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前沢川の土砂災害
伊那市西春近の前沢川では、土石流が発生し、川周辺にある柳沢集落に、土砂が流れ込んだ。
土砂災害の発生を予期した市は、事前に自主避難を要請。柳沢公民館への避難を誘導したが、午後3時20分に土砂災害が発生したことを受け、6戸に避難勧告を発令し、西春近南小学校への避難を促した。
床上・床下被害があった人家が数戸あり、土砂が流入した農地が冠水。給水ポンプの故障による一部断水があり、給水ポンプを出動させた。
また、前沢川の上を通っている中央道のぼり線には、前沢川上流の土砂や倒木が流入。通行止めとなり、中央道を通ろうとしていた車が一般道へ降りたため、国道153号は上下線とも大渋滞となった。
そのほかにも、猪沢川の氾濫により一帯の水田が冠水した。 -
第42回県下弓道伊那大会 雨音気にせず的に集中
第42回県下弓道伊那大会が17日、伊那市武道館弓道場であった。交流を目的とした親善試合に中南信を中心に、高校生や一般選手ら約240人が集まった。市体育協会弓道部(萩原秀紀部長)の主催。
大会は個人戦(一人8射)と団体戦(3人一組で計24射)の2種目。個人は一般と高校生各男女で競い、団体は個人の結果による、上位8チームでトーナメントを戦い、順位を決めた。
この日は朝から雨が降り続いた。選手らは雨音に集中力をかくことなく試合を展開。周囲からは矢が的を得る度に大きな歓声が沸いていた。
結果は次の通り(上伊那関係者のみ)。
【個人】
▽一般(2)湯沢幸司(駒ヶ根市)(3)弥永まり子(信州大学)
▽高校男子(1)中原慶太(赤穂)(2)春日朋也(伊那弥生)
▽高校女子(1)織田梓(高遠)
【団体】
(1)伊那A(滋野一義、中田真也、久保田智恵)(3)伊那弥生男子A(登内政徳、樋通俊、清水一宏) -
美和ダム放流開始
伊那市長谷の美和ダムが18日午後3時から、洪水調節に活用する空容量を確保するため、毎秒35立方メートルの放流を始めた。19日午前7時ごろには毎秒300立方メートルまで増やす予定。関係者は「河川には近づかないように」と警戒を呼び掛けている。
洪水調節に備えて制限水位808メートルを維持するため、昨年5月に完成した堆砂対策の洪水バイパストンネルから放流を開始=写真。完成後の実質的運用は初めて。現在は試験運用期間のため、放流に不具合が出た時は主ゲートから流すこともあるという。 -
二極化する集落営農組織の立ち上げ(1)
個人4ヘクタール、団体20ヘクタール以上の農業者を「担い手」として、これまでの助成措置を担い手のみに限定して講じていこうとする国の新しい「経営所得安定化対策」の07年度導入を前に、担い手となる「集落営農組織」発足に向けた協議が各地で進んでいる。伊那市の場合、各地区ごとで農家、市町村、上伊那農業協同組合(JA上伊那)などが組織づくりを進めている。地域事情はそれぞれ異なり、一元的な組織ではその後の運営が立ち行かない。そこで「地域の合意形成」を最優先課題として協議を進めてきた。迅速に合意形成を図り組織発足にこぎつけた地域がある反面、地理的条件や地域事情がしがらみとなり、協議が難航する地区も出てきている。
本年1月から各地で担い手育成説明会などをしてきた伊那市では、9地区それぞれで担い手組織発足の準備を進めている。発足形式が地区ごと異なるが、水田面積の占める割合の多い富県、東春近、美篶地区などでは、比較的迅速に協議が進んでいる。最も早く任意組織を発足した富県地区は、7月中に地区内5集落で任意組織を発足させ、その後に課せられている法人化の計画は地区単位で検討していく。同様に集落単位での発足を目指す東春近も、7月から8月上旬には最初の組織が発足する予定。美篶地区は、任意組織は地区で1つとし、実際の業務は地縁的つながりを重視した集落単位で行っていく。地区の基本合意は95%得て、今後は加入申請の手続きを進める。
もともと一人当たり水田面積の小さい上伊那の場合、個人で経営規模4ヘクタールを満たす担い手となれる農家はわずかしかいない。そのため、小規模経営の水田農家がこれまで通り助成を受けていくためには、任意組織として担い手になる必要がある。そうした認識のもと、水田地域での合意形成は比較的迅速に進んでいるようだ。 -
あんざんコンクールに小中高生56人が出場
日本珠算連盟伊那支部のあんざんコンクールが15日、伊那商工会館であった。6部門に、小中高生56人が出場した。
競技はかけ暗算、わり暗算、みとり暗算で、それぞれ問題の正解率を競った。
