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核廃絶を訴え、中川村から平和行進
県教組などでつくる実行委員会が主催する「被爆06年核兵器廃絶上伊那網の目平和大行進」は7日、約20人が参加し、中川村から上伊那を縦断する。
「核兵器のない世界のためにともに歩こう-国民平和大行進」と書かれた横断幕や、団体名を記した桃太郎旗を手に役場前をスタートした。
松川町から引き継いだ平和行進は、沿道の人々に、核廃絶や恒久平和をアピールしながら、国道153号を北上、飯島町、駒ケ根市を経て、伊那市役所へ。長谷・高遠ルートと合流する。8日は南箕輪村、箕輪町を経て、辰野町役場で長野・山梨コースと合流、川岸駅で諏訪に引き継ぐ。上伊那の参加者は約400人を見込む。 -
上伊那労福協が南箕輪村に寄付
上伊那地区労働者福祉協議会(小林正昭会長)は5日、南箕輪村の大芝高原で昨年7月にあった第7回上伊那労福協まつりのバザー売上金の一部と各団体・単組からの寄付金10万円を福祉のために-と、南箕輪村に寄付した。
小林会長、事務局の根橋美津人さんが村役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を手渡した。村長は、「大芝を利用してもらいありがたい。(寄付金は)福祉のため有効に活用させていただく」と感謝した。
上伊那労福協は、連合上伊那地域協議会、上伊那地区労組会議、上伊那高齢退職者連合、労金伊那支店・駒ヶ根支店、全労済南部支所、上伊那友愛連絡会、上伊那中立労組連絡会、上伊那勤労協連合会で組織する。
上伊那労福協まつりは、第2回から大芝高原で開催。模擬店、子ども向けコーナー、魚つかみ大会、参加団体の各コーナーなどがあり、昨年は7月17日開催で、約2500人が来場してにぎわった。
今年は23日午前10時縲恁゚後3時、大芝高原多目的広場で開く。未組織労働者も労福協に参加してもらう活動を模索中で、祭り会場に就職相談、住宅・土地情報コーナーなどの設置も検討している。 -
県町村教育長会研修総会
県町村教育長会研修総会は6、7日、宮田村の宮田観光ホテルで開いている。上伊那を含む県内62町村の教育長が一堂に会し、子どもの安全対策をはじめ学校教育を取り巻く諸問題について意見を交わしている。
開会式で会長の伊藤修南箕輪村教育長は、数年で転換する国の教育方針を疑問視。
「週5日制、総合学習など鳴り物いりで始めたのに、数年でぐらついて良いものか疑問」と話した。
高校改革プランや30人規模学級などについては「県教委と連携し、良い方向を見出していきたい」と述べるなど、子どものために幅広く力を結集しようと求めた。
来賓あいさつした県教委の義務教育担当者は、高校改革プランについて「中学生や保護者に不安を与えないよう、進めていきたい」とふれた。
引き続き分科会を行い、通学路の安全確保、軽度発達障害児の支援など3つに分かれてグループ討議した。
7日は中川村の蜂研究家、富永朝和さんの講演、閉会式では宣言決議を行う。 -
【目指せ!甲子園】辰野チーム紹介
どこからでも得点できる切れ目のない打線に、確実性のある安定した守備で、あらゆる展開に応じた戦いが可能。県内でも上位に位置する攻守ともにバランスのとれたチーム力を誇る。4強入りした春季大会がそれをもの語り、周囲から優勝の期待も高まっている。
投手陣は右上手投げの主戦宮川と右下手投げの宮澤。両投手とも安定した投球に加え、完投能力も十分だ。展開によってはタイプの違いを利用した継投策で敵陣をほんろうさせる。宮川はベスト8入りした昨夏の全試合で先発を担い、豊富な経験量で堂々とした投球をみせる。宮澤は球種は少ないが緩急を使った組み立てがうまい。
制球力の良さで打たせて取る投手陣を堅実な守備がバックアップする。豊富な練習量で能力が高まり、内外野ともに充実。最後まで集中力をもって臨みたい。堅守に定評のある遊撃上原の復帰も、チームに活力を見出している。スターティングメンバーに限らず、控え選手も結果を残せる層の厚さも強みだ。
総合力のある打線は、出塁率の高いレギュラーで唯一の2年生平島、長打力に加え勝負強さも兼ね備える主砲北村、器用な打撃ができる勝本が中軸で引っ張る。上位から下位まで個々の技術が高く、どこからでも得点機を演出できるため、多彩な攻撃術で着実に得点を稼ぎたい。
◆稲毛涼主将
守備で流れをつくって攻撃につなぐ。終盤でも攻めの姿勢を見せられる粘り強い辰野野球を全うし、一試合一試合を決勝だと思って戦う。お世話になった多くの人に恩返しができるように、長野県を制して甲子園に行きたい。
甲子園出場をかけた夏の全国高校野球長野県大会は8日に開幕する。県営上田球場を主会場に県内6球場で熱戦が繰り広げられる。 -
【目指せ!甲子園】上伊那農業チーム紹介
