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少林寺拳法県大会
少林寺拳法の長野県大会が5日、伊那市勤労者福祉センター体育館で開かれた。
大会は全国大会の予選として開かれたもので、県内の小学生から一般まで約300人が参加した。
少林寺拳法の大会は勝敗を決める試合ではなく互いの技の正確さや、迫力を審査し、優劣を競います。
この日は親子での技のかけあいもあり、参加者が日頃の鍛錬の成果を発揮した。
大会の結果、伊那支部で最優秀は次の通り。
一般男子5段以上の部で伊那の伊藤重充さん、飯島伸一さん。
一般女子マスターズの部で富田弘美さん、小澤さゆりさん。
中学生団体伊那支部。
最優秀になった個人や団体は、10月に青森で開かれる全国大会に出場する。 -
伊那小児童が演劇指導受ける
伊那文化会館で5日、伊那小学校の児童が劇団南信協同の団員から演劇指導を受けた。
指導を受けたのは、総合学習で演劇に取り組んでいる6年秋組の児童16人。
5日は伊那文化会館の付属劇団南信協同の団員が舞台で身体の動かし方などについて指導した。
指導では「人との出会いから、対立、そして別れ」がテーマとして与えられ、児童らはセリフなしで身体の動きだけでそれらを表現した。
このような稽古により、言葉に頼らず、動きで何を言いたいかを理解してもらう力が身についてくるという。
秋組では4年生のときから、演劇に関する勉強を続けていて、5年生のときには発表会も開いた。
来年3月には、これまでの集大成として、伊那文化会館での発表会も計画している。
発表するのは、環境や歴史などをテーマにした児童らによるオリジナルの作品で、見てくれた人を元気にしたいという思いがこめられているという。
秋組の児童らは、発表会までに演技力などさらにレベルを上げていきたいと意気込んでいる。 -
各地で消防団のポンプ操法大会
伊那市消防団のポンプ操法、ラッパ吹奏大会が5日、伊那市役所であった。各分団の消防団らが、日頃の訓練の成果を競い合った。
この日は、ポンプ車操法の部に9チーム、小型ポンプの部に25チーム、ラッパ吹奏の部に5チームが出場。それぞれ技術を競い合った。
大会の結果、ポンプ車操法は竜東分団第2部が、小型ポンプは手良分団第1部がそれぞれ優勝した。 -
トンボの楽園でハッチョウトンボ観察会
ハッチョウトンボの生息地である伊那市新山で5日、観察会が開かれ、多くの人でにぎわった。
日本最少トンボといわれるハッチョウトンボは体長約2センチ。オスが赤、メスが黄色と黒のしま模様をしている。
観察会は新山地区の住民有志でつくる「新山山野草等保護育成会」が開いた。
トンボの楽園は広さが約1ヘクタールで、遊歩道が整備されている。
36種類のトンボが確認されており、訪れた人たちは珍しいトンボを見つけると、その様子を写真に収めるなどしていた。
ハッチョウトンボは草がある湿地帯を好むということで、育成会では草が伸びすぎないようにしたり、乾いた所には水を入れるなど年間を通して管理している。
トンボの楽園は無料開放されている。ハッチョウトンボの発生のピークは今月いっぱい。 -
高遠の四季展中高生の部入賞決定
全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」中高生の部の審査会が6日、開かれ、最高賞の金賞には伊那市の高遠中学校2年、北原早希さんの作品が選ばれた。
中高生の部は今回初めて設けられた。
市内の中学校と高校から69点の作品が寄せられた。
金賞に選ばれた北原さんの作品「建福寺の階段」は、高遠町にある寺院の石段を描いた作品。題材の石段を堂々と描き、微妙な色使いで石の表情をさまざまに表現している点が評価された。
また、銀賞には長谷中学校2年の池上陽介くんの作品「柱と彫刻」と、高遠中学校1年の北原正暁くんの「樹林寺」が選ばれた。
応募作品69点は25日から来月9日まで、市役所の市民ホールに展示する。 -
化粧品会社が高遠の桜に10万円寄付
横浜市に本社を置く化粧品会社「ボゥ・ベル・サンテ化粧品」は、高遠城址公園の桜の整備になどに活用して欲しいと、3日、伊那市に10万円を寄付した。
3日は、ボゥベルサンテ化粧品の和田京子代表取締役ら2人が市役所を訪れ、小坂樫男市長に10万円を手渡した。
