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高遠高生 紙芝居を読み聞かせ
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は14日、高遠町図書館で紙芝居の読み聞かせを行いました。
この日、高遠高校の図書委員が、高遠町に古くから伝わる「龍勝寺山の姫小松」など5作品の紙芝居の読み聞かせを行いました。
「龍勝寺山の姫小松」の絵は、美術クラブの卒業生によるものです。
また、物語は国語の教諭に依頼して、子どもでもわかりやすい表現を工夫したということです。
訪れた子どもたちは、話の世界に興味を見せて、楽しんでいました。
生徒たちはこの日のために、1か月前から、練習をしてきたということです。
今回の読み聞かせには、親子連れなど、およそ10人が訪れました。
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秋の味覚“昆虫食” 加工作業大忙し
伊那谷の郷土料理のひとつ「昆虫食」のイナゴや蜂の子の収穫の時期を迎えました。伊那市の塚原信州珍味では、加工作業に追われています。
伊那市上新田にある塚原信州珍味には、秋の味覚、イナゴや蜂の子が並んでいます。
横山にある加工場では17日、2代目の塚原保治さんが電話で注文を受け、3代目の慎也さんが甘露煮づくりに追われていました。
塚原信州珍味は、伊那谷の郷土料理のイナゴやざざむし・蜂の子の甘露煮などを販売していて、創業80年を超えます。
ここ数年、昆虫食が注目を集めていることから、全国各地から注文が集まっていて、全国チェーンの居酒屋からも注文を受けています。
しかし、ここ数年はイナゴやクロスズメバチの収量が減っているということです。
保治さんは「大忙しだが、気候などの影響で物が少ない。なんとかして昆虫食を続けていきたいのと、多くの人に良さを知ってもらいたい。ゲテモノという目だけでなく、貴重なタンパク源として見てもらえればうれしい」と話していました。
現在までのところ、今年は不作になりそうだということで、塚原信州珍味では、今後の収量増加に期待を寄せています。 -
K展 色鮮やかな作品ならぶ
伊那市高遠町の国画会会員、北原勝史さんが指導する教室「K・絵画サークル」の作品展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、14人の会員の近作およそ40点が並んでいます。
K・絵画サークルは、高遠高校の美術教員をしていた北原勝史さんが、一般向けに開いた美術教室がきっかけで始まりました。
会場には立体的な表現を取り入れた作品や、色鮮やかな作品が多く並んでいます。
「第10回記念K展」は、21日(土)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
横山維者舎 酒米稲刈り
伊那市横山の住民グループ「横山維者舎」は15日、地区の田んぼで酒米の稲刈りをしました。
この日は、メンバー10人が集まり、作業をしていました。
横山維者舎は、地域活性化をめざして伊那市荒井の宮島酒店と協力し、オリジナルの酒づくりに取り組んでいます。
水がきれいで酒米作りに適しているということで、栽培を始めたということです。
育てている品種は、美山錦です。
田んぼは2枚あり、およそ1.8トンを収穫しました。
収穫した米は、もみずりをして、玄米にしたあと乾燥させるということです。
メンバーは、「どの料理にもあう、おいしい酒にしたい」と期待を膨らませていました。
収穫した米からは、一升瓶およそ800本分の酒がつくられるということです。
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羽広区敬老会 獅子舞披露
16日の敬老の日を前に、伊那市西箕輪羽広区の敬老会が15日開かれ、地区に伝わる獅子舞が披露されました。
敬老会では、毎年子どもによる獅子舞が行われていましたが、今年は、地区伝統の獅子舞を披露しようと、羽広獅子舞保存会が初めて舞いました。
敬老会には、区の75歳以上の高齢者およそ60人が参加しました。
はじめに、西箕輪小学校の児童10人による「子供獅子舞」が披露されました。
続いて、羽広獅子舞保存会による「羽広獅子舞」、「鍾馗の舞」が披露されました。
羽広の獅子舞はおよそ400年の歴史を持ち、五穀豊穣や家内安全を祈り、小正月に舞を披露します。
雄獅子と雌獅子の舞合わせで、羽広北側が雌獅子、南側が雄獅子の舞を受け継いでいます。
参加者は、地域に伝わる伝統芸能を楽しんでいました。
羽広区長の小林英男さんは、「年々高齢化して参加者が少なくなってきているが、これからも続けていきたい」と話していました。
