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宮田小学校、105人が巣立ちの春
宮田村宮田小学校の卒業式は19日、同校体育館で開いた。全校児童が歌で心ひとつになり、卒業生105人の巣立ちを祝った。
在校生が卒業生との思い出を発表。「いっぱい遊んでくれてありがとう」「強い心とやさしさを見習いたい」など、感謝の言葉を贈った。
6年間の想いを胸に全校で合唱。心を通わせながら、清らかな歌声で小学校生活を締めくくった。
清水閣成校長は「自分の可能性を信じ、仲間を信頼することを学んだ卒業生。その自信と誇りを胸に大きくはばたいて」と激励した。 -
駒ケ根高原砂防フィールド・ミュージアム構想協議会
駒ケ根高原一帯を「砂防フィールド・ミュージアム」と位置付け、地域住民や観光客が砂防について楽しく体験学習できるよう整備する計画について話し合う第1回協議会が18日、駒ケ根市役所で開かれた。駒ケ根市、宮田村の首長と教育長、、観光協会役員のほか、事務局の国土交通省天竜川上流河川事務所の職員など約20人が出席し、趣意書、規約、整備計画の概要を承認した。互選により、会長には杉本幸治駒ケ根市長が選出された=写真。協議会顧問で、構想の提唱者である防衛大学校名誉教授の中村三郎理学博士の基調講演も行われた。
構想は砂防をキーワードとして、中央アルプスの千畳敷カールから太田切川の両岸に点在する砂防情報センター、旧竹村家、七名石などの砂防施設、文化遺産、自然遺産など17施設を対象に、地域の自然と暮らしを見詰め直す野外博物館とするもの。
5月に検討部会を設け、本年度中に整備計画、体験学習コース、ガイドブック、パンフレットなどの策定、作成を行い、08年12月開催予定の第2回協議会の承認を経て、09年度夏の運用開始を目指す。 -
宮田中卒業式
宮田村宮田中学校の卒業式は18日、同校体育館で開いた。巣立ちを迎えた108人が、周囲の支えに感謝しながら、絆を深めた学び舎に別れを告げた。
一人ひとり証書を受け取った卒業生。代表して小田切昂軌君が「この3年間で知識だけでなく、人間的な部分を多く学んだ。本気で取り組めば必ず結果はついてくる」とあいさつした。
在校生代表の松澤佳奈さんは「率先して取り組む3年生の姿が、常に私たちの目標。尊敬し、誇りでもある。これからも自信を持って社会を乗り越えていって」と言葉を贈った。
地球的な環境問題にも生徒会活動として取り組んだ卒業生。帯刀昇校長は「地球を守るという意識も大切にしながら、夢を実現して」と激励した。 -
学校栄養士が卒業生に「献立カード」をプレゼント
宮田村宮田中学校の小原啓子栄養士は17日、同校を卒業する3年生全員に20品の給食レシピを収めた手製の「献立カード」をプレゼントした。「小、中学校の給食で培った食の意識を成長しても忘れないでほしい」と願ったもの。卒業生のことを想い、時には徹夜しながら作成した。
「以前から卒業生に渡したいと思っていたんだけど。なかなか実現できなくて」と小原さん。
カードにはちらし寿司、チーズロールカツ、ハンバーグ、そばサラダなど、給食で子どもたちに人気も高く、さらに栄養的にも優れたレシピを厳選した。
将来社会に出たり、結婚した時にも役に立つようにと、1人分と4人分の分量とつくりかたを掲載。
毎日の給食を残さずに食べてくれた卒業生の姿を思い浮かべながら、給食室の調理員とも協力しながらつくったという。
17日は卒業生にとって最後の給食。いつものように全校が会食するランチルームでカードを受け取り、おいしい給食をつくってくれた小原さんや調理員に全員で感謝した。 -
宮田中吹奏楽部、世代超えたOB共演で20日に演奏会
宮田村宮田中学校吹奏楽部の定期演奏会「スプリングコンサート」は20日午後2時から村民会館で開くが、同部出身OB、OGとの初共演実現で話題を呼んでいる。合同練習が15日から始まり、先輩後輩が心ひとつに最高のステージにしようと熱が入っている。
