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晩秋の紅葉の中に咲く山野草
暦の上では雪が降り始めるとされる「小雪」の23日、伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンでは咲き残ったホトトギスを囲むようにカエデやモミジ、ツツジなどが紅葉し、晩秋の寒空を彩っている=写真。
小鳥のホトトギスの胸の斑紋と似た模様を持つことからその名が付いたとされる「ホトトギス」は、ユリ科の山野草。花の開花時期は9月下旬縲・0月中旬とされているが、10月に温かな日が続いた影響からか、11月下旬となったこの時期までわずかな咲き残りがあった。 -
合併後の上下水道料金 2回調整で11年度に統一
伊那市の上水道運営審議会が22日、市役所であった。市は、合併に伴う上・下水道料金を2回の調整で、11年度から統一する考えを示した。
合併協議で、料金は当面、旧市町村のまま引き継ぎ、合併後6年目から統一することになっている。
毎年度の変更は、住民の混乱を招く可能性があるとし、08年度、11年度の2回で調整する。料金は旧伊那市を基準に設定し、旧伊那市との差額を2分の1ずつ詰める。今後の収入状況などで設定額が変わることもある。
水道料金(一般家庭の2カ月分平均)は3684縲・253円で旧伊那市が高く、下水道使用料は4600縲・486円で旧高遠町(公共・農集排)が高い。
料金体系は、07年度の市議会12月定例会までに決定する。
また、下水道事業は07年度を目標に、公営企業法を適用。▽下水道事業の経営状態が明確に把握できる▽独立採算制の徹底で、職員の意識改革が促進される竏窒ネどの効果があるとした。
審議会は受益者代表ら20人で構成され、委員長に福沢良一さんを選んだ。
市側から、上・下水道の経営状況や上下水道料金の調整などについて説明を受けた。
滞納額は上下水道で1億9600万円。5縲・1月に122件の給水を停止した。 -
風景画家・奥村憲さん クレパスで描くアルプス
伊那市中央区の風景画家、奥村憲さん(65)の個展は12月5日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。「クレパスで描く2つのアルプス・伊那路の四季」をテーマにクレパス画26点を並べている=写真。
「残雪の中央アルプス」「経ヶ岳・黒の稜線」「桜咲く頃・南アルプスを臨む」などの伊那谷の雄大な風景を描いた作品を出品。奥村さんは両アルプスの魅力を「朝夕の光、四季によって変化する山は描き所が多い」と話す。
今回は、クレヨンとパステルを素地とした日本の描画材「クレパス」を使用。油絵具のように「重ね塗り」「混色」「盛り上げ」などのさまざまな技法で表現できる楽しさを展示会で伝えている。
愛知県岡崎市生まれの奥村さんは、01年に神奈川県から転居。画歴は42年で、伊那谷の四季折々の風景を中心に油絵で描いている。同ギャラリーでの個展は8回目。
奥村さんは「クレパスの世界を楽しんでもらいたい。手軽に描けるけれど奥深いクレパス画を、子どものころの気持ちになって描いていただけたら」と来場を呼び掛けている。
土・日曜日、祝日は休館日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
三洋グラビア人事
三洋グラビア(本社・伊那市)は21日、臨時株主総会を開き、新役員を選任した。
営業、生産、管理、経理、経営企画の責任体制を拡充、各工場の製造部長級には執行役員制を導入し、責任と権限を強化した。
同社では「新体制により、顧客ニーズに従来以上に俊敏に対応できる生産体制を構築し、さらなる飛躍を図る」としている。
新役員は次の通り。
▽代表取締役会長=原章▽代表取締役社長兼営業本部長=原敬明▽常務取締役兼生産本部長=和久田佳秀▽常務取締役兼管理本部長=矢野和雄▽常務取締役兼経理本部長=原貴子▽取締役経営企画室長=鈴木弘男▽取締役営業部長=中村秀人▽執行役員第一製造部長=有賀達彦▽執行役員第二製造部長=薮原芳信▽執行役員第二製造部長=田畑義幸▽執行役員第三製造部長=小松道雄 -
伊那西高校で公開講座
伊那市の伊那西高校で18日、公開講座があった。地域住民など約100人が参加し、それぞれが関心のある分野について学んだ。
