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花粉飛散予測 今年は「やや少ない」
飯田保健福祉事務所は27日、今年のスギ・ヒノキの花粉飛散予測を発表しました。 今年の飛散量は例年よりも「やや少ない」予測です。 飯田保健福祉事務所の発表によりますと、今年の飯田下伊那地域での花粉の飛散量は、例年より「やや少ない」と予測しています。 スギとヒノキを合わせた花粉の量は1平方センチメートルあたり2,635個で、多く飛散した去年の35%、例年の70%とみています。 花粉の飛散開始時期は、2月下旬と予測しています。 飯田保健福祉事務所では、マスクやメガネを使ったり、家の中に入る時は花粉を払い落すなど、早めの花粉症対策を呼びかけています。
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東海大三 春の選抜高校野球出場決まる
3月21日に開幕する春の選抜高校野球大会に茅野市にある東海大三高校の出場が24日、正式に決まりました。 24日の3時過ぎ、東海大三高校の小池直幸校長に大会選考委員会本部から出場決定の電話がありました。 東海大三の選抜への出場は15年振り3回目の出場となります。 部員数は1、2年生合わせて49人、このうち上伊那の選手が15人で8人がベンチ入りしています。 選抜出場の知らせを受けた選手たちは、甲子園出場を喜んでいました。 東海大三のバッテリーは、エースで南箕輪中出身の高井ジュリアン君、キャッチャーは東部中出身の原雄士君です。 東海大三は去年の秋季大会で地球環境を破り15年ぶりに優勝し、北信越大会では決勝戦に進みました。決勝戦では新潟の日本文理に惜しくも5対6で敗れ準優勝でした。 3月21日に開幕する第86回選抜高校野球大会には、21世紀枠を含む32校が出場することになっています。 組み合わせ抽選会は3月14日に行われることになっています。
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フォトグラファー滋澤雅人さん 伊那市の縄文土器を撮影
東京都在住のフォトグラファー滋澤雅人さんは、4月から伊那市創造館で開く縄文土器の写真展に向けて、伊那市で出土した土器の撮影を行っています。 伊那市創造館の一室をスタジオにして機材を持ち込み、22日から撮影を開始しました。 滋澤さんは、2004年から、縄文土器を撮影し全国各地の博物館で写真展を開いています。 伊那市創造館での開催は18か所目になり、長野県内での開催は、4か所目になります。 23日は、伊那市小沢の月見松遺跡から出土した市の有形文化財、顔面把手付大深鉢の撮影を行っていました。 滋澤さんによりますと、南信地域は5千年前の縄文中期、人口が多く栄えていて、商業や文化のレベルも高かったことが出土品からわかるということです。 伊那市を含め全国の土器の写真45点が展示される滋澤雅人さんの「写真展 縄文の夜神楽」は、伊那市創造館の第13回企画展として4月5日(土)から6月16日(月)まで開かれます。
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ネクスト:信州新世代のアーティスト展
長野県にゆかりがある若手芸術家をとりあげた「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」が18日から伊那文化会館で始まります。 県が若手芸術家支援事業として、2010年から開いているもので、4回目となる今回は、長野市在住でアニメーションの榊原澄人さん、駒ヶ根市在住で現代美術の下平千夏さん、長野市在住でグラフィックデザインの轟理歩さんの作品が並びます。 このうち駒ヶ根市在住の下平千夏さんは、場所や空間を作品にするインスタレーションと呼ばれる表現手法を用いています。 下平さんは、箕輪中学校から伊那北高校に進み、武蔵野美術大学、東京芸術大学大学院で学びました。 現在は、駒ヶ根市在住で東京や神奈川で個展を開催するなどの活動をしています。 作品は、3.5メートル四方の廃材に20万個の輪ゴムを結び、横9メートルほどの空間を生み出しています。 5メートルほどに結んだ直線状のもの320本を廃材に固定し、両側で引っ張りあっています。 中央部分で交差していて、眺める角度で違った風景と質感を感じることができます。 地元が生んだ新しい世代の美術を感じることができる「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」は、18日から2月2日まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれます。 入場は無料です。
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シカ肉を使ったハム作りの体験講座
