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ハードダーツでも気軽に
ハードダーツと呼ばれるスチール製の矢を使うダーツ大会が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、県内外からおよそ60人が大会に出場しました。
プラスチック製の矢を投げる「ソフトダーツ」が主流になってきている中、垣根が高く感じられているハードダーツを気軽に楽しんでもらおうと、伊那市の飲食店D-Styleなどが初めて開催しました。
参加者は、決まった数字から得点の分だけ数字を引いていき、0に近い方が勝利する「01」と呼ばれる競技方法で競っていました。
主催したD-Styleの宮下卓央さんは「飲食しながら気軽に参加して、ハードダーツの楽しさも知ってもらえたと思う」と話していました。 -
下伊那から諏訪 狼煙リレー
戦国時代に武田信玄が通信手段として使っていたとされる狼煙を再現するリレーが、下伊那から諏訪地域までの20市町村で25日に行われました。
このうち伊那市手良の総合グラウンドでは、地元の里山にある浅間社城跡であがった狼煙が午前10時30分に確認されました。
手良総合グラウンドには、地元の小学生や保護者など150人が集まり、点火を行いました。
これは、武田信玄が通信手段として使っていた狼煙を再現する事で地域間の交流を図ろうと毎年行われていて今年で11回目になります。
午前10時に下伊那郡根羽村をスタートした狼煙は、午前11時30分に茅野市に到達し、20市町村を無事つなぐ事ができたという事です。
狼煙リレー事務局では、近い将来、信玄が本拠地とした山梨県甲府市まで狼煙を繋げたいという事です。
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音楽団体が出演「高遠彩々」
上伊那の音楽団体などが出演し交流するイベント「高遠彩々」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で25日に行われました。
上伊那で活動している4つの団体が合唱や楽器演奏を披露しました。
これは、長野県文化振興事業団と上伊那の住民らでつくる実行委員会が行ったものです。
事業団に設置されている「長野県芸術監督団」が、県内7会場で演劇公演を行う「トランクシアター・プロジェクト2018」を今年度初めて企画し、伊那市がその会場のひとつになりました。
信州高遠美術館で行われた「高遠彩々」は、その演劇公演に合わせて行われたもので、箕輪町で活動しているオカリナ・コカリナサークルや、伊那混声合唱団など4団体が出演しました。
実行委員会では「それぞれの団体がお互いの良いところを吸収する事で、地域の文化芸術の振興につなげていきたい」と話していました。
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定住自立圏で初の空き家ツアー
伊那地域定住自立圏を構成する伊那市・箕輪町・南箕輪村の3市町村は、合同で初となる空き家バンクツアーを、25日、開きました。
3市町村の空き家をめぐるツアーが企画され、2つのコースが用意されました。
このうち、箕輪町で2軒・南箕輪村1軒・伊那市1軒を見学するコースには、上伊那を中心に4組7人が参加しました。
それぞれの空き家には、その市町村の担当者がいて、物件について参加者に説明していました。
参加者は、間取りや窓からの景色などを確認していました。
このツアーは、3市町村が、空き家を有効活用して、移住・定住を進めようと、今回、合同では初めて実施しました。
箕輪町では、「今回紹介したほかにも、空き家バンクに登録された物件があるので、見学してみたい人は問い合わせてほしい」と話していました。
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ますみヶ丘平地林クロカンコースで大会
伊那市ますみヶ丘平地林内に整備されたコースを走る、トリムマラソンとクロスカントリーレースの大会が、25日、開かれました。
ますみヶ丘平地林内に整備されたコースをランナーが走りました。
2.5キロを自分の指定したタイムと誤差がないように走るトリムマラソンと、11キロ・6キロを走るクロスカントリーレースが行われました。
県内を中心に全国各地から269人がエントリーし、森林の中を駆け抜けていました。
発着点となった鳩吹公園では、ゴールするランナーに声援が送られていました。
大会は平地林に整備されたコースをPRしようと始まり、トリムマラソンは今回で8回目、クロスカントリーレースは5回目となります。
