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伊那市有害鳥獣被害 1千万円減少
ニホンジカなどの有害鳥獣による伊那市の昨年度の農作物への被害額は、前の年度と比べおよそ1千万円減少したことが分かりました。
一方で、ニホンジカが東山から西山に移動していることから、今年度は西山の生体調査や捕獲にも力を入れる考えです。
伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が24日、市役所で開かれ、猟友会員や農業関係者などおよそ40人が出席しました。
昨年度の有害鳥獣による農作物への被害額は、防護柵の設置や捕獲の成果などから前の年度よりおよそ1,100万円少ないおよそ3,100万円でした。
鳥獣別では、ニホンジカとイノシシでそれぞれ400万円ずつ減少しています。
伊那市では昨年度、ニホンジカ2,500頭の捕獲を目標に取り組み、およそ3,300頭捕獲しました。
2年連続で3千頭を超える捕獲となっていて、市では「少しずつ成果が表れている。今後も猟友会などと連携を強化して対策をとっていきたい」としています。
総会では他に、権兵衛峠の頂上付近で数十頭のニホンジカの群れが確認された事が報告されました。
ここ数年、ニホンジカが東山から西山へ移動している傾向が顕著にみられるということで、市では今年度西山地区での調査と捕獲にも取り組む考えです。
他に、国の法律に基づき今月1日から猟友会員を伊那市鳥獣被害対策実施隊に位置付けています。
これにより一部の技能講習の免除や狩猟税が半額になるということです。 -
フクロナデシコ見頃
南箕輪村南原の国道361号沿いにある伊藤照夫さんの畑のフクロナデシコが見頃を迎えています。
およそ30アールの畑には、ピンクのフクロナデシコが植えられていて、現在見頃となっています。
フクロナデシコの他にも、紫色のムラサキナバナやオレンジ色のニオイアラセイトなども楽しめます。
伊藤さんによりますと、フクロナデシコは6月はじめ頃まで楽しめるということです。 -
伊那市美篶青島の民家にカラスの巣
伊那市美篶青島の矢島信之さんは、民家の庭で見つかったカラスの巣を子供たちに見てもらおうと、美篶資料館に展示します。
これがその、カラスの巣です。
直径が60センチほどあり、沢山の枝が組み合わされています。
寝床になる部分には、動物の毛のようなものも使われています。
この巣は、矢島さんと同じ青島に住む北村弘さん宅の松の木にあったものです。
今年3月に、親鳥が巣の中で卵を温めている事に気づき、4月にヒナが飛び立っていったということです。
北村さんによりますと、ここ10年くらいの間、近所でカラスが巣をつくるようになったという事で、近くの田んぼの電柱にもカラスが巣を作っていました。
矢島さんは、カラスの巣を子どもたちにも見せてあげたいと思い、北村さんから譲り受けました。
カラスの巣は、来月中には、美篶小学校隣の美篶資料館に展示するということです。 -
伊那市の二酸化炭素排出量、平成21年度比で1万9千トン削減
伊那市は、昨年度1年間の二酸化炭素排出量は、平成21年度と比べて1万9千トン削減できたとの調査結果をまとめました。
当初の削減目標の3千トンを大幅に上回る結果だとしています。
これは、23日に開かれた、伊那市地球温暖化対策地域エコリーダー協議会で報告されたものです。
それによりますと、昨年度の二酸化炭素の年間排出量は35万2千トンで、平成21年度の37万1千トンに比べて1万9千トン、率にして5.1%削減されました。
伊那市では、この結果について、温暖化対策の取り組みを実施する家庭が増えてきている事や大きな気温の変化がなかった事により、予想以上の削減につながったとみています。
この日開かれた協議会では、今年度の削減目標を、H21年度比で、1万9千トン削減する事を決めました。
次年度以降の削減量の負担を軽減させるため、当初の目標値通りとしました。
今後は、エコドライブやアイドリングストップの普及、公共交通機関の利用促進などにより目標達成を進めていくとしています。 -
勝間にも・・・ 松くい虫被害拡大
伊那市では松くい虫被害が、新たに高遠町の勝間で確認されるなど、長谷地区を除く全ての地域で被害が確認されています。
市は樹種転換を進めるなど、被害拡大を防ぎたいとしています。
