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「伊那の大!大絵馬博覧会」創造館で
伊那市の有形文化財、仲仙寺の「千匹馬図(せんびきうまず)」など市内や木曽地域の様々な絵馬を集め展示した、「伊那の大!大絵馬博覧会」が、伊那市の創造館で開かれています。 大絵馬博覧会は、仲仙寺の開創1200年を記念して4月から行われる御開帳に合わせて、創造館が開いたものです。 会場には、50点以上が展示されていて、中には、縦が2m横が4メートルを超える大きな絵馬もあります。 こちらは、高遠藩主、内藤頼寧が牡丹を描いた絵馬です。 普段は見られない、仲仙寺の絵馬より古い、馬の不動尊、中川村の「銭不動」の絵馬です。 これは、祭りの際に各地から馬の仲介人が集まり、山が馬の色で真っ赤に染まったと言い伝えられています。 「伊那の大!大絵馬博覧会」は、6月22日まで、伊那市の創造館で開かれています。
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村フォトGP 入賞作品展
南箕輪村の風景や伝統などを撮影した、第9回みなみみのわフォトグランプリの入賞作品が南箕輪村の大芝の湯、展示ギャラリーにあすまで展示されています。 9回目となるフォトグランプリには、上伊那を中心に85点が寄せられました。 こちらは最優秀賞の、伊那市の酒井幸一さんの作品、「仲良く振り万灯」です。 村では、「入賞した作品はそれぞれ南箕輪村らしさが表現できている」と話しています。 第9回みなみみのわフォトグランプリ入賞作品展はあすまで開かれています。
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ブレイブウォリアーズ ファン交流会
日本プロバスケットボールリーグbjリーグに所属する信州ブレイブウォリアーズは、4月4日と5日に開かれる伊那大会を前に29日、伊那市のショッピングセンターでファン交流イベントを行いました。 この日は、信州ブレイブウォリアーズの花野文昭選手と上田貴浩選手が伊那市のアピタ伊那店を訪れ、シュートゲームやサイン会などを行いました。 シュートゲームでは、訪れた子供たちがミニバスケットゴールめがけてシュートしていました。 その後行われたサイン会では、選手のブロマイドや、ユニフォームにファンがサインを求めていました。 信州ブレイブウォリアーズの今シーズンの成績は、44戦で18勝26敗。所属するイースタンカンファレンス12チーム中、7位となっています。
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信州ブレイブウォリアーズ 表敬訪問
30日は、信州ブレイブウォリアーズの親会社の信州スポーツスピリットの片貝雅彦社長ら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に試合の報告をしました。 片貝社長は、「去年の伊那市での試合は、ファンの声援が後押ししてくれて、新潟アルビレックスに2連勝することができた。今年も連勝できるようがんばる」と勝利を誓っていました。 白鳥市長は、「プレイオフ進出を目指して一つでも多く勝ってください」と激励していました。 bjリーグ、信州ブレイブウォリアーズ対群馬クレインサンダーズの試合は、4月4日と5日に伊那市の市民体育館メインアリーナで行われます。
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赤えんぴつで連鶴づくり教室
一枚の和紙から連続した数羽の鶴を作る「連鶴」の教室が、29日、伊那市西春近の赤えんぴつで開かれました。 連鶴は、一枚の和紙に切り込みをいれて数羽の鶴を連続して作るものです。 江戸時代に三重県桑名市にある、寺の住職が考え出したと伝えられ、桑名市の無形文化財に指定されています。 講師は宮田村在住で連鶴楽苑(れんづるがくえん)の中城忍夫(なかじょうしのぶ)さんがつとめました。 教室は、月に1回開かれていて、上伊那の6人が参加しました。 ほとんどが初心者で、この日は親鶴の上を小鶴が飛ぶ様子を、連鶴にした作品に挑戦しました。 教室は今後、毎月1回開く予定で、2年間で100羽の鶴がつながった「百鶴」を作る事が目標だということです。
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いきいきサポーター伊那が優秀賞
