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青年のうたごえ祭典イン伊那
音楽を通じてはげましあい元気になろうと、8月29日と30日の2日間、青年のうたごえ祭典イン伊那が高遠青少年自然の家で開かれた。
このイベントは、不況により悪化する社会環境の中、歌声を通じてつながりあい元気を出していこうと開かれた。
実行委員会の呼びかけにより全国から20団体、70人が参加して歌声を披露し合った。
29日には、メインとなる野外音楽祭が開かれ、フォークギターの弾き語りや田楽座などゲストの演奏もあった。
長野市の戸谷英城実行委員長は、「青年たちの歌声のネットワークを生きる力にしていきたい」と話していた。
また地元から参加したある女性は、「派遣切りにあい、自分も元気になりたい。音楽を通して人とつながり元気を分かち合いたい」と話していた。 -
高遠高校文化祭「兜陵祭」
伊那市の高遠高校の文化祭「兜(とう)陵(りょう)祭」が29日から一般公開となり、会場では様々なイベントが行われいる。
今年49回目を迎えた兜陵祭は「もう日常じゃものたりない」をテーマにクラス・部活がそれぞれ販売や展示を行っている。
このうち体育館では、合唱部や吹奏楽部が日ごろの練習の成果を披露した。
ここでは高遠高校と交流のある群馬県高崎市の創造学園大学の学生が友情出演し、バリトン独唱やフルートの演奏を披露し会場を盛り上げていた。
また図書室では福祉コースの生徒がうちわの表裏を使った紙芝居「うちわシアター」を上演していた。
高遠高校の文化祭「兜陵祭」は30日まで一般公開されていて、30日は午前11時から午後2時30分までとなっている。 -
高遠ブックフェス
本をテーマにしたイベント、高遠ブックフェスティバルが29日、伊那市高遠町で開かれた。
このイベントは本を通して、地域の活性化を図ろうと、古本屋経営者らでつくる実行委員会が開いたもの。
今回が初めての開催となるブックフェスティバルは県の元気づくり支援金およそ500万円の補助を受けている。
高遠町内の歩道にはいたるところに本棚が設置され、訪れた人たちが、興味のある本を路上で読んだり、買い求めたりしていた。
実行委員会では高遠を、本好きの人たちが集まるイギリスの「ヘイ・オン・ワイ」のような町にしてみたいと、今回のイベントを企画した。
高遠ブックフェスティバルでは本の販売のほか、本に関する様々なイベントがおこなわれた。
そのうち絵本作家、スズキコージさんによる『本からとびだせ大行進』では親子連れが、大きな山車づくりに挑戦した。
完成した3体の山車は木で骨組をつくり、ダンボールをはったあと、スズキさんと子どもたちが色をつけたもので、絵本から飛び出した不思議な動物をイメージしている。
スズキさんと子どもたちは30日、この3体の山車を引いて高遠の街中を行進することにしている。
29日は他に直木賞作家の角田光代さんが高遠町総合福祉センターでトークショーを開いた。
角田さんは2005年に出版した『対岸の彼女』で直木賞を受賞している。
角田さんは、集まった人からの「なぜ小説家になったのですか」という質問に「子供の頃、小説がはじめて魅了された娯楽でした。小学校の時には文集で作家になりたいと書き、これまで小説以上に興味をもつものがありませんでした。」と答えていた。
会場には角田さんのファンなど、およそ200人が集まり、話しに耳を傾けていた。
高遠ブックフェスティバルは30日までで、角田さんらによる本の町シンポジウムや、古本を販売した収益で学校図書館を充実させる子どもブックリサイクルなどが行われる。 -
国道152号沿いの花壇の花が見ごろ
伊那市高遠町の国道152号沿いの花壇の花が見頃となっている。
27日は、花壇を管理している伊那市振興公社のメンバーが、咲き終わった花を摘み取る作業を行っていた。
この花壇は、霜が降りる10月下旬まで楽しめるという。 -
高遠北小で水泳参観
夏の水泳の練習の成果を発表する水泳参観が、伊那市の高遠北学校で開かれた。
水泳参観は、水泳の授業や夏休みに取り組んできた成果を保護者に見てもらおうと開かれた。
この日は、全児童66人が、泳ぎを披露した。
このうち、3・4年生は、自分の泳げる距離でタイムを競いあった。