選手個々の明るさが活気をもたらし、チームのまとまりが爆発力に変わる。昨年とは一変して、今年は打撃力が持ち味だ。一方で、タイプが違う投手4人を有すが、投手力の向上が課題に上る。
初戦の中条を破れば、早くも2回戦で強豪松商学園が立ちはだかる。春季大会で南信予選を勝ち上がったものの、県大会初戦で松商にコールド負けを喫している。守屋監督も「本当の意味での挑戦ができれば」と闘志を燃やす。雪辱を晴らし、一気に目標のベスト8以上までのし上がりたい。
投手陣は右上手投げの桑沢と栗田、右横手投げの宮下、左上手投げの有賀。先発は調子の良さや敵陣の特徴によって決める。桑沢は制球力があり、球種が豊富。宮下は切れのあるスライダーを武器に、栗田と有賀は長身から投げる直球を主体に組み立てる。タイプの異なる投手陣の継投策も一つの見どころ。
捕手伊東、二塁松沢、遊撃丸山、中堅加藤のセンターラインを軸とした失策の少ない守備がバックアップする。課題とする打者に応じたポジショニングや個々の役割を認識して試合に臨みたい。
打線は、丸山、加藤、唐沢、松沢のいずれも長打力を誇るトップから4番の活躍が最大の鍵。「上手く機能してくれれば」(守屋監督)と期待をかける粘り強さが備わった下位が上位へのバトン渡しを成功できれば、力のある打線がさらに勢いを増す。自慢の攻撃力を前面に打ち出したい。
◆松沢浩平主将
明るく楽しく野球をやるチーム。打線は1番から4番、守備は遊撃と中堅が中心となって、全員が心を一つに戦いたい。 -
伊駒流舞・現代舞踊発表会 華麗な衣装で優雅に
日本舞踊の伊駒流舞踊会(宗家家元・伊駒寿宜)は2日、県伊那文化会館で、創立18周年の現代舞踊発表会を開いた。社中らが豪華な衣装に身を包み、これまでの練習の成果を披露した。
上伊那の24団体から80余人が出演し、65曲の演目を披露。会場に駆け付けた、ほぼ満員の観客からは、舞台が終わるごと大きな拍手が贈られた。
伊駒流は伝統芸術を基本に、新しい創作舞踊を取り入れているのが特徴。舞台では「みれん海峡」「古城の舞」「さざん花の宿」などのほか、オリジナルの「伊駒音頭」を優雅に踊った。
魅了された観客は目をうっとりとさせ、次から次へと繰り広げられるステージを満喫。一つひとつの舞台が始まる度に、カメラのフラッシュが出演者に向けられた。 -
上伊那ミニバスケットボール交歓大会
第12回上伊那ミニバスケットボール交歓大会が2日、箕輪町社会福祉体育館など3会場であった=写真。選手らはプレーを通じて、友情を深め、技術の向上を目指した。上伊那バスケットボール協会の主催。
試合機会を増やそう竏窒ニ始まった恒例大会に、男子9(7団体)、女子17(15団体)の計26チームが参加し、各チーム2試合ずつの試合を戦った。
選手らは日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った連携プレーを披露。保護者たちからは「頑張れ」「打て」などの応援も飛び、攻守の入れ替わりの早い試合を繰り広げた。
大会実行委員長の松永義夫さんは「スポーツを通じて、自分の個性を出していってもらいたい。技術を学びながら、仲間とのコミュニケーションを深め、感情豊かな子どもに育ってもらえれば」と話した。 -
JA上伊那、処理不可能乳の解消を目的に子牛用飼料として全粉乳を酪農家が買い戻す取り組みを実施
牛乳や乳製品の需要減少に伴う処理不能乳の発生を緩和するため上伊那農業協同組合(JA上伊那)と同酪農部会はこのほど、余剰生乳を飼育用全粉乳として酪農家に買い戻させた。
年々減少の一途をたどってきた生乳需要だが、乳製品に加工するなど、さまざまな企業努力で乗り切ってきた。しかし、ここへ来て一気に4%前後の需要が落ち込んだことと、学校給食のなくなる年度末が重なり処理不可能乳が発生。そこで、酪農家それぞれの出荷量に応じて処理不可能乳でつくった全粉乳を飼育用に買い戻してもらうという苦肉の策を講じた。
学校が始まった現在は、需要が回復しているが、夏の長期休業中は再度処理不可能乳が多くなることも考えられるという。
JA上伊那の担当職員は「牛乳は太る、骨が太くなるなど、誤った情報から、お茶や清涼飲料を好んで飲む人が増えている。風潮に踊らされず、重要な成長期にある子どもには牛乳を飲ませてあげてほしい」と話す。
処理不可能乳の増加により、最も懸念されるのは生産調整の問題。近隣4県でつくる東海酪農協同組合連合会の一員である長野県の場合、連合の割り当て分を更に地域へと落としていくことになる。現状では生産調整はまったくかかっていない。しかし、消費減少、高齢化に伴う飼育頭数の減少が続く中、生産調整がかかれば、それぞれの酪農家に何らかの影響がでることも懸念される。
JA上伊那は、東海酪連の割り当てられた余剰分バターの消費拡大として、生産者やJA役職員が購入する取り組みを始めている。しかし、一般消費者の需要減少は、全国規模の問題であり、抜本的な問題解決には混迷を極めている。 -
「天竜川流域侵略植物駆除大作戦」30日に
