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白鳥市長「環状南線は市が主体」
伊那市の白鳥孝市長は、ナイスロードを西に伸ばす環状南線の整備について市が主体となって実施する必要があるとの考えを示しました。
これは、22日、市役所で開かれた定例記者会見の中で、伊那消防署の移転に伴う道路整備についての記者の質問に答えたものです。
老朽化にともなう伊那消防署の移転新築先は、12日に庁舎建設検討委員会が、富士塚グラウンド周辺を候補地とする答申を行っています。
白鳥市長は、移転先について、「答申通り、富士塚グラウンド周辺で意見はまとまると思う」との考えを示した上で、「環状北線については県に実施して欲しいとお願いしている。県には、国道153号の整備もお願いしているので、環状南線については、市が自力でやるしかないかと考えている」と答えました。
ただし、財政健全化プログラムを最優先にするとし、財政シミュレーションをしてみて、見通しが立てば合併特例債などを使いながら、事業をスタートさせたいとしています。 -
伊那市人事異動内示 234人異動、中規模
伊那市は、4月1日付けの人事異動を、21日内示しました。
異動総数は234人で中規模、部長級への昇格は4人となっています。
伊那中央行政組合事務局長には、保健福祉部健康推進課長の伊藤徹さんが昇格します。 -
伊那スキーリゾート 来場者20%増の見込み
伊那市西春近の伊那スキーリゾートは、今シーズンの来場者数は、昨シーズンに比べて20%の増を見込んでいます。
伊那スキーリゾートによりますと、去年12月18日のオープンから2月末までの74日間で来場者数は4万人に達し、昨シーズン全体の3万8千人を超えました。
このことから、今シーズンは昨シーズンに比べ来場者数20%増を見込んでいます。
伊那スキーリゾートでは「ファミリーや初心者向けのサービスが定着してきたこと、雪の量が安定していたことなどが増加につながったのではないか」と話しています。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は、今週末の25日日曜日までとなっています。 -
国道153号伊那バイパス開通
国道153号伊那バイパスの伊那市福島地区ふるさと農道から竜東線までの700メートル区間が20日、開通しました。
20日は、長野県や関係市町村・地元地権者など150人が参加して、テープカットやくす玉わりをして、交通安全を祈願し、開通を祝いました。
東部中学校吹奏楽部が演奏を披露し、開通に花をそえました。
今回開通したのは、伊那市福島から竜東線までの700メートル区間で、暫定2車線です。
国道153号伊那バイパスは、箕輪町木下から伊那市青島までの全体延長7.6キロの計画で、平成22年度までに箕輪町木下から、新しい天龍橋を含む2.7キロが、部分供用されてきました。
関係する市町村でつくる伊那バイパス促進期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は、「全体が整備される事で更に効果が発揮されることと思う。上伊那からリニア中央新幹線へのアクセスとしても重要な道路。計画では4.2キロ残っているが、早期実現に期待する」と挨拶しました。
事業主体の伊那建設事務所は、開通により、伊那市の中心市街地とのアクセス性が向上し、上伊那広域のネットワークの形成が図られることが期待されるとしています。また国道153号伊那バイパスの残り4.2キロについても順次着手し、早期の全線開通を目指したいとしています。
その延長となる伊那市青島から駒ヶ根市までをつなぐ伊駒アルプスロードについては、計画ルーとが決定しておらず、現在検討が進められています。 -
新山の地蔵菩薩座像 遷座式
伊那市の有形文化財に指定されている新山の木造地蔵菩薩座像の遷座式が、20日、行われました。
遷座式には、下新山地区の住民30人ほどが集まりました。
木造地蔵菩薩座像は、鎌倉時代末か、南北朝時代のものとされていて、伊那市の有形文化財に指定されています。
地蔵が奉られていたお堂が、築50縲・0年を超え老朽化していたことから、今回、新たなお堂が建設されました。
地蔵はお堂が完成するまで、一旦、下新山公民館に仮置きしていましたが、今回、春の例祭に合わせて、神体をお堂に戻す遷座式が行われました。
住民は、熱心に読経を唱えていました。
