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農業名人2人に特別表彰
上伊那8市町村の農業関係者が集まる「第16回上伊那ファーマーズの集い」が19日、南箕輪村の村民センターで開かれ、農業名人に認定されている伊那市の2人が、農業名人特別表彰を受賞しました。
農業名人特別表彰を受賞したのは、松茸名人に認定されている伊那市富県の藤原儀兵衛さんと、ホロホロ鳥飼育名人に認定されている伊那市長谷溝口の中山しづ江さんです。
現在81歳の藤原さんは、60年以上にわたり松茸の栽培に取り組んでいます。
現在94歳の中山さんは、夫がやっていたホロホロ鳥の世話を引き継ぎ30年近く飼育しています。
受賞者を代表して中山さんは「ホロホロ鳥は、50代以上の女性でも1人で100羽は飼えると思う。やりたい人がいれば技術を伝えたい」と話していました。
主催した上伊那農業委員会協議会では、農業に従事し功績のあった個人や団体を毎年表彰しています。
会場には農業関係者などおよそ150人が訪れました。 -
「南箕輪村の日」にまっくん蒸し
「南箕輪村の日」関連イベントとして村内の保育園や小中学校で特別給食メニューが18日に提供され南部小学校の児童らは
「まっくん蒸し」などを味わっていました。
「まっくん蒸し」は南箕輪村のキャラクターまっくんをイメージしたもので、もち米にカレー粉を混ぜて色を付け南箕輪産の黒豆で目を表現しています。
他には米といちごも南箕輪産が使われていて村では「地元の食材を食べることで地域に愛着を持ってもらいたい。」と話していました。 -
村政施行144年 南箕輪村の日
2月18日は南箕輪村の日です。
村政施行144年に合わせて「南箕輪村の日」の記念イベントが、17日に村民センターで開かれ、村民の歌の合唱や功労表彰が行われました。
記念イベントでは、この日のために特別に組織された合唱団が南箕輪村民の歌を披露しました。
合唱団は、小中学生や一般公募で集まった150人で構成され、1月から練習を行ってきました。
村民の歌は昭和36年に制定されたもので、おととし混声四部合唱に編曲されました。
また、この日は村の発展に尽力した個人に表彰状が贈られました。
表彰されたのは、村選挙管理委員を8年務めた高木宣威(のぶたけ)さん、教育委員を8年務めた三澤久夫さん、村交通安全協会で会長を務めた丸山芳雄さん、去年開かれた陸上競技ジャベリックスローの全国大会で1位になった南箕輪中の倉田紗優加(さゆか)さんです。
このほか23の個人や団体に感謝状が贈られました。
南箕輪村は明治8年2月18日に発足しあすで施行144年になります。
唐木一直村長は「予想よりも早いペースで人口が増え、様々な団体、個人の活動により素晴らしい村になっている。これからも、住み続けたい村、選ばれる村を続けていけるよう尽力していきたい」と話していました。 -
上農合唱同好会コンサート
2017年に発足した南箕輪村の上伊那農業高校の合唱同好会のコンサートが15日開かれ、同好会を立ち上げた生徒たちが最後の演奏を披露しました。
コンサートは校長室で行われました。
3年生4人を含む12人が出演し、教諭らを前に合唱を披露しました。
同好会を立ち上げた、3年で前同好会長の小野沢りんさんと伊藤友香さんです。
2人は伊那中学校でともに合唱部でしたが、高校に合唱部がないことを知り、1年生の夏頃から活動を始めました。
昼休みや放課後に集まって歌うところからはじめ、友人に声をかけ、発足に必要な20人を集めたということです。
同好会は2人が2年生の時の4月に正式に発足し、現在では1年生から3年生まで19人が所属しています。
15日は、活動を始めた時から歌い続けてきたという思い出の曲を歌いました。
校長室コンサートは今回で3回目になります。
2017年、発足前でまだ発表の機会を持たなかったメンバーに当時の岩崎靖校長が、校長室でコンサートを開いてはどうかと提案しました。
15日は岩崎前校長も駆けつけ演奏に耳を傾けていました。
2人は感謝の気持ちをこめ、岩崎前校長らに花を贈っていました。
コンサートでは、アンコールも含め、7曲を歌いました。
このコンサートをもって3年生は引退となりました。
今後その活動は1,2年生に引き継がれて行きます。
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箕輪町議選・南箕輪村議選 告示2か月前
任期満了に伴う4月16日告示21日投開票の箕輪町議選と南箕輪村議選は16日で告示2か月前となります。
これまでに定数15の箕輪町議選に出馬を表明したのは3人、定数10の南箕輪村議選では3人です。
箕輪町議会の定数は15ですが、2017年に1人が辞職しているため議員は現在14人です。
現職で出馬を表明したのは2人、出馬の意向を示しているのは6人、未定と答えたのは3人、引退の意向を示しているのは3人です。