23日は、財産区や各地区の代表など20人ほどが参加して、松くい虫対策協議会が、市役所で開かれました。
上伊那管内の被害量を示すグラフです。
赤色のグラフが示す伊那市は、平成18年に初めて被害が確認され、その後、増加してきました。
伊那市野底のアカマツ林です。茶色く枯れた松が目立ちます。
伊那市には5万5千haの森林があり、内7千haがアカマツ林です。
松くい虫の被害を広げるカミキリムシは標高800メートル以上では活動できないとされていますが、温暖化などの影響で、去年、西箕輪でも被害が確認されています。
今月に入って、高遠町勝間でも、新たに被害が確認され、長谷地域への拡大が懸念されています。
伊那市では、被害の拡大を防止するため、アカマツを伐採し樹種転換を行うよう、財産区や地主などに求めています。
昨年度は、県や市の補助を受けおよそ40haで実施されました。
協議会の中で、「被害が一向になくならない中で、今後、取り組みをやめるという事はないか」という委員からの問いに、白鳥孝市長は、「以前よりも対策手段が増えている。被害先端地域として、被害拡大防止に努めていく」と答えていました。
他にも、「このままでは、マツタケ山もなくなってしまうのではないか」といった声もありました。 -
台湾と長谷の中学生 交流
海外からの誘客を進めようと積極的に修学旅行生の受け入れを進める伊那市。
23日は、台湾から初の旅行生が伊那市の長谷中学校を訪れ、生徒たちと交流しました。
台湾から訪れたのは台南市の崇明国民中学の3年生13人と1年生が1人です。
成績の良い生徒の選抜隊だということです。
生徒達は、早速、授業の様子を見学しました。
1年生は理科、2年生は英語、3年生は技術の授業です。
台湾の生徒達は、興味のあるクラスを選んで一緒に授業を受けました。
そのうち2年生のクラスでは、英語で自己紹介をしたり、質問しあったりして交流していました。
伊那市は、去年から、長野県と連携して、海外からの教育旅行の誘致に取り組んでいて、これまでに、中国と韓国から中学生が訪れています。
今回は、台湾からの受け入れ第一号となりました。
授業のあとは、体育館で交流しました。
台湾の生徒達は、長谷中の生徒達の拍手に迎えられて入場。
一緒にダンスを踊るなどして交流しました。
伊那市では、市内に21ある小中学校にそれぞれ年に1度くらいの頻度で、海外からの修学旅行生を受け入れていきたい考えです。 -
伊那市今年度採用職員が伊那節体験
伊那地方を代表する民謡「伊那節」の唄と踊りを学ぼうと、今年度採用された伊那市の職員が22日、富県公民館で研修を受けました。
伊那節の研修は今年で2年目で、伊那節振興協会の20人の指導のもと、伊那市の職員13人が唄と踊りを学びました。
唄の研修では、息を吸うタイミングや声を伸ばすタイミングなどを学び、踊りでは全員で輪になって中心にいる指導者のアドバイスを聞きながら身につけました。
伊那節振興協会では、伊那節を地域の宝として、次の世代に継承していけるように、普及活動を続けていきたいとしています。 -
アルクマが伊那市駅前でPR
長野県観光PRキャラクターのアルクマが、21日伊那市駅前で市民に「ご当地キャラ総選挙2013」への投票をよびかけました。
21日は長野県観光PRキャラクターのアルクマが通勤、通学中の市民に投票を呼びかけました。
ご当地キャラ総選挙2013は日本百貨店協会が行っているもので、投票により「TOP of ご当地キャラ」を決定します。
予備選挙には全国から500以上のキャラクターがエントリーし、アルクマは地区予選に進出する24体に選ばれました。
エントリーしていた伊那市のキャラクター、イーナちゃんは地区予選に進出することができませんでした。
地区予選は6月16日日曜日まで、ご当地キャラ総選挙のホームページで投票することができます。 -
ケア付き共同住宅を考えるパネルディスカッション
障害者が社会の中で暮らすためのケア付き共同住宅を考えるパネルディスカッションが18日伊那市のいなっせで行われました。
ディスカッションには産婦人科医で書画家の根津八紘さんと障害者やその家族でつくるパンセの会の会員4人が参加しました。
パンセの会は、社会福祉法人を設立し、障害者が地域の中で暮らせる施設の建設を目指しています。
パンセの会では、住宅の建設に向け、支援を呼びかけていました。 -
手良小児童が代掻き・どろんこバレー
