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伊那市の手良小「仲良し週間」で紙飛行機大会
伊那市の手良小学校(植木行雄校長、156人)で9日、「仲良し紙飛行機大会」があった。1縲・年生が入り混じった8グループで競技。児童たちは学年の枠を超えた仲間同士で、一つの目標に向かって協力した。同小学校児童会の主催。
全校児童のふれあいを目的とした「仲良し週間」(8竏・2日)の一環行事。競技は各グループの学年代表ごとに飛ばした飛行機の中で、遠くまで飛行したトップ機の数を争そった。
グループ内では上級生の男子らが、1、2年生に紙飛行機の作り方を教える微笑ましい光景が広がった。6年生の石倉果歩ちゃん(11)は「1年生も楽しんでくれたと思う。この週間中は、学年や男女関係なく楽しめる週間にしたい」と話していた。
児童会では仲良し週間中の8日、図書委員会による紙芝居の読み聞かせをした。11日には大縄飛び大会、12日には仲良し給食を企画している。 -
【登場】伊那弥生ヶ丘高校長
安藤貴幸さん(56)「なぜ生きるのか」「なぜ学ぶのか」といった疑問を持ち、人から教えてもらった答えではなく、自ら「どうして」と考える。そんな“哲学する生徒”を育てたいんです竏秩B
初任地は野沢北高校。蘇南、諏訪清涼などで教べんをとり、前任地の辰野高校では校長を務めた。弥生ヶ丘への着任は2回目。15年ぶりだが「元気で礼儀正しい生徒たちは昔と変わらない」と語る。
勉強、恋愛、進路など、高校時代は悩みも一段と多くなる。放課後には生徒たちと、人生論を語り合うこともあった。教師と生徒という関係でなく、人生の先輩として。やりとりを通して、生徒が問題解決の糸口を発見し、一歩ずつ踏み出して行く姿を見るのは楽しかった。
辰野高校では、地域と連携した学校づくりに力を入れ、フォーラムや協議会を開催した。情報の発信と地域の要望の受け入れで「開かれた学校」を実現し、地域との信頼関係を築いた。
時代の変遷と共に、社会ニーズも変化し、ただ進学を目的とした学びではなく、社会と積極的にかかわったり、自分の考えを形にする能力、あいさつなどの基本的マナーなどが求められるようになってきた。「生徒たちには、そんな社会の中で自分の力を思う存分発揮できるようになってほしい。そのための環境を整え、成長しようとする生徒たちの力を引き出していきたい」。
現在は妻、娘、両親と共に、飯田市の実家に暮らしている。担当は英語。 -
伊那市スポーツ少年団春季球技大会
伊那市スポーツ少年団の第69回春季球技大会が7日、伊那東小学校体育館などであり、男子4チーム、女子10チームが参加してミニバスケットボールチームの熱戦を繰り広げた。
日ごろの成果を競い合い、互いの資質向上を図ることを目的とする大会で、例年春と秋にある。それぞれ小学4縲・年生を中心としたメンバーで構成し、トーナメントで上位を目指した。
粘り強いディフェンスやスピードのあるパス回しで白熱した試合を展開。伊那市スポーツ少年団としては初参加となった女子の高遠キットミンツは2位入る健闘を見せた。
予定していた軟式野球大会は、雨天のため14日に延期となった。
結果は次の通り。
◇男子(1)伊那ミニ(2)西春近(3)竜東
◇女子(1)伊那ミニ(2)高遠キットミンツ(3)ミスズ -
スーパートライアル・エンデューロの参加者募集
オフロードでオートバイの運転技術を競う「第20回スーパートライアル・エンデューロin天竜」(実行委員会主催)が28日、伊那市役所西側の天竜川中州広場特設会場で開かれる。15日まで、トライアルとエンデューロの参加者を募集している。
当日は午前8時から受け付けて、開会式などを済ませ、10時から競技を開始する。
トライアルは1周2キロ。これまでバイクの種類で分けていたが、ランク別に4部門を設けた。
エンデューロは、ファミリー・ビジネスの男女別(男性の部は男女混合でも可)、小学生以下のジュニア、ノーマルスポーツバイク、スポーツバイクの各クラスがある。1チーム2人まで。
出走料(保険料含む)はトライアルが4千円、エンデューロが5千円。
昨年は静岡県、愛知県、三重県などから、270人余が出場した。
希望者は〒396竏・021 伊那市御園堤ケ丘1308竏・ PAIR WIN内「スーパートライアル・エンデューロ・イン・天竜」事務局に、申込書・出走料を持参するか、現金書留で郵送する。
問い合わせは、トライアルが市役所商工観光課内事務局(TEL78・4111)、エンデューロが「PAIR WIN」(TEL73・8385)へ。 -
