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老松場古墳の調査結果報告会
伊那市東春近の老松場古墳群の発掘調査報告会が伊那市防災コミュニティセンターで26日に開かれました。
報告会は伊那市教育委員会が開いたもので、調査を行った関西大学文学部考古学研究室の米田文孝教授が話をしました。
7基ある古墳のうち、1号墳は埋葬施設の構造から推測して、大和政権時代の5世紀前半の前方後円墳と確認されました。
大和政権が地方を統治するため伊那地域は交通面でも重要だったと説明していました。
権力の象徴でもある前方後円墳を造ることを許す代わりに、地方の権力者を支配していったということです。
また26日は1号墳と2号墳からの出土品も展示されました。
今後、伊那市創造館でも展示する予定だということです。
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手編み座布団を伊那市議会に寄付
伊那市議会の議場で温かい座布団を使ってもらおうと、22日に市民から手編み座布団が寄付されました。
22日は伊那市福島の三澤清一さんと節子さん夫妻から、伊那市議会の飯島進議長に議員、市長、副市長用に23枚が寄付されました。
清一さんが今年の春に議場を見学した際、妻・節子さんが作る手編み座布団の寄付を思いついたということです。
節子さんは現在89歳で、60代の頃から編み物を始め、直径およそ45センチの毛糸の座布団を1か月に2個ずつ編んでいるということです。
節子さんは「座布団の配色を考えて編んでいる。寒い時期になってきたので使ってほしい」と話していました。
飯島議長は「座布団をいただきありがたい。全員に手渡して大切に使わせていただきます」と感謝していました。
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手良地区で花火大会
コロナ禍で様々な行事やイベントが中止となるなか、地域の活性化を図ろうと伊那市の手良で26日、花火大会が開かれました。
花火大会は、午後5時30分から手良地区内で打ち上げられました。
「手良の子どもたちに夢を゛どかんと一発゛花火でコロナをぶっとばせ大作戦」と銘打ち、地域を元気にしようと手良地区活性化促進会議が開いたものです。
手良地区の住民や企業などから寄付を募り、82万円が集まりました。
地区住民らは次々と打ち上がる花火を楽しんでいました。
この日はおよそ150発が打ち上げられ、澄んだ冬の夜空を彩りました。
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ルビコンが伊那市に寄付
電解コンデンサの販売を主力とする伊那市のルビコン株式会社は、伊那市が行う子どもの未来応援事業に役立ててもらおうと、現金30万円と社員で集めた食料品などを24日、寄付しました。
24日は、ルビコンの赤羽宏明社長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金30万円を手渡しました。
伊那市では、子どもが希望をもって暮らせる環境をつくろうと企業や団体、個人がひとり親や生活困窮家庭の子どもらに支援活動をする子どもの未来応援事業を行っていてます。
これらの事業は伊那市社会福協議会に委託して行われています。
ルビコンでは、家庭で余っている食品を持ち寄るフードドライブを社内で実施し缶詰やレトルト食品などを集めました。
食料品の他、おかしの詰め合わせ100セットも寄付しました。
白鳥市長は「寄付は社会福祉協議会で支援を必要とする子供たちのために活用させていただきたい」と感謝していました。
贈られた寄付は、27日に市役所で伊那市社会福祉協議会が開くクリスマスプレゼント会で活用されるということです。
ルビコンは24日、工場がある南箕輪村にも現金10万円と菓子50セットを贈りました。
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新山保育園 園舎完成
現地で建て替えが進められていた伊那市の新山保育園の園舎が完成し25日、完成式が行われました。
式には、市や地元の関係者などおよそ40人が出席し、初めに園児が歌を発表して園舎の完成を祝いました。
新しい園舎は、木造平屋建てで延べ床面積は306平方メートルです。
柱や床などには、新山産のヒノキやアカマツなどが多く使われています。
リズム室を兼ねる保育室は、レイアウト変更ができる家具が設置されます。
敷地内には、新山保育園と新山小学校の給食調理場も合わせて整備されました。
新山保育園と給食調理場の総事業費はおよそ4億5千万円となっています。
新山保育園は、園児数の減少から平成21年度に休園となりましたが、園児数の確保に地域をあげて取り組み、5年後の平成26年度に再開しました。
伊那市では、老朽化が進んでいたことから平成28年度に建て替えの方針を示しました。
新しい園舎は、来年1月4日から利用を始める予定です。