中学生・高校生の部1位の矢島翼君(13)=箕輪町=は、出場しなかった前回を除き、小学校4年生から各部門で1位を獲得。小学校1年生から珠算教室に通っている。コンクールに向け「教室がないときも家で練習した。うれしい」と結果を喜んだ。
学年別の1位は全国一決定審査問題にも取り組んだ。結果は後日届く。
結果は次の通り(敬称略)。
▽小学2年生の部(1)小沢奈々(箕輪中部)(2)高岡明歩(南箕輪)(3)井上仁(同)▽3年生の部(1)唐沢希(伊那北)(2)御子柴妃奈(伊那東)(3)神田朋美(同)▽4年生の部(1)有賀友哉(箕輪中部)(2)杉山花純(同)(3)上柳凌平(伊那東)▽5年生の部(1)沢島里奈(箕輪中部)(2)鈴木一朗(西箕輪)(3)宮脇里歩(伊那)▽6年生の部(1)福沢奈緒(伊那)(2)杉山美咲(箕輪中部)(3)郷頭愛(伊那東)▽中高生の部(1)矢島翼(箕輪中2)(2)上柳梨沙(伊那東部中2)(3)松田理沙(辰野中2) -
全国大陶器市に20万点がそろう
伊那市の鳩吹公園で23日まで、全国大陶器市振興会主催の第6回伊那全国大陶器市が開かれている。高級美術品から日常食器まで約20万点の焼き物がそろい、初日から夫婦連れなどでにぎわった。
日本には伊万里、備前、信楽、美濃など焼き物の産地が多く、陶器市では各産地の陶磁器を集めて展示即売している。今回は14店舗が出店。業務用にも対応できる。
来場者は皿、茶わん、きゅうす、湯のみ、つぼなどが並ぶ会場をじっくりと回り、目当ての焼き物を買い求めた。価格は100円から。
中には、人間国宝で「白磁の巨匠」と呼ばれる井上萬二の有田焼の花入れ、藤原啓のとっくりとおちょこなどもある。
事務局の小原淳子さんは「大きい器を料理の3点盛りで使うなど食卓を楽しくする人が増えているのでは」と話し「地元にいながら各産地の焼き物と出合える機会」と来場を呼びかけている。
会場の一角では、北海道の海産物を販売している。
時間は午前10時縲恁゚後6時。 -
県中学総体バレーボール・女子は辰野が初優勝
第45回県中学校総合体育大会は15、16日、各地で各競技があり、北信越大会出場を目指した熱戦を展開した。伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館などではバレーボール競技があり、女子辰野が決勝で裾花(長野市)の12連覇を阻み、初優勝した。
バレーボールは男女各16チームがトーナメントを繰り広げ、上伊那勢は女子の辰野が北信越大会(8月8竏・日・富山県)への初出場を決めた。
男子の箕輪は出場権を賭けた代表決定(3位決定)戦に敗れ、涙を飲んだ。
辰野は1、2回戦をセットカウント2竏・で勝ち上がり、準決勝では高山(高山村)を2‐1で撃破。決勝は全国大会2連覇中、県大会12連覇を狙う強豪・裾花に対し、第1セットを25竏・7で奪うと、第2セットを25竏・4とし、ストレート勝ちした。
顧問の上沼隆光教諭は「準決勝の高山との対戦の方がプレッシャーがあった」と振り帰る。「決勝はチャレンジャーとして、のびのびと対戦できた。結果はできすぎ」とし、「北信越でもう一度、裾花を破り、本当の勝利を得たい」と意気込みを語る。 -
きたっせオープン1周年イベント
伊那北地域活性化センター「きたっせ」で16日、オープン1周年記念イベントがあった。地元住民によるパフォーマンスや多彩な屋台があり、多くの人でにぎわった。きたっせ活性化委員会主催。
きたっせは、賑わいや人の流れをつくる市街地活性化の拠点となるべく昨年7月にオープンした文化施設。1周年を迎え、同施設を利用する地元の人への感謝を込めたイベントの開催を決めた。
午前中は市内にある緑ヶ丘幼稚園、敬愛幼稚園の園児らによる鼓笛隊を披露=写真。また、駒ヶ根市出身で伊那北高校を卒業した落語家・昔昔亭健太郎さんによる落語や、同施設を利用して練習をしているコーラスグループ「コマチーズ」による飛び入りの発表もあり、訪れた人を楽しませた。 -
新山でハッチョウトンボの観察会
ハッチョウトンボを間近で観察してもらおう竏窒ニ16日、本年3月に遊歩道が整備された伊那市新山の「トンボ楽園」で、ハッチョウトンボの観察会が開かれた。悪天候の中、市内外から多くの人が訪れ、湿原のハッチョウトンボを探した。
遊歩道整備後、初めて開かれた観察会。あいにくの雨となったが、午前中だけでも約100人が訪れた。
今年は発生が遅れたが、現在は最盛期を迎えており、晴れた日はハッチョウトンボだけでなく、さまざまなトンボが見られるため、連日多くの人がカメラなどを持って訪れている。
