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伊那小学校の児童西天竜幹線用水路沿いに啓発ポスターを設置
伊那市の伊那小学校の児童は、西天竜幹線用水路沿いにゴミの不法投棄防止を呼びかける啓発ポスターを7日、設置しました。
作業を行ったのは、伊那小学校4年仁組の児童28人です。
仁組では、西天竜と深く関わりのある施設や、当時の人々の思いなど、地域の歴史について学んでいます。
ポスターの設置は、去年行った水路内のゴミ拾いを通じて、自分たちにできることが何かを考え、行ったものです。
7日は、伊那インター近くの水路沿いのフェンスに、児童らが書いた56枚のポスターのうちの14枚が設置されました。
作業に協力した西天竜土地改良区では「この思いが少しでも届いて、ゴミが減っていけばうれしい。残りの42枚も重点個所に張っていきたい」と話しました。
仁組では、「年度内に、JRの伊那市駅周辺などでチラシを配り、不法投棄防止を呼びかけていきたい」としています。 -
南箕輪村の中部保育園どんど焼き
南箕輪村の中部保育園で7日、今年1年間の無病息災を願うどんど焼きが行われました。
7日は、各家庭から集めたダルマやしめ飾りなどの正月飾りが積み上げられ、火がつけられました。
正月飾りが真っ赤に燃え上がり、竹や木のはじける音がすると園児らは歓声をあげていました。
南箕輪村中部保育園の加藤正子園長は「園児と職員全員が、今年1年を元気に暮らせることを願いました」と話していました。
火の勢いが弱まると、1人ずつ名前の書かれた餅が焼かれていました。 -
南箕輪村で成人式
南箕輪村の成人式が3日、南箕輪村民センターで行われました。
南箕輪村で成人となったのは男性102人、女性80人の、合わせて182人です。
式では、中学校時代の恩師が新成人にエールを送っていました。
成人者を代表して竹松俊彦(としひこ)さんが「村で培ったものを大切にして広く世界に目を向けていきたい」と決意を述べました。
式ではほかに新成人による意見発表も行われました。
小林ゆりさんは「社会人の一員として自信を持ちそれぞれのフィールドで知恵を絞り、ずくをだしましょう」と仲間たちに呼びかけていました。 -
二年参り・初詣で恩徳寺賑わい
大晦日の12月31日、南箕輪村の恩徳寺は、二年参りや初詣の多くの参拝客でにぎわいました。
31日の深夜から元旦にかけて、恩徳寺には地区住民を中心に多くの参拝客が訪れました。
参拝をした人たちは「今年子どもが生まれるようにお願いしました」「受験に合格できるようにお願いしました」と話していました。
また、恩徳寺ではだれでも除夜の鐘を鳴らすことができ、鐘の前には長い列ができていました。
この日恩徳寺にはおよそ300人の参拝客が訪れたということです。 -
行方不明者捜索に貢献した内川由香さんに感謝状
行方不明者の捜索に貢献したとして南箕輪村北殿に住む内川由香さんに28日、依田公雄伊那警察署長から感謝状が贈られました。
この日は、内川さんが伊那警察署を訪れ、依田署長から感謝状を受け取りました。
内川さんは、16日、前の日から行方不明となっていた箕輪町の66歳の女性を発見し、通報しました。
家の近くのコンビニに立ち寄った際、防災無線で捜索していた行方不明者と似た女性を発見しました。
一度帰宅した後、夫の正樹さんと一緒に再度そのコンビニへ行き、周辺を捜して女性を発見したということです。 -
南箕輪村と伊那ケーブルテレビジョン 災害情報などの放送に関する協定を締結
南箕輪村と伊那ケーブルテレビジョンなどは27日、災害情報などの放送に関する協定を結びました。
27日は、南箕輪村の唐木一直村長と、伊那ケーブルテレビジョン株式会社の向山公人社長、伊那市有線放送の野笹吉男組合長の3人が調印式に出席し、協定書を取り交わしました。
今回の協定は、村内で災害発生時やその恐れがある場合、村が要請し伊那ケーブルテレビなどが災害情報について放送するもので、被害の軽減と住民の安全確保を目的としています。
その他、村が導入中のデジタル防災行政無線システムで通信した緊急情報が、伊那ケーブルテレビジョンの自主放送に自動的に割り込み、放送されるようになります。