「先輩の皆さんと一緒に演奏したい」という現役部員24人の呼びかけに、今年度卒業生を含む34人のOB、OGが賛同。その中には兄弟姉妹が4組、親子も1組いるなど、世代を超えた同部の新たな歴史が今回のコンサートで刻まれる。
15日の合同練習では、久しぶりに楽器にふれた先輩を現役部員がリードしながら教える場面も。
現役当時はパーカッションを担当していたという安田修也さん(40)=町三区=も「本当に色々忘れちゃっていて」と話しながらも、「後輩と共演できるのはうれしい。気分転換にもなりますね」と笑顔がこぼれた。
コンサート当日は現役部員がワーグナーの行進曲など8曲を演奏し、OB、OGとの共演は「威風堂々」など3曲を予定。
津山碧部長(2年)ら現役部員は「先輩と一緒に演奏するのは緊張するが、良い経験になり楽しみ」と本番を心待ちにしている。 -
宮田村議選立候補予定者の公開討論会21日に
宮田村商工会青年部(小田切等部長)は21日午後6時半から、任期満了に伴う同村議会議員選挙(25日告示・30日投票、定数12)の立候補予定者13人による公開討論会を村民会館ホールで開く。同村では村長選、村議選通じて初の討論会の開催となり、多くの村民の来場を呼びかけている。
討論会は各予定者が「村の抱える問題点と打開策」「村の将来像」の2点についてそれぞれ制限時間内で発表する。
「以前から討論会を開きたいという要望は強かった。立候補予定者一人ひとりの考え方を、同じ会場で平等に聞ける機会にしたい」と小田切部長。現在までに出馬表明する13人全員から出席の返答があるという。当日の一般入場は自由。 -
課長級に清水氏、春日氏昇格、宮田村人事異動で総務課長は高橋氏
宮田村は17日、4月1日付の人事異動を内示した。課長級への昇格は2人で、建設林務係長兼土地開発公社事務局長の清水敏美氏(54)が会計管理者兼会計係長、教育次長にはこども室長の春日良夫氏(54)が就く。副村長となる矢田典和総務課長の後任は教育次長の高橋克實氏(54)。異動者は退職者を含め26人で、全正規職員に占める割合が3割に満たない比較的小規模な異動となった。
清水氏は1985年に村役場に入庁し、2003年から土地開発公社事務局長、06年から建設林務係長を兼務。「健全運用を進め、村の事業が円滑に推進するよう努める」と抱負を述べた。
春日氏は1973年に村役場に入り、教育総務係長などを経て今年度からこども室長。教育委員会9年間在籍の経験で「親も含めた子育て支援に力を注ぐ」と話した。
退職者、新規採用は各3人で、正規職員数は本年度と同じ97人体制。新規の内訳は2年ぶり採用の一般事務職が1人、6年ぶりとなる保育士が2人。
係長級は2人が昇格し、清水氏の後任に原寿氏(44)、春日氏の後任に平澤敦士氏(44)を充てた。
いずれも退職者に伴う登用人事が中心となっており、清水靖夫村長は「村民サービス重視を基本に考えた」と説明する。
総務課長となる高橋氏は、教育次長の前職で管理財政係長を7年間務めた経験があり「自立の意識を見つめ直し、村にあったサービスをかみ砕きながら構築したい」と話した。
異動者は次の通り。カッコ内は前職。
【課長級】会計管理者兼会計係長=清水敏美(建設林務係長兼土地開発公社事務局長)総務課長=高橋克實(教育次長)教育次長=春日良夫(教育委員会こども室長)
【係長級】産業建設課建設林務係長兼土地開発公社事務局長=原寿(建設林務係兼土地開発公社担当)教育委員会こども室長=平澤敦士(県派遣)
【係級】総務課総務係=福澤典枝(こども室)同管理財政係=春日学(飯島町派遣)住民福祉課住民生活係児童福祉担当・平澤美登里(総務課総務係)同住民戸籍担当=小池愛菜(住民福祉課住民生活係)こども室=本田典子(住民福祉課住民生活係)産業建設課農政係=樋屋速水(産業建設課上下水道係)同上下水道係=小椋厚(新任)同建設林務係=三好一夫(生涯学習係施設担当係長)県派遣=城倉淳志(総務課管理財政係)中央保育園主任保育士=飯島真弓(西保育園主任保育士)中央保育園保育士=藤木香代子(西保育園保育士)、小林奈央(新任)東保育園保育士=小町谷綾子(西保育園保育士)、中原貴子(新任)西保育園主任保育士=宮下春美(中央保育園主任保育士)西保育園保育士=伊藤紀子(東保育園保育士)田中郁子(駒ケ根市派遣)派遣終了で飯島町=伊藤順子(西保育園保育士)