体操などの指導で介護予防を推進する、伊那市のいきいきサポーター伊那が、しあわせ信州ご当地体操コンテストで1位となる優秀賞を受賞しました。 25日はいきいきサポーター伊那の原泰子会長ら7人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 しあわせ信州ご当地体操コンテストは、「健康長寿長野県」を目指し開かれていて今年で2回目です。 3月15日には、長野県の麻績村でコンテストが行われ、生き生きサポーター伊那が、1位となる優秀賞に選ばれました。 地域への定着度や普及率、なじみやすさ、効果などを審査し、上位3団体を表彰するものです。 いきいきサポーター伊那は、ブレイン「脳」、バランス「均衡」、ボーン「骨」の3つのBを大切にした体操を披露し、それが評価されました。 会員は現在およそ40人で、月に2回ほど各地区のおたっしゃ教室などで指導しています。
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井月朗読劇 稽古はじまる
漂白の俳人井上井月の生き様や作品、風土などを朗読劇で表現する「コラージュ風狂のうたびと」の稽古が29日から始まりました。 稽古は、これから月に2回のペースで行われ、9月5日の本番をめざします。 今日は、朗読者として応募した10人のうち7人が初稽古に参加しました。 演出を担当する阿部裕吉さんの指導で、井月の俳句を詠みました。 7人は、会社員や主婦などで上伊那地域在住者です。 風狂のうたびとは、井月研究家で俳人でもある春日愚良子さんの脚本をもとにした朗読劇で、音楽や映像も加えます。 今後は子どもの演技者も加えていきます。 稽古に加え井月の足跡をめぐったり、映画ほかいびとの北村皆雄監督の講話も計画されています。 井月の朗読劇「コラージュ風狂のうたびと」は、9月5日にいなっせで上演される予定です。
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地蜂にも春の訪れ
28日の伊那地域は、最高気温19.3度と4月下旬並の陽気となりました。 伊那市福島の地蜂愛好家小木曽大吉さん宅では、人工的に越冬させた地蜂を自然に放つための作業が行われました。 28日は、地蜂愛好家らが小木曽さん宅に集まり、人工越冬の為に土の中に作った室から女王蜂が入った箱を取り出していました。 小木曽さんは、蜂追いを楽しみながら地蜂の保存にも力を入れていて、去年11月におよそ3,000匹の女王蜂を越冬させました。 箱から出した後、生きているものを小箱に移し替えていきます。 3,000匹のうち生きているのは1,000匹ほどで、そのうち今年も巣を作ることができるのは100匹程度だということです。 28日は、小木曽さんの知人4人が訪れ、女王蜂を譲り受けていました。 中には、滋賀県から来た人もいました。 女王蜂は、気温が20度以上になった日に自然に帰すということです。 自然に放された女王蜂は、GWごろから巣を作りはじめ、6月末には蜂おいが楽しめるということです。
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伊那市出身の歌手米倉颯音さん 伊那でリサイタル
伊那市出身の歌手米倉颯音さんのスプリングリサイタルが28日、伊那市のいなっせで開かれました。 富県出身の米倉さんは、高遠高校を卒業後、神奈川県の昭和音楽大学に入学。 平成22年に歌手デビューし、去年から地元伊那地域での音楽活動を本格化させています。 伊那でのリサイタルは、今回が初めてです。 幅広いジャンルをこなす米倉さんは、一部ではクラシックや日本歌曲を、二部では演歌や歌謡曲の他、伊那市をテーマにしたオリジナル曲伊那慕情を披露しました。 米倉さんは「地域密着型の歌手として活動を広げていきたい」と話していました。 4月5日には、bjリーグ信州ブレイブウォリアーズの伊那大会で国歌を独唱するほか、市内でコンサートを開くということです。
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ふれあい農園 開園式