地域の生涯学習の一端を担うことを目的として始まった取り組みで4年目。姉妹校の飯田女子短期大学などからも講師を迎え、日常生活で使える内容などを充実させている。今年は健康、パソコン、編みもの、体操などの7講座を開講した。
飯田女子短期大学の平山恵美子助教授は、「あなたの健康問題竏註謔クは自分の身体を知ろう竏秩vと題して、メタボリックシンドロームと高血圧、高脂血症などとの関係を解説。その後、参加者自身に血圧や血糖値を測定してもらい、適性数値との比較をした=写真。
25日は伊那西高校卒業生で現在はNHKのテレビ体操でアシスタントなどをしている有賀暁子さんによる「正しいラジオ体操!!竏註g体にうれしいその効果竏秩vや、歎異抄について学ぶ「歎異抄のこころ4」を開講する。午後2時縲恁゚後3時半。受講無料。
問い合わせは伊那西高校(TEL72・4091)へ。 -
信州大学森林科学科の学生が製材の現場を見学
信州大学農学部森林科学科の学生約30人がこのほど、国産材の製材などを行っている信州国産材開発協同組合を訪れ、製材現場の実情について学んだ。
例年行っている材鑑実習の一環で、この日は、丸太から材をつくる製材、乾燥、加工までの一連の流れや、種類ごと微妙に異なる断面の違いなどを見学。
学生の一人は「狂いが生じないように行う乾燥などは初めて見学した」と話し、関心を深めていた。
その後、玉田隆理事長が木材市場の現状や同組合のこれまでの取り組みについて説明。「これまでは安い外国の輸入材が大量に入ってきていたが、原油価格の上昇とともに輸入材の価格も上がり始めており、安い木材が大量に入ってくる時代は終わったといっていい。その分地域の資源を活かす必要があり、製材の過程でもそれを生かす仕組み作りが大切」と語った。 -
伊那地区戦没者追悼式
伊那地区戦没者追悼式が20日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。遺族や関係者ら約30人が参列し、日清戦争から太平洋戦争までの戦没者と、満蒙開拓団として満州に赴き、命を落とした564人に花をたむけた。伊那地区社会福祉協議会主催。
最初に1分間の黙とうをした後、伊那地区社会福祉協議会の田中保会長は「ここに迎えた魂は、過去の戦いで帰らざる人になった人や、満蒙開拓に加わり、志半ばで亡くなった方々。現代の日本の経済発展は、尊い犠牲のたまものであることを決して忘れてはならない。後世に伝えていきたい」とあいさつ。
その後、参列者が一人ひとり霊前に進み、戦争で命を落とした親族などを思いながら手を合わせた。 -
伊那消防署 化学防護服導入
伊那消防署は、化学薬剤や毒物・劇物などがかかわる事故に対応するため、化学防護服2着を購入した。取り扱いを学ぶため15日の導入以後、署員全員が順次、装着訓練を実施して有事に備えている。
伊那市などの4市町村でつくる伊那消防組合内で箕輪町に続き2番目の導入となった。防護服は、耐炎性のあるゴム素材などの4層構造で、重さは約8キロ、価格は2着で約147万円。
着用する時は、空気ボンベ、空気呼吸器(計約10キロ)を装着し、その上から着る。2人の補助員が手伝って装着し、遅くても約5分を要する。
活動隊員の生命の安全のため、空気感染を防ぐ構造。自分の吐き出す息で防護服内は、常に空気が充満している状態を保ち、余分な空気だけが排出できる仕組みになっている。
装着訓練を終えた署員は「鋭利なものに引っ掻け、破れる危険性がある。空気ボンベから送られる空気も限りがあるので、活動時は慎重に、迅速な行動を心掛けたい」と話していた。
装着の手順を確認し合う署員ら(伊那消防署) -
伊那公民館分館対抗マレット 70人参加・初の交流
第1回伊那公民館分館対抗マレットゴルフ大会は21日、伊那市西箕輪の「マレットパークはびろ」で開いた。同公民館管内の13分館から約70人が参加し、1チーム6人の合計打数を競った=写真。伊那公民館(武田登館長)主催。
マレットゴルフ大会の開催を要望する地区民の声に応えるために企画した交流会。管内の伊那、伊那部、福島地区の40縲・0歳代の男女が分館ごとにチームを構成し、36ホール、パー144のコースをプレーした。
武田館長は「上位入賞を目指すと共に交流と親ぼくを図ってほしい」とあいさつ。参加者らは和気あいあいとした雰囲気の中で、時折「入れー!」などの気合を込めながら会場に快音を響かせた。