新人では1人が出馬を表明し、他に擁立する動きもあります。
出馬の意向を示している現職の多くは今月下旬に正式に出馬を表明するとしています。
定数に達するかは現在不透明な情勢です。
今月1日現在の箕輪町の選挙人名簿登録者数は、男性1万15人、女性1万94人、合計2万109人です。
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南信工科短大 卒業研究発表会
南箕輪村の南信工科短期大学校の卒業研究発表会が15日開かれました。
卒業研究発表会では卒業見込みの2年生35人がロボットや無線・センサー技術などテーマを決めて発表しました。
電気・制御技術科の今井隆元さんは、ものとインターネットをつなぐIoTを活用して、肥満の解決を手助けするシステム構築について発表しました。
今井さんは「無線通信で得られた心拍数のデータなどから余剰カロリーを判定するためのプログラム作成することができた。」と話していました。
卒業研究発表会は学生が2年間の総まとめとしてこれまで研究してきた成果を披露するもので学生や教員のほか就職内定先の企業関係者など40人が話を聞きました。
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ピザ小屋づくりへ木造建築を学ぶ
南箕輪小学校の3年1組の児童はピザを焼く窯を囲う小屋づくりに取り組んでいます。
この取り組みを長野県建築士会上伊那支部のメンバーがバックアップします。
13日は小屋づくりを前に、加工された木材を組合せ木造建築の構造を学びました。
こちらは3年1組が去年10月にレンガで作ったピザ窯です。
子ども達が雨や風からピザ窯を守る為の小屋を欲しがっている事を建築士会のメンバーが知り、バックアップすることになりました。
本格的な小屋づくりに取り組む前に13日は木造建築の仕組みや建て方を学んでもらおうと授業が行われました。
ピザ小屋は3年1組の弾塚幸広君の絵を基に建築士会のメンバーが設計図を作ります。
26日にはクラス全員が15分の1の模型を作り、4月以降にピザ窯の小屋を作る計画だという事です。
建築士会上伊那支部の
辻井俊恵副支部長は「建築に興味をもってもらえるきっかけになればうれしいです」と話していました。
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路線バス西箕輪線 存続へ
伊那市や南箕輪村を通る路線バス「西箕輪線」の存続について検討を進めてきた伊那市地域公共交通協議会と南箕輪村地域公共交通会議は、運行主体を市の協議会に移して路線を存続させることを決めました。
12日に開かれた南箕輪村議会全員協議会で報告されました。
西箕輪線は、伊那市西町の伊那バス本社前から、南箕輪村を通って西箕輪与地まで走る路線です。
昨年度の赤字額がおよそ3,700万円で、路線の維持が困難なことから、伊那バスでは市や村に更なる支援を求めていました。
これを受けてそれぞれの会で検討を進め、今後は伊那市地域公共交通協議会が運行する路線として存続させることを決めました。
伊那バスへの運行委託料3,000万円のうち、走行距離に比例して8割の2,400万円を市が、2割の600万円を村が負担することになっています。
経費を削減するため、土曜日に運行している11便のうち、4便については廃止し、それ以外はこれまで通り運行するということです。
協議会での運行は来年度の4月1日からとなっています。 -
養護学校通学前 一時預かり実施
南箕輪村は、伊那養護学校に通う村内の小中学生を午前7時30分から9時までの間預かる事業を、新年度から始めます。
仕事を持つ保護者から、子どものスクールバスの迎えが来る午前9時頃まで待つのが難しいという相談があったことから実施を決めました。
預かり事業は、南箕輪村社会福祉協議会の一室を使い、月曜日から土曜日の午前7時30分から午前9時まで行います。
村によると、養護学校に通う子どもを一時的に預かる事業は、県内では初めてだということです。
唐木一直村長は「すぐに取り掛からないといけない悩みだということをヒシヒシと感じた。子育ての村、福祉の村に向けて様々な取り組みを進めていきたい」と話していました。
事業は来年度からを予定していて、利用料は1回700円となっています。 -
村障がい者就労事業所 来年度増築
南箕輪村は、就労支援事業所「障がい者生きがいセンター」が手狭になっていることから、来年度増築を行う考えを12日、示しました。
これは、この日開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。
障がい者生きがいセンターには、21歳から69歳までの人が働いています。
