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最下位まっくん 大人気くまモンと再会
2011年のゆるきゃらグランプリで最下位だった南箕輪村のイメージキャラクターまっくんが、同じ年のゆるきゃらグランプリで1位を獲得した熊本県の人気キャラクター「くまモン」と、再会を果たしました。 南箕輪村大芝高原には、くまモンをひと目見ようと村内外から多くの人が集まりました。 くまモンが姿を現すと、すぐさま人々が取り囲み、写真などを撮影していました。 人ごみを掻き分け、まっくんとの再会を果たしました。 2011年のゆるきゃらグランプリでくまモンは1位、まっくんが最下位だったことが縁で、今回、くまモンが南箕輪村を訪れました。 21日は、毎年恒例のチューリップの球根植えが大芝高原の花壇であり、南原保育園の園児と一緒に球根を植えました。 その後、会場を広場に移して、一般の人との交流が行われました。 くまモンは、お得意の体操を披露しました。 まっくんからは、ザザムシや蜂の子などの伊那谷の珍味がプレゼントされていました。 くまモンが公園を後にしようとする際には、見送りの人々が列を作っていました。 まっくんは、「地元では、くまモンにも負けない人気を獲得していると思っていた」と、くまモン人気に少しショックを受けているということです。
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信州大学農学部でシクラメンの販売始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生が栽培したシクラメンの販売が20日から農学部構内にある生産品販売所で始まりました。 販売所には食糧生産科学科の2年生が育てたシクラメンが並んでいます。 農学部では、毎年実習でシクラメンを栽培していて、およそ1,500鉢を販売します。 今年は22品種があり、そのうち10品種が新品種です。 売り上げは学生の実習に使われるということです。 20日は朝から地域の人たちが訪れ、好みの花を選んでいました。 このほかにも、学生が育てたジョナゴールドで作ったリンゴジュースや、信州大学が連携協定を結んでいる伊那市、南箕輪村、栄村の特産品も販売されています。 シクラメンは、1鉢1,200円で、12月下旬まで毎週水曜日・木曜日に販売されます。
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ねんりんピックよさこい高知2013で銅賞
ねんりんピックよさこい高知2013美術展に出品した南箕輪村の堀喜夫さんの作品が銅賞を受賞しました。 19日は伊那市の伊那合同庁舎で表彰式が行われ、堀さんに賞状が贈られました。 堀さんの作品は、工芸の部に出品した切り絵でタイトルは「旧木下家住宅」です。 県内からは12点が出品され唯一の入賞となっています。 現在64歳の堀さんは20年ほど前から切り絵をはじめ昔ながらの風景を主な題材にしているということです。 ねんりんピックは健康や生きがいづくりを目的としたスポーツや文化の交流大会で60歳以上の高齢者が参加する祭典です。
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宅幼老所の利用者と園児が大根の収穫で交流
南箕輪村田畑の宅幼老所かいご家の利用者と南部保育園の園児が19日、かいご家近くの畑で大根の収穫をして交流しました。 この交流は、地域との繋がりを深めようとかいご家が毎年行っているもので、今年で3回目です。 この日は、かいご家近くの畑で、かいご家が育てた大根およそ130本を、南部保育園の園児43人が収穫しました。 園児はお礼に歌を歌いました。 収穫した大根は1人1本ずつ家に持ち帰ったということです。 利用者と園児で体操をした後は、焼きいもをして交流しました。 かいご家では、これからも地域との繋がりを深める行事を行っていきたいと話していました。
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大芝高原 お菜洗い場開設
南箕輪村の大芝高原に冬の風物詩お菜洗い場が17日から開設されました。 17日は午前中から2組が野沢菜を洗っていました。 お菜洗い場は、冬の寒い時期に温泉で菜っ葉を洗ってもらおうと10年前から開設されています。 お菜洗いに訪れた女性は「今年は、野沢菜の出来もよく、漬物にするのが楽しみです」と話していました。 大芝高原お菜洗い場は来月15日まで、村内在住の人が1時間200円、村外在住の人が600円となっています。予約制となっていて、管理事務所では早めの予約を呼びかけています。
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上伊那の景観を考えるツアー
