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西箕輪上戸 大文字下ろし
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字」の柱が地域住民によって20日下ろされました。
午前5時15分、太鼓が打ち鳴らされると柱が建てられた辻に地域住民が集まってきました。
大文字は区内の辻に柱を建て厄除けを願う小正月の伝統行事です。
上戸では曜日に関係なく毎年14日に柱を建て20日に下します。
20日は「大寒」で、伊那地域の最低気温はこの冬一番となる氷点下9.2度となりました。
住民およそ80人が集まると、大文字下ろしが始まりました。
さすまたを使い、長さ12メートルほどの柱をゆっくりと下ろしていきました。
柱が下りると、花飾りや巾着を外していきます。
地域住民は気に入ったものを手に取っていました。
花飾りは玄関へ、巾着は神棚に1年間厄除けとして飾るということです。
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伊那北・弥生再編統合 「校地検討会議」設置へ
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する、新たな学校の場所や校舎について検討する「校地検討会議」が来月16日に設置されます。
19日は伊那北高校同窓会館で第2回伊那新校再編実施計画懇話会が開かれました。
新校の場所や校舎を専門に検討する「校地検討会議」を懇話会の中に設置する事が長野県教育委員会から報告されました。
メンバーは自治体や産業界、同窓会、学校関係者8人で、会議は原則非公開です。
伊那北と弥生を統合した新たしい学校は懇話会を経て、県教委が再編実施基本計画を策定し県議会の同意後に開校の準備に入る予定です。
19日の懇話会ではこの他に、これかの高校に期待される学力について、上智大学の那須正裕教授がリモートで話をしました。
次回の懇話会は来月16日で伊那北と弥生の生徒が新たしい学校に期待する事について発表する予定です。 -
コロナ退散と開運祈願「和菓子セット」
伊那市の和菓子店「菊香堂」は新型コロナウイルスの終息が見通せない中、節分にあわせ鬼や疫病退治と開運の願いを込めた和菓子セットを21日から販売します。
開運和菓子セットは、赤鬼、青鬼、猫、えくぼの4種類です。
赤鬼は邪気を払う小豆の餡で、青鬼の餡は苦から逃がれるという願いを込め、栗(苦離)を使っています。
ネコまんじゅうは、金運アップを願い金柑入りの餡子を使い、えくぼの饅頭は笑顔で過ごせるよう作りました。
20日は伊那商工会館で菊香堂の赤羽政治社長が記者会見を開き商品の説明をしました。
赤羽さんは「コロナ終息を願い、少しでも地域に笑顔を届けたいとの思いで作りました」と話していました。
開運和菓子セットの販売はあすからで価格は950円(税別)です。
問合せ 菊香堂 電話72‐2751(休み:水曜日) -
IT×ものづくり 課題解決探る
IT技術を使って、製造業の課題解決に取り組むイベントが伊那市内で19日、行われました。
この日は、参加した10人のうち3人はオンラインで、7人は伊那市の複合施設アルラに集まってイベントが行われました。
イベントは、伊那市新産業技術推進協議会スマート工業部会が企画したものです。
上伊那の製造業が現場で抱える課題について、ITエンジニアと協力してアイデアを出し合い解決につなげようと、初めて行われました。
参加者らは、テーマとして出された仮想の企業での、生産性の向上や人材育成、コスト削減など、ITを導入することによるメリットやその方法を話し合いました。
今後は、この日のイベントを踏まえ、参加した企業が実際の現場で抱える課題について話し合うということです。 -
山の遊び舎はらぺこ 写真展
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎はらぺこの写真展が伊那図書館で開かれています。
会場には、約40センチ横60センチの布に印刷された写真60点が展示されています。
山の遊び舎はらぺこは自然の中での活動を保育園の中心としていて、22人の子どもたちが通っています。
写真展は、園の活動を地域の人に知ってもらおうと毎年開かれています。
写真は、保育士の小林成親さんが撮影したものです。
園の近くの水路で撮影された写真です。
夏はプールの代わりに近くの水路や川に出かけ活動をするということです。
写真は去年の春から秋にかけての様子を撮影されたものです。