3年生は、今年初めて大きなプールに挑戦したが、全員が25メートル泳げるようになったという。
4年生の半数以上は、50メートルに挑戦した。
懸命に泳ぐ子どもたちに、保護者からは拍手が送られていた。
高遠北小学校では、この日の水泳参観をもって、プールの授業は終了となる。
9月12日に、運動会が予定されていて、これからは運動会一色になる。 -
伊那市高遠町でコンビニ強盗
25日午前1時25分ころ、伊那市高遠町のコンビニエンスストアに強盗が入り現金3万円を奪って逃走した。
店員にけがはなかった。
伊那警察署の発表によると、事件があったのは伊那市高遠町のセブンイレブン高遠小原店。
アルバイト店員の男性1人が店番をしていたところ店に入ってきた若い男が刃物の様な物を振り上げ金を出せと脅迫し、レジにあった現金3万円ほどを奪って逃走した。
店員の男性にけがはなかった。
逃げた男は、年齢が10代から30代ぐらいで身長はおよそ160センチメートルから165センチメートル。黒っぽい長袖の上着とズボンを履き、帽子をかぶり白いマスクを着けていたという。
伊那警察署では強盗事件として、現在逃げた男の行方を追っている。 -
会津若松と伊那市の子供が交流
保科正之公にゆかりのある伊那市高遠町と福島県会津若松市の子どもたちが17日、交流した。
会津若松市の6年生約70人が伊那市を訪れ、高遠小学校の6年生と交流した。
歓迎の式では、高遠小学校の高遠囃子クラブの子どもたちが高遠囃子を披露した。
高遠町は、保科正之が7歳から26歳までを過ごした地。保科正之はその後、福島県の会津若松藩主となり、高遠時代の家来を連れて会津若松へと移り住むが、その時、高遠の文化も一緒に伝えたとされている。
こうした歴史的背景から、旧高遠町と会津若松市は、友好都市提携を結んでいて、合併後は伊那市が提携を結んでいる。
子どもたちの交流は合併後初で7年ぶり。
野外では、ゲームをしながら手作りした名刺を交換して、交流を深めていた。 -
【カメラリポート】高遠ブックフェスティバル 29日・30日開催
今月29日土曜日と30日日曜日に第一回高遠ブックフェスティバルが開かれる。
この高遠ブックフェスティバルとはどのような催しなのか取材した。 -
高遠湖でカヌー体験
伊那市高遠町の高遠湖で12日、親子連れなどがカヌーを体験し、水の感触を楽しんだ。
高遠湖にある「伊那市高遠B&G海洋センター」が無料開放され、親子連れら150人がカヌーを体験した。
子どもたちは、ライフジャケットを身につけ、パドルの使い方を職員に教わると、さっそくカヌーに乗りこみ湖に出た。
海洋センターでは、水と自然に親しんでもらおうと、施設のPRも兼ねて毎年夏に無料開放の日を設けている。
子どもたちは、最初は思うようにパドルを使えずにいたが、1時間ほどすると行きたい方向に上手にこぐことができるようになった。
海洋センターの無料開放はこの日だけだが、9月末までは予約をすれば1時間1艇100円でカヌーやボート、ヨットが楽しめる。
センターでは「海のない所でも水遊びができることを知ってもらい、遊びながら自然の大切さを学んでもらいたい」と話していた。 -
市消防団河南分団の初の防災イベント
伊那市消防団の河南(かなみ)分団は、地域の将来を担う子どもたちに、消防団について理解を深めてもらうおうと防災イベントを、9日行った。
9日は、伊那市高遠町のほりでいドーム前のグラウンドでイベントが行われた。
イベントには、100人ほどの地区住民が訪れ、消防団活動に理解を深めた。
河南分団は勝間・小原・上山田、下山田地区を担当していて、64人の団員が活動している。
消防団では、地域社会の意識の変化などにより、人員を確保することが困難になっていて、子どもの頃から消防団活動に興味を持ってもらいたいと、河南分団が初めて開いた。
放水体験では、子ども達が列を作り、次々に的を倒していた。子供達は「楽しかった」「ホースが重かったけれど、的が倒れてうれしかった」などと話していた。
河南分団では、今後も、このようなイベントを通して、消防団活動をPRしていきたいとしている。 -
高遠高校の前澤さん写真で最優秀賞
高遠高校の2年生、前澤れおさんの写真がこのほど、三重県で開かれた全国高校総合文化祭で、最優秀賞3作品の一つに選ばれた。
最優秀賞に選ばれたのは、前澤さんが去年の夏、自宅で撮影した作品「夏と親父の夕涼み」。