向山社長は、「災害情報や避難情報をいち早く伝えることが、住民の命を守ることにつながると思う」と話しました。 -
「愛の鐘」のもと永久の愛誓う
南箕輪村の大芝高原にある「愛の鐘」のもとで恋人や夫婦が愛を誓いあうイベントが23日開かれました。
これは、冬の大芝高原に足を運んでもらおうと南箕輪村が初めて開いたもので36組の恋人や夫婦が参加しました。
イベントでは希望する参加者にタキシードとウエディングドレスが貸し出されました。
愛の鐘は南箕輪村と姉妹提携を結んでいた、合併前の静岡県土肥町から贈られたものです。
そこには恋人岬と呼ばれる岬があり、恋人同士が互いに鐘をならし、愛を確認したという民話が残されています。
参加した人たちは愛の鐘を共に鳴らし永久の愛を誓っていました。
村では、愛の鐘のもとで男女が愛を誓い合うこの企画を大芝高原の冬のイベントとして定着させていきたいと話しています。 -
コンビニエンスストア関係者が防犯訓練
伊那市や箕輪町、南箕輪村のコンビニエンスストアの経営者らを対象にした、防犯研修会が20日、伊那警察署で行われました。
研修会には、およそ20人が参加しました。
今年は、いざという時の為に、より実践的メニューとして、カラーボールの投てき訓練が初めて行われました。
指導した警察官は、「投げる時は、あわてずしっかり狙いをつける事」や「足元を狙うと液体が飛び散り付着しやすい」等と教えていました。
このあと、参加者全員が、塗料の代わりに水の入った模擬カラーボールを犯人役の警察官に投げていました。
参加したある経営者は「液体が揺れ投げる感覚がつかみにくかったです」と話し「今日の研修内容を活かし、防犯を意識した店づくりをしていきたい」と話していました。 -
かま塾が中部の未来創造大賞で優秀賞受賞
中部地域の地域づくりの活動を表彰する「中部の未来創造大賞」で、南箕輪村神子柴のボランティア団体「かま塾」が優秀賞を受賞しました。
中部の未来創造大賞第11回の今年は42件の応募があり、かま塾は、大賞に次ぐ優秀賞3件のうちの1件に選ばれました。
中部の未来創造大賞は、地域づくりのための活動を表彰し、発展に役立てようと、中部の未来創造大賞推進協議会が毎年行っているものです。
中部地域の5つの県から、住民、企業・学校、行政が取り組んでいる活動を募集し、表彰しています。
かま塾は、週休2日制となった子どもの居場所作りのためにつくられたもので、地域の伝統や季節の行事などを地域の大人が子どもたちに伝えています。
かま塾では「今年で活動が10年になる。継続してきたことが認めてもらえたと思う。これからも長く続けていきたい」としています。 -
伊那北英語部が全国大会出場報告
伊那北高校英語部は、10月に長野市で開かれた長野県高校生英語ディベート大会で2年連続の優勝を果たし、全国大会出場を決めました。
英語部の部員3人が14日、南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会出場を報告しました。
英語ディベート大会は、ひとつのテーマに対して肯定側と否定側に分かれて英語で議論するもので、伊那北高校英語部は去年、全国大会でも優勝しています。
16校35チームが参加した今年の県大会では、伊那北高校は4位以上を独占しました。
大会では、1年で南箕輪村北殿在住の大塚智哉くんが最優秀発表者に贈られる「グランドベストディベーター」に選ばれました。
大塚君は「チームで協力して、今年も全国大会で優勝したい」と抱負を話しました。
唐木村長は「ぜひ今年も優勝して、世界大会に出場してください」と激励していました。
伊那北高校英語部が出場する全国高校生英語ディベート大会は、18日から岐阜県で開かれることになっています。 -
変わり雛の展示
南箕輪村の岩月人形センターでは、今年1年の世相を映す「変わり雛」の展示が始まっています。
南箕輪村の岩月人形センターでは今年あった出来事や話題を雛人形にした「変わり雛」6体を展示しています。