満光寺で月遅れの花まつり
伊那市高遠町、長谷の寺院でつくる東部仏教会(22寺、会長・田中勲雄弘妙寺住職)は8日、高遠町の満光寺(兼子展世住職)で花祭りをした。各寺院の総代や保育園児など約100人が参列し、釈迦(しゃか)の誕生を祝った。
花祭りは一般的に、釈迦の誕生日4月8日に各寺院でするが、遠方寺院も多い同会は、参拝者への配慮から例年町中にある満光寺で合同でしている。また、4月上旬は町内が花見客で混雑するため、1カ月遅れでしている。
今年は高遠第1、第4保育園、長谷保育園が参加。一昨年までは満光寺の近くにある第1だけだったが「多くの子どもにお釈迦様の誕生について知ってもらおう」と、昨年から対象地域の全ての園に声がけしている。
紙の花でつくったカンムリや首かざりを身に付けた園児たちは、境内中央にある花御堂に安置された釈迦に甘茶を注ぎ、手を合わせた=写真。
釈迦の誕生を説明するスライド上映もあり、参拝者には甘茶が配られた。 -
登内時計記念博物館のシャクナゲ、見ごろ
伊那市西箕輪の登内時計記念博物館にあるシャクナゲが見ごろを迎えている。淡いピンク色の花々が、家族連れやアマチュアカメラマンの目を楽しませている。
敷地内には約1500株5種類のシャクナゲがあり、現在は早咲きのアズマシャクナゲ約300株が見ごろ。昨年と比べ、咲き始めは若干遅れたが、花の元気は良く、10日くらいには遅咲きのホソバシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲなども咲き始めるという。
ゴールデンウィークも終盤に入ったが、穏やかな天候に恵まれたこの日も、県内外から多くの観光客が訪れ、しきりにカメラを構えていた。
博物館担当者は「20日までが見ごろ。ぜひ足を運んでほしい」と話していた。 -
かんてんぱぱガーデンのビオトープにメダカ
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンにあるビオトープで、約1500匹のメダカが訪れた人の目を楽しませている。
黒メダカ1000匹、緋メダカ500匹は、ビオトープの造成が終了した先月末に放たれた。昨年までは冬越しできる環境がなかったが、池の底にメダカが冬越しするためのくぼみを作ったため、1年中メダカの観測ができるようになった。
黒メダカは昔から日本の川にいた野生種で、茶色がかった色をしている。緋(ひ)メダカは黒メダカの突然変異種で、鮮やかな黄色をしている。双方とも条件が整っていればどんどん増えるという。
池のメダカに気付いた観光客は「メダカがいるよ」「かわいいね」などと話しながら園内の散歩を楽しんでいた。
現在同ガーデンの山野草は、シラネアオイなどが見ごろを迎えている。また、花壇に植えられたチューリップも鮮やかに咲いている。 -
ふる里あったかとお・ジュニアリーダー養成講座
ジュニアリーダー養成講座「半熟のつどい」が5日、伊那市高遠町の高遠城址(し)公園であった。初回は参加者らが自然の中でゲームを通じて交流を深めた。法人自然学校「ふる里あったかとお」(丸山宏一代表)主催。
市内の中高生を対象に、ボランティア活動を通じて仲間づくりを手助けする講座。小学生向けの自然体験活動などを展開している「ふる里あったかとお」としては、初めてのプログラムとなる。
第1回講座は同市西箕輪中学校1年の男子生徒2人が参加。講師の5人を交えて、互いの緊張を解きほぐすためのゲームをしたり、抜け替ったばかりのシカの角を探しに山へも出かけた。
フラフープが皆の指から離れないように上下に移動させるゲームでは協力しながら満喫。参加した澤田翔太郎君は「人と協力することは大変だと思った。ゲームを通じて仲良くなれて楽しかった」と息を弾ませていた。
「ふる里あったかとお」では地域の老人ホームや保育所でのボランティア体験や、自分たちで活動プランを立てたりなどの全4回の講座を予定。事務局長の村田喜直さんは「学区外での活動が少ない中高生には、仲間づくりの場が必要とされている」と参加を呼びかけている。
問い合わせは、「ふる里あったかとお」事務局(TEL94・2428)へ。 -
ベル伊那「板橋順二・山下貞治油絵2人展」 9日まで
「板橋順二・山下貞治油絵2人展竏柱ツ性派の競演竏秩vは9日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
3縲・5号サイズの新作を中心にそれぞれが10数点ずつの合計23点を展示。重厚なタッチでヨーロッパ風景などを描く板橋氏と、奥入瀬渓谷を中心に描き続ける山下氏の両者の魅力が光る展示即売会となっている。