伊那市では今後、園庭の整備や旧園舎の取り壊しなどを行い来年3月末に竣工式を行う計画です。
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信州高遠美術館 原田コレクション作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、原田コレクション収蔵作品展が、24日から始まりました。
会場には、原田政雄のコレクション73点が展示されています。
原田政雄は、高遠町出身の画家・写真家で、収集家でもありました。
コレクションの軸となるのが、木内 克と、福沢一郎の作品です。
1892年生まれの木内克の作品は、素焼きの粘土「テラコッタ」で制作されているのが特徴です。
裸婦像は、手びねりで作られた作品で細部を省いた作りながら、女性の身体のしなやかさが表現されています。
1898年生まれの福沢一郎は、シュールレアリスムの作品を制作し、1970年代には地獄絵の連作を発表しています。
また、原田コレクションには浮世絵が54点あり、そのうち状態の良い歌川国芳と歌川国貞の作品17点が展示されています。
原田コレクション収蔵作品展は、来年2月27日までです。
入館料は、一般500円、高校生以下は無料です。
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サンタベリーガーデン イルミ
伊那市西箕輪のカフェ「サンタベリーガーデン」で毎年恒例のイルミネーションが灯され訪れた人たちを楽しませています。
サンタベリーガーデンでは、30年ほど前から毎年この時期にイルミネーションを飾っています。
イルミネーションは、31日まで行われます。
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西箕輪小で2学期終業式
上伊那の多くの小中学校では2学期の終業式が24日行われました。
このうち、伊那市の西箕輪小学校では、新型コロナの感染状況が落ち着いてきたことから今年度初めて全校児童が体育館に集まって終業式が行われました。
24日は、全校児童374人が体育館に集まりました。
新型コロナの影響で、今年度は、テレビ会議システムなどを活用して式を行ってきました。
感染状況が落ち着いていることから、式としてはおよそ2年ぶりに全校児童が集まり2学期の終業式が行われました。
式の中で、沼野俊彦校長は、「一年の計は元旦にありという諺があります。元旦に今年1年どんなことに力を入れていくか家族とも話し合って目標を決めてください」と児童に呼び掛けていました。
4年生の教室では、担任から通知表や冬休みの宿題が手渡されました。
また、2学期学校を休まなかった児童に手作りの賞状も贈られました。
西箕輪小学校の冬休みは、あすから来年1月6日までの13日間です。
伊那市・箕輪町・南箕輪村の小中学校の2学期の終業式は、24日がピークとなりました。
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山紫プレミアム 23日から発売
伊那市と信州大学農学部が開発したやまぶどう「信大W3」を使い長期熟成させたワイン「山紫プレミアム」が今年も完成し、23日発売となりました。
この日は、伊那市役所で記者会見が開かれ、醸造した伊那ワイン工房の村田純社長と、やまぶどう生産者の会の城倉 友幸さんが完成したワインについて説明しました。
去年収穫したやまぶどうを仕込み、さらにフレンチオーク樽で貯蔵した熟成期間14か月のプレミアムワインです。
720ミリリットルのフルボトルが税込み4千円、375ミリリットルのハーフボトルが税込み2300円で、それぞれ限定100本販売します。
プレミアムワインは平成28年から販売を始めていて、やまぶどうらしい力強さと酸味のあるフルーティな仕上がりになっているということです。
やまぶどうは、伊那市の気候に合い、健康に良いとされるポリフェノールを多く含んだ信州大学農学部が開発した品種「W3」です。
現在、11軒の農家が、市内各地の遊休荒廃地を活用した圃場、1.85ヘクタールで栽培しています。
山紫プレミアムは、市内の酒販店などで購入できます。
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伊那市と日本モウルドが土地売買仮契約結ぶ
伊那市は愛知県安城市に本社を置き、紙製容器などの製造・販売を行っている日本モウルド工業株式会社と土地売買仮契約を22日に結びました。
伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と日本モウルド工業株式会社の石原昭社長が伊那インター工業団地の土地売買仮契約書を取り交わしました。
日本モウルドは紙製の卵トレイや工業用緩衝材などを製造・販売しています。
2016年に伊那市西箕輪の大萱産業適地に土地を取得しましたが、紙製の食品容器の需要が増えたことで広い用地が必要になったため、改めて伊那インター工業団地の土地を取得したということです。