ハッチョウトンボの体長は約2センチ。初めての人は、一般的なトンボを探す感覚でハッチョウトンボを探すため、1匹目を見つけるまでに苦戦することが多いという。この日初めて訪れた美篶の女性は「テレビなどで見て、一度来てみたいと思っていた。同じ市内でもこんなきれいなところがあることを初めて知った」と話し、小さなハッチョウトンボを探していた。
新山区は今後も、年に1度ほど観察会を開催したいとしている。 -
はびろ高原マラソン大会
第8回伊那市はびろ高原マラソン大会が16日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム発着であった。雨の中、約600人が参加。高原のコースを駆け抜けた。
みはらしファームのオープンを機に始まった大会で、例年県外からも多くの参加者が訪れている。種目は10キロ、5キロ、3キロ、3キロ親子の4部門。今年は、数々の日本記録を打ち立て、現在はカネボウ陸上競技部の監督を務める伊那市出身の伊藤国光さんをはじめ、カネボウの高岡寿成選手、末次巧幸選手、阿武優一コーチを招いた。末次選手と阿武コーチは、10キロ、5キロのコースで一般参加者と走った。
参加者は、合図と共に一斉にスタート。あいにくの天候をもろともしないさっそうした走りを見せ、気持ちのいい汗を流した。
上伊那関係分の入賞者(上位6位)は次の皆さん。
【10キロ】▼高校生縲・0歳未満男子(87人完走)(4)飯塚光輔(伊那市)36分36秒(5)永井公彦(伊那市)37分00秒▼一般40歳以上女子(28人完走)(5)武田順子(伊那市)44分31秒(6)伊藤一美(宮田村)50分44病)
【5キロ】▼高校生縲・0歳未満女子(31人完走)(1)滝澤恵美(駒ヶ根市)17分51秒(2)宮澤加奈(辰野町)18分25秒(4)伊東秀子(駒ヶ根市)19分52秒(5)井沢里紗(駒ヶ根市)20分25秒▼中学生男子(12人完走)(5)小林賢人(伊那市)19分16秒▼中学生女子(1)森田遥(駒ヶ根市)18分58秒(3)原美月(南箕輪村)25分24秒(4)新村萌(南箕輪村)26分50秒(5)高嶋莉奈(伊那市)27分04秒
【3キロ】▼小学生男子(50人完走)(1)小林侑樹(伊那市)10分37秒(3)藤木悠太(飯島町)11分04秒(4)丸山修平(駒ヶ根市)11分04秒(5)木村匡志(箕輪町)11分58秒▼小学生女子(41人完走)(1)伊東玲奈(駒ヶ根市)11分48秒(2)宮下優華(南箕輪村)12分38秒(4)青柳美咲(箕輪町)12分56秒(5)柳澤菜お(箕輪町)12分59秒
【3キロ親子ペア】(34ペア完走)(1)久保田博、隼(飯島町)11分29秒(3)網野泰年、幸大(伊那市)13分00秒(5)弾塚克彦、沙耶(伊那市)13分39秒 -
伊那西町クラブが優勝
伊那西町クラブが8竏・日、上田市武石総合グラウンドであった、第1回全日本ハイシニアソフトボール県大会で優勝した。県代表として、10月13竏・5日、徳島県徳島市である全国大会への出場する。
65歳以上の選手らで競う初の大会。県大会へは県内から7チームが出場し、代表チームを決定するため、トーナメント戦を繰り広げた。
伊那西町クラブは「初戦突破」を合言葉に大会へ参加。決勝戦までのいずれの試合も5点差以上の得点で圧勝し、「全員のチームワーク」(伊藤易明監督)で初優勝を飾った。
伊藤監督は「ソフトボールが好きな熟年パワーを発揮し、チームワークで初戦突破したい」と意気込んでいる。
伊那西町クラブのメンバーは次の皆さん
▽代表=大木島登(西春近)▽監督=伊藤易明(西町)▽主将=矢沢広人(西町)▽コーチ=三沢幸栄(西春近)溝上昭平(西箕輪)▽選手=加藤尚(緑ヶ丘)井口勝義(福島)原壮内(西町)堀内四郎(下新田)花崎功(西町)城倉誠也(西春近)春日良一(西箕輪)溝上達(西春近)北原徳二(西春近)竹内勇(西町)梶村隆志(南箕輪村)▽スコアラー=宮沢みゆき(西春近) -
三峰川でせせらぎウォッチング
伊那市の第18回川シンポジウム「川再発見!せせらぎウォッチング」(実行委員会など主催)が15日、三峰川であった。小中学生ら52人が水生生物を調査。「きれいな水」を1から順に5段階で評価し、三峰川上流を「1」、下流を「3」と判定した。
「せせらぎ竏秩vは川に親しみながら環境を考えようと10年以上続く催し。
学校教諭ら5人を講師に迎え、子どもたちは水素イオン濃度(pH)を調査したり、川に入って石を動かし、夢中になって川の生き物を採った。
三峰川橋下の三峰川は、きれいな水にすむヒゲナガトビゲラ、ウズムシ、少しきたないところにすむヒラタドロムシなどの生き物がいた。川の中州、岸など場所によっても異なった。
東部中学校1年生の伊藤駿君は「生き物の種類がいっぱいあって驚いた」と話した。