板橋氏は「アトーチャの通り」「オカーニャ村」「赤富士」「マジョリカ壷とバラ」など12点を出品。山下氏は奥入瀬渓流の春と秋を描いた11点を並べる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那市さくら写真展
伊那市役所1階の市民ホールで12日まで、「さくら写真展」が開かれている。「天下第一の桜」で知られる高遠城址公園をはじめ、勝間、美和ダム湖、春日公園、六道の堤など市内にある桜の名所を紹介している。
写真展は、市秘書広報課が新市の魅力を再認識する機会になればと企画。本年度、撮影した30点=四ツ切=を展示した。
作品は、高遠城址公園から花見客でにぎわう園内、ライトアップされたタカトオコヒガンザクラ、水面を覆った薄紅色の花びらなどを映し出す。「同じ桜でも時期や時間帯が違うと、さまざまな表情を見せる」(市秘書広報課)。また、桜をバックに、まんじゅうの大食い大会、伊那節まつりなどのイベントの様子も並ぶ。
来庁した夫婦連れは「高遠城址公園の無料入場券をもらい、何十年ぶりかで行った。この写真の通り、本当にきれいだった」と見入っていた。
開庁時間は午前8時半縲恁゚後5時15分。休日でも見ることができる。
写真展は市役所に続いて高遠町、長谷でもある。
今後もイベントなどをとらえ、写真展を開いていきたいという。 -
伊藤環雪さんが中国画展
伊那市日影区在住の伊藤環雪(本名常良)さんによる中国画展が6日、県伊那文化会館で始まった。四季を通じた中国の風景(山水画)を中心に、新作130点が並ぶ。16日まで。
伊那文での個展は01年以来5度目。今回は喜寿の祝いを兼ねた。
伊藤さんは65歳のとき、中国の上海師範大学へ留学し、3年間、中国画を学んだ。中国画最高峰である中国一級芸術委員の称号を持つ。今でも年5回ほど中国に滞在。スケッチしたり、写真を撮ったりして、帰国後、イメージが残るうちに絵を書き上げている。
作品は、標高3千メートル級の岩山を描いた江西省の「三清山」をはじめ、朝日で染まる空をバックに、漁舟が浮かぶ「滴江朝陽」や「紅白梅」「美人画」など。
伊藤さんは「日本にない風景。スケールの大きさ、また筆の腹を使って描く勢いある中国画にひかれる」と話し、墨と自らが調合した岩絵の具で描き出す。
開館時間は午前10時縲恁゚後6時半(最終日正午)。8、15日休館。 -
「2006大道芸フェスタ」 伊那市に芸人大集合
「子供の日」の5日、伊那市の中心商店街(通り町3丁目竏樗ェ幡町)で「2006大道芸フェスタin伊那」があった。地元のバルーンドリーマー・ゴンベエワールドなどの大道芸人たちが、家族連れなど多くの人を楽しませた。市商店街活性化イベント委員会の主催。
フェスタは新市誕生と権兵衛トンネル開通を記念し、恒例の「こどもの日歩行者天国」の内容を組み直したイベント。正午から約4時間、歩行者天国となった全長約800メートルの同商店街の各所で、ジャグリングやアクションスタント、民俗芸能など8人(団体)のステージが次々と披露された。
それぞれの場所では、大道芸人の回りに魅了された約30人の群集の輪ができた。高さ約2メートルの一輪車に乗って火のついたバトンを回すジャグリングや、河童(かっぱ)に扮したこっけいな舞踏、模造刀を使ったチャンバラなどの芸に観衆は大きな拍手を贈った。
各商店街では輪投げやヨーヨーつり、消防車展示などもあり、八幡町実業団協同組合は鉄道模型の運転会を企画。収集歴40年の尾崎晃一理事長(64)所有の「HOゲージ」20数両が青空の下で披露された。中には1983年に廃車となった飯田線の旧車両もあり「懐かしい」と周りを和ませた。
宮田村の酒井徹さん(35)は息子2人と妻の4人家族で休日を楽しんだ。「子どもたちは大道芸のお手玉を見て喜んでいた。身近な場所でゴールデンウィークを満喫できてよかった」と笑顔だった。 -
「菖蒲の湯」でくつろいで みはらしの湯
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設・みはらしの湯は大型連休中の5日、子供の日に合わせたイベント「菖蒲の湯」で利用客を歓迎した=写真。同施設では連休中、一日平均1100人の県内外の人が集まりにぎわいでいる。
イベントは子どもが菖蒲のようにすくすくと真っ直ぐ成長してほしい竏窒ニの願いを込めた恒例。長さ60センチの菖蒲45本を布の網に入れて、男女それぞれの露天風呂に浮かべた。年に一度は訪れる愛知県の男性(29)は「珍しいものが見れて良かった」と、くつろいでいた。