【退職者】春日清(会計管理者兼会計係長)西尾貞人(教育委員会生涯学習係)矢田典和(総務課長) -
江戸天保年間から続く「伊勢太々講」
宮田村北割区の鈴木幸雄さん(62)宅で15日、167年前の江戸・天保年間から続く「伊勢太々講(いせだいだいこう)」があった。同区と南割区の36戸が講を組織しているもので、今年も2月に三重県の伊勢神宮に代参。この日は、代参の報告と神事を行い、持ち帰ったお札を配って各家庭の繁栄や地域安全などを祈願した。先祖代々の伝統は、地域の絆として今も脈々と受け継がれている。
神事や祝宴の準備をする幹事役の「宿仲間」は4戸、代参は2戸で当番制。会場も宿仲間の自宅を提供して毎年変わるしきたりで、今年は鈴木さん宅が受け持った。
代参人の浦野広さんが報告。夫婦で出かけたと話し「このような機会でないと妻と一緒に旅行することも少ない。先祖がつくってくれた講に感謝します」と続けた。
庶民が自由に旅行できなかった江戸時代。宮田村内でも代参人を設けて巡拝信仰する「参詣講」が、各部落ごとにできた。
「伊勢太々講」もそのひとつで、天保12(1841)年に米1俵が35銭の時代に53両余りの大金を奉納して始まったとされる。
太平洋戦争の一時期を除いて、代参人による参拝は休むことなく継続。社会が変わり個人参拝が中心になった現在も、36戸が頑なに伝統を守っている。
古くから同講に参加する春日甲子雄さん(84)は「浦野さんのように昔から代参で旅行し、その報告を受けるためにみんなで集まることも楽しみだったはず。こんな時代だからこそ、みんなで守っていくことが地域の結束にもなるはず」と話した。 -
保育園でお別れ会食
宮田村3つの保育園は年長園児の卒園を控え14日、お別れ会食会を開いた。年長、年中、年少の園児が一緒のテーブルにつき、友情を確かめあいながら給食を囲んだ。
東保育園では年長園児が給食室の職員にお礼の言葉。
「いつも美味しくつくってくれてありがとうございます。おかげでこんなに大きくなりました」と元気に声をあわせて感謝した。
この日はバイキング形式の給食。さっそく席に座って会食したが、年中、年少園児に料理を盛ってあげるやさしい年長さんの姿もみられた。 -
宮田中3年生を送る会
宮田村宮田中学校は14日、3年生を送る会を開いた。1、2年生が感謝の気持ちを歌やメッセージで寄せ、卒業生にエールを贈った。3年間を写真でも振り返り、別れを惜しみつつ、新たな門出を全校で祝った。
1年生は「きぼう」などの言葉を人文字でつくり、2年生は成長した姿をみてほしいと、昨年秋の音楽会で歌った曲を贈った
教職員らも歌で祝福。保育園や小学校の時の担任からのメッセージも披露し、卒業生は自分の成長と重ねあわせ耳を傾けた。
緑化委員会は育てた花を2年生にあずけて贈り、図書委員会も思い出つまった図書記録カードをプレゼント。
在校生からの数々の贈り物に、3年生は今まで練習を続けてきた「ひとつの朝」を渾身の歌声で合唱した。
在校生全員の折り紙でつくった「YOU CAN DO IT」の横断幕に見送られ、卒業生は退場した。 -
村農業者クラブが生産行程管理「GAP」の学習会
宮田村の30縲・0代の若手農業者を中心に構成する「村農業者クラブ」は13日夜、食の安全性を守るため今後導入が進むとみられるGAP(農業生産行程管理)についての学習会を開いた。農家にとっても信頼性は今後一層求められるとも考えられ、参加した約10人のメンバーは理解を深めた。