写真展は28日(木)まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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(株)テクノが事業拡大で土地取得
伊那市野底の株式会社テクノと伊那市は六道原工業団地の土地の売買仮契約を結びました。
19日伊那市役所で調印式が行われ白鳥孝市長と吉原弘明社長らが出席しました。
テクノが取得する土地は今ある工場に隣接していて面積は約5,300平方メートル、価格は6,500万円です。
テクノは1985年創立で自動車部品を中心に生産ラインを自動化する専用機のメーカーです。
事業拡大にともない今回取得した土地に工場を増設し駐車場としても活用します。
テクノの新しい工場は鉄骨平屋造りで延床面積は4,000平方メートルです。
土地を含む事業投資額は約2億5,000万円で2024年の操業を目指し、新しく12人ほどの雇用を計画しています。 -
高遠高校音楽専攻定期演奏会
伊那市の高遠高校芸術コース音楽専攻で合唱部の定期演奏会が、伊那市のいなっせで17日、開かれました。
演奏会は、芸術コースの3年生が学習の成果を発表する、芸術フェスティバルの一環で開かれました。
例年は、伊那市高遠町の信州高遠美術館を会場としていますが、新型コロナ対策として観客との距離を取るため、ニシザワいなっせホールで開かれました。
合唱部の11人が、ポップスなどおよそ20曲を披露しました。
この日は、生徒の保護者や友人などが会場を訪れ、歌声に耳を傾けていました。
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伊那市エコバッグ製作 企業が後押し
伊那市は、CO₂と使い捨てプラごみの削減を目的にエコバッグの普及に取り組んでいます。
今回、これに賛同する企業の協賛で新たにおよそ8,400個が作られ、市内の小中学生に贈られます。
こちらが今回製作されたエコバッグです。
「伊那から減らそうCO₂‼」のメッセージと、協賛した企業名がプリントされています。
市では、去年7月のレジ袋有料化に合わせ、4,000個のエコバッグを配布しました。
今回は、1口5万円で企業に協賛を募ったところ、18社から125万円が集まったということです。
市がさらに125万円を負担し、8455個を新たに製作しました。 -
伝統絶やさぬ 羽広の獅子舞
伊那市西箕輪羽広で400年以上続く伝統行事「羽広の獅子舞」が、きょう仲仙寺に奉納されました。
朝8時半、羽広獅子舞保存会のメンバーが、羽広公民館を出発し仲仙寺へと向かいました。
仲仙寺の境内につくと、保存会の重盛 正 名誉会長が、集まった観客を前に口上を述べました。
仲仙寺では、雄獅子・雌獅子が、肇国の舞・剣の舞など5種類の舞を舞い合わせました。
今年は新型コロナの影響で、実施の可否について何度も検討してきましたが、408年続く歴史を絶やしてはいけないと規模を縮小して行いました。
例年は、午前7時から、仲仙寺で獅子舞を披露しますが、区内各戸を回る戸毎舞を省略し、午前9時から舞を披露しました。
また、獅子の舞手は、人生で1度きりと決められていますが、新型コロナの感染状況を鑑み、練習を行わなかったため、今年は、経験者が務めました。
保存会の会員も例年は60人ほどが参加しますが、密を避けるため半分の30人ほどで行いました。
保存会では、新型コロナの悪疫退散などを祈願していました。
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まちの保健室 HP開設
住民の悩みを聞く活動を行っている上伊那のセラピスト3人でつくる「まちの保健室」が、ホームページを開設しました。
「まちの保健室」のホームページです。
活動の説明やイベントの情報などが掲載されています。
ページ上部の「相談する」のボタンを押すと問い合わせフォームが表示され、相談の申し込みをすることができます。
「まちの保健室」の活動を行っているのは、カラーセラピストの織部郁代さん、インドの伝統医学のサロンを開いている岡美絵さん、アロマセラピストの伊藤みどりさんの3人です。
3人は2019年に学校や仕事、家庭、心身のことなどの悩みを聞く「町の保健室」を立ち上げ、去年3月に相談会を開催しました。
その後新型コロナの影響で対面での開催が難しくなったことから、オンラインでの活動を始めようとホームページを開設しました。
22日には産前産後の女性を対象に、40分1,000円のオンライン相談会が開かれます。
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中小企業対象 こころの健康研修会
