-
自転車活用推進協議会初会合
自転車を活用して観光やまちづくりなどについて考える自転車活用推進協議会の初会合が6日、伊那市役所で開かれました。
この日は、市の職員や自転車の普及活動に取り組んでいる人など18人が集まり、自転車の活用法についてのプレゼンテーションが行われました。
出席者からは、「自転車で訪れる場所への多機能水洗トイレの整備、看板などの多言語対応などが重要だ」との声が上がっていました。
他には、「車以外の移動手段は非常に少なく、電動アシストの自転車を広めることで高齢者の利用者の増加も見込める」などの意見も出ていました。
協議会は、自転車を使ってサイクリストの増加による地域振興や、健康増進、安全なまちづくりなどを目指してつくられたものです。
委員の任期は2年で、今年度中に自転車活用推進のための計画を策定します。
-
パッチワークキルト展
諏訪市の小澤加代子さんが開いているパッチワークキルト教室に通う生徒の作品展が、7日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まります。
6日からの展示を前に会場で飾り付けが行われていました。
会場にはキルト作品やバッグ・小物作品など合わせて250点が並んでいます。
教室に伊那市の人も通っていることが縁で今回作品展が開かれることになりました。
こちらの作品は、小澤さんと教室の生徒合わせて51人が10か月かけて作った獅子舞の作品です。
表情やポーズなどが1つひとつ違い、それぞれの個性を表しているということです。
小澤さんは「手をかけて作った作品を多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けています。
作品展は、7日から22日まで伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれます。
-
長谷 今年も学校給食甲子園へ
12月7日と8日に東京都で開かれる第14回全国学校給食甲子園に、去年に続き伊那市長谷の長谷学校給食共同調理場が出場します。
こちらが、給食甲子園にエントリーしている献立です。
豚肉大葉の元気みそ巻き、干し野菜と手作りこんにゃくの甘辛和え、長谷汁、ごはんです。
6日は、長谷中学校の給食で大会にエントリーする献立が提供されました。
メニューには長谷でとれた野菜が使われています。
「豚肉大葉の元気みそ巻き」は、米麹で味付けした長いもを大葉と豚肉で巻いてオーブンで焼いています。
「干し野菜と手作りこんにゃくの甘辛和え」は、干しニンジンや干し大根、小松菜などの野菜に雑穀アマランサスとしょうがの搾り汁を加えています。
長谷汁には、生徒が育てたネギと大根の葉の他に、里芋やかぼちゃなどの野菜が使われていて、隠し味に長谷中生が作ったラー油が使われています。
この日は使われませんでしたが、本番は地元のホロホロ鳥も使われるということです。
長谷中と長谷小の給食を作っている長谷学校給食共同調理場は去年も全国大会に出場していて、成績は優秀賞でした。
大会には、栄養教諭の原真理子さん、調理士の中尾志津香さん、柿木美幸さんの3人が出場します。
今年は全国1,447校から応募があり、長谷学校給食共同調理場は、甲信越北陸ブロックの代表に選ばれ決勝大会に進むことになりました。
第14回全国学校給食甲子園は、12月7日と8日に東京都で開かれます。
-
今年一番の冷え込み 紅葉も進む
5日朝の伊那地域の最低気温は1.9度と今年一番の冷え込みとなりました。
伊那市内では、厚着をして登校する小学生の姿が見られました。
この日の伊那地域は、午前6時38分に1.9度を観測し、今年一番の冷え込みとなりました。
車の窓ガラスや畑には霜が降り、学校へ向かう小学生は厚着をして登校していました。 -
伊那市地方創生事業 6割「順調」
伊那市で行われているおよそ90の地方創生事業のうち、移住した人の数など6割が目標数値に達し、順調に進んでいることが報告されました。