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教育をテーマに移住体験
田舎暮らしを希望する人が伊那市の保育園や小学校を見学するツアーが24日初めて行われ、関東地方から5家族17人が参加しました。
参加者は最初に長谷保育園を訪れました。
体験ツアーには、東京や神奈川、埼玉から5家族17人が参加しました。
参加した人たちは、長谷保育園の原春美園長から自然体験を大切にしている事など特徴を聞き、園舎を見学しました。
両親と共にツアーに参加した子供達は、園児と一緒にあそんだり園庭のトマトを食べたりしていました。
伊那市では、移住希望者と市民の交流を通じて人柄や風土を感じてもらおうと伊住体験会を3年前から実施しています。
今回は、子育てのまち伊那をPRしようと、保育園や小学校の体験ツアーを実施しました。
24日はこの他に伊那小学校を訪れ総合学習の様子を見学しました。
参加者は学校の敷地でヤギを育てている子ども達の様子を見学しました。
伊那市によりますと、市が把握しているだけで毎年40家族が伊那に移住しているという事です。
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西箕輪が里山整備利用地域に
伊那市西箕輪を含む上伊那地域の4地域が、今年度から始まった第3期長野県森林づくり県民税の「里山整備利用地域」に県内で初めて認定されました。
第3期の森林税を活用した「里山整備利用地域」に認定された伊那市西箕輪は、地域住民39人でつくる西箕輪薪の会が主体となり間伐材を薪として利用する取り組みを行っています。
西箕輪公民館に設置されているストーブ用の薪の供給を行っていて、認定を受ける事で、薪の生産のほか里山観光や教育などを目的とする森林整備に対して、申請すると森林税を活用した補助金を受ける事ができます。
認定の対象地域は西箕輪地区全域の森林で面積は1,217haです。
上伊那では、このほか、南箕輪村の大泉所山など西箕輪を含め4か所が認定されました。
第3期の長野県森林づくり県民税では、補助対象を間伐以外の活動にも広げ、認定に必要な対象面積を30haから5haに引き下げるなど住民による里山の活用と整備の推進を図っています。
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500円そばパーティー
伊那市西春近の住民有志でつくる「城そば打ち倶楽部」は、500円でそばを楽しむそばパーティーを18日、地域の会所「なごみ館」で初めて開きました。
この日は、地域住民などおよそ50人余りが会場を訪れ打ちたてのそばを味わっていました。
地元産のそば粉10キロを使い、およそ100食分を用意しました。
台所ではメンバーがそばを茹で出来立てをテーブルへと運んでいました。
訪れた人は「お店に負けない味だ」「知っている人が打つと、美味しさも増すようだ」など話していました。
城そば打ち倶楽部は、集落内の会所「なごみ館」の利用を増やし、地域の繋がりを作っていこうと3年前に発足しました。
これまでは、収穫祭など地区の行事でそばを振る舞っていましたが、メンバーの腕前を見てもらおうと、この日は初めて倶楽部主催のイベントを開催しました。
倶楽部では毎月第3土曜日に、なごみ館で講習会を開いています。 -
伊那産シードル26日解禁
伊那市内の飲食店店主らで作る「アスタルシードルクラブ」は、上伊那産のリンゴで作った2017年産のシードルの販売を26日からはじめます。
13日は伊那市の酒文化いたやでメンバーがボトルにラベルをかけるなど出荷作業を行いました。
出荷するのは、24品種のリンゴをブレンドしたものとりんごの「ふじ」だけを使ったものの2種類です。
作業がひと段落するとそれぞれ1本づつ開け出来を確めていました。
アスタルシードルクラブは、地元のりんご農家の支援に繋げようと4年前に発足しシードル作りに取り組んでいます。
ブレンドするリンゴは年々品種を増やしていて、2017年産は前の年より4種類多い24品種を使いました。
香りが華やかでコクのある味わいに仕上がったという事です。
今年は、およそ2000本の出荷を予定していて、26日から上伊那を中心に伊那谷の33の飲食店で提供され、伊那市の「酒文化いたや」では24ブレンドが1944円、シングルのふじが1728円で販売されます。
アスタルでは、解禁日の26日午後4時からシードルと料理を楽しむイベント「シードルヌーヴォー」を伊那市のセントラルパークで開催する予定です。 -
保育園年長園児作品展
伊那市内の年長園児の作品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館市民ギャラリーで開かれています。