川環境の回復を目指す天竜川ゆめ会議(福澤浩会長)は「天竜川流域侵略植物駆除7・30大作戦」として30日に天竜川流域などの8カ所で一斉にアレチウリ駆除を実施する計画で、当日の参加者を広く募集している。事前申し込みは不要で当日各会場で受け付け。服装は長靴、長袖、長ズボン、帽子、皮手袋または作業用ゴム手袋、首にタオル。日程は▽午前7時受け付け開始▽7時30分開会式・作業説明▽8時作業開始▽9時30分作業終了・閉会式▽10時解散竏・中川村会場のみ午前9時受け付け開始縲恊ウ午解散)。
実施場所(上伊那関係分)は次の通り。
▽辰野町・みつい渕▽宮田村・大久保地区▽駒ケ根市=新宮川合流点▽中川村・田島やな場周辺
問い合わせは実行委員会(緑地計画内)TEL83・7744へ。 -
【目指せ!甲子園】伊那弥生ケ丘チーム紹介
春季大会後、守備位置を大幅に変更。個々の能力を十分生かせる体系にし、守備力を高めた。打線もここにきて上向きだ。本番までに一気に調子をあげていきたい。「まじめな選手ばかりでおとなしい」(原監督)闘志をあまり全面に出せないチームの雰囲気にやや不満にのぞかせる。
投手は3年の原と2年の平澤。いずれも完投能力があり、調子の良さで先発を決める。原は直球を主体に組み立てる。最近では粘り強さが備わったが、コントロールが課題。平澤は制球力があり、テンポの良い投球が魅力。投手陣の特徴を生かせる捕手有賀が強気なリードで引っ張る。
ポジショニングの確認を重点に、個々の役割を認識して守備力を向上させている。基本を忠実に、応用にも適した堅実な守備をつくり上げる。完成度によって、攻撃面で先制さえできれば、理想とする・ス先行逃げ切り・スの試合展開の実現も可能だ。
上り調子の打線をさらに活気づけたのが、腰を痛めて1カ月間戦列を離れていた4番の主将下平の復帰。本番に向けて調整中だが、どこまで力を取り戻せるか。チームの精神面、得点力に大きく響く大黒柱の仕上がり具合に期待がかかる。
1年の秋からレギュラー入りし、経験豊富な押野が3番。出塁率も高く、広角に打てることが強み。5番は長打力のある有賀が務める。積極性のある2年唐澤、状況に応じた打撃のできる内城で中軸の前に得点機を演出したい。打率の低い下位がいかにつながりを見出せるかも鍵。
◆下平健主将
主役になる選手がいないため、チーム一丸となって戦う。序盤になんとかリードして守り切る試合を展開し、一戦一戦大事にいきたい。 -
上伊那母親大会 勇気ある行動で問題解決を
第46回上伊那母親大会が2日、伊那市駅前ビルいなっせであった。約180人が集まり、青年の雇用問題、高校改革プランの現状など、現代社会が抱える問題について考え合った。民商や医療生協などの団体代表者でつくる実行委員会(山崎桂子委員長)の主催。
介護問題などについての意見発表では、上伊那民主商工会婦人部が消費税増税を訴える法被に身を包み「よさこいソーラン」を披露したり、「うたごえサークルざざむし」の歌の発表などを展開した。
辰野高校教諭の宮下与兵衛さんによる、「今こそ教育基本法を守り生かしていくために」と題した記念講演もあった。
山崎委員長は「いまほど命の問題に対して危機感を感じることはない。個々の活動では弱いが、ここで学習したことを力にして、勇気を出して行動するきっかけにしてほしい」とあいさつした。 -
伊那市ソフトバレー大会
第12回伊那市ソフトバレーボール大会が2日、県伊那勤労者福祉センター体育館、市民体育館であり、4部門で熱戦を繰り広げた。市体育協会ソフトバレーボール部主催。
年齢別にヤングの部、ブロンズの部、シルバーの部、ダイヤモンドの部に上伊那各地から計64チームが参加し、それぞれ予選リーグ、決勝リーグ・トーナメントを戦った。
選手らは声を出し合って息の合ったプレーを展開。時にはフライングレシーブなどの好プレーも飛び出し、会場を沸かした。
結果は次の通り。
▽ヤングの部 (1)はせくらぶA(伊那市)(2)SPB777(同)(3)O・G・S(同)▽ブロンズの部 (1)マックン(南箕輪村)(2)梅の里T(宮田村)(3)チアフルB(飯島町)▽シルバーの部 (1)こまちゃんB(駒ヶ根市)(2)沢尻のスター(南箕輪村)(3)はせくらぶC(伊那市)▽ダイヤモンドの部 (1)似たかC(伊那市)(2)似たかB(同)(3)こまちゃん(駒ヶ根市) -
中体連県大会男子棒高飛び 県中学タイ記録でV
第45回県中学校総合体育大会陸上競技が2日、松本平広域公園陸上競技場であった。上伊那勢は11校から108人が参加し、男子棒高跳びで松澤ジアン成治君(春富中3)、女子4×100メートルリレーで赤穂(松井、大場、中村、赤羽)が全国大会出場を決めた。
松澤君は2位との差50センチの4メートル20で圧勝し、県中学校タイ、大会新記録を樹立した。
大会は激戦の各地区大会を勝ち上がってきた約千人の選手が集まり、33種目で熱戦を展開。上伊那は7種目を制覇した。
