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飯島町消防団が春季訓練・観閲式
飯島町消防団は22日、雨のため、飯島体育館で、団員160人が出動し、春季訓練と観閲式が行われた。
午前中は新入団員を交えて、停止間や行進間など小隊編成訓練、中隊編成訓練、ラッパ訓練、救護訓練などを行い、観閲式に備えた。
式では、町や上伊那消防協会、村議会、消防委員会、日赤奉仕団ら来賓30人余を前に、小隊訓練、中隊訓練、ラッパ隊訓練、救護隊訓練に続き、分列行進で訓練展示を締めくくった。
また、表彰もあり、前分団長をはじめ退団者18人に感謝状が贈られた。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
▽前分団長=伊藤万博、吉瀬直和、筒井克師、小林浩幸、林成昭▽前副分団長=竹沢隆宏▽前部長=小林芳明、唐沢領ニ、久保田宏明▽元班長=宮沢正一、宮下峰式、小林淳彦、市村雅洋、宮下孝幸▽10年以上団員=横山晋悟、三室博、湯沢昌喜、熊谷塁 -
道の駅にこいのぼり泳ぐ
飯島町七久保の道の駅「花の里いいじま」では5月5日の「子どもの日」まで、こいのぼり25匹が泳いでいる。
こいのぼりは「多くの人に道の駅に寄って」と、道の駅利用組合が、組合員や町民から寄付されたこいのぼりを上げた。
5日は「子どもの日もちつき大会」、4回程度もちつきを行ない、つきたてを来場者に振舞う。 -
シラネアオイ百株余、500輪が次々と咲く
飯島町本郷の林公明さん宅で薄紫の花が華やかなシラネアオイが咲き始めた。
30年前、知人から種をもらい、実生から育て、4年目に数輪咲き、以来、毎年、種から増やした。3、4輪さく4年目の株もあれば、50輪以上咲く大株もあり、5月上旬まで楽しめそうとか。
また、戸隠村の知人から種をもらい、育てたというトガクシショウマも地面すれすれに薄紫の花を咲かせている。咲きながら茎を伸ばし、葉を広げ、草丈は40センチほどになるとか。 -
越百の水汲式とライトアップ点灯式
ソメイヨシノが2分咲きとなった与田切公園で6日夜、いいじま桜まつり開幕を前に、「越百の水」の水汲式とライトアップ点灯式があった。花冷えの中、桜まつり実行委員ら50人が参加。「おおるり」のフルート演奏に耳を傾け、それぞれペットボトルに「越百の水」を汲み、口に含んで、軟水を実感した。
引き続き、プール前に移動し、桜のトンネルに設置した水銀灯8基合わせて3800Wを、高坂町長が点灯。2分咲きの桜の花が白く浮き上がり、幻想的な風景を醸した。
参加者は花のトンネルの下をゆっくり歩いて、夜桜の風情を楽しんだ。
与田切公園の桜まつりは7日から14日まで。期間中、桜並木をライトアップする。午前10時縲恁゚後8時まで飲食テントを営業する。 「越百の水」は7日から給水開始。 -
伊那三女ゆかりの西岸寺のシダレ桜満開
飯島町本郷の西岸寺のシダレ桜が昨年より10日も早く満開になった。
樹齢3-400年のこの桜は、約200年前、花を愛で、和歌を詠み、伊那谷の庶民文芸の先駆けとなった伊那三女のゆかりの桜。
松の緑と白壁のコントラスト、こんもりとした樹形も美しく、絶好の被写体とあって、アマチュアカメラマンや花見客でにぎわう。 -
こいのぼり、武者のぼり、卯月の空に
空は春色に霞み、こいのぼりと武者のぼりが卯月の風をはらんで、悠然と泳いでいる。
真新しいのぼりが立てられているのは、飯島町七久保の斉藤隼人さん宅。昨年9月に生まれた長男の世成くんのもの。
武者のぼりやシルクのピカピカ光るこいのぼり、ひれに膨らみのある最新型のこいのぼりは、世成君のお母さん、陽子さんの実家から贈られたもの。
世成君はこいのぼりを目で追い、ごきげんとか。 -
飯島中学校入学式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)は6日、新入生96人を迎え、07年度入学式を行った。真新しい制服に身を包んだ新入生は、在校生や保護者の拍手の中、不安と期待を胸に、緊張した表情で入場した。