下新山常会の竹村清三常会長は、「お堂も新しくなったので、次世代に伝えていきたい」と話していました。 -
いな少年少女合唱団 海外で演奏会
上伊那地域の小学生から高校生でつくるいな少年少女合唱団は、創立25周年を記念して3月22日からフィンランドとハンガリーで演奏会を開きます。
19日は、現地を訪れるメンバー25人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出発の挨拶をしました。
メンバーらは、演奏会で歌う曲の中から日本の歌とフィンランドの歌の2曲を披露しました。
いな少年少女合唱団は、1987年に発足し、現在小学生から高校生まで団員30人で活動しています。
海外での演奏会は創立25周年を記念するもので、ハンガリーでは4回目、フィンランドでは初めてです。
白鳥市長は「歌を通じて現地の人に日本の良さを伝えてきて下さい」と激励しました。
いな少年少女合唱団では、5月6日に帰国報告を兼ねた演奏会を伊那市のいなっせで開くということです。 -
アルミアート展 120点並ぶ
アルミでできた花器の展示会、アルミアート花器展が19日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
アルミアートは表面の質感とユニークな形が特徴の工芸品です。
会場には、アルミでできた花器およそ120点が並べられています。
これらの作品は、小諸市に工房を構える長崎隆夫さんが作ったもので、長崎さんは「花を際立たせることを大切にして作品作りをしています。素朴な色合いと質感を楽しんでもらいたいです。」と話しています。
このアルミアート花器展は24日土曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
「東春近AKBまっぷ」完成
伊那市東春近の安心安全の家や、危険箇所のほか遊び場所などを記した「東春近AKBまっぷ」が完成しました。
このマップは、去年の東日本大震災を機に地域の防災、防犯意識を高めようと東春近小学校PTAが作ったものです。
19日は永嶺洋治PTA会長と東春近小学校の小松民敏校長が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に完成したマップを贈りました。
マップに掲載されている安心の家の頭文字A、危険箇所のK、ベストな遊び場所のBを合わせて「東春近AKBまっぷ」と名づけました。
安心安全では、公民館など公共施設のほか安心安全の家など37か所、危険箇所は車の出入りの多い所などが38箇所、ベストな遊び場所はホタルの生息地や、山菜が取れる所など27か所が記されています。
マップは東春近の地形が立体的に見えるよう工夫されているほか、地区内の通学路や、ウォーキングロードなどの情報も記載されています。
このマップは1500部つくられ、地区内の小学生のいる家庭や公共施設に配られたということです。 -
春のミニおいで塾
春休み中の児童を対象にした春のミニおいで塾が19日から、富県ふるさと館で始まりました。
おいで塾は、長期休み中の子ども達の居場所づくりを目的に富県公民館が春と夏の年2回開いているものです。
19日は、富県小と新山小の1年生から5年生までの児童28人が集まり、休み中の課題などに取り組みました。
おいで塾では、縦割りの班ごと課題に取り組んでいて、上級生が下級生を教えている姿もありました。
また、高遠高校の福祉コースの生徒がボランティアでこども達の面倒をみていました。
おいで塾は、23日金曜日までの4日間開かれ、課題学習の他、凧上げや人形劇観賞なども行うということです。 -
健康マージャン教室 1周年記念大会
「健康マージャン」教室の1周年記念大会が17日、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで開かれました。
・お金をかけない・たばこを吸わない・お酒を飲まないをモットーに、楽しみながら健康づくり、仲間づくりをしてもらおうと去年開講しました。
この日は、教室に通う30人が参加しました。
教室には女性も多く、中には90歳を超える人もいます。
92歳の伊藤操さんは、頭や指先の体操にと教室に参加しています。
伊藤さんは「」と話していました。
教室では随時参加者を募集していて、新年度は来月21日から毎週土曜日に開かれ、年会費は1万円となっています。 -
春の高校伊那駅伝 男女とも大会新で優勝