産学官が連携し農業を基本とした新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーションは、ニホンジカの食材としての活用方法を学んでもらおうと、シカ肉を使ったハム作りの体験講座を、9日に開きました。 ハムに加工するのは、2日前に駆除され県内で加工されたシカ肉10キロです。 この日は、南箕輪村の信州大学農学部で講座が開かれ、上下伊那の企業や自治体から11人が参加しました。 去年10月に設立された伊那谷アグリイノベーションが体験講座を開くのは、今回が初めてです。 講師は信大農学部の大谷元教授がつとめました。 講座初日は、シカ肉を塩漬けにする作業を行いました。 こぶし大に切り分けた鹿肉を秤にかけ、塩、砂糖などの量を計算して混ぜ合わせます。 これを一週間ほど冷暗所に保存し熟成させます。 ハムに加工する際は、シカ肉にない脂分を補うため、同じように塩漬けした豚肉の脂を10%混ぜます。 講座は次回16日に開かれ、今日塩漬けにした肉をハムの形に加工し、試食を行うことになっています。
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東部中・高砂中テレビ電話で交流
タカトオコヒガンザクラを通して交流している伊那市の東部中学校と、宮城県仙台市の高砂中学校の2年生は、9日、インターネットのテレビ電話を活用して、交流しました。 9日はインターネット電話サービス「スカイプ」を活用して、交流しました。 会場となった体育館では、テレビ電話が、大画面で確認できるようになっていました。 2年生260人ほどが見守る中、お互いに、生徒会の新役員の紹介をしました。 東部中と高砂中の交流のシンボルとなるきずな宣言がかかれたボードを東部中が高砂中に贈っていて、今日、届いたとの報告がありました。 交流会では、東部中の2年生が震災復興支援ソングの「花は咲く」の3部合唱を披露していました。 東部中学校と高砂中学校は、門外不出のタカトオコヒガンザクラが縁で交流が始まりました。 高砂中学校のシンボルだった桜が東日本大震災の津波の被害で枯れてしまったことを知った東部中が、2012年に、タカトオコヒガンザクラを贈ったものです。 高砂中学校では、野外活動で取り組んだソーラン節を2年生全員で披露しました。 東部中学校では、今年開校50周年を記念して、校内にタカトオコヒガンザクラを植樹します。 高砂中に贈った桜と対応するよう「輝(ひかり)」「虹(かけはし)」と名付けた2本植えるということです。
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管内交通事故死亡者数 目標4人以下
今年の交通事故による死亡者数の目標を4人以下とする伊那警察署と伊那交通安全協会は6日、今年1年の交通事故防止を誓いました。 6日は伊那警察署に署員と協会の会員およそ25人が集まり交通事故防止を誓いました。 伊那警察署の青木辰夫署長は「目指すは交通死亡事故ゼロ。事故で悲しむ人を出したくない。」と話し協力を求めました。 堀内四郎安全協会会長は「去年は目標をオーバーしてしまった。今年は死亡事故ゼロを成し遂げたい。」とあいさつしました。 伊那署管内の去年の交通事故による死者は5人で一昨年と比べて1人減。 ケガ人は552人で33人の減となっていて今年は死者が4人以下、ケガ人は529人以下を目標としています。
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さようなら2013 5月~8月
5月 30.3度を記録 5月9日、伊那地域の最高気温が30.3度を記録し、8月上旬並みの真夏日となりました。 5月としては、観測史上2番目の暑さでした。 7月8日から12日まで5日連続の真夏日。8月10日と11日には、2日連続して観測史上最高となる37度を記録しました。 5月 竜東保育園着工 伊那市内24の保育園のうち、7園を3園に統合する保育園整備計画に基づき、竜東保育園の建設工事が始まりました。 竜東地区では、伊那東保育園が閉園となり、竜東・伊那北の2園に統合されます。 竜東保育園の完成は来年2月の予定。さらいねん3月には伊那北保育園の建て替えが完了する計画です。 6月 16輪のサボテン咲く 伊那市長谷溝口の保科やよいさんが育てているサボテンが6月12日に16輪の花を咲かせました。 例年はひとつのサボテンに8輪ほど咲きますが、今年は倍の16輪が咲きました。 5月の日照量が多かったことがその要因と見られています。 6月 大太坊 陸前高田公演 伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」は、6月30日に、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で公演しました。 大太坊は震災以降陸前高田市の支援を続けています。 太鼓を通じた被災地支援は、今後も続きます。 7月 南アルプス賑わう 南アルプス国立公園指定50周年を来年に控え、今年は多くの登山者で賑わいました。 南アルプス林道バスは、7月13日、戸台口から北沢峠までの上り便を利用した人は975人にのぼりました。 今シーズンの林道バス利用者は、8年ぶりに5万人を突破しました。 