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「ふくみ会」が母校に寄付
昭和29年度の美篶村立美篶中学校の卒業生でつくる「ふくみ会」が1日、美篶小学校に15万円を寄付しました。
1日は、「ふくみ会」の会員5人が美篶小学校を訪れ星野政寛校長に寄付金15万円を手渡しました。
「ふくみ会」は昭和29年度に村立としては最後となる美篶村立美篶中学校の卒業生でつくられていて、会員は82人います。
卒業年度の29をフクと呼び、みすずのミを加えて、「ふくみ会」と名づけました。
「ふくみ会」はこれまで、母校の美篶小学校に本を寄贈する活動をおこなってきました。
今回は学校側に好きな本を選んで買ってもらおうと、寄付することを決めました。
寄付金を手渡した「ふくみ会」の赤羽仁さんは、「私たちが学校に通っている頃は着るものも、食べるものも不自由していて、とても本を買うことはできなかった。
今の子どもたちには本を読むことの楽しさを学んでもらいたい。」と話していました。 -
手良地区地域支えあい講演会
伊那市は、隣近所の助け合いについて考える「手良地区地域支えあい講演会」を27日、手良公民館で開きました。
講演会には、地域住民や区の関係者などおよそ40人が集まりました。
手良地区は、昨年度から「認知症地域支援体制構築等推進事業」のモデル地域となっていて、認知症の学習会などを開いてきました。
27日は、その事業の一環として講演会を開きました。
講師は、30年以上にわたり住民流の福祉のあり方について研究している木原孝久さんが務めました。
木原さんは「助け合いはお互いが協力すること。助ける側はおせっかいでもいいので、相手の心をこじあける。助けられる側は“助けて”と言えるようになることが大切」と話していました。
伊那市では、「手良地区をはじめ、全ての地域がお互いを支えあっていける町になってほしい」と話していました。 -
哲学者内山節さん講演
哲学者内山節さんの講演会が28日、伊那市の創造館で開かれました。
講演会は、地域に根差した活字文化の振興を図ろうと活動している市民グループいななき学舎が開きました。
講師は、哲学者で立教大学大学院教授の内山節さんです。
市民およそ150人が、日本の自然思想についての講演を聞きました。
内山さんは、自然は自分を持たず自ずからのまま生きるため、清浄な精神を持っている、人間は自分を持っているからつまらない生き方をし、自分の魂をけがすというのが伝統的な考え方だったと話しました。
人は死んだ後、魂が森に帰り、自然の中でけがれが清浄化され自然と一体化すると考えられていたことも紹介しました。
内山さんは、「明治以降、日本の土着的な精神は破壊したが、今また多くの人が関心を持ち始めている。一度、昔の人々の生き方を振り返り、物事を考えることも必要」と話していました。 -
伊那市観光 今年度は度黒字厳しい状況
伊那市観光株式会社の今年度の決算は、「黒字化する事が大変厳しい状況」との見通しが29日の取締役会で報告されました。
29日は伊那市役所で取締役会が開かれ、今年4月から9月までの上期の営業と決算概要の報告が行われました。
これまでは、年に一度取締役会が開かれ、決算報告がされていましたが、経営状況や営業の実態を把握しようと、始めて中間報告が行われました。
今年度上期の売り上げは、前の年度に比べ、約1800万円増え、約5億7,000万円。純利益は、約1,900万円減り、約4,600万円となっています。
売上が増加した要因については、パワースポットとして人気の分杭峠のゼロ地場に10万人を超える観光客が訪れた事で、駐車場や売店の売り上げが、約2,100万円ありました。
一方、利益が減少した要因について伊那市観光では、猛暑による入浴施設の利用客の減少に加え、燃料費が昨年に比べ値上がりした事。
また、施設を訪れた人達が消費する、客単価が約300円減少した事などが大きいとしています。
役員からは、ターゲットを絞ったサービスや料金の見直しをしていくべき等の意見が出されていました。
伊那市観光株式会社社長の白鳥孝伊那市長は、「厳しい状況であるが、課題を見直し、利益を下期で取り戻していきたい」と話していました。 -
富県保育園 落穂拾いでとれた米でおにぎりパーティー
富県保育園の園児らは29日、10月に行った落穂拾いでとれた米でおにぎりパーティーをしました。
29日は、落穂ひろいの田んぼを提供した伊藤軍司さん夫婦を保育園に招き、園児66人と一緒におにぎりパーティーをしました。