伊那市の手良小学校5年生は自分たちで代掻きをした学校近くの田んぼでどろんこバレーをしました。
22日は手良小5年生20人が水を張った田んぼに入り、どろんこバレーをしました。
手良小学校では毎年5年生が米を育てていて、今年は昔ながらのやり方で米を育てたいと自分たちで代掻きを行いました。
代掻きをした田んぼで、児童は2つのチームに別れ、ボールを落とさないよう、泥まみれになって楽しんでいました。
代掻きの作業では、児童は一列になり手を繋いで田んぼの土をならしていました。
30日と31日にうるち米ともち米の苗を植え、10月上旬に収穫。
11月の収穫祭で餅やおにぎりにして食べるということです。 -
蜂の子煎餅 試作
伊那市の産直市場グリーンファームは、上伊那の伝統食、蜂の子を使った煎餅づくりに取り組んでいます。
小麦やもち米の粉などを使った生地に、蜂の子を入れ焼いたものです。
買い物に訪れた人は「パリパリして食べやすい」、「蜂の子は高価なものなので、もう少し小さい方くてもいいのでは」と話しながら試食していました。
グリーンファーム会長の小林史麿さんは、地域の食文化を見直し、気軽に食べてもらおうと煎餅を考案し、今年1月から商品化に向け取り組んでいます。
グリーンファームから300メートルほど離れた、加工施設では、煎餅の試作研究が行われています。
昆虫食については、13日に国連食糧農業機関が、栄養価が高く、手に入れやすい事から、今後、理想的な食料であるとの報告書を発表し、注目を集めています。
上伊那では、蜂の子やイナゴ、ザザムシが、貴重なタンパク源として古くから、食べられていました。
現在は、食生活の変化もあり、地域の珍味として守られています。
蜂の子煎餅は、今後、味着けや大きさなど、商品化に向けさらに試作が行われる事になっています。 -
伊那市長谷で現金数十万円拾う
13日、伊那市長谷の市道脇に現金数十万円が落ちているのを通りがかった人が見つけ、警察に届け出ました。
伊那警察署の発表によりますと、現金が見つかったのは、伊那市長谷の市道脇です。
13日に付近を歩いていた人が、散らばっていた紙幣や硬貨を見つけ警察に届け出たという事です。
翌日の14日に警察官が付近を調べところ、さらに、現金と、金融機関の封筒が見つかったと、22日、警察が発表しました。
今回、拾われた現金数十万円は、拾得物として、伊那警察署に3か月間保管されます。 -
島崎さん「みどりの文化賞」受賞
伊那市坂下在住で元信州大学教授の島崎洋路さんが、公益社団法人国土緑化推進機構より「第23回みどりの文化賞」を受賞しました。
23日は、島崎さんが伊那市の白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
みどりの文化賞は、緑や森林に関して功績のあった人や団体に1年に1回送られるもので、長野県での受賞者は島崎さんが初めてです。
今月の11日に東京都で開かれたみどりの感謝祭の式典で、受賞しました。
島崎さんは、昭和26年から信州大学で森林の管理や研究に携わり、退官後は横山の「島崎森林塾」を拠点として山仕事に携わる人を育ててきました。
その数は、10代から80代までのおよそ600人で、日本各地で活躍しているとのことです。
島崎さんは、今後も人材育成を続けて、林業従事者が自立して林業に取り組めるような指導をしていきたいとしています。 -
真夏日 最高気温30.3度
21日の伊那地域の最高気温は、今年最高の30.3度を記録し、8月上旬並みの真夏日となりました。
長野地方気象台によりますと、明日22日も30度近くになると予想しています。
伊那市の鳩吹公園のツツジが見頃を迎えています。 -
ジオパークガイド講座 高校生も参加
南アルプスジオパークの魅力を案内するために必要となるスキルを身に着けるための講座が13日開講し、高遠高校3年生が初めて参加しました。
13日は高遠高校の生徒や昨年度までにジオパークガイドの認定を受けた人など30人が参加しました。
ジオパークガイド講座はガイドのスキルアップを目的に南アルプスジオパーク協議会が開いているもので、今年で3年目です。
高遠高校では、今年度から始まった科目「地域の科学」の一環で、地域の環境を学ぼうと3年生10人が初めて参加しました。
初回の13日はジオパークの概要や、ガイドの心構えなどを学習しました。
ジオパーク協議会では「専門的な用語は使わず、言い伝えや自分の体験を加えながら話すと良い」と話していました。