早春の伊那路を駆け抜ける、春の高校伊那駅伝が18日、伊那市陸上競技場を発着点に行われ、男子は愛知県の豊川工業高校が、女子は京都府の立命館宇治高校が共に大会新記録で優勝しました。
このうち男子は、正午過ぎ雨がぱらつく中、一斉に伊那市陸上競技場をスタートし、6区間42.195キロをタスキでつなぎました。
春の高校伊那駅伝は、去年、東日本大震災の影響で、大会史上初めて中止となり、今年は2年ぶりの開催となりました。
大会には、全国の強豪校や県内から最多となる男子98チーム、女子55チーム、合わせて153チームが出場しました。
陸上競技場から、折り返し地点となる高遠町商店街までの沿道には、選手達を応援しようと地元の人達などが小旗を振りながら、「頑張れ」と選手達に声をかけていました。
大会の結果、愛知県の豊川工業高校が、大会新記録となる2時間8分14秒で初優勝を果たしました。
県内では、佐久長聖高校が3位入賞しました。
また女子では、京都府の立命館宇治高校が、大会新記録となる1時間10分16秒で優勝しました。 -
山の遊び舎はらぺこで卒園式
NPO法人山の遊び舎はらぺこの卒園式が18日、伊那市東春近の園舎で行われました。
式では小林成親保育士から1人1人に手づくりの卒園証書が手渡されていました。
はらぺこでは今年度5人が卒園し新たに小学校生活をスタートさせます。
卒園する園児5人は歌を歌って親やお世話になった人達に感謝の気持ちを伝えていました。 -
緑ヶ丘・敬愛幼稚園 鼓笛隊の演奏披露
(株)ニシザワが経営するショッピングセンターベルシャイン伊那店の30周年に合わせて17日、園児が鼓笛隊の演奏を披露しました。
この日は伊那市の緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の年中園児45人が演奏を披露しました。
ベルシャイン伊那店では、感謝の気持ちを込め、地元の人たちに時計台前広場を使ってもらおうと17日から4日間の記念セールに合わせて小中学校や文化団体など、地域の9つの団体に協力を依頼しました。
会場では保護者や買い物客など多くの人たちが発表を楽しんでいました。 -
緊急求職者サポートセンター閉所
伊那市西春近の緊急求職者サポートセンターが、設置の期限を終え、17日閉所となりました。
設置された2年半の間に利用した人数は、延べ2万人となっています。
緊急求職者サポートセンターは、平成20年のリーマンショックによるリストラなどで離職した人の生活安定や再就職支援を目的に、平成21年9月に設置されました。
職業相談や職業紹介、生活相談などで求職者を支援してきました。
延べ利用者数は平成21年度が半年間でおよそ2千500人、22年度がおよそ8千800人、23年度がおよそ9千500人で、2年半でおよそ2万千人が利用したということです。
今後職業相談についてはハローワークが、生活相談についてはジョブながのライフサポートセンター上伊那が業務を引き継ぎます。 -
春の高校伊那駅伝 18日号砲
東日本大震災で2年ぶりの開催となる春の高校伊那駅伝が18日行われます。10時には女子が、12時5分には男子がスタートします。
この日は伊那文化会館で開会式が行われ、男子106チーム、女子68チームが勢ぞろいしました。
選手宣誓で佐久長聖高校の臼田康一郎キャプテンは「共に練習に励んだ仲間を信じ、昨年の東日本大震災で知った走れることへの感謝と喜びを胸に早春の伊那路を全力で走り抜くことを誓います」と力強く宣誓しました。
今年の春の高校伊那駅伝には、過去最多となる男子106チーム、女子68チームの合わせて174チームが出場します。
去年は東日本大震災で中止となったため2年ぶりの開催となります。
大会主催者の白鳥孝伊那市長は「早春の伊那路をたすきを渡して懸命に走ってください」と話していました。 -
白鳥市長「委員会の意見重い」
伊那消防署の移転新築候補地を伊那市の富士塚スポーツ公園周辺とする庁舎建設検討委員会の答申について白鳥孝伊那市長は「委員会の意見は重いと考えている」と述べ、答申を尊重するとの考えを示しました。
これは16日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で示したものです。
伊那消防署の移転先について協議してきた検討委員会の橋爪重利委員長は、「富士塚スポーツ公園周辺は、近くにグラウンドや伊那文化会館、体育館など多くの人を収容することができる施設があり、大規模災害が発生したときに対応しやすい。」と説明しました。
