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北信越陸上優勝 高遠高校原翔太君市長表敬訪問
北信越高等学校新人陸上競技大会の男子100メートルと200メートルで優勝した高遠高校2年の原翔太君が15日、伊那市の小坂樫男市長のもとを訪れ、優勝報告した。
原君と陸上部の顧問らが小坂市長のもとを訪れた。
原君は昨年10月に福井県で開かれた大会で、男子100メートルと200メートルの2種目で優勝を果たした。
力を入れている100メートルの記録は10秒94。自己ベストの10秒93にはわずかに及ばなかったが、10秒台の記録は原君だけだった。
200メートルも22秒01と好記録だった。
現在は、今年の夏に沖縄で開かれるインターハイに向け、冬季トレーニングに励んでいるという。 -
焼却場建設反対三峰川連合が下水道処理施設 見学
新ごみ中間処理施設の建設候補地に反対する焼却場天伯河原建設反対三峰川連合が12日、下水処理施設などを見学した。
12日は、三峰川連合の委員を中心に13人が参加した。
見学会は、新ごみ中間処理施設で焼却が計画されている下水処理の汚泥などについて勉強しようと開かれた。
参加者は、伊那浄水管理センターの公共下水道の処理施設を見学し、職員の説明を受けていた。
代表の佐藤幹雄さんは、今回の見学を今後の勉強材料にしていきたいと話していた。 -
県スポーツクラブ ミニバス交流大会
長野県総合型地域スポーツクラブ・ミニバスケット交流大会が11日、伊那市民体育館で開かれた。
11日は県内の総合型地域スポーツクラブに加盟する9チームが参加した。
これは、県内各地にある地域スポーツクラブが主体となって、子ども達の地域を越えた交流を支援しようと初めて開かれた。
大会では、試合をする機会の少ない地域のチーム同士が対戦するように組み合せが行われ、各チームが2試合を行った。
また今回は、実戦経験の少ない低学年の子ども達にも試合を体験してもらおうと、低学年チームの試合も組まれた。
低学年の試合では、子ども達が自分の背よりも何倍も大きいゴール目がけて懸命にシュートを打っていた。
あるスタッフは「交流を通して地域を越えて、友達の輪を広げてもらいたい」と話していた。 -
南大東島訪問団結団式
青パパイヤが取り持つ縁で始まった沖縄県南大東島との民間交流で、伊那側から今月島を訪れる訪問団の結団式が12日、行われた。
今回で6回目の訪問で、産直市場グリーンファームの小林史麿会長を団長に、信州大学農学部の元学部長の野口俊邦さん、同じく名誉教授の茅原紘さんが副団長、24人が島を訪問する。
日程は23日から25日までの3日間で、伊那側の有志が贈った絵画の贈呈式や菓匠しみずの清水慎一専務による青パパイヤケーキづくりの実演も行なわれる予定。 -
【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(後編)
漂泊の俳人、井上井月の愛好家でつくる井上井月顕彰会が10日に新潟県長岡を訪問した。
顕彰会のメンバーは、長岡市役所を訪れ、森民夫長岡市長を表敬訪問した。 -
手良地区認知症アンケート 結果報告
伊那市の認知症支援モデル地区に指定されている手良地区で12日夜、地区住民の認知症に関する意識調査の結果が報告された。
手良公民館で認知症支援地区の第2回推進会議が開かれ、地域住民約60人が参加した。
アンケートは、昨年7月に手良地区653世帯を対象に認知症に対する意識を調査したもので、525世帯から回答があり、回収率は80%を超えている。
「認知症は病気だと知っていましたか」という問いに対しては、85%の人が「知っていた」と答えていて、「子どもからお年寄りまですべての人に正しい理解を持たせてほしい」などの意見があった。
「家族に認知症の人がいる場合に近所に期待すること」という問いに対しては、「話し相手」「声かけ」「見守り」などが多く、「一人で抱え込まずに隣近所に相談してほしい」という意見があった。
会議では、アンケート結果に対する感想や地域でできることについてグループに分かれて意見を出し合った。
手良地区は、認知症への関心が高いことや、地域間交流が盛んなことなどから、昨年6月に市の認知症支援モデル地区に指定された。
手良社会福祉協議会の城倉直彦会長は、「事業スタート時に比べ、認知症に対する意識が高まっている。みんなで理解を深めて、地域の助け合いの輪を広げたい」と話していた。
伊那市では手良を参考に、平成23年度以降は伊那市全体にも取り組みを広げていきたいとしている。 -