大萱産業適地の土地は伊那市が日本モウルドから買い戻しました。
今回仮契約した土地はおよそ12,000平方メートルで、取得額はおよそ1億4千万円となっています。
白鳥市長は「市は脱プラスチックの取り組みをしているので、紙製の製品というのは嬉しく思います」と話しました。
石原社長は「広い土地を確保できて本格的な製造の体制が整う。環境問題にも貢献できると思う」と話しました。
建設を予定している新工場は鉄骨平屋造りで延床面積は2,200平方メートル。
事業投資額はおよそ12億円で、20人の雇用を予定しているということです。 -
伊那スキーリゾート 今シーズンの営業始まる
伊那市の伊那スキーリゾートは23日から今シーズンの営業を始めました。
全長1,200メートルのうち第1リフトまでの800メートルが滑走できます。
23日はスキーヤーやスノーボーダーが初滑りを楽しんでいました。
オープンは18日を予定していましたが、スノーマシーンで雪をつくれる氷点下2度まで下がらず、23日に変更したということです。
訪れる人は地元の人が多く、年末年始にかけては愛知県などの県外からも増えてくるということです。
現在の積雪は40センチで、今月29日には全面滑走を予定しています。
また23日からナイター営業も始まり、通常は9時まで土曜日と年末年始は1時間延長して午後10時まで滑ることができます。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は2022年3月21日までです。
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冬至 ゆず湯でポカポカ
22日は1年で最も昼が短い日、冬至です。
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯では、ゆず湯の提供が行われました。
みはらしの湯では、冬至の日に入ると風邪をひかないと言ういわれから、毎年露天風呂でゆず湯の提供を行っています。
22日は男風呂、女風呂それぞれ40個ほどのゆずを浮かべました。
みはらしの湯では、26日(日)にもゆず湯の提供を行うという事です。
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弥生と伊那中生の描いた絵馬 春日神社に奉納
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の美術部と書道部、伊那中学校の美術部の生徒が描いた絵馬が伊那市西町の春日神社に22日、奉納されました。
こちらが来年の干支・寅が描かれた絵馬です。
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高校再編 伊那新校 開校令和10年度以降に
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する新しい高校について「開校は令和10年度以降のなるべく早い時期に」「募集学級数は8クラス・320人以上」とする方針が確認されました。
21日は、伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校の再編統合について議論する伊那新校再編実施計画懇話会が伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
長野県教育委員会では新校の校地は現在の伊那北高校を活用する方針で、校舎は大規模改修が必要だとしています。
設計と工事を合わせた施設整備には、少なくとも6年必要としていて、開校時期は施設整備を終えた令和10年度以降としています。
21日の懇話会では施設整備の基本コンセプトが示されました。
県教委は、施設整備の素案として、校舎は省エネルギー化を進めるとともに、エネルギーを創り出す仕組みを取り入れ、学習空間については探究的な学びに対応した使いやすいデザインにしたいとしています。
また伊那北と弥生を合わせ募集学級数は現在、11から12クラスですが、今後の人口減少を考慮して新校では8クラス・320人以上を維持していくとしています。
出席者からは、10クラスを望む声や開校時期を1年でも早くしてほしい等の意見が出されていました。
県教委では、懇話会の中間まとめをもとに伊那新校再編実施基本計画を策定し、なるべく早い時期に県議会に提出し、同意を得たいとしています。
懇話会では今後、校名や校歌、統合の方法などについて議論をしていく予定です。
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電子マネー5万円分だまし取られる特殊詐欺被害
飯田市内に住む50代の男性が電子マネー5万円分をだまし取られる特殊詐欺被害に遭っていたことがわかりました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは飯田市内に住む50代の男性です。
