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小黒川流域で目撃情報8件
伊那市西町の城南町へ登る坂で15日クマの目撃情報がありました。 近くを流れる小黒川流域では今月に入り目撃情報が8件入っていて県などは注意を呼びかけています。 目撃された熊は体長1メートルほどで城南町へ登る坂の道路上にいたということです。 午前8時25分頃、通勤のため車でこの坂を通りがかった伊那市平沢の建石由紀さんが熊を見つけ通報しました。 その後建石さんは叔父で城南町に住む建石繁明さんに連絡しました。 動物の生態に詳しい元信州大学農学部教授の建石さんがカメラを手にかけつけると熊は坂の横の木が生い茂る斜面にいたということです。 上伊那地域振興局によりますと今年は5月末までに上伊那全体で6件、また今月に入り今日までに小黒川流域で8件の目撃情報が入っているということです。 県では小黒川流域でこれまでに目撃された熊は同じものの可能性もあり住宅地まで入り込んでいるとして注意を呼びかけています。
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南ア林道バス 全線開通
夏山シーズンの到来です。 伊那市長谷の南アルプス林道バスの北沢峠までの全線運行が15日から始まりました。 伊那市長谷の仙流荘前です。始発の午前8時5分発のバスには22人が乗車しました。 南アルプス林道バスの運行は、4月25日から標高1,680メートルの歌宿まで開通していて、15日全線が開通となりました。 バスは55分かけて、標高2,032メートルの北沢峠に到着しました。 南アルプスは新緑の季節ですが、林道沿いにはまだ雪が残っています。 しかし、高山植物は見ごろを迎えています。 幕岩の向かいのがけには、ピンク色が鮮やかなタカネバラが咲いていました。 白岩には、ムシトリスミレ。かわいらしい姿をしていますが、葉の粘着力で虫を捕まえる食中植物です。 バラとスミレはあと2週間ほど楽しめます。 海を渡るチョウ「アサギマダラ」は恋の季節を迎えています。 春から夏にかけて、産卵・繁殖するため、秋口まではその姿を目にすることができるということです。 南アルプス林道バスの運行は、11月15日までを予定しています。昨シーズンは、49,387人が利用しました。 なお、仙流荘から北沢峠までの運賃は、片道1,100円となっています。
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信州伊那高遠の四季展 休止に
旧高遠町時代の2000年から、3年に一度全国公募で行われてきた、信州伊那高遠の四季展が、休止となることがわかりました。 休止となることがきまり、伊那市の信州高遠美術館では、第1回から6回までの回顧展が開かれています。 会場には、歴代の入賞作品が展示されています。 高遠の四季展は、高遠の自然や風景を題材とした3年に1度の公募展です。 高遠を知ってもらい多くの人たちに町を訪れてほしいと2000年から始まりました。 第1回は、平山郁夫さんが審査長を務めるなど著名な画家が審査員を務め、全国各地から作品の応募がありました。 これまで、のべ2,441人から、3,229点が寄せられています。 伊那市教育委員会では、2015年までの6回の開催で、高遠の名を周知でき一定の成果を得られたことや、市民全体の関心が高まらないこと、協賛金を得ることが難しい状態になったことなどから、来年の休止を決めました。 今後は若手作家の育成や東京芸術大学との連携事業などにシフトしたいとしています。 四季展の発起人で、一水会常任委員・日展会友の画家・竹内徹さんは、休止の知らせに「非常に残念」と話しています。 事務局を務める信州高遠美術館には、すでに何件かの休止に対する問い合わせが来ているということです。
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屋内野球練習場 新組織で検討へ