長野県建築士会上伊那支部による上伊那地域の景観を考えるツアーが16日行われました。 これは、長野県発地域元気づくり支援金活用事業で行われたもので、およそ90人が参加しました。 景観とは何か?をテーマに箕輪町の下古田や南箕輪村の大芝高原など5か所を回りました。 東京大学アジア生物資源環境研究センターの堀繁教授が講師をつとめました。 堀教授は景観とは「見たいものが景観ではなく、見る視点があるから景観」と説明していました。 下古田では仙丈を望むには見たいものも、視点も良いが、萱野高原を見た場合は手前の木が大きすぎるため視点が悪いと説明をしていました。 景観を良くするためには、こまめな手入れも必要と話していました。 長野県建築士会上伊那支部の堀口隆支部長は「景観は地域の活性化に大きく影響する。多くの人たちに景観の意味を理解してほしい」と話していました。
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南箕輪村南原地区開拓時代の話を地元住民が語る
南箕輪村南原地区での戦後の開拓の歴史を語り継ごうと15日、南原コミュニティーセンターで区民による高齢者の集いが開かれ、3人が開拓時代を話しました。 これは南原地区社会福祉協議会が開いたもので、このは住民およそ40人が集まり、開拓当時の様子を知る地元の3人の話を聞きました。 南原は戦後昭和20年から、林だった土地を南原の入植者46戸が27年かけて開拓してきた歴史があります。 開拓当時子どもだった原武友さん70歳は「電気は開拓団が自ら電線を買ってひき、昭和29年頃から徐々に各家庭に普及した」と話しました。 西村満次さん88歳は戦争が終わり満州から帰ってきた昭和20年に開拓団に入団しました。 およそ40戸で作る南原開拓農業協同組合に入った西村さんは当時の様子を「道路を作るため林を切り開いたが作業は1日数平方メートルしか進まなかった。長い年月がかかったが、道路をつくるための執念があり、努力家が多かった」と話しました。 昭和22年5月に高遠町から入植した伊沢(いさわ)文雄さん83歳は、当時の生活の様子を話しました。 伊沢さんは、水の確保に苦労した開拓団は、井戸を掘るなどして長い年月をかけて水の確保に尽力したと話しました。 集いに招かれた唐木一直村長は「今の南原地区があるのは、当時の人の苦労があったから。貴重な話を後世に伝えていきたい」と話しました。
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南原保育園 県指導で増工事
園児数の増加に伴い増築工事が行われている南箕輪村の南原保育園は、県の指導により壁を防火構造に変更するなどの対策を追加します。 8日に開かれた南箕輪村議会臨時会で関連する議案が全会一致で可決されました。 工事内容の変更に伴う増額分は、214万2,000円で増築工事全体では、9,118万2,000円となります。 建築確認に伴う県からの指導によるもので、隣接する神社との境界からの距離が3メートル未満のため防火サイディングと壁を防火構造に変更します。 また、既設部分も防火対策が必要となり防火サイディングが設置されます。
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南箕輪村 除雪ボランティア
南箕輪村は去年の大雪の経験をもとに、各区を通じて村内の通学路や生活道路の除雪を行う有償ボランティアを募集します。 これは11日村役場で開かれた村議会全員協議会で説明されたものです。 これは区による主体的な除雪作業を進めるもので自己所有の除雪機で作業した場合は1時間あたり1500円。 村からの貸出機を使用した場合は1時間あたり1,000円の作業料を支払います。 作業は交通量が多い通学路や生活道路、歩道で行い積雪5センチからを基準としています。 村では除雪の有償ボランティアに関する議案を12月議会に提出する予定で可決されれば歩道用の除雪機を6台購入する計画です。
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立冬 南箕輪村の恩徳寺 イチョウが見頃
7日は、二十四節気の一つ立冬です。暦の上では冬となりますが、7日朝の伊那地域の最低気温は9.5度と、10月上旬並みの暖かい朝となりました。 南箕輪村の恩徳寺にある、樹齢400年のイチョウです。 恩徳寺によりますと、ここ2日くらいで一気に色づき始めたということです。気温が下がると葉が一日で落ちてしまうため、見頃は今週いっぱいではないかと話していました。 7日の伊那地域の最低気温は平年より7度ほど高い9.5度で10月上旬並みの暖かい朝となりましたが、前線の影響で雨が降り、日中の最高気温は11月中旬並みの13.6度となりました。 長野地方気象台では、8日は次第に高気圧に覆われ天気は回復し、気温も平年並みになると予想しています。
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伊那市手良と南箕輪で502戸が停電