保育園に伊藤さんの孫が通っていることが縁で、3年前から落穂拾いをしています。
伊藤さんは「子ども達が“またやりたい”と言ってくれるので、これからも続けていきたい」と話していました。
園児らは1人2つずつ、それぞれ思い思いの形に握っていました。 -
酒井一さん木目ダルマを保育園に寄贈
伊那市西春近の建築業酒井一さんは、手作りの木のダルマ「木目ダルマ」を29日、西春近南保育園に寄贈しました。
29日は、酒井さんが保育園を訪れ、余った木材を使って作った木目ダルマやおもちゃなど、およそ200個を寄贈しました。
保育園への寄贈は、子ども達に小さいうちから木のよさを知ってもらおうと初めて行ったものです。
園児らは、沢山ある木目ダルマの中から好きなものを1つ選んでいきました。
西春近南保育園の阿部美智子園長は「プラスチックのおもちゃと違い、木の匂いや温もりを感じることができると思う。こども達の木育活動の1つとして大切に使っていきたい」と話していました。 -
Tシャツ集めフィリピンを支援
ガールスカウト長野第26団は、フィリピンの貧しい子どもを支援しようと、フリーマーケットを28日開きました。
会場では、フィリピンにおくるためのTシャツも集めました。
Tシャツの持込コーナーには、メンバーの家で着られなくなったものがたくさん持ち込まれ、担当する子どもたちが仕分けしていました。
伊那地域の第26団は、これまでアフガニスタンやミャンマーを支援してきました。
フィリピンで貧困に苦しんでいる人たちがいることを知り、中学・高校生部門が主に取り組んでいます。
今回のフリーマーケットの売り上げの一部は、Tシャツの輸送代に充てられます。 -
季節はずれの桜 十月桜咲き始める
伊那市野底で、季節はずれの桜が咲き始めています。
咲いているのは十月桜と呼ばれる桜です。
花は八重咲きで4月上旬とこの時期の年2回花を咲かせます。 -
伊那中央病院で災害図上訓練
伊那中央病院は、災害発生時に備え情報伝達や治療の優先順位を判断する、災害図上訓練を27日、行いました。
訓練には、病院内各部署の責任者や災害派遣医療チームの隊員などおよそ60人が参加しました。
災害図上訓練は、各部署に見立てたホワイトボード上で、傷病者を意味する絵札を動かし、実際の災害を想定して連携を確認するものです。
講師は、長野病院の高野博子看護師長と霞ヶ浦医療センターの佐藤和彦看護師長が務めました。
参加者らは、運ばれてきた患者の治療の優先順位を見極め、各部署に連絡をとり、引き継いでいきました。
川合博院長は「様々な状況を想定しながら行うので有効的だと思う。いざというときに的確な対応が出来るようにしていきたい」と話していました。
伊那中央病院では、今後も色々な形で災害に備えた訓練を行っていくということです。 -
大学生が「ローメン」で卒業論文
伊那市の名物料理「ローメン」。このローメンを卒業論文のテーマに取り上げている大学生が、27日、伊那市内の飲食店で取材をしました。
伊那市美篶の飲食店「萬楽」。
27日、この店を訪れたのは、早稲田大学の4年生、岩波祐樹さんです。
岩波さんは、B級グルメにスポットを当て題材を探していたところ、教授に勧められたことや、諏訪市に住む親せきからローメンの話を聞き、6月に卒業論文の題材をローメンにすることを決めました。
テーマは「食による地域活性化の可能性」です。
伊那市を訪れたのは今回5回目で、これまでに10杯近くのローメンを食べ歩いたということです。
岩波さんは、ローメンズクラブ会長で萬楽店主の正木金内衛さんに、店を始めた経緯やこだわりなどを質問していました。
正木さんは「県外からローメンを取材に来てくれるのはとてもうれしいこと。ローメンの広がりを感じる」と話していました。
岩波さんは「最初ローメンを食べた時にはあまりおいしいとは思わなかったが、今ではローメン中毒。自分ならではの論文を書き上げたい」と話していました。
卒業論文の提出期限は1月12日だということで、岩波さんは12月中にも伊那市内の飲食店で取材を行うということです。 -
子ども達が小惑星探査を体験
伊那市創造館で27日、星と宇宙の教室が開かれ、子ども達が小惑星探しを体験しました。
これは、創造館が伊那市と協力して行っている宇宙教育の一環で行われたもので、この日は小中学生15人が参加しました。
JAXA研究員で信州大学教授の中島厚さんが講師を務め、小惑星の探し方を説明しました。
伊那市高遠町の入笠山頂上付近にはJAXAの観測所があり、この日はそこで撮影された夜空の写真を使い、小惑星探しを体験しました。