5日は、事業の方向性を検討する審議会の新たな委員15人に委嘱書が手渡されたほか、会長に上伊那森林組合の原武志専務理事が選ばれました。
来年度から5年間の新たな地方創生総合戦略を検討する会議で、この日は、これまでの5年間の実績が報告されました。
平成27年度からの5年間で市が行った地方創生事業は全部で92事業となっています。
空き家バンク事業による定住者数が、年間目標15世帯に対して44世帯。伊那市へのお試し宿泊体験者数が年間目標30人に対して102人など、53事業、およそ6割が「順調」「概ね順調」となっています。
一方で、観光消費額が目標40億円に対して30億円、UIターンによる新規起業者の数が目標3人に対して1人など、28事業、およそ3割が「努力を要する」となっています。
白鳥孝市長は「これまでの取り組みに基づいて、関係人口の拡大や創出などを目指して検討を進めてほしい」と話していました。
審議会では、2020年2月頃までに来年度から5年間の地方創生総合戦略の素案をまとめ、パブリックコメントを実施した上で3月末までに決定する予定です。 -
高遠高校吹奏楽部 初の定期演奏会
平成8年に創部した伊那市の高遠高校吹奏楽部の初の定期演奏会が3日ニシザワいなっせホールで開かれました。
高遠高校吹奏楽部は平成8年から活動しています。
この定期演奏会は、支えてくれた地域の人達や家族に感謝の気持ちを伝えようと初めて画しました。
3日は定期演奏会に向け練習をしてきたクラシックやポップスなど15曲を披露しました。
-
伊那市の発展に貢献 13人と1団体表彰
文化の日の3日伊那市表彰式典が行われ、教育や産業、社会福祉などに功績のあった13人と1団体が表彰されました。
式典では、13人と1団体が白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体、教育文化功労が2人、産業功労が2人、社会福祉功労が2人、保健衛生功労が2人、交通安全功労が2人、善行功労が1人です。
受賞者を代表し12年間市議会議員を務め地方自治功労表彰を受けた竹中則子さんが謝辞を述べました。
竹中さんは「今後も、微力ながら伊那市の発展に貢献していきたい」と挨拶しました。
白鳥市長は「皆さんの功績があり今の伊那市の発展がある。今後もそれぞれの立場で、助言を頂きたい」と挨拶しました。 -
伊那映画祭で戦争テーマに作品上映
1日から伊那市内で行われている伊那VALLEY映画祭。最終日の3日は戦争の記憶をテーマに作品が上映されました。
3日目の3日は、「戦争の記憶」がテーマで、後藤俊夫監督が制作した映画「いのちありて」や伊那ケーブルテレビジョンの番組などが上映されました。
「いのちありて」は、伊那弥生ケ丘高校の前身・伊那高等女学校の学徒動員について記録した2011年制作のドキュメンタリー映画です。
伊那高女の当時4年生だった33回生は、太平洋戦争末期の昭和19年8月に、名古屋の航空機工場に学徒動員されます。
昭和20年3月、工場への爆撃があり、生徒の一人飯島米子さんが亡くなりました。
「いのちありて」は、学徒動員された伊那高女33回生の証言をもとにまとめられています。
映画祭には、伊那高女の33回生、岸本 多恵子さんら3人が訪れ、作品に見入っていました。
上映後、後藤監督と、作品について言葉を交わしていました。
伊那VALLEY映画祭は、地域の文化や歴史を見つめなおそうと今年初めて行われ、伊那谷ゆかりの作品が上映されました。
-
つくしんぼ保育園がシクラメン販売
伊那市御園のつくしんぼ保育園の保護者らが園運営の資金づくりとして伊那市のニシザワ双葉店前で2日シクラメンを販売しました。
私立のつくしんぼ保育園は園舎の修繕や保育環境の改善に役立てようと毎年シクラメンを販売しています。
1鉢1,400円で500鉢が用意され訪れた人たちが買い求めていました。