展示しているのは、美篶保育園と新山保育園の年長園児が描いた作品あわせて50点です。
信州高遠美術館では、地域にある美術館に足を運んでもらおうと市内の保育園持ち回りで去年から作品展を開いています。
美篶保育園の園児は、先月19日に伊那市長谷で川遊びをした思い出を描きました。
タイヤチューブを使って遊んだ様子などが描かれています。
新山保育園の園児は、水玉をテーマに描きました。
色画用紙2枚を使い、水彩絵の具で自由に水玉模様を描いたということです。
年長園児作品展は、来月2日まで、信州高遠美術館市民ギャラリーで開かれています。
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グラスアート展 8月28日まで
誰でも簡単にできるステンドグラス風の作品「グラスアート」の作品展が、南箕輪村のコーヒー&ギャラリー「なごみの樹」で開かれています。
駒ヶ根市在住で、伊那市でグラスアート教室を開いている下島育子さんとその生徒の作品、およそ20点が並んでいます。
グラスアートは、カラーフィルムとリード線を貼り合わせて作るため誰でも簡単にステンドグラス風の作品を作ることができます。
展示は8月28日まで、南箕輪村のなごみの樹で開かれています。 -
歩撮スタラリー 9月29日開催
伊那市東春近田原地区全体をフィールドに、自然や歴史・文化などのチェックポイントで写真を撮りながら地区内を巡る「歩撮スタラリー(ほとすたらりー)」が9月29日に開催されます。
20日は田原公民館で、イベントを企画した伊那商工会議所青年部のメンバーが記者会見を開き概要を説明しました。
3時間の制限の中、3人ほどのチームで地区内に設けられたチェックポイントを探し、その場所の写真を撮って帰ります。
ポイントごとに点数が決められていて、その点数の合計で順位を競います。
上位入賞者には地元産の米やりんごジュース・シードルなどが贈られます。
どろんこサッカーや野菜作り体験など、これまで田原でイベントを開いてきた青年部が、豊かな自然や歴史・文化を感じてもらおうと企画しました。
伊那商工会議所青年部商工業委員会の川口宗一委員長は「田原の自然や文化を肌で感じてもらい、地元にこんなところがあったんだ、ということを子どもから大人まで多くの人に感じてもらいたい」と話していました。
酒井実区長は「イベントを通じて田舎の良さを知ってもらい、希望としては移住してくれる人が出てくれればうれしいです」と話していました。
歩撮スタラリーは来月29日に行われる予定で、事前の申し込みが必要です。申し込みの締め切りは来月14日までとなっています。
詳しくは伊那商工会議所青年部 電話0265-72-7000 までお問い合わせください。 -
夏休み終わり2学期スタート
伊那市の富県小学校では夏休みが終わり、21日から2学期がスタートしました。
5年生のクラスでは、夏休み中の思い出を発表していました。
富県小学校の夏休みは、先月26日から20日までの26日間でした。
全校集会では学年ごと代表児童が2学期の目標を発表しました。
6年生の池田海斗くんは「2学期は運動会があるので、観客の人たちが感動する運動会にしたい」と話していました。
また、伊那ビデオクラブの吉澤豊さんが制作した富県小の校歌のビデオが初めて子ども達に披露され、映像に合わせて校歌を歌いました。
青木裕美恵(ゆみえ)校長は「2学期は勇気を持ってチャレンジすること、友達同士名前で呼び合って、仲の良い学校を目指しましょう」と呼びかけていました。
富県小学校の2学期の登校日は12月26日までの86日間となっています。 -
りんご農家 伊藤さん講演
新規就農者などを対象にしたセミナーが21日、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、高遠町や箕輪町などでりんごを栽培している信州のりんご与古美代表の伊藤剛史さんが講演しました。
伊藤さんは、高遠町で果樹農家の長男として生まれ、大学卒業後は会計事務所で働き、5年前に新規就農しました。
幼い頃から祖父と父が果樹農家として働く姿を見て育ち、りんごを育てたいと思うようになったということです。
結婚を機に南箕輪村に移住し、現在は高遠町・箕輪町・南箕輪村の3か所でりんごを栽培しています。
毎年3,000本の苗を作って土地を探し植えていることや、今後の目標を話しました。
セミナーは、持続可能な地域営農体制の構築と発展を実現させようと、新規就農者や認定農業者などを対象にJA上伊那が開いたもので、およそ130人が出席しました。 -
新型のタクシー車両導入
伊那市坂下に本社がある伊那タクシー株式会社は、LPガスとガソリンのハイブリッド新型タクシー車両を導入しました。