城取茂美さんの楽しい講演会
信濃教育会賛助会の会員発表会が12日、いなっせで開かれ、前西箕輪公民館長で笑い療法士の城取茂美さんが、歌を織り交ぜながら楽しく発表した。
発表会は信濃教育会賛助会の総会に合わせて毎年開かれているもので、賛助会の活動を地域の人たちにも知ってもらおうと、今年初めて一般公開された。
会場には賛助会の会員や一般ら約100人が集まった。
城取さんは「歌は世につれ縲恟コ和歌謡史から縲怐vと題し、戦前から戦後にかけての日本の情勢を、当時流行した歌にあわせて披露した。
会場を訪れた人たちは、城取さんの歌う懐かしい曲とユニークな話術に聞き入っていた。
発表を聞いたある人は「当時のことを思い出しながら、楽しい時間を過ごすことができました」と話していた。 -
伊那西高校美術・書道卒業記念展覧会
伊那市の伊那西高校の3年生による「美術・書道卒業記念展覧会」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
展覧会は、卒業を間近に控えた3年生がこれまでに学んだ学習の成果の発表の場にしようと開いているもので、今年で3年目になる。
展示しているのは、美術クラブ、書道クラブ、そして今年初めて参加した折り紙工芸クラブの作品約120点。
美術クラブの作品は、油絵や水彩などで人物や日本の美が表現されている。
書道クラブは、自分の好きな歌詞や母親への感謝の気持ちを表現した作品を数多く並べている。
今年初めて参加する折り紙工芸クラブは、折り紙作品を中心に、切り絵や手作りの絵本なども並べている。
伊那西高校の美術・書道卒業記念展覧会は14日まで。13日と14日は、茶華道クラブ員により会場でお茶もふるまわれることになっている。 -
故・中山秀幸さん遺作展開催へ
去年、脳腫瘍のため亡くなった伊那市の山岳写真家、中山秀幸さんの遺作展が4月3日から伊那文化会館で開かれることが決まった。
11日夜、いなっせで第1回実行委員会が開かれ、有志18人が出席した。
委員会では名称を、「南アルプスから南米アンデスの旅 中山秀幸遺作展」とし、日本山岳協会南信支部長の津野祐次さんが代表を務めることが決まった。
中山さんは伊那市出身の山岳写真家で地元南アルプスのほか、南米アンデスの撮影など、その写真は関係者から注目を集めていた。
しかし去年10月に脳腫瘍のため48歳で亡くなった。
実行委員会では中山さんの遺作展を4月3日から伊那文化会館で、また4月13日からは駒ヶ根高原美術館で開くほか、遺作集の発行や中山さんを偲ぶ会の開催も計画している。 -
伊那市議会臨時会補正予算案可決
伊那市議会は、12日の臨時会で2億8,900万円の一般会計補正予算案を全会一致で可決した。
国の第2次補正予算の成立を受け、伊那市には約2億6,000万円の臨時交付金が交付される。
市側は、その交付金をインフラ整備に活用するとして公共施設の改修や修繕に9,970万円、土地改良事業に1,500万円、道路・河川の改良事業に1億7,430万円の補正予算案を提出し、全会一致で可決し閉会した。小坂樫男市長は、「今回の補正で景気対策を一刻も早く実効あるものにしていきたい」と述べた。 -
井月顕彰会が「長岡訪問」を市長に報告
井上井月顕彰会の堀内功会長と、撮影中の映画「ほかいびと伊那の井月」の北村皆雄監督が12日、小坂樫男伊那市長を表敬訪問した。
顕彰会のメンバーは今月10日に、井月への理解を深めようと生まれ故郷とされている新潟県長岡を訪れた。
2人は、視察の様子や、長岡市長に映画撮影での協力を要請したことなどを小坂市長に報告していた。
小坂市長は「長岡とも交流を図りながら井月を名を広めてもらいたい。」と話していた。 -
高遠の伝統「だるま市」
伊那市高遠町伝統の「だるま市」が11日、鉾持神社の参道などで開かれ、縁起物のだるまを買い求める人達で賑わった。
約400年前から続くと言われる高遠のだるま市は、家内安全や五穀豊穣などを願う鉾持神社の祈年祭に合わせて毎年開かれる。
参道には様々なだるまが並び、訪れた人たちが値段交渉をしてだるまを買っていた。
大きなだるまを買った人には景気づけにと一際大きな声で「手締め」が行われた。
だるま市に訪れたある男性は「不景気で大きいだるまが買えなかった。不況をふきとばして来年はもっと大きいだるまを買いたい」と話していた。
11日は雨の降る一日となりましたが、だるま市実行委員会によると例年並みの約2万人が訪れたという。 -
【カメラリポート】井上井月顕彰会が井月の故郷、新潟県長岡へ(前編)
