞納の発生を防ぐ。
職員が2人1組の班を編成。1班が6件前後、訪問をする。 -
信州大学農学部でオープンキャンパス
講義や学生生活を事前に見学し、進学後の不安を解消して入試に臨んでもらおう窶狽ニ6日、南箕輪村の信州大学農学部で、オープンキャンパスがあり、県内外の高校生など約260人が、模擬講義を受け、受験相談などをした。
少子化が進み、入学者の確保は、すべての大学の課題であり、信州大学も例外でない。
そこで農学部は、昨年までの参加者から要望が多かった模擬講義・実験を導入。より実際に近いイメージをつかんでもらうと共に、農学部が取り組む「フィールドに根ざした食と緑を科学する」を、より身近に感じてもらう狙いがある。
各学科ごと模擬講義・実験を準備。食料生産学科は「タマネギのDNAをとりだしてみよう」と、見学者にも作業に参加してもらい、実験をした。
参加者たちは「どの学部が自分の学びたい農学により近いか」などを改めて確認した様子だった。 -
大芝水耕栽培メロン「アールス雅」出荷始まる
南箕輪村の大芝水耕生産組合(3人、武村淳一組合長)が栽培するメロン「アールス雅」の出荷が8日、始まった。
この日、メロンの糖度調査をし、一番いいもので糖度15度。秀品の基準が14度以上なので、甘みがありいい状態に生育している。武村組合長は、「今年は梅雨が短かったので、表面のネットがきれいに入った。玉のびもいい」と話している。
ゴールデンウィーク後に約8千本の苗を定植。5棟のハウスで栽培してきた。2棟がお盆にかけて収穫適期で、地元の直売所などに贈答用などお盆時期の需要向けに出荷。残り3棟は9月初旬ころまで順に収穫するという。
1玉売りは800円くらいから、贈答用は2玉入り3千円くらいから。地元のほか名古屋方面にも出荷する。 -
大芝高原まつりを一緒に楽しもう
南箕輪村の大芝高原まつり(21日)に向け、福祉ボランティアの事前講習会が7日、会場となる大芝高原で開かれた。村民約30人が集まり、催し物の開催場所の確認と合わせて車いすの操作方法を学んだ。
福祉ボランティアは車いすの介助やトイレの介助などに当たるもので、10年目の取り組み。会場内は砂利道や芝生のため、当日は車いす利用者1人にボランティア3人がつく。
参加者の3分の1が車いすを使うことが初めてで、大芝高原まつり福祉ボランティア委員会の山崎一委員長が車いすの操作方法を説明。▽前の車輪が砂利で動かなかったら、後ろ向きにして進む▽利用者に声かけして動作に移る▽混雑するため、周囲をよく見る窶狽ネどとアドバイスした。
そのあと、実技に入り、参加者は交代しながら車いすを動かした。
何度か参加しているという女性は「舗装した道路と違い、重く、思うように進まないので難しい」と感想をもらし「まつりはみんなが楽しむもの。当日は自分たちも一緒に楽しみたい」と話した。
例年、車いす利用者25窶・0人が訪れている。
まつりでは「木曽の物産展」やクラシックカーフェスティバルなど多彩な催し物が計画されている。 -
大芝高原まつり歴代ポスター展
ポスター・うちわ・パンフレット応募作品展8月21日開催の南箕輪村の第20回大芝高原まつりに向け、村役場庁舎で20回記念歴代ポスター展とポスター・うちわ・パンフレット応募作品展を開催している。
歴代ポスター展は、ラミネート加工した第5回から12回、第14回から今年の20回までの計15枚を産業課前の壁に展示している。図案はいずれも南箕輪中学校の生徒が描いた。第14回以前のポスターは花火や太鼓、踊りなどをメーンに描いたものがほとんどだが、第15回からは村イメージキャラクター「まっくん」を中心に描いており、時代によるポスター図案の違いも楽しめる。
ポスター・うちわ・パンフレット応募作品展は、本年度の応募作品全30点の原画を写真撮影したものを庁舎ロビーに展示している。南箕輪中の生徒の力作が並んでいる。
いずれも大芝高原まつりまで展示し、まつりムードを盛り上げる。 -
大阿原湿原の遊歩道を上農生が整備