現在、定員の20人を超える24人が通所していて、伊那養護学校の卒業生でも通所を希望している人がいることから増築することを決めました。
延床面積およそ140㎡の平屋建てで、作業スペースとして使うことができる交流室やカフェスペースが設けられる計画です。
総事業費はおよそ5千600万円で、村では来年度中の完成を目指すとしています。 -
バレンタイン前にお菓子作り講座
14日のバレンタインデーを前に、南箕輪村公民館は、チョコレートを使ったお菓子作りの講座を9日開きました。
講座には村内の小学生やその保護者18人が参加し、ガトーショコラなどを作りました。
レシピは南箕輪村の管理栄養士らが考えたもので、バターや生クリームの代わりに豆腐を使う、安価でヘルシーなレシピです。
子どもたちは、溶かしたチョコレートの中につぶした豆腐や卵、薄力粉などを入れて混ぜ合わせていました。
南箕輪村公民館では、季節に合わせて様々な講座を開いていて、今回はバレンタインを前に手作りの菓子を作ってもらおうと開きました。
お菓子を作って家族や友達にプレゼントしてほしいというのが今回のコンセプトです。
カップに生地を入れ、オーブンで15分ほど焼きました。
講師の南箕輪村の管理栄養士は「チョコペンなどでデコレーションすると華やかになります」と紹介していました。
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直売サイトで農家と消費者結ぶ
インターネットを通じて農家・直売所・生産者を結ぶ、ウェブサイトの全国一斉スタートを前に、南箕輪村のファーマーズあじ~なで8日、デモンストレーションが行われました。
ウェブサイトには、直売所の最新の入荷情報などが掲載され、家にいても店の情報を見ることができます。
この日はあじ~なで報道向けのデモンストレーションが行われました。
農産物直売情報サイト「チョクバイ!」には、全国各地の直売所が登録される予定で、長野県でも800店以上ある直売所や道の駅、すべての登録を目指しています。
店内に置かれた野菜の横にはウェブサイトと連動した、農家情報のポップが貼られます。
ポップ内にあるQRコードから農家の詳しい情報を見ることもできます。
買い物に訪れていた飲食店経営の男性は「生産者の方の顔や情報がより見られるようになるというのは、買う側からしたらうれしいです」と話していました。
ウェブサイトを通じて、生産者には農産物のPR効果や消費者の声の収集、消費者には買い物情報や安心安全な環境を提供しようと運用が計画されています。
農業マーケティング会社「ファーマーズ・ガイド」が今年夏頃の運用開始を目指しているもので、県内の直売情報については伊那市の広告代理店アド・コマーシャルが行います。
赤羽通会長は「農家のみなさんが売れる環境をつくることで自立を促したい。こういった活動も地域への恩返しのひとつです」と話していました。
農家や直売所のサイトへの登録は無料で、夏の本格稼働に向けて今後、登録促進を図っていくということです。 -
全県一斉に高校入試 前期選抜試験
高校入試前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時過ぎ、受験生が会場に向かっていました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
上農高校では、生物生産・生命探究・アグリデザイン・コミュニティデザイン、4つの学科合わせて171人が志願していて、倍率は上伊那で最も高い2.14倍となっています。
県内全体ではおよそ6,800人が前期選抜試験に志願していて、このうち上伊那の7校には623人が志願しています。
長野県教育委員会によりますと、入試にかかわるトラブルはなかったということです。
前期選抜の合格発表は、15日に行われる予定です。 -
高校生に不在者投票呼びかけ
伊那市選挙管理委員会事務局は、この春卒業予定の高校3年生を対象に、不在者投票の手続き方法を知ってもらおうと7日、南箕輪村の上伊那農業高校で啓発活動を行いました。
この日上農高校で開かれた社会セミナーで、伊那市役所の職員が不在者投票について説明しました。
不在者投票は、地元を離れてほかの市町村に滞在する人が、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で投票できる制度です。
高校3年生は、進学や就職で地元を離れる生徒が多く、投票率も低いということです。
去年4月に行われた伊那市長選挙の18歳・19歳の投票率は21.98%でした。
職員は「4月の県議会議員選挙は転居の時期と重なるが、不在者投票の制度を利用して積極的に選挙に行ってほしい」と呼び掛けていました。 -
恩徳寺で大護摩祈祷
3日は節分です。各地で節分にちなんだ行事が行われました。
南箕輪村沢尻の恩徳寺では大護摩祈祷と福豆まきが行われました。