シクラメンは伊那市東春近の花卉農家が協力して育てたもので花もちがよくクリスマスから正月にかけてピークになるということです。
花の販売は3日も伊那市のニシザワ双葉店前で行われます。
-
清水寺で晋山式
伊那市手良中坪の清水寺で、新たな住職を迎える晋山式が2日、行われました。
式に先立ち、華やかな稚児装束をまとった子どもたちと、僧侶や檀家が中坪公民館から清水寺までのおよそ200メートルを歩きました。
清水寺は1639年に開山し、300年以上の歴史があると言われています。
新たに住職となった、寺澤秀孝さんは、11代目となります。
先代から長く不在だった清水寺に、修業を終えた寺澤さんが入り、正式に住職となりました。
寺澤住職は、「苦しみや悩みのある人を迎え、拠り所となる寺にしていきたい」と話していました。
-
役員改選で新会頭に唐木さん
伊那商工会議所の臨時議員総会が1日伊那市内で開かれ任期満了に伴う役員改選で新しい会頭に唐木和世さんが選任されました。
唐木さんは現在68歳で廣瀬建設工業株式会社の社長です。
2013年から伊那商工会議所副会頭を2期6年務め、筆頭副会頭として南アルプス観光魅力創出プロジェクト特別委員会などを担当してきました。
臨時議員総会では3人の副会頭も選任されました。
副会頭は再任で株式会社BISO社長の吉澤文男さん。
新任で清野建設株式会社社長の栗原敦司さん。
新任で伊那ケーブルテレビジョン株式会社社長の向山賢悟さんです。
また専務理事には伊藤正さんが再任されました。
正副会頭の任期は今月1日から令和4年10月31日までの
3年間となっています。
-
年賀はがき発売 アイドルがPR
来年用の年賀はがきの販売が、1日から全国一斉に始まり、伊那市の伊那郵便局では、上伊那を拠点に活動するアイドルグループ パラレルドリームがPRしました。
上伊那を拠点に活動するアイドルグループ パラレルドリームのメンバーが「1時間郵便局長」を務めました。
年賀はがきを購入した先着50人にメンバーの名刺がプレゼントされました。
訪れた人は、年賀はがきを購入するとメンバーから名刺を受け取ったり握手をしていました。
日本郵便信越支社では、郵便局に親しみを持ってもらおうと、地元を拠点に活動するパラレルドリームを起用し初めてイベントを行いました。
来年用の年賀はがきは1枚63円で、来年の干支ねずみがデザインされたものなど11種類があります。
年賀はがきの受け付けは、来月15日からです。
-
伊那商工会議所 新会頭に唐木さん
任期満了に伴う、伊那商工会議所の役員改選で、新しい会頭に、伊那市日影の廣瀬建設工業株式会社の社長、唐木和世さん68歳が選ばれました。
副会頭についてなど詳しくは、2日のニュースでお伝えします。
-
AI乗合タクシー 実証実験始まる
人工知能AIが配車する伊那市のドアツードア乗合タクシーの本格運行に向けた実証実験が1日から伊那市西春近の住民を対象に始まりました。
実証実験では、実際に利用者からの予約を受け、4台のタクシーが運行しました。
利用は登録制で、伊那市西春近に住む高齢者や免許返納をした人などが対象で、実証期間中は無料です。
自宅から山寺にある整形外科医院へ来た70代の女性です。
病院へは毎日通っていますが、現在は友人に送迎を頼むかバスを利用しているということです。
伊那市役所に設けられたコールセンターです。
午前8時30分の受付開始から予約の電話が鳴っていました。
乗車場所や降車場所、希望する時間などをオペレーターが入力します。
すると、AIが効率的なルートを算出し、ドライバーに情報が送られます。
予約の場所や時間によっては、乗合になることもあります。
タクシーにはタブレット端末が搭載されていて、指示が表示されるようになっています。
ドアツードア乗合タクシーの実証実験は2回目で、今回は既存のデマンドタクシーが運行している地区が対象です。
西春近での実験は15日までで、18日から29日までは伊那西部と西箕輪、旧市街地北部の一部が対象となります。