竹沢校長は「中学校の3年間は心も身体も最も成長する時。大きく成長するには、さまざまな活動に自分から進んで、本気で取り組むことが大切。継続は力なり、頑張ろうという気持ちを持ち続け、先輩に学び、一流の中学生になって」と式辞を述べた。
生徒会長の松村知明君は「分からないことがあったら、気軽に、先輩や先生方に声を掛けてください。1人の仲間として力になれると思います。元気であいさつを交わし、明るい学校生活を送ろう」と歓迎し、新入生代表の三石峻太君は「ひとり一人が目当てを持ち、伝統ある飯島中学校の生徒として恥かしくない、りっぱな中学生になります。先生方、先輩のみなさん、指導よろしくおねがいします」とあいさつした。
この日は飯島小学校と七久保小学校でも入学式が行なわれ、合わせて80人が義務教育のスタートを切った。 -
交通安全活動推進委員委嘱式
交通事故の防止のため県公安委員会が委嘱する地域交通安全活動推進委員の委嘱式が3日、駒ケ根署で行われた。委嘱を受けた7人のうち6人が出席し、山本修作署長から一人一人委嘱状の伝達を受けた=写真。委員の一人赤羽根徳彦さん(71)=駒ケ根市福岡=は「光栄に思う。安協の仕事と兼ねながら委員皆で力を合わせ、交通事故が1件でも減るよう活動していきたい」と述べた。山本署長は「地域の交通事故防止のため、教育や指導をぜひよろしくお願いしたい」と激励した。
委員のうち6人は再任。新任は1人。任期2年。
委員は次の皆さん。
赤羽根徳彦(駒ケ根市)唐沢利明(同)中島明美(同)橋爪利夫(宮田村)冨永松雄(中川村)筒井功(南箕輪村)小林博明(飯島町) -
地域子育て支援センターオープン
飯島町の子育て支援の拠点施設「地域子育て支援センター」が東部保育園に併設され、4日オープンした。
関係者ら約50人が見守る中、高坂町長らがテープカットし、全員でくす玉を開披し、開所を祝った。
同センターは▽親子での遊びの場の提供▽育児不安についての各種相談事業▽子育ての関する情報提供-などを実施する。開所は毎週月-金曜日。時間は「あそびの広場」が午前9時縲恊ウ午、午後1時縲・時、子ども相談・子育て相談は午前8時30分縲恁゚後5時15分。
開所式で、高坂町長は「町の重点施策である子育て支援の中核施設と位置付け、所長、専門員を配置した。創意工夫した利活用で、所期の目的が果たせるように」と期待を込めた。 -
3園統合で初の入園式
飯島町の3園体制での初めての入園式が4日、各園であり、合わせて68人が集団生活をスタートさせた。
このうち、本郷・田切と統合した東部保育園では、新園舎に新入園児29人をはじめ、田切・本郷からの園児、合わせて103人が集合した。
3園統合での保育開始に当り、高坂町長は子どもたちには「みんなで仲良く頑張って、楽しい保育園にして」と呼び掛け、保護者には「マイクロバスによる通園など色々と不安があると思うが、町は安全確保に万全を期すので、安心して通わせて」と訴えた。また、森下鈴子園長は「早寝、早起き、朝ご飯をしっかり食べて、元気に通って」と呼び掛けた。
最後に「チューリップ」を歌い、年長、年中組にとっても、ちょっぴり緊張した新園舎での式を閉じた。 -
記者室
「世の中は3日見ぬ間の桜かな」という言葉があるが、今年の桜前線は猛スピードで上伊那を駆け上がっている。大草城址公園の江戸彼岸桜や下平のシダレ桜は満開、中川西小の百年桜も入学式を待たずに満開。坂戸橋の染井吉野は2分咲き、西岸寺のシダレ桜は見頃、与田切公園の桜もちらほら▼咲く前から心騒ぎ、咲けば咲いたで「花に嵐」の例え、春は風が強く、晴天は続かない。「世の中に絶えて桜のなかりせば:」という心境▼昨年観光バス用の駐車場を整備した大草城址公園、与田切公園は観桜ツアで思いの外にぎわった。「花よりだんご」を当てこみ、今年は両園とも地元有志による出店も多数、気合十分だが、早過ぎる開花、影響はないだろうか、気になる(大口国江)
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飯島町消防団辞令交付式
飯島町消防団(下平昌男団長)は1日、飯島体育館で消防団任命式と初任教養訓練を行った。