これまでに48人がガイドの認定を受けています。
今年度の講座は6回開かれ、次回からは認定を受けたガイドが自ら講座を受け持ちます。 -
安川保さん、博さん親子「父子展」
昭和初期に伊那美術協会の発足に携わった安川保さんと、その長男でフランス在住の洋画家安川博さん親子の「父子展」が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。
フランス在住の洋画家、安川博さんは現在82歳です。
博さんは、昭和6年に伊那市中央で生まれ、多摩美術大学を卒業後、伊那北高校や高遠高校で美術の指導にあたり、35歳の時にフランスへ渡りました。
会場には、博さんがヨーロッパの風景を題材に制作した作品や、伊那の風景を描いた作品60点が展示されています。
父の保さんは、明治37年に伊那市荒井で生まれ、昭和62年に82歳で亡くなっています。
保さんは、司法書士の仕事の傍ら水彩画を描き、昭和8年の伊那美術協会設立に尽力しました。
会場には、伊那谷の風景を題材にした作品や静物画など
30点が展示されています。
伊那で父子展を開くのは今回が初めてです。
企画したはら美術では、「昭和初期の伊那谷の文化、芸術の発展に尽力した父、保さんと、フランスで活躍する博さんの作品を、合わせて楽しんでほしい」と話していました。
安川保さん、博さんの父子展は、26日(日)まで、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
40歳以上やまびこソフトボール リーグ戦開幕
40歳以上のソフトボールリーグ、やまびこソフトボールのリーグ戦が13日、開幕しました。
13日は富士塚スポーツ公園で開幕式が行われ、参加する7チームから、およそ100人が集まりました。
開幕式終了後、早速試合が行われ選手がハツラツとプレーしていました。
やまびこリーグは今年36年目を迎えます。
リーグ戦は参加7チームが2回ずつ総当たりで9月末まで行われます。 -
桜井区最終判断は投票で
上伊那広域連合が建設を計画している新しいごみ中間処理施設建設の候補地となっている伊那市富県の桜井区は、建設同意の最終判断を区民の投票で決めたいとの考えを示しました。
19日は上伊那8市町村長が桜井区公民館を訪れ、上伊那広域連合の白鳥孝連合長が、桜井区の藤沢繁弘区長に建設同意を求める依頼書を手渡しました。
建設同意については12月上旬頃までを回答時期とし、地元要望については、7月末頃までに取りまとめて欲しいと要望しました。
これに対し藤沢区長は「将来を左右する大きな事項。期限については確約できないが最大限の努力をしていきたい」と答えました。
19日示された施設の計画では、建設予定地が桜井区の水田2.5ヘクタールである事や、周辺地域への影響は極めて小さいとする環境影響評価の結果などが報告されました。
出席したおよそ80人の住民からは質問や意見はありませんでした。
桜井区では各常会から選出された9人で対策委員会を組織し勉強を重ねていて、今後は住民から意見を吸い上げ最終的な判断は投票で決めたいとしています。
上伊那広域連合では、5月31日に隣接する高遠町上山田区に建設に対する協力の申し入れをすることになっています。
新しいごみ中間処理施設は、平成30年度の稼働を目指しています。 -
伊那市でクールビズ始まる
伊那市の職員は、20日から上着やネクタイを着用せずに勤務するクールビズを始めました。
20日は担当職員がクールビズ開始の案内を庁舎内に掲示していました。
職員はネクタイを外した軽装で仕事に取り組んでいました。
伊那市では平成17年度からクールビズに取り組んでいて、東日本大震災をうけ平成23年度からは、5月から実施しています。
今年度は、昨年度と同様冷房の設定温度を28度とするほか、今月末に庁舎南側にグリーンカーテンを設置します。
伊那市によりますと、昨年度の夏のピーク時の最大電力は325kwで、平成22年度の452kwに比べ27.9%減りました。
伊那市では「市民の皆様にご理解をいただき、無理のない範囲で節電に取り組んでいきたい」と話していました。
伊那市のクールビズは9月30日までを予定しています。 -
県シニア大学伊那学部25年度入学式
平成25年度長野県シニア大学伊那学部の入学式が、16日伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