現段階ではあまり農家に浸透していないGAPの取り組みが始まっていることを知った同クラブ代表の杉山栄司さんが、今後を見据えて紹介しておこうと今回の学習内容に選んだ。
事業所などが取得するISOシリーズの農業版とも言えるGAPの考え方は、消費者に安全な農産物を届けるなかで経営の効率化、環境対策なども含めて農作業の行程管理をチェックするもの。鹿児島県では茶栽培農家全4000戸に導入する計画もあるという。
杉山さんや県農業改良普及センターの職員が説明。「徐々に市場関係者の間にも浸透している。これからも進む方向にあるのでは」と話し、関心を高めた。 -
商工業者の特別運転資金貸付対象を拡大、村が原油原材料高騰で支援策
宮田村は4月1日から、原油高とそれに伴う原材料高騰で苦しむ村内企業を救済しようと、村制度資金の「特別運転資金」について貸付対象者を拡大する。大幅な借り入れ条件の緩和になるが、村は上昇を続ける仕入れ値を価格に反映できない中小企業に手を差しのべたい考えで、14日の村商工業振興審議委員会で了承した。
1企業につき1千万円が貸付限度額の「特別運転資金」は村の制度資金の中でも最低金利で利子補給により実質年1・2%。一方で貸付条件は、売上や生産量が前年比10%減、関連倒産防止などに限られていた。
今回、振興資金あっ旋規則を変更することにより4月からは、原材料などの仕入れ値が上昇し、売り上げに影響が出ている多くの事業者がカバーされる。
今年度現在までの「特別運転資金」利用状況は5件で前年度より2件増だが、「今後の利用は多くなるのでは」と村産業建設課。「村内企業の経営安定化に村としても支援していく」と説明する。 -
宮田小5年生が喫煙防止学習
宮田村宮田小学校5年生はこのほど、喫煙防止学習を行った。学校薬剤師の田辺一路さんを講師に、タバコがもたらす身体への影響などを学んだ。
田辺さんはタバコの煙がどのように肺にたまるかなど実験も交え、写真も使って解説。
「一本くらいが吸うきっかけになるが、その一本が命取りになるとも限らない」とも話し、若年期の喫煙が成長に大きな影響を及ぼすことも伝えた。
また、外にでる煙により周囲への影響もあるとして「自分が吸わなきゃ大丈夫という考えも間違い」と指摘。
子どもたちからは「タバコは害があると分かっているのに、何で売っているんですか」など鋭い質問も飛んだ。 -
宮田小3年1組、プラムの里でお年寄りたちと交流
宮田村宮田小学校3年1組は12日、新田区の介護老人保健施設「プラムの里」を訪問。手づくりした紙芝居やパズルのほか、おはじき、読み聞かせなどで利用者のお年寄りたちと交流を深めた。新年度はクラス替えとなるため同学級としては最後の訪問となったが、人に喜んでもらうことが自分の喜びになることを肌で感じる児童の成長した姿があった。
歌とリコーダーを全員で披露した後、自由にお年寄りの元へ駆け寄っていく児童。その元気な子どもたちに誘われるように、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔もはじけた。
3年1組が同施設を訪問するのは2回目。当初は「音楽会の曲を誰かに聴いてもらう」ことが目的だったが、子どもたちは「何か役にも立ちたい」とアイデアを出しあった。
2学期に訪問した時は、どう接したら良いか迷いも大きかったが、お年寄りたちが手放しで喜んでくれる姿に徐々に自信も。
その笑顔がもう一度見たくて、この日の再訪問となったが、前回よりも積極的にふれあう光景もみられた
「どうしたら良いのか困っていた子どもたちが、相手の気持ちを少しでも考えられる。喜んでもらうことが、こんなにもうれしいことだと感じているのでは」と担任の小野教子教諭は目を細めた。 -
思い出たっぷり文集につづって、公民館子育て学級が閉講
未就園児親子を対象にした宮田村公民館子育て学級(増田淳子学級長)は13日、今年度の全日程を終了して閉講式を行った。子どもの成長などをつづった記念文集も完成。きずな深めた42組が1年間の思い出を振り返った。