6日午後3時20分頃、伊那市と南箕輪村の502戸で倒木による停電が発生しました。 6日午後5時現在、10戸を残し復旧しています。 中部電力伊那営業所によりますと、停電があったのは伊那市西箕輪と南箕輪村の502戸です。 これは西箕輪中条で倒木があり、電柱が2本倒れたためです。 原因について、中部電力では、付近で行われていた伐採作業が関係しているのではないかとしています。 6日午後5時現在停電は西箕輪中条の10戸を残し復旧しているということです。 中部電力伊那営業所では、6日中の復旧を目指しているということです。
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南箕輪村 村長杯少年サッカー大会
南箕輪村の村長杯少年サッカー大会が3日、大芝総合運動場で開かれました。 南箕輪村村長杯少年サッカー大会は毎年開かれていて、県内から16チームが参加しました。 大会はトーナメント戦で優勝を争いました。 去年は、地元の南箕輪FCjrが優勝しています。 南箕輪は1回戦、松本市の鎌田スポーツサッカー少年団と対戦して、5対0で勝利しました。 その後順調に勝ち進み、準決勝では諏訪プライマリーと対戦して0対2で敗れ、連覇はなりませんでした。 大会はリュシオ辰野が2回目の優勝を果たしました。
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南中 ボランティア活動報告会
南箕輪村で2日から村民文化祭が始まりました。 初日の2日は、今年の8月に東日本大震災の被災地でボランティアを行った南箕輪中学校の生徒が、その活動を報告しました。 南箕輪中学校では、被災地の状況を見たり聞いたりすることで今後の支援や防災の在り方につい考えるきっかけにしていこうと、抽選で選ばれた生徒41人が今年の8月に2泊3日の日程で宮城県の南三陸町を訪れました。 現地では、草取りなどのボランティアの他、仮設住宅に住む被災者から震災当時の話を聞きました。 生徒らは「辛い体験をしたにも関わらず、笑顔で迎えてくれた」「現地ではいまでも瓦礫の撤去作業が行われていて、復興にはまだ時間がかかると感じた」などと感想を発表していました。 文化祭では他に、盆栽や絵画など村内の60団体がおよそ960点の作品を展示しています。 文化祭は3日までで、あすは午前9時から午後4時半までステージ発表が行われます。
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信大ゆりの木並木見頃
南箕輪村の信州大学農学部のゆりの木並木が見頃を迎えています。 信大農学部のゆりの木並木は、正門から校舎までおよそ200メートルあります。 1954年と、1957年にキャンパス景観育成のために、在校生と職員が植えたということです。 並木は、南箕輪村の景観10選にも指定されています。 ユリノキはモクレン科ユリノキ属の落葉高木です。 5~6月には、チューリップに似た花をつけるということです。
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オレオレ詐欺を未然に防ぎ八十二銀行南箕輪支店に感謝状
息子を騙り多額の現金を要求するオレオレ詐欺を未然に防いだとして八十二銀行南箕輪支店に、31日、伊那警察署から感謝状が贈られました。 上條宏一支店長が伊那警察署を訪れ、青木辰夫署長から感謝状を受け取りました。 八十二銀行南箕輪支店では、今月9日、村内に住む70代の女性が、自分の口座から800万円を引き出そうとした事を不審に思い事情を聴いたところ詐欺だとわかり被害を未然に防ぎました。 女性宅には、息子の本名を騙る不審な男から「数年前に株を購入する時に借金をしていて、今日中に返さないといけない」との電話があったということです。 多額の引き出しを不審に思った窓口の女性行員が担当課長に報告し、支店長が説得をして家族に確認したところ、詐欺だと分かったということです。 電話などを使って現金を騙し取る特殊詐欺による被害は、今年に入って伊那警察署管内で9件発生していて被害金額は5,300万円となっています。 これは、去年の同じ時期の3件2,600万円と比べて倍以上に増加しています。 伊那署では、「携帯電話の番号が変わった」「風邪をひいて声がおかしい」などと言って息子を騙る電話があったら詐欺を疑い、家族に確認をとるなど、注意を呼びかけています。
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市長が信大で新規就農説明会