7月 中アで韓国人4人死亡 中央アルプスでは、檜尾岳から宝剣岳一帯に入山した韓国人登山ツアー客20人のうち4人が死亡する遭難事故がありました。 一行は、48歳から78歳の男女で、ツアーに山岳ガイドや添乗員の同行はなく、装備も軽装でした。 外国人登山客の受け入れ体制も問われる事故となりました。 8月 南中生震災被災地でボランティア 南箕輪中学校の生徒有志は、8月に、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町で2泊3日のボランティア活動をしました。 南箕輪中学校と南三陸町は、被災地でライブ活動などを行なっているシンガーソングライターのDジャケットに、文化祭ステージの絵が採用されたことなどが縁で交流が続いています。 8月 西駒遭難事故から100年 中箕輪尋常高等小学校の西駒ケ岳遭難100回忌法要が8月に箕輪町の明音寺で行われました。 11人が犠牲になった事故から100年。 遺族らでつくる偲岳会が行ったもので、会では、「遭難の歴史が次の世代に語り継がれるよう務めていきたい」としています。
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デジアナ変換終了の周知呼びかけ
12月1日のデジタル放送の日に合わせて、ケーブルテレビのデジアナ変換終了についての周知や次世代テレビの魅力を紹介するイベントが1日、東京で開かれました。 これはデジタル放送推進協会が日本ケーブルテレビ連盟の協賛で開いたものです。 イベントでは現在ケーブルテレビで行われているデジアナ変換サービスが再来年3月末で終了することから、スムーズなデジタル放送への移行を呼びかける取り組みを進めていくことが報告されました。 会場にはテレビの受信相談を受け付けるコーナーが設けられケーブルテレビのデジアナ変換などについて担当者が説明していました。 他に次世代テレビの「4Kテレビ」や「8Kテレビ」による高画質な映像が展示されていました。
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県内最大電力平成22年度比で5%削減目標
長野県地域別温暖化対策会議が19日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、この冬の県内最大電力の節電目標を平成22年度と比べて5%削減することが確認されました。 会議には県地球温暖化防止活動推進員など17人が出席しました。 冬は暖房器具の使用が増えることや日照時間が短く照明器具を使う時間が長いことから夏と比べ一日の中で電力需要が大きい時間帯が長いことが特徴だということです。会議ではこの冬の県内最大電力の節電目標を平成22年度の296.9万キロワットから5%、およそ15万キロワットを削減するとしています。 取り組み期間は12月1日から来年3月31日までで、目標達成の取り組みとして電力使用量を削減するカット、電力使用量が多い時間帯を避けるシフト、省エネ型製品に切り替えるチェンジの3つの手法を掲げています。 県では「冬は午前9時から11時と午後5時から7時の二つの電力需要がある」として、この時間帯の節電を呼びかける県民運動を展開するとしています。
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ゆるキャラグランプリ2013 イーナちゃんは360位
ゆるキャラグランプリ2013の投票結果が24日公開されました。 24日はインターネット上で投票結果が公開されました。 エントリーした1580体中、伊那市のイメージキャラクターイーナちゃんは5260ポイントを獲得し360位、箕輪町のイメージキャラクターもみじちゃんは687ポイントを獲得し、1028位でした。 南箕輪村のイメージキャラクターまっくんは、今回は出場していません。 1位は120万4255ポイントを獲得した栃木県佐野市(さのし)の「さのまる」でした。
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年末ジャンボ宝くじ 発売
1等前後賞合わせて7億円があたる年末ジャンボ宝くじが22日一斉に発売されました。 今年は、1等7千万円が80本あるジャンボミニも新たに発売されました。 1999年の開設以来、ロト6も含め5本、計11億円の当選が出ているイオン箕輪店の宝くじ売り場でも、発売開始の午前10時から次々と人が訪れ、夢を買い求めていました。 販売は、12月20日までで、大晦日に抽選が行われます。
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消防広域化に向け消防署が研修
消防広域化に向けた消防署員の研修会が19日、伊那市役所で開かれました。 研修会は伊那消防署と高遠消防署が開いたのもので、会場には、伊那のほか、伊南、諏訪、飯田、木曽からおよそ110人が集まりました。 講師を務めたのは父親が高遠町出身の有賀雄一郎さんです。 有賀さんは東京大学卒業後旧自治省に入省し現在は東京消防庁次長です。 研修では「消防広域化へ向けて 職員の意識改革」という演題で話をしました。 講演で有賀さんは、消防広域化で懸念されることとして、人事異動による地元以外の勤務や環境が変わることによる士気の低下などを上げました。 そのうえで「消防広域化を好機ととらえ学びチャレンジしてほしい。 また互いに尊重しあう人間関係をつくってほしい」と呼びかけていました。