みはらしの湯によると、連休中の利用客は県外からの家族連れが中心となっている。通常の土・日曜日は中京方面からの利用が多いのに比べて、連休中は関東方面からの人が増えている。
4日は、一日の利用客数が1997年の開館以来、2番目に多い2114人を記録(最高記録2552人=98年1月)。権兵衛トンネル開通による影響で木曽、松本、安曇野などからの利用が増えているのも理由の一つだという。
唐澤壽男支配人は「権兵衛トンネル開通による利用客増加を維持することが今後の課題になる。伊那市だけでなく上伊那が一丸となって魅力ある取り組みを展開していかねば」と話していた。 -
みはらしファームのチューリップ見ごろ
ゴールデンウィークに入り、連日のにぎわいを見せる伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの花畑が見ごろを迎えている。
園内に植えられているのはチューリップやスイセン、パンジーなど。雪の残る青い仙丈ヶ岳を背景に、花々の色合いは美しく際立ち、訪れた家族連れなどは、写真撮影をしたり、芝生に寝転んだりしながら穏やかな休日を満喫している。 -
山寺の住民有志がビオラ100本を植える
伊那市山寺上村町の住民有志がこのほど、地区内の道路沿いにビオラ約100本を植えた。しばらくの間、楽しめる。
JR伊那北駅周辺が整備されたことから、花を植えて環境美化に努めようと福沢八千代さん(64)の呼びかけで集まった住民が昨年から取り組んでいる。
ハナミズキやドウダンなど街路樹のあるスペースを生かし、伊那北駅西バス停縲怦ノ那北高校入り口の片側約200メートルに、高さ15センチほどの苗を6本ずつ植えた。オレンジ、黄、紫と色とりどり。
福沢さんらは「住民らが足を止めて休む通りになれば」と話している。
秋にはマリーゴールドを植える計画。
近くに住む柴多賀男さん(80)が沿道に植えたチューリップ200本余も見ごろを迎えている。 -
【権兵衛トンネル開通から3カ月】(1)
増加する大型車利用供用開始から3カ月経過した権兵衛トンネルを平日に利用する大型車が増加している。4月に記録した大型車の平日利用平均453台は、2月平均の2倍以上におよび、1カ月の大型車利用は1万台を越えた。全体に占める大型車の割合は8%から16・7%に増加。交通量の増加と共に大型車の利用も着実に増加しており、権兵衛峠道路周辺に及ぼす影響などが懸念される。
木曽建設事務所の集計データによると、トンネルの交通量は4月に初めて10万台を突破した。小型車の数は、3カ月とも8万縲・万の間で増減しているが、大型車は4千台、6800台、1万2千台と増加し続けている。
中でも、平日利用の増加が顕著。4月の大型車混入率を見ると、平均6%程度に留まっている休日に比べ、平日は16・7%、休日の2・5倍以上にもなっている。 -
伊那市立図書館で展示中 フォトクラブ「サンライズ」
銀塩フィルムを支持する写真愛好者でつくるフォトクラブ「サンライズ」(岩瀬健二会長)。写真は陰影が豊かな日の出とともに撮影するのが基本といわれるため、クラブ名は「サンライズ(日の出)」と命名した。
伊那市内の40縲・0代の男女8人で本年1月に発足したばかりのクラブだ。会員は会社員や主婦、定年退職者などさまざま。写真歴も1年足らずの初心者から20年のベテランまでと幅が広い。伊那市野底の「暁写真」を経営する河野宏光さんを講師に、月一回の例会を開いている。
「周りに目が向くようになった。日常生活の中で、皆が見逃している場所に気づける幸せがある」「撮影場所では他のカメラ愛好者とコミュニケーションがとれ、交流が広がった」「自然の美しさを求めて撮った作品を、人に見てもらえることが楽しみ」と会員は口々に写真の魅力を語る。
「良い写真を撮ろうという圧迫を感じるのでなく、楽しんで撮らなければならない。しかし、長続きさせるには楽しい中にも基礎的な知識を学び、それぞれの感性を伸ばしていく必要もある」(河野さん)。
デジタルカメラ(デジカメ)では表現できない銀塩フィルム式カメラ(銀塩カメラ)の魅力の下に皆が集まる。銀塩はデジカメと比べると、画質の大きな要素の1つとなる解像度に違いがあると言われる。低感度の35ミリリバーサルフィルムの解像度は2千万画素以上に相当し、一般用途のデジカメは500縲・00万画素。また、コントラストや明るさ、色の微妙な変化を表現できる良さがある。