伊那市の白鳥孝市長は伊那スタジアム近くに建設を計画していた屋内野球練習場について計画を凍結し新たに立ち上げる検討組織で規模や場所などを決めていくとの方針を示しました。 15日開かれた伊那市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 市によりますと屋内野球練習場は伊那スタジアム近くの松林を伐採し建設する計画でした。 練習場は縦25メートル横15メートルのテント形式の建物で事業費は1,600万円となっています。 この計画についてスポーツ関係者から意見を聞いたところ「狭くて練習にならない」などの意見が出されたことから市は事業を一旦凍結することにしました。 今後については新たに検討組織を立ち上げ規模や建設場所を決めていくということです。 伊那市では10年後の長野国体ではソフトボールの会場となることも視野にいれ、時間をかけていいものをつくりたいとしています。
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西春近北小学校と東部中学校 遠隔授業で地質学ぶ
学校近くから採取した火山灰に興味を持ち地質について学習している伊那市の西春近北小学校の児童は、同じく地質について学習している東部中学校の生徒に教えてもらおうと、インターネットのテレビ会議システムを使った遠隔合同授業を14日に行いました。 西春近北小学校の理科室に5年さくら組の児童31人が集まりました。 東部中学校の教室とインターネットのテレビ会議システムを使って遠隔合同授業が行われました。 5年さくら組では、学校近くの沢から採取した火山灰を顕微鏡で観察したところ、東部中学校でみつかった火山灰と良く似ている事がわかりました。 10万年前の御嶽山の噴火で出た「PM1(ピーエムワン)」と呼ばれる火山灰の種類とみられる事から、東部中学校で確認されている「PM1」と同じものか見てもらう事にしました。
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山室写真倶楽部が定例作品展
伊那市と南箕輪村の写真愛好家でつくる山室写真倶楽部の定例作品展が14日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。 会場には、倶楽部員5人の作品55点が展示されています。 山室写真倶楽部は、40代から70代までの男女5人が所属しています。毎月1回例会を開いているほか撮影旅行なども行っています。 作品展は年に2回伊那図書館を会場に開いていて、かんてんぱぱホールでは2年に1度開いています。 出展作品にテーマは設けていませんが、国内外で撮影した風景を中心に人物や植物などが題材となっています。 代表の松村哲也さんは「四季折々の自然の風景を楽しんでほしい」と話していました。 山室写真倶楽部の定例作品展は20日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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CATV杯 勝敗は意外な形で決着
伊那ナイターソフトボール連盟の伊那ケーブルテレビ杯春季トーナメント大会の決勝戦が伊那市営野球場で13日に行われ、勝敗は意外な形で決着がつきました。 今年の春季トーナメント大会決勝戦は、2年振りに決勝戦に駒を進めたGTエボリューションと、初めて決勝に進んだGetsの顔合わせとなりました。 1回ウラGetsは、先頭の臼井さんの3ベースヒットでチャンスをつくると、続く飯塚さんの内野ゴロの間に1点を先制します。 しかし同点に追いついたGTエボリューションは3回表、ランナー一人を置いて4番の池上さんのランニングホームランで2点を返し3対1とします。 追い上げるGetsは、4対3で迎えた最終回ノーアウト3塁2塁の逆転のチャンスをつくります。 内野ゴロの間に同点に追いつきますが、後続が倒れて逆転とならず4対4の引き分けで時間により終了となりました。 最後は選手9人によるくじ引きで勝敗を決めました。 結果、GTエボリューションが、6年ぶりの優勝を果たしました。 伊那ケーブルテレビ杯決勝戦の模様は、19日の午後8時から122chで再放送します。
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伊那市横山の山荘ミルク バラが咲き始め
伊那市横山の山荘ミルクのバラが咲き始めています。 5千坪の敷地に450種類のバラが植えられています。 標高1,000メートルにあり、ここ数日の天候の良さで蕾が次々と開き始めたという事です。 水の管理や虫の駆除など手入れに手間暇がかかりますが、ここ2年ほどは剪定を丁寧に行った事で花つきが良くなったという事です。 一番の見頃は19日頃から1週間ほどだという事で、これから咲き始める400株のギボウシも一緒に楽しめそうだという事です。