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地方の時代映像祭 伊那ケーブル制作番組が選奨
伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「スタート~フリーキッズの子どもたち」が第33回地方の時代映像祭2013ケーブルテレビ部門で4年連続の選奨を受賞しました。 16日、大阪府吹田市の関西大学で贈賞式が行われました。 地方の時代映像祭はNHKや日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟などが共同主催しているものです。 放送局部門、ケーブルテレビ部門など4部門があり、応募総数は258点でした。 選奨受賞作品、「スタート~フリーキッズの子どもたち」は、伊那市高遠町山室で不登校や家族関係に悩む子どもたちを受け入れているフリーキッズビレッジの一年間を追いかけたドキュメンタリーです。 なお今回の地方の時代映像祭入賞で伊那ケーブルテレビ制作の番組は4年連続で選奨を受賞しています。 グランプリには静岡放送制作の「死の棘~じん肺と戦い続ける医師~」が選ばれました
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陸前高田市議が白鳥市長表敬訪問
東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市の及川修一市会議員が15日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に支援に対する感謝の気持ちを伝えました。 及川修一市議は、伊那市西春近のまつり工房、北原永代表と太鼓を通じ交流があります。 陸前高田市では、震災前から全国太鼓フェスティバルを開催していました。 及川市議は、実行委員会会長で、北原代表は、太鼓フェスティバル復活を支援しようと現金370万円を寄付しています。 太鼓フェスティバルは、去年陸前高田市で復活し、北原さんが芸術監督をつとめる太鼓グループ大太坊も招待されました。 及川さんは、白鳥市長に震災当時の陸前高田の写真集を手渡し、自ら指導していた少年野球チームの子どもが非難先の体育館でなくなったことなどを話していました。 白鳥市長は、「そういう話を聞くと被災地にまた行かなくてはならないという気持ちになりますね。」とこたえていました。
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選挙の「三ない運動」推進へ
明るい選挙推進県大会が13日、伊那文化会館で開かれ、選挙での贈らない求めない、受け取らないという「三ない運動」を推進していくことが確認されました。 大会は県選挙管理委員会が開いたもので、各自治体の職員などおよそ600人が集まりました。 大会では今年の参院選などの選挙違反や投票率について報告がありました。 選挙違反について検挙はありませんでしたが、警告が36件あったということです。 投票率は57%で全国平均の 52%を上回っているものの前回の64%を下回る結果となっています。 大会では他に政治評論家の中島勝さんが1票の格差問題について話をしました。 中島さんは、「去年の衆院選の定数配分についての判決が今月20日に最高裁で言い渡される。投票価値の平等について司法判断が下されるものなので注目してほしい。」と呼びかけていました。
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権兵衛トンネル防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路「権兵衛トンネル」で12日、万が一の事故に備え、防災訓練が行われました。 防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えようと開通した平成18年から毎年行われています。 トラックが対向車線にはみ出し、乗用車と衝突して火災が発生したとの想定で行われました。 訓練には、伊那、木曽、塩尻地域の警察や消防など80人が参加しました。 12日は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの木曽側入り口からおよそ350メートル中に入った所で訓練が行われました。 伊那消防組合と木曽広域消防が車両に閉じ込められたけが人を救助しました。 木曽レスキュー隊は、けが人が車に閉じ込められた想定で、エンジンカッターや油圧スプレッターを使って救助していました。 また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。 トンネルを管理する木曽建設事務所によると10月末現在、開通からの利用車両の累計は、およそ1,090万台、1日平均3,900台となっています。 尚、これまでトンネル内で大きな事故は起きていないということです。