子ども達は、中島さんの説明を受けながら小惑星探査ソフトを使って、未知の小惑星を探していました。
小惑星探査は、日本ではアマチュアしか行っておらず、アメリカでプロが小惑星探査を始めた2000年を境に日本での発見事例は少なくなっています。
中島さんは「小惑星の探査がどのように行われているか体験して、興味を持ってもらいたい」と話していました。
教室は28日にも開かれる予定で、「はやぶさ」の模型を使って講義が行われ、その様子はインターネット配信されることになっています。 -
伊那市水道事業組合が「優良組合」表彰を報告
伊那市水道事業組合は、今月17日から2日間、奈良県で開かれた中小企業団体中央会の全国大会で「優良組合」として表彰されました。
26日には伊那市水道事業組合の原正一理事長ら3人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に報告しました。
大会は「中小企業団体中央会」が毎年開いているもので、今年は3万近い会員の中から34団体が優良組合表彰を受けました。
伊那市水道事業組合は、共同事業が活発に行われていることや水道修理当番店を実施していること、財務内容が堅実であることなどが評価されました。
原理事長は「表彰はこれまで関わってきてくれた人たちのおかげ。伊那市の力になれるよう頑張っていきたい」と話していました。
白鳥市長は「表彰は日頃のご尽力の賜物。これからも頑張って下さい」と話していました。 -
長野県高等学校書道展
県内の高校生の書道作品が一堂に並ぶ、長野県高等学校書道展が、27日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、県高校文化連盟書道専門部に所属する37校から出品された、およそ350点が並んでいます。
県高校書道展は、2年ごとに県内4地区が持ち回りで開いていて、今年は南信地区の伊那市で開かれました。
多くの作品は、名前の後に「臨」という文字が付けられています。
これは、過去に書かれた、名作と呼ばれる作品を模写した「臨書」と呼ばれるもので、書を学ぶ上では臨書を書くことが重要とされているということです。
またこのほか、書を石に掘って作る篆刻や創作作品など、個性豊かな作品が並んでいます。
ある関係者は「高校生ならではの、自由でエネルギーある筆遣いを見てもらいたい」と話していました。
長野県高等学校書道展は、28日まで伊那文化会館で開かれています。 -
伊那市中心市街地再生協議会 指針案承認
伊那市中心市街地再生協議会は、「豊かで活力と賑わいのあるまち」の実現を目指すとする指針を26日、承認しました。
26日は2回目の協議会が伊那市役所で開かれ、最終的に目指す「豊かで活力と賑わいのあるまち」にむけての指針案が報告され、承認されました。
指針の重点的展開として掲げている、●自然と共生した個性のある美しいまち●人にやさしい、人と人との交流のあるまち●賑わいと活力のあるまち●消費者ニーズに応える魅力ある商店街、個店のあるまちの4つについて、各分科会が具体的な取組みを検討してきました。
それによると、ビュースポットやまち歩きコースを設定・整備する、地域コミュニティ活動の発表の場を提供する、街を考える組織を作る、空き店舗を活用したチャレンジショップの創設などを挙げています。
委員からは、「お年寄りが歩きやすい町づくりが必要である」「JRなど公共交通とも連携する必要があるのでは」「ターゲットをまず住人においたほうがいい」などの意見がでていました。
協議会では来月、委員と商店主、住民を交え優先順位などを話し合うワークショップを開きます。 -
北循環タクシー運行決まる
伊那バスの伊那本線撤退で、公共交通がない御園や上牧の住民要望に応えるため、伊那中央病院を基点として、伊那公民館などを通る北循環タクシーが来年4月から運行されることになりました。
26日開かれた伊那市の地域公共交通協議会で正式に決定されました。
北循環タクシーは、伊那中央病院を出発し、御園、上牧から伊那公民館、伊那北駅などを循環するもので、一周40分で中央病院に戻ります。
運賃は、300円で、毎週火曜日と木曜日の午前中2便、午後1便を計画し、市街地循環バスなどに接続します。
このほか、市街地循環バスは、一周30分だった所要時間を40分にして、外回りに統一します。
バス停がなくても自由に降りることができるフリー降車を市街地を除く交通量の少ないゾーンで取り入れることも決まりました。
前回の会議で要望があったフリー乗車については、安全性が確保できないとの理由から採用されませんでした。