実証実験でのタクシー利用は無料で、利用登録を随時受け付けています。
なお先月25日までに222人の登録があり、1日は午後3時までに15件の利用がありました。
伊那市では、来年度の本格運行を目指していて、今回の結果をふまえ年度内に有償での実証運行を予定しています。
-
伊那VALLEY映画祭始まる
R映画を通して伊那谷の文化や歴史、風土を見つめる「2019伊那VALLEY映画祭」が1日から3日間の日程で始まりました。
伊那VALLEY映画祭は、伊那谷の民俗や文化などを映画を通して見つめ、地域の宝について考えようと、一般社団法人井上井月顕彰会を中心とする実行委員会が初めて行ったものです。
初日は、映画祭実行副委員長で法政大学教授の高柳俊男さんが「伊那谷の文化に魅せられて」と題し講演をしました。
伊那谷の文化や人の面白さについて高柳さんは「伊那谷の人は文化や歴史にこだわる人が多い。文化はこだわらないと伝わらない。だからこそ文化がなくならないで継承されている」と話していました。
また、今日は後藤俊夫監督の映画「Beauty-うつくしいものー」など2作品が上映されました。
2日は、祭り・民俗・芸能をテーマに諏訪から飯田にかけての伝統行事の記録が上映されます。
3日は「戦争の記憶」をテーマに、伊那谷の戦争について扱ったドキュメンタリー作品が上映されます。
伊那ケーブルテレビが制作した作品も上映されます。
映画の上映の他、各作品の作者を招いてトークを行います。
伊那VALLEY映画祭は、3日まで伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれます。
入場は無料となっています。
-
信州こころんで新そば祭り
伊那市東春近の障害者就労継続支援施設「信州こころん」の新そば祭りが、1日から始まり通常よりも安くそばが提供されました。
N 新そば祭りでは、高遠産の打ちたてのそばが提供されました。
信州こころんは、障害者の就労支援を行っていて、地域の人たちに活動の様子をみてもらおうと毎年この時期の祭りを行っています。
通常800円のざるそばやかけそばが1人前500円で提供され昼時には多くの人たちが訪れ味わっていました。
そばの他に、利用者が育てた野菜でつくった総菜やきのこ汁もあります。
信州こころんの新そば祭りは2日までで時間は、午前10時から午後2時までとなっています。
利用者が育てた農産物の販売なども行われています。
-
北カルヤラ県と覚書
伊那市は北欧フィンランドにある北カルヤラ県と林業分野で、互いに交流し協力関係を築いていくとする覚書を締結しました。
1日は、白鳥孝市長が市役所で記者会見を開き覚書締結に関する概要を説明しました。
北カルヤラ県はフィンランド国内で森林部門に特化した大学や研究機関、企業が集まっている地域だということです。
今回北カルヤラ県は、長野県と5年間技術交流や人材交流などについて包括的な覚書を締結しました。
その覚書の中で互いの県内の自治体や企業のマッチングを進めるとしていてその第一弾の協定として伊那市と北カルヤラ県が協定を締結しました。
白鳥市長は先月18日から27日まで北欧を訪れ、23日に北カルヤラ県のリスト・ポウティアイネン長官らと協定書を取り交わしました。
協定書によるとこれから3年間、定期的に互いの活動に関する情報を提供するほか、共同プロジェクトやビジネス協力を目的とした職員の相互訪問の推進などに取り組むということです。
白鳥市長は「北カルヤラ県との交流で森林資源の活用の幅を広げたい」と話していました。
-
高遠小で 「早寝早起き朝ご飯」キャラバン
早寝早起き朝ご飯を推進し、子どもたちに健やかに成長してもらおうと活動するキャラバン隊が、31日、伊那市高遠町の高遠小学校を訪れました。
この日は高遠小学校の1・2年生が早寝早起き朝ご飯の大切さを学びました。