中小企業を対象にした、従業員のこころの健康について学ぶ研修会が伊那市役所で15日に開かれました。
研修会では、医師や労働基準監督署の担当者から周囲の人が行えるサポートや国の支援体制について話を聞きました。
このうち、長野県立こころの医療センター駒ヶ根の鵜澤正寛医師は「こころの不調への気づき」について話をしました。
鵜澤さんは「心が不調な人は、イライラする口数が減るなどなど様々なサインを出している。特に睡眠不足や眠りが浅いなどの場合はうつになりやすいので注意が必要だ」と話していました。
伊那市では2019年に自殺対策計画を策定していて研修会はその一環で開かれたものです。
きょうは、市内中小企業14社からおよそ20人が参加しました。
伊那市によりますと、去年令和2年の自殺者数は、新型コロナウイルスの影響もあり、全国的に増加傾向にあるという事です。
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イーナちゃんバス位置情報
伊那市は、市街地循環バスイーナちゃんバスの利便性の向上を図ろうと位置情報を提供する実証実験を15日から始めました。
15日は、停留所の標識にパソコンやスマートフォンなどで専用ページにアクセスできるQRコードが入った案内が張られました。
バスには、位置情報を発信するタブレットが取り付けられています。
QRコードを読み取るとリアルタイムにバスの位置を確認することができます。
このシステムは伊那市と包括連携協定を結んでいる東京都の沖電気工業株式会社が開発したものです。
イーナちゃんバスは、伊那バスターミナルを起点に市役所や商業施設など26の停留所を巡回しています。
外回りが2台、内回りが1台で運行しています。
画面をタップすると停留所の場所もわかるようになっています。
伊那市では、このシステムを活用することで、利便性の向上につながると期待しています。
イーナちゃんバス位置情報の提供の実証実験は3月下旬まで行う予定です。
また、新宿線の高速バスでも同様の実証実験を2月から行う計画です。 -
地域おこし協力隊に浅利さん
伊那市は、小中学校のICTを活用した教育の支援などを行うことに従事する地域おこし協力隊員を新たに1人を任命しました。
新たに地域おこし協力隊に任命されたのは北海道出身で大阪から伊那市に移住した浅利芙美さん44歳です。
4日は市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
浅利さんは大阪のweb制作会社に勤務していてテレワークで今の仕事を続けながら活動します。
毎年、長野へ旅行に来ていた浅利さんは、いつかアルプスに囲まれた場所で暮らしたいと思い協力隊に応募したということです。
地域おこし協力隊として、小中学校でのICT・IoTを活用した教育の支援や教員のICT活用スキルの向上支援などを行います。
なお、伊那市の地域おこし協力隊員は現在、浅利さんを含め13人となっています。
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校庭のスケートリンクで初滑り
伊那市の西春近北小学校の児童は14日、校庭に作られた屋外スケートリンクで初滑りをしました。
体育の授業で2年生29人がスケートをしました。
西春近北小学校では平成2年から冬になるとPTA作業で、陽のあたらない校舎北側に水を張りスケートリンクを作っています。
広さは縦18メートル、横9メートルで1年生と2年生が使います。
昨シーズンは暖冬で氷が思ったように張らず3回ほどしか滑ることができなかったということです。
今シーズンはここ数日の冷え込みで氷が15センチから20センチほどの厚さになりました。
授業では児童らが屋外のスケートリンクを何度も往復していました。
西春近北小学校では2月に岡谷市のスケート場でインストラクターから指導を受けることになっています。 -
新型コロナ対策を最優先
伊那市の令和3年度当初予算案の市長査定が14日から始まりました。
予算化を検討する事業では新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題としています。
冒頭のみ公開された市長査定で白鳥孝伊那市長は「コロナ禍で税収の大幅な減少が予想されるなか踏み込んだ査定をしていきたい。」とあいさつしました。
基本方針として新型コロナウイルス感染症に対する必要な支援や景気回復策など市民生活の安定と地域経済の回復を最優先課題として取り組むとしています。
予算化を検討する主な事業として新型コロナウイルス感染症対策のほか新山保育園や西春近公民館、若宮市営住宅の建替え、ぐるっとタクシーの運行エリア拡大、新産業フェスの開催などをあげています。