結果は次の通り。
【団体の部】
(1)西町752(2)狐島791(3)境796
【個人の部】
(1)佐藤美知(西町)114(2)橋本政春(日影)115(3)暮石茂男(狐島)119(4)林雄次(西町)119(5)小林岩夫(同)119(6)中村良一郎(境)120 -
三峰総 「川下り米」の味検証
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所(竹田正彦所長)は20日、伊那市長谷にある美和ダムの堆積(たいせき)土で育てた「川下り米」の味を検証するため、長谷保育園の園児たちを対象に試食会を同園で開いた=写真。園児たちの反応を見て所員らは、土の新たな利活用の可能性に手応えを感じた様子だった。
三峰総は、ダムの機能を維持するため大量の堆積土を掘削し、ほ場整備などに活用してきた。ミネラルを豊富に含んだ同土は、家畜飼料、育苗土などの活用研究、野菜への適用性などの検証もしている。
園児たちは、堆積土を20パーセント混ぜた土壌で育てた米と、混ぜていない土壌で育てた米をおにぎりにして食べ比べた。年長児16人にアンケートしたところ、14人が「川下り米」の方がおいしいとの結果が出た。
三峰総では、18日に「道の駅・南アルプスむら」であったイベントでも試食会を開き約200人にアンケート。7割以上が「甘い」などの感想で「川下り米」に票を入れたという。
関係者は「厄介ものの土を使ってもらえる受け皿があることが分かった。アンケートを分析し、堆積土の今後の活用方法を検討していきたい」と話している。 -
落ち葉たきコンサート
上伊那地区の小学校などの合唱団と伊那文化会館付属ジュニアオーケストラによる「落ち葉たきコンサート」が19日、伊那市生涯学習センターホールであった。子どもたちの音楽会で、これまでの練習の成果を存分に発揮し、楽しみながら演奏した。
NPO法人クラシックワールド主催で今年で3回目。出演は伊那小学校、赤穂南小学校、伊那東小学校、高遠小学校の各合唱団、いな少年少女合唱団、ジュニアオーケストラ。
合唱団は1校15分の持ち時間で、今年練習してきた曲を熱唱。ジュニアオーケストラは3曲を披露した。
最後はジュニアオーケストラとステージに立った高遠小合唱団、会場全体で「翼をください」「夢の世界を」の2曲を演奏し、子どもたちが音楽を通して交流した。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園文化祭
伊那市の伊那緑ヶ丘幼稚園は19日、文化祭で園児の絵画や粘土作品などを展示発表した。
「なんとびっくり展」は、遠足や園外活動を描いた絵、流木で作ったパトカーやトラックなどのおもちゃ、木の実の動物、川で拾った石に絵を描いた動物園、つるを編んだかご、豆をかんでいる顔の粘土作品など、感性豊かな子どもたちの自由な作品を展示した。
50周年を迎えた園の歩みを写真で紹介するコーナーは、1957年の第1期生の運動会をはじめ入園式、卒業式などの写真もあり、懐かしそうに眺める保護者もいた。
バザーや食堂、売店などもあり、園児や兄弟、保護者らでにぎわった。 -
「霞堤」をテーマに、三峰川フォーラム
「第7回三峰川フォーラム」(三峰川みらい会議主催)が19日、伊那市役所であった。地域住民ら約60人が出席。「霞堤(かすみてい)」をテーマに、先人が水害から生活を守るために築いた霞堤の歴史をどう次世代に受け継いでいくのかを考えた。
「霞堤」は、堤防の一部を切り離し、下流側の堤防を水田などに向けて斜めに伸ばした治水工法で、氾濫水を速やかに本流へ戻し、被害を拡大しないなどの機能を持つ。三峰川には、右岸に8カ所、左岸に3カ所ある。
フォーラムは、霞堤などでの現地学習会のほか、座談会「霞堤の歴史と未来」、信州大学人文学部教授笹本正治さんの基調講演「日本人が抱いた水と堤防への意識」があった。
座談会では、パネリストに地元住民、文化財保護、教育などの関係者7人を迎えた。
「霞堤の機能などを知らない市民が多い」とし、伊那市文化財審議委員会の春日博人委員長は「霞堤」を市文化財に指定する方向で動いているとした。「霞堤の効果は災害対応だけでみてしまうが、自然と人間とのかかわりを伝えていくことが大切」など意見が出た。