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新山で軽トラ市 新鮮野菜並ぶ
伊那市新山の新山集落センター駐車場で、とれたての野菜や果物が並ぶ軽トラ市が15日、開かれました。
この日は、軽トラック8台が駐車場に並び野菜や果物、花などが売られていました。
訪れた人は、生産者と話をしながら、買い物を楽しんでいました。
軽トラ市は、新山の地域住民でつくる、新山農家組合が6年前から開いているもので、朝収穫した新鮮な野菜などが売られています。
軽トラ市は、10月6日(日)と27日(日)にも予定されていて、まつたけや、しめじなどのキノコ類も多く出品される予定だということです。
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高遠文芸賞 授賞式
R 本をテーマにしたイベント高遠ブックフェスティバルが昨日から伊那市高遠町で始まっています。
開催10周年を記念して小説やエッセイなどを募集した「高遠文芸賞」の授賞式が15日行われました。
15日は、西高遠の読書楼で授賞式が行われ、入賞した6人のうち4人が出席しました。
受賞者の作品を製本した本が手渡されました。
最優秀賞に選ばれたのは伊那市美篶出身で駒ヶ根市の赤塩千寿さんの作品「アズキッパ」です。
作品は山菜の「アズキッパ」を通して、作者の赤塩さんが祖母との思い出を描いたものです。
伊那北高校2年の内村晴恵さんの作品「桜花の夜」が小説部門の佳作に選ばれ高校生で唯一入賞した。
高遠文芸賞は今回が1回目で、
高遠をテーマにした旅行記やエッセイ、小説を全国から募集し49作品の応募がありました。
あすは、受賞作品を製本にするワークショップが高遠町の旧中村家住宅「環屋」であす行われることになっています。
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進徳館の歴史・偉人 一室に並ぶ
幕末から明治初期にかけて、教育界に多くの人材を輩出した進徳館に関わる展示が、伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で開かれています。
会場には、進徳館で実際に使われていた教科書や、ここで学んだ人物が作った文学作品などが並んでいます。
会場では、教科書のレプリカが置かれていて、実際に手に取って見ることができます。
進徳館は、幕末の高遠藩主、内藤頼直によって設立されました。
「第64回特別展 文よく武を制す」は、12月8日(日)まで、博物館の2階第3展示室で開かれています。
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没後10年 平山郁夫展
日本画家・平山郁夫さんの没後10周年にあわせた作品展が、伊那市のはら美術で開かれています。
会場には、平山郁夫さんの作品の版画30点が展示されています。
平山さんは、日本美術史に名を残す日本画家で、平成21年に71歳で亡くなってから今年で10年になります。
信州高遠の四季展では、4回審査委員長を務め、伊那市の名誉市民にもなっています。
会場には平山さんの代表作が並んでいました。
没後10年平山郁夫作品展は、23日まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
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はたらくじどうしゃ博物館無料開放
建設重機やトラックなどのミニチュアが楽しめる伊那市荒井の「はたらくじどうしゃ博物館」の無料開放が15日まで行われています。
はたらくじどうしゃ博物館には、ショベルカーやブルドーザーなどのミニチュアが2万点~3万点展示されています。
館長の土田健一郎さんです。
小さいころからはたらくじどうしゃが好きだったという土田さんは、その魅力を多くの人に知ってもらおうと11年前に博物館をオープンしました。
このブルドーザーは、1991年に長崎県の雲仙普賢岳の火砕流の撤去作業に当たったものの10分の1のミニチュアです。
重機を造る際の試験に実際に使われたものだということです。
建物の外では、重機の資料の展示販売などが行われています。
ショベルカーに乗ってボール掬いをすることもできます。
伊那市荒井のはたらくじどうしゃ博物館の無料開放は15日までとなっています。
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伊那西高校定期演奏会 15日開催