伊那学部には、今年度107人が入学します。
長野県シニア大学は、高齢者の仲間づくりや生きがいづくりを目的に、昭和53年に老人大学として開校し、平成20年度からシニア大学に名称を変更しました。
新入生を代表して、伊那市野底の井口尚樹さんは、「精一杯努力をして、それぞれの目標に向かって頑張りたい」と決意を示しました。
今年度、伊那学部では17回の講座を予定していて、環境や医療に関する講演を聞いたり、書道や俳句などの実技講座も行うことになっています。 -
景色を眺めながらウォーキング
景色を眺めながらマイペースで歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが19日、伊那市ますみヶ丘の鳩吹公園を発着点に行われました。
これは、歩くことを通じて健康づくりの場にしようと毎年開かれていて19日は、市民およそ400人が参加しました。
鳩吹公園を発着点にウォーキングのみを楽しむコースと途中のでゲームやクイズを行うウォークラリーコースの2種類が用意されました。
このうちウォークラリーでは、地域にまつわる問題が出題された他、山にあるものを使ったゲームなどがチェックポイントに設けられていました。
参加者たちは仲間同士で協力してゲームをしたり、景色を眺めながらウォーキングを楽しんでいました。
主催した伊那市では「これをきっかけにウォーキングに親しんでもらえればうれしい」と話していました。 -
県少年少女合唱祭
県内の合唱団が一堂に集まり発表する長野県少年少女合唱祭が19日、伊那市の伊那文化会館で行われました。
合唱祭は、日頃の練習の成果を発表するとともに団員同士の交流の場にしようと行われていて今年で24回目です。
19日は県内の市町村で独自に活動している合唱団10団体が出演しました。
合唱祭は平成2年に伊那文化会館の自主事業で始まり、その後各合唱団の持ち回りで行われています。
伊那市での開催は今回で4回目で平成14年以来10年ぶりとなります。
ステージでは、お揃いの衣装に身を包んだ子どもたちが日頃の練習の成果を発表していました。
このうち地元の、いな少年少女合唱団は民謡やわらべうたなど5曲を披露しました。
会場には保護者などが訪れ子供たちの歌声に聞き入っていました。 -
様々な視点から東日本大震災について考える
市民、行政、報道のそれぞれの視点から東日本大震災について考えるフォーラムが19日、伊那市の創造館で開かれました。
フォーラムは、上伊那の有志でつくる市民団体いななき学舎が開いたものです。
伊那市の白鳥孝市長、信濃毎日新聞編集委員の増田正昭さん、被災地で農地の放射能除去活動などを行っている原富男さんの3人がそれぞれの立場から「東日本大震災から見えてきたもの」をテーマに話をしました。
「これからの被災地支援について」白鳥市長は、日が経つにつれて風化してきているのが事実。日本中で再確認して自分達ができることをもう1回、2回も3回もやるべき と話しました。
増田さんは、個々別々のニーズに応じた支援をしていく必要がある と話しました。
「土壌汚染について」原さんは、国は汚染された土壌にメガソーラーを作らないかと農家に話を持ちかけている。土地をきれいにするよりもその方がいいのではと揺れてきている人もいる。元通り土地をきれいにしていく為に国はお金を使うべき と話しました。
「今後の備え」について白鳥市長は、医療関係や社会的インフラの確保に努めていく と話していました。 -
交通安全啓発案山子 再設置
何者かによって壊された、国道361号沿いの交通安全啓発案山子が修復され、20日国道361号権兵衛街道に再設置されました。
案山子が設置された国道361号は去年、交通事故が多発し、3人が亡くなりました。
交通事故防止のために、伊那市高遠町の矢澤親男さんが去年12月に交通安全啓発案山子を設置しました。
しかし、今月の連休明けに案山子を支える土台と支柱が壊されているのが見つかり、矢澤さんが修復作業を行っていました。
修復にあたっては、胴体部分に使う角材などの素材を新しくして、腰や肩の強度を強くしたということです。
矢澤さんは、「風で壊れることは想定していたが、誰かに壊されることは想定外だった。今後は壊されることがないことを祈っている。」と話していました。 -
小沢花の会の芝桜見頃
伊那市小沢の農道沿いにある花の公園で芝桜が見ごろとなっていて、観光客でにぎわっています。