8月18竏・1日、香川県丸亀陸上競技場で全国大会がある。 -
「信州伊那谷からの挑戦」発刊 (1)
輝く、元気な経営者たちの経営理念などを紹介した「信州・伊那谷からの挑戦縲怎Lラリと輝く!100人の経営者縲怐vが発刊された。上伊那の産学官が展開した地域振興キャンペーン「上伊那・輝く!経営者」(2003縲・005年)で紹介した約100人の元気な企業の経営者たちの言葉や姿勢をまとめたもので、それぞれの輝きの秘密、未来への情熱など、〈元気〉がずらりと並んだ。
今週のいなまいニューススタジオは、この本の発刊を記念して、同キャンペーン推進委員会の三井貞明委員長(元養命酒工場長)、南峰夫委員(信州大学農学部教授・上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会座長)をゲストに迎え、キャンペーン事務局の伊那毎日新聞・竹村浩一編集局長とともに、紹介された経営者たちの元気の秘訣にあらためて迫る。
また、次週は、この本に紹介された経営者の中から2人をゲストに迎え、経営者の生の声を紹介する。 -
信州伊那谷からの挑戦
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【目指せ!甲子園】赤穂チーム紹介
スターティングメンバーに6人入る2年生の若さあふれるプレーを試合で生かしたい。力のある上位に対し、下位も十分好機をつくれるバランスのとれた打線だが、備えた力をこれまで発揮できていないのが現状。得点力に難点があるため、2人の3年生投手を中心にした安定感のある守備で大量失点を逃れたい。「結果を恐れず、ベストなプレーをすれば勝利を望める」(真野監督)。
タイプの違う投手2人の仕上がり具合が勝敗を左右しそう。右上手の主戦小田切は昨夏の経験もあり、堂々とした投球が魅力。力のある速球を武器とするが、大事な場面で力む傾向があり、高めに球が浮く心配がある。右横手投げの黒塚は直球に2つの変化球を織り交ぜる。制球力の良さで内外に投げ分け、打者にミートさせない。
内野は投手以外2年生で固める。的確な状況判断のできる捕手の宮下、安定感のある遊撃梶屋を中心に気を引き締めて臨む。中堅丸山を要とした外野の3年生が2年生を精神的にフォローする。
いまひとつ元気のない打線が本番で奮い立つか。好調なトップの宮下が出塁して勢いづきたい。長打力があり出塁率が高い丸山、木下、小田切が中軸でチームを引っ張る。好機に強い2年生で4番に座る木下が、不調な打線に火をつけたい。守備でつくったリズムを打撃面に持ち込めれば勝利は見えてくる。
◆丸山峻志主将
持ち前の元気の良さが試合に生きるようにしたい。どこが相手でも全員が一球一球に集中し、赤穂の野球を貫いて勝ちたい。 -
県シニアリーダー実践講座伊那 伊那部宿を学ぶ
県長寿社会開発センター伊那支部のシニアリーダー実践講座の本年度5回目の講座が29日、伊那市西町の旧井澤家住宅であった=写真。上伊那の受講生約25人が訪れ、同住宅などの歴史に詳しい「伊那部宿を考える会」の田中三郎会長(78)から、江戸時代の宿場の様子などについて聞いた。
田中さんは旧井澤家住宅を最南端に、本通りの長さが330メートルの伊那部宿は、1649年ごろ、江戸幕府が整備した中山道の脇往還として繁栄したと説明。同住宅は1840、43年の2回の火災にも類焼を免れた、宿場最古の建物と伝えた。
間口8間半の本棟造りの建物で、20縲・0センチの太さの柱が勝手回りに4本立っているのが特徴とし、「川崎市立日本民家園」に移築され、神奈川県の重要文化財に指定された、同宿場の旧三澤家住宅同様に「日本民家として価値の高い建築」であるとした。
受講生らは講話と照らし合わせながら、住宅内の展示物なども見学し、伊那部宿の歴史に興味を深めていた。
シニアリーダー実践講座は、地域の中のさまざまな活動のけん引者を育てるため、政治、歴史、福祉などについて学ぶ講座。本年は年間16回で、4月下旬に開講した。次回は7月13日、「児童虐待と家庭のあり方」について学習する。 -
アユ友釣り解禁 天竜川水系・釣果は好調
天竜川漁業協同組合(後藤治也組合長)管内の同川水系のアユの友釣りが1日、解禁になった。地元上伊那だけでなく、関東・中部地域から集まった釣り人たちが、今季のアユ釣りの感触を楽しんだ。
初日、竿(さお)を出した釣り人は約500人で、主に三峰川や横川川へ入った。解禁の午前6時一斉に竿を出すと日暮れまでアユ釣りを満喫。それぞれの釣果は平均20匹で、大きさは水温が低く例年より小ぶりだという。
天竜川二条橋付近で竿を出した会社員男性(47)=東京都=は同水系では初めての釣り。「天竜川のアユは大きいと有名なので、ぜひ釣りたい」と、釣果を求めて三峰川へ移動していた。
漁協関係者は「大きさは小さいが追いはよく、釣果は好調。梅雨が明ければ気温が上がり、尺(約30センチ)アユ釣りが楽しめる」と話している。