令和3年度予算案の市長査定は2月初めまで行われます。
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無病息災願い 西箕輪上戸で大文字建て
伊那市西箕輪上戸で、五穀豊穣や区内の安全を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが14日に、行われました。
午前5時前、大文字の開始を告げる太鼓が打ち鳴らされると、地区住民が巾着飾りを持って三ツ辻に集まり始めました。
今年は61戸の住民が参加し、色紙で作った巾着飾りを持ち寄りました。
午前5時には、長さ約12メートルの柱を担ぎ出し、色紙でつくった花や竹、巾着などの飾りを柱に取り付けました。
「大文字」は地区の辻に飾り付けをした柱を建て、今年1年間の無病息災などを願う、西箕輪上戸の伝統行事です。
過去に1度この行事を中止したところ、村に疫病が流行ったことがあり、それを機に毎年欠かさず行われているということです。
大文字建てが終わると、住民らが酒を酌み交わして今年1年の区内安全を願っていました。
今年は新型コロナウイルスの影響で直会は行わず、規模を縮小して実施しました。
今朝建てられた大文字は、20日の早朝に下ろされる予定で、巾着や花は住民が持ち帰り、玄関などに飾るということです。 -
颱人が太鼓パフォーマンス
伊那市を拠点に活動する太鼓パフォーマンスチーム颱人の第9回自主公演が11日ニシザワいなっせホールで開かれました。
颱人は2002年に結成された太鼓パフォーマンスチームで、公演には伊那市と箕輪町の5人が出演しました。
自主公演は2年に1度開いていて、今回で9回目です。
曲は全てオリジナルで、11日は11曲を披露しました。
音だけでなく目で見ても楽しめる公演を目指しているということで、中にはストーリー性のある演出を取り入れた曲もありました。
新型コロナ感染拡大防止のため検温や消毒が行われたほか、席の間隔はあけられました。
佐野幸二代表は「訪れた人たちが少しでも楽しめる時間にしたいという気持ちを込めて打ちました」と話していました。
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緊急事態宣言 花卉農家にも影響
国が7日に発令した緊急事態宣言で、上伊那が日本一の生産量を誇る花アルストロメリアの農家にも影響が出ています。
伊那市美篶の矢野源彦さんのハウスです。
およそ45アールのハウスで10種類のアルストロメリアを栽培していて、通年で出荷を行っています。
矢野さんによりますと、アルストロメリアはイベントや歓送迎会など業務用で使われることが多いため、2回目の緊急事態宣言の影響で需要が減っているということです。
現在の出荷時の価格は例年の7割ほどになっているということです。
JA上伊那は1年で1300万本のアルストロメリアを出荷していて、そのうちの5割を関西に、3割を関東に出荷しています。
1年で10億円の出荷額を見込んでいますが、去年は1度目の緊急事態宣言のあおりを受け1億円の減になっているということです。
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意見発表 最優秀伊藤さん
上伊那広域消防本部の職員の意見発表会が13日開かれ、伊那消防署の伊藤涼太さんが最優秀賞に選ばれました。
本部と上伊那6つの消防署から7人が発表しました。
このうち最優秀賞に選ばれた伊那消防署消防士の伊藤さんは「大切なこと」をテーマに意見発表しました。
伊藤さんは「自分の出勤した事案で身近な人が亡くなってしまったという悔しさとともに、消防士という仕事の責任、そして命の重さというものを身をもって感じた」と話しました。
意見発表会は、日々の業務で感じた改善点などを発表することで市民の安全につなげようと行われています。
今年は、新型コロナ感染防止対策としてテレビ会議システムを使って各消防署にライブ配信されました。
意見発表会では、新しい生活様式に合わせた広報のあり方やカーナビゲーションを利用した緊急車両の接近を知らせるシステムの導入などの提案がありました。
優秀賞には、伊南北消防署の萩原圭祐さんと伊南南消防署の北原直樹さんが選ばれました。
最優秀賞に選ばれた伊藤さんは、来月4日に伊那市で開催予定の県の意見発表会に出場することになっています。
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県立歴史館で中村不折展
伊那市ゆかりの洋画家、中村不折の作品を集めた企画展が、