また、ナイスロードでなく、霞堤街道と呼ぶ提案も。
霞堤沿いに住宅が建ち始める現状に「水があふれたとき、逆流する恐れがある。用地の規制や関係機関の連携が必要ではないか」と指摘もあった。
フォーラムに先立ち、第7回三峰川写生大会の入賞者を表彰した。 -
新市の総合的な交通体系の構築
「第1回伊那地域における新たな交通ネットワークシステム構築のための検討会」が20日、市役所であった。利用者ニーズを把握しながら、本年度中に新市の総合的な交通体系の基本方針をまとめる。
検討会は、観光客の誘致や地域振興などの観点から▽新市発足に伴う旧市町村の生活交通のあり方▽権兵衛トンネルを利用した広域的な交通ネットワーク▽地域の観光資源を生かすための公共交通のあり方竏窒ネど木曽地域を含めて検討。国土交通省の「公共交通活性化総合プログラム」を導入し、具体的な運行計画を練る。
構成員は行政機関、バス・タクシーの交通事業者、高齢者クラブ代表など利用者ら20人で、座長は信州大学教育学部教授の石沢孝さんが務める。
12月、市内2700世帯(無作為抽出)を対象に、交通行動の実態や公共交通に対するニーズなどのアンケートを取るほか、観光交通機関の現状や問題点を調査。
それらの結果を踏まえ、基本方針をまとめ、07年度に運行計画や事業収支などを検討し、必要に応じて一部試験運行する。効果を検証しながら、09年度の本格運行に向ける。
小坂市長は「交通面で1億円近い財政負担をしているが、それに見あった効果が表れていない。伊那市を中心に、どう新たなネットワークを構築するか意見をいただきたい」とあいさつ。
構成員は、合併前のまま引き継いでいる公共交通の現状や今後のスケジュールなどについて説明を受けた。 -
自殺予告メール 臨時職員を懲戒免職
伊那市内の小学校に自殺予告メールを送った市教育委員会の女性臨時職員が逮捕されたことを受け、市教委は19日、市役所で記者会見を開いた。
北原教育長は「いじめ、自殺が続いている今、社会を騒がせる事件を引き起こしたことは痛恨の極み。いじめ問題で真剣に思い悩み、苦しんでいる子どもたちや、いじめ撲滅に向けて取り組んでいる人の心を踏みにじる行為で、許し難い」と述べ、陳謝した。
児童のケアとして、臨時職員がいた小学校に20日から、学校カウンセラーを派遣。19日夜には、保護者に説明した。
市教委は、臨時職員が容疑を認めていることから、19日付で懲戒免職とした。
関係職員の処分について、北原教育長は「私どもも何らかの責めを負わなければならないと自覚している」とした。
今後、いたずら行為が起きないよう生徒指導や職員研修などのほか、職員採用に細心の注意を図る。 -
英語で観光ガイド研究会発足へ
英語で地元を観光案内するノウハウを学びながら、自分たち自身も地域への理解を深めよう竏窒ニ、伊那市の有志らが「英語で観光ガイド研究会(仮称)」を立ち上げる。日本人に限らず、地域について関心を深めたい人を募り、地域の歴史や文化、名所について学びながら、英語で案内する方法を学ぶ。地域のことを知りたいという外国人からの声に応じて観光案内を行うことなども想定しており、実践を通してコミュニケーション能力の向上を図る。
研究会の発足を目指しているのは、伊那国際交流協会が今年初めて企画した「英語で観光ガイド講座」を受講した有志。メンバーは、通り町、高遠城址公園、権兵衛トンネルなど、市内各地を案内するための英語を学んできたが、自分たち自身が地元への理解を深めることや、実践を繰り返すことの必要性を実感。継続して学習と実践を行っていこう竏窒ニ、研究会の発足を決めた。地元をあまり知らない地域住民にも、英語を通じて地域への関心を深めてもらいたいという思いもある。
準備は来年1月から始め、新しい有志も募っていく。また、英語による観光ガイド依頼も受け付けている。
問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。 -
長谷道の駅・南あるぷすむら食の感謝祭
伊那市長谷の道の駅・南アルプスむらで18日、第1回「食の感謝祭」があった。地元で採れた野菜の販売、雑穀を使った料理の試食など多彩に繰り広げ、「長谷の食の魅力」をアピールした。