観察会を前に、市役所で水槽に入ったヨシノボリ、イワナ、アカザなど実物を見ながら生態についての説明を受けた。
観察場所はこれまで三峰川、小黒川などだったが、合併したことで三峰川に変更した。 -
伊那市の合併記念式典
伊那市合併記念式典が15日、県伊那文化会館であった。友好都市や国・県関係者、区長など約1千人が出席。合併を祝い、長野県一のまちづくりに向けた発展を願った。
式辞に立った小坂市長は、合併経過に触れ「旧3市町村の宝物を守り育て、一体感のあるまちをつくることが私に課せられた使命」とし「地方財政は厳しさを増すが、市民がまちづくりに参画し、行政が市民の負託にこたえることができれば、新市の将来像『二つのアルプスに抱かれた自然共生都市』が実現できると確信している」と支援を求めた。
そのあと、合併功労者の総務大臣表彰5人(旧町村長・3市町村議長)、市章採用作品応募者1人をそれぞれ表彰。
また、伊那市消防団音楽隊、伊那フィルハーモニー交響楽団と市内の伊那・東部・春富の3中学校合唱部約140人の演奏などもあり、式典に花を添えた。
新伊那市は、伊那市・高遠町・長谷村が合併し、3月31日に発足。人口7万4千人。面積は668平方キロで、県内3番目に広い。
◇ ◇
市章採用作品を応募したデザイナー伊沢亮之さん(30)=高遠町東高遠=は、式典会場のステージや入り口などで、自らデザインした市章を目にし「本当に決まったんだ」と実感した。
7、8点を応募したが、桜の花びらをデザインしたのは採用作品のみで、一番気に入っていたという。
「これからも市のために仕事ができたらと思う」と話した。 -
循環型エネルギーの普及を目指す「薪(まき)の会」設立に向けた総会
循環型エネルギーである「薪(まき)」を通して、個人レベルで環境問題に取り組んでいくNPO法人「薪の会」の設立総会が15日、伊那市長谷の溝友館であり、理事長に山野勉さんを選出した。 山野さんは「楽しみながら環境問題を考えていける組織にしたい。温暖化の原因である化石燃料の使用を減らす一方で循環型エネルギーの普及に努め、個人レベルで温暖化対策に寄与できれは」と語った=写真。
同会は、薪ストーブ用の薪を生産したり、薪エネルギーの利用促進に努めてきた「薪ストーブの会」を前身とする組織。薪生産用機械の所有権などの問題が出てきたことを機に、「薪ストーブに限定せず、循環型資源としての薪の役割を広く普及していこう」と、NPOの発足に至った。
今後は(1)薪を利用する暖房機器の普及促進(2)間伐材の薪利用(3)効率的な薪生産にむけた生産プラントの設置(4)小中学校の野外活動サポート(5)林業体験を兼ねた薪狩りツアー竏窒ネどを行い、薪の利用促進に努める。
生産プラントは、08年度を目指して長谷地区に設置したいとしている。任意組織だったころは、長谷村民限定の組織だったが、今後は幅広い地域から会員を募っていく。
正式発足は10月半ばころ。
問い合わせは(TEL98・2867)山野さんへ。 -
ガールスカウトが信州高遠青少年自然の家でキャンプ
自然の音を聞いてみよう竏窒ニ、ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は15日、夏のキャンプを伊那市高遠町の信州高遠青少年自然の家で開いた。小学校低学年以下を中心とした21人が参加し、自然の中で食事作りなどに挑戦した=写真。
夏のキャンプは毎年の恒例行事。今年は、全体のキャンプを控えた小学校高学年は参加しなかったため、食事作りからイベントまで、小学4年生以下でつくるブラウニー部門の児童らが中心となって取り組んだ。
1日目のお昼は、子どもたちが考えた煮込みうどんとマカロニサラダづくりに挑戦。包丁を握り、リーダーや保護者に教えてもらいながらニンジンやネギを慣れない手つきでゆっくりと刻んだ。
キャンプは1泊2日で行い、宿泊は保護者が同行しない。木部団委員長は「子どもにとっても、親にとっても親離れ、子離れの機会になっている。思いリュックを背負った自分の子どもの姿を見て、子どもの成長を実感する保護者もいる」と話していた。 -
かんてんぱぱでマザーグースパッチワークキルト展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで15日から、「マザーグースパッチワークキルト展」が開かれている。色鮮やかな生地を縫い合わせてつくられさ大判のタペストリーからバック、小物など約120点が、訪れた人を楽しませている=写真。
マザーグースパッチワークスクール(村上光子代表)の辰野、伊那、駒ヶ根教室で学ぶ受講者35人の作品展。総勢約60人が同スクールで学んでおり、松本市などでも作品展を開いているが「地元の人に気軽に見にきてもらえるように」と、南信地区の作品展を開くようになった。かんてんぱぱでの展示は一昨年に続き2回目。