救急講座にはじまり、ブルーベリー狩り、焼き芋大会など季節の楽しみも取り入れながら交流を深めた参加者。前身の家庭教育学級から約25年間続く講座は、今年も若い親子の交流を広げる機会となった。
文集は母親たちがそれぞれ自筆し、学級で体験した成果や子どもたちの現況などを、写真やイラストをふんだんに盛り込んで作成。学級役員が手づくりで製本し、参加親子全員に配った。
この日は、思い出が詰まった文集を手にしながら談笑。半数ほどは卒業し、春からの新たな出会いにも期待をふくらまた。
同公民館は新年度も同学級の開講を予定している。 -
園児が診療所で人形劇上演
宮田村中央保育園の年長園児が11日、近くの斎藤診療所病棟で人形劇を上演した。園外で公演するのは初めてだったが、手づくりの人形を操り元気に披露。「早く病気を治して元気になって」と入院患者らを励ました。
同診療所の庭は園児たちがたびたび散歩するお気に入りの場所。卒園も控え利用させてもらったお礼にと、人形劇を上演することにした。
園のお楽しみ会でも披露した「はなさき山」が演目。子どもたちは古靴下を再利用して手づくりした人形を使い、せりふや歌など織り交ぜながら堂々と演じた。
やさしいことを一つすると、ひとつ花が咲くお話に、患者らは熱心に鑑賞。年長園児のパッと花が咲いたような笑顔と歌声に、心和ませていた。 -
小林副村長が議会で退任あいさつ
任期満了で3月末に退任する宮田村の小林修副村長は12日の村議会3月定例会最終日で、「多くの皆さんに支えられ今日まで勤めることができた」とあいさつした。
村総務課長を経て04年に当時は助役だった現職に就任。故矢田義太郎前村長を支え、前村長が病に倒れ辞任した際は職務代理者として村政をあずかった。
清水靖夫村長就任後も副村長として補佐。この日、小林氏は激動だった4年間の任期を振り返りながら「村は自立を決めて5年。汗と努力で築いた人々の村を想う心が宮田にはある。将来をみすえ、限りない発展するよう心から願っています」と目頭を熱くした。
同村は3月末に村議選も控えており、今期限りの引退を表明する3人の議員も万感の思いで議場をあとにした。 -
宮田村の副村長に矢田典和総務課長
宮田村の清水靖夫村長は12日、小林修副村長の任期満了に伴う退職願の申し出を受理し、後任に村総務課長の矢田典和氏(57)=中越区=を充てる人事案を村議会定例会最終日に提出。全会一致で可決、同意した。任期は4月1日から4年間。
矢田氏は日本経済短期大学卒業。1971(昭和46)年に同村職員となり、産業課長、議会事務局長などを歴任し、06年4月から現職。
議案質疑で矢田氏を登用した理由について議員に聞かれた清水村長は「庁内の資質向上が最重要課題。課、係を横断した連携も重要となっており、内部の改革を充実させていくための適任者」と説明し、民間からの登用は考えになかったこともふれた。
矢田氏は本紙の取材に対し「職員も人員減となっており、村長が言うように・ス庁内力・スを発揮する時。自分たちの足元から実践し、協働を進めたい」と抱負を語った。 -
大田切の県単農道、1カ月遅れて4月末の開通に
宮田村南部の大田切地区で国道153号と広域農道を接続させる総延長2キロ余りに及ぶ県単農道の開通が、障害物移転と天候不順の影響で当初予定より1カ月ほど遅れ、4月末の見通しとなった。13億円かけて着工から7年が経過した事業は、たび重なる工事変更の余韻(よいん)を引きずりながらも大詰めの段階を迎えている。
この県単農道をめぐっては、事業主体の県が貴重な動植物の保護を理由に、広域農道西側の331メートル区間を中止。さらに03年には財政難を理由に全線の2車線確保を見直して、一部待避所などを設ける「1・5車線」への格下げも公表した。
その後、村や地元が根気良く再考を県に促した結果、ほぼ全線2車線に復活した。
しかし、331メートル区間についての中止決定は覆らず、広域農道を経由して新田区の南平工業団地方面へ抜けるルートの一部が抜け落ちた格好となった。