この日は、前日の雨で駒ヶ根市縲恍・・コの天竜川では釣りができなかった。また、上流から生ごみや刈った後の草が流れてくるなど、県外客からの苦情が漁協へ寄せられた。
8日午前6時、高遠ダムから上流の三峰川水系が解禁となる。 -
駒ケ根市で生涯学習フォーラム
豊かな生涯学習社会の実現を目指し「ともに学び、ともに育つ」をテーマに1日「第13回学校と地域竏註カ涯学習フォーラム」(信濃教育会、上伊那教育会など主催)が駒ケ根市で開かれた。地域に根ざした体験学習に取り組んできた市内の幼稚園・保育園、小中学校、高校など10会場でそれぞれ学級活動が行われ、上伊那全域から訪れた多くの教育関係者が参観した。
中沢小学校(北原三千生校長)では地元の伝統産業を受け継いでいこうと全校で取り組んできた「炭焼き」について各学年がそれぞれ決めたテーマ別に公開授業を行った。6年生は地元の経験者に聞くなどして調べた炭焼きの方法について発表=写真。校内に設置された本格的な炭焼き窯に親子で原木を入れた。4年生はカヤを使った伝統的な炭俵作りに挑戦した。
赤穂小学校5年生はセネガル人に指導を受けたアフリカンドラムの演奏を、東中学校の生徒は獅子舞、お囃子、巫女の舞など、地域に伝わる伝統芸能を発表した。
午後は全体会が市文化会館で開かれ「学社融合の取り組みをどうすすめたらよいか」をテーマにパネルディスカッションが行われた=写真。駒ケ根市の小林晃一教育次長が実践発表を行い、信濃教育会の牛越充さんをコーディネーターに八重洲学園大教授の浅井経子さん、信濃教育会の中村雅則さん、上伊那教育会の松井ちはるさん、駒ケ根市立中沢公民館長の下島大輔さんが意見を交わした。会場を埋めた教育関係者らはメモを取りながら真剣な表情で議論に聞き入っていた。 -
信大おでかけ保健所開催
保健所機能を一般に広め、有効利用してもらうことを目的とした伊那保健所の「おでかけ保健所」が30日、南箕輪村の信州大学農学部であった。昨年6月にできた食事バランスガイドを使った食事指導や健康測定があり、多くの学生が自分の健康状態や食生活を改めて考えた。
昨年まで「タウン保健所」として大学や大型店、市町村の健康イベントなどで開催していた取り組みを今年は名前を変更して実施。歯科衛生、禁煙、健康相談など、7つのコーナーを設け、講義の空き時間などに参加してもらった。
今年は、一人暮らしで偏った食事になりがちな学生に、自身の食生活を見直してもらおうために「栄養・食生活コーナー」を新たに設置。また、聴導犬・盲導犬のデモンストレーションも企画した。
栄養・食生活コーナーでは、料理見本から自分の食べたいものを選んでもらい、その摂取カロリー、栄養バランスなどを比較。必要とする食品種類は多い一方、肉類を中心とする主菜の摂取が飛びぬけている学生も多く、担当者のアドバイスに真剣に耳を傾けていた。 -
【目指せ!甲子園】伊那北チーム紹介
・ス努力型・スの3年生が昨夏の初戦敗退の悔しさをバネに大きく成長した。課題だったプレーやセオリーの基本がどれだけ徹底してできるか。チームに備わった粘り強さも発揮したいところ。
主戦の森は右下手投げ。直球にスライダーとシュートを織り交ぜ、緩急を使って打者をほんろうする。低めについて打たせて取る投球が特徴の一つ。森中心のチームだけに、出来具合いが試合を大きく左右する。「森は高校から投手となった。これまでの努力の部分が出れば良い方向に向く」と久保村監督も期待を寄せる。
小柄ながら切れのある直球を披露する右上手の二塁志賀、182センチの長身から投げ込む直球を武器とした左上手の春日健も控える。森がスタミナに課題を残すだけに、終盤での継投策で試合を組み立てる。
強肩の捕手春日享が守備の柱。投手それぞれの長所を引き出し、臨機応変なリードが魅力。経験豊富で堅実な志賀、田畑の二遊間が要となる。下手投げの森に対して右へ流す打者が多いため、中堅と右翼のコンビネーションに加え、内野手との連携を密に、右方向への対応を重点的にこなしてきた。少しでも進塁を防ぎ、最少失点に抑えたい。
集中打を得意とする打線は、これまで中軸に座っていた田畑がトップ、調子が上向きの2番志賀が好機をつくる。田畑は中軸の重責から解放されたことにより、本来の力を発揮するようになった。長打力に加え、敵陣をかき回す俊足に、切込隊長としての期待は大。好調の志賀も中軸に匹敵する打力をもつ。
中軸を担うのが、器用な小島、安定している春日享、広角に打てる藤沢。得点力のある3人の前に田畑、志賀が確実に塁に出たい。
打線のつながりを強く意識するなかで、下位が上手く上位にバトンを渡し、得点を稼げるかが一つの鍵になりそう。
◆田畑英二主将
少ないチャンスをものにできる勝負強さで勝利を呼び込みたい。接戦になっても気持ちで絶対に負けない。すきをつくらず、常に攻める気持ちで一戦一戦大事に戦いたい。 -
元気の秘訣は何? 経営のヒント満載!