長谷地域は、多種類の野菜や雑穀などを栽培して特産品の開発を進めている。今春リニューアルした道の駅に地場産物直売所、地元食材を使ったレストランも新たに加わり、祭りで特色ある食を広くPRすることにした。施設を運営する振興公社、生産者組合、民間団体など関係者でつくる実行委員会が計画した。
イモ類、ネギ、ハクサイ、ゴボウなど新鮮な野菜を中心とした地元産物の販売コーナーでは、「地元で採れたものですよ」と強調しながら宣伝。「これはいい野菜だね」と大勢が買い求めていた。
黒米のおにぎりや、ヤーコンのきんぴらの試食、五平もち、おやき、ソバの提供のほかに、全国優勝した学校給食の試食も人気を集め、会場は多くの人でにぎわった。 -
リンゴ生産者とジャム作り交流 春富中
伊那市の春富中学校の1年生(5クラス・計160人)は14、15、20、21日、各クラスごとの日程で、地元のリンゴ生産農家の伊藤豊子さん(75)との交流「地産リンゴで旬の果物を味わう調理計画」で、りんごジャムづくりをしている=写真。
生産者と共に地産農作物を味わい、交流を深める目的。昨年度までの3年間は、県の地産農作物の普及事業で伊藤さんと交流していたが、本年度は事業が終わったため、伊藤さんの好意でリンゴの提供を受けて開いた。
技術・家庭科の城倉徳子教諭がリンゴジャムの作り方を説明してから、生徒らがリンゴを細断し、水や砂糖と一緒に煮込んでいった。自宅では包丁も握らないという、田畑祐貴君(13)は「家族に味わってもらいたい」と味に満足していた。
伊藤さんは「含まれているペクチンは病気への抵抗力がある」などと、リンゴの栄養価を解説。リンゴを育てる生産者の思いについても話していた。 -
小松養蜂園で蜜(みつ)ろうのえと作り始まる
12月を前に17日、伊那市御園の小松養蜂園で来年のえと「亥(イノシシ)」を模った蜜ろうのオブジェづくりが始まった。赤や黄、緑など、鮮やかな色をしたイノシシたちが、徐々に迫っている新し年の足音を告げている=写真。
えとの蜜ろうづくりは12年目。毎年袋詰め作業などを伊那市共同作業の家に依託し、12月ころから市役所などで販売。収益を共同作業の家の利用者に還元している。
約3年前からは、型抜き作業の一部を共同作業の家の利用者も手伝っており、この日も2人の利用者が、代表の小松実治さん(74)から、やり方の指導を受けた。
今年は大小2種類の型を作り、小さい方は子どものイノシシを模った。小さいものには芯(しん)を通したものもあり、ロウソクとして用いることもできるようになっている。
出来上がったイノシシを見た利用者たちは「かわいい」「親子みたいでいい」などと話していた。
今月下旬に市内の共同作業所の利用者が袋詰めを行い、12月から販売を開始する。ふれあいバザールなどでも販売する予定。
問い合わせは伊那市共同作業の家(TEL73・2489)へ。 -
特別養護老人ホーム「みすず寮」のお年寄りに、伊那北小の児童がピアニカ演奏と合唱をプレゼント
音楽通じてお年寄りと交流しよう竏窒ニ、伊那北小学校の6年生70人が17日、伊那市美篶の特別養護老人ホーム「みすず寮」でピアニカ演奏と合唱を披露した。児童らは軽快な曲や昔懐かしい童謡など5曲を演奏し、お年寄りを楽しませた。
人権週間に合わせた取り組みの一環。6年生では、世代も生活も異なる年長者との交流を通して普段の生活では学べない多くのことを学ぶため、みすず寮での演奏会を企画した。児童らは、5年生の時から学年全体でピアニカ演奏を練習しており、学外の音楽祭でも演奏を披露した経験があるが、福祉施設での演奏は初めて。同施設に勤務した経験のある職員から話を聞き、どんなことをすればお年寄りらが喜ぶかなども考えた。
この日は『翼を下さい』『Sing Sing Sing』『ふるさと』など、さまざまな曲調の5曲を演奏。ピアニカ演奏は、リズミカルな音楽と共に演奏パフォーマンスも披露し、会場をわかせた。
涙を流しながら演奏に聞き入るお年寄りもおり、演奏終了後に「みなさんがこうして来てくれるのがありがたい。また来てね」などと語りかけていた。 -
はら美術で野溝嘉彦さんが個展を開催
山のある田舎の情景を描く洋画家・野溝嘉彦さん(70)=伊那市東春近=の個展が16日から、伊那市旭町のはら美術で開かれている。郷愁を感じさせる風景画約50点が、訪れた人の目を楽しませている。