伊那市は、人口増加策の一つとして、信州大学農学部の学生を対象にした新規就農の説明会を30日初めて開きました。 30日は白鳥孝市長が信大農学部を訪れ、伊那市が行っている新規就農者への支援策や、農林分野への就業の可能性について説明しました。 現在伊那市では、新規就農者への補助金の交付や空き家バンクを使った住居の斡旋などを行っています。 去年伊那市での新規就農者は13人で、そのうち2人が信大農学部のOBでした。 白鳥市長は、「これだけ農業、林業の資源がある場所は他にはない。伊那に残りたい人が残れる仕組み作りを進めていきたい」と話していました。 この後、「伊那で暮らすために」をテーマに学生とディスカッションをしました。 学生からは、「地元の人と関わる機会を増やしてほしい」「公共交通機関を充実させてほしい」「SNSを使った若者への情報発信が重要」といった意見が上がっていました。 伊那市は、11月1日に新規就農支援に関する公式サイトを立ち上げ、就農時の課題となる農地の確保など、総合的に就農支援の情報を発信していくとしています。
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ドライ加工の農産物を提供
地元農産物の加工品販売を目指す南箕輪村6次産業化検討ワーキングチームは27日、一般向けに試作品を提供しました。 27日は、南箕輪村の大芝高原味工房で農産物フェア・軽トラ市が開かれました。 この中で、青年農業者やJAなどでつくるワーキングチームのメンバーたちが地元産の農産物でドライ加工したリンゴやトマト、ネギなどを訪れた人たちに提供しました。 ワーキングチームでは長期間保存できるドライ加工に焦点をあて開発に取り組んでいます。 訪れた人たちは、実際に手にとり、味わっていました。 また、ドライ加工したパセリをつかったジェラートも限定販売されました。 ワーキングチームでは、11月26日に名古屋市で開かれる南箕輪村観光物産展にも出品し試食アンケートを行うということです。 農産物フェアは、南箕輪村営農センターが地元でとれた農産物のPRや販売促進を図ろうと毎年開いているものです。 会場には、とれたての野菜が並び訪れた人たちが買い求めていました。
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第53回 伊那愛石会 水石展
伊那愛石会の第53回水石展が、26日と27日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 会場には、会員が天竜川水系で見つけた石30点が並んでいます。 伊那愛石会は、上伊那地域の住民16人でつくられています。 伊那愛石会の矢島好会長は「三峰川は昔海の底だったため石の種類が豊富、それぞれ川の特徴が出ているので違いを感じて欲しい」と話していました。 審査は会員が行い、伊那ケーブルテレビジョン賞には、箕輪町の川上敏夫さんの石が選ばれました。 伊那愛石会の第53回水石展は26日と27日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。
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全国女性消防操法大会 10位入賞を報告
17日に神奈川県で開かれた全国女性消防操法大会で、長野県代表として出場した南箕輪村女性消防隊は10位に入賞しました。 25日は、選手と消防団長ら8人が役場を訪れ、唐木一直村長に入賞を報告しました。 女性消防隊の7人は、長野県消防協会の推薦を受け、初めて県代表として大会に出場しました。 大会には47チームが出場し、南箕輪村は10位に入り優良賞を受賞しました。 選手達は、「優勝を目指していたので残念だが、良い緊張感の中で普段通りの操法ができた。練習に協力してくれた方々のお陰です」と話していました。 大会の映像を見たという唐木村長は「出場したチームの中で1番はつらつとしていた。この経験を活かし、住民の安心安全を守ってほしい」と活躍を讃えていました。
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南箕輪小1年生がドングリ拾い
南箕輪村の南箕輪小学校の1年生は、大芝高原みんなの森で24日ドングリを拾いました。 24日は、1年生110人ほどが、みんなの森でナラやクヌギなどのドングリを拾いました。 南箕輪村は大芝高原の一部を、松くい虫対策や多種多様な森にするため、針葉樹から広葉樹への樹種転換を計画しています。 その広葉樹の苗木を育てるために、種となるドングリを子どもたちに拾ってもらおうというもので、今年で2年目です。 この日は、南みのわ親林自然保護の会のメンバーも協力し、子ども達に、ドングリのある場所などをアドバイスしていました。 子どもたちは、次々にドングリを拾い、バケツに集めていました。 大芝高原では、樹種転換を進めるエリアの間伐を今年の冬に予定しています。 子ども達が拾ったドングリは、信州大学農学部の畑で育てられ、2~3年後、間伐した場所に植樹されるということです。
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信大農学部で低農薬米の販売始まる