こちらが、今回導入された新型のタクシー車両です。
ツーボックスタイプの5人乗りで、後部はスライドドアになっています。
車内は広く、衝突回避自動ブレーキや誤発進回避装置などの安全装備が充実しています。
車いす利用者は、車いすに乗ったまま乗車することができます。
自動車メーカーTOYOTAがタクシー専用に新たに開発した車両で、上伊那では初めての導入となります。
伊那タクシーでは、新型車両を年内にあと2台追加する予定で、現在ある1台は22日から運転を行うということです。
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ブロック塀撤去に補助 9月中旬から
ブロック塀の撤去にかかる費用の補助を検討している伊那市は、制度の運用を早ければ9月中旬から始めます。
20日は、市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が概要について説明しました。
塀の撤去にかかる費用のうち、2分の1を補助するもので、10万円を上限としています。
財源については、9月議会に補正予算案として300万円を計上します。
市では、撤去にかかる費用は概算で1メートル1万円から1万6千円とみていて、600メートル分ほどを想定しているということです。
9月議会で補正予算案が承認され次第制度の運用を開始するとしています。
他に、9月議会では、高遠町総合支所の機能を高遠町保健センターに移すための条例改正案を提出します。
保健センターは現在改修工事中で、11月26日から業務を開始します。
また、会見で白鳥市長は市の昨年度の財政指標について、将来払わなければならない負債の比率を示す将来負担比率が去年に続き数値なしとなるなど「改善がさらに進んだ」と話しました。
会計別決算額については、一般会計で11億円の黒字となった他、6つの特別会計全てで黒字、または過不足なしだということです。 -
豪雨災害被災地へボランティア募集
上伊那8市町村の社会福祉協議会は、平成30年7月豪雨で浸水などの被害を受けた家屋の片付けを手伝うボランティアを募集しています。
活動先は、広島県三原市です。
マイクロバス2台で26日の夜に伊那市を出発し、27日に片付けを手伝い、28日に戻る日程です。
7月豪雨により、三原市は死者8人、住宅の全壊・半壊・一部損壊146件、床上・床下浸水2,616件の被害が発生しています。
現在も、泥出しや壊れた家具の搬出が終わっていない家もあるということで、現地ではそれらの作業を手伝います。
宿泊費や保険料などで8,500円の負担が必要です。
年齢は不問で定員は20人、募集締め切りは22日水曜日となっています。
申し込み方法など詳しくは、各市町村の社会福祉協議会にお問い合わせください。 -
邦楽子どものつどい
伊那三曲協会による邦楽子どものつどいが伊那市のいなっせで19日、開かれ子どもたちが日ごろの練習の成果を発表しました。
上伊那で箏などを習っている小学4年生から高校3年生まで11人が演奏しました。
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切り絵作家・浦野さん作品展
伊那市在住で元小学校教諭の浦野栄一さんの切り絵展「ふるさとの笑顔」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、子ども達の笑顔をテーマにした作品40点程が展示されています。
浦野さんは、辰野西小学校の校長や伊那小学校の教頭を勤め今年3月に定年退職しました。
切り絵は教員になりたての頃に授業で必要となり、独学で始めたという事です。
作品作りでは、直線や曲線が綺麗に出せるよう心がけ、題材は学校や地域での子ども達の様子をテーマにしています。
浦野さんは「見た人が子ど達の頑張っている姿を感じてもらい子供だった頃を思い出すきっかけにしてもらたい。」と話していました。
浦野栄一さんの切り絵展「ふるさとの笑顔」は26日までです -
パッチワークキルト展19日から
南箕輪村北殿の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が、あすから伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
作品を展示しているのは、パッチワーク歴38年の伊東栄子さんです。
会場にはタペストリーや小物など100点が展示されています。
伊東さんは「布の配色を楽しんでほしい」と話していました。
パッチワークキルト展は、19日から26日まで、伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