毎年恒例の恩徳寺の節分会には、厄除けや家内安全、商売繁盛などを願う人たちが訪れました。
祈祷は午前6時から午後5時まで8回行われ、このうち午前9時の祈祷では、およそ170人が本堂に入りました。
雑念を焼きつくし願いをかなえてくれるとされる護摩祈祷が始まると、参拝者は、バッグなどを差し出し燃え上がる炎にかざしてご利益を求めていました。
大護摩祈祷の後、豆まきが行われました。
升を持った年男と年女たちが福豆や銀杏などをまくと集まった人たちは福を招きいれようと一斉に拾い集めていました。
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患者支援センター4日に開設
患者やその家族の療養生活を総合的にサポートする伊那中央病院の患者支援センターが4日に開設されます。
1日は伊那中央病院1階に新たに設けられた患者支援センターが報道機関に公開されました。
広さ約167平方メートルのスペースに相談室が6部屋設けられ看護師、栄養士、薬剤師、臨床心理士などそれぞれの分野で専門知識を持つスタッフが常駐します。患者支援センターでは医療福祉相談や入退院に関する支援が行われます。
患者支援センターは4日に開設され伊那中央病院では外来受診から入院、手術、退院までの一連の医療を切れ目のない体制でサポートするとしています。
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南箕輪村 村議会議員報酬5%引き上げを
南箕輪村の理事者や議員など特別職の報酬について検討してきた審議会は、10年間据え置かれていた村議会議員の報酬について5%程度引き上げることが望ましいと、今日、唐木一直村長に答申しました。
31日は、南箕輪村特別職報酬等審議会の三澤 稔会長らが唐木村長に答申書を手渡しました。
村議会議員の改正前の報酬は、議長で月額29万5千円、議員は20万1000円で、それぞれ5%程度引き上げるとしています。
村議会議員の報酬については平成19年に、議員定数が16人から10人に削減された際に10%引き上げ、それ以来据え置きとなっていました。
三澤会長は、「議員の成り手不足の解消につなげるためにも引き上げが望ましい」と話していました。
なお今回の答申で、村長など理事者の給料は据え置きとしていて、村長は月額74万円、副村長は65万9千円、教育長は53万6千円となっています。
特別職等の報酬の改正についての条例改正案は、村議会3月定例会に提出され、承認されれば、4月1日から施行されます。
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村の日に向け村民の歌練習
2月17日の南箕輪村の日イベントで「村民の歌」を披露する合唱団が、本番に向けて練習に励んでいます。
28日の夜は村公民館で練習が行われ、村内の有志でつくる合唱団のメンバー、およそ20人が参加しました。
元小学校音楽教諭で村在住の小椋信子さんの指導のもと、4つのパートに分かれて練習をしました。
南箕輪村民の歌は昭和36年に制定された歌で、村内で夕方に流れるミュージックチャイムに使われています。
平成28年に村文化団体連絡協議会が混声四部合唱に編曲し、平成29年から2月の村の日イベントで合唱団が歌っています。
小倉さんは「心をひとつにして聞いてくださる方に歌声を届けたい」と話しています。
練習は2月4日と12日にも行われる予定で、村内在住であれば誰でも参加することができます。 -
IoTデバイスの開発・活用事例学ぶ
物をインターネットにつなぐ、IoTの導入について学ぶセミナーが28日、南箕輪村の南信工科短期大学校で開かれました。
セミナーには、上伊那の中小企業の社員を中心に、およそ30人が参加しました。
南信工科短大や信州大学の非常勤講師で、工学博士の西山隆也さんがIoTデバイスの開発や活用方法などについて説明しました。
「物」と「インターネット」をつなぐことがIoTと呼ばれていて、工場で動いている機械の生産ロスや、農作物の栽培ハウス内の温度などをデータ化することもできるため、事業の効率化などに活用されています。
物をインターネットにつなぐための機械が「IoTデバイス」と呼ばれています。
西山さんは、データを収集するために、デバイスを動かし続けることの必要性を説明した上で「機械から出る熱を使った発電や、モーター・エンジンなどの振動を使った発電など、自立電源を使うことで人件費や設備費などのコストを抑えることができます」と説明していました。
すでにIoTを導入しているというある参加企業は「実用例を参考にして、より良いデータが取れるようになればうれしい」と話していました。
セミナーは、地域企業の技術力の向上などを目的に、南信工科短大振興会が毎年開いているものです。 -
県議選 告示まで2か月