南箕輪村の信州大学農学部は学部生たちが実習で栽培した低農薬米の販売を22日から始めました。 農学部では、学生らが実習で生産した農産物を地元の人たちに販売しています。 米もその中のひとつで、食料生産科学科の2年生が低農薬の米を生産しています。 今年は南箕輪村の2.5ヘクタールの田んぼで12トンの米を収穫しました。 6月には手押し式の除草機を使った除草作業にも取り組みました。 販売初日の22日は、地元や県外などから米を買い求める人の姿がありました。 品種はコシヒカリで、5キロ2000円で販売されています。 この他にも、はざ掛け米や玄米なども販売されています。 米は、信州大学農学部の生産品販売所で土日祝日を除く午前8時30分から午後5時まで販売されています。 農学部では、「より安心して食べていただけるよう努力してきたので多くの方に味わってほしい」話していました。
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イルミフェスで雅楽演奏
イルミネーションフェスティバルが行われている南箕輪村大芝高原で20日、伊那雅楽会による演奏会が開かれました。 雅楽の演奏はイルミネーションの幻想的な雰囲気の中で雅楽を演奏したいとの思いから上伊那の神職らでつくる伊那雅楽会が行っているもので今年で4年目です。 雅楽は主に宮中や社寺で奏でられていたもので中国から伝わり日本古来の音楽と融合してできた音楽とされています。 10世紀頃には雅楽の形態が成立したということで世界最古のオーケストラといわれています。 伊那雅楽会は結成33年目で神社の祭礼のほか介護施設への慰問など様々な場所で演奏活動を行っています。 伊那雅楽会では「上伊那の風物詩として定着したイルミネーションフェスティバルを演奏で応援していきたい。」と話していました。 雨が降る中の演奏でしたが、大芝高原には平安の時代を思わせる伝統音楽の音色が響いていました。
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上農祭 クラス展や農作物販売
上伊那農業高校の文化祭、上農祭が20日、一般公開され地域住民など多くの人が訪れました。 94回目となる上農祭では模擬店やクラス展示のほか、実習で育てた農作物などの販売が行われました。 このうち生産環境科作物班は雑穀アマランサスやモチキビが入った伊那雑穀カレーを販売し人気を呼んでいました。 伊那雑穀カレーは栄養価が高いとされる雑穀を普及させる活動を行っている生徒らが開発に携わりました。 他に生徒が作った自動雑穀選別機もお披露目されました。 この機械はアマランサス収穫の際に混ざってしまう殻やごみを取り除き実だけを残すものです。 ふるいはアマランサスの実よりやや小さい1ミリほどの穴があいていてそこに実だけが残る仕組みになっています。 上農祭ではほかに生徒が作った農産物の販売も行われ訪れた人たちが買い求めていました。 一般公開には保護者や地域住民が足を運び学習の成果や学校での生活の一端に触れていました。
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南箕輪村女性消防団員が全国大会に出場
南箕輪村消防団の女性団員は17日に神奈川県で開かれる全国女性消防操法大会に長野県代表として出場します。 12日は南箕輪村役場駐車場で激励会が開かれ、女性団員がポンプ操法を披露しました。 大会は、2年に1度開かれています。 出場するのは村消防団の中で選抜された団員7人で、長野県消防協会の推薦を受け、初めて県代表として出場します。 唐木一直南箕輪村長は、「楽しく力強く正々堂々と頑張ってください」と激励しました。 選手を代表し征矢和代さんは、「優勝を目指してがんばります」と決意を述べました。 全国女性消防操法大会は17日に神奈川県で開かれます。
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上農文化祭で伊那雑穀カレー販売へ
南箕輪村の上伊那農業高校は、上伊那産の雑穀を使った伊那雑穀カレーを、去年に引き続き今年も20日の文化祭で販売します。 上農高校の生産環境科作物班では、「地産地消や地域振興に役立てようと」雑穀を普及させる活動を8年前からしています。 作物班では、伊那雑穀カレーを200食限定で販売し、去年に引き続き売上金のすべてを、東日本大震災の被災地、宮城県に義援金として送るということです。 伊那雑穀カレーは雑穀アマランサスやもちきびを使用し、小麦や乳製品は一切使われていないので、アレルギーの人でも食べられるということです。 尚、雑穀の選別に時間がかかることを農家の人から聞いた作物班は、自動雑穀選別機をつくり、20日にお披露目するということです。 今年はこのほか、雑穀の事を知ってもらおうと、子供向けに紙芝居の上演も計画しています。 上伊那農業高校の文化祭の一般公開は20日(日)で、農産物の販売もあります。
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南箕輪村6次産業化検討ワーキングチーム 加工品試食