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伊那市福祉まちづくりセンター 建て替えへ
伊那市山寺の、伊那市社会福祉協議会が入っている「福祉まちづくりセンター」が、現在の場所に新しく建て替えられることがわかりました。 13日に開かれた市議会一般質問で、議員の質問に対し白鳥孝市長が答えたものです。 福祉まちづくりセンターは、昭和39年に建てられた「旧伊那中央総合病院」の外来診療棟を改修して、平成17年から活用されています。 鉄筋コンクリート造り3階建てで、延床面積は3千300平方メートルです。 建築から50年以上が経過し、耐震性に問題があることから、伊那市や社協の職員でつくるプロジェクトチームが、「耐震改修」と「建て替え」の両面から検討を進めてきました。 検討の結果、「旧中央病院時代に5回の増改築を行っていることから、耐震改修には新築と同額程度の費用がかかる」として、現在の場所に新しく建て替えられることでまとまりました。 白鳥市長は「まだ建て替えの方が良いという検討結果がまとまった程度。細かい部分についてはこれから検討を進めていきたい」と話していました。 伊那市では「できる限り早い対応をしていきたい」として、来年度予算に設計費を盛り込めるよう準備を進めていきたいとしています。
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農産物直売所たかずや さつきの展示
伊那市富県の橋爪謙司さんと橋爪さんの同級生の男性が育てたさつきの展示会が、農産物直売所たかずやで開かれています。 会場には、橋爪さんらが育てたさつき50鉢ほどが並んでいます。 橋爪さんは、さつきを育てるようになって30年以上というベテランです。 父から引き継いだ50年以上になるさつきも育てています。 展示は17日までで、17日にはさつき展に合わせて、農産物直売所たかずやで、蕎麦を1,000食振る舞うイベントも行われます。
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なんじゃもんじゃ写真展 唐沢さんの追悼コーナー
写真愛好家の作品が並ぶ「なんじゃもんじゃ写真展」で、去年12月に亡くなった唐沢悊さんの追悼作品コーナーが設けられています。 写真展は16回目で、今回は、1回目から携わってきて去年12月に亡くなった唐沢悊さんの追悼コーナーが設けられました。 唐沢さんは、勤めていた店の名前から「アンクルさん」と呼ばれ、仲間から親しまれてきたということです。 事務局の向山世男さんは「唐沢さんの作品を見て涙ぐんでしまうこともある。人情深く親しみやすい人柄で、写真のことをたくさん教えてもらった」と話していました。 写真展では、伊那市境のカメラのキタハラに通う50人が撮影した50点が並んでいます。 身近な被写体を使って見た人が不思議に感じるような作品を展示しています。 第16回なんじゃもんじゃ写真展は、18日(日)まで、伊那図書館で開かれています。
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上の原保育園 ヨモギだんご作り
伊那市の上の原保育園で8日、園児が摘んできたヨモギを使ってヨモギだんごを作りました。 この日は、年長園児39人が、4月と5月に保育園の近くで摘んだヨモギを使ってだんごを作りました。 地域住民でつくる「上の原保育園を育てる会」の会員9人も訪れ、園児と一緒に作りました。 ヨモギをつぶして、白玉粉と水に混ぜて丸め、茹でたら完成です。 出来上がると園児は早速味わっていました。 上の原保育園では、園児と地域住民との交流を年間を通して行っていて、次回は育てたじゃがいもを使ってカレーパーティーを開く予定です。
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伊那部宿に熱く集う日