一水会や日展などのへの出展してきた野溝さん。数年前から、多くの人に見てもらいながら作品を描いていきたい竏窒ニ、公募展への出展をやめ、各地で個展を開きながら製作活動を続けている。
今回は「やすらぎの風景」をテーマに、伊那路や木曽路、安曇野などを描いた新作を中心に展示。雪のある情景をとらえたものも多い。山間の集落が厚い雪に覆われている作品などは、そこにある人々の営みまで映し出しており、雪景色でありながら温かみを伝えている。
野溝さんは「かやぶきなどを中心とした田舎の原風景。見過ごされているような素晴らしい風景をもう一度見直してもらえれば」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。21日まで。 -
小学校に自殺予告メール届く
伊那市内の小学校に16日朝、自称中学2年生から「死のうと思います」と、実行日17日午後5時を指定した自殺予告メールが届いた。市教育委員会は「(調査の結果)生徒を特定できなかった」としながらも、午後6時50分時点で、該当すると思われる中学校の2年生全員の帰宅を確認した。
メールは15日午後0時41分、携帯電話から小学校のパソコンに送信。メールには「中2です。小学校5、6年といじめにあって、先生にも伝えたけれど、聞いてもらえなかった。冷たいあの時の先生を困らせるために死のうと思います」とあった。
校長がアドレスに返信したが、すでに消され、連絡が取れなかった。携帯電話会社に依頼し、発信元を追跡している。
市教委によると、該当中学生約70人に対し、担任らが携帯電話の有無、いじめなどについて聞き取ったが、当時のいじめの報告はなく、当時の担任などからも「思い当たる節はない」と報告があった。
該当すると思われる中学校では17日朝、全校集会を開き、校長が生徒に命の大切さを訴えるなどの対応を取った。生徒たちは午後4時半まで学校にいたあと、担任の付き添いで下校した。
北原教育長は「各校へいじめには注意を払ってほしいと指示している。今後、いじめや虐待の相談体制を取りたい」と述べた。
いたずらの可能性があることについて、該当中学校長は「(いたずらであれば)教育活動を阻害することであり遺憾」とした。
メールを送信したと思われる中2生徒の出身小学校によると、5、6年生時に同生徒とかかわった教員から聞き取りをしたが、いじめの事実はなかったという。同校長は「これがいたずらであってほしいのが本心」と話している。 -
いなっせに巨大クリスマスツリー登場
伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」正面玄関に巨大クリスマスツリーが登場竏秩B16日夜に点灯式があり、子どもたちのクリスマスソングが響いた。12月25日まで飾る。
ツリーは、高さ5・5メートルのモミの木。いなっせのオープン3周年を記念し、管理組合が設置した。電球1300個のほか、リースやベルなどを飾り付け、毎日午後4縲・1時に点灯する。
カウントダウンで点灯し、伊那小学校合唱団約35人が「赤鼻のトナカイ」など3曲を歌った。
ツリーは、市内小沢の小坂洋一さん(68)が寄贈したもの。50年以上前に用意したクリスマスツリーを庭に植えたところ、大きくなりすぎ、困っていたという。小坂さんは「おやじやおふくろの思いが詰まった木。きれいに飾ってもらい、感激している」とツリーに目を向けた。 -
まちじゅう美術館の審査で入賞35点決まる
伊那商工会議所・商業連合協議会は16日、伊那商工会館で「第5回まちじゅう美術館」の審査会を開いた。会頭賞をはじめとする入賞作35点を決めた。
まちじゅう美術館は、商店街に市内の保育所・幼稚園年長児から募集した絵を飾る取り組み。「私の好きなお店」「私の家族」をテーマに、32保育園・幼稚園から691点が集まった。市町村合併で、高遠町・長谷にも呼びかけたため、前回より115点多かった。
審査には主催者役員、地元の洋画家須沢重雄さんの10人が当たり、子どもらしく伸び伸びと表現できているかを基準に見て回った。
「好きな店」は食べ物屋さんが人気で、ふわふわのおいしいパン、赤やオレンジ、黄など色鮮やかな花、棚にずらりと並んだ本など個性あふれる作品がそろった。クレヨンや絵の具などのほか、折り紙をはり付けた作品もあった。
表彰式は23日、伊那商工会館で開く。