イメージキャラクターの着ぐるみ3体も登場し、子どもたちから歓声が上がっていました。
早寝早起き朝ご飯キャラバン隊は、文部科学省が行っている事業で、南信地域では、国立信州高遠青少年自然の家が、希望のあった学校を巡回しています。
「朝ご飯をしっかり食べると元気に過ごせる」「睡眠をとると勉強がしっかりできる」などの○×クイズが出され、子どもたちが回答していました。
自然の家の職員は、「夜更かしをしないで、しっかり身体を動かして、早寝早起き朝ご飯を心がけてほしい」と呼びかけていました。
-
新山小稲ワラ 国技館の土俵に
伊那市の新山小学校5年生が育てた白毛餅の稲ワラが、大相撲の本場所の土俵に使われる事になりました。
30日は飯島町で大相撲の土俵用の米俵を作っている南信州米俵保存会の酒井裕司代表が、稲わらを引き取りに新山小学校を訪れました。
新山小の5年生は、今年、総合学習の時間に白毛餅を育ててきました。
5年生をサポートしてきた南箕輪村の企業が米俵保存会と知り合いだった為、ワラを提供する事になりました。
ワラは今年収穫したもので1.2トントラック山盛り分の量になりました。
米俵保存会によりますと新山小のワラは、来年1月の初場所で国技館の土俵に使われるという事です。
-
遺伝子・細胞治療 霊長類で実験へ 施設開所
がんの治療法として注目されているCAR-T細胞や、人間の組織・臓器となるⅰPS細胞。
信州大学がこれらの技術の安全性を霊長類を使って確立するため日本で初めての研究施設が、31日に、伊那市西箕輪のイナリサーチ内に開所しました。
31日は、研究を行う信州大学の濱田州博学長や施設を提供するイナリサーチの中川博司会長らが共同研究施設前でテープカットを行いました。
信州大学は、国の研究機関が行う「再生治療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に、昨年度採択されました。
これを受け、学内に研究開発センターを設置し、マウスを使ったCAR-T細胞の薬効試験を行っています。
さらに実用化に向けた実証を行うため、共同研究施設内に「信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター」を開設し、霊長類を使って実験をするものです。
信大は、イナリサーチと研究・開発に関する協定を結んでいることから、今回センターが開設されました。
-
災害時の生活再建を考える研修会
自然災害で被災後の生活をいかに早く通常の生活に戻せるかを考える伊那市の職員などを対象にした研修会が31日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
研修会では、東京都の弁護士で岩手大学地域防災研究センター客員教授の岡本正さんが講師を務めました。
岡本さんは、東日本大震災や熊本地震の被災地での相談を基に今回話をしました。
発災当初、最も多く聞いた言葉は「どうしたらいいのですか」だったということです。
岡本さんは「り災証明書の発行や被災者生活再建支援金の申請など、災害時に使える制度を1人でも多くの被災者に早く伝えることが大切です」と話していました。
また、「住宅ローンなどの免除や減額を申し出ることができる制度は必ず案内してほしい」と話していました。
研修会は、先日の台風19号の発生を受けて、万が一被災した場合に住民の生活再建に特に大きく関わる福祉や保健、危機管理、財務の担当職員に対応方法などを知ってもらおうと、伊那市危機管理課が開きました。
市危機管理課では、「災害時に被災者に対してどういったことが必要になるのか見通しも含めて考えてもらいたい」と話していました。 -
梅垣さん宅 菊の花が見頃
伊那市美篶笠原の梅垣佐知子さん宅で菊の花が見頃を迎えています。
89歳になる梅垣さんは25年程前から菊の花を育てています。
年々育てる花の数も増え、今年はおよそ80鉢が並んでいます。