並んでいるのは、去年自民党から政権交代していらい第3次内閣となった。「民主政権第3次組閣雛」。
2008年に着工し東京の新名所となっている「東京スカイツリー雛」。
記録的な猛暑がつづいた日本列島。ぐったりとした男女を表した「記録的猛暑雛」。
今年開催されたサッカーワールドカップ。本田圭祐選手とブブゼラを持った女性が立つ「W杯大健闘雛」。
朝の連続テレビ小説で高視聴率をキープした「ゲゲゲの女房人気雛」。
結婚した歌舞伎役者市川海老蔵さんとフリーキャスターの小林麻央さんの「梨園おめでた雛」の6体です。
「変わり雛」は、今年いっぱい岩月人形センターで展示されています。 -
年末の交通安全運動
南箕輪村交通安全協会と防犯協会は12日、箕輪町の大型店前で交通安全を呼びかけました。
県内一斉の「年末の交通安全運動」初日となった昨日は、交通安全協会と村防犯協会のメンバー12人が、交通安全を呼びかけるチラシおよそ250枚を買い物客に配りました。
年末の交通安全運動は12月31日までとなっていて、飲酒運転の根絶や高齢者の交通事故防止などを重点項目としています。
メンバーらはチラシを配りながら「車の運転には十分ご注意ください」と買い物客に呼びかけていました。
あるメンバーは「年末は気が緩みがち。良い年を迎えられるよう注意してほしい」と話していました。 -
ハーブガーデン歩風里でリボンアート展
南箕輪村沢尻にある、ハーブガーデン歩風里で、12日まで、リボンアートの作品展た開かれています。
販売コーナーの横にある展示コーナーには、クリスマスや正月にちなんだ小物など、100点以上が並んでいます。
ぽぷりを経営する伊東瑞枝さんは、リボンアートの指導などをしていて、今回は伊東さんと生徒の作品が並んでいます。
多くの作品にハーブが使われていて、店内には独特の香りが漂っています。
伊東さんは「手作りの温かさを感じてもらいたい」と話していました。
作品展は12日まで、南箕輪村沢尻のぽぷりで開かれています。 -
信大生に野沢菜漬け指南
南箕輪村の信州大学農学部の学生は11日、村内の農家の女性でつくる「南箕輪村輪の会」のメンバーから野沢菜の漬け方を教わりました。
漬け方を教わったのは、信大農学部の地域交流サークル「かーみやん」のメンバーです。
かーみやんと輪の会は、農作業を通して普段から交流をしています。
学生の中で野沢菜漬けを体験したいとの要望があり、今回初めて漬け込み作業をすることになりました。
学生達は朝収穫した野沢菜を洗うと、細かく刻んで漬ける切り漬けと、そのまま漬ける長漬けの2種類の漬け方を教わりました。
学生達は、塩加減や葉の並べ方などを輪の会のメンバーから手ほどきを受け作業をしていました。
輪の会の木村歌子会長は「漬け方を教えてほしいと言われて最初は驚いた。手つきは若者らしい感じだが、真剣だし、なにより孫のようで可愛い」と話していました。
かーみやんの黒川真以さんは「日本の伝統食を、作るところから食べるところまで体験できた。会のみなさんの目分量には経験を感じた」と話していました。
作業が終わると全員でテーブルを囲み、輪の会のメンバーが漬けた野沢菜漬けを食べながら、会話を弾ませていました。 -
あかまつ学級が松寿荘のお年寄りにヤキイモ振舞う
南箕輪村公民館の公民館学級「あかまつ学級」のメンバーが10日、デイサービスセンター松寿荘でやきいもを作り、お年寄りに振舞いました。
この日は、あかまつ学級を受講する男性7人が松寿荘を訪れ、施設の周辺に落ちている枝などを使ってやきいもを作りました。
あかまつ学級は、60歳以上の男性を対象に村公民館が去年から開いているものです。
活動内容はさまざまで、参加者の要望に応じて料理などにも挑戦しています。
松寿荘を訪れるのは今回が初めてで、今回は、お年寄りにやきいもを楽しんでもらおうと考えました。
メンバーは、まず、集めた木を整えて窯に入れ、おき作りをしました。
サツマイモは、水でぬらした新聞紙でくるみ、一斗管に入れて焼きました。
焼きあがったイモは、おやつの時間にデイサービスセンターのお年寄りに振舞われました。 -
南箕輪村松くい虫対策計画示す