伊那市の伊那西高校吹奏楽クラブと合唱クラブの定期演奏会が、伊那文化会館で開かれます。
38人の吹奏楽クラブは、13曲を演奏します。
ラテン音楽や、アニメ曲など3曲は、楽器を演奏しながらパフォーマンスを披露します。
合唱クラブは、 今年の NHK全国学校音楽コンクールの自由曲で銅賞を受賞した曲「夢」など、5曲を歌います。
2つのクラブ合同の「第16回定期演奏会」は、15日午後1時から、伊那文化会館の大ホールで開かれます。
入場は無料です。 -
田楽座 御礼公演にむけて練習
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座は、20日からの稽古場公演に向けて12日、練習を披露しました。
公演は地元の人に感謝を伝えようと年に1度開かれていて、今年で26回目になります。
定番演目の伝統芸「とりさしまい」のリズムや配役を新しくした「さいとりさし」や、津軽のメドレーなど、全8演目を披露します。
この日は、その中から獅子舞の練習を行いました。
演出を担当している遊佐愛実さんは、「稽古場公演は舞台と客席の距離が近いため、一緒に楽しめるような舞台にしたい」と話していました。
「第26回稽古場公演 よっておくんな田楽座」は、伊那市富県の田楽座稽古場で、20日から23日
まで開催されます。
入場にはチケットが必要で、前売り券は1000円。ホームページからも購入できます。
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南アと市街地結ぶツアー29日に
観光資源として南アルプスの魅力を創出するために検討を進めてきた伊那商工会議所の特別委員会は、29日に周遊ツアーを観光商品として実施します。
13日は、委員会が開かれ今月29日に実施するツアーの概要が報告されました。
特別委員会は観光資源として南アルプスの魅力を創出するため市街地と鹿嶺高原を結ぶツアーを商品化しようと、現地調査や観光コースの検討を行ってきました。
ツアーは日帰りで、午前10時にセントラルパークに集合し伊那市街地を歩きます。
実施日の29日に予定されている、有機野菜と朝ごはんのイベント朝マルシェで軽食をとります。
午後はバスに乗って長谷の鹿嶺高原へ向かい散策やバーベキューなどをして参加者が交流をする計画です。
ツアーは一人7,000円で先着20人です。
伊那バス観光株式会社で受付ています。
電話78-4321 -
い~なちゃんカードプリペイドで10倍
伊那市の商店主らでつくるコミュニティーカード協同組合は、キャッシュレス決済を推進しようと、い~なちゃんカードのプリペイド機能で買い物をするとポイントが10倍となるセールを14日から18日まで行います。
い~なちゃんカードのプリペイド機能で1,000円をチャージした場合、通常5ポイントもらえますが、期間中は25ポイント付きます。
支払いでは1,080円で10ポイントのところ50ポイントつき、チャージ・支払いあわせて通常の10倍セールとなっています。
ポイントは1ポイント1円として使うことができます。
消費増税を前にキャッシュレス決済を多くの人に知ってもらおうと企画したものです。
ポイント10倍セールは14日から18日までで、増税後の来月1日からはプリペイド機能を利用した人を対象にした還元セールも計画しています。
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「net119」導入へ
上伊那広域消防本部は今後、音声での119番通報が困難な障害者向けにスマートフォンの画面上で通報ができる「net119緊急通報システム」を導入する計画です。
これは、13日開かれた伊那市議会一般質問の中で白鳥孝伊那市長が議員の質問に答えたものです。
「net119緊急通報システム」は音声での119番通報が困難な障害者向けにスマートフォンの画面上で通報ができるものです。
このシステムは国が全国的に導入を呼び掛けているものです。
白鳥市長は、「重要な整備であるので導入に向けて検討していきたい」と話しました。
また13日は、手話言語条例についての質問も行われ、傍聴席では議会事務局から手話通訳が派遣され、聴覚障害者らも話を聞いていました。
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マツタケ店頭に並ぶ
伊那市の産直市場グリーンファームでは、秋の味覚のオオ様マツタケが店頭に並び始め、買い物客の目を引いています。
グリーンファームでは、マツタケの入荷が始まった6日から店頭の一角にコーナーを設けています。
去年のこの時期は1日15キロほどでしたが今年は35キロほどが持ち込まれているということです。