千曲市の県立歴史館で、9日から開かれています。
8日のオープニングセレモニーでは、笹本正治館長をはじめ、
白鳥孝伊那市長らがテープカットをして企画展の開催を祝いました。
中村不折は、明治中期から昭和初期にかけ、絵画や書、俳句などの分野で活躍した芸術家です。
幕末の江戸で生まれ、伊那市で育ちました。
展覧会は、「洋画家・書家・コレクター中村不折~伊那谷から世界へ~」と銘打ち、県内外の美術館や博物館が所蔵する代表作品を一堂に展示しています。
不折自らが旧高遠へ寄贈した文展出品作「卞和璞(べんか・たま)を抱(いだ)いて泣く」や、
パリでの留学の際学んだ「裸体習作(らたいしゅうさく)」。
また北信地域では初展示となった、不折が集めた日本と中国の書道資料コレクションなど、合わせて70点余りが並びます。
長野県立歴史館冬季展「洋画家・書家・コレクター 中村不折」は2月21日まで千曲市の県立歴史館で開かれています。 -
西箕輪上戸 大文字にむけて花飾り作り
伊那市西箕輪の上戸に伝わる小正月の行事「大文字」に使う花飾りづくりが地区の会所で9日に行われました。
9日は上戸南部の8つの組の組長ら10人が参加して花飾りをつくりました。
大文字は毎年1月14日に長さ12メートルあまりの柱を集落の中心部の三ツ辻に建てる伝統行事です。
柱を飾るのが色紙の花で、毎年、組長や役員が作り当日に備えます。
他に天下泰平や区内安全などと書かれた飾り箱にも色紙を貼り付けました。
上戸の大文字は、14日の早朝に建て、20日の早朝に下ろします。
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伊那地域で積雪
12日の伊那地域は朝から雪が降り、市街地では今年初めての積雪となりました。
長野地方気象台によりますと、午後3時現在、長野県南部では7cmの積雪があったということです。
伊那市の中心市街地では、商店主らが雪かきに追われていました。
長野地方気象台によりますと、日本の南にある低気圧の影響で、県内の広い範囲で雪が降ったということです。
伊那地域では今年初めてのまとまった雪となりました。
伊那合同庁舎駐車場に設置されている積雪を計測する柱です。
午後3時半の時点で7.5センチほどが積もっていました。
雪の影響で、伊那市西春近の市道日向坂線と、上牧の市道上の原32号線が通行止めとなりました。
伊那市では凍結により事故の危険性があるとして、当面の間通行止めとしました。
午後3時半現在、JR飯田線と高速バスに運休はありませんでした。
伊那警察署によりますと、午後3時現在雪の影響で8件の交通事故が発生したということです。
長野地方気象台によりますと、向こう一週間は晴れる日が多くなると予想しています。
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上伊那郡内の美術・創作部の合同展示会
上伊那郡内の中学校の美術部と創作部の合同展示会が、9日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、上伊那の5つの中学校の美術部と創作部の生徒109人の作品138点が展示されています。
放送エリア内では、東部中学校の美術部が参加しています。
東部中学校の生徒は、「今年は新型コロナの影響で文化祭の一般公開が中止になってしまい発表の機会がなかった。多くの人に見てもらいたいです」と話していました。
合同展示会は14日まで開かれています。
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地域からコロナ偏見・差別なくす
伊那市高遠町的場の住民有志は、新型コロナウイルス感染者への偏見や差別をなくし、思いやりのある地域を目指そうと「シトラスリボン」作りを的場生活改善センターで9日行いました。
的場生活改善センターには地区住民およそ15人が集まり、手芸用のテープを使い、リボンを作りました。
シトラスリボンの3つの輪は「地域」「家庭」「職場」を表現していて、コロナ禍でも安心して暮らしやすい社会を目指そうという願いが込められています。
運動の趣旨に賛同した的場町内会と的場地区社協は、地域のつながりをより大切にしようと、リボンを作る事にしました。
9日は全部でおよそ80個製作し、的場町内全戸に配るという事です。
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みはらしファームスタートまつり・いちご狩り
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの各施設が2日、オープンし、スタートまつりが行われました。