受講者は平均して10年近くパッチワークをしているベテランが多く、細かな布を張り合わせてつくった2メートル四方のベッドカバーなども多数並ぶ。また、それぞれのパッチワークを張り合わせてつくる「フレンドシップキルト」は、花をテーマとしており、さまざまな花がずらりと並んでいる=写真。
村上さんは「手作りの良さを知ってもらうと共に、1点1点には作者の気持ちがこもっているので見てほしい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時)。入場無料。17日まで。 -
伊那市行政改革審議会
伊那市行政改革審議会が13日夜、市役所であった。市は金融団体代表などでつくる委員15人を委嘱し、会長に中村威夫さん=市議会=、副会長に三澤美津子さん=市女性団体連絡協議会=を選出。合併前の各市町村の取り組みを振り返り、本年度の行政改革の方針について話し合った。
本年は、行政改革大綱「行政経営戦略プラン」へ、具体的な取り組みを住民へ分かりやすく数値や指標を用いて公表する「集中行政プラン」を盛り込むことを定め、策定に向けた主な流れについて確認した。
総務省から「集中改革プラン」の策定と公表をせよとの要請(05年3月29日通知)があり、合併市町村は06年度中の策定が義務付けられた。新市発足の同市は、行政改革大綱の中に同プランを含め、12月中旬の公表を目指す。
あいさつに立った中村会長は「合併効果の実態が明らかにならなければ市民からは認められない。納税者の立場で市民が望む共同の利益とは何かを見出していきたい」とした。
委嘱状を受け取る委員の皆さん -
マツタケ山が危ない?
富県地区で松くい虫への懸念が広がる伊那市富県地区は、拡大する松くい虫被害への強い危機感を募らせている。地区がグリーンツーリズム事業の一環として取り組む「きのこ山オーナー制度」は、マツタケが採れることが一番の売り物。マツタケはやせた土地に育つとされているため、マツタケ山の松は必然的に弱る。しかし、松枯れの原因を運ぶマツノマダラカミキリは、弱ったマツに卵を産む。そのことが大きなジレンマとなっている。
伊那市の松くい虫被害は今年3月、東春近田原と西春近表木で確認された。松くい虫被害は標高は800メートル以下でしか確認されていないとされているが、年々高い標高でも確認されるようになっている。標高約1300メートルの高烏山を背負う富県の住民の中には「温暖化の影響で今後、もっと上にも飛んでくるのではないか」と懸念する声もある。
4年目となるキノコ山のオーナー制度は、昔からマツタケが採れている山林を利用して、年に数本のマツタケを収穫するオーナーも出ている。今年も地元や県内から集まった86人が約35ヘクタールのオーナーに登録している。
富県グリーンツーリズムは、高烏谷山を背景とした田園風景を売り物に事業を展開しているため、松枯れが深刻になればマツタケに限らず取り組みそのものにも影響を与えかねない。
富県では、除間伐などで松林を整備し、松くい虫被害対策を図っていきたいとしているが、確実な防除策はないのが現状。センチュウは見つかっていないが、松枯れを確認している個所もある。 -
はらぺこ保育園で麦刈り
伊那市富県で里山での生活を主体とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは13日、昨年11月にまいた麦の刈り取りをした。約100平方メートルに草と入り混じって生えた麦をはさみで刈り取り、麦の感触を楽しんだ。
昨年から地域住民から借りている畑でさまざまな野菜づくりに取り組んでいる園児たちだが、麦の収穫は初めて。同園では、小麦を使ったチャパティーなどをつくることも多いため「原料となる麦から自分たちでつくってみよう」と、麦づくりに挑戦した。
富県は農作物への鳥獣害が深刻な地区。子どもたちの畑もシカとスズメの被害を受けており、子どもたちは「ここにかかし立てておけばよかったね」「折れているのは大丈夫」などと話しながら、畑に残った麦を丁寧に刈り取った=写真。
麦は来年まく分の種を確保し、残りがあれば石臼(うす)で引いて粉にするという。 -
伊那市社協が交通弱者の送迎ボランティアを募集 ~ボランティアによる交通弱者の足の確保を目指す
伊那市社会福祉協議会は、一般交通機関の利用が困難な高齢者や障害者の送迎を担う運転ボランティアを募集している。ボランティアの主な仕事は、社協が行う筋力トレーニング教室を利用する障害者・高齢者や、上伊那郡市外の遠隔地まで通院する障害者の送迎。将来的には人材を各地に確保し“地域の支え合い”という形で交通弱者の足の確保につなげたい考えだ。