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リニア環境影響評価準備書に関する意見書提出
南アルプス世界自然遺産登録推進協議会に関係する委員会や部会はJR東海に対しリニア中央新幹線、環境影響評価準備書に関する意見書を5日提出しました。 意見書は南アルプス世界自然遺産登録推進協議会に設置された南アルプス総合学術検討委員会などがJR東海のホームページから入力し提出したものです。 意見書ではリニア建設工事による地盤沈下や土壌汚染、動植物の生態系に与える影響などへのさらなる説明を求めています。 南アルプスの隆起について準備書では年間1ミリから4ミリとしていますが、委員会ではこれを1,000メートル前後の山地で得られたデータであり3,000メートル級のデータに基づいていないとして、山の崩壊や土石流発生の恐れがあると指摘しています。 意見の受付は5日までで、JR東海では寄せられた意見について見解をまとめ県知事と各市町村長に回答するとしています。
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山麓一の麺街道フェスタ開催
国道361号沿線の名物麺料理が集まる、山麓一の麺街道フェスタがあすまで、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。 麺街道フェスタは岐阜高山から木曽、伊那をつなぐ、国道361号沿いの麺料理をPRしようと実行委員会が毎年開いているものです。 伊那市の行者そば、高遠そば、ローメン、木曽町のすんきそば、高山市の高山ラーメン。 訪れた人たちは、列を作って買い求めていました。 このうち高山ラーメンは濃い味のスープに縮れ麺が特徴です。 木曽のすんきそばは、赤カブのカブ菜を乳酸発酵させたものがそばにかけられていて、酸味のある味わいが特長です。 フェスタは高遠城址公園の紅葉に合わせて毎年開かれていて、秋の彩を楽しみながら、それぞれの地域の自慢の麺を味わうことができます。 山麓一の麺街道フェスタは3日まで開かれています。
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美和ダムが観光スポットに
伊那市長谷のダム施設などが、都会に住む人たちから観光スポットとして脚光を浴び始めています。 24日は、中京圏から、日帰りバスツアーに参加した34人が、長谷の美和ダムや洪水バイパストンネルなどを見て歩きました。 美和ダムの洪水バイパストンネルは、ダム機能を恒久的に維持するためのもので、全国で2番目に作られ、全国で唯一公開されています。 トンネルでは三峰川総合開発事務所の職員が、「長さは4300メートルで、1秒で25メートルプールが満杯になるほどの水を流す事ができる」などと説明していました。 参加者は、写真を撮ったり、構造や機能などについて次々に質問していました。 このツアーは、ダムなどの構造物に関心を持つ人達のニーズに答えようとネクスコ中日本が今年初めて企画したものです。 トンネルが通行できなくなる出水期を避け、今月に入り2回行われました。 参加した人は、「ダムが好きな人は多いと思います。そういう人をターゲットにしたツアーはいいですね」「バイパストンネルが見たくて参加しました。大人になったら社会見学がないのでこういうツアーはおもしろいです」と話していました。 観光客は、この日、秋葉街道なども散策したということです。 ツアーは、好評のため、来年も実施される予定だということです。
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台風27号で伊那市のイベント中止に
台風27号の接近に伴い、伊那市は、26日(土)にみはらしファームで予定していた「新そばまつり」と、「市民の森ますみヶ丘平地林イベント」を中止します。 長野地方気象台によると、台風27号は、日本の南海上を通り、長野県は直撃せず27日中には温帯低気圧に変わり、台風28号は、本州をそれていく見込みです。 しかし、これらの台風により、明日の昼過ぎから26日の午前中にかけて、強い雨が降り続く見込みで、土砂災害に注意を呼びかけています。 伊那市では、台風接近に伴い来場者の安全を優先し26日のイベント中止としました。なお、新そばまつり2日目の27日は通常通り実施するということです。
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第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-