貴重な動植物が生息する長谷村大阿原湿原の整備を通して、自然の大切さや仕組みを理解しよう窶狽ニ4日、上伊那農業高校緑地工学科の生徒37人が湿原内の遊歩道などの整備をした=写真。
夏休みを利用して生徒に実際のフィールドを体験してもらうことを目的に、湿原を管理する南信森林管理署の協力を得た実習で2年目。
管理署職員が大阿原湿原や、これまでの保全活動などを説明。久保田廣署長は「地元の素晴らしい名所を後々に残し、トレッキングに来る人が安心して見学できるよう作業に取り組んでほしい」と話した。
生徒らは班に分かれて老朽化した木道の取り換えや、遊歩道脇に張ったロープの張り直し作業に取り組んだ。
高層湿原としては本州最南端にある大阿原湿原は、約12ヘクタールの広さ。食虫植物のモウセンゴケなど、貴重な植物も多く生息する。 -
上農高校でお花市の盆花準備
今年は先着順で販売南箕輪村の上伊那農業高校は今年も、12日のお花市に盆花を販売する。当日にきれいな盆花を提供したいと、咲き始めた花を冷蔵保存するなど生徒が準備に取り組んでいる。
毎年長蛇の列ができる人気の盆花販売のため、農業クラブの農林委員会が主体となり農林専門委員が協力。全校で種まきから取り組み、菊やアスターなどを育ててきた。
梅雨時期に白い菊が病気になり販売できなくなったが、黄色い菊や白、赤、紫のアスターなどは努力のかいあってつぼみをたくさん付けている。
開花時期をお花市に合わせるため、生徒たちは5日、早く花が咲き始めたアスターなどを収穫し、冷蔵庫に保管する作業に精を出した。
11日は、花の収穫と花束を作る。アスター、菊、オミナエシ、シマガヤを主に、束によってカーネーションやトルコキキョウなどを組み合せるという。
今年は整理券配布をやめ、先着順の販売に切りかえる。JR伊那北駅前といなっせ広場の2カ所で午前9時半から販売。1束500円の予定で1人2束限定。
農林委員長の有賀大地君(生産環境科3年)は、「盆花販売は地域の皆さんに好評で、今年もやりますかと聞かれる。よりたくさんの人が来てくれるととてもうれしい」、農林専門委員の小松洋道君(同)は、「草取りなど、作業は大変だけどきれいな花がいっぱい咲いた。たくさんの人が買いに来てくれるとやって良かったと思える。いい経験になる」と話している。
盆花販売に向け咲き始めた花を収穫する上農生 -
南箕輪老人ホーム夏祭り
南箕輪養護老人ホーム南箕輪老人ホーム(唐沢由江施設長)で3日、恒例の夏祭りがあった。利用者や家族は、太鼓演奏や踊りのステージ、花火大会などイベント満載の祭りを楽しんだ。
ハイビスカスやヒマワリ、祭りの法被などを飾り夏らしさいっぱいのやぐらを設けた夕暮れの庭で、来賓と利用者が鏡割りをして祭りが開幕。太鼓グループ「鼓龍」の威勢のいい演奏が祭りムードを盛り上げた。
屋台「お好み亭」は焼きそば、から揚げ、フランクフルト、寿し、冷麦、五平もち、スイカなどごちそうがいっぱい。利用者らはビールやジュースで乾杯し、「おいしい」と笑顔で味わった。
今井愛子パッショングループの踊り「お祭男爵」、職員の「信濃の国」など元気なステージに負けまいと、利用者も「大事な人だから」の踊りを披露。盆踊り大会にクライマックスは花火大会で夏祭りを満喫した。 -
南箕輪村防犯協会会議
南箕輪村防犯協会(唐木一直会長)は2日夜、05年度の活動や「夏の地域安全運動」の取り組みなどを村民センターで協議した。
夏の地域安全運動は、警察関係機関、団体や地域住民が一体となり防犯・防火運動を展開することで、住民の防犯意識の高揚を図り防犯対策を推進して「安全で安心なまちづくり」を目指す。
運動の重点は▽進入盗・乗物盗の防止活動(自転車の防犯登録推進、自動車・自転車のキー抜きドアロックや二重ロックなどの指導、各家庭の防犯診断など)▽少年の非行防止・少年を取巻く有害環境の浄化活動▽暴力追放▽一人ひとりの防火意識の高揚-。
実施は12日から31日までの20日間。防犯指導員、防犯女性部員、消防団の協力で、区単位で各家庭の防犯・防火診断、危険カ所のパトロールをする。