4月から、交通弱者の足として活躍してきた「福祉有償運送」にさまざまな制約が課せられるようになり、サービスからもれた交通弱者の足の確保が課題となっている。打開策の一つの手段が金銭の授受が発生しないボランティア送迎。一部には、市から借りた車を使い、ボランティアが送迎を担う準備を進める地区も出てきた。
社協でも、独自に一般ボランティアを募り、送迎サービスを提供していた過去がある。しかし、市の請け負い事業になってからは固定の運転手が確保され、ボランティアが社協から離れてしまった。今回の取り組みは、ボランティアの機運を高め、再度つながりを復活させる狙いもある。担当者は「介護保険が始まってから『福祉はプロがやる』とされてきたが、地域の力が必要」と語る。
長距離送迎は、市が交付する移送サービス利用助成券の対象(上伊那郡市、諏訪市)外となる病院を利用する人に向けたサービスで、社協が貸し出した車をボランティアが運転し、利用者がガソリンを満タンにして再び社協に車を返すようにする。高速利用代金も利用者負担。サービス提供者は移動にかかる実費程度で目的地までの行き来ができる。
ボランティアには、個々の事情に応じてさまざまな形で参加してほしいとしている。車いすの扱い方、福祉車両への車いすの固定方法などの実習をした後、ボランティアに入る。
問い合わせは市社会福祉協議会(TEL73・2541)へ。 -
高遠北小で音楽会 練習の成果・美しい音色響く
伊那市の高遠北小学校(宇治正隆校長・61人)で12日、校内音楽会があり、各学年の合唱、合奏のほか、プロのマリンバ奏者の特別演奏など全14プログラムを披露。会場には約80人の保護者らが集まり、我が子の活躍を目を細めて見守った。
児童たちは日ごろの練習の成果を発揮しようと一生懸命に取り組んだ。各学年の児童数は少ないものの、澄み渡った歌声と、躍動感あふれる楽器演奏の音色が会場に響き渡った。
特別演奏にはプロの演奏家の音楽を聞かせようと、マリンバで日本クラシックコンクール打楽器部門で4位になった伊藤聡さん(24)=同市境区=ら3人が出演し、マリンバやピアノなどで、ジャズ、アニメソングなど計5曲を披露した。
恒例となっている地元サークル「ドレミファファミリーズ」メンバー5人の大正筝の合奏もあった。
児童たちは、友だちのステージや普段聞くことが少ないプロの演奏をじっと鑑賞。会場からは、次々と繰り広げられる我が子の勇姿に、温かい拍手が沸いていた。 -
東伊那小4年生 「那須屋興産」などに社会科見学
伊那市大坊の中間ごみ処理業「那須屋興産」(池上幸平社長)のリサイクルセンターに12日、駒ヶ根市の東伊那小学校4年生17人が社会科見学に訪れた。リサイクル過程などを見学した児童は、各家庭でのごみの分別の大切さに理解を深めた。
同小4年生が訪問するのは本年で3年目の恒例。この日は、「伊那中央清掃センター」(同市美篶)なども訪れ、ごみの減量に向けた生活を見直すことを学んだ。
リサイクルセンターでは、ペットボトル、ダンボール、空き缶などの廃棄物を圧縮し、リサイクル原料に向けて処理される工程を見学。空き缶の分別について子どもたちは、家庭でアルミとスチールを仕分けず出されることが多いことを知った。
那須屋興産の関係者は「廃棄物も皆の協力で分別してもらえることで、早く生まれ変われる」と呼びかけた。 -
君島龍輝の木版画展 ベル伊那・18日まで
新進気鋭の木版画家・君島龍輝氏の個展は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。日本の伝統工芸の魅力と、海外の感性とが醸し出す38点の作品を展示販売している。
米国のニューヨークと栃木県の那須のアトリエをベースに、創作活動を展開する作家。近年は国内で展示の場を設けているが、県内では初めての個展となった。
女性や、干支(えと)のイノシシや鳥などの動物を題材にした作品を出品。「木の温もりが感じられる日本の伝統工芸」(関係者)が見所の展示会となっている。
会場では「絵はがきセット」も売っている。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
アートギャラリー・ミヤマ 橋爪まさゆきさん陶芸展
岡谷市に窯を構える陶工・橋爪まさゆきさん(54)の陶芸展は17日まで、伊那市坂下区旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている=写真。生活を彩る日常雑器や花入れなど100余点を展示即売。個性的な形と落ち着いた色合いの器が並んでいる。