幕末から明治時代にかけて、
約30年にわたり伊那谷を放浪し、1700余りの俳句を残した漂泊の俳人、井上井月。 -
【カメラリポート】伊那ミニバスケットボール教室 全国大会へ
伊那ミニバスケットボール教室の女子は、先月、長野市で開かれた、第21回全国選抜長野県大会で優勝し、2年ぶり4度目の全国大会出場への切符を手にした。
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伊那消防署で初の研究発表会
伊那消防署で9日、消防防災活動についての研究発表会が初めて開かれた。
日頃署員が自主的に研究している成果を発表する場を設けようと初めて開き、3つの研究課題について発表があった。
このうち、救助隊副隊長の原秀一さんは、年々増加傾向にあるゲリラ豪雨に対応するため、川などの水の流れのある流水域での救助活動の危険について話した。
流水域での救助は、急速に体温が下がり身体機能が著しく低下したり、流される可能性があるなどのリスクがあるという。
原さんは、「流水域での救助活動は危険性が高く、専門的な知識や技術、装備が必要」として、「早急な流水救助体制の確立、さらなる研究、訓練が必要と感じた」と話していた。
伊那消防署では、発表を基に署員それぞれが課題を検討し、今後も研究に取り組んでいきたいとしている。 -
消費者の会がリフォーム講習会
いらなくなった布を再利用しようと、リフォーム講習会が10日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
使用しなかったハンカチ、洋服を作った後の端切れ、
何度も使った手ぬぐい。これらはもう、いらなくなった布。
約20人の参加者がこれらの布を持ちより、布マスクなどの作り方を教わった。
講習会は、使えるものは再利用して、ごみを減らしてもらおうと伊那市消費者の会が開いた。
参加者は、いらなくなった端切れを型に合わせて切り抜き、ミシンなどで縫い合わせ、ゴムを通してさまざまなマスクを作っていた。
講習会は16日と25日にも開かれる予定。 -
カジカの骨酒販売開始
伊那市長谷の宿泊施設「仙流荘」は10日から、清流に生息する川魚「カジカ」の骨酒の提供を始めた。
カジカはきれいな川に住む魚。昔は長谷地区の川でも見ることができたが、今ではほとんど見られなくなった。
仙流荘では、宿泊客が少なくなる冬場の目玉商品として、カジカが一匹丸ごと入った骨酒を提供しようと考えた。
まず、養殖のカジカを日干ししたものを数分あぶり、香ばしさを出す。それを竹の器の中に入れ、日本酒を注ぐ。
2、3分ほど待つと、香ばしく焼いたカジカの香りとうま味が染みだし、酒全体にこくが出るという。
骨酒は、宴会や宿泊客からの要望があった場合、提供する。価格は1800円で予約が必要。 -
伊那市が災害時の業務継続計画
伊那市は、想定される東海地震などの大規模災害時に、情報システムをいち早く復旧させ継続させていく手順を明記した業務継続計画を策定した。
計画は、伊那市が国のガイドラインに沿って、中部・甲信越地区で唯一モデル団体として策定した。
東海地震の地震防災対策強化地域に指定されていることもあり、万が一、大規模な災害が発生し情報システムが停止すると、市民生活に大きな影響があるとして、今回68ページにわたる計画を策定した。
計画によると、震度6強の直下型地震が発生した場合、パソコンは50パーセントが故障し、5時間以内に参集できる職員は50パーセント、サーバーは全て故障していると想定している。
その場合、本庁と高遠町や長谷地区の総合支所、避難所となる小中学校を結ぶ光ケーブルなどネットワークの復旧を最優先に挙げている。
続いて安心安全メール、安否確認に関係する情報センターの管理システムなど72の情報システムについて優先順位をつけて計画している。
伊那市では今後、この計画に基づいた安否確認の訓練や被災者支援システムの構築訓練などを実施する計画で、随時見直しもしていく考え。 -
高遠に人形飾り 金賞は市役所
11日のだるま市を前に、伊那市高遠町の商店街には、伝統の人形飾りが並んだ。
今回は、従来の町内会や金融機関などに加え、初めて高遠高校が参加し、6つの場面が登場している。
9日行われた審査会で、伊那市高遠町総合支所前に飾られた「カールじいさんの空飛ぶ家とディズニーの仲間達」が最高賞の金賞に選ばれた。
また、今回初めて参加した高遠高校は、「世界」と題したロボットを出品し、努力賞となっている。