清水靖夫村長は6日の村議会定例会一般質問で「中途半端な道路。(中止区間以外の)完成を契機に関係団体とさらに調整し、当初の目的が達成できるよう引き続き図っていきたい」と答弁した。 -
宮田村消防団に「竿頭綬」
宮田村消防団は、業績が認められ日本消防協会長表彰の「竿頭綬(かんとうじゅ)」を受けた。自治体消防制度60周年記念式典(7日・日本武道館)で表彰があり、平澤成己団長が出席。天皇、皇后両陛下が臨席する会場で、栄誉を受けた。
竿頭綬を受けたのは今年度、全国89機関で県内は3機関。宮田村消防団は1963(昭和38)年以来、2回目の受章となった。
「この栄誉を励みに、より活発な消防活動を責任感持ってやっていきたい」と平澤団長は気持ちを新たに話した。
同消防団の上條雅典本部長は同じく日本消防協会長表彰の「精績章」を受けた。 -
宮田小5、6組が学習発表会
宮田村宮田小学校特別支援学級5組、6組は7日、学習発表会を開いた。全員で取り組んだ演劇や理科の実験、大縄とびのほか、算数や詩の朗読、とび箱など、児童1人ひとりが頑張った成果を保護者らの前で披露した。
一歩づつ着実に力を伸ばした学習成果。この日の子どもたちも失敗をおそれず果敢に挑戦した。
友人の跳躍をを見て、自分も絶対に跳ぶんだと繰り返し、とび箱に挑んだ男子児童の姿も。
今年1年間、校内外で精力的に上演した演劇は、全員が自信を持って臨んだ。
「迫力があってすばらしい動きだった」「初めて鑑賞したけど、とても元気で良かった」と、会場からは感想も聞かれた。
この日は2人の6年生を送る会も兼ね、ケーキを食べながらみんなで会食。思い出も振り返りつつ、新たな門出を祝福した。 -
北割営農組合、新組合長に本田さん
宮田村北割営農組合は8日に総会を開き、新たな組合長に本田幸達さんを選ぶなど役員改選した。
任期は2年。新役員は次の皆さん。
【組合長】本田幸達【副組合長】浦野正喜(営農企画)牧田正博(機械労働)庄村洋治(会計)【監事】太田武、唐木登 -
宮田村消防団の新年度体制決まる
宮田村消防団の新年度役員が決まり、3つの分団長が交替する。平澤成己団長、酒井学副団長、上條雅典本部長は留任し、辞令交付は4月1日。
任期は2年で、分団長は第1(北割区・南割区・新田区)が倉田康秀さん、第2(町一・二・三区)が北原慎吾さん、第3(中越区、大久保区、大田切区、つつじが丘区、大原区)が唐澤忠さん。
新年度からの役員は次の皆さん。カッコ内は所属。
【団長】平澤成己【副団長】酒井学【本部長】上條雅典【分団長】倉田康秀(第1)北原慎吾(第2)唐澤忠(第3)【副本部長】小田切直也【ラッパ長】本田宏行【救護長】細田卓爾【副ラッパ長】小松英則【部長】百沢隆(1‐1)松崎裕(1‐2)小林泰幸(1‐3)山岸誠司(2‐1)山浦典祐(2‐2)小田切誠(2‐3)柘植高光(2‐4)小田切勝良(3‐1)寺澤博史(3‐2)清水悦史(3‐3)上野則秋(3‐4)北原修一(3‐5)【班長】田畑孝一(本部)西村晴幸、庄野昭博、有賀光行、三浦博文(以上1‐1)小田切真次、平沢裕樹、浦野裕一、酒井豊典、春日敬治(以上1‐2)坂間茂樹、武井元、岡貴之、小林敦晴(以上1‐3)原大輔、富田淳一、宮本雄一(以上2‐1)春日孝昭、春日政信(以上2‐2)小田切淳一、牧田久孝、田中慶一(以上2‐3)奈良崎護、中原淳、小田切晃(以上2‐4)小林一男、近藤勉(以上3‐1)吉澤優一、小田切俊一、加藤輝明、小田切一晴(以上3‐2)清水正康、田中洋利、清水邦浩(以上3‐3)滝口剛、渡辺健太(以上3‐4)渋谷雄介、井上憲一、川口剛史(以上3‐5) -
姫宮神社で祈念祭
宮田村南割の姫宮神社で9日、厳かに祈念祭が行われた。氏子総代ら20人余が参列し、五穀豊じょうや地域の安寧を祈った。
拝殿前に集まった参加者は宮司からお払いを受け、昇殿。氏子総代が手渡しで、野菜や穀類、果物など村の産物を供える「献さんの儀」を行った。