この会社では、設立当初から、18年にわたり、各地の環境保護活動を支援する寄付を行っている。
今年は、和田代表が4月に高遠を訪れた際、桜に感動したという事で、伊那市に寄付することにしたという。
和田代表は、「本当にすばらしい桜のために役立てて欲しい」と話した。
小坂市長は感謝するとともに、「今度は夜桜を是非見て欲しい」とPRしていた。 -
市民プールオープン
伊那市民プールの今シーズンの営業が4日から始まった。
オープン初日はプールが無料開放され、早速子ども達が水の感触を楽しんでいた。
伊那市民プールは、昨年2万1355人の利用があった。
統計が残っている昭和50年からは、昭和59年に5万4470人の最高利用者数を記録したが、ここ数年は2万人台となっている。
伊那市民プールの今シーズンの営業は、8月30日までの58日間を予定している。
入場料は一般600円、小中学生300円、未就学児無料。 -
ふれあい広場の展示
伊那市の福祉まちづくりセンターで毎年開催されている「ふれあい広場」の写真展が、伊那中央病院の1階レストラン前で開かれている。
ふれあい広場への理解を深めてもらい、より多くの人の参加を促す目的で、約150枚の写真を展示している。
ふれあい広場実行委員長の平沢正貴さんは、「イベントを楽しむ多くの参加者の笑顔を見てもらいたい」と話していた。
ふれあい広場写真展は10日まで。 -
ブルーベリー狩りオープン
みはらしファーム伊那市西箕輪のみはらしファームで4日から、ブルーベリー狩りが始まった。オープンの朝9時に愛知県からの観光客が公園を訪れ、早速ブルーベリーを味わっていた。
みはらしファームのブルーベリー狩りは今年で8年目。4.1ヘクタールの農園には4千本、20種類のブルーベリーが植えられている。
今年は5月の始めに農園の一部で霜の影響があったが、木の成長に合わせて収穫量も増えるため、去年より多く実がついたという。
ブルーベリー狩りは8月16日まで。料金は中学生以上千円、3歳以上500円で1時間食べ放題。 -
北沢峠で長衛祭
竹沢長衛の遺徳を偲ぶ南アルプスの開拓者として知られる「竹沢長衛」を偲ぶ長衛祭が4日、伊那市長谷と山梨県境の北沢峠で行われた。
1958(昭和33)年に69歳で亡くなった竹沢長衛は、伊那市長谷出身で南アルプスの開拓者として知られている。
長衛祭は登山道の整備や山小屋の建設などに尽力した故人の功績をたたえようと行われ、今年で51回目となる。
この日は標高2032メートルの北沢峠に飾られている長衛のレリーフの前に登山者ら約140人が集まった。
集まった人たちは一人ひとり長衛のレリーフに花をたむけ、故人の遺徳を偲んだ。
また、北沢峠の長衛荘で南アルプスや竹沢長衛に関する意見発表があった。
意見発表では、竹沢長衛の知人で第1回から長衛祭に参加している唐木勉さんが話をした。
唐木さんは、「竹沢長衛は、不思議な魅力を持った人。山を愛していたとともに山を愛する人を愛した人だった」と話していた。
集まった人たちは長衛にまつわる唐木さんの話に耳を傾け、その人柄と功績について理解を深めていた。 -
子ども科学工作教室
科学への関心を深めてもらおうと、「子ども科学工作教室」が4日、伊那市の伊那テクノバレー地域センターで開かれた。上伊那地区の小学生約40人が集まり、電気を使ったロボットづくりに挑戦した。
同教室は、子どもに科学に興味を持ってもらうおうと年2回、地域産業の支援を行っている伊那テクノバレー地域センターが開いている。
ボランティアとして地元企業の技術者が参加していて、10社から25人が参加した。
今回はセンサーで黒い線を認識して走るロボット「ラインレーサー」の組み立てに挑戦した。
子どもたちは、線の接続や組み立ての方法を教わりながらロボットを完成させ、きちんと動くかを確かめていた。
最後は、一斉に並べて競争。子どもたちはスタートと同時にロボットから手を離し、順位の行方を見守っていた。 -
第40回伊那まつりに向け、伊那まつり改革を考えるプロジェクトチーム初会合
2010年の第40回伊那まつりをより多くの一般市民に参加してもらえるようなものにしていこうと、伊那まつり改革プロジェクト会議の初会合が3日、市役所であり、委員をつとめる関係団体の代表15人に伊那まつり会長の小坂樫男市長から委嘱書が手渡された。