縁側でギターを弾く父親を、犬や弟らが見つめている日常の一瞬の光景を写したもので、それぞれの目線などが面白いとして評価された。
今回の文化祭には、全国から300点以上の作品が寄せられ、前澤さんの作品は最優秀賞のうち、文化庁長官賞に選ばれた。
前澤さんが本格的に写真を始めたのは高校に入ってからで、現在は写真部で活動している。
日常生活の中でもカメラを持ち歩き、数多くの作品を撮影してきたことが、今回作品を撮影するきっかけになったという。
今後は、秋に開かれる長野県高等学校写真展にも、作品を出品するという。 -
新宿の中学生が味噌作り
農業体験で伊那市を訪れた東京都新宿区の中学生が5日、伊那市高遠町の農産物加工所で、味噌作りに挑戦した。
伊那市に農業体験に訪れたのは新宿の西早稲田中学校の生徒22人。
生徒達は5つの班に分かれ、野菜の収穫や、農機具の整備などを体験した。
このうち高遠町農産物加工所を訪れた生徒は、地元で味噌やジャム、ジュースの加工販売を行っている組合のメンバーから指導を受けながら、味噌玉にコウジをつける作業を体験した。
この施設で作られた味噌のほか、高遠の野菜や米が、西早稲田中の給食で使われている。
その食材がどのように作られているのか、実際に体験をする事で理解を深めようと、3年前から毎年、夏休みを利用して高遠を訪れている。
今日できた80個の味噌玉は1年間寝かせて完成させるという。 -
サルによる農作物被害拡大
農作物の収穫を目前に控えたこの時期、作物をサルに食べられる被害が広がっている。
伊那市高遠町藤沢水上の伊藤実さんの畑では、トウモロコシなどがサルの被害に遭った。
伊藤さんによるとここ数日、20頭ほどの群れのサルが山から現れては国道を渡り、ネットを乗り越えて畑に入りこみトウモロコシを全て食べ尽くしてしまったという。
被害はすでに水上全域に及んでいて、伊那市では水上地域にサルの捕獲檻を設置することを決めているが、まだ設置には至っていない。
市では、被害に遭った農家にとって早急に檻を設置してほしいという気持ちはわかるが、捕まえたサルは許可を受けた猟友会でしか処分できないことから猟友会との調整が必要だとして理解を求めている。 -
さくらの里で夏まつり
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里で」26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学からは、福祉委員会のメンバーら17人が参加し、今年の祭りの運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通してお年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
特別養護老人ホーム「さくらの里」夏祭り
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」で、26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学校からは、福祉委員会のメンバーなど17人が参加し、今年の祭の運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通して、お年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
高遠城下まつりに町民踊り復活
9月5日に開催を予定している、伊那市高遠町の高遠城下まつりで、3年ぶりに、町民踊りが復活する。
22日に開かれた、高遠町地域協議会で報告された。
高遠町総合支所によると、高遠城下まつりで、町民が踊るのは3年ぶりという。
祭りを開催する中で、人が集まりにくいことなどから、休止していたが、地域を盛り上げていこうと、今年は復活させる事にした。
踊りは、高遠音頭、伊那節、東京音頭などを予定している。
また、2年ぶりに花火を打ち上げるほか、メインイベントとなる荒町の子ども騎馬行列も、数年ぶりに実施される予定。 -
芝平山絵図虫干し
伊那市指定文化財に指定されている芝平山絵図の虫干し行事が15日、伊那市高遠町の荒町公民館で行われた。