グリーンファームでは「出足は良いが豊作の年になるかはまだわからない」と話します。
マツタケは主に辰野と木曽の標高1200mの山で採れたものでキロ単価は3万円から7万円です。
グリーンファームでは、東京や大阪の料亭などへ発送していて、この時期になると電話での問い合わせも多くなります。
マツタケコーナーには人だかりができていましたが簡単には手がだせないようです。
中には、旬を味わおうと奮発して買い求める人の姿もありました。
グリーンファームでは「これからのシーズン本番に向けて今後の入荷に期待したい」と話していました。
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東京芸大作家の展覧会 14日から
伊那市と長年交流のある東京芸術大学の8人の作家による展覧会が、14日から、高遠町の信州高遠美術館で始まります。
展覧会を前に、展示の準備や作品の制作の仕上げなどが行われていました。
展覧会には、東京芸大の准教授や講師のほか、作家として活動する8人が作品を出品します。
展覧会は自然豊かな伊那地域をイメージして森をテーマにしています。
高遠町出身の伊澤修二が、東京芸大の初代校長を務めたことが縁で、伊那市と東京芸大は長年交流をしています。
その一つに、高遠町長藤の古民家を拠点とするデザインプロジェクトとワークショップの活動があります。
プロジェクトでは去年、高遠第2第3保育園の園児と一緒にアート作品を制作し、今回の展示会でもその作品が展示されます。
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西箕輪 重盛さんのりんご園で防鳥ネット張り
伊那市西箕輪の果樹農家重盛正さんは、鳥による食害からりんごを守るための防鳥ネットを、4日に設置しました。
4日は重盛さんのおよそ1.5ヘクタールのりんご園でネット張りが行われました。
付近では、カラスやムクドリがりんごなどの果樹を食べる食害が発生しています。
重盛さん宅では、およそ20年ほど前から防鳥ネットを設置していて、設置後は被害がほとんどないということです。
2、3年に1度ネットを張り直していて、4日は羽広の果樹農家らでつくる羽広くだもの協力隊のメンバーが作業を手伝っていました。
ネット張りは、10月上旬にも行われる予定です。 -
日本山岳写真協会南信支部 写真展
日本山岳写真協会南信支部の、第25回写真展「貌・季節の中で」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、県内外で撮影された山岳写真81点が並んでいます。
会員が、1年間撮影した中から、厳選した写真を展示しているということです。
写真展は、16日(月)まで開かれています。
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ルビコン野球部 全国大会へ
社会人軟式野球の全国大会に出場する、伊那市のルビコン株式会社野球部は、大会に向け練習に熱が入っています。
10日夜は、伊那市ますみが丘の西部ルビコングラウンドで野球部員15人が、守備や打撃の練習に汗を流していました。
ルビコン野球部が出場する、天皇杯第74回全日本軟式野球大会は、地方大会を勝ち抜いた全国56チームが優勝をかけて争います。
ルビコン野球部の全国大会出場は2年ぶり6度目となります。
南信地区大会や県大会では、打撃の調子が良く、勝ち上がってきたということです。
田村公利監督は、「地区大会と同様に先制点を取り、守備のミスを少なくし、初戦突破を確実なものにしたい」と話していました。
天皇杯第74回全日本軟式野球大会は、9月13日(金)から18日(火)まで県内8か所の野球場で行われます。
ルビコン野球部の初戦は、14日(土)に、松本市野球場で岩手の北上信用金庫と対戦します。
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AIタクシー・ドローン物流 来年度本格運用
伊那市は人工知能AIによる自動配車タクシーの本格運用と、ドローンによる配送サービスを来年度から実施します。
これは11日開かれた伊那市議会9月定例会の中で議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
AI自動配車タクシーのサービスは伊那市の西箕輪と西春近地区で行う計画です。
市では11月にそれぞれの地区で実証実験を行い、来年度、地域公共交通の一部に組み込み、本格運用を始めるとしています。
白鳥市長は「ゆくゆくは高齢者や障がい者のニーズをカバーできるよう、整備していきたい」と話していました。