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伊那市議会と市民の意見交換会
伊那市議会が政策提言につなげるため市民の意見をきく意見交換会が17日、高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
意見交換会には、市議会の全議員21人と、高遠町と長谷を中心に31人の住民が参加し、3つの分科会で意見を交わしました。
「伊那市の公共交通を考える」がテーマの分科会では、路線バスと買い物弱者などについて意見を交わしました。
市民からは「中山間地では月に1回程度、買い物便として、スーパーなどへ行くバスがあるとよいのではないか」「高遠や長谷から伊那市街地へ行くには往復で千円以上かかる。市内一律の料金で乗車できるよう研究を進めてほしい」などの意見が出ていました。
意見交換会は、伊那市議会が、市民に開かれた議会を目指し開いているもので、今年で4年目です。
議会ではこの日出た意見を元に、伊那市へ政策提言していくとしています。
意見交換会は今後、20日に伊那公民館で、22日に伊那市防災コミュニティセンターで開かれます。
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老松場古墳群で発掘体験
関西大学と伊那市教育委員会が調査を進めている伊那市東春近の老松場古墳群で、子どもを対象にした発掘体験が18日行われました。
伊那市内の小学生21人が参加し、関西大学文学部考古学研究室の学生や教授らと発掘調査を体験しました。
幅1m、長さ4m50センチの区画の中をスコップで堀りました。
関西大学と市教委では去年から3年計画で老松場古墳群の調査を行っていて、1号墳は南信最古の前方後円墳の可能性があることがわかりました。
今年は6日から古墳の規模や形の調査をしていて、1号墳では古墳の表面に石を敷き詰める「葺石」の装飾が施されていることがわかりました。
子どもたちはその葺石を発掘していました。
伊那市教育委員会では、体験を通して子どもたちに地域の歴史に興味をもってほしいとしています。
今年度の現地調査は9月6日まで行われるということです。
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手良で早くも稲刈り始まる
18日の伊那地域の最高気温は午後5時現在28.7度の夏日で、一時の猛暑はおちつきましたがまだまだ暑い日が続いています。
そんな中、伊那市手良の田んぼでは早くも稲刈りが始まりました。
稲刈りが行われているのは、伊那市手良の田んぼです。
コンバインに乗っているのは株式会社中坪ノーサンの登内美穂社長です。
刈っているのは、味が良くコシヒカリより倒れづらいという早生種の「五百川」です。
作業の分散化を図るため今年から試験的に導入しました。
中坪ノーサンでは手良の30ヘクタールの田んぼで米を栽培していて、毎年ほかの農家より早く稲刈りを始めます。
JA上伊那によりますと、猛暑と少雨の影響で今年の米の出穂日は例年より5日ほど早かったということです。
中坪ノーサンでは、今月末からコシヒカリの稲刈りを始める予定で、10月末までにおよそ30ヘクタールを刈るということです。
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第2回いなっせ演劇フェス
上伊那のアマチュア劇団が出演する「第2回いなっせ演劇フェス」が11日と12日の2日間、伊那市のいなっせで行われました。
今年はホールのほかに2階の展示ギャラリーなども公演会場になりました。
小劇場のような雰囲気の中で間近に芝居を楽しむ事ができます。
上伊那で活動している劇団を中心に6団体が2日間で10公演を行いました。
このうち、伊那市や駒ヶ根市を中心とした団員でつくる「咲花座(さきはなざ)」は、明治150年を記念したオリジナル作品「明日
を記す」を上演しました。
江戸末期、高遠藩が設立した藩校、進徳館を舞台に当時の教育の必要性を訴えた人たちの奮闘を表現しました。
実行委員会では「普段演劇を見ない人にも気軽に足を運んでもらい地域内の文化の振興に繋がればうれしい」と話していました。
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ダイヤモンドフェスin上伊那
子ども達に野球やソフトボールの楽しさを知ってもらい競技人口の拡大につなげようと「ダイヤモンドスポーツフェスティバルin上伊那」が、11日に伊那市で初めて行われました。
伊那スタジアムを会場に小学生や保育園児を対象にした7つの「野球あそび」が用意されました。
上伊那の12の中学校の野球部員がスタッフとして参加し、子ども達をサポートします。