地区総代ら約20人が見守る中、1年間、木箱に納められていた絵図が取り出された。
この絵図は江戸時代、高遠と諏訪の境界で山の利権争いが絶えなかったため、江戸幕府が紛争が起きないようにと作った。
絵図は301年前の宝永5年(1708年)に作られたもので、争いが多かった芝平山には境界線が引かれている。
江戸幕府は高遠と諏訪の双方にこの絵図を渡し、境界線から先に立ち入らないよう命じたという。
虫干し行事は年1回、7月15日に行われていて、芝平山に接する御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場、芝平の旧6カ村が持ち回りで行っている。
集まった地区総代らは江戸時代から伝わる貴重な絵図を興味深げに見入っていた。
虫干しにより痛んだところがないことが確認され、この日から1年間、この絵図は荒町で管理されることになっている。 -
貴船神社子供騎馬行列
高遠北小児童が練習伊那市高遠町に伝わる伝統行事、貴船神社子供騎馬行列の練習が15日、高遠北小学校で行われた。
騎馬行列の練習は9月に予定されている高遠城下まつりでお披露目するためで、高遠北小3年生以上の児童41人が参加した。
指導にあたったのは高遠町荒町の住民でつくる保存会のメンバーで、声の出し方や歩き方などを教えていた。
騎馬行列は当時の高遠藩主保科正之が行列の用具一式を荒町にある貴船神社に奉納したのが始まりだといわれている。
昭和の時代にはその伝統が途絶えていたが、荒町の住民により平成元年に復活して以降、子どもたちへの指導など保存活動が行われるようになった。
この日は行列の時に弓を持つ、鉄砲を携えるなど、それぞれの役割が決められた。
騎馬行列がある9月までに3回の練習をすることになっていて、子どもたちは歌や歩き方を覚え、本番に臨む。 -
さくらホテルでカレーフェア
暑い夏を元気にのりきってもらおうと、高遠さくらホテルでは、今年カレーフェアを開催します。
高遠さくらホテルを経営している伊那市観光株式会社では、暑い夏、涼しい高遠湖を眺めながら、カレーを食べて元気を出してもらおうと今年初めてカレーフェアを開く。
カレーは9種類用意され、値段はどれも1000円程度。カレーを食べると、800円の入浴が半額の400円になるサービスもある。
カレーフェアは11日(土)からで、ランチ限定。 -
高遠の四季展中高生の部入賞決定
全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」中高生の部の審査会が6日、開かれ、最高賞の金賞には伊那市の高遠中学校2年、北原早希さんの作品が選ばれた。
中高生の部は今回初めて設けられた。
市内の中学校と高校から69点の作品が寄せられた。
金賞に選ばれた北原さんの作品「建福寺の階段」は、高遠町にある寺院の石段を描いた作品。題材の石段を堂々と描き、微妙な色使いで石の表情をさまざまに表現している点が評価された。
また、銀賞には長谷中学校2年の池上陽介くんの作品「柱と彫刻」と、高遠中学校1年の北原正暁くんの「樹林寺」が選ばれた。
応募作品69点は25日から来月9日まで、市役所の市民ホールに展示する。 -
高遠高校の生徒が園児と交流
伊那市の高遠高校の生徒21人は23日、学校近くの高遠第一保育園を訪れ、園児と体を動かして交流した。
高遠高校では毎年、福祉コースと芸術コース音楽専攻の2年生の生徒が授業の一環で保育園に訪れ交流している。
グループに分かれて未満児から年長児の部屋で本を一緒に読んだり、ボール遊びをした。
保育士を目指しているある生徒は、「子どもたちと楽しい時間を過ごし良い勉強になった。将来の目標に向かって頑張りたい」と話していた。
高遠高校では今後、交流での感想をまとめる。
また、7月にも高遠第4保育園で交流会を行う。 -
第4回信州伊那高遠の四季展
最高賞は森本千穂さんの日本画「凛」3年に1度の全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」の入選作品が20日、発表となり、最高賞の信州伊那高遠大賞に、愛知県の森本千穂さんの日本画「凛」が選ばれた。
今回は全国から487点の応募があった。
そのうち、最高賞に選ばれた森本さんの「凛」は、雪の中でたくましく立っているリンゴの木を描いている。画面の構成なども高く評価された。