また、ドローンによる商品の配送サービスも伊那市長谷地域を対象に来年度運用を始める計画で、道の駅南アルプスむら長谷を中核に展開していくとしています。
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キャッシュレス決済セミナー
来月の消費税率引き上げに伴う、キャッシュレス化を進めようと伊那商工会議所は事業者を対象にしたセミナーを10日伊那市内で開きました。
セミナーには市内の個人事業主など8人が参加しました。
講師は、塩尻市の中小企業診断士の中村剣さんが務めました。
セミナーではスマートフォンを利用したQRコード決済の種類や必要な機器について話しをしました。
手軽に導入できるものとしては、店舗の情報を印字したQRコードを準備し、客のスマートフォンで買い物金額を入力するとキャッシュレス決済が行えると紹介していました。
中村さんは「レジ導入の補助や、ポイント還元など店、お客にとってもメリットがあるので、まずはトライする事が大切だ」と話しました。
ある参加者は「東京では徐々にキャッシュレス決済が普及していると聞いている。先を見据えて準備しておきたいです」と話していました。
伊那商工会議所では、12月にキャッシュレス決済後の会計や決算処理に関するセミナーを開く計画です。
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石工に思い馳せ 石割り実演
現在の石匠の仕事を見学することで高遠石工の技術に思いをはせてもらおうと、10日伊那市高遠町で講座が開かれ、石割りの実演が行われました。
重さ800キロほどの小黒川の花崗岩です。
伊那市西春近の唐木屋石材工芸会長の唐木一平さんが、石割りを実演しました。
この講座は、現在の石匠の仕事を見学することで、高遠石工の技術に思いをはせようと高遠町公民館が開いたもので、40人ほどが参加しました。
石にくさびを打ち込み、ハンマーでたたいて割っていきます。
この仕事を続けて52年になるという高遠町東高遠の北原石材店店主の北原多喜夫さんです。
ノミを使って石に穴をあけていきます。
現在ではハンマードリルを使いますが、昭和20年代まではこの方法が使われていたということです。
割った断面を手作業で平らにする技術も実演されました。
唐木さんは、「石は一度削ってしまうと修正することができない。機械のない時代に繊細な作品を仕上げていた高遠石工はとても高い技術を持っていた」と話していました。
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伊那地域33.6度 真夏日
10日の伊那地域の最高気温は、午後2時28分に33.6度を記録し、真夏日となりました。
高気圧に覆われ全国的に気温が高くなっているということです。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、伊那市の80代の女性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
命に別状はないということです。
伊那市美篶上川手では稲刈りをする人の姿が見られました。
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県議が現地機関と意見交換
9日と10日の2日間、長野県議会農政林務委員会は、南信地域の現地調査に訪れていて、10日は伊那合同庁舎で現地機関との意見交換を行い、豚コレラを中心に質疑応答が行われました。
意見交換会で、長野県伊那家畜保健衛生所の小林良人所長は、上伊那の豚コレラに関する感染状況などを報告し、農政林務委員会の委員と質疑応答を行いました。
委員からの「野生イノシシ同士の感染を防ぐために、今後はどのように対策していくのか」との質問に、小林所長は「ワクチンの継続接種を行い、これ以上感染の範囲を広げないように努めたい」と答えました。
また、「野生イノシシから豚への感染を防ぐための今後の対策」については、「監視対象外の養豚場も、周辺に野生イノシシの侵入を防ぐ柵を設置したり、周囲の消毒を行うようにしたい」と答えていました。
長野県によると、2月22日から9月9日までに上伊那で発見された死んだ野生イノシシは47頭で、豚コレラ感染の検査が完了したうちの12頭から豚コレラの感染が確認されたということです。 -
笑いヨガ 参加者同士リフレッシュ
笑いとヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」の体験カフェが10日、伊那市のケアセンターいなで開かれました。
体験カフェには、上伊那在住の60代から80代までの女性10人が参加しました。