上伊那の・ス元気な・ス中小企業経営者約100人の経営理念、経営姿勢などを紹介した単行本「信州・伊那谷からの挑戦縲怎Lラリと輝く!100人の経営者縲怐vが発刊された。
紹介されている経営者はいずれも、03縲・5年に上伊那の産学官が展開した地域振興キャンペーン「上伊那・輝く!経営者」で高く評価され、優れた技術、斬新なアイデアなどを駆使したそれぞれの事業展開は業界・消費者に広く受け入れられている。
同キャンペーンは、上伊那で輝いている経営者たちのユニークな経営手法、経営理念などに学び、これからの上伊那および信州の産業のあるべき姿、進むべき道を探るヒントを見つけよう竏窒ニ、地元の産業界、信州大学、行政などでつくる「キャンペーン推進委員会」(委員長・三井貞明元養命酒工場長)が展開。
2年間に、元気な経営者約100人を伊那毎日新聞紙面と地元ケーブルテレビ3局で紹介するとともに、パネルディスカッション、講演会、ミニ見本市、経営者表彰などを開き、優れた経営者とその事業内容を貴重な実例として広く事業者や住民にアピールした。
このキャンペーンは各界から高く評価され、「2年間で得られた・ス果実・スをぜひ地元に還元してほしい」との要望が関係機関などから多く寄せられるようになった。
推進委員会事務局を担当した伊那毎日新聞社は、それらの声にこたえ、キャンペーン期間中に「輝く経営者」たちをシリーズで紹介した新聞記事を再編集して、今回単行本として発刊した。
【2提言と見事に合致する・ス輝く経営者・ス】
長野県では02年末、県内企業の経営者や県知事らでつくる「信州ものづくり産業戦略会議」(座長・安川英昭セイコーエプソン会長=当時)が「持続可能な信州の経済と社会を支える信州ものづくり産業の方向」を提言で示し、その内容に盛り込まれた「健康・福祉、環境、教育にリンクした信州らしい、製造業、観光(商業)、農林業」を確立しようと官民が動き出した。
製造業を中心に活発な事業所が目立つ上伊那でも03年2月、産学官でつくる「上伊那地域の新しい産業像及び振興策調査研究委員会」(座長・南峰夫信州大学農学部教授)が提言をまとめ、上伊那の地域特性を踏まえた産業の振興を促した。
それらの動きと連動して民間主導でスタートした「上伊那・輝く!経営者キャンペーン」は、両提言が示した独自性のある経営をすでに提言前から展開している上伊那の中小企業や商店などを紹介する格好となった。
本では、100人の経営者たちと2提言の内容を比較し、合致点なども分析している。
【いろいろな活用を】
A4判、290ページ、オールカラーで読みごたえのある本に仕上がっている。定価3千円。企業経営だけでなく、地域再発見、学校教育、就職活動などにも貴重な資料として活用できる。
本の購入希望者は、伊那毎日新聞社に電話(0265・72・4101)かFAX(0265・77・1950)、またはE‐mail(info@inamai.com)で申し込む。
伊那谷の主要書店にも近く並ぶ予定。
問い合わせは伊那毎日新聞社(TEL0265・72・4101)へ。 -
【目指せ!甲子園】箕輪工業チーム紹介
1年生が10人加わったことにより選手層の厚みが増し、競争意識が芽生えた。チーム打率が低いだけに点差が開くと盛り返しに期待は薄いが、成長した守備でロースコアの試合展開に持ち込みたい。
守備は投手陣の継投策で試合を組み立てる。投手5人のうち、いずれも右上手投げの3年山川、平澤、1年倉田のなかから好調な選手を先発で起用する。
山川は力強い直球と縦の変化球を投げ分けて打たせて取る。波があり、安定感に難。平澤は持ち前の2種類の変化球を上手く使い分けたいが、現在調子を落とし、大会までに本来の調子を取り戻せそうにない。1年ながらマウンドに立つ倉田は配球もよく安定。「マウンドさばきがいい」と監督も評価するが、経験のなさがどう響くか。
「ひどい失策がなくなった」とする守備は遊撃の矢野を中心に、捕手、二塁、中堅の中央を3年生で固めて下級生を引っ張る。「プレーに早さがほしい」とやや不安を募らせる両翼は気を引き締めて臨みたい。
打線は、中距離打者だが長打の期待も大きい矢野と小島を中軸に置く。比較的上位から下位まで打力はないが「四死球や失策を引き出せる嫌らしさ」(鈴木監督)を備えて打席に臨み、確実に得点に結びつけたいところ。
◆小島剛主将
相手のミスを誘ってものにできる攻撃、確実性のある守備を試合で出したい。先制していい流れをつくれれば…。チームを信じ、甲子園出場を目指して頑張るだけ。 -
「信州伊那谷からの挑戦」発刊(2)