南箕輪村は、松くい虫被害の対策として、今後発生した被害木を伐倒、破砕処理するほか、大芝高原のアカマツについては、引き続き薬剤を樹幹注入して対応していく計画を示しました。
9日は、今年の夏南箕輪村で初めて松くい虫被害が確認された事を受けて、第1回森林病害虫等防除対策協議会が開かれました。
初会合では、唐木一直村長が県の職員や森林組合、有識者など10人を委嘱しました。
唐木村長は、「松くい虫被害が実際発生して残念な思い。大芝高原のアカマツは残したいという思いが強い。皆さんの意見を聞き、対策を進めたい」と挨拶しました。
協議会では、正副会長が選任され、会長には、上伊那森林組合理事の山崎 清房さんが選ばれました。
山崎さんは、「大変な問題だが、皆さんの知恵を頂いて、良い方向に導きたい」と挨拶しました。
協議会では、南箕輪村から、来年度実施する被害対策の計画が示されました。
それによりますと保全する対象となったのは135ヘクタールで、被害が確認された田畑や神子柴などの被害木を伐倒、破砕処理を行うほか、大芝高原で薬剤を樹幹注入します。
また、大芝高原の11ヘクタールを被害拡大防止のため、広葉樹に樹種転換したいとの考えを示しました。
この計画の策定により、国などから事業費の3/4以内の補助を受けられるということです。
委員からは、「破砕処理以外の処理方法を検討したのか」
「費用はどの程度かかるのか」などの質問が出されていました。
南箕輪村では、委員の意見を参考にして、計画を長野県に提出する予定です。 -
信大農学部の山ぶどうワイン販売始まる
信州大学農学部の学生が栽培した山ぶどうを使ったワインの販売が8日から、南箕輪村の信大農学部で始まりました。
山ぶどうワインは、アルコール12度の赤ワインで、720ミリリットル入りのフルボトルと360ミリリットル入りのハーフボトルの2種類があります。
ワインの原料となる山ぶどうは、信大農学部食料生産科学科の学生が実習の一環として栽培したものです。
10月に収穫作業が行われおよそ1.5トンの山ブドウが獲れました。
醸造は塩尻の業者に委託し、フルボトルは600本、ハーフボトルは500本作りました。
信大山ぶどうワインは信大農学部の生産品販売所で午前8時半から販売されていて、フルボトルは2500円、ハーフボトルは1500円となっています。 -
久保区にAED設置
南箕輪村の地区公民館として初めて、久保区に自動体外式除細動器・AEDが設置される事になりました。
8日、久保区の向山實直区長らが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長からAEDを受け取りました。
このAEDは、村が昨年度貸出用に購入したもので、今回久保区で常設する準備が整ったため公民館としては初めて設置される事になりました。
村ではこれまでに、保育園や公共施設などでAEDを設置していますが夜間利用できるものは少ないため、久保区では公民館に人がいない夜も持ち出しを可能にしたという事です。
向山区長は、「区民の安全のため有効利用したい」と話していました。
久保区では今後、設置場所の周知を図るとともに、消防団や自主防災会などと協力して区民を対象にした使い方の講習会を開くという事です。
また村では、今後、要望があれば地区公民館単位でのAED設置を進めていくという事です。 -
南箕輪村議会12月定例会 開会
南箕輪村議会12月定例会が7日開会し、環境の保全に関する条例など112議案を提出しました。
環境保全に関する条例は、空き缶やたばこなどのポイ捨てをした人が中止命令に従わない場合3万円以下の罰金を課すものです。
この条例は、可決されれば来年7月1日から施行することになっていて、村では今後、広報紙などを使って村民に周知していくということです。
一般会計補正予算は1,200万円を追加し、総額54億1,400万円とします。
南箕輪村議会は、15日16日一般質問、17日に委員長報告・採決が行われることになっています -
園児にリンゴプレゼント
箕輪村営農センターは、南箕輪村南部保育園の園児に6日、地元でとれたリンゴをプレゼントしました。