笑いヨガは、笑いながら体を動かし、ヨガの呼吸法を取り入れる健康体操です。
笑うことで血流が良くなり、体に多くの酸素が取り入れられ心身共にリフレッシュする効果があるということです。
参加者は、体全体を動かして笑いヨガを楽しんでいました。
体験カフェは、健康増進を目的に、上伊那医療生活協同組合の健康づくり委員会が開いたものです。
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最高気温33度 真夏日続く
9日の伊那地域の最高気温は、午後2時2分に33度を記録しました。
9月に入り30度を超える真夏日となったのは、4日目です。
長野地方気象台では、10日も高温が予想されるため暑さを避け、水分をこまめに補給するなど十分な熱中症対策をとるよう呼び掛けています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時現在、熱中症とみられる症状で搬送された人はいないということです。
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薪を背負い 西駒山荘目指す
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘に薪を運ぶ登山レース「西駒んボッカ」が8日に行われました。
スタート地点となっている伊那市の鳩吹公園では、受付を済ませた選手が薪をリュックに詰めていました。
薪は一束が3キロで、3キロ部門は1束、15キロ部門は5束をリュックに詰めていました。
準備を済ませた選手たちは午前6時30分の合図で一斉にスタートしました。
今年のレースには男性154人、女性59人のあわせた213人がエントリーしました。
スタートからおよそ5キロ地点の桂木場です。
トップの選手はスタートから30分後にここを通過し、登山道へと入っていきました。
西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに必要なレンガを運ぶ大会として平成25年に始まりました。
レンガ数が目標に達したことから3年前から薪を運ぶ大会にリニューアルしました。
参加者たちは薪を背負い、ゴールの西駒山荘までのタイムを競いました。
レース総合1位となったのは安曇野市の別府総平さんでタイムは1時間59分55秒でした。
15キロの部の優勝争いは接戦となりました。
薪をリュックから全て出した時点でゴールとなります。
結果は、2位でゴール地点に到着した群馬県の亀里幸雄さんが逆転し、1秒差の2時間58分52秒で優勝しました。
運ばれた薪は西駒山荘に設置された薪ストーブで使用することになっています。 -
女性が働きやすい職場学ぶ セミナー
女性が働きやすい職場環境を学ぶセミナーが29日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
講師は元内閣府男女共同参画局政策企画調査官の船木成記さんです。
船木さんは「日本人特有の仕事に対する高すぎるモチベーションは、時代の流れと共に変える必要がある」と話し、「管理職と社員が意見を共有し、各企業ごとに最適な働き方を見つけてほしい」と話しました。
製造業に勤務している、ある女性は、「子育てで急用ができた時にも仕事が共有できれば、早退をして子どものために時間を使える」と話していました。
今回のセミナーは、伊那商工会議所の女子会プロジェクト委員会が主催したものです。
セミナーには、市内の企業の管理職など、およそ50人が出席しました。 -
伊那美術展特別企画 作品について語り合う
伊那市の伊那文化会館で開かれた、第95回伊那美術展で入賞した高校生と伊那美術協会の会員が語り合う特別企画が7日、行われました。
会場に美術協会の会員が集まり、高校生の入賞者3人から制作に関する話を聞きました。
ジュニア大賞を受賞した伊那西高校の城生ことりさんは、「日長石の青年」を制作しました。
城生さんは、「特に色にこだわって作りました。濁らないようにしながら、原色をあえて残すように工夫しました。」と話していました。
ジュニア準大賞を受賞した伊那北高校の宇田川紗登美さんは、「備忘録」を制作しました。
宇田川さんは、「幼いころの純粋さと未来への希望を感じられるような作品にしました。」と話していました。
また、同じくジュニア準大賞を受賞した高遠高校の米森翔さんは、「本音」を制作しました。
米森さんは、「自分の本音を聞き出そうとする他人がいびつに見えました。作品ではそれを表現したかった。」と話していました。
特別企画は、次世代育成を目的に、伊那美術協会が開いたもので、協会は、「若い人にできるだけ美術に触れてほしい」と話していました。