区画分けした畑を希望者に貸し作物を育ててもらう「ふれあい農園」の開園式が28日、市内4か所で行われました。 このうち上牧の農園では、利用者17人が参加し、畑を貸し出す唐木隆夫さんやJA上伊那の職員から説明を聞きました。 ふれあい農園は、遊休農地の解消や畑を持っていない人にも作物を育ててもらおうとJA上伊那が行っています。 1区画の広さは33平方メートルで、料金は3,000円、4月1日から12月31日まで好きな作物を育てることができます。 上牧の農園は15アールの広さで、リピーターを中心に24人が33区画を利用します。 職員は、「湿気に弱い野菜を育てるときは、定植するときに畝を高くし、水はけを良くすると良い」などとアドバイスしていました。 このほかに、西町の1か所と御園の2か所に農園があり、合わせて36人が51区画を利用するということです。
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ぶらり食べ歩きチケット 長谷に拡大
観光客の滞在時間を増やそうと去年から伊那市高遠町地域で始まった、ぶらり食べ歩きチケットの使用可能エリアが、今年から長谷地域にも拡大しました。 今年は、高遠町だけでなく長谷地域にも使用可能店舗が拡大し去年より6店舗多い21店舗で使用できるようになりました。 チケットは、5枚のシールがついて1枚500円。シールには、伊那市ゆかりの画家、中村不折の絵が採用されています。 シールのことをぶらりと読んでいて、1ぶらり100円分の買い物ができます。 使用可能店舗では、120円の商品が1ぶらりで購入できるなど、それぞれお得なサービスを受けることができます。 チケットは、4月1日から11月末まで使用でき、伊那市観光協会では「何度も伊那市に訪れてもらいたい」としています。 チケットは、市観光協会、南アルプスビジターセンターなどで購入できます。
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県議選 告示まで1週間
長野県議会議員選挙告示まで1週間となりました。 伊那市区は、昭和54年以来の無投票となる公算が大きくなっています。 一方上伊那郡区は、定数2に対して4人が立候補を表明しています。 定数2の県議選伊那市区に立候補を表明しているのは、 現職の向山公人さんと新人の酒井茂さんのみです。 27日は、立候補届け出書類の事前審査が行われました。 伊那市役所1階の多目的ホールに設けられた審査会場です。 午前中は、酒井陣営、午後は向山陣営が審査を受けました。 審査は、4月3日の告示当日の立候補の届け出をスムーズに行うためのものです。 市民団体や日本共産党などで組織する伊那市区候補者検討会議は、候補者擁立を断念しました。 27日マスコミ各社に書面で伝えました。 それによりますと、「家庭の事情、仕事との関係など様々な理由があり、決意に至らず今日を迎えた。会として候補者擁立を断念せざるを得ないとの結論に達した。4年後に向けて市民の代表を県議会に送り出せるよう取り組みを続けていく。」としています。 27日午後5時現在で届出書類を持ち帰った人はおらず、昭和54年以来の無投票となる公算が大きくなりました。 一方、定数2の上伊那郡区には、4人が立候補を表明しています。 現職の垣内基良さん、現職の小林伸陽さん、新人の矢ケ崎克彦さん、新人の寺平秀行さんです。 上伊那郡区の事前審査は、伊那合同庁舎で行われ、それぞれの陣営が審査を受けていました。 県議会議員選挙は、4月3日告示、12日投開票です。
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高遠開花予想早まる
桜の開花がまた早まりそうです。 日本気象協会は、6回目の桜開花予想を27日発表しました。 高遠城址公園の開花は、4月5日と予想しています。 27日の高遠城址公園です。 コヒガンザクラのつぼみがふくらみ初めています。 前回第5回の開花予想は、4月7日、満開は12日でしたが、今回さらに早まり、開花は4月5日、満開は、9日と予想しています。 気象協会では、来週にかけての暖かさを考慮し、前回予想よりやや早めたとコメントしています。 4月5日の開花は、平年より7日去年より3日早くなります。 9日の満開は、平年より8日去年より7日早くなります。
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伊那市中央区公民館 ロトウザクラ満開