湯のみ、コーヒーカップ、皿、スプーンなどのほか、楊枝入れ付きの箸立てなどのアイデア商品も出品。「使い手が思わず手を出したくなる」(橋爪さん)作品が、来場者の目を楽しませている。
つや薬を使わない「無釉焼締」を中心に、ニーズに応じた釉薬を塗った陶器もある。焼いた時の温度の違いで、灰の色合いに表情が出る焼締の魅力が詰まった展示会になっている。
岡谷市生まれの橋爪さんは、栃木県の益子と福井県の越前で計6年間学び、1990年に独立するため築窯。県内を中心に東京都などで年間約6回の個展を開く。毎年恒例の同ギャラリーでは、11回目を迎える。
橋爪さんは「器を使った時に楽しんでもらえれば」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。問い合わせは、アートギャラリー「ミヤマ」(TEL72・4711)へ。 -
日本電産サンキョーと伊那市土地開発公社
事業用地売買契約調印伊那市土地開発公社は13日、システム機器関連事業などを手がける日本電産サンキョー(本社諏訪郡下諏訪町、安川員仁社長)と事業用地の売買契約を締結した。
同社伊那事業所の新工場(第4工場)建設に伴い、事業用地を拡張する。用地は、市内美篶の上の原工業団地にある伊那事業所隣接地1万1千平方メートル。新工場は鉄骨一部2階建てで、延べ床面積9500平方メートル。今月に着工し、11月のしゅん工予定。12月から操業するが、本格稼働は07年春を目指す。投資総額は約25億円。
第5工場建設計画もあり、正社員80人、外部委託160人ほどを雇用する見込み。正社員は新卒者を考えているという。
新工場建設は、半導体ウエハー搬送用ロボットの事業拡大、液晶ガラス基板搬送用ロボットの増産に対応するため。産業用ロボットの生産は伊那事業所で月産350台だが、新工場の稼働後は600台に能力を高める。
調印式で、小坂市長は地元からの雇用を願い、永守重信会長は「世界で事業展開しているが、地元企業として事業を拡大し、雇用し、税金を払って貢献させていただく」と述べた。 -
チーム小池工房のトライアスリート
伊那市
鈴木進一さん(60)
小池夏樹さん(37)朝は仕事に行く前に走り、夜はジムのエアロバイクでトレーニング。二人の1日の日課だ。「よくやるね」と言われることもあるが、トレーニングは生活の一部だから、仕事が忙しくて練習できない時の方がストレスはたまる竏秩B口をそろえる。
水泳、自転車、ランニングの3種目で競うトライアスロンを通して知り合った二人は今、小池さんが代表を務める「小池工房」で共に働くパートナーであり、トライアスロンに励む「チーム小池工房」の仲間でもある。まだ面識が無かったころ、別々でエントリーして立川のデュアスロン大会に参加したことがある。鈴木さんは、そこで小池さんの存在を知った。「上位者が掲載された雑誌に『伊那市出身』ってあって、伊那にもすごい奴がいるんだなって思ったよ」と振り返る。
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共に、最初からトライアスロンをしていたわけではない。
48歳までマラソンをしていた鈴木さん。日本無線に勤め、実業団並みの厳しい練習を重ねていたが、記録が伸びないことに悩んでいた。そんな時、トライアスロンと出合う。人に勧められ、いきなり出場した大会で総合6位に入賞。それにはまり、この世界にのめり込む。
50歳から51歳にかけて参加した佐渡、神奈川、伊良子、野尻湖などの9大会では、いずれもベスト3以内に入賞。一種目だけだとなかなか縮まらない記録の差も、3種目あると得意、不得意の差で縮まる。年齢、性別に関係なく、鍛えた分だけ成果に出る竏窒サの面白さを知った。
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小池さんは自転車から入った。大学時代に奈良県から京都府まで4時間ほどかけて自転車で通ったこともある。大学卒業後は東京で就職。勤めながらも自転車競技をしてきたが、会社の同僚に誘われてトライアスロンを始めた。「記録が伸びずに嫌気が差すこともあったけど、仲間と一緒に練習するのは楽しかった」。
伊那市で小池工房を始めてからも、トライアスロンは続けていた。鈴木さんとは共に働くようになった6年前から一緒に練習するようにもなった。走りはもともと独学だったが、「フォームが悪くても早いからフォームが良ければもっと早くなる」と話す鈴木さんの指導でフォームの改善に努めたところ、ぐんぐんとタイムが伸びていった。