梅垣さんによりますと、これから花を咲かせるものもあり、1週間以上は楽しめるということです。 -
高遠石工の石仏を巡るツアー
伊那、駒ケ根、飯田の商工会議所女性会のメンバーは30日、伊那市の高遠石工の石仏を巡るツアーを楽しみました。
この日は、伊那、駒ケ根、飯田の南信にある3つの商工会議所女性会のメンバー20人がツアーに参加し、高遠町勝間の石仏大聖不動明王を見学しました。
ツアーでは、高遠石工研究センターの熊谷友幸さんがガイドをつとめ、石仏の特徴や歴史を説明していました。
熊谷さんは、「この石仏は、目が上下に向いていることが特徴で、このほかに2体作られ、駒ケ根市にもあります。冬には、石仏が雪をかぶった様子を見ようと訪れる人もいます」などと話していました。
ツアーは7月に開いた石仏に関する講演会が好評で、今回実際に足を運んで見学しようと、企画されました。
女性会のメンバーは、「女性ならではの視点で地域の魅力を感じたい」と話していました。
-
伊那小4年春組 被災小学校を支援
台風19号の影響で千曲川が決壊し、浸水被害を受けた長野市立長沼小学校を支援しようと、伊那市の伊那小学校・4年春組は、雑巾をつくって送ることを決めました。
29日は春組の児童35人が家庭から持ち寄ったタオルを使って雑巾をつくりました。
児童らは、二重にしたタオルを習ったばかりの手縫いで、雑巾にしていました。
雑巾を送る長野市立長沼小学校は、台風19号による千曲川の決壊で、一時は170センチほどまで浸水したということです。
校舎の復旧の目途は立っておらず、現在、学校に通うことができる児童のみ近くにある別の小学校に通っているということです。
春組では、同じ長野県内の小学生が被害を受けて苦労していることをニュースで知り、今回支援することを決めました。
担任の髙木政志教諭に、小学校で必要としているものを確認してもらい、復興作業に使う雑巾を長沼小の全校児童93人分送ることにしました。
発案した唐木莉彩さんは「同じ長野県の小学生が大変な思いをしているのを知って少しでも支援したいと思って雑巾を送ることにしました」と話していました。
髙木政志教諭は「最初は物を送ろうと話し合っていたが、子どもから「本当に必要なものを送ろう」という意見があり雑巾を送ることになりました。相手のことを本当に思いやる活動になることを強く願います」と話していました。
春組では、30日も雑巾づくりを行うことにしていて、今週中の発送を目指しています。 -
外国人労働者 災害対策勉強会
5年間、日本の従業員と同じように働くことができる「特定技能一号」に認定されたベトナム人を対象にした災害時の避難対応についての説明会が29日、伊那市の伊那公民館で開かれました。
この日は、特定技能一号に認定されたベトナム人5人が、人材コンサルタントの株式会社AICの小林克規社長から、災害時の避難対応について説明を受けました。
小林社長は、ベトナム語に翻訳された市内の災害対策マニュアルをもとに、災害時にまず頭を守ることや、避難場所がどこなのかを説明していました。
特定技能一号は、日本で3年間技能実習を経験した人が、無試験で取得することができる資格です。
14の業種から選択した職場で5年間働くことができます。
参加したベトナム人は、市内の食品加工会社でつとめるということです。
今回株式会社AICが避難対応の説明会を企画したのは、台風19号で大きな被害が発生したことがきっかけだということです。
あるベトナム人は「日本は景色がきれいなので好きです。
災害時の対応をしっかり学び、がんばって働きたい」。と話していました。 -
伊那ライオンズクラブ食材寄付
地域の社会奉仕活動を行っている伊那ライオンズクラブは8日、伊那市社会福祉協議会に、フードドライブで集めた食品を寄付しました。
この日は伊那ライオンズクラブの今井和貴会長ら3人が、伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、三井真理子伊那市社会福祉協議会事務局長に食品のリストを手渡しました。