写真の色彩などを簡単に加工できるデジカメとは異なり、修正の効かない銀塩カメラ。会員は被写体の美しい一瞬に思いを込めてレンズを向ける。それらの写真には「本当の美しさ」が写し出されている。
クラブ発足後、初めてとなる写真展を伊那市立図書館の広域情報コーナーで13日まで開いている。伊那市高遠町の夜桜、中川村のかやぶき民家など上伊那の風景のほか、国内外で撮影した写真26点を出品。会員それぞれの視点で写した作品は個性豊かで、美しい色彩が来場者の目に飛び込んでくる。
銀塩カメラをすたれさせないよう、会員は自分たちの作品を通して魅力を伝える。「サンライズ」。希望に満ち、これからの活動が開けるようにと会員は願っている。 -
マスダカメラで利用客の写真展示
伊那市西町区のマスダカメラ(増田稔社長)では、利用客が撮った写真を周期的に入れ替えて展示している=写真。店内には外国の風景やサクラの花の写真などが飾られ、来店客の目を楽しませている。
マスダカメラではこれまで利用客の個展をしていたが、4月中旬から多くの人の作品を一度に見られるように変更した。現在は、伊那市や駒ヶ根市在住の写真愛好者6人が、一人数点ずつの合計26点を出品している。
作品は伊那市高遠町勝間のシダレザクラや同市で恒例の「春の高校駅伝」の選手らを写した、季節を告げる写真が多数。アイスランドや台湾などの海外旅行先の風景も並び、珍しい光景に関心が集まっている。
自分で撮っては楽しんでいるという利用客の70代女性は「訪れたことのない場所の風景やいろんな人の作品が見られて楽しい」と眺めていた。 -
駒ケ岳神社里宮例祭
老朽化に伴い、新たに建てた伊那市荒井区にある駒ケ岳神社里宮の鳥居が完成した。3日の例祭で、内ノ萱・天狗の地域住民ら約30人に披露した。
鳥居は高さ3・6メートル、幅3メートル。柱は区有林から樹齢100年のカラマツを、柱の上に乗せた笠木、貫にはヒノキをそれぞれ使った。氏子(室岡智明氏子総代)が費用80万円で、4月初旬に建てた。
明治末期、駒ケ岳登山の伊那口入り口として荒井神社下に「一の鳥居」を建立。62(昭和37)年、交通量の増加で道路を拡幅する際に支障となり、駒ケ岳神社前へ移した。
04年10月、台風の影響で上流の沢が荒れ、土砂がなだれ込んだが倒れなかった。
鳥居の披露後、地域住民は例祭で駒ケ岳登山者の安全と農作物の豊作を祈念。
開山式も兼ね、夏山シーズン到来を告げた。内ノ萱から駒ケ岳へ登るルートは近年、利用者が減っているという。 -
伊那市の富県公民館・高烏谷山区民ハイキング
五月晴れの3日、第39回高烏谷山区民ハイキングがあった。伊那市の富県区民など約550人が青空の下、息を弾ませながら8合目にある「つが平」(標高1220メートル)を目指して歩いた。富県公民館(伊藤恒良館長)主催。
区民の健康増進と地区東西の交流を目的に続く恒例行事。6地区の区民が5カ所からそれぞれ高烏谷山を目指し、8キロ前後の道のりを2時間ほどかけて登った。
参加者は父親に背負われた幼児や、杖をついた高齢者など、年齢はさまざま。残雪の中央アルプスを木々の間から眺めながら、それぞれのペースでハイキングを満喫した。
つが平では山を挟んで東西に分かれる新山小と富県小の児童らが校歌を歌い合う「東西交流」や、富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団「田楽座」の太鼓演奏などもあった。
同地区貝沼の北澤明彦さん(33)は3歳の二男を背負い、家族5人でハイキング。「最初のうちはしっかり歩いていたんだけど…。背負ってあげたら背中で寝てしまっていました。これからも毎年参加して子どもの成長を見守りたい」と話していた。 -
あす 大道芸フェスタ
伊那市商店街活性化イベント委員会は5日、中心商店街(通り町3丁目竏樗ェ幡町)で「2006大道芸フェスタin伊那」を開く。午後0時30分縲・時、会場は歩行者天国となり、大道芸やゲームなどのイベントが繰り広げられる。
フェスタは新伊那市誕生、権兵衛トンネル開通を記念し、例年5月5日に開いている「こどもの日歩行者天国」の内容を組み直す中で企画した。
出演する大道芸人は、ジャグリングやアクションスタントショーなど8人(団体)で、地元からはアートバルーンのゴンベエワールド、歌舞劇団「田楽座」、笛師九兵衛が出演する。
また、各商店街で、機関車と遊ぼうHOゲージ大運動会をはじめ、輪投げ、ヨーヨーつり、ルーレットゲーム、マジックキーホルダー作りなどがある。
イベント開催に当たり、会場と周辺道路は交通規制され、自転車の乗り入れも禁止となる。
大道芸人の出演時間は次の通り。