昨年は長野県縦断駅伝で、上伊那の走者として13区を走った。沿道には、小池工房のお客さんも応援に駆けつけてくれ、嬉しかった。
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小池さんの成長を間近で見てきた鈴木さんには目標がある。「小池君を長野マラソンで6位以内に入賞する選手にしたい。小さいけどパワーがあり、筋力もしっかりしている。フォームがきれいになったら必ずいくと思っている」。自分が果たせなかった夢を託す。それに対し小池さんも「できるところまでやってみたい」と、意気込みを見せる。 -
富県グリーンツーリズムが長谷の農家民宿で郷土料理の研修会
都会から田舎を訪れる人たちをもてなす方法を学ぼう竏窒ニ、伊那市の富県グリーンツーリズム推進委員会は13日、女性を対象とした視察研修会を伊那市長谷の農家民宿「みらい塾」で開いた。約30人が参加し、田舎料理を使ったもてなし方法や、宿泊者を受け入れるためのノウハウを学んだ。
同会は、伊那市富県地区の高烏山を背景に、農産物の収穫体験などをグリーンツーリズム事業の一環として展開している。昨年から、女性を対象とした郷土料理研修会を月に一度開催。地元農産物を使った郷土料理を学んでもらうことを目的としており、最終的には都会からの観光客を農家民泊でもてなせるようにしていきたいと考えている。
しかし、富県の住民は外部の人を自宅でもてなすことに慣れていないという実情もあり「まずは農家民泊を知り、その考え方に慣れてもらおう」と、今回の研修を企画。地元でも先進的に農家民宿をしてきたみらい塾を訪れた。
参加者は、蔵を利用した宿泊施設や、いろりなど、昔ながらの概観を生かした宿泊施設を見学。その後、地元農産物などで作られた郷土料理を試食した=写真。みらい塾の女将、市ノ羽幸子さんの立ち居振舞いなどから、客人との触れ合い方などをじかに学んだ。 -
伊那まつりPRに大あんどん2基を設置
伊那市役所と駅前再開発ビル「いなっせ」入り口に12日、「第34回伊那まつり」(8月5・6日)で使う大あんどんを1基ずつ設置した。まつり前日まで飾り、夜間点灯してまつりをPRする。
あんどんは高さ4・5メートル、幅1メートル、奥行き0・6メートル。まつり当日、大あんどんの設置・撤去に当たる市職員や業者約20人が練習を兼ね、あんどんを組み立て、例年通り側面に竜の水墨画や「商売繁盛」「五穀豊穣」の布などを取り付けた。
あんどんは8月5日、歩行者天国(県道南箕輪・沢渡線の春日公園下交差点縲怦ノ那北駅前交差点)の両端に置く。メーンの一つ、市民おどりの折り返し地点となる。8月6日は、市役所駐車場で開く「遊ingビレッジ」の会場に運び込む。 -
伊那公民館高齢者教室公開講座
伊那公民館の高齢者教室オープン講座が12日、同館であり、前信州高遠美術館館長・堀井英雄さんが、江戸時代の大奥で、門限を破ったことから高遠藩内藤家のお預けとして生涯を閉じた「絵島」の人生について講演した=写真。
同クラブは、老後の生きがいづくりや交流を目的として5月縲・月にマレットゴルフや唱歌を歌うなど、多彩な活動を展開しおり、1度公開講座を開いている。今回は、3月に合併した高遠町の歴史を学ぶ講演会を企画。
絵島は、当時仕えていた月光院の代参で墓参りに行った帰り、歌舞伎役者・生島新五郎の芝居見物に訪れ、大奥の門限に遅れて帰城した。そのことをとがめられ、高遠藩への永遠流に処されたが、堀井さんは「少し前の時代なら、それほど大きな罪ではなかった。絵島は権力争いの犠牲となり、このような罪人となってしまった」と、当時時代背景を説明。高遠での絵島の人生を語った。 -
信州大学農学部名誉教授・俣野敏子さん初の写真展
信州大学農学部名誉教授の俣野敏子さん(74)=南箕輪村=の初めてとなる写真展「ヨーロッパ 人と街角」は21日まで、伊那市荒井区の立図書館で開いている。撮影者の人柄がにじみ出た、心温まる人々の表情を捉えた写真が会場にあふれている。
2竏・0年前にソバの研究、調査で訪れた、オーストリア、ポーランド、チェコ、イタリアなどで撮影した29枚を展示。カメラを持参し、仕事の合間に散歩する中で、レンズを相手に向けた瞬間の笑顔などにシャッターを切っている。
レストランのウエートレス、絵画を売る露店の店主の表情や、石垣の街並み、教会、犬と飼い主の足などの写真を出展。親子をメーンに雑踏を写した作品は構図に優れ、「絶妙なバランス」との反響を呼んでいる。
俣野さんは「たくさんの辛口なコメントと、一個だけ『続けてごらん』といってもえれると嬉しい」と話している。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後3時)。