座長には伊那公民館の武田登公民館長を、副座長には伊那商工会議所青年部で伊那まつり事務局長の小池真一さんを選出した。
同会議は本年度と来年度の2年間、まつりの検証と検討を重ね、小坂市長に答申する。
前半は方向性や目的などのまつりの総論、後半は踊りや場所などについての各論を検討する予定。
この日は委員から「伊那まつりはまちづくりにつながる」「長谷・高遠地区の参加方法を考えて進めていく必要がある」「伊那まつりは単なるイベントでなく歴史も踏まえるべき」などといった意見が出た。
伊那まつりは伊那の勘太郎の映画のヒットにちなんで、伊那の名を全国に売り出そうと商工業者が昭和33年に第1回目を実施。15回まで伊那商工会議所が主体で実施してきたが、昭和48年に市民まつりへの転換が図られて以降、伊那市が主体となって実施している。
平成9年の第25回から第3の踊りとして宇崎竜道さん作曲のダンシングオンザロードが加わり、6千人以上が踊るようになっている。
しかし、15年が経過しようとする中で、参加者などからマンネリ化への懸念やまつりの見直しを求める声も上がっていた。
2回目の会議は今年の伊那まつりが終わった8月末ごろに開く予定。 -
伊那中の卒業生でつくる「峰かえでの会」がいなっせで作品展
伊那中学校の昭和32年卒業生でつくる「峰かえでの会」による作品展が6日まで、伊那市のいなっせで開かれている。41人から集まった約100点の作品が、訪れた人の目を楽しませている。
同会は、同窓会を発展させる形で発足したもの。会員は現在、67歳、68歳になっている。
伊那中学校の校章が峰カエデであることから、「峰かえでの会」と命名。8クラス、458人に参加を呼びかけたところ、全国にいる同期生41人から100点の作品が集まった。
初日のこの日は、遠方からも大勢の同窓生が駆けつけ、仲間の作品を囲みながら、自慢話や苦労話に花を咲かせた。 -
入野谷で地元野菜を使った新メニュー「ブルスケッタ」登場
地元の食材をPRしようと、伊那市長谷の宿泊施設「入野谷」は、地元野菜をふんだんに使った新しいランチメニュー「ブルスケッタ」を提供し始めた。
ブルスケッタはスライスしたフランスパンにさまざまな料理を乗せて味わうイタリア料理。
入野谷では以前から、玄米と野菜を中心としたマクロビオティックのメニューを提供しており、新メニューもそれを基本としている。
素材は地元で採れた季節の野菜が中心で、現在は「ナスのまめ味噌炒め」や「トマトとアマランサスのマリネ」などを味わうことができる。
中には、長谷で採れた木イチゴなど、ここでしか味わえないものもある。
小嶋昇料理長は「ここには分杭峠に来る県内外の観光客がくる。新メニューで地元の食材をPRできれば」と話していた。
ブルスケッタはランチメニューとして提供している。
時間は午前11時半縲恁゚後1時半、価格は1000円。 -
美篶区長会がアルプス号存続要望
伊那市美篶区の区長会が2日、JRバス関東に対して、今月末で廃止される高遠町・長谷地区と新宿を結ぶ高速バス「南アルプス号」の存続を求めた。
美篶地区の橋爪英峯区長会長ほか、5人が伊那市にあるJRバス関東中央道統括支店を訪れ、秋葉松美支店長に南アルプス号の存続要望書を手渡した。
秋葉支店長は、すでに南アルプス号の廃止届を提出していることや、年間3千万円の赤字になっていることなどを説明した。
JRバス関東では南アルプス号を廃止する代わりに、現在伊那バスが運行している新宿線に、高遠町、長谷地区からの路線バスを連絡させる新しい便を運行する計画をしている。
料金は南アルプス号と同じ程度に設定し、できるだけ早い時期に実施したい竏窒ニしている。 -
伊那市の深妙寺 アジサイ見ごろ
アジサイ寺として知られる伊那市西春近の深妙寺のアジサイが見頃を迎えている。
深妙寺には200種類、2500株のアジサイが植えられている。
現住職重盛快典さんの母、故・登美子さんが30年ほど前から植え始めたもので、現在は住職が引き継ぎ、檀家の協力を得ながら管理している。
境内には、33対の観音像が配置されていて、観音像を巡りながらアジサイを楽しむことが出来る。
アジサイは乾燥を嫌うため、水遣りや冬場の管理が大変という。
重盛住職は、「雨に合うアジサイを愛でて、わびさびを感じてもらいたい」と話していた。