伊那市西町の旧井澤家住宅を会場に、伝統芸能やヒップホップなどが披露される、伊那部宿に熱く集う日が11日に行われました。 伊那部宿に熱く集う日は、毎年この時期に行われていて今年で5回目です。 会場となった伊那市の有形文化財に指定されている旧井澤家住宅には多くの人が訪れていました。 伝統芸能や、ダンス、カラオケなどが行われました。このうちダンスはスタジオビーチハウスが披露しました。 ステージは、以前厩として使われていたスペースを特設ステージにしています。 ジャスダンスやヒップホップなどを子どもたちが踊り、会場からは拍手が送られていました。 主催した伊那部宿を考える会では、「この建物は様々な活用ができることを知ってもらい、多くの人に親しんでもらいたい」と話していました。
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イーナ・ムービーズ 今年度の撮影始まる
伊那市が制作するプロモーション映像「イーナ・ムービーズ」の今年度の撮影が、12日から始まりました。 伊那市の芸術文化大使でイーナ・ムービーズの監督を務める柘植伊佐夫さんと撮影スタッフが12日、伊那市富県新山の山林で間伐の様子を撮影しました。 今年度は「森の声」をテーマに、市が進める「ソーシャルフォレストリー都市」「自然エネルギーのまち」をPRします。 イーナ・ムービーズは、四季折々の魅力を詰め込んだプロモーション映像で、平成27年4月から制作が始まりました。 初年度は「四季編」を制作し、無料動画投稿サイトでは25万回再生されました。 昨年度は、信州そば発祥の地をPRする「そばの旅人」を制作し、48万2,000回再生されています。 無料動画投稿サイトの他に、首都圏の列車内や中京圏のテレビコマーシャルでも放映されていて、映像をみた人が市内に移住するなどの成果がでているということです。 今年度は、山菜採りや子どもの林業体験、ペレット・薪づくりなどを撮影し、森と人間との関わりを表現します。 完成は10月中旬を予定していて、15秒から30秒のショートバージョンと、3分ほどのロングバージョンを制作します。
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伊那市公共交通利用者減
伊那市内を運行する循環バスやデマンドタクシーの平成28年度の利用者数は、およそ9万4900人で、平成27年度を2700人下回りました。 12日、伊那市役所で開かれた伊那市地域公共交通会議と公共交通協議会の合同会議で報告されました。 市内を運行する循環バスとデマンドタクシーは13路線あります。 平成28年度全体の利用者数は、およそ9万4900人で前の年度を2700人下回りました。 利用者の減少について、伊那市では、「高齢者の利用減少や自家用車での送迎による小中学生の減少が影響している」と分析しています。 減少傾向にある中で、新山地区を通る新山・桜井・貝沼線の利用者は前の年度より270人増の1082人となっています。 新山地区では、地域住民でつくる路線を守り育てる会が平成27年度に発足し利用促進につなげようと地元の環境資源をいかしたバスツアーの取り組みを行っています。 新山地区の他に、3つの路線で育てる会があり、今年度も引き続き他地区でも発足支援を行うことが会議で確認されました。 今年度は、西春近地区と高遠町藤澤地区で会が発足する予定です。 また昨年度行った、無料で市内の全てのバスに乗車出来る乗り放題デーを今年度は、3日多い6日実施する計画です。
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高遠小学校コミュニティースクールが発足
伊那市高遠町の高遠小学校は、地域住民や保護者、児童が一体となって学校づくりを進めるコミュニティースクールの取り組みを7日に始めました。 全校児童と、ボランティアで関わっている地域住民が集まり体育館で発足会が開かれました。 県が進める信州型コミュニティースクールの取り組みで、高遠小学校でも行う事になりました。 ボランティアを代表して、お囃子クラブで高遠囃子を指導している北條良三さんは「学校、地域と連携をとりながら子どもの健やかな成長のためつとめていきたい」と話していました。 副児童会長の丸山和真君は「クラブで教えてもらって将棋が好きになりました。多くの皆さんにお世話になっている事に感謝しています」と挨拶しました。 高遠小学校ではこれまでもクラブ活動の講師や登下校の見守り、読み聞かせなどのボランティアで地域住民が関わっています。 今後は、地域住民、保護者、学校が高遠小コミュニティースクールという組織をつくり一体となって学校づくりを進めていくという事です。