上伊那の産学官が展開した地域振興キャンペーン「上伊那・輝く!経営者」(2003縲・5年)で紹介した元気な企業の経営者たちの言葉や姿勢をまとめた「信州伊那谷からの挑戦縲怎Lラリと輝く!100人の経営者縲怐vが発刊された。
今週のいなまいニューススタジオは、発刊を記念して、この本に紹介された経営者の中から、フロンティアの菊地睦昭社長、ネクストエナジー・アンド・リソースの伊藤敦社長をゲストに迎え、伊那毎日新聞・竹村浩一編集局長とともに、元気のヒントを聞く。
【菊地睦昭さんの紹介】
フロンティア社長。金型部品や専用機部品の単品受注生産を中心とする精密加工業。バブル経済崩壊後に会社を設立、大手メーカーだけでなく、全国各地の中小加工業者との取引を拡大してきた。精密機器加工や板金加工の中小企業が連携する「GENKI21」結成、仲間たちの会社の元気も共に支える。伊那市西箕輪。(写真左から2人目)
【伊藤敦さんの紹介】
ネクストエナジー・アンド・リソース社社長。太陽光発電、小水力発電、小型風力発電など、自然エネルギー、新エネルギーの普及に取り組む。新しく開設した太陽光発電リサイクルセンターは全国初の取り組みで、太陽光発電装置の性能チェック「太陽光のお医者さん」も展開している。発足から3年の若い企業。駒ヶ根市中沢(ショールームは駒ヶ根市赤穂、駒ヶ根インター東)。(写真左から3人目) -
【目指せ!甲子園】高遠チーム紹介
3年全員の昨夏の経験が強み。若将大槻監督(24)の就任に加え、1年生9人の入部で、創部以来最多の23人となりさらに活気に満ちている。序盤での失点が多く、下向きとなった気持ちを最後まで引きずる精神的もろさが課題。「点差をつけられることなくついていきたい」(大槻監督)。
投手は3年で右腕の有賀と福沢、2年の左腕馬場。いずれも球威はないが、丁寧な投球で打たせて取る。春から主戦を担う有賀は上手投げから横手投げに変更。制球力は増したが、スタミナに不安。調子を崩した昨夏の主戦、右上手投げの福沢は、経験豊富だが制球力に欠ける。左上手投げの馬場は打者にタイミングを合わせさせない。
守備面は二遊間、中堅が安定。失策が絡んで敗れた春季大会をきっかけに奮起し、守備力を高めた遊撃山浦が中心となって引き締める。しかし、全体的に判断力に欠けとっさのプレーへの対応に課題が残る。
打線は広角に打てる山浦、チーム一の打率を誇る福沢、長打力のある酒井が中軸として引っ張る。両打ちで出塁率の高いトップの湯沢、続く俊足の北原がいかに中軸の前に塁に出れるかが鍵。下位は打率が低いが、好機に強い伊藤信を中心に盛り立てて上位につなぎたいところ。「粘り強く、相手の嫌がる攻撃を仕掛けていきたい」(大槻監督)とする。
◆湯沢健太主将
部員も増えて元気のあるチーム。ミスの後の切り替えを早くして、リズムをつくって少しでも多く点を稼ぎ、常に先手をとる試合展開にしていきたい。 -
【目指せ!甲子園】駒ケ根工業チーム紹介
甲子園出場をかけた第88回全国高校野球選手権長野県大会が7月8日に幕を開ける。出場する上伊那8校を順次紹介していく。
◆駒ケ根工業
わずか5人と少ない3年生に昨夏のレギュラーはいない。経験不足からまとまりがなかったが、昨秋から指揮を執る篠原新監督のもと、基本を忠実にした「大胆野球」を合言葉に心機一転、一からチームづくり。攻守ともに成長を遂げた。
投手は2枚。右上手投げの主戦宮脇は直球に3種の変化球を織り交ぜ、緩急を使って打ち取る。失策や失点、走者を背負った際にも、本来の投球を崩さない精神的強さが持ち味だが、スタミナにやや不安を抱える。脇腹の故障から復活し、大会にピークを合わせるようにコンディションを調整している。安定間のある右横手投げの木下が控える。
守備面は失策の連鎖反応が怖いところ。強肩で身体能力が高い捕手の佐野、持ち前の堅実なプレーでチームを引き締める遊撃の川上、中堅の飯島が中心となる。
打線は、トップの飯島が自慢の足を生かして敵陣をかき回す。中軸に座る1年の細川はミートがうまく器用で「センスがある」と監督の評価も高い。打力のなかった下位も好機をつくって盛りたてる力をつけた。
「細かいことを意識して、丁寧にやったら打てない」(篠原監督)と、ポイントを押さえたフルスイングを心掛けている。打線に波はあるが、リズムをつかむと止まらない。主軸の川上を中心に、少ない好機に一気にたたみかける集中打を得意とする。「いい試合をするのではなく、勝つ試合をする」(篠原監督)。
◆川上陽介主将
チーム力がない新チームだったが、練習を積んで試合をきっちりこなせるようになり手応えを感じている。失策の後のカバーもでき、下位打線の打力もあがった。出せる力を全て発揮できるように試合に臨みたい。 -