寄付された食品は、今月6日に行われた伊那市環境展2019の「フードドライブ」で集めたものです。
去年の倍の112品目147㎏、およそ70食分が寄付されました。
伊那市社会福祉協議会の職員は、「主食となる米や麺が多く、有難い」と話していました。
伊那ライオンズクラブから伊那市社会福祉協議会への食品の寄付は、今年で2回目で、今後も続けていきたいとしています。
-
丸山さん交通安全功労者賞
南箕輪村の丸山芳雄さんは、交通安全の推進に功績があったとして、関東管区警察局長と、関東交通安全協会連合会会長の連名表彰を受賞しました。
丸山さんは25日、伊那警察署を訪れ、石坂達雄署長に受賞を報告しました。
23日に長野市で開かれた交通安全協会長野県大会で、安全運転の推進に大きな功績があったとして、関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会会長の連名表彰を受賞しました。
丸山さんは45年前に南箕輪村交通安全協会に入会し、会長などを務め、現在は伊那交通安全協会の参与などを務めています。
伊那警察署の石坂署長は「丸山さんにはこれからも活躍してもらいたい。」と話していました。
伊那警察署によりますと、県内では交通安全功労者として丸山さんを含め今回20人が表彰されたということです。 -
山の神神社で遷座祭と例大祭
伊那市平沢の山の神神社移転に伴う遷座祭と収穫に感謝する例大祭が26日行われました。
26日は山の神神社社殿の完成を祝う遷座祭と収穫に感謝し災害のないことを祈る例大祭が行われました。
山の神神社は神社の横を流れる南沢の砂防事業により社殿が元の場所から200メートルほど移されこのほど完成しました。
神社は市内14区の共有林の守り神で今年は山寺区が当番です。
山の神神社は創立年代不詳の古い神社で例大祭は江戸時代から続いているといわれています。
-
伊那署と防犯協会連合会に特殊詐欺防止ステッカー贈呈
上伊那の37の企業は9日、伊那警察署と、伊那・辰野の防犯協会連合会に特殊詐欺防止ステッカーを贈りました。
この日は、製作した37企業を代表してアド・コマーシャル株式会社の赤羽悠一社長が伊那署を訪れ、防犯協議会連合会の武居克幸事務局長にステッカーを手渡しました。
自宅の電話機などに張ってもらい、オレオレ詐欺や架空請求詐欺などの被害を未然に防ぐために使ってもらおうというもので、アド・コマーシャルが伊那警察署協議会の要望に応えました。
地域の企業の協賛で7万枚製作しました。
ステッカーは、市内の小学校を通じて、家族や近隣住民に渡されるということです。
石坂達雄署長は、「ステッカーを活用してもらい詐欺被害にあわないよう注意してほしい」と感謝していました。
今年の伊那署管内の特殊詐欺発生件数は9日までに4件で、被害額は225万円にのぼるということです。
-
スマート林業を上農生が体験
上伊那地域振興局は、林業の現場で取り入れられているICT技術を高校生に体験してもらうことで人材育成に繋げていこうと、ドローンを使った森林調査の体験学習会を28日、伊那市富県で開きました。
体験学習会には、南箕輪村の上伊那農業高校コミュニティデザイン科里山コースの生徒およそ20人が参加しました。
上伊那森林組合のドローン活用研究チームのメンバーが講師を務め、ドローンを使った森林調査を実演しました。
「自動飛行のドローンが、2秒間に1回上空から撮影をしている」などと説明していました。
その後、釣り竿を使った従来の森林調査の方法を紹介しました。
森林組合の職員は、「5ヘクタールを調査するのにこれまでは3人で10日かかっていた。ICTを活用することで、撮影に10分、解析に4日あれば、同様のことが1人でできる」と説明していました。
体験学習会は、林業の人材不足解消につなげていこうと、上伊那地域振興局が森林組合に依頼し初めて開かれました。