▽ゴンベエワールド=午後0時45分・中村カメラ前、2時15分・あるしん伊那北支店前▽田楽座(民俗芸能)=0時45分・いなっせ前、2時15分・伊那郵便局前▽笛師九兵衛(辻音楽師)=0時45分・伊那郵便局前、2時・伊那橋▽おいかどいちろう(舞踏)=0時45分・あるしん伊那北支店前、1時45分・いなっせ前、3時・伊那橋▽Kei(ジャグリング)=0時45分・伊那橋、1時45分・中村カメラ前、3時・いなっせ前▽笑撃武芸団(アクションスタントショー)=1時半・伊那橋、2時半・いなっせ前▽エモリハルヒコ(紙芝居)=0時30分・2時半・いなっせ多目的広場、1時半・セントラルパーク▽あまる(コメディー)=1時15分・いなっせ前、2時半・伊那橋 -
国少で五月人形展
伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家は31日まで、正面玄関ギャラリーに五月人形を飾っている。
自然の家では、桃の節句や端午の節句、七夕などに合わせて、高遠町を中心とする住民から、家庭で使わなくなった人形などを借り受けて展示し、日本の伝統行事の由来などを子どもたちに紹介している。
五月人形は、よろいかぶとや武者人形、大将飾りなど約50セットを並べた。どれも勇ましく、立派な人形飾りで施設利用者たちも見入っている。
また、19日までは正面玄関周辺4カ所に鯉(こい)のぼり70匹も泳がせている。
自然の家では「子どもの健やかな成長を願う親の気持ちが端午の節句という行事となっていることなどが子どもたちに知ってもらえる機会となれば」と話している。
問い合わせは、国立信州高遠青少年自然の家(TEL96・2525)へ。 -
庁舎周辺清掃ボランティア開始へ
伊那市は8日、庁舎周辺清掃ボランティアによる活動を開始する。年間を通して、庁舎周辺のごみを拾い、環境美化を図る。
市職員からボランティアを募ったところ、部課長を含む71人が申し込んだ。本庁以外の職員もいる。
午前8時半の出勤前の7時半から30分間ほどの時間を利用。1日2人の当番制で、市役所駐車場付近のごみ拾いに当たる。人員が増える可能性もあるが、当面、1人が2カ月に1度のペースで回るという。
この活動は、長年、ボランティアで庁舎周辺の清掃に当たっていた市職員が昨年度末で退職したため、継続することになったもの。
駐車場には、たばこの吸い殻やペットボトル、空き缶、空き弁当などが捨てられ、毎日、掃除をしていないと印象が悪いほどだという。
花火シーズンは、ごみが多いそうで、市はごみの持ち帰りを呼びかける。 -
県市町村対抗駅伝・7日 「新伊那市」で優勝目指す
第16回県市町村対抗駅伝競走大会に出場する伊那市チームの結団式がこのほど、市役所であった。本年は3市町村合併に伴い旧町村から長谷の大村紘樹選手(信州大学2年)が選出。選手らは一丸となって優勝することを誓い合った。
市教育委員会の北原明教育長は「選手同士が励まし、支え合って仲間づくりをして、1本のタスキに全員の願いを託して頑張ってほしい」と激励した。
前回はコーチとしてチームを見守った桜井健一監督(オリンパス辰野工場)は「選手たちが自分の力を精一杯出してくれれば、自ずと結果はついてくる」とあいさつした。
3区を走る鈴木昌幸選手(20)=美原区=は「今年からは旧伊那市、高遠町、長谷村の力を合わせた新チームになったので、存分に力を発揮したい。大会当日は応援をお願いします」と決意表明した。
第16回県市町村対抗駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は5月7日、松本平広域公園陸上競技場を発着点に、9区間42・195キロで競う。
伊那市は前大会で総合13位。第1、3、6回大会で優勝し、長野市に続いて優勝回数は2番目に多い。
伊那市チームのメンバーは次の皆さん。
▽1区(3・2キロ)=守屋風姫(春富中3年)▽2区(3・8キロ)=原田遊(伊那中2年)▽3区(5・8キロ)=鈴木昌幸(ジェルモ)▽4区(3・4キロ)=平澤綾(伊那北高3年)▽5区(4・7キロ)=萩原英雄(ジェルモ)▽6区(5・0キロ)=守屋智春(喜楽Q)▽7区(6・5キロ)=大村紘樹(信州大2年)▽8区(3・4キロ)=田村真史(伊那中3年)▽9区(6・395キロ)=北原健介(上伊那農業高3年)▽補欠=林孝行(信州大4年)宮島有里恵(伊那北高2年)小林一也(伊那中2年)片桐紗雪(伊那中2年)▽監督=桜井健一(オリンパス辰野工場)▽コーチ=平澤和海 -
伊那署が街頭犯罪抑止呼びかける 地域防犯ボラも協力