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榛原花の会 県道にマリーゴールドなどを植えつけ
伊那市東春近榛原の住民でつくる「榛原花の会」11日、マリーゴールドとサルビアの苗を植えました。 この日は、榛原花の会の会員およそ40人が作業を行いました。 会では、県道18号の脇に毎年花を植えています。 5月から1か月かけて定植したマリーゴールドと、サルビアの苗およそ3,000本を植えました。 サルビアは、咲き終わっても花切りをするとまた新しい花が咲くということで、今年初めて植えました。 榛原花の会代表の伊藤忠朗さんは「今年も多くの人に和んでもらえるよう手入れをしっかりと行っていきたい」と話していました。 花は7月に咲き、11月まで楽しめるということです。
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バラが咲く中 フラメンコショー
バラ祭りが行われている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで11日、フラメンコショーが行われました。 フラメンコを披露したのは、伊那市高遠町のフラメンコ愛好家でつくるグループ「ラス デュエンデス」です。 青空の下、訪れた人たちは色とりどりのバラとフラメンコの共演を楽しんでいました。
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狐島区 1,000年に1度の水害から生命を守る訓練
天竜川左岸に位置する伊那市の狐島区は、1,000年に1度の水害の危険から生命を守るための訓練を、11日に行いました。 防災無線で水害による避難指示が発令されると、区民の避難が始まりました。 平屋のアパートに住む山浦博昭さん家族4人は、近所の家の2階に避難しました。 所変わってこちらは、区長の北澤健さん宅です。 高齢の母、千里さんを背負って2階へ避難します。 近所の人も駆けつけ、避難を手伝います。 その後、狐島第一公民館に水害対策本部が設置され、区の役員が集まり被害状況を収集し、現状を確認しました。 天竜川左岸に位置する狐島区は、去年国が公表した天竜川の氾濫区域の見直しで「1,000年に1度の規模で豪雨に見舞われた場合、最大で4メートルの浸水被害を受ける」と予想されています。 今回の訓練は、建物の上階に逃げる「垂直避難」に重点を置いて行われました。 区では、訓練の参加状況を把握するため全戸にアンケートを実施し、今後の課題などを検討するとしています。
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水神町で炊き出し訓練
伊那市山寺の水神町で地震を想定した防災訓練が11日に行われ、炊き出しの実演を中心に防災への理解を深めました。 指導したのは、松本市でレストランを営む浅田 修吉さんです。 浅田さんは、阪神淡路大震災や東日本大震災・熊本地震などに出向いて炊き出しのボランティアを行っています。 この調理法は、1人前の具材をビニールに入れ、お湯の沸いた大なべで火を通すものです。 非常時に大変貴重になる水を節約できるほか、食器が必要ないなどのメリットがあります。 11日は、チーズリゾット、オムレツ、サバの味噌煮など5品を作りました。 完成すると参加者が早速味わっていました。 水神町では、防災マップや安否確認のリストを作成するなど防災に力を入れています。 水神町自主防災会では、様々な企画を通して住民の防災への意識を高めていきたいとしています。
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かやぶき倶楽部が合唱セミナー
伊那市富県の住民でつくるかやぶき倶楽部はプロの指揮者を招いた合唱セミナーを10日、東春近小学校で開きました。 セミナーでは、セイジ・オザワ松本フェスティバルのオペラ出演の子どもやコーラスを指導している指揮者の佐原玲子さんを講師に招きました。 指導を受けたのは、東春近小学校合唱クラブの児童や地域住民などおよそ100人です。 かやぶき倶楽部は、地域住民に音楽に親しんでもらおうと年間を通してコンサートなどを開いています。 今回、音楽を通じて世代を超えて交流しようとセミナーを企画しました。 佐原さんは、「日本語は母音が下がる言葉ですが、歌の時は音を上げるように意識して歌いましょう」などと指導していました。 なお、このイベントは長野県の地域発元気づくり支援金を活用して行われました。