今月11日、男性の携帯電話に「未払い料金支払いのお願い」などと書かれたメールが届き、記載されたURLに接続したところ、携帯電話会社名が表示されたサイトで未払い料金5万円分を電子マネーで支払うよう表示されたということです。
男性は、伊那市内のコンビニエンスストアでギフト券5万円分を購入し、サイトにギフト券番号を入力しました。
その後さらに未払い料金を請求されたことから不審に思い、被害に気付いたものです。
伊那署では、電子マネーでの支払いを要求されたら支払うことなく警察に相談するよう呼びかけています。
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伊那八峰 新酒発表会
遊休荒廃地で育てた芋を使った上伊那8市町村の焼酎が揃う「伊那八峰」の新酒発表会が、20日伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
上伊那の生産者や酒造会社などで作る「伊那八峰の会」は、遊休荒廃地の解消や地域の特産品づくりにつなげようと、平成18年から地元産の芋焼酎造りに取り組んでいます。
3年以上たった熟成の進んだものとブレンドされているということで、よりまろやかな味わいになるということです。
池上明会長は「新型コロナの影響で酒を飲む機会が減ってしまった。多くの人に飲んでもらえるよう工夫して販売していきたい」と話していました。
伊那八峰は900ミリリットル入り税込み1,082円、各地域の銘柄は税込み1,210円で、上伊那の酒販店で買うことができます。
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寄付マルシェにラーメンレストランハヤシ
伊那市中央の飲食店ラーメンレストランハヤシは、売り上げの一部を赤い羽根共同募金に寄付する伊那市寄付マルシェプロジェクト参加の調印を行いました。
7日は、伊那市福祉まちづくりセンターで、伊那市共同募金委員会の篠田貞行副会長とラーメンレストランハヤシの荒井秀城さんが覚書を取り交わしました。
伊那市寄付マルシェプロジェクトは、企業が販売・提供する商品やサービスの売り上げの一部を赤い羽根共同募金に寄付する取り組みです。
ラーメンレストランハヤシでは、1人前3,000円の火鍋コースを注文すると50円が寄付されます。
寄付マルシェプロジェクトには、これまでにラーメンレストランハヤシを含め11社が参加しています。
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満光寺で松の雪吊り
伊那市高遠町西高遠の満光寺で、雪の重さから松の枝を守る雪吊りの作業が21日行われました。
満光寺の境内にある3本の松に、雪吊りの縄が張られていました。
支柱から縄が伸び、雪の重みで枝が折れないように支えられています。
境内の中心にあるのは、一目見ただけで極楽に行けるといわれる「極楽の松」です。
武田信玄の弟、武田信廉が高遠城主の時、信玄の遺言で城内にあった黒松をこの寺に植えたと伝えられています。
60年間住職を務める兼子展世さん88歳です。
作業にあたったのは、箕輪町の小池造園の職人です。
大雪に備え、例年より縄を増やして対応したということです。
作業を担当した酒井正希さんです。
満光寺の雪吊りは来年3月中旬まで見ることができます。
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伊那中央病院の分娩料金を3万円値上げ
伊那中央行政組合12月定例会が21日に開かれ、伊那中央病院の来年度からの1人の分娩にかかる料金を3万円値上げする議案が提出され、全会一致で可決しました。
21日の定例会には伊那中央病院料金条例の一部改正についての議案が提出され、全会一致で可決されました。
これまでは1人の分娩にかかる料金は16万円でしたが、料金改定により3万円値上げされ、19万円になります。
帝王切開の場合も12万円から15万円に値上げされます。
双子の場合は4万円値上げの23万円から27万円で、帝王切開の場合は19万円から23万円になります。
三つ子以上の場合は4万円値上げの30万円から34万円。
帝王切開の場合は26万円から30万円になります。
これは産科医療補償制度改定を機に長期間改定のなかった分娩にかかる料金の見直しを行うものです。
条例は2022年4月1日から施行されます。
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ポーラ☆スター 合同発表会
伊那と塩尻の新体操教室「ポーラ☆スター」の合同発表会が伊那市高遠町の高遠町文化体育館で19日に開かれました。
発表会では園児から高校生までのおよそ100人が、日ごろの練習の成果を披露しました。
最初は来年3月に一つの節目を迎える小学6年生が個人で演技を披露しました。