21日開催の大芝高原まつりは、防犯協会は交通委員として防犯指導員は駐車場整理係、防犯女性部員は巡回バス添乗員で協力する。
05年度活動計画は、大芝高原まつり協力、防犯女性部護身術講習会、放置自転車の警告活動、全国地域安全運動、年末特別警戒。 -
伊那消防署で高規格救急自動車の入魂式
伊那消防署で2日、高規格救急自動車の入魂式があった。小坂樫男伊那消防組合長をはじめ、署員らが出席し、安全を祈願した。
1993年に同消防署で初めて購入した高規格救急車の老朽化にともなう更新。
小坂同組合長は「はしご車の横転事故もあったので、交通事故には十分気を付け、地域住民の安全のためにも、有効に使われることを願う」とあいさつした。
同車両の購入価格は、2814万円で、全長5・61メートル、全高2・48メートル、全幅1・8メートル、総重量3055キロ。以前のものと比べると、盗難防止装置が強化され、エンジン起動中でもドアロックができるなどの特徴があり、車輪は4輪操舵システムで、従来より小回りが利く。
また、災害時には緊急消防援助隊として出動する。
伊那消防署管内の昨年度の救急出動件数は2560件で、前年と比べると217件増、搬送人員は2491人で、147人増。救急事故種別の出動件数では急病、交通事故、一般負傷の順で多い。 -
南箕輪村商工会商業部会
販売促進事業チャレンジ05 第2段開催南箕輪村商工会商業部会(桜井高文部会長)が進める販売促進事業「チャレンジ2005」が31日、ニシザワショっパーズ南箕輪店店頭であり、目前に迫った権兵衛トンネル開通に合わせた木曽の物産販売と、子供むけのラジコン操縦教室で終日賑わった。
木曽中部商工会(日義村・開田村・三岳村・王滝村)の協力による木曽物産展では「開田そば」や木曽ひのき製の箸、ねずこ下駄、ヤマトイワナの甘露煮などが並び注目を集めた。
ラジコン操縦教室は伊那モケイが協力してラジコンカーやラジコンヘリコプターを実演。付き添いの親とともにコーナーを囲んだ子供たちから歓声が上がった。
「チャレンジ2005」は、地域消費行動を掘り起こし、地域の商店の販売促進につなげることを目指して05年度から始まった新事業。今回が2回目。特別セールを行う商店の敷地などを利用して、商工部会としてのイベントを同時開催する。
桜井部会長によれば、6月中旬に開催した第1回では、300人が集まり、会場になった伊那コルト自動車の販促セールの成績も上々だった。権兵衛トンネル開通をマジかに控えて、今後も木曽との連携の道を探りながら同様の取組を行うという。次回は9月25日、国道153号線大泉入口信号付近とのこと。 -
南箕輪でべとリンピック
NPO法人南箕輪村わくわくクラブは31日、フライングディスク(フリスビー)などを使った競技を泥まみれになりながら楽しむ「第5回べとリンピック」を南箕輪村田畑の休耕田で開いた。4種目に小学生から年配者まで約80人が出場し、泥しぶきを上げながら競技に熱中した。
種目は、2人1組で、1人が投げたフリスビーをもう1人がキャッチするまでの滞空距離を競う「エアコンビ」、1チーム5人で、フリスビーを使ったアメリカンフットボール「泥んこアルティメット」、泥の中に立てた旗を奪い合う個人競技「田んぼフラッグ」、今年新たに加えた、3人1組でドリブルのリレーをする「ドリブルリレー」。
田んぼフラッグでは、予選からデッドヒート。旗を目指して思いっきり走ると、最後は頭からダイブして奪い合った。泥んこアルティメットでは、フリスビーを取ろうとするも、泥に足を取られて転んだりするなど、どの競技も全身泥だらけになりながら競う姿に会場からも大きな歓声が上がっていた。 -
第20回大芝高原まつり
うちわ、パンフレット完成南箕輪村の第20回大芝高原まつり(8月21日)のうちわとパンフレットが完成した。8月1日発行の村の広報と一緒に全戸配布する。
うちわは、南箕輪中学校の竹松茂美さん(3年4組)の作品を採用。大芝高原まつりの花火、たらいレース、太鼓など数々のイベントをにぎやかに描いた。パンフレットの表紙は、同校の清水里音さん(2年3組)の作品。花火や金魚、ヨーヨーなど祭りの雰囲気いっぱいに描いている。