伊那市の中央区公民館のロトウザクラが見頃を迎えています。 公民館によりますと、中央区公民館のロトウザクラは、5日程前から咲き始め、現在満開となっています。 ロトウザクラは平成16年に中央区の100周年記念事業の一環として植樹されました。 例年より1週間程早く咲き、見ごろは4月1日水曜日頃までということです。
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たかずやの里に本届く
県内の企業が児童福祉施設に絵本を贈る子ども達に笑顔を贈ろう実行委員会は、伊那市東春近の児童養護施設たかずやの里に10冊を寄贈しました。 20日、協賛企業を代表してキタノヤ電器の北原國人社長がたかずやの里を訪れ、施設を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長に絵本を手渡しました。 埋橋理事長は、「子どもの活字離れが進んでいるといわれているが、善意の絵本なので有効に活用していきたい」と感謝していました。 この取り組みは、子どもたちに絵本を読んでもらい、表現力や考える力を育ててもらおうというもので、今回で6回目です。 県内の80社ほどが協賛していて、20の施設にあわせて200冊を贈ります。 本を手渡した北原社長は、「こどもたちの生活も目の当たりにすることができた。今後も協力をしていきたい」と話していました。
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伊那北高ジョイントコンサート
伊那北高校音楽部・吹奏楽部合同による第36回ジョイントコンサートが25日夜、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンサートでは音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏楽部が演奏を披露しました。 1部・2部・3部に分かれ、サウンドオブミュージックのメドレーなどが演奏されました。 3部では、全員による生徒たちが作ったオリジナルのストーリーのミュージカルが披露されました。 人々が魂を失って街ににぎわいを取り戻すため、主人公たちが、やさしさの国、強さの国、笑いの国を訪れ、それぞれの国の王から石のカケラを集めるというストーリーです。 最後には、賑わいを取り戻した街で、全員が演奏を披露しました。 ジョイントコンサートは、12年生が参加していて、部の結束を深めるとともに、練習の成果を披露しようと開かれています。
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田中 健さん4月5日にふるさとでコンサート
国内外で活躍する伊那市出身の共演ピアニスト、田中 健さんのコンサートが、来月5日に開かれます。 26日は、田中さんが、コンサートを開く伊那市いなっせの楽屋で記者会見を開きました。 田中さんは、伊那市出身の35歳。高校まで地元で過ごしたあと、東京音楽大学ピアノ専攻に進学。卒業後、大学院で伴奏科を修了しました。 現在は、主に声楽分野の共演ピアニストを務めています。 コンサートには、親交の深いテノール歌手の藤牧 正充さん、ソプラノ歌手の村田ゆう子さんも出演します。 演奏するのは全部で16曲。 声楽家の伴奏を務めることが多い田中さんにとって、自分の名前を冠とするコンサートを開くのは今回が初めてです。 田中さんは、経済産業省が後援する日本の歌曲を国外に広めるためのプロジェクトメンバーにも選ばれています。 ニューヨークに招聘された日本代表の一人で、現地で行われた公演にもピアニストして出演しています。 コンサート「特別な時間」田中健と仲間たちは、4月5日(日)午後2時開演、入場料は一般2,000円となっています。
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大型紙芝居 新作「ヤマトタケル伝説」完成
地域の民話を掘り起し、大型の紙芝居にして伝えている「糸ぐるま」代表の久保田文子さんは、15作目となる新作紙芝居「ヤマトタケル伝説」を制作しました。 26日、制作発表が行われ、長谷保育園の園児や地元住民が新作の紙芝居「ヤマトタケル伝説」を鑑賞しました。 久保田さんは長谷など地元に伝わる民話を題材に切り絵の紙芝居を作り伝えていく活動を35年前から行っています。 今回の作品は、山梨県北杜市に伝わるヤマトタケルが植えたとされる桜の伝説と、長谷でヤマトタケルが大蛇を退治したとされる伝説を、ひとつの物語として構成したものです。 長谷には、ヤマトタケルが倒した大蛇の血で赤く染まった川を「赤河原」と呼び、大蛇の首は熱田神社に祭られたとの伝説があります。 久保田さんは来月長谷中学校での上演を予定しているほか、山梨県の北杜市でも上演したいと話していました。