関東を中心とした日本画の作家でつくる日本画院の作品展「今に生きる日本画の心」が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 日本画院は、関東のほか長野県、山梨県などを中心に全国の日本画の作家、約200人が所属しています。 信州高遠美術館で作品展を開くのは今回が4回目で、身近な風景や植物などを題材にした68点が展示されています。 日本画院では、伝統的な日本画の画材、岩絵の具を使いながら、西洋の技術を取り入れているということで、洋画のようなタッチの作品も数多く展示されています。 日本画院では、「伝統的な日本画に西洋の新しい技術をとりいれたモダンな作品を楽しんでもらいたい」と話しています。 第4回日本画院高遠展-今に生きる日本画の心-は11月24日まで信州高遠美術館で開かれています。
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ひと夏過ごし牛たちが里へ
夏の暑い時期を伊那市高遠町の入笠牧場で過ごした牛たちが、18日それぞれの畜産農家のもとへ帰っていきました。 標高1,500メートルほどの入笠牧場は、JA上伊那が管理運営しています。 広さは、約300ヘクタールです。 今年は、6月6日に南信地域の牛40頭が放牧されました。 8月の中間検査の際19頭が山を下ったため今日は残る21頭の下牧です。 牛たちは、列になって、体重をはかったり衛生検査を受けました。 検査を終えた牛たちは、飯田や諏訪、上伊那方面別にトラックに載せられていました。 この放牧は、最盛期には200頭ほどいたということですが、今年は種牛がいなかったこともあり40頭にとどまりました。 乳牛のホルスタインを中心に暑さをしのぎながら足腰を強くするのが目的です。 雨が少なく、えさとなる牧草の伸びも悪かったということですが、体重は1割から2割増え一回り大きくなって山を下っていきました。 一時問題になったニホンジカによる牧草の食害も個体数調整などによりこのところ沈静化しているということです。
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中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生ロボットの南信1位を決める中学生ロボットコンテスト南信大会が13日伊那市で行われました。 決勝戦は、伊那市の東部中学校と辰野中学校の対戦です。 東部中は、チーム名「機動要塞グングニル」辰野中は、「Kmijima1号」です。 ルールは、直径7センチ、幅4.5センチのリングを指定された場所に水平に置き、高く積み上げるほど高得点となります。 東部中は、ロボットもさることながら操作のコンビネーションもよく、順調に得点をかさね、12対6のダブルスコアで辰野中を下し優勝しました。 大会には、南信地区を中心に北は飯山、南は飯田からも参加があり合わせて6校から21チームが参加し予選リーグと決勝トーナメントが行われました。 中には女子チームもあって、競技の途中にハンダゴテを手に種理する姿もありました。 大会は、中学生の創造力を高めようと開かれていて今年で10回目になります。 11月には、更埴市で県大会が開催されることになっています。
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元衆議院議員 宮下創平氏死去
伊那市長谷出身で元衆議院議員の宮下創平さんが7日午前10時、肺炎のため東京都内の病院で亡くなっていたことが分かりました。 85歳でした。 宮下さんは東京大学法学部卒業後、旧大蔵省に入省。 昭和54年、衆院選に初当選し8期連続24年間、国会議員を務めました。 その間国務大臣防衛庁長官や厚生大臣を歴任し平成15年に政界を引退しました。 宮下さんの葬儀は14日午後1時から伊那市内でとり行われます。
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県が試算 リニア整備で交流人口200万人増
リニア中央新幹線開業後の地域の将来像について考えるリニアを活かした地域づくり勉強会が4日、駒ヶ根市で開かれました。 県はリニア整備により伊那谷の観光客など交流人口は年間200万人増加すると試算しています。 JR東海は2027年東京、名古屋間の開業を目指し、来年の工事着工を予定しています。 長野県の中間駅はJR飯田線の元善光寺駅から1キロほど離れた飯田市上郷飯沼付近としています。 勉強会ではリニア整備により伊那谷の観光客など交流人口は年間200万人増加するとの試算が県から示されました。 これにより観光活性化や企業の立地促進のほか、静養地としての役割の向上や都市圏をバックアップする防災機能としての効果がもたらされるとしています。 出席者からは交流人口増加に対応するため、公共交通を強化するべきとの意見が多く出されました。 地域づくり勉強会では、今回出された意見をもとに公共交通整備など地域の将来像実現に向けた協議を進めていくとしています。
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「人と暮らしの伊那谷遺産」 新たに10件を追加