これについて議員からは、「市民から、なぜ伊那中央病院周辺ではないのかという疑問の声がある。
検討委員会による採点では、富士塚スポーツ公園が983点。
伊那中央病院周辺が971点でほとんど差がない。
もう一度検討委員会で再検討する必要がある」という意見が出されていました。
これについて白鳥市長は、「委員会の意見は重いと考えている」と述べ、答申の結果を尊重するとの考えを示しました。
なお候補地について南箕輪村から異論は出ていません。 -
第4回伊那映像祭
伊那ビデオクラブの第4回伊那映像祭が16日、伊那市のいなっせで開かれました。
今回上映されたのは、三部構成の「伊那市の歌」と、伊那の歴史を楽しみながら紹介する「タツヤとミズキのいな歴史ハンター」の2作品です。
「伊那市の歌」は、四季折々の市内の自然や風土をあてはめて映像化しました。
「タツヤとミズキのいな歴史ハンター」は、主人公の高遠高校3年の戸田竜也君と有賀みずきさんが、4人の専門家に話を聞きながら伊那の歴史について理解を深めていくという内容です。
会場には、およそ250人が訪れスクリーンに映し出された会員の力作に見入っていました。
伊那ビデオクラブの飯島尚美会長は「見た人に分かりやすい映像となるよう心掛けた。今後も地域に愛されるような活動を行っていきたい」と挨拶しました。
伊那ビデオクラブでは、この2作品をDVDにして、市内の小中学校などに贈るということです。 -
陸上競技場に芝桜とパンジー飾られる
18日の春の高校伊那駅伝を前に、発着点となる伊那市の陸上競技場に芝桜とパンジーのプランターおよそ300個が飾られています。
これは、伊那市の小沢花の会と伊那市振興公社が、駅伝を盛り上げようと行っているものです。
トラックには、鮮やかなピンクの芝桜と、黄色のパンジーが交互に並び、練習中の選手達の目を楽しませていました。 -
NECライティング調停案合意議案 賛成多数で可決
解決金1,000万円、双方に債権・債務がないとするNECライティングと伊那市の調停案に合意する議案が、16日の市議会で賛成多数で可決されました。
長野地裁が示した調停案は、NECライティングが伊那市に解決金1,000万円を支払い、双方に債権・債務がないことを確認するもので、市側が合意する議案を9日議会に追加提出していました。
12日の経済建設委員会では、賛成多数で可決されていました。
16日は、中山彰博経済建設副委員長が、審査結果を報告。
その結果を受け議員からは、「早期解決で企業立地を全国に発信することが大切」「長期化は企業流出などの支障がでる」「司法判断を重く受け止めなければならない」「補助金返還の問題で用地取得とは別問題」「市民と対話し道を踏んできた」との賛成意見の一方で共産党議員からは「解決金1,000万円は余りにも少なすぎる」「市民益にそっていない」「調停と裁判は違う。法廷で決着を」とする意見が出ました。
採決の結果、賛成16反対3の賛成多数で調停案に合意する議案は可決されました。
伊那市は、NECライティングの伊那工場閉鎖に伴い、補助金1億6,000万円の返還を求めていました。
市側は、裁判官が立ち会った調停案で裁判と同等の司法判断であり、問題の長期化は、企業誘致へ悪影響を与えるとして、今議会に調停案に合意する議案を提出していました。
共産党議員3人は、今回の問題で厳正な調査の必要性があるとしてNECライティングへの補助金に関する事項と上ノ原工業団地の拡張造成について地方自治法第100条に基づき関係者の出頭と証言、記録の提出を請求できる調査特別委員会設置議案を提出しましたが、3人以外賛成者はなく否決されました。
16日はこのほか、市議会の基本理念や議員の責務など基本的事項を定めた伊那市議会基本条例案が全会一致で可決されました。 -
年金委員が研修会
企業などの年金事務担当者で、厚生労働大臣から年金委員として委嘱されている上伊那の委員の研修会が14日、伊那市内で開かれました。
年金委員は、企業の厚生年金や国民年金などの事務担当者で、会社や地域で年金に関する相談、助言などを行う民間協力員です。
研修会は、知識向上のため毎年1回開かれていて、この日は、上伊那の年金委員100人ほどが参加しました。
研修では、伊那年金事務所で窓口対応をしている小池善博さんが、年金の仕組みなどについて説明しました。
小池さんは、今年4月から、インターネットで年金記録などが確認できる「ねんきんネット」のサービスが始まる事を説明し、「従業員から相談があった時に活用してみてください」と話していました。 -