銀賞にあたる伊那市長賞には、千葉県の田所雅子さんの油絵「さくら」が選ばれた。中央に少女2人が描かれており、作品全体で桜の柔らかさを表現している。
銅賞にあたる信州高遠美術館賞には、駒ヶ根市の加納恒徳さんの油絵「雪の山里」ほか、千葉県、愛知県から応募した二人の作品が選ばれている。
審査員の一人、日本芸術院会員の塗師祥一郎さんは「それぞれ力作だったが、個性ある作品を選ぶことができた」と講評した。
このほかにも奨励賞20点、秀作50点、入選275点が選ばれた。
入選作品は8月から始まる第4回信州伊那高遠の四季展で展示する。期間は8月1日から9月13日まで、信州高遠美術館をメイン会場に市内7会場で展示される。 -
伊那市成人式 今年度から伊那地区も公民館単位で開催
伊那市の成人式は、本年度から伊那地区も公民館単位に分けて開催する。高遠町・長谷地区は例年通り1月1日2日に、伊那地区は8月のお盆中に開催を予定する。
伊那市では、合併に伴い、成人式の旧3市町村の統一を含めて検討してきた。
検討を進める中で、小規模にして各地域の特色をもった成人式を行う方針が出され、今年度から実施する。
これまでも公民館単位で開催してきた高遠町・長谷地区は、例年通り1月1日、2日に開催。伊那地区では、従来地区で独自に成人式を行ってきた手良地区が8月14日に開催する以外は、8月15日を予定している。
本年度の伊那市の成人式対象者は、市内の中学校を卒業した人と現在在住している人で、5月1日現在859人。
伊那市では、対象者が希望する地区の成人式に出席できるよう、住所が変更になっている人などに対し柔軟に対応していきたい竏窒ニしている。 -
伊那市高遠町の飯嶋ちづるさん
青年海外協力隊でエクアドルへ伊那市高遠町の飯嶋ちづるさんは22日、青年海外協力隊員として南米エクアドルへ渡り、養護学校の教員として活動する。
飯嶋さんが17日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に出発のあいさつをした。
飯嶋さんは伊那市高遠町小原出身の34歳。
これまで11年間、東京都の特別支援学校で知的障害や身体障害のある子どもの教育に携わってきた。
派遣先は南米エクアドルの公立養護学校。そこでは現地の教員とともに、障害に合わせた教育プログラムの作成や授業の助言などをする。
飯嶋さんは、教材を作るのが得意で、日本から木のパズルなど手作りの教材を持っていくという。
出発は6月22日で、1年9カ月後に帰国する。 -
ローズガーデンで2組目の挙式
バラが見ごろを迎えた伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで13日、結婚式が行われた。
伊那市観光が無料招待した二組目で、マイケル マシアスさんと母親が高遠出身の山岸理絵さんが人前式を挙げた。
しんわの丘ローズガーデンは、8千平方メートルの敷地に128種類、2600株のバラが植えられていて、今ちょうど見頃を迎えている。
そんなバラに囲まれて、二人は永遠の愛を誓っていた。 -
高遠小児童が福祉体験
伊那市の高遠小学校の児童は9日、障害者や高齢者の擬似体験をした。
高遠小学校では疑似体験を通じ高齢者や障害者の不自由さを実感することで、社会福祉への理解と関心を高めようと体験会を開いている。
3年生から6年生までの児童が、アイマスクをして視覚障害者の体験をしたり、学校の周辺で車椅子に乗るなどした。
高齢者体験では、専用の器具を着用して、日常の動作を行い、筋力の衰えや視力の低下した状態を実際に体験した。
子ども達は、実際に歩いてみたり、紙に書いてある文字を読んだりしていた。
高遠小では、「思いやりの心をもって接することを体験を通して感じてほしい」と話していた。 -
小学生が入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹
県の天然記念物ミヤマシロチョウを守っていこうと、伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の4年生が9日、入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹した。