応募作品は23日縲・2月25日、伊那地域の中心商店街に展示。例年、年末年始にかけていたが、各店で正月の飾り付けがあるため、クリスマス商戦までとした。
主催者は「子どもたちのかわいい絵が並ぶ。美術館めぐりをしながら、買い物や飲食を楽しんでほしい」と呼びかけた。
入賞者は次の通り(敬称略)。
▽会頭賞(5人)=うしくなおと「ぼくのすきなおみせはほんやさん」(富県北部)ふくよちさき「かぞくでたのしいおふろだよ!」(緑ケ丘)ふくざわはるや「かぞく」(上の原)とのうちたくと「かわいいあかちゃんがたのしみなかぞく」(西春近北)たばたかすみ「わたしのすきなケーキやさん」(富県南部)
▽副会頭賞(10人)=いずみみゆう(伊那北)ゆざわゆう(高遠第四)みやじままき(つくしんぼ)こばやしゆうすけ(伊那西部)ほんだりかるどきよし(上の原)のじゆき(緑ケ丘敬愛)こまつものか(西春近南)すずきももこ(伊那)きゃくのふう(天使)なかむらさゆき(東春近中央)
▽部会長賞(20人)=かにさわけいた(大萱)まきたとしあき(手良)みさわまゆう(伊那北)みやざわりく(美篶東部)はしづめしえみ(西春近中央)かわしまやまと(西箕輪南部)きりやまゆりこ(西箕輪北部)おおぐちめい(長谷)おのとぎそういちろう(竜南)ほそのしゅんいち(伊那東)いのうえまゆか(新山)むかいやまあやめ(竜北)くさのゆうじ、あおきやまと(竜東)はしもとさき(美篶西部)ふくはらたつや(高遠第一)きたはらひろゆき(高遠第二)(竜東)やまぎしゆりな(美篶中央)たなかみゆき(東春近南部)ながたげんき(竜西) -
まちづくり大賞表彰式
地域ボランティアの花いっぱい運動を顕彰する伊那市の「まちづくり大賞」の表彰式が15日、市役所であった。
小坂市長は「花づくりのボランティア活動が活発になってきたのは喜ばしい。美しい伊那市で、さらに飛躍できるよう協力をお願いしたい」とあいさつ。努力賞以上の入賞団体・個人に表彰状などを手渡した。
最優秀賞に選ばれた「小沢花の会」の池田清和会長は「花が好きで、多くの人と交流しながら花を作っている。市民が喜ぶ花づくりをして、市発展のために協力したい」と述べた。
「まちづくり大賞」は97年度に旧伊那市で始まり、各地域で四季折々の花が咲き、市民らの目を楽しませている。今回は「花いっぱい」に高遠町・長谷を含む27団体・個人、新たに設けた「学校花壇づくり」(フラワーブラボーコンクール出場校除く)に2校の応募があった。
「小沢花の会」は芝桜で作る花富士をはじめ、サルビア、マリーゴールド、菊などで広域農道沿線などを彩り、花を通した市内外の住民と交流していることなどが評価された。 -
一の会がたかずやの里で夕食提供
伊那市飲食店組合の有志でつくる「一の会」(林孝司代表)が14日夜、富県の児童養護施設「たかずやの里」を訪れ、子どもたちのための夕食を作った。 夕食提供は今年で24年目。もともと組合として始めた取り組みだったが、諸事情で伊那飲食店組合としては継続を断念。それでも続けたい竏窒ニいう有志らが、年に1度、たかずやの里を訪れ、子どもたちに夕食を提供している。
今年は牛丼、マツタケの吸い物、サラダ、デザートの4品目約50食分を準備。牛肉は国産にこだわり、知人から仕入れたマツタケを使うなど、季節の食材なども用いた。
林さんは「実際自分たちも、同じ位の子どもや孫がいる。一緒に楽しめればと続けてやっている。楽しみに待っていてくれることが嬉しい」と話す。
6年生の女の子は「夕食提供の人たちが作ってくれるといつもと違う雰囲気で美味しい。忙しい中調理しに来てくれるのも嬉しい」と話し、食事を楽しんでいた。 -
第20回伊那社会保険委員大会
第20回伊那社会保険委員大会が15日、伊那市のプリエキャスレードであり、委員活動や保険・年金事業で功績のあった16個人2事業主を表彰した=写真。
委員活動の一層の推進を図ることを目的に、社会保険委員活動強化月間に行われている取り組み。今年は、伊南、伊那、伊北の3支部から約110人が集った。
唐澤敏治会長は「昨今の社会保険行政は年金や医療費など、さまざま問題が山積となっている。みなさんの事業所ではできる限り従業員の健康に努めてほしい」とあいさつ。
その後、諏訪東京理科大学経営情報学部の田中祐子教授による講演会もあった。
表彰は次のみなさん。