重盛住職によると、今年の花の見ごろは例年よりも1週間ほど早く7月中旬まで。10日まで、お茶や菓子の無料サービスもある。 -
橋爪まんぷさん 保科正之のマンガ原画展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんによる保科正之のマンガ物語の原画展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれている。
まんぷさんはこのほど、伊那市観光協会が発行した保科正之のマンガ物語と、伊那市に全戸配布された冊子の挿絵を担当した。
マンガ物語では、吹き出しに文字が印刷される前の原画16点、冊子の挿絵は25点が並んでいる。
挿絵には、同じ絵柄のものが並んでいることがあるが、これは江戸時代を忠実に表現しようと関係者と相談しながら描き直したためで、刀の長さや、まげの形などにも注意して絵を描いたという。
また会場には、保科正之のマンガに取り組む中でまんぷさんが触発され、江戸時代の庶民の暮らしを描いた風俗画70点も並んでいる。
それぞれの作品には、四字熟語も添えられていて、風刺の効いた漫画となっている。
橋爪まんぷさんのマンガ原画展は7日まで。 -
伊那市「高齢者イーナプラン」第4期検討
伊那市の第4期老人福祉計画・介護保険計画「高齢者イーナプラン」について検討する高齢者施策推進協議会が2日、市役所であった。
市では、介護保険制度が導入された平成12年から、高齢者イーナプランを3年度ごとに策定していて、本年度から平成23年度までの第4期のプランを検討する委員がこの日委嘱された。
会長には、伊那市医師会の中畑英樹さんが選任された。
中畑さんは、「高齢者が住みやすい伊那市を構築していきたい」とあいさつした。
協議会の中では、新たに市内に認知症専門の生活介助施設が建設される計画が示された。
施設は伊那市高遠町勝間の特別養護老人ホームさくらの里に併設されるもので18人入所することができる。
同施設は、11月着工、来年4月完成予定。 -
アマランサスの若菜を食す会
伊那地域で栽培が進められている雑穀アマランサスの若菜を食べる会が1日、伊那市長谷のレストラン野のもので開かれた。
食べる会は、産学官が連携して作る伊那地域アマランサス研究会が企画した。
この日は、アマランサスの葉を伊那市長谷のレストラン野のもので調理し、かき揚げやチヂミ、酢味噌和えなど8品が用意された。
アマランサスは栄養価の高い雑穀で、秋に収穫する実のほか、この時期に間引く若菜も食べられる。
レストランによると、調理方法は一般的な葉物野菜と同じで、若菜自体にクセがないので何にでも合うという。
研究会では、「アマランサスの若菜が伊那の初夏の味になれば。4日には若菜の間引き体験会も開かれるので参加して是非家庭でも食べてみてほしい」と呼びかけていた。 -
母親の再就職準備セミナー
子育てなどで一旦職場を離れた母親の再就職を支援するセミナーが1日、伊那市の富県子育て支援センターで開かれた。
このセミナーは、女性の働きやすい職場作りなどに取り組む21世紀職業財団が厚生労働省の委託事業として開いている。
長野市在住のキャリアコンサルタントの竹原礼子さんが、再就職に向けた準備や心構えを話した。
竹原さんは、「再就職したくても、子育て期間のブランクや家庭との両立を不安に感じる人は多い。結婚すると、仕事に対して家族の理解が得られにくい状況もあるが、その中でもうまくやっていく方法はある」と話した。
また、「これから育児をしながら、どんなことをしたらいいかシミュレーションしていくと、再就職の動機付けができてくる」とした。
参加者は、ワークシートを使い、再就職に向けての心構えができているか、家族のサポート体制があるかなどの5項目をチェックし、改めて自分の今の状況を確認していた。
竹原さんは、「子育ての経験は社会でも生かせる。ぜひ社会復帰してほしい」と話していた。
財団によると、去年からの不況の影響で、これまで以上に再就職を希望する母親は増えているという。 -
エコポイント制度申請始まる
省エネ家電の購入を促す事業、エコポイントの交換商品に伊那市のいーなちゃんカードが選ばれ、1日から商品交換の申請が始まった。
伊那市坂下の文具、オフイス事務、デジタルテレビ販売の藤澤でも申請開始にあわせ、利用を呼びかけていた。