この日は、南部保育園に村営農センターの宮下勝美会長やリンゴ農家の田中實さんらが訪れ、園児にリンゴを手渡していました。
田中さんは、除草剤を使わないなど減農薬でリンゴを栽培していて、安心、安全に心がけているという事です。
リンゴのプレゼントは、営農センターの地産地消事業の一環として行われ、今年は、村内5つの保育園に合わせて、およそ700個のふじがプレゼントされます。
営農センターでは、地元のリンゴを食べてもらうことで、味の良さを知ってもらい、消費拡大につなげていきたいとしています。 -
農家が経営方針や役割分担などを取り決める家族経営協定の締結式
農家が経営方針や役割分担などを取り決める、家族経営協定の締結式が6日、南箕輪村役場で行われました。
6日は、唐木一直村長や上伊那農業改良普及センターの東修所長らの立ち会いのもと、塩ノ井の征矢寛美さん家族が調印しました。
家族経営協定は、農業に携わる夫婦や親子が、意欲とやりがいを持って魅力的な農業経営を目指し、経営方針や役割分担、就業環境などについて取り決めるものです。
村内ではこれまでに、20組の家族が締結していて、征矢さんも平成11年に夫婦間で結んでいます。
今回は、長男の国洋さんが後継ぎとして就農することになり、協定を見直したものです。
南箕輪村農業委員会では「魅力ある農業づくりと環境整備を行い、それぞれの家族にあった農業経営を支援していきたい」と話しています。 -
神子柴の史跡に標柱設置
南箕輪村神子柴の住民有志が5日、神子柴区に残された史跡に、名称などを記した標柱を設置しました。
作業したのは、住民有志でつくる神子柴の文化歴史遺産を伝える会です。
会員ら16人が7つの班に分かれて作業しました。
標柱の設置は、地域の人達に地元の歴史文化を知ってもらおうと行われたもので、設置場所は神子柴区内にある史跡など26カ所です。
このうち、白山社・八幡社合殿近くの金剛院主墓所は、この地域に江戸時代にあったといわれている、修験道を営む高木山金剛院の僧侶のものとされる墓があります。
今回立てられた標柱には、名称と説明が記されています。
標柱の設置は、県の地域発元気づくり支援金を受けて行われました。
会では今後、標柱を設置した26の史跡などを記した地図を作って区民に配るほか、講演会を開くということです。 -
唐木村長 「共生の村づくり職員の英知結集で」
南箕輪村の唐木一直村長は、来年度予算編成方針について、「前年度の踏襲はやめ、共生の村づくりを目指すため、職員の英知結集を」と指示しました。
3日、唐木村長は、村役場で職員に対し来年度の予算編成方針を説明し、「来年度の財政見通しは、引き続き厳しい状況となるものと見込まれる。前年度の踏襲はやめ、共生の村づくりを目指すため、3か年実施計画を基本として、職員の英知を結集させて欲しい」と指示しました。
村の3か年計画は、25年度オープン予定の療育施設建設や南箕輪小学校体育館の補修工事、中学校音楽室の改修、すべての小中学校の和式トイレから洋式トイレへの改修、大芝高原の間伐などで、共生の村づくりとしては、時代に対応したコミュニティづくり、障害者福祉などに力を入れるとしています。
唐木村長は、予算編成にあたり、あらゆる事務事業を原点に戻り検証し、徹底した歳出削減を図ることを職員に求めています。 -
クリスマスツリー飾り付け
南箕輪村の中部保育園で2日、園児がクリスマスツリーの飾り付けをしました。
リズム室のステージにツリーが置かれ、園児が順番に飾りを付けていました。
中部保育園では24日にクリスマス会を開くということです。 -
郵便事業(株)がりんご出荷に対応 専門センター設置
郵便事業(株)伊那支店は、最盛期となっているりんごの出荷に対応しようと、信越支社管内で初めて専用のセンターを開設しました。
南箕輪村塩ノ井のホームセンターの跡地に、郵便事業(株)の発送作業を行うセンターがあります。
贈答用のりんごの出荷がピークとなる11月中旬から 今月20日まで、このセンターが開設されます。
センターには、南信地区の農家などから集荷された荷物が集まってきます。
これまでは、松本市で南信地区のりんごの発送作業が行われていましたが、より顧客のニーズに答えるために、今年初めてセンターが設置されました。