花を管理する小沢花の会によりますと、芝桜は25日頃まで見ごろだということです。 -
試験田に10種類の苗を植える
上伊那地域に適した米の品種を調べるため、10品種の苗が15日伊那市美篶の試験田に植えられました。
15日はJA上伊那や上伊那農業改良普及センターなどでつくる伊那米総合試験地運営委員会の委員25人ほどが広さ11アールの試験田に10品種の苗を植えました。
上伊那地域での推奨品種の選定のため、同じ条件の田んぼの中で収量や品質を調査するものです。
植えられた苗は、うるち米7種類、酒米2種類、もち米が1種類です。
委員は、11平方メートルの区画の中に苗を植えていました。
植えられた苗は生育状況を調査し、9月に収穫。
品質や食味なども調べ、今後の栽培に役立てるということです。 -
アツモリソウ・盆栽など250鉢ずらり
絶滅危惧種のアツモリソウや100年ものの盆栽などが並ぶ、伊那市西箕輪の中条盆栽山野草クラブの展示会が、18日から中条公民館で始まりました。
会場にはアツモリソウを中心に山野草や盆栽など、およそ250鉢が並んでいます。
中条盆栽山野草クラブは、33年前の発足当初は盆栽クラブとして活動を始めましたが、現在はアツモリソウの栽培にも力を入れています。
色の白っぽい北海道原産の礼文アツモリ、濃い紫で本州を中心に自生する釜無ホテイアツモリ、淡い紫色の南アルプスアツモリなどが並んでいます。
今年は、芽が出た後の寒の戻りで多くの山野草が霜の被害にあったということで、全体の展示数も例年より50点ほど少なくなっています。
白鳥昭平会長は「33年やっていてこんな陽気に出くわしたのは初めて。厳しい環境の中苦労して咲かせたその成果を見てもらいたい」と話していました。
中条盆栽山野草クラブの展示会は19日まで中条公民館で開かれていて、時間は午前7時から午後4時までとなっています。 -
継続的な支援必要 約50万円を被災地へ
伊那商工会議所青年部は、平成24年度の復興支援リストバンドの収益およそ50万円を、東日本大震災で被災した福島県浪江町と宮城県気仙沼市に義援金として届けました。
伊那商工会議所青年部のメンバー18人は、15日・16日の2日間、5月例会として被災地を訪れました。
1日目に訪れた福島県二本松市にある浪江町役場仮庁舎では、義援金およそ25万円を、浪江町の檜野照行副町長に手渡しました。
青年部では、継続的な被災地支援を行っていこうと、平成23年度から復興支援リストバンドを製作・販売していて、その収益の全額を義援金にしています。
リストバンドは、伊那まつりなどのイベントで販売。平成24年度は約1,000本が売れ、収益は50万円になりました。
おととしの伊那まつりで被災地のご当地グルメを紹介したことが縁で、義援金は福島県浪江町と宮城県気仙沼市に届けています。
宮城県気仙沼市では、市役所の熊谷修一保健福祉部長に義援金およそ25万円を手渡しました。
視察を通して青年部では、復興が進んでいない現状や、支援の意識が薄れてきていることを目の当たりにしたと話します。
青年部の橋爪麻人部長は「喜んでもらいこちらも嬉しかった。復興は進んでいないが、支援する側の意識は薄くなってきている。現状を言葉で伝えるのは難しいので、行動で示してみんなが支援活動に協力してくれるような環境を作っていきたい」と話していました。
復興支援リストバンドは今年もイベントなどで販売され、集まった収益は今年度中に浪江町と気仙沼市に届けたいとしています。 -
【カメラリポート】自転車・ガーデニングをもっと身近に
自然豊かな伊那谷での生活を楽しんでもらおうと、アウトドアのライフスタイルを提案するイベントが、5月25日(土)、26日(日)の2日間、伊那市高遠町で計画されています。
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第8回西町区「美術作品展」
伊那市の西町区民による「美術作品展」が、17日から西町公民館で始まりました。
西町区「美術作品展」は今回8回目で、会場にはおよそ50人から90点が集まりました。
絵画を中心に、書道や彫刻など、区民が1年間かけて制作した作品が並んでいます。
城倉昭治区長は、「作品展を通して、地域との関わりを大切にしていきたい」と話していました。
第8回西町区美術作品展は、19日日曜日まで、西町公民館で開かれています。