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伊那市長谷の仙流荘に「クライミングウォール施設」が完成
伊那市長谷の仙流荘にロッククライミングを体験できる「クライミングウォール施設」が完成し、26日、竣工式が行われました。 仙流荘の入浴施設に完成したクライミングウォールは幅3m、高さ6メートルで傾斜は110度です。 竣工式で、地元の小学生などが使い初めを行いました。 壁にとりつけられた170個のホールドと呼ばれる突起物をつかんで壁を登ります。 仙流荘の改修を含めた総工事費は約530万円で、そのうち300万円は、長谷黒河内出身で平成20年に亡くなった渡辺英雄さんの寄付によるものです。 竣工式には、渡辺さんの親族も出席しました。 渡辺英雄さんは、戸台の民宿で生まれ、中学校時代まで長谷で過ごし、その後、愛知県に移り住みました。 平成20年に癌で亡くなりましたが、生前、地元黒河内の振興と山岳観光発展のために寄付をしたいと話していたということです。 白鳥孝市長は「多くの人に利用してもらい南アルプスの玄関口としての戸台を全国に発信していきたい」と話していました。 クライミングウォールの利用開始は4月1日となっています。 利用料は大人200円、中学生以下は100円で、指導者付きの体験利用は2400円となっています。 事前の予約が必要で、仙流荘で受け付けています。
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美篶でシキザクラ開花
伊那市美篶の国道361号線沿いのシキザクラが咲きはじめています。 桜守の稲辺謙次郎さんによりますと「例年、この桜の開花から10日後くらいに、高遠の桜が咲きはじめる」ということです。
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特別展 内藤家の参勤交代 きょうから
江戸時代の高遠藩主・内藤家の参勤交代に関する資料を集めた特別展が25日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています。 特別展「高遠藩内藤家の参勤交代」は、地域に残る参勤交代に関連する資料を通して、当時の武家社会について広く知ってもらおうと企画されました。 会場には、高遠町歴史博物館や図書館、個人が所蔵する資料76点が展示されています。 参勤交代は、大名が国と江戸を1年おきに行き来するもので江戸幕府により制度化されました。 1702年に内藤家の2代目が初めて高遠入りする時の様子を描いた絵図では、藩主の周りの家臣は、身なりなどきちんとしています。一方、行列の後ろでは、裸同然の人が暴れる馬を静止しながら引いています。 高遠から江戸まではおよそ200キロ。内藤家では、江戸時代の初めの頃は、中山道を使い片道6泊7日の行程で参勤交代を行っていました。しかし、3代目以降は、1日短い行程で行ける、甲州道中を使用していたという事です。 江戸幕府が定めた参勤交代の制度は、幕府の統制を図り、大名の財政を苦しめる物でしたが、江戸と全国への文化伝承に役立ったと考えられています。 この他に御堂垣外で宿泊するために置かれた本陣で使われた食器や食事の記録なども展示されえています この特別展「高遠藩内藤家の参勤交代」は、6月21日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
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日影の坂道「緑の虹坂」に
伊那市日影の「日影の道に愛称を付けよう会」は地区内の通りに名前を付けています。 日影区新子から東部中学校へ通じる坂道が「緑の虹坂(みどりのかけはしざか)」に決まりました。 23日は、日影の道に愛称を付けよう会の関係者と命名した東部中の関係者、およそ20人が参加し看板の除幕式が行われました。 看板は、国道361号沿いの緑の虹坂上り口に設置されました。 この坂道は、歴史的には浅く近年作られたということで名前がありませんでした。 この道に名前を付けようと、日影区が、通学路として使う東部中に命名を依頼したということです。 東部中は、東日本大震災被災地の宮城県仙台市の高砂中学校と交流していて、津波で失われた桜のかわりに、タカトオコヒガンザクラを贈りました。 両校の架け橋となった桜交流から「緑の虹坂」と名付けたということです。 看板の制作は東部中の美術部が行いました。 日影の道に愛称を付けよう会では、「大人では考えつかない発想の名前。みんなに親しまれる道になれば」と話していました。