エコポイントはエアコン、冷蔵庫、デジタルテレビのいずれかを購入した人に1ポイント1円相当のポイントが与えられ商品券などと交換できる制度。
このエコポイントはいーなちゃんカードのプリペイドチャージとして、加盟店およそ130店舗でも使うことができる。
さらに伊那市コミュニティカード協同組合では、地域商店街の活性化につなげようと、エコポイントに10%上乗せしたサービスを始め、加盟店の売り上げ増につなげたい竏窒ニしている。
エコポイントについては、申請の仕方がわかりにくいという声もあり、加盟店では「店に立ち寄ってもらえれば、申請方法や制度のメリットなどについても説明したい」と話している。 -
伊那市ごみ減量化資源化推進委員会
伊那市は1日、家庭用生ごみ処理機の導入を進めた場合、どの程度ごみの減量につながるかの試算を、市ごみ減量化資源化推進委員会で示した。
市が平成16年度に行った可燃ごみの組成調査の結果、排出されるごみの約45%が生ごみだった。
市では昨年度、約8200トンの可燃ごみが排出されており、そのうち約3800トンが生ごみだったと考えられる。
仮に、家庭用生ごみ処理機を市内の200世帯が導入した場合、1年間で約25トンの生ごみが削減できると推測している。
毎年200世帯が生ごみ処理機を導入した場合、10年後に削減できる生ごみの量は年間250トンになる。
委員会では、ごみの量を減らすには、生ゴミの減量化、資源化が不可欠として、今後、生ゴミの減量化を重点項目として検討を進める。
また、可燃ごみに占める割合の大きい古紙類、布類も同じく重点項目と定め、減量化、資源化を検討する。 -
伊那市有害鳥獣対策協議会
カラスやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会は1日、伊那市役所で開いた。農家や猟友会などから約30人が出席し、対策などについて意見を交わした。
協議会は、野生鳥獣による農作物への被害が問題となっていることから、その対策について考えようと伊那市が開いた。
市によると、昨年度はカラス1100羽、シカ475頭、イノシシ156頭などを駆除したという。
本年度は国の鳥獣害防止総合支援事業の承認を受け、長谷非持地区などに約6キロにわたり防護柵を設置するほか檻を3基新設する計画で、事業費は約6千万円となる。
また市では駆除したシカ肉を犬用のペットフードに加工しての販売も計画している。
これは平成19年度から取り組み始めたもので、駆除したシカの運び出しをどうするかや、コスト面で検討が課題となっている。
市では、「いくつか課題はあるが、有害鳥獣対策の一環として計画を進め来年春からの販売を目指す」としている。 -
リニアBルート求める決議見送り
県議会公共交通対策特別委長野県議会の公共交通対策特別委員会は1日、リニア中央新幹線の伊那谷を通るBルート建設を求める決議を見送った。
県議会では6月、地域振興の立場から伊那谷を通るBルートでの建設を求める決議が提案されていた。
しかし、同日開いた公共交通対策特別委員会で検討した結果、議員の意見が分かれ、決議が見送られた。
上伊那地区建設促進期成同盟会の小坂樫男伊那市長は、「残念な結果。20年前に長野県民の総意として決めたBルート。県議会も意見統一しきちんとやっていただきたい」と話していた。 -
世界ユース陸上競技選手権大会に出場
松澤ジアン成治君が市長にあいさつ高遠高校3年生の松澤ジアン成治君は今月8日、イタリアで開かれる第6回世界ユース陸上競技選手権大会に出場する。
1日、松澤君が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に大会出場のあいさつをした。
松澤君は、棒高跳びで出場したインターハイで優勝するなどこれまでの成績が評価され、世界ユースへの出場が決まった。
棒高跳びの大会記録は5メートル26センチで、松澤君は5メートル30センチを目標に、毎日、伊那市の陸上競技場で練習を積んでいるという。
この日伊那市からは、高遠高校が中心となって集めた職員からの支援金が手渡された。
松澤君は「大会新記録を出して金メダルをとりたい」と抱負を話していた。
世界ユース陸上競技選手権大会は8日からイタリアで開かれ、棒高跳びは10日に予選、12日に決勝戦が行われる。 -