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下小沢あかりの会 五平餅など味わう
伊那市小沢の高齢者でつくる「下小沢あかりの会」は6日、手作りの五平餅と持ち寄った野菜を味わう会を、小沢地域交流センターで開きました。 この日は、会員20人が集まり、午前中2時間ほどかけて五平餅などを作りました。 下小沢あかりの会は、地区の高齢者が集まり交流を深めようと10年程前に発足しました。 春と秋の年2回、地元の食材を使った料理を味わう交流会を開いています。 五平餅のタレに使っている味噌・山椒・クルミは会員が作ったものです。 唐澤寿男会長は「昔は田植えが終わると各家庭で五平餅を食べていました。こうして大人数で集まって会話をする機会をこれからも大切にしていきたい」と話していました。
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耕作放棄地に今年も羊を放牧
伊那市高遠町の住民有志でつくる高遠町山村活性化協議会は、耕作放棄地の景観形成につなげようと、去年に引き続き、今年も羊を活用した取り組みを行います。 信州大学農学部から借り受けた羊3頭が、藤沢に整備された放牧地「メリーベリー水上」に放されました。 この取り組みは、羊に耕作放棄地の草を食べてもらい、景観形成につなげようと高遠町山村活性化協議会が行っていて、今年で2年目です。 去年は7月から10月まで3頭が放牧され、9月頃には敷地内の草を食べつくしていたということです。 今年は、別の場所での放牧や保育園への子羊の貸し出しなど、取り組みを広げていきたいとしています。 また、首輪には羊の位置や行動がわかる装置がつけられました。 信州大学農学部が東京工業大学や県外の企業とともに開発したもので、このデータを家畜管理に応用していきたいとしています。 2週間後にはあと4頭が放され、合計で7頭になる計画です。 放牧は10月までの予定です。
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伊那市内でバラが見ごろ
現在バラ祭りが行われている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは、バラが見ごろとなっています。 しんわの丘ローズガーデンは、8,850平方メートルの敷地に220種類、1,800本のバラが植えられています。 現在は、「アンネのバラ」や「エレガント レディ」という品種などの中輪、大輪系が見ごろとなっています。 ガーデン内にある麓のバラ茶屋では、バラソフトやローズティなど、バラにちなんだメニューが提供されています。 バラ茶屋は10月中まで営業しています。 しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りは18日までですが、これから咲く品種もあり、花は7月まで楽しめるということです。 また、「いなまちバラぶらり」が開催されている伊那市の中心商店街では遅咲きのバラが花を咲かせています。 商店街には300本、およそ200種類のバラが並んでいます。 バラで地域活性化につなげようと商店主らで作る伊那まちバラまつり実行委員会が7年前から取り組んでいます。 いなまちバラぶらりは18日(日)までで、17日(土)午後6時からは商店街が歩行者天国となりジャズの演奏などが行われます。
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伊那愛樹会 春の盆栽展でさつきを展示
伊那愛樹会の第42回春の盆栽展が、伊那市のいなっせで開かれています。 会場にはさつきの盆栽38点が並んでいます。 伊那愛樹会は、上伊那在住の8人が会員となっていてそれぞれに丹精込めて盆栽を育てています。 春は毎年さつきを展示していて、40年から50年かけて仕上げた作品もあります。 こちらは、会長の五味純一さんの作品で、「光琳」という品種のさつきです。 昔からある品種で、花や葉が小さいのが特徴だということです。 五味さんは「手間をかけて作品を作り上げました。花だけでなく幹の模様や太さにも注目してもらいたい」と話していました。 伊那愛樹会の第42回春の盆栽展は、11日まで伊那市のいなっせで開かれています。 会場では、会員による盆栽相談も行われています。