地元農産物の加工販売を目指す南箕輪村6次産業化検討ワーキングチームの会議が10日役場で開かれ、27日の農産物フェア・軽トラ市に出品する加工品の試食が行われました。 この日は、村内の青年農業者やJA営農部、役場関係者ら10人が集まり、27日の農産物フェア・軽トラ市でどの加工品を販売するのかを決めるため試食しました。 6次産業化検討ワーキングチームでは、長期間保存できるドライ加工に焦点をあて、開発しました。 その結果、パセリで作ったジェラートとパン。 ドライ加工したりんごのスナック。 きのこ、ねぎ、パセリ、トマト、キャベツをドライ加工したものは料理の具として販売します。 南みのわ農産物フェア軽トラ市は、27日午前9時から午後2時まで、大芝高原味工房駐車場で開かれます。
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南箕輪中が伝統の落ち穂拾い
南箕輪中学校で10日、伝統の落ち穂拾いが行われました。 10日は、全校生徒およそ450人が地区ごとに分かれ落ち穂を拾いました。 落ち穂拾いは、地区の農家にお願いし、稲刈りが終わった田んぼで毎年行っています。 1人1キロを目標としていて、生徒たちは稲刈りのときに落ちた穂を拾っていました。 落ち穂は自宅で干した後、学校に集めるということです。 去年は集めた米を精米して、南三陸町へ送りました。 南箕輪中学校では今年の8月に南三陸町へボランティアに行くなど震災後から交流を続けています。 今年は集めたお米を各地域に引き取ってもらい、それと引き換えに寄付をつのって、南三陸町に義援金として送るということです。
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ヤングドライバーが交通安全 訴え
企業や行政の組織内で交通安全活動に取り組む若手社員で作るヤングドライバークラブが、9月26日朝、通勤途中のドライバーなどに交通安全を呼びかけました。 この日は、秋の全国交通安全運動にあわせて、南箕輪村のJA上伊那集出荷場で啓発活動が行なわれました。 ヤングドライバークラブのメンバーが、駐車場に誘導されたドライバーにチラシやポケットティッシュ、夜光反射シールなどを手渡しました。 参加したのは、南箕輪村の大明化学工業㈱、信英蓄電器泊㈱、南箕輪村役場、伊那警察署の、30歳以下の若手社員など40人ほどです。 若者からより幅広い年齢層に訴えられればと、今回初めて、この啓発活動が行われました。 秋の全国交通安全運動は、9月30日まで、「こどもと高齢者の交通事故防止」を基本に運動が行われています。 伊那警察署管内の今年の事故件数は、昨日現在、死亡事故が4件、人身事故が319件発生していて、けが人は349人となっています。 管内では去年より件数が減少していますが、県内では、大幅に増加傾向にあるということで、伊那署では、「これから、夕暮れ時の事故が増える季節。ドライバーは早めのライト点灯、歩行者は夜光反射材をつけるなど、それぞれの立場で自分の命を守ってもらいたい」と呼びかけていました。
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南箕輪村公民館「ふるさと再発見講座」 村内の神社を見学
地域の歴史や文化を学ぶ南箕輪村公民館の「ふるさと再発見講座」が26日に開かれ、参加者が村内の神社を見学しました。 講座は年に12回開かれていて、今回は、大泉にある大泉神社を見学しました。 普段入る事ができない覆殿の中には村指定文化財の本殿があります。 文化財専門委員の松澤英太郎さんが、歴史や造りを説明しました。 本殿は、今から約200年前の文政11年、1828年に諏訪の宮大工、小口直四郎が建てたものです。 鶴に仙人の彫刻、竜の梁が特徴です。 ふるさと再発見講座では、次回、村内の石仏などを見学するということです。
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第5次総合計画策定へ むらづくり委員会初会合
南箕輪村の平成28年度から10年間の第5次総合計画を策定する第3期むらづくり委員会の初会合が昨夜、役場で開かれました。 30日は、唐木一直村長が各区の代表や団体の代表23人を委員に任命しました。 30日の委員会では会長に大泉区の清水研夫(けんお)さんが選ばれました。 むらづくり委員会は、自立に向けた村づくりについて考える場として平成16年度に第1期委員会平成20年度に第2期委員会を組織しました。 委員会では第4次総合計画の数値目標を検証します。 計画では平成27年の目標値として人口を1万4770人、世帯数を7155世帯、就業者数を8663人などとしています。 委員会では、来年2月に村民を対象に今後の村づくりについてのアンケート調査を実施し、第5次総合計画に盛り込んでいくということです。 むらづくり委員会の任期は3年となって、第5次総合計画の審議結果を平成27年10月に答申する計画です。