うちわは6千本、パンフレットは7千部作った。 -
第20回大芝高原まつり8月21日開催
20回目を迎える南箕輪村の「大芝高原まつり」は、権兵衛トンネル開通記念として8月21日に大芝高原一帯である。実行委員会が29日、村民センターであり、イベント内容を協議した。
午前10時、多目的広場のステージで開会式。FM長野パーソナリティーの小林新さんが司会、進行を務める。祭りの10日前から、FM長野で1日5回程度、大芝高原まつりのスポット広告も放送される。
催しは18。今年は新企画で「木曽の物産展」も多目的広場で開催。木曽福島町、開田村、旧楢川村(現塩尻市)の物産を販売する。
クラシックカーフェスティバルは、会場を例年の大芝プール駐車場から、大芝の湯西側駐車場に変更し開催。恒例の花火大会は85番組で、そのうちスターマインは19。記念花火は11組の申し込みがあった。
今年は大芝高原周辺の民間企業の駐車場は利用できないため、富士塚運動場に車を誘導し、シャトルバスを利用してもらう。バスの運行は例年より始発を早め、運行時間は午前8時半から花火大会終了の午後9時半まで。
雨天は28日に花火大会のみ実施する。
催しは次の通り。
▽ゲートボール大会午前8時-10時半、屋内運動場▽マレットゴルフ大会午前9時-正午、大芝マレットゴルフ場(午後からマレットゴルフ無料開放)▽地場農産物即売会午前10時-午後3時▽わくわくクラブお茶教室午前10時-午後2時▽親子ふれあい木工広場午前10時-午後2時▽乗馬体験コーナー午前10時-午後2時▽クラシックカーフェスティバル午前10時-午後3時▽闘鶏大会午前10時-午後3時▽フリーマーケット午前10時-午後3時▽福祉ボランティア本部午前10時-午後4時▽開会式・おまつりステージ午前10時-午後7時20分、多目的広場と湖上ステージ▽ふるさとの味コーナー午前10時-午後9時▽出店コーナー午前10時-午後3時半▽大芝名物たらい体験・レース午前10時半-午後2時半、先着20組▽おまつりパレード午後2時-4時▽民謡踊り午後4時-5時半▽防災コーナー(はしご車など)午前10時-午後2時▽木曽の物産展午前10時-午後2時▽ゆかた無料着付(女性のみ)午前10時-午後5時半▽花火大会午後7時半-9時 -
ダチョウの人工ふ化に成功
上伊那農業高校生物工学科3年の橋本哲平君(17)=伊那市=が28日、ダチョウの人工ふ化に成功し、2羽のヒナが生まれた。「本当にうれしい。かわいい」と喜ぶ橋本君。「これからが大変だけど成鳥にまで育てたい」と、生まれたばかりのヒナを見守っている。
同校は01年度から生徒がダチョウのふ化に挑戦。03年秋に成功して以来2度目。県内の農業高校ではまだ成功例がないという。
卒業生がふ化に成功した03年は、ふ化から10日でヒナが死んでしまった。橋本君は、課題研究でヒナを育てることをテーマにダチョウのふ化に挑戦。4月末から取り組んだ1回目は、卵の1個が未受精卵、残り1個は42日間のふ化期間を過ぎても生まれず失敗に終わった。
2回目の挑戦で6月14日に「みはらしダチョウ牧場」から受精卵2個をもらい、15日に学校飼育室内のふ卵器で卵を温め始めた。
湿度を30%まで下げるため毎日吸湿剤を交換し、卵の重さと温度を測定して記録。4時間ごとに90度ずつ卵を回転させる作業もしてきた。
ヒナの誕生は、1羽目が28日午前0時50分。2羽目は同日午後6時13分。体重は1羽目935グラム、2羽目1130グラム。
橋本君は27日から学校に泊り込み、2羽とも自力で殻から出ることが出来なかったため殻を割る補助をした。「割るタイミング、割り方が大事。慎重な作業だった」という。
誕生から1日経ったヒナを手にして「温かい。42日間が報われた」と笑顔を見せた。「卵を扱う以上にヒナの扱いは気を使う。まだ安心できる段階ではない」と慎重に観察を続ける。
今後の課題は餌付け。ダチョウは豆科の牧草を食べるが、同校にはふ化後の資料がないため手探りで取り組むことになるという。