続いて、花畑宮司が祈念の祝詞を奉上、代表者が玉ぐしを奉てんした。
姫宮神社には日本武尊の后、宮簀(みやず)姫や、伊耶那岐(いざなぎ)命が合祀されている。 -
宮田少年剣道大会
宮田村の07年度宮田少年剣道大会は9日、勤労者体育館であった。小学3年、小学5、6年、中学生男子の部、同女子の部の4部門に約20人が出場、気合のこもった好試合を展開した。
結果は次の通り(敬称略)
▽小学3年の部(1)小林聡(2)平沢優紀(3)小林良造▽小学5、6年の部(1)小林駿(2)小沢麻衣(3)山口皓平▽中学男子の部(1)小沢慶太郎(2)酒井悠希(3)尾上健▽同女子の部(1)古河原梨紗 -
宮田小5年の伊藤楓馬君が全日本年賀状大賞で奨励賞
宮田村宮田小学校5年生の伊藤楓馬君が、郵便事業会社主催の全日本年賀状大賞コンクール絵手紙部門で奨励賞を受けた。干支のネズミを主役にした明るく楽しい作品で「上手に描けた」と受賞を喜んでいる。
3匹のネズミが登場する絵手紙。太陽とかがみ餅も描き、「お正月らしさを出してみました」と伊藤君。
今まで年賀状であまり絵を描く機会は少なかったというが、「背景の色も丁寧に塗れた」と、作成過程を振り返りながら話した。 -
宮田小6年1組「どんどこ幸せ隊」がさよならコンサート
「どんどこ幸せ隊」と自ら名付け太鼓演奏に取り組んできた宮田村宮田小学校6年1組は6日、「さよならコンサート」を村民会館ホールで開いた。卒業を控えた最後の公演は、太鼓に励んだ3年間の集大成。想いつまったバチさばきで、会場に集まった家族や地域住民、学校の仲間にも幸せを届けた。
「ドン、ドン」と重厚な太鼓の音色。ひとつがふたつになり、さらにそれが全員となって広がり、子どもたちは舞うようにバチをさばいた。
宮田太鼓の北原健一さんらに指導を受け、4年生の時に始めた太鼓。村内外の各種イベントに積極的に出演するなど、太鼓は同学級の元気の源となった。
公演を終えたある女子は「間違えちゃった」と話しながらも満面の笑顔。鳴り止まない拍手に見送られ、心地良い汗を拭った。 -
プロの分析で検討も、3セク宮田観光開発の経営改革で村長答弁
宮田村の清水靖夫村長は6日の村議会定例会一般質問で、社長を務める村の第三セクター宮田観光開発の経営改革について「プロの分析の中で考えていく必要がある」と答え、何らかの形で外部の力を活用していきたい考えを示した。
清水村長は現状の経営状況を厳しく分析し「自覚やノウハウに欠け、弱体化している。5年後、10年後を見据え、改善計画も明確にしなければ」とも述べた。
同じく一般質問で、土地開発公社の土地保有額について聞かれた公社理事長を務める小林修副村長は「簿価と時価に差はない」と答え、把握する資産価値に誤りがないことを説明。2006年度末に10億800万円だった保有額は、売却により07年度末には9億6千万円に減るとの見通しも示した。 -
西山山ろくの観光活性民間主導で
宮田村議会3月定例会一般質問は6日にあり、清水靖夫村長は住民有志で検討が進む西山山ろくの観光活性化策を民間主導で考えていることを改めて示した。資金を必要とする事業展開も想定されるが、村長は「行政として何ができるかは探っる。情報提供やアドバイスなどの面で協力したい」と話した。
研究会を設けて議論されている西山山ろくの観光だが、描いた計画を実行に移す組織体制について問われた村長は「行政主導ではなく民間の力を。役場内での専門部署などは考えていない」とした。 -
宮田小「6年生を送る会」
宮田村宮田小学校は5日、「6年生を送る会」を開いた。巣立つ6年生との別れを惜しみつつ、在校生各学年が趣向を凝らして6年生にエールを送った。
歌やパフォーマンスなどで激励。5年生は「卒業おめでとうございます。6年生のがんばりで、あいさつがあふれ元気な学校になりました。ぼくたちが引き継いでいきます」と感謝した。
6年生は心をこめて縫ったぞうきんを在校生にプレゼント。リコーダーも演奏し、在校生と心を通わせた。