先人たちの足跡を後世に伝える「人と暮らしの伊那谷遺産」に新たに10件が追加されました。 伊那ケーブルテレビ関係分では、▽伊那市高遠町から静岡県の秋葉神社まで続く古道、秋葉街道▽秋葉街道の峠のひとつで重要な交通路だった伊那市長谷の分杭峠▽江戸時代、物資を運び、諏訪大社への信仰の道として使われた伊那市高遠町の杖突峠▽伊那谷から木曽へ米を運んだ南箕輪村の権兵衛峠が追加されました。 「人と暮らしの伊那谷遺産」のこれまでの登録件数は、今回追加された10件を含めて89件となっています。選定委員会では、選定数100を当面の目標としていて、候補となる遺産を募集しています。
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三六災害伝承のためのプロジェクト 来年度設置へ
土木、自然、暮らしにまつわる先人たちの足跡を後世に残していこうと活動している「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト選定委員会」は、三六災害にまつわる資料をデータ化し保存、公開するためのプロジェクトを来年度立ち上げます。 3日、駒ヶ根市内で4回目の会議が開かれ、「語り継ぐ 濁流の子プロジェクト」を来年度発足させることを決めました。 「濁流の子」は、昭和36年に伊那谷を襲った三六災害で被災した子供たちの作文をまとめたものです。 プロジェクトでは、この「濁流の子」を災害伝承のシンボルとして活動を展開していきます。 実施主体は、飯田市と国土交通省が共同で運営している天竜川総合学習館かわらんべ、信州大学附属図書館、天竜川上流河川事務所です。 濁流の子を含む、三六災害に関わる本や写真、映像、行政の資料などを収集し、デジタル化して公開します。 委員からは、「市町村の図書館や博物館と一緒に活動する仕組みが必要」、「教育委員会と連携して防災教育に活用するべき」などの意見がありました。 プロジェクトは、来年度から平成30年度までの5か年計画で、次回の委員会で、具体的な行動計画を策定することになっています。
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栄村応援の歌舞劇 県内5団体が上演
伊那市の田楽座や葦笛工房など県内5つの劇団や芸人は、栄村を応援するための公演「イワトとびらをひらけ」を今月19日から、県内12箇所で上演します。 3日は、キャストらが伊那市富県の田楽座で、仕上げの稽古を行っていました。 2011年3月12日に、震度6強の地震が襲った栄村を支援しようと、長野県子ども劇場おやこ劇場協議会の仲介で、5つの団体は、栄村で季節ごとに順番に公演を行なってきました。 そのことが縁で、5団体が共同で作品をつくり、栄村を応援したいという話になり今回の劇「イワト」を上演することになりました。 「イワト」は、日本の神話「天岩戸」をベースにしたオリジナル作品で、岩戸に隠れてしまったアマテラスオオミカミを芸能の力で外に出そうするというストーリーです。 参加するのは、伊那市の歌舞劇団田楽座と笛を使った大道芸の葦笛工房、松本市から人形芝居燕屋・高森町から創作和太鼓の吟遊打人、飯田市から道化師のましゅ&Keiです。 それぞれの団体の得意ジャンルの芸能を生かした歌あり、踊りありの劇となっています。 作・演出のくすのき燕さんは「本来は芸能で岩戸から出てくるが、栄村の人たちと接する中で、ストーリーがかわっていった。栄村の被災者、生活者の力強さで岩戸が開いていきます」と話していました。 「イワト」は、19日の長野市を皮切りに、来年1月まで栄村を含み県内12会場で行われます。 伊那文化会館での公演は、20日を予定していて、チケットは、前売り券で一般2500円となっています。
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第5回長野県工芸美術展
県内の工芸作品が並ぶ第5回長野県工芸美術展が27日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、木工や染色、陶芸など32部門の工芸作品142点が並んでいます。 そのうち15作品が入賞作品です。 伊那ケーブルテレビ関係分では、伊那市の三沢節幸さんの陶芸作品「夏の星空」が県教育委員会賞 伊那市の北原正明さんの銅版作品「般若の面」が中日新聞社賞 南箕輪村の磯千恵子さんのパッチワークキルト作品「夢一夜」が長野日報社賞 伊那市の小林恵子さんのパッチワークキルト作品「信濃の空に舞う鳳凰」が伊那市長賞 伊那市の上野忠司さんの木工作品「森のフロアースタンド」が奨励賞を受賞しています。 今回の美術展には、84人から155点が寄せられ、142点が入選し展示されています。 出品者の年齢は、20代から80代、部門も32部門と多岐にわたりバラエティーに富んでいます。 県工芸美術会の木村万岳さんは、「分野によって個性があり、思いがけないものに出会える楽しさがある」と話しています。 第5回長野県工芸美術展は、10月2日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。