信州育メンズ「パパ育児ずかん」を発行
父親の子育てグループ「信州育メンズ」は、父親向けの子育て応援冊子「パパ育児ずかん」を発行しました。
「パパ育児ずかん」は、子育てや父親同士の交流の楽しさを知ってもらおうと発行されました。
長野県の地域発元気づくり支援金を活用して、9千部発行しました。
冊子は、これまで信州育メンズが開催してきたワークショップで出された父親達の意見を集約していて、子どもが生まれてからの父親の対応、おすすめの公園、ゲームとの向き合い方などが掲載されています。
事務局の古畑克己さんは「父親同士で育児について話す機会はなかなかない。少しでも他の父親の意見を知ってもらえば育児の考え方も変わってくると思う」と話していました。
冊子は、伊那市を中心に保育園に配布されるほか、イベントなどでも配るということです。 -
ブナシメジ培養 農事組合法人みぶ設立
伊那市東春近でブナシメジを培養する「農事組合法人みぶ」が15日、設立されました。
伊那市のJA上伊那本所で設立総会が開かれました。
農事組合法人みぶは、平成3年から20年間ブナシメジの培養をしてきた三峰ひらたけ生産組合が解散し、新たに法人として設立されたものです。
設備の老朽化と組合員の高齢化の課題に取り組み、事業の継続・発展、後継者を育成しようと法人化しました。
組合員は、伊那市などのきのこ栽培の経営者7人です。
代表理事組合長には伊那市の北原利道(としみち)さんが選任されました。
事業はこれまでと同じく、東春近にあるJA上伊那の培養センターを利用し、ブナシメジを培養します。
ブナシメジは専用のビンの中で培養していて、昨年度、生産組合はおよそ465万本作りましたが、法人となった今年度は70万本ほど多いおよそ541万本を計画しています。
今後は、新たな事業展開も検討していくということです。 -
西箕輪南部保育園で伝統芸能 鑑賞
伊那市の西箕輪南部保育園で、地元に伝わる伝統芸能が、15日披露されました。
15日は、羽広の獅子舞保存会と与地の伊那節保存会が、保育園を訪れ、伝統芸能を披露しました。
南部保育園では、地域に古くから伝わる伝統芸能を見て、歴史の大切さを感じてもらいたいと3年前からこの鑑賞会を開いています。
羽広の獅子舞は、小正月に羽広の仲仙寺で奉納されていて、市の無形民俗文化財に指定されています。
5つの舞いで構成されていて、今日は、園児に分かりやすいように、一つ一つの踊りごとに説明もありました。
クライマックスの悪魔払いの舞では、舞台から獅子が降りてきました。
羽広獅子舞保存会では、子どものうちから地域の伝統芸能に親しんでもらい、500年、600年と伝統をつないでいきたい」と話していました。 -
第40回伊那まつり記念事業実施方針決定
伊那まつり委員会が、14日、市役所で開かれ今年で第40回を迎える伊那まつりの記念事業の実施方針などを決定しました。
今年は、伊那まつり開催から40周年、勘太郎まつりと合わせると55周年の節目の年となる事から、祭りでは、記念事業をおりまぜ実施して行く事が確認されました。
記念事業としては、伊那まつりを振り返る歴史展や番組の放送、高遠や長谷地区の伝統芸能を披露するイベント開催を予定しています。
事業の具体的な内容については、市民からの公募メンバーなどによるプロジェクトチームで今後検討していくということです。
伊那まつり委員会会長の白鳥孝市長は、「今回の40回を一つの節目に、次の時代に繋がる伊那まつりにしていきたい」と話していました。
今年の伊那まつりは、8月4日に市民踊り、5日に花火大会が行われる計画です。 -
幻の伊那路 増補し発行
春の高校伊那駅伝を特集した内容で、去年3月に発行されるはずだった月刊の郷土誌伊那路が、今回増補版として発行されました。
春の高校伊那駅伝の特集号は、去年3月10日に完成しましたが、翌11日の東日本大震災の発生などで大会は中止になり、一般には渡りませんでした。
特集号の内容は、大会の歴史や記録、強豪校の監督や過去の出場選手などが文章を寄せています。
伊那路を発行している上伊那郷土会では、貴重な内容なので今年再度復活させて多くの人に見てもらおうと一般に渡らなかった450部ほどを増補版として発行しました。
表紙を今年のポスターに変えて、去年中止になったことなどが資料に追加されています。
伊那路増補版春の高校伊那駅伝特集は、市内の書店で500円で販売されています。 -
小中学校で3学期終業式