伊那警察署は地域の防犯ボランティアの協力を得て「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の初日の1日、管内の大型店4カ所で街頭啓発をした。
アピタ伊那店、ジャスコ箕輪店、ケーヨーホームセンターニシザワ南箕輪店、ニシザワ食彩館高遠店の4カ所で実施。伊那少年友の会、伊那エンジェルス隊など約80人が参加し、啓発チラシなど千枚を買い物客らに配った。
アピタ伊那店にはボランティア約30人のほか、県警のマスコットキャラクター「ライポくん」も参加。自転車の盗難や車上狙い防止を訴えるチラシ約400枚を配布し、市民に街頭犯罪抑止を呼びかけた。
伊那署管内で発生した05年の街頭犯罪は、前年と比べて178件少ない658件。小嶋惣逸署長は「この時期に抑えることで、1年間の犯罪抑止につながる」と話していた。 -
かんてんぱぱで織田昇近さんの作品展
「心に訴える万物の声」を描く下諏訪町の洋画家・織田昇さん(78)の個展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。風景、人々の営みなどをテーマとした約65点が、訪れた人たちの心を引き付けている。
ここ2、3年で描いた作品が中心。
県展に5回連続して入賞した後、県展審査員などを務めてきた織田さんは「確固とした自分自身のものをつかみたい」と97年、放送大学に入学した。学部課程を修了した後も大学院で哲学を学び「東洋的芸術観」「無」といったものを追求してきた。
織田さんは「現代は描く技術のみが先行してとらえられることが多いが、もともと考えを表現する手段でもあった芸術は哲学と密接な関係にある」と話す。
インドの葬式をとらえた人物画、山並みからわき立つ雲の動きを描いた風景画など、描く対象はさまざまだが、それぞれの事象に内在する思いなどを力強く表現している。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。7日まで。 -
御社山社の新しい鳥居と天満宮完成
伊那市指定文化財・蟻塚城址にある美篶笠原の御射山社里宮の鳥居と天満宮がこのほど、完成した。
神社はもともと、現在の奥宮がある場所に神殿があったが、1950年に焼失。その2年後、焼け残った場所を奥宮、そこより下の郭(くるわ)に里宮を建立した。その時に立てた里宮の鳥居は木製で、老朽化が進んでいたため、区の話し合いで石の鳥居と取り替えることに決めた。
しかし、老朽化した鳥居はヒノキの良木が使われており、何か別のものに使えないかと鳥居を払い下げた大工の一人が考え「子どものよりどころとなる天神様にしよう」と学問の神・天満宮を建立することを計画。痛んだ部分を挽き直し、横70センチ、高さ1・2メートル、奥行き95センチの銅版ぶき神殿をつくり上げた。中には、九州の大宰府天満宮から迎えた御神体がある。
神殿は里宮の南側に安置されている。 -
みはらしファーム・草の家で展示即売会
伝統的なさき織作品の販売、体験教室をしている伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム「草の家」で3日、同施設のメンバー8人が手掛けた作品が並ぶ展示即売会がある。
多くの人に作品を見てほしい竏窒ニ始めた展示即売会で、例年ゴールデンウィークに合わせて開催している。タペストリー、のれんなどの大物からバッグ、携帯入れといった小物まで、さまざまな作品が並ぶ。普段も作品販売をしているが、即売会当日は定価の2割引きで購入できる(一部商品を除く)。
代表の丸山輝子さんは「手作りの作品が手ごろな価格で購入できるので、ぜひ近くの人も訪れてほしい」と話していた。
当日はさき織体験もできる。 -
田植え始まる
大型連休を迎え、伊那市内では早くも田植え作業が始まった。
手良地区中坪の登内里見さん宅は、4月30日に作業をスタート。作付けする水田は15ヘクタールほどあるため、家族が分担して作業にあたる。昨年より作付け面積が若干増えた今年は、5月下旬ころまでに作業を終える予定。
穏やかな陽気と緑色に色付いた水田が、初夏の訪れを告げている。 -
伊那市議選 新議員26人が決まる
新市発足に伴う伊那市議会議員選挙は30日、市内71カ所の投票所で一斉に投票が行われ、即日開票の結果、新議員26人が決まった。投票率は69・42%だった。
合併後、初めての選挙で、旧3市町村単位に選挙区を設けた。選挙区ごとの定数は伊那18、高遠5、長谷3で、それぞれ21人、8人、5人が立候補、7日間にわたる激戦を繰り広げた。