青少年の健全育成呼び掛け 街頭啓発
青少年の健全育成を呼び掛ける街頭啓発が1日、伊那市などで行われた。
7月は「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」「有害環境排除県民運動強化月間」で、街頭啓発はそれに合わせて行われた。
アピタ伊那店では、子ども育成団体や県、警察などが健全育成、薬物乱用防止などを呼び掛けるチラシやティッシュを配った。
上伊那での少年による犯罪は、昨年は前年より45件増の128件となっている。
県では、「青少年の行動で気付いたことがあったら声かけをしてほしい」として期間中、声かけ運動を推進している。
また、有害図書販売機の実態調査や撤去の要請をしたり、青少年の健全育成に関する研修会も開かれる予定。 -
安曇野市民がホタル養殖学びに来伊
安曇野市飯田区の環境保全会のメンバー30人が28日、ホタルの舞う地域作りの参考にしようと、伊那地域を訪れた。
メンバーはまず、伊那ケーブルテレビを訪れ、ホタルについての番組を視聴した。
メンバーは伊那地域でホタルのえさとなるカワニナを養殖しホタルの舞う地域作りが進められていることを、NHKで放送された伊那ケーブルテレビの番組を見るなどして知り、今回伊那を訪れた。
番組を視聴した後、カワニナの養殖方法を確立した伊那東小学校の野口輝雄教諭の元を訪れ、話を聞いた。
野口教諭は、ほう葉を用いた養殖法で、夏も冬も、屋内でも屋外でもカワニナを養殖することに成功している。
昨年からは、カワニナを養殖するボランティアを募り、ホタルが舞う地域づくりを進めている。
この日は、伊那東小学校のカワニナクラブの子どもたちも参加し、カワニナの養殖の様子を環境保全会のメンバーに披露していた。
環境保全会のメンバーは、「ホタルを復活させることで、地域住民が誇れる地域づくりを進めたい。この訪問は、よいきっかけになった」と話していた。
野口教諭は、「わざわざ安曇野から来てくれて、これまで研究してきた成果が役立ってよかった」と話していた。 -
子ども達がアマゴを放流
伊那市東春近の子どもたちは28日、土蔵公民館近くを流れる大沢川でアマゴの稚魚を放流した。
地区の子どもやその保護者ら約40人が参加して、アマゴの稚魚400匹を放流した。
アマゴの放流は、伊那市が川に親しみながら環境について考えてもらおうと開いている川シンポジウムの一環で行ったもので、市内3カ所で放流があった。
子どもたちは、大きなトレーに入ったアマゴをバケツに入れ、大沢川に放流していた。
天竜川漁業組合によると、養殖のアマゴは放流されたばかりの時は川をのぼる力がなく流されてしまうということだが、子どもたちが夏休みを迎える8月ころには力をつけてのぼってくるという。
参加したある男の子は、「夏休みになったら大きなアマゴを捕まえに来たい」と話していた。 -
薬物撲滅の街頭啓発
伊那市内の大型店で28日、薬物の撲滅を呼びかける街頭啓発活動が行われた。
26日の「薬物根絶宣言の日」に合わせて全国各地で行われたもので、県の職員やガールスカウト、ボーイスカウトの子どもらが参加した。
参加者らは薬物乱用防止の募金協力を呼びかけたり、啓発ティッシュを配った。
長野県警によると、県内の昨年の覚せい剤所持の検挙件数は82件で、ここ5年間で50件近く減少している。
伊那署管内では昨年は検挙がなかったが、今年に入って1件あったという。
県では、「学校や地域と協力して今後も啓発活動を続けていきたい」としている。 -
西春近南小で燻製づくり
伊那市の西春近南小学校の児童は30日、ハムやチーズなどの食材を燻製にして味わった。
クラブ活動の一環で行い、15人の児童が燻製づくりに挑戦した。
クラブでは、木の楽器ユカイナを開発した西春近在住の加納義晴さんを講師に迎え、ユカイナの制作や演奏などに取り組んでいる。
加納さんは、燻製の加工販売もしていることから、この日は燻製を作ることになった。
子どもたちは、家から持ち寄ったハムやかまぼこなどに味付けをし、加納さんが開発した移動式燻制器に入れた。中には塩辛やトマトなども入れられた。
待つこと4時間。燻製が完成し、児童達は出来上がった燻製を味わっていた。燻製にしたトマトの味は今ひとつのようだった。