定数2の上伊那郡区には新人1人と現職1人の合わせて2人が出馬を表明しています。
共産党の新人で南箕輪村南殿の山崎健志さん58歳。
上伊那医療生活協同組合の総務部長です。
自民党の現職4期目で辰野町宮木の垣内基良さん69歳。
平成29年3月から1年間県議会議長を務めました。
県議選は3月29日告示。4月7日投開票となっています。
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顔の見えるつながりで連携強化
上伊那で切れ目のない医療と介護・看護体制の構築を目指し、多職種連携について考える「医療・介護多職種連携ミーティング」が27日、伊那市役所で開かれました。
ミーティングには、病院関係者やケアマネジャー、市町村職員などおよそ130人が参加しました。
参加者は、聖路加国際大学の山田雅子教授の説明を聞きながら、20の班に分かれてグループワークを行いました。
最初に、班ごと医療介護や看護サービスで、地域に足りないものについて話し合いました。
参加者からは、ケアマネジャーや総合診療の医師が足りないなどの意見が出ていました。
山田さんは「持っている資源を使ってどうやりくりすれば10年後に幸せな地域になるのか。足りないものだけでなく、今の介護・看護が本当に必要なものかどうかを考えていく必要があります」と話していました。
ミーティングは、昨年度から上伊那地域で導入された、病院や介護施設などの統一の入退院時の連携ルールをより良いものにしようと、今回初めて開かれました。
上伊那地域在宅医療・介護連携推進事業研究会の北原敏久会長は「顔の見える関係づくりを進めることで、今後の連携強化につなげていきたい」と話していました。 -
南箕輪村公民館講座が餅つき
南箕輪村公民館の「健康にいい講座」の受講生は、26日に上伊那産の白毛餅を使って餅つきをしました。
26日は、白毛餅7.5キロを用意し交代でついていきました。
村公民館の「健康にいい講座」では、今年度文化財ウォーキングや健康体操など健康について学んできました。
最終回の節目として、今回初めて餅つきをしました。
ついた餅は、きな粉やゴマ、大根おろしをつけて食べたということです。 -
障がい者の芸術活動PR
4月に南箕輪村内に障がい者の就労支援施設を開所する伊那市のNPO法人・樹は、県内の障がい者でつくる「楽団ケ・セラ」を招き伊那市内でコンサートを開きました。
コンサートではアニメソングやJPOPなど10曲ほどを披露し、訪れた人たちは曲に合わせ手拍子をしていました。
楽団ケ・セラは2002年に松本市で発足し、音楽活動で就労支援をしています。
メンバーの給料は、演奏の報酬が充てられていて、学校や公民館などで年間40本のコンサートを行っています。
NPO法人・樹(き)が南箕輪村に開所する施設では、農産物加工や薪づくりに加え、音楽や絵画、陶芸など芸術活動も行う計画です。
今回のコンサートは、障がい者の可能性を広く知ってもらおうと企画されました。
NPO法人・樹が運営する障がい者の就労支援施設は広域農道の大萱信号機近くに4月1日に開所する予定です。
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前田博さん 欧州風景展
南箕輪村中込の前田博さんのヨーロッパの風景を描いたスケッチ画展が、村内の喫茶店で開かれています。
会場には、25点の作品が並んでいます。
現在71歳の前田さんは、20代の頃から趣味で絵を描きはじめ、現在は伊那美術協会や信州美術会の会員になっています。
30代頃からは、仕事で扱っていた鉄をヒントに機械や機関車の絵を描いてきました。
60代からは、チェコやオーストリアなどのヨーロッパへ足を運び、スケッチ画を描いています。
こちらの作品は、チェコのフルシツェ村で描いた作品です。
目の前に広がる歴史ある雄大な景色を、どう表現するか試行錯誤しながら描いたということです。
前田さんは「描く人にしか分からない充実した心地を楽しみながら作品を仕上げた。日本とは違う海外の風景の魅力を感じてもらいたい」と話していました。
前田博さんのスケッチ画・洋画展は、31日までコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
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上農生 大芝パンフ作成
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生が制作した「大芝高原」のパンフレットが完成しました。
生徒が作ったパンフレットです。
大芝荘やセラピーロード、味工房などを紹介する7種類を作りました。
23日はパンフレットを制作した3年生が大芝高原の味工房を訪れ、職員を前にプレゼンテーションを行いました。