11日のだるま市は、豊作などを願う鉾持神社の祈年祭に併せて400年前から開かれている伝統の市で、参道には70店の露店が軒を連ね大小さまざまなだるまが並ぶ。 -
篠笛講座 入門編
日本伝統の楽器「篠笛」の吹き方を学ぶ講座が、7日、伊那市のいなっせで開かれた。
指導したのは、埼玉県在住の篠笛奏者、大野利可(りか)さん。
大野さんは、4年前、伊那市で演奏会を開いた事が縁で、3年前から年4回の講座を開いている。
入門編には、10人が参加し、1時間余りにわたり、音の出し方等の指導を受けた。
受講した人達は、大野さんから、口の形や息の強さなどアドバイスを受けながら、笛を吹いていた。
市内から参加したある男性は、「思いどおりの音が出せるよう地道に努力したい」と話していた。
次回の講座は4月11日に開かれる予定。 -
伊那の方言劇と田楽座伝統芸能公演
「伊那の方言劇と田楽座伝統芸能公演」が7日、伊那市のいなっせで行われた。
公演は、地域の伝統文化の継承・発展を目的に、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年行っている。
今回は、伊那市富県に拠点を置く、歌舞劇団田楽座が初めて出演した。
田楽座の公演の前には、伝統文化について理解を深めてもらおうと、伊那文化会館付属劇団南信協同が、田楽座発足の経過を伊那の方言で紹介する劇も上演された。
田楽座は1964年に伊那谷に発足。日本各地の民族芸能や創作した舞台などを教育施設や各種イベントで披露している。
この日は、宮崎県に伝わる「日向木挽き唄」や、創作した傘踊りなどを披露していた。
会場には、満員となる350人ほどが訪れ、舞台で行われる伝統芸能を楽しんでいた。 -
引持で伝統の数珠回し
伊那市高遠町の引持地区で7日、お事始めの伝統行事、数珠回しが行われ、一年間の無病息災などを祈願した。
数珠回しは明治以前から伝わる伝統行事で、区民が数珠を回してお互いの安全を願う。
この日は約30人が集会所に集まり、南無阿弥陀仏と唱えながら長さ20メートルほどの数珠を3周回した。
数珠の中には、一つだけ大玉があり、回ってくると頭を近づけ、願い事をしていた。
平岩健登常会長は、「この地区の伝統行事を絶やさないよう、後世に伝えていきたい」と話していた。 -
知的障がい者による作品展「チカクニアルセカイ」
県内外の知的障がい者による作品展「チカクニアルセカイ」が、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
これは、障害のある人が日常生活の中で描いた作品の表現そのものの面白さを紹介しようと、障がい者福祉施設などが企画した。
展示しているのは、上田市をはじめ東京や新潟で活動している作家7人。
さまざまな引き出しのついたピンク色の箱や数字が描かれたトラックの写真、文字で埋めつくされたフリーペーパーなど会場には約100点の作品が並んでいる。
また7日には関連イベントとして、カッティングシールを米袋に貼ってしおりやストラップをつくるワークショップが予定されている。
この知的障害者による作品展チカクニアルセカイは21日まで。 -
劇団ひとりの母が講演
お笑い芸人劇団ひとりの母・川島育子さんの講演会が6日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
川島さんが、忙しい時代に心のゆとりをもって楽しく生きるために何が必要かをテーマに講演した。
講演会は、JA上伊那が女性を対象に行っている教室の一環で開かれたもので、今回は一般にも公開された。
川島さんは、元日本航空の国際線客室乗務員で、退職後は、3人の子供を育てあげた経験を活かし、マナーや子育てのセミナーを各地で行っている。
川島さんは、人生を豊かにする心のゆとりを持つためには、準備と対策が必要だとして、そのためには尊敬する人の行動・考え方を真似してみる「学び癖」、脳と心を磨く「考え癖」、良い事はすぐに実行する「即行動癖」の3つの癖づくりが大切竏窒ニ話していた。 -
革の表紙で手帳作り
革を使ってオリジナルの手帳を作る教室が6日、伊那市の高遠町図書館で開かれた。約20人が参加し、手帳作りに挑戦した。
これは、地域の人たちに図書館に親しんでもらおうと高遠町図書館が開いた。
参加者はまず、何枚もの紙を折りたたみ、手帳の中身を作った。
次は針と糸を使ってカバーとなる革に縫い付ける作業で、糸を継ぎ足しながら少しずつ紙を縫い付けていくと、だんだん手帳らしくなっていった。
最後に、紙の部分をはさみで切り分け、ボタンを付けて完成した。 -