保護者はその様子を拍手をしながら見守り、演技が終わると花束を渡していました。
オープニングでは全員で、歌手の岡本真夜さんの曲「TOMORROW」に合わせ演技をしました。
ポーラ☆スターは平成3年6月に伊那市を中心に発足しました。
今回で伊那は30回目、塩尻は28回目の発表会です。
今回のテーマは「『Change and Restart』~make a new history~」で、積み重ねた過去を大切にしながらも新たな歴史を刻んでいきたいという願いが込められています。
ポーラ☆スター代表の橋爪みすずさんは「発表会は30回の節目を迎えます。また新たな歴史を残せるように子どもたちと一緒に頑張っていきたい」と話していました。 -
長野県内で新たに4人 新型コロナ感染確認
長野県内で20日、新たに4人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那の感染確認はありませんでした。
県と長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、軽井沢町で1人、長野市で3人の、合わせて4人です。
松本市はありませんでした。
20日午後4時現在、県内で感染が確認されたのは8,906人で、入院は5人、死亡は97人です。
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東農大生2人 春日酒造で酒造りを学ぶ
東京農業大学の学生2人が伊那市西町の春日酒造株式会社で酒造りについて学んでいます。
実習の一環で酒造りを学んでいるのは東京農業大学応用生物科学部3年の中桐あずささんと今野麻佑さんの2人です。
2人は13日から春日酒造に泊まり込みで酒造りを学んでいます。
麹づくりの作業では蒸した米に麹菌を振りかけたものを山状にしていました。
他に、麹と米と水を混ぜた醪をかき混ぜる作業をしていました。
数回に分けて仕込みを行い、20日から30日後に絞るとお酒ができるということです。
実習の受け入れは春日酒造の取締役漆戸正彦さんと弟で杜氏の貴彦さんが東農大の卒業生であることが縁で毎年行われています。
実習は24日まで行われ、米の仕入れから商品の出荷までの工程を学ぶということです。 -
日本酒「維者舎」完成 神社に奉納
伊那市横山でとれた酒米美山錦を使った純米吟醸酒「維者舎」の完成を祝う奉納式典が、19日、地区内の神社で行われました。
奉納式典には、横山の住民有志でつくる横山維者舎のメンバーら関係者15人ほどが集まり、新酒を奉納しました。
維者舎では、荒井の酒蔵宮島酒店と協力してオリジナルの日本酒造りに取り組んでいます。
今年は、40アールの田んぼで酒米「美山錦」を減農薬で育てました。
3年目の取り組みで、フレッシュでフルーティな仕上がりになったということです。
神事が終わると、早速味を確かめていました。
日本酒「維者舎」は、宮島酒店の他、市内の酒店で購入することができます。
価格は、一升瓶が3,410円、720ミリリットル入りが1,705円となっています。 -
災害時の逃げ遅れゼロを目指す意見交換会
災害時に支援が必要な人の逃げ遅れゼロを目指す意見交換会が20日、伊那市の伊那市防災コミュニティセンターで開かれました。
意見交換会は伊那市社会福祉協議会が開いたものです。
市社協の職員や福祉施設の職員など、およそ30人が参加しました。
グループごとに分かれて、今年の8月豪雨での課題について意見交換しました。
ある参加者からは「利用者によっては初めての人もいて、フォローの仕方がわからないことがあった」と話していました。
ほかの参加者からは「災害時に利用者の支援に1人で対応しなければならないという不安がある」と話していました。
20日に出された意見は市社協と伊那市で情報共有し今後は、各事業所の取り組み事例を紹介する研修会を開く予定です。
市社協は伊那市と2018年から連携して災害時や緊急時に支援が必要な人の逃げ遅れゼロや安否確認、見守り活動など地域で支えあう取り組みを行っています。
また20日は、伊那市危機管理課防災係の小松剛さんによる福祉防災についての講演会も開かれました。
小松さんは「災害が起きる前に、防災マップの情報など頭に入れておく必要がある。また、支援が必要な人を把握しておくことで早い対応ができる」と話していました。
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伊那市と箕輪町でコンサート
コーラスグループや中学・高校の合唱部などが、1年間の練習の成果を披露する合唱のイベントが19日、伊那市と箕輪町で行われました。
伊那市の伊那文化会館では、市内の合唱団体が一堂に会するい~な音楽祭2021が開かれました。
音楽祭には、映像出演した新宿区の団体を含め19団体およそ350人が参加しました。
20年ほど続く恒例のイベントですが、去年は伊那文化会館の改修工事のため中止となり、2年ぶりの開催です。
学生が多い団体などは、新型コロナの影響で集まっての練習ができなかったため、オンラインでの練習を続けてきたということです。