これにより、集荷から発送まで地元で行えるため品質の確保につながるほか、集荷に対応できる時間が延長しました。
センターの設置にあわせて業務の見直しも行い、荷物をできる限り人の手で扱うなど、きめ細やかなサービスを心がけているということです。
このセンターは、今月20日まで設置されていて、期間中、およそ20万個の荷物を発送する予定です。 -
南箕輪村食育推進計画 諮問
南箕輪村は、来年度から5年間の村の食育推進計画の策定について1日、審議会に諮問しました。
この日は、加藤久樹副村長が、今年設置された「農と食の審議会」の三澤澄子会長に計画案を諮問しました。
食育推進計画は、子供から高齢者まで村民が生涯にわたって健康で暮らせるよう、関係機関が一体となって食育を推進していくためのもので、来年度から5年間の指針が示されます。
審議会では、案をもとに計画を検討し、来年1月末までに答申する事になっています。 -
農家アンケートの中間報告
南箕輪村と信大農学部が共同で実施した農家アンケートの中間報告が1日に行われました。
この日は、農業委員などが出席し、信大農学部食料生産科学科の加藤光一教授がアンケート結果を報告しました。
アンケートは、今年8月から村の全農家960世帯を対象に行い、回収率は79.1%でした。
アンケートによりますと、農家の世帯主の年齢は、60代と70代が最も多く27%、次いで80代が19%、50代が17%となっています。
また、今後の地域農業についての質問で、「まっくんファーム中心の一村一農場制に期待している」が58.3%、「まっくんファームに参加している」が66.7%でいずれも過半数をしめました。
これらから加藤教授は、南箕輪村の農業について、高齢化零細農家が多いこと、まっくんファームへの期待が大きいが、担い手の中心は中高年で若い世代が活躍できる場を考えていく事が課題だとしました。
アンケートの結果はさらに詳しい分析を行い、来年1月に文章を添えた報告書を提出する事になっています。 -
イチゴの出荷が出遅れ
南箕輪村の大芝水耕生産組合ではこの時期、イチゴの出荷が始まりますが、今年は例年より1か月ほど生育が遅れています。
大芝水耕生産組合では毎年、11月の中旬からイチゴの出荷がはじまりますが、現在はまだ実が出始めたところです。
イチゴの栽培は今年で10年目。8棟のハウスを使って栽培しています。
武村組合長によりますと、1か月生育が遅れた年はこれまでにないということです。
出荷は、例年より1月程遅くなる見込みで、量も前の年に比べ7割程になる見込みです。
JA上伊那によりますと今年は夏の暑さで花の出が遅く、上伊那全体をみても出荷は遅れているということです。 -
酒屋とそば店が共同イベント
南箕輪村の酒店叶屋とそば店新兵エの共同イベント「酒が楽しい、そばが嬉しい」が28日に行なわれました。
会場となった南箕輪村北殿の叶屋には、多くの人たちが訪れ、南箕輪産の米を使った日本酒や新そばを味わっていました。
参加費1,000円で日本酒の試飲や各種そば料理を味わうことができます。
地酒とそばをセットにしたギフトを去年販売したことがきっかけでこのイベントが始まり今回で2回目です。
関係者は、「日本酒とそばは昔から相性が良い。南箕輪産の米やそば粉を使った日本酒とそばの味を楽しんでもらいたい。」と話していました。
薄く延ばした粉をさっと茹でるそばの刺身も提供され、訪れた人たちは、珍しい料理の数々と日本酒の味を堪能している様子でした。 -
電話催告業務委託の状況報告
南箕輪村が取り組んでいる村税未納者への電話催告業務委託の状況が報告されました。
滞納金額の18.7%が納付されるなど一定の成果があがっています。
9月30日から1か月に9日間実施したところ、310件のうち、169件と連絡がとれました。
そのうち、この1か月間で138人と納付約束がとれ、納付が確認されたのは79人で徴収率は18.7%でした。
村では、「納付約束のある残りの59人にたいし再度電話確認や直接自宅を伺うなどの措置をとっていきたい」と話していました。