伊那小6年夏組 駅前活性化活動まとめ
JR伊那北駅前広場の有効活用について考えてきた伊那小学校6年夏組は6日、活動の総まとめとして伊那市や地域住民と意見を交わした。
伊那小学校で公開授業が行われ、各クラスが総合学習を公開した。
その中で、伊那北駅前の活用について検討を進めてきた6年夏組は、伊那市の白鳥副市長や地元の八幡町商店街を招いて意見を交わした。
夏組は3年前、伊那北高校の文化祭で開かれた駅前広場の活用を考えるワークショップに参加し、活動を始めた。
広場にある池の掃除や草取りをしたほか、「明るくにぎやかでたくさんの人が集まる駅周辺にしよう」をスローガンに広場の活用方法を考えてきた。
この日の意見交換会では「本当に池は必要なのか」「ベンチはどこに置くのか」「今後活動は誰が引き継ぐのか」などについて話し合った。
会の最後に白鳥副市長は「みなさんの熱い想いが伝わりました。広場の日時計の設置については前向きに考えていきたいと思います」と話していた。
公開授業には、3年前伊那北高校の文化祭でワークショップを企画した宮澤俊太郎さんも訪れ、子ども達の発表に耳を傾けていた。
今後伊那北駅前広場については、伊那市が活動を引き継ぎ、地域住民が協力して管理をしていく予定。 -
マツタケ名人の藤原さん講演会
伊那市の富県ふるさと館で6日、ふるさと講座が開かれ、マツタケ名人の藤原儀兵衛さんが講演した。
会場には県内外から約100人が集まった。
藤原さんは、伊那市新山在住で、地元の高烏谷山で山林を整備しながら、人工栽培が難しいといわれるマツタケの増産をしている。
この日は「山と私とマツタケ」と題し、マツタケの栽培について講演した。
藤原さんによると、マツタケは地面の温度が15度から19度になると地表に出てくるということで、上伊那地域はその温度が長く保たれる、マツタケの生育に適した地域だという。
また、去年マツタケが不作だったことについて「去年は9月に25度以上の夏日が2日あり、マツタケの菌が死んでしまった。28度以上でないと鳴かないと言われるミンミンゼミが、9月に鳴いていたらその年は不作」と説明していた。
藤原さんは「マツタケは風通しのいい痩せた山に出る。きちんと山の手入れをすれば、マツタケは嫌でも出てくる」と話し、訪れた人たちの興味を引いていた。 -
絵画と木彫二人展
辰野町の小澤晃一さんと、伊那市の饗場敦さんによる「絵画と木彫二人展」が、ベルシャイン伊那店で開かれている。
会場には小澤さんの絵画と饗場さんの彫刻、合わせて100点が並んでいる。
30年前から絵を描いている小澤さんと、趣味で25年前に木彫を始めたという饗場さんは、同じ職場で働いていた元同僚。小澤さんが話しをもちかけ、今回初めて二人展を開いた。
小澤さんと饗場さんは「2人一緒に展示ができることはとても幸せなこと。お互いの作品に刺激を受けながら作品づくりを続けていきたい」と話していた。
「絵画と木彫二人展」は9日まで。 -
伊那警察署09年遺失物状況まとまる
伊那警察署は昨年1年間の落し物などの状況を発表した。
それによると、届け出のあった落とした現金の総額は約1856万円となっている。
届け出のあった落し物のうち一番多かったものは、証明書やカード類で3999点、次いで財布が790点、携帯電話が394点となっている。
現金の総額は約1856万円で、そのうち落とし主に戻されたのは約429万円だった。
また一度に落とした現金の最高金額は90万円だった。
ほかに拾った現金が届けられた総額は約630万円で、一昨年と比べて100万円ほど、率にして14.3%減少していて、伊那署では不況が影響しているのではないか竏窒ニ話している。 -
イエメン保健省 伊那市の幼児健診視察
母子保健が立ち遅れている中東イエメンの医師たちが3日、伊那市の幼児健診を視察した。
イエメンの都市ハドラマウト県の厚生局で働く医師ら4人が伊那市を訪れ、一歳半健診を視察した。
この視察は、国際協力機構(JICA)の取り組みの一環として行われた。
イエメンでは、乳幼児の死亡率が高く、1歳未満の子どもの場合、1000人中73人が栄養失調やマラリアなどで命を落としている。
こうした状況を改善するため、母子保健に力を入れている長野県で視察を行った。
市の保健師が健診の内容を話し、子どもの発達に異常がないかを確認したり、母親の育児不安の解消に務めていることなどを説明した。
イエメンでは、2015年までに1歳未満の死亡率を1000人中45人まで下げるように取り組んでいて、現在栄養改善や予防接種の充実に取り組んでいるという。