なお要望が出されていた日帰り温泉施設、みはらしの湯までの運行については、会長の判断にゆだねられることとなりました。
協議会長の白鳥孝市長は、「乗って残そうという言葉だけで終わりにせず実行に移しバスの存続に取り組みたい」と話しています。 -
木下茂人氏県議選出馬表明
伊那ケーブルテレビの取材に対し、県議会議員の木下茂人氏は、来年4月の県議選伊那市区に5選を目指して立候補することを表明しました。
現在4期目の木下さんは、来年4月の県議選で定数2の伊那市区に立候補することを表明しました。
木下さんは、今月23日の後援会正副会長会で5選を目指して立候補して欲しいとする後援会の要請を受諾し、26日事務所で立候補を表明しました。
立候補にあたり、若者の定住対策、広域医療体制の整備、農業振興、住環境の整備に重点的に取り組みたいと述べました。
阿部県政に対しては、信州型事業仕分けの具体的内容など不明な部分も多く評価はまだできないとしていますが、基本的姿勢は、是々非々で臨みたいとしています。
木下さんは、現在75歳。
平成7年の県議会議員選挙で初当選し、土木委員長、監査委員などを歴任し、今年3月からは副議長をつとめています。 -
クリスマスをテーマにした作品展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで手づくりの小物やアクセサリーなどが並ぶ作品展が開かれていて、会場はクリスマスムードに包まれています。
この作品展は、くらふとハウスまあむが毎年開いているもので、今回は、「クリスマスを楽しもう」がテーマです。
会場には、紙粘土や樹脂粘土などを使った作品やデコラティブペイントと呼ばれるアクリル絵の具で色をつけた作品など40人から1,000点が出品されています。
トールペイントとも呼ばれるデコラティブペイントは、初心者でも手軽に楽しめるのが特徴ということです。
中には、粘土で人形をつくり布を巻いて、その上にペイントを施した中世の女性をイメージした作品も見られます。 -
南アルプスジオパーク講座
南アルプスジオパークについて学ぶ講座が23日、伊那市創造館で開かれました。
これは、南アルプスジオパークについて知ってもらおうと、一般市民にも呼びかけ伊那市などが開いたものです。
講師は、飯田市美術博物館学芸員の村松武さんがつとめ、南アルプスの形や、地質について説明しました。
村松さんによると南アルプスは、1万5千年前の伊豆諸島の衝突により大きく地層が変形したという事で、その様子は林道バスから見る戸台の岩で確認できると話していました。
ジオパークは、地質学的に価値のある地域を保全し活用する自然公園で、南アルプスは、2008年に認定されています。
市では、地域住民の関心を高め、南アルプスの世界自然遺産登録に向けた取り組みにつなげていきたい考えです。 -
東春近小学校 りんご収穫
伊那市の東春近小学校4年生は24日、りんごの収穫を体験しました。
この日は4年生61人が、東春近の農家伊藤一路さんの畑でりんごを収穫しました。
東春近小学校では、毎年4年生が伊藤さんの協力でりんご栽培について学習しています。
今年は、4月に摘花作業、9月に葉摘みをし、この日収穫となりました。
伊藤さんは、60年間りんごを育てているベテラン農家です。子供達に農家の苦労を知ってもらい物の尊さを学んでもらおうと17年前から指導をしています。
児童らは、赤く艶のあるりんごを探して丁寧に収穫していました。
4年生は今後、りんご栽培について、種類や肥料、価格などより細かな学習をした後、伊藤さんを学校に招いてお礼の会を開くという事です。 -
伊那西部保育園 さつま汁で収穫祭
伊那市の伊那西部保育園は25日、お世話になっている地域の人たちを招いて収穫祭を行いました。
収穫祭では、園児が畑で育てたサツマイモや大根を使ったさつま汁が振る舞われました。
さつま汁は、園児が野菜を洗い、地域の人たちが大鍋で煮て用意しました。
伊那西部保育園では、今年初めて畑を借り、サツマイモやジャガイモ、トウモロコシなどを栽培しました。
収穫祭は、野菜づくりや園の活動で日頃お世話になっている人達を招き、初めての実りをみんなで祝おうと行われました。
園児らは、野菜がいっぱい入ったさつま汁を味わっていました。
伊那西部保育園では、「地域の手助けがあって野菜づくりができ、おいしく食べられた。地域のおかげ」と感謝していました。 -
家計簿のつけ方学ぶ 家事家計講習会
家計簿のつけ方などを学ぶ家事家計講習会が25日、伊那市内で開かれました。