◇社会保険委員功労者▼社会保険庁官表彰=中原憲視(平沢製作所)▼長野社会保険事務局長表彰=伊藤深雪(イトウ電産)浜島久矩(伊那醤油)▼長野社会保険事務局保険課長表彰=里見登美子(赤羽電具製作所)中嶋宗之(ナンシン)今井勇(ハーモ)柴田達夫(康和会駒ヶ根竜東病院)▼会長・所長連名表彰=黒河内三記子(アドコマーシャル)藤澤敦子(藤澤)沖村直子(環境計画)北原周次(伊那ケーブルテレビジョン)加藤隆司(竹花工業駒ヶ根支店)鈴木順子(増田屋自動車工業)竹村三紀子(アイク)唐澤千洋(箕輪町商工会)半澤明夫(マブチ・エスアンドティー)
◇政府管掌健康保険事業功労事業主▼社会保険庁長官表彰=吉澤文男代表取締役(南信美装伊那)
◇厚生年金保険事業功労事業主▼社会保険長官表彰=渋谷敦士理事長(アルプス中央信用金庫) -
県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(下)
初日の最長区間4区(若宮縲恟H和、16・4キロ)を走る、上伊那チームのニューフェイスだ。高校、大学時代は、出身地・上田市のチームで出場し、県縦断駅伝(県縦)は6回目となる。昨年までは、島根県で教員をしていたが、県縦に出るため帰郷し、上伊那農業高校で教べんをとっている。
「県内出身の一般ランナーにとって、県縦で走ることは夢の舞台。久々の県縦なので楽しみです。今すぐにでも走りたい気持」
上伊那チームの一員になるためには、選考大会(16キロ)で基準タイム内の記録を達成する必要があった。5千メートルを14分台で走る実力はあったが、選手に選ばれるため長距離に対応できる体力づくりに日夜、励んできた。
「(上伊那は)周りに強い選手がいるので上を目指す楽しみもあった。ベテラン選手が未だに活躍している姿は励みにもなり、頑張る力になりました」
初日の最長距離を任されることは、光栄なことだと言葉を噛み締める。「できる限り順位を落とさずに次ぎの選手へ、たすきを渡したい。自分の持っている力の中で好レースを」と、つなぎのレースを目指す。
最後に走った7年前、大学3年生の時に出場した県縦の3区(現4区)で、チームの足を引っ張った思い出を振り返る。「あの時と比べて精神的、実力的にも強くなった。同じ区間で前回の雪辱を果したい」と意気込みは十分だ。
伊那市御園 -
放課後、週末有意義に…家庭・学校・地域は何を
伊那市教育委員会などが主催する「放課後子ども体験フォーラム」は14日夜、同市駅前ビルいなっせであった。子どもたちの健やかな成長のため、放課後や週末に体験活動・学習指導をさせるために家庭、学校、地域は何をしていけばよいかを考えた。
学校職員、PTA、育成会、公民館関係者など約200人が参加。伊那教育事務所の山田敏郎生涯学習課長の基調講演や「子どもの居場所づくりはなぜ必要か」などについての全体討議があった。
山田課長は、運動能力や学力の低下、集団行動ができなくなっている子どもたちの現状を説明。「心の成長には地域での豊かな体験が不可欠」などとし、人と人とのつながりを持った地域社会づくりの必要性を訴えた。
最後に「人と人とのつながりは時代と共に薄れていっている。キーワードは人との交流を自分の立場でどう問い直す必要があるか」と呼び掛けた。
討議では「子どもたちの生活は忙しくなっている。多様な人との関わりが減っているので、生活体験の豊かさを求めたい」「人と接する機会をつくって、家でテレビゲームをするよりも楽しいと思える居場所づくりができれば」などの意見が出た。 -
県軽自動車協会伊那支部 交通事故防止のため寄贈
県軽自動車協会伊那支部(唐木章支部長・29社)は15日、伊那市の高齢者交通安全モデル地区へ、交通事故防止のための反射リストバンド350個を贈呈した。市役所に唐木支部長ら5人が訪れ、同モデル地区の美篶地区交通安全協会の松浦源治会長へ手渡した=写真。
同支部は、高齢者のかかわる交通事故が多発していることを心配し、交通弱者の歩行者を守るための交通安全グッズを送った。
唐木支部長は「自動車販売店の立場からも高齢者の事故が減ってもらいたいと願っている。使用することで少しでも減ってくれれば」とあいさつ。松浦会長は「高齢者が交通事故から自分を守っていくために役立てたい」と感謝した。
美篶地区の高齢者人口は1714人のため、松浦会長は、反射リストバンドを「高齢者クラブなどと相談し、有効的に使っていきたい」と考えている。