JA上伊那、シニア世代が農業を学ぶあぐりスクール開校
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の本年度新規事業「シニアあぐりスクール」が24日、開校し、退職後の帰農を目指す中高年など約30人が、病害虫の防除方法などを学んだ。
担い手不足が深刻化する中、定年を迎えようとしている団塊の世代などを農業に取り込み、出荷までできる人材として養成することを目的とした取り組み。参加者は南箕輪村の農産物直売所「ファーマーズあじ縲怩ネ」の生産者登録を行い、農業技術、経営、機械操作の基礎などを学んでいく。今回は、農業経験者を含め40縲・0代の男女が集まった。
宮下勝義組合長は「農業はやりようによってはいつまでもできる。体を動かすことは気分転換やストレス発散にもつながる。これをきっかけにJAとも仲良くなってもらい、楽しみながら続けていってほしい」と受講者に呼びかけた。
講義では、農薬の種類や使用方法、直売所の仕組みなどを説明。その後、実際に帰農した農家がつくるほ場を見学し、各作物の生育方法を学んだ。 -
東日本大会兼南信軟式野球上伊那予選、宮田勢2チームが優勝
第28回東日本大会兼南信軟式野球大会の上伊那地区大会は25日、宮田村の宮田球場で開いた。地元宮田勢が1部、2部ともにアベック優勝した。
1部の宮田クラブは1回戦でTEAM・TATSUNO(辰野町)に3‐2で勝利。
決勝もNHKニッパツ(宮田村)と接戦になったが、5‐4でサヨナラ勝ちした。
2部のファイナルドリームは1回戦のサヨナラ勝ちで波に乗り、エプソン伊那松島(箕輪町)との決勝は打線が爆発。8‐2で制した。
両チームは南信大会(1部は9月2、3日に駒ケ根市、2部は同日諏訪郡内で開催)にそれぞれ出場する。 -
ミニバス初の上下伊那選手権
上伊那と飯田下伊那のミニバスケットボールチームが一同に集まる初の選手権「第1回ウォースペイント杯」は25日、駒ヶ根市の3会場で開いた。12チーム参加の男子は箕輪(箕輪町)が優勝。20チームの女子は2ブロックに分かれ、伊那ミニバスケット(伊那市)と箕輪健全(箕輪町)が優勝し、全国レベルの上伊那勢の実力を示した。
上伊那、飯伊各連盟の主催。今まで交流機会の少なかった両地区をつなぎ、伊那谷全体としてレベルアップを図ろうと初めて開いた。
400人ほどの小学生プレイヤーが集結。日ごろの練習の成果を発揮し、初の大会で良い結果を残そうと、激しく戦った。
上伊那ミニバスケット連盟の松永義夫理事長は「選手だけでなく、指導者にとってもレベルをあげる良い機会。実戦を増やすことで、全体の底上げをより図っていければ」と話していた。
上位の結果は次の通り。
【男子】(1)箕輪(2)駒ヶ根(駒ヶ根市)(3)下久堅(飯田市)
【女子、赤穂小学校会場】(1)伊那ミニバスケット(2)駒ヶ根(3)アストラム伊那(伊那市)
【同、中沢小学校会場】(1)箕輪健全(2)TOSC(伊那市)(3)宮田(宮田村) -
全国高校野球県大会注目の組み合わせ決まる
夏の甲子園出場をかけた第88回全国高校野球選手権長野県大会(7月8日開幕)の組み合わせ抽選会が24日、松本市の県勤労者福祉センターであり、春の北信越県大会ベスト8校をシードに各校注目の対戦カードが決まった。
上伊那勢は、春の大会で4強入りし、優勝の期待が高まる辰野が2回戦から登場し、松本第一と岩村田の勝者と戦う。上伊那農業は中条と初戦を戦い、勝つと昨夏の覇者、強豪・松商学園と対戦。赤穂は南安曇農業、駒ケ根工業は飯山照丘とそれぞれ初戦を戦い、伊那弥生ケ丘、箕輪工業、伊那北、高遠は2回戦から。
大会は、県営上田球場を主会場に、県営長野、長野オリンピックスタジアム、松本市野球場、諏訪湖スタジアム、県営飯田の6球場で4回戦までが繰り広げられる。13、14日の予備日、18日の移動日、21日の休養日をはさみ、順調に日程を消化すれば22日に準決勝、翌日に決勝戦を迎え、甲子園への出場校が決まる。
上伊那8校の日程は次の通り。
▽9日=上伊那農業竏鋳・・午後2時、長野)▽10日=赤穂竏駐・タ曇農業(午前9時、上田)駒ケ根工業竏樗ム山照丘(午前10時、飯田)▽11日=高遠竏鋳キ野西と豊科の勝者(午後0時30分、オリ)辰野竏衷シ本第一と岩村田の勝者(午後2時、諏訪)▽12日=箕輪工業竏瀦芻o、業と長野俊英の勝者(午前9時、諏訪)伊那弥生ケ丘竏鋳キ野日本大学と梓川の勝者(午前11時30分、松本)伊那北竏猪・・ニ飯山南の勝者(午後2時、松本)