これは、女性向け雑誌「婦人之友」の愛読者でつくる伊那友の会が開いたものです。
多くの人に家計簿をつけてもらえるようにと、毎年この時期に一般を対象に開いていて、同日はおよそ50人が参加しました。
講習では、会員が、どのように家計簿をつけているかを話しました。
家計簿は、1年間の総収入を把握し、食費や光熱費など項目ごとに予算を立てる方式で、予算と実際の生活費が同じくなるように工夫するということです。
家計簿をつけて2年目という30歳代の女性は、「予算を立て、収支を把握できたことで、どのくらい貯金ができるかわかった」と話していました。 -
羽広菜のカブの漬け込み最盛期
長野県の「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜のカブの漬け込み作業が、現在ピークを迎えています。
伊那市西箕輪のみはらしファーム内にある加工施設では、現在漬け込み作業がピークを迎えています。
収穫したカブをきれいに洗って、二つに割り、いらない部分を取り除いていきます。
漬け込み作業は、10月中旬から始まり、羽広菜生産加工組合の組合員10人ほどが交代であたっています。
組合では、「信州の伝統野菜」にも認定されている羽広菜の栽培から、加工までを行っています。
酒かす、味噌、砂糖をあわせたものと、カブを交互に敷き詰めていきます。
このまま、20日ほど置くと、カブから水分が出て、しっかりと味がしみこむということです。
この羽広菜のカブの漬け込み作業は、12月中旬まで続きます。
カブの味噌漬けは、みはらしファームの直売所やニシザワショッパーズなどで、一袋250グラム300円で販売されているほか、注文も受け付けています。 -
漫画家 橋爪まんぷさんが防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、来年の干支のウサギが防犯を呼びかけるポスターを伊那市駅前交番に贈りました。
25日は、伊那市駅前交番前で、橋爪まんぷさんから、伊那市駅前交番の小林修所長にポスターが手渡されました。
橋爪まんぷさんは、髪が薄くなった人たちが集い社会貢献を目的に活動している満月の会で事務局を務めています。
満月の会の活動の一つとして、4年前から、防犯ポスターを、交番に送っています。
詐欺で虎の子をだまし取られた今年の干支の寅が、警察官に扮する来年の干支のウサギに助けを求め、ウサギが、犯人の狸を追うという漫画です。
橋爪さんは、「年末年始は、金銭トラブルが多いと思うので、詐欺に関するポスターにしました」と話していました。
このポスターは、いなっせの1階に来年1月初旬まで展示されます。 -
伊那市過払い金訴訟を取り下げへ
滞納分の税金を回収するため伊那市が提訴していた長野市の消費者金融業者が滞納分の金額を25日支払ったため、伊那市は26日訴訟を取り下げることにしました。
訴訟は、住民税などを滞納していた市民が消費者金融のコムレイドに払い過ぎていた利息を、この市民に代わって伊那市が請求していたものです。
過払い金の総額は、およそ432万円で、コムレイドは、このうち滞納額分のおよそ37万円を伊那市に支払いました。
伊那市では、期日としていた25日、支払いが確認されたため、この訴訟を26日取り下げることにしたとしています。
伊那市では、「未収金の解消という目的が達成できた。滞納していた市民にとってもメリットがある結果だと思う」としています。 -
伊那公園桜愛護会が最優秀賞
優秀な地域活動をおこなっている団体に贈られる、伊那市地域づくり大賞の最優秀賞に中央区の伊那公園桜愛護会が選ばれました。
伊那公園桜愛護会は、伊那公園で桜の植樹や管理、遊歩道の設置など園内の整備活動を行っています。
会員は53名で、伊那公園でのイベントの開催や、地区の文化祭への協力も積極的に行っています。
この賞は地域への貢献度のほか、活動が継続して行われているか、また多くの市民が関わっているかが審査基準となります。
今年度は市内、12団体が審査対象となり、伊那公園桜愛護会はその活動内容が地域に刺激をあたえ、他のモデルとなっていることなどが評価されました。
最優秀賞に選ばれた伊那公園桜愛護会には、市から賞金3万円が贈られることになっています。 -
トンボの楽園 整備作業
伊那市富県新山のトンボの楽園の整備作業が23日に行われました。
この日は、地元住民でつくる新山山野草等保護育成会が、草刈りなどの作業を行いました。
楽園は、日本一小さいとされるハッチョウトンボなど貴重なトンボの生息する場所です。