主催したい~な音楽祭実行委員会では、「今年は合唱イベントの多くが中止となりましたが、1年の終わりのこの時期に新しくなった会場で開催できてよかったです」と話していました。 -
伊那図書館リニューアル
照明や空調設備などの改修工事を終えた伊那市の伊那図書館が19日、リニューアルオープンしました。
19日は、リニューアルオープンを記念し、しおりやブックカバーなどを先着100人にプレゼントしました。
伊那図書館では、老朽化や新型コロナ対策として、照明や空調設備などの改修工事を10月から行ってきました。
照明は、すべてLEDにし、館内全体が明るくなりました。
会議室などには、効率の良い空調機器を導入することでCO2の削減を目指します。
トイレは全て洋式にした他、手洗い場は感染症対策として自動水栓にしました。
伊那図書館では、「新しい環境の中で、ゆっくりと読書などを楽しんでもらいたい」と話していました。 -
年末特別警戒 街頭啓発活動
伊那市防犯協会女性部はスーパーや大型店などで年末特別警戒の街頭啓発活動を15日に行いました。
このうち伊那市西町のアピタ伊那店前では、伊那市防犯協会女性部員や伊那警察署の署員など21人が、訪れた人たちに防犯チラシなどが入った袋を手渡すとともに年末の犯罪や詐欺被害に対する注意を呼びかけていました。
袋は6つの店舗合わせて1,000個配りました。
啓発活動は伊那市防犯協会女性部などが毎年行っています。
年末は大きなお金が動くことから金融機関を狙った犯罪が増える傾向にあるということです。
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カメラリポート 弥生ダンス部全国大会出場
伊那市の伊那弥生ケ丘高校ダンス部は、来年1月に東京都で行われる全国大会に出場します。
伊那弥生ケ丘高校ダンス部は、1年生19人、2年生6人の25人で活動しています。
ダンスの全国大会「全国高校ダンスドリル冬季大会」に甲信越地区代表として出場を決めました。
11月7日に松本市で行われた甲信越大会では、ヒップホップ女子部門、21人以上のラージ編成で1位となりました。
弥生ダンス部が全国大会に出場するのは2019年から4年連続です。
ダンス部では、週に1~2回、外部のコーチのレッスンを受け、大会に向けた練習をしています。
普段の練習では、部長と副部長が中心となって振付の確認などをしています。
休憩中、練習とは違った表情を見せていました。
全国高校ダンスドリル冬季大会は、来年1月15日と16日に東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われます。
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3回目のワクチン接種 年明けから
新型コロナワクチンの3回目接種について、伊那市では来年2月から、箕輪町では1月から65歳以上の高齢者などを対象に順次行われます。
伊那市の3回目の接種については17日に開かれた、市議会全員協議会で報告がありました。
市の説明によりますと今月中旬から医療従事者等の3回目の接種を開始し、来年2月中旬に65歳以上の高齢者から順に進めていくとしています。
2回目の接種完了後8か月を経過する18歳以上に順次通知を発送する予定です。
市町村に供給されるワクチンは、ファイザー社製ワクチンと武田モデルナ社製のワクチンが半々の割合になると見込まれています。
そのため接種日などによって使用するワクチンが1・2回目と異なる場合があり希望通りに選ぶことができないということです。
副反応は異なるワクチンを接種する交互接種と3回とも同じ種類の場合で差がなかったとされています。
なお、伊那市の12月15日現在の12歳以上の2回目の接種率は87.6%です。
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子育て給付金 現金給付
伊那市の白鳥孝市長は、国の18歳以下の子どもに支給される子育て世帯臨時特別給付金について5万円を2回に分けて全額現金で給付する考えを示しました。
17日、開かれた市議会全員協議会で報告されました。
国は、支給方法については、現金5万円とクーポン5万円分を
給付する方式を基本とし、10万円一括支給と現金5万円を2回給付する3つの方式を認めています。
白鳥市長は、「現金での支給を市民は望んでいる。クーポンにした場合高額な経費や準備が必要なため、現金で支給する」との考えを示しました。
15歳までの児童手当受給者は、28日に指定口座に振り込みます。
高校生は来年に入ってから申請を受け付ける予定です。
伊那市の対象児童数は1万445人となっています。
残りの5万円については、来年春の卒業・入学などに間に合うよう早い時期に支給する考えです。
箕輪町と南箕輪村も2回に分けて現金支給する計画で1回目はどちらも27日の振り込みを予定しています。