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花卉農家春日照夫さん農事功績者表彰 報告
日本一のアルストロメリア産地の構築と複合経営の推進に貢献したとして、伊那市美篶の花卉農家、春日照夫さんが農事功績者表彰を受けました。 25日は、春日さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。 農事功績者表彰は、農事改良や、有益な発見または研究で功績顕著な人に対し贈られるものです。 表彰は、県知事の推薦が必要で、県内で功績のあった農家1人に贈られています。 春日さんは、昭和54年に花卉栽培の勉強を始め、翌55年からアルストロメリアの栽培を始めました。 現在は、伊那市美篶で8,000平方メートルの敷地でアルストロメリアを栽培し、上伊那で一番多く出荷しています。 春日さんは、日本一のアルストロメリア栽培産地の構築と、稲作地帯における複合経営を長年にわたり推進したとして表彰されました。 白鳥市長は、「アルストロメリア栽培の第一人者として長年ありがとうございます。春日さんのおかげで日本一の産地になった」と喜んでいました。
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井上井月を偲ぶ句会 俳句楽しむ
伊那市手良の住民有志は、思い思いの俳句を楽しむ、井上井月を偲ぶ句会を25日、中坪公民館で開きました。 句会には、6人が参加しました。 井上井月を偲ぶ句会は、今回で16回目で、3月10日の井月の命日にちなんで毎年3月に開いています。 これまでは優れた句を表彰していましたが、優劣をつけるのではなく研究に重点を置いて行こうと、去年から表彰をとりやめました。 句会にはあらかじめ提出してもらった、28の俳句を、俳人の春日愚良子さんが添削していきました。 「淡雪(あわゆき)やふきぼこ一ツ(ひとつ)おき土産」という句は「淡雪の中に蕗(ふき)んぼ顔出(かおだ)しぬ」と添削されました。 その理由について春日さんは、「淡雪やは、淡雪の中とし、おき土産も、顔出しぬとした方が雪の中に顔を出すフキノトウの様子がわかり易い」と話していました。 井上井月を偲ぶ句会は、その昔、井月が手良で句会を開いていたことから住民有志が行っているもので、年一回の句会の他、吟行なども行っています。
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地域おこし協力隊 来年度増員
伊那市の白鳥孝市長は、「地域おこし協力隊」について「活動が非常に上手くいっている」と話し、来年度さらに2人を委嘱する考えです。 24日開かれた定例記者会見で白鳥市長が明らかにしました。 地域おこし協力隊は県外から隊員を受け入れ地域に住みながら自然や文化の魅力を発信してもらうという取り組みです。 伊那市では今年度、長谷地域でマウンテンバイクが走る道を整備し、観光利用の促進を図ったり、里山の魅力発信などを行う地域おこし協力隊を4人委嘱しています。 来年度は、神奈川県に住む金子孝治さんと妻の靖子さんを委嘱します。 孝治さんは田舎暮らしモデル地域の新山地区に移住し、自然エネルギーコンダクターとして木質バイオマスの利用促進や自然エネルギー活用のコーディネートをします。 靖子さんは新山くらっし応援団として田舎暮らし体験プログラムの利用促進や移住者向けの低価格住宅を建てるキットハウス事業を担当します。 金子さん夫婦は4月1日から活動することになっています。
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伊那中央ロータリークラブ バラ苗木寄贈