会では、トンボの生息しやすい環境をつくるため、春と秋の年に2回草刈りをしています。
またこの日は、新山小学校6年生13人が小学校卒業を前に記念植樹を行いました。
昆虫の保護や景観づくりのために毎年行っていて、もみじや桜などの広葉樹30本を植えました。
新山山野草等保護育成会では、「市街地からも近い場所にこれだけの自然が残っているのはとても貴重。これからも、癒しの空間を作っていきたい」と話していました。 -
撤退へ NECが市へ回答書
伊那市美篶のNECライティング伊那工場閉鎖後の新たな事業展開を検討していたNECは、事実上撤退するとの回答書を伊那市の白鳥孝市長に手渡していたことが、24日わかりました。
回答書は今月9日にNECの役員が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に手渡したものです。
回答書には、伊那工場の施設と隣接する用地についてNECグループ会社で再活用していくための可能性を検討した結果、再活用はしないとしています。
NECは従業員の確保については、NECグループ内各社への配置転換など最大限支援していくとしています。
伊那市はNECライティングに対し固定資産税、約1億5,000万円を免除した経緯があります。
NECの撤退を受け白鳥市長は「市としてNEC以外の企業誘致に取り組んでいく」としています。 -
落馬事故で木曽馬牧場が営業休止へ
伊那市羽広のみはらしファーム内にある木曽馬牧場で23日、来場していた女性が落馬し重体となっている事故を受け、木曽馬牧場は当面のあいだ営業を休止することを決めました。
24日は、木曽馬牧場で警察がこの施設の管理者などから、事故の状況などについて話を聞いていました。
この事故は23日、午後2時10分ころ岐阜県恵那市の30歳の女性が落馬し意識不明の重体となっているものです。
この女性は引き馬体験中に馬が突然走りだし落馬しました。
その際頭を馬に蹴られてケガ負ったものとみられています。
馬を引いていた男性のスタッフにケガはありませんでした。
木曽馬牧場は伊那市が所有し伊那乗馬クラブが指定管理者として管理運営を行っています。
伊那市ではこの事故を受け木曽馬牧場を当面営業休止とし、原因究明を進めるとともに安全対策について伊那乗馬クラブと協議していくことにしています。
引き馬体験中、女性はヘルメットをかぶっていなかったということで、伊那署では事故の原因について調べを進めています。 -
田楽座前座長 松田満夫さんの講演会
伊那市富県の歌舞劇団・田楽座は、来年2月の伊那公演に向けた企画として、前代表の松田満夫さんの講演会を開きました。
21日は、伊那市創造館で講演会が開かれ、伊那公演をサポートする実行委員や、一般など40人ほどが会場を訪れました。
講演したのは、田楽座の前代表・松田満夫さんです。
田楽座は、今年創立46周年を迎えましたが、松田さんは、創立1年後に田楽座に入り、45年のキャリアを持ちます。
松田さんは、幼少時代から、唄と踊りを愛した人生を振り返りながら、田楽座の歴史について話しました。
田楽座が創立した、1960年代は高度成長期で、若者は次々に都会へ行き、古くからの伝統芸能が、廃れていったといいます。そんな中で、地域にのこる芸能が大切なものだと訴えていこうと活動してきたということです。
田楽座では、来年2月20日(日)に公演を予定しています。
今後も、こうした活動を通して、公演をPRしていくということです。 -
市街地再生プラン 商店主や住民を加え検討
伊那市中心市街地再生プラン策定委員会が22日、伊那商工会館で開かれ、今後、具体的な取り組みを検討する際、商店主や地域住民などをメンバーに加え、検討していくことを決めました。
この日は、これまで検討してきた市街地再生にむけた指針を確認し、今後、より具体的な取り組みをしていくための方法を話し合いました。
その中で、▽機能整備▽演出▽情報発信▽人材育成・魅力づくり竏窒フ4つの部会に分かれ、具体的な取り組みを検討していくことを決めました。
また、部会には商店主や地域住民にも加わってもらい、幅広いアイディアを募ります。
対象は、山寺、坂下、荒井、西町の商店主のほか、以前に実施した住民アンケートで、「まちづくりへの取り組みに参加してもよい」と答えた住民59人です。
今後は、この59人を対象に説明会を開き、部会への参加を呼びかけます。
なお、委員会がこれまで検討してきた市街地再生に向けた指針の原案は、26日に開かれる伊那市中心市街地再生協議会で、提案する予定です。