ダイヤモンドスポーツフェスティバルは、地元高校の甲子園出場を目指す上伊那から甲子園の会や中学校野球部顧問、少年野球チームの指導者などが実行委員会をつくり初めて行ったものです。
会場では、キャッチボールのほか、基礎体力を養う遊び、ソフトボール体験などが行われました。
7つの野球あそび全てを回ると参加賞がもらえる事になっていて、子どもたちは楽しみながら野球に親しんでいました。
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ボランティア 受け入れ訓練
伊那市で災害が発生した際、全国から訪れるボランティアを取りまとめる「災害ボランティアセンター」の受け入れ訓練が12日、伊那市の西箕輪公民館で行われました。
この日は市社協や市の職員、地域住民などおよそ50人が参加しました。
災害ボランティアセンターは、全国から訪れたボランティアと、被災地のニーズとを結びつけ、適した場所に適度な人数のボランティアを派遣するための場所です。
スタッフは、センターを訪れたボランティアの手続きをした後、注意点や活動内容を説明します。
社協、行政、住民が合同で訓練を行うのは今回が初めてです。
伊那市社協の矢澤秀樹さんは「訓練を通じて、社協、行政、住民が協力してやっていける体制をつくっていきたい」と話していました。
センター設置の第1候補は社協のある福祉まちづくりセンターですが、施設の耐震化などが整っていないことから、今回、第2候補の西箕輪公民館で訓練が行われました。 -
みはらしいちごのお酒 発売
みはらしいちごを使った100%地元産のスパークリングワインが完成し、12日から販売が始まりました。
完成したスパークリングワインはみはらしいちご生産組合の「紅ほっぺ」を使い、伊那市横山のカモシカシードル醸造所が仕上げたものです。
アルコール度数は5%で、1本750ミリリットル入り3,240円です。
2月に30本限定で試験的に販売したところ反響が大きかったことから、アルコール度数を増やし、より本格的なものにして今回発売しました。
カモシカシードル醸造所の入倉浩平さんは「みはらしの素晴らしいいちごを使って本格的なスパークリングワインが完成した。食前、食後に楽しんでもらいたい」と話していました。
南箕輪村の酒のなかきやでは、200本の予約販売を受け付けたところ、販売開始前に完売となり、この日は予約をした人が受け取りに訪れていました。
製造を持ちかけた、なかきやの城倉和彦さんは「全国的にもいちごのスパークリングワインは少ない。数を増やしながら地元をアピールしていきたい」と話していました。
このスパークリングワインは市内の酒販店でも購入することができるということです。 -
商店街で盆踊りイベント
途絶えかけている盆踊りを復活させ街のにぎわいにつなげようと、伊那市の中心商店街で盆踊りイベントが、15日に行われました。
イベントは、歌舞劇団田楽座や伊那節保存会などでつくる、いなまち盆踊り実行委員会が行ったもので、去年に続いて2年目です。
伊那節保存会と田楽座の演奏で、集まった50人ほどが伊那節や伊那の盆唄などを踊りました。
実行委員会では「去年より踊りの輪が大きくなり、楽しかったという声が多かった。来年以降も続けていけるよう活動していきたい」と話していました。
またこの日は、荒井のセントラルパークで伊那ローメン夏まつりが行われ、ローメンが1杯500円で提供されました。
この日通り町ではナイトマーケットも行われ、歩行者天国となった伊那まちは多くの人で賑わいました。 -
お盆の帰省に合わせて成人式
お盆の帰省に合わせて、伊那市と箕輪町の成人式が、14日と15日に行われました。
伊那市では、高遠・長谷地区を除く伊那地区8会場で成人式が行われました。
このうち、いなっせでは、竜西地区152人を対象に行われ100人が出席しました。
白鳥孝市長はビデオメッセージで「伊那から様々な変化を生み出すことができるのがこれからの時代です。それを実践するのが皆さんだと信じています」と呼び掛けていました。
この後、中学校時代の担任2人がステージに上がり「これから様々な可能性があるみんなには、やりたいことに挑戦してほしい」「今ある当たり前のことが当たり前でないことに気づいて、一生懸命にやっていってほしい」と、新成人にエールを送りました。
新成人を代表して、小坂悠介さんが挨拶をしました。
伊那地区では今年、男性378人、女性364人の合わせて742人が成人を迎えました。 -
洞泉寺境内のサルスベリ見ごろ
伊那市美篶の洞泉寺境内にあるサルスベリが見ごろを迎えています。
洞泉寺境内には赤と紫の2本のサルスベリが植えられています。
別名百日紅(ひゃくじつこう)と呼ばれ初夏から秋までの長い間花を咲かせます。