上伊那の小中学校で、14日3学期の終業式が行われました。
このうち伊那市の手良小学校では、全校児童153人が体育館に集まり1年生と4年生が発表をしました。
1年生は、4月から学校で習った漢字やカタカタの書き順や暗記した百人一首の句等を発表しました。
4年生は、それぞれが将来なりたい職業の内容や、必要な資格などを調べ発表しました。
柴田惇校長は「今日でそれぞれの学年での学習は修了します。
まだ出来ない事もあると思うが、そのままにせず、人に聞いたり調べたりして、出来るようになるよう努力し、次の学年へ進んで下さい」と話していました。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていました。
手良小学校では、15日、卒業式が行われ25人が中学校へと進みます。 -
里山集約化の事業費 来年度縮小へ
森林税を活用した事業について住民の意見をきく、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が14日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度は、里山集約化の事業費が縮小される事が報告されました。
この日の会議では、今年度の事業実績の見込みと来年度事業について報告がありました。
上伊那での今年度の活用実績では、間伐による里山整備が当初の494haを14ha上回る674haで実施されました。
一方、森林の所有者や区画を明確化して間伐を実施する里山集約化は、当初の要望で412haあったのに対し、実施されたのは280haにとどまりました。
また、来年度、全県で集約に充てられるのは、今年度より900万円少ない、1,500万円となっています。
県の説明によりますと、地域での森林整備への意識が高まり、森林税を活用しなくても集約が進む地域もでてきている事などから集約化の予算を縮小し間伐の予算を充実させたという事です。
来年度の間伐に充てられる予算は、今年度より約6千万円多い、9億9千万円となっています。
なお、長野県森林づくり県民税は、来年度が最終年度となっていますが、県の行ったアンケートでは県民の8割が継続すべきとしています。県ではこれらの結果をふまえ、継続を検討するとしています。 -
木とあかりと家具展
伊那市長谷の木工職人植野忠司さんの作品展「木とあかりと家具展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、家具や照明器具、小物など手作りの木工品およそ50点が並んでいます。
植野さんは、伊那技術専門校を卒業後、伊那市長谷で工房を構え、20年以上にわたり作品作りを行なっています。
作品のうちこのテーブルは、サクラやクリ、カキの木など5種類の木を組み合わせて作られています。
着色料を使わないことで、木の持つ色あいが楽しめると植野さんは話します。
植野忠司さんの「木とあかりと家具展」は、17日土曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で8日、卒業式が行われました。
卒業生は7人で、2年間の情報経理学科が3人、1年間のOAビジネス学科が4人です。
卒業生は在学中に簿記やビジネスマナーなどの資格を取得しました。
三澤岩視理事長は「最後は自分の努力で切り開くしかない。実力を発揮し、努力に努力を重ねて素晴らしい人生を送ってほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して山口歩美さんは、「社会に出ることはとても厳しいことですが、どんなに厳しくても、折れることなく歩んでいきます」と決意を述べました。
現在、卒業生7人のうち5人の就職が内定しているということです。 -
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市や南箕輪村の飲食店が加盟している伊那飲食店組合の新春大会が5日、伊那市内で開かれました。
新春大会は組合の交流を図ろうと開かれたもので、会場にはおよそ100人が参加しました。
大会の中で櫻井信久組合長は「厳しい経済状況の中、組合員が一致団結して地域を盛り上げていきたい」と挨拶しました。
伊那飲食店組合は、およそ330店が加盟していて互いの結束を図りながら集客に努めています。
組合では、地域の活性化を目指そうと抽選で景品や利用券などが当たるイベントを今年の秋に行う計画です。