当選したのは、前職22人、新人3人、元職1人で、党派は無所属21人、共産党3人、公明党2人。共産党は立候補者5人を擁立したが、高遠・長谷で各1人が落選、旧伊那市議の議席4を3に減らした。
選挙区ごとの投票率は伊那が67・07%、高遠が83・76%、長谷が85・84%だった。
最も高かった投票所は長谷の非持山で98・66%。伊那の西箕輪大萱が48・06%と最低だった。
有権者数は5万6183人(男2万7148人、女2万9035人)。
【伊那選挙区】
定数18。前職16人、元職1人、新人1人。党派は無所属13人で、共産党、公明党がそれぞれ3、2の議席を確保した。
トップ当選は、西春近の元市議飯島尚幸氏。公明党の組織票に加え、集落単位で決起集会を開くなど地元で安定した強さを見せ、2655票を獲得した。
同世代の若者を中心に「応援団」を組織した西春近の春日晋治氏、有権者2874人と大票田の富県の下島省吾氏が2千票台で上位当選した。
手良の新人竹中則子氏は、市女団連OB有志らでつくる「明日を担う女性の会」が「政策決定の場へ女性を送り出したい」と擁立。得票数1800票を目標に掲げ、各地区に支部を設けて全市的に支持を広げた。
前職5人のうち3人が引退した西箕輪は、前沢啓子氏=共産党=のみとなった。
東春近は、新人1人が立ったものの、共産党の前職飯島光豊、伊藤泰雄の2氏は、しっかり地元などの地盤を固めた。
美篶は前職黒河内浩、矢野隆良の2氏が、伊那は前職新井良二、小林信、柴満喜夫、中村威夫、馬場秀則、前田久子=公明党=、三沢岩視、柳川広美=共産党=の8氏がそれぞれ当選を果たした。手良の小平恒夫氏は次点と41票差で当選ラインに滑り込んだ。
民主党の推薦を受けた東春近の新人野溝直樹氏は、ビジョン実現のため「だれもが自由に自分の意見を言える民主主義の風土づくり」を目指し、選対を組織せずに戦った。前職2人の地盤を崩すことができず、他地区へも浸透できなかった。市民派として立った西箕輪の前職倉田節子氏は地縁・血縁の地域選挙の壁にはばまれ、美篶の若林徹男氏も前回(03年2月の旧伊那市議選)より約370票を伸ばしたが、当選ラインに届かなかった。
【高遠選挙区】
定数5に8人が立候補した。なかでも5人が出馬した激戦の高遠地区は、他地区からの集票がカギとなっていたが、「貧乏くじ」を引いたのは同地区の3人だった。
大票田の藤沢からただ一人出馬した伊藤明由氏は地元票を固め、候補者がいない隣地区の長藤、三義からの上乗せを図った。一時は「地元に他候補が多く入り込み、かなり入り乱れている」と不安を募らせていたが、激戦の高遠地区の陣営を中心とした切り崩しをしのぎ、千票を超す票数を獲得してトップ当選を果たした。
河南地区からは上山田の推薦を受けて立った平岩国幸氏が、地元や候補者を出していない地区内の集落を固め、血縁関係の強い他地区からの票も得た。
激戦の高遠地区から一人抜け出る格好となったのが北部地域に勢力を伸ばした原浩氏。有権者が約230人と少ない下山田の野々田高芳氏と、同じ集落から3人が立つ大激戦の高遠地区相生町から出馬した飯島進氏は、各地区から票を重ねて滑り込んだ。
組織票と地元票以外の票が伸びなかった共産党の関森照敏氏、血縁関係の強い河南地区の小原を固めたものの、他地区への拡大に失敗した伊東實氏、全域からの支持を狙った春日嗣彦氏の高遠地区3人が涙をのんだ。
【長谷選挙区】
長谷区は定数3に対して5人が出馬。北を固めた非持の中山彰博氏、南をまとめた佐藤八十一氏、地元をはじめ、全域からの集票を図った北原幸彦氏が当選した。溝口から立った羽場好美氏と共産党の宮下金典氏が落選した。
非持から出馬した新人の中山氏が確実に地盤を固めてトップ当選。これまで南非持と中非持それぞれで候補者を擁立して対立してきた両集落の一本化を図り、非持全体から票を獲得した形となった。
また、佐藤氏も昭和の合併で長谷村となる前の旧伊那里村地域である中尾、市野瀬、浦、地元杉島の4地区を統一した格好で、両氏とも安定した基礎票で、選挙戦を優位に展開した。
有権者225人の非持山から立った北原幸彦氏は、苦戦がささやかれていたが、全域から支持を得るために精力的に活動し、各地区からの上乗せで滑り込んだ。
大票田を地盤とする中山氏と佐藤氏の固い防衛に影響を受けたのが、溝口の羽場好美と宮下金典の2氏。地元票だけでは当選が難しいことから、羽場氏は47歳の若さを武器に若者層に支持を訴え、宮下氏は組織票と草刈り場を中心に全域からの集票を狙ったが、他地区の固い防衛によって切り崩しに失敗した。