生徒達は「大芝の湯は、季節の風景も楽しめる空間だ」「セラピーロードは上伊那には大芝しかない」など、大芝の売りを説明していました。
上農の生徒は、情報処理の授業の一環で去年11月から現地での聞き取りや写真撮影を行い、制作を進めてきました。
パンフレット作りでは字を大きくするなどの工夫をしたという事です。
生徒達が作ったパンフレットやプレゼンテーションの資料は、しばらくの間、大芝高原内に展示されるという事です。 -
南中3年日向さん スケート全国大会出場
南箕輪中学校3年の日向彩瑛さんは、来月長野市で開かれる全国中学校スケート大会にスピードスケートで出場します。
22日は日向さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会への出場を報告しました。
日向さんは宮田スケートクラブに所属していて、岡谷市や長野市のスケートリンクで練習をしています。
先月開かれた県大会では500メートルと1000メートルの2種目で3位となり3年連続で全国大会への出場を決めました。
中学では最後となる全国大会に向け「楽しんで滑り、表彰台を目指したい」と話します。
唐木村長は「体調管理に気を付け、ベストを尽くしてください」と声をかけていました。
日向さんが出場する全国大会は来月2日から長野市のエムウェーブで開かれます。
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大学入試センター試験
大学入試センター試験が、19日と20日の2日間の日程で全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部も試験会場となり、受験生が会場に足を運んでいました。
今年のセンター試験の志願者数は、長野県は1万54人、信大農学部の試験会場では632人となっています。
県内には14の試験会場があり、上伊那では信大農学部と駒ヶ根市の県看護大学の2か所です。
会場の前には、予備校の講師らがかけつけ、メッセージを書いたティッシュなどを渡して受験生を激励していました。
19日は文系科目の試験が行われました。
午後4時半現在、試験は順調に進められているということです。
20日は理系科目の試験が行われます。
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南原住宅団地 分譲地に造成
去年6月で焼却灰の撤去が終了した南箕輪村の南原住宅団地について、南箕輪村は、6月末までに分譲地として造成する計画です。
15日に開かれた村議会全員協議会で村が示しました。
南原住宅団地は、平成19年に村の下水道工事で地面を掘った際に焼却灰が確認され、去年6月までにおよそ10年かけて撤去が進められてきました。
村はこの2,000平方メートルを造成し、70坪~120坪程度の7区画を分譲する計画です。
水道、トイレ、外灯なども設置され、概算の事業費は3,500万円となっています。
分譲地以外に公園も整備される計画で、遊具や東屋も設置されることになっていて、事業費は1,100万円を見込んでいます。 -
鳥追いの伝統行事「ほっぽんや」
南箕輪村の西部保育園で15日、鳥追いの伝統行事「ほっぽんや」が行われました。
この日は雪が舞う中、年長から年少およそ80人と、地域のお年寄りが保育園の周辺をまわりました。
「ほっぽんや」は、農作物を食べ荒らす鳥に頭を悩ませていた人たちが、五穀豊穣を願って行ったとされる上伊那地域の伝統行事です。
焼いて模様を付けた、30センチほどのヌルデの木を使い、鳥を追い払うように木を打ち鳴らしながら歩きます。
地域の伝統行事を後世に残していこうと、毎年、大泉地区の老人クラブ「福寿会」が、子ども達と一緒に行っています。
福寿会顧問の清水伝之丞さんは「今はまだ小さいのでわからないけど、親になったりして昔あんなことをしたな、と思ってもらえればありがたい」と話していました。
白鳥あゆみ園長は「地域ならではの大事な伝統行事なので、思い出と一緒に伝統を引き継いでいってもらいたい」と話していました。 -
無病息災願う どんど焼き
正月飾りを燃やし無病息災を願うどんど焼きが12日、上伊那各地で行われました。
南箕輪村南原のどんど焼きは、南原グラウンドで行われました。
6年生が、しめ飾りに火をつけ、やぐらに点火しました。
どんど焼きは、正月飾りを燃やして無病息災を願う小正月の行事です。
南原では、青少年子ども育成会が毎年この時期に行っています。
火が弱まってくると、やぐらの近くに網を設置し、餅を焼いていました。
どんど焼きの火で焼いた餅を食べると一年間風邪をひかないといういわれがあります。
小豆の汁が用意され、子どもたちは焼いた餅を中に入れお汁粉にして食べていました。
南原のどんど焼きには、児童とその保護者およそ80人が参加しました。