植樹作業は、ミヤマシロチョウの保護を目的に平成15年から行われている。
児童らは、最初に県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんからミヤマシロチョウについて説明を受けた。
その後、グループに分かれて穴を掘り、メギの苗木100本を植樹。メギはトゲがあるため伐採が進み、それを食べるミヤマシロチョウが絶滅の危機にあるという報告がされている。
旧高遠町が平成12年から13年に実施した自然環境調査でも、ミヤマシロチョウの減少が確認された。
ミヤマシロチョウは標高1500メートルから2千メートルの山岳地帯に生息し、7月上旬から下旬にかけて発生する。
7月には征矢さんを中心とするグループが、入笠山でミヤマシロチョウの生息調査を実施する予定。 -
しんわの丘でローズガーデンウエディング
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで5日、結婚式が行われた。
伊那市観光がローズガーデンを全国に発信しようと無料挙式を募集したところ、11の都県から55組の応募があった。
その中から選ばれたのが、三重県在住の恩田竜二さん、美和さん夫妻。
二人は同じ職場で知り合い、2001年に結婚式を挙げた。ご主人の竜二さんは、当時バレーボールの実業団選手。結婚から3年目、試合を間近に控えた竜二さんは事故で脊椎損傷の大けがを負い下半身完全まひの体になってしまった。
結婚から8年が過ぎ、ローズガーデン挙式の募集を知った二人は、改めて誓いをたてようと応募した。
5日は、小雨が降るあいにくの天候となったが、そんな二人を祝福しようと50人が参列した。
式は、竜二さんから美和さんへのブーケプロポーズに始まり、指輪の交換、結婚証明書への署名、誓いの口づけと幸せの時間が流れていった。
伊那市観光社長の小坂樫男市長も立会人として参列。代表の署名もした。
最後は、バラの花びらに包まれた二人。妻の美和さんは、「心に残る結婚式になった」と感謝していた。
高遠さくらホテルから移設された愛の鐘が二人の新たな門出を祝福しているようだった。
しんわの丘ローズガーデンでは13日にも、もう一組の結婚式が行なわれる。 -
高遠消防署水難救助訓練
夏の行楽シーズンを前に、伊那市の高遠消防署は4日、水難事故の発生に備えて訓練をした。
高遠ダムで釣り人がボートから転落したとの想定で訓練し、119番通報が伊那消防署に入り、高遠消防署の当直職員が現場に駆けつけた。
これまでの訓練には、さまざまな想定が与えられていたが、今回はより実践的な訓練にしようと、隊員が現場で救助方法を判断し行動していた。
高遠消防署管内には3つのダム湖があり、夏の行楽シーズン中、いつ水難事故が発生するかわからないとして、毎年訓練をしている。
隊員らは、ボートを湖に浮かべ、釣り人に見立てた人形を救助していた。
また、非番の隊員も応援に駆けつけ搬送した。
高遠消防署の蟹澤昭二署長は、「少ない人数で実践的な訓練が出来たと思う。災害発生時に迅速に対応できるように生かしていきたい」と話していた。
なおこの日は、19人の消防隊員全員が、ボートなどを使った水難救助の研修を受けたという。 -
入笠山で放牧
標高約1800メートルの伊那市高遠町の入笠牧場に4日、牛が放牧された。
牛の放牧は、牧場に草が茂る夏の期間を利用して毎年行っており、牛の足腰を強くすることや、酪農家の夏の間の労働負担を軽くすることなどを目的としている。
牛約50頭が、上下伊那、諏訪地域から運び込まれた。ほとんどが生後6カ月から2、3歳くらいまでのホルスタインで、体重や健康状態を一頭ずつチェックした後、放牧した。
近年は酪農家が減少しているため、運び込まれる牛も少なくなっているという。
牛が過ごす牧草地の入り口は、山頂近くにあるため、最後に関係者全員で牛を追い、誘導した。
昨年は、ニホンジカの食害で牧草が不足し、予定より早く牛を下牧させた。
今年もニホンジカの食害はあるが、放牧を前に約50頭のニホンジカを駆除したほか、防護柵や捕獲用のおりを設置するなどの対策をとっている。
そのため現状では、草不足の心配はないという。
放牧した牛は、約4カ月間を牧場で過ごし、10月初旬に元の牧場に帰る。
放牧は5日も行い、50頭ほどが運び込まれる予定。