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伊那市美篶 笠原シルバークラブが花の植えつけ作業
伊那市美篶笠原の高齢者でつくる笠原シルバークラブのメンバーは、地域の美化運動として花の植え付け作業を4日に行いました。 マリーゴールド、ベコニア、サルビアの3種類240本を、笠原ふれあい交流センター周辺に植えました。 クラブ員、全員が集まって作業するのは年1回で、交流を兼ねて毎年行っています。 メンバーは花の色や背丈を見ながら配置を決めて植えていました。 笠原シルバークラブには75歳から90代の約50人が所属しています。 今後は役員が草取りなどの管理を行うという事で「地域の人に楽しんでもらいたい」と話していました。
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表千家吉祥会 茶会で一服
茶道の表千家吉祥会による茶会が4日、伊那市山寺の常円寺で開かれました。 茶会には上伊那を中心に約150人が集まりました。 一つの茶碗を3人ほどで回して飲む濃茶席では会員が点前を披露し訪れた人たちをもてなしていました。 この回し飲みは千利休が確立した作法といわれていて一つの茶碗を共有することで団結力を高める意味があるということです。 訪れた人たちは茶碗の回し方や飲み口の拭き方など作法に従い味わっていました。 茶会には子どもも招かれ作法を学んでいました。 長野吉祥会では「伝統を大切にしながら茶道の普及に務めていきたい。」と話していました。
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特別列車イベントで高校生が観光アテンダント
信州デスティネーションキャンペーン期間に運行する特別列車の観光アテンダントに、伊那市の高遠高校と南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が挑戦します。 9日、高遠高校で開かれた高遠学園構想推進連絡会で報告されました。 信州デスティネーションキャンペーンは長野県とJRがタイアップし観光客の誘客を進めるもので7月1日から始まります。 特別列車・飯田線リレー号は、辰野駅から駒ケ根駅まで運行され、上伊那地方振興局が中心となりイベントを企画します。 列車にはツアー客や一般など100人近くが乗車する予定で、高校生は地域の情報を発信する観光アテンダントを務める計画です。 上伊那地域振興局では、若い視点で上伊那の良さを紹介してもらい、これをきっかけに地域の良さを再認識し、おもてなしの心をはぐくんでもらいたとしています。 高校生が観光アテンダントを務める「飯田線リレー号」は7月1日、8月26日、9月9日に運行される予定です
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東春近小学校4年生 りんごの摘果作業
総合的な学習でりんごの栽培に取り組む伊那市の東春近小学校の4年生は9日、余分な実を摘み取る摘果作業を行いました。 東春近小の4年生56人は、近くのりんご農家、伊藤一路さんのおよそ10アールの畑でりんごを育てています。 この日は、良いりんごにするために余分な実を摘み取る摘果作業を行いました。 小さい実を落とすことで栄養が行き届き、大きく成長するということです。 4月から5月にかけて霜の影響が心配されましたが、伊藤さんが火を炊くなどして被害はなく、今年はたくさんの実がついたということです。
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夏山シーズンへ 仙丈小屋荷揚げ
伊那市観光株式会社は南アルプスの仙丈小屋の今シーズンの営業開始に向け、ヘリコプターで食料や燃料などを輸送する荷揚げを9日行いました。 午前6時、伊那市長谷の標高1,680メートルにある歌宿から、仙丈ケ岳直下にある仙丈小屋への荷揚げが行われました。 食料や燃料などで約2・5トンを5往復して荷揚げし小屋に届けました。 仙丈小屋は南アルプス仙丈ケ岳の標高2,900メートルの場所にあり、昨シーズンの宿泊客は3,474人でした。 伊那市観光株式会社によりますと、今年は残雪が多く、谷筋には雪渓があるので注意して登ってほしいという事です。 今シーズンの本格的な営業は南アルプス林道バスの北沢峠までの運行が始まる今月15日から10月末までを予定しています。