新分団長5人、副分団長7人、部長13人、班長14人、旗手1人、新入団員26人の合わせて66人に辞令を交付した。
07年度辞令交付者は次の通り(敬称略)
▽分団長=小林克己(第1分団)、宮沢一彰(第2分団)、小池輝章(第3分団)、堀越真児(第4分団)、北嶋啓二(第5分団)▽副分団長=伊藤真吾(第1分団)、久保田茂(第2分団)、高谷直之(第3分団)、佐々木隆臣(第4分団)、伊藤鑑(第5分団)、小池宏幸(ラッパ長)▽副ラッパ長=宮下晴弘▽部長=井戸俊明(ラッパ)、米山毅(救護)、春日優幸、有賀友和(以上第1分団)、吉岡哲也、吉川誠(以上第2分団)、伊藤秀之、小出勝也(第3分団)、千村昌樹、上沼悟(以上第4分団)、宮下剛、小林公好(以上第5分団)▽班長=新井雅博、坂下嘉男(以上第1分団)、赤須誠、竹俣博文、小沢智行、原田圭(以上第2分団)、三富健一、唐沢美昭(以上第3分団)、織田正樹(第4分団)、野原良修、宮下和之、竹沢学、下平一也、西尾裕幸(以上第5分団)▽団旗手=松下潤(第4分団)
▽新入団員=酒井崇宏(本部)、畠中周作、細川勇喜、松下秀雄、田畑洋俊、北原亨、熊崎裕、及川進二(以上第1分団)塩沢昌幸、小林洋道、加藤絢也、片桐英俊、中原由樹夫(以上第2分団)堀江憲一、宮脇隆晃、堀内敢(以上第3分団)、塩沢隼人(第4分団)、岩村優、宮沢卓哉、本多正彦、清水博之、紫芝隆宏、大嶋直樹、斉藤隼人、窪田豊、片桐昌治(以上第5分団) -
辞令伝達、飯島町高坂町長訓示
飯島町は2日、防災集会室で、約120人の職員が出席し、人事異動辞令交付・年度始め式と合わせて、新教育長の就任式も行なった。
自治法改正による副町長制導入やこども室、会計管理者設置など30人余となった異動の職員に辞令を交付した後、高坂町長は「協働のまちづくりと人口増活力あるまちづくりに向けたメリハリ予算のいよいよ執行段階、今年度は新しいまちづくりの正念場、理事者も職員も真価が問われる。それぞれの立場で意識改革し、住民の目線に沿い、各課が真剣に取り組み、積極的な行政運営で、すばらしい年にして」と訓示した。
また、山田敏郎教育長は就任あいさつで「こども室や地域子ども支援センター新設など枠組が変わり、新たに歩み始め、さまざまな力が求められている。職場や立場を超えて、子どもたちの幸福のために、お力添えを」と協力を求めた。 -
林公明さん(80
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「桜はパッと咲いて、パッと散る、日本人に心情にマッチする」-。飯島町のコヒガン桜の古木を親木に、2千本余のコヒガン桜の苗木を育成し、町内の千人塚公園や与田切公園、七久保保育園、アグリネーチャーいいじま、道の駅本郷、藤巻川沿いなどに植え、花の季節には、多くの人に愛でられている。
23年前、肝臓ガンで大手術を受け、生死の境をさ迷った。「獣に襲われたり、底無し沼に足を取られるなど恐ろしい幻覚症状が現れ、地獄のような10日間を過ごした。夢現の中で、桜の花が満開のお寺の中から仏様が現れ『今の世に間に合わなくとも、後世に残る仕事をせよ』というお告げがあった」という。 死の淵から奇跡的に回復し、健康を取り戻し、全国の仏教美術を訪ねる「シャラの会」に入り、主に、国宝級の仏像、建造物を中心に、全国400カ寺を巡った。また、御仏との約束を果たそうと、20年前から、町内の色が良い、コヒガン桜の古木の枝をもらい受け、挿し木をした。最初の年は50本成功し、3年目には1メートル余に成長、千人塚公園に植栽した。以後、毎年100本、多い年は300本挿した。「挿し木のコツも分かり、80%成功するようになった」。
6縲・月に5センチの新梢を挿し、10月にポット上げ、翌年畑で育成し、3年目で1メートル余に生育し、定植する。
林さんが育苗したコヒガン桜はだれ言うともなく「お陣屋コヒガン桜」の名前ですっかり定着した。
また、飯島小学校のソメイヨシノの古木「見守り桜」の苗も育て、転退職する教諭らに飯島町の記念にと贈っている。
おかめ、しだれ、八重、ウコン桜など