伊那中央ロータリークラブは、環境美化支援事業の一環で商店主らでつくるバラ咲く街角協議会に24日、バラの苗木を寄贈しました。 伊那中央ロータリークラブでは毎年、奉仕事業の一環で、様々な団体に支援活動をしています。 今年は、バラ咲く街角協議会が進める活動の主旨に賛同しバラの苗木を贈りました。 24日は、伊那市のセントラルパークで贈呈式が行われ伊那中央ロータリークラブやバラ咲く街角連絡協議会のメンバーらが大型の鉢へ植栽しました。 贈った苗木は、およそ30種類47株です。 バラ咲く街角連絡協議会は、平成23年から商店街の店主らが中心市街地の活性化を目的に商店街をバラで彩る事業を進めています。 伊那中央ロータリークラブでは「バラの植栽により楽しく歩け、バラの話題で新たなコミュニケーションが生まれるのでは」と期待しています。 24日、鉢へ植栽したバラは商店街や山寺の高尾神社に置かれることになっています。
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南アルプスの定規 市内の小学生に配布
伊那市は、市内の小学4年生から6年生の児童に南アルプスユネスコパーク登録1周年を記念した特性定規を来年度配布します。 これは、南アルプスに親しんでもらい山の名前を覚えてもらおうと初めて製作したものです。 定規は15センチのアクリル製。 伊那市西箕輪与地から撮影された写真が使われていて、山の名前や標高が書かれています。 南アルプスの特製定規は3000本作成し、新学期にあわせて市内の小学4年生から6年生の児童2014人に配布されることになっています。
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伊那市防災会議 地域防災計画の修正案承認
伊那市防災会議が24日、伊那浄水管理センターで開かれ、災害時の職員の活動体制などを明確にした地域防災計画の修正案が承認されました。 防災会議には、消防や医療関係者など委員32人が出席しました。 地域防災計画は、防災会議が作成し実施するもので、市町村が防災のために処理すべきことがらを具体的に定めたものです。 この日は地域防災計画の修正案として、災害時の職員の参集体制を明確にすることや、災害対策本部長の補佐として危機管理監の新設などが示され承認されました。 部長級の危機管理監には1人が配属となり、災害時に本部長の状況判断などの助言を行います。 今回承認された修正案を元に、26年度中に伊那市長が防災計画策定をします。
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新山保育園再開から1年を祝う
伊那市の新山保育園が再開して1年が経ったことを祝う会が21日、新山集落センターで開かれました。 祝う会は休園となっていた新山保育園が再開してから1年が経ったことを祝おうと新山の保育園・小学校を考える会と保護者会が開いたものです。 21日は地区内外の親子およそ70人が集まりカルタ大会や風船ゲームなどで交流を深めました。 新山保育園は園児数減少のため平成21年度から休園となっていました。 そのため地区住民でつくる「新山の保育園・小学校を考える会」を中心に再開に向けた活動を行ったことにより昨年度入園希望者が園再開のための条件の20人を超えました。 考える会では「保育園を維持するため定住者を増やすための活動も行っていきたい。」と話していました。 新山の保育園・小学校を考える会は4月から新山定住促進協議会に加わり、名称を新山子育て応援部会に変更し保育園・小学校の活動のサポートや保護者同士の交流などに力を入れていくということです。
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県伊那勤労者福祉センター体育館4月から市に移管
4月1日から伊那市西町の県伊那勤労者福祉センター体育館の管理が長野県から伊那市に移管されます。 それにともない23日伊那市役所で移管セレモニーが行われました。 セレモニーでは県産業労働部の小林資典部長と伊那市の林俊宏副市長が県有財産譲与契約書を取り交わしました。 体育館の移管は県の施設のあり方や配置計画の見直しにともない行われたものです。 伊那勤労者福祉センター体育館は1975年に整備され今回の移管を前に県が改修工事を行ってきました。 鉄骨2階建てで延床面積はおよそ3千平方メートル。 平成25年度はおよそ5万7千人が利用しました。 今回新たにトレーニングルームと会議室を備えた付属施設も建設されました。 伊那勤労者福祉センター体育館は4月から名称を伊那市民体育館メインアリーナに変え伊那市振興公社が管理することになっています。