今年は、新型コロナウイルス対策で恒例の宝投げは行わず、野菜を詰め合わせた福袋の販売や、施設の割引券などが当たるダーツなどが行われました。
また、いちご園も2日にオープンしました。
いちご狩りも新型コロナウイルス対策として入場を制限し、訪れた客はその場では食べずにパックに詰めて持ち帰りました。
みはらしファームでは「新型コロナの影響もあるが、今年も多くの人に訪れてほしい」と話していました。
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若宮に新たに市営住宅着工
伊那市若宮に新たに建設される市営住宅の安全祈願祭と起工式が8日、現地で行われました。
市営住宅若宮団地は、去年8月に完成した高齢者向け住宅の西側に建設されます。
8日は、現地で伊那市や建設業者など30人が出席し安全祈願祭と起工式が行われました。
建物は鉄筋コンクリート造り5階建てで、総事業費は、7億5千万円。
30戸が入居できる計画です。
内訳は、単身者でも利用できる間取りの2DKが10戸、2LDKが10戸、空きスペースがある2LDKSが9戸、障がい者対応の2LDKHが1戸となっています。
建物には、上伊那の地域産材が使われる他、太陽光発電も整備される計画で、完成は令和4年1月の予定です。
伊那市では今後、さらにもう一棟と若者子育て住宅を建設する計画です。
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第18回漸進展開催
伊那市在住の画家たちが出品する「漸進展」が、伊那市のいなっせ2階ギャラリーで開かれています。
会場には、7人の画家が描いた油彩・水彩画の作品16点が展示されています。
国展に入選したものもや、今回のために1年半かけて描かれた作品もあるということです。
漸進展は、いなっせギャラリーのこけら落としがきっかけでスタートし今年で18回目になります。
会では、「作品を地元の人たちに見てほしい。これからも描き続けることで成長していきたい」と話していました。
漸進展は、11日まで開かれています。
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緊急事態宣言 地域への影響は・・・
国が首都圏の1都3県を対象に、飲食店の時短営業などを要請する緊急事態宣言。
伊那地域でも、その影響が懸念されます。
伊那市西町の伊那バス株式会社です。
去年4月から5月にかけて1都7県を対象に発令された1度目の緊急事態宣言後、新宿線の高速バスの便を16往復から8往復の半分に減らして運行し、車内のアルコール消毒など、新型コロナ対策をとりながら営業を続けています。
例年、年末年始は首都圏から帰省する学生の他、旅行客などの利用者がいるということですが、去年から今年にかけては約8割減だったということです。
伊那バスでは、2度目となる今回も、その影響が懸念されるとしています。
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合格祈願グッズ販売
高遠さくらホテルは、受験シーズンを前に「合格祈願グッズ」の期間限定販売を始めました。
高遠さくら咲くだるまは、2009年からだるま市に合わせて販売が始まりました。
翌年から合格祈願バージョンを販売していて、今年は新たにさくら色のだるまが登場しました。
中は高さ15センチで税込2000円・小は高さ10センチで1500円です。
またサクラサク サクラコマは、伊那市の有限会社スワニーなどがご当地お土産プロジェクトとして制作した商品で、1つ税込1320円です。
他に体調を万全に整えるという意味を込めて、感染予防グッズや受験勉強の疲れを取るために「高遠温泉の素」を販売しています。
合格祈願グッズは3月末まで販売されています -
かみいなしごとフェス
年末に帰省した学生を対象にした企業説明会「かみいなしごとフェス」が、12月29日、伊那市のJA上伊那本所で行われました。
説明会には、上伊那の企業44社が参加しました。
かみいなしごとフェスは年末に帰省した学生を対象に地域の企業を知ってもらおうと上伊那広域連合が開いたものです。
新型コロナ感染拡大防止のため、学生は事前申し込みが必要で、開催の1週間前までに県内に帰省した人のみという条件が設けられました。
申し込みは、新型コロナの影響で前回の参加者のおよそ半分となる67人でした。
企業の採用担当者と学生の間には仕切りが設置されました。
会場ではほかに、企業の担当者がリモートで参加するブースも設けられ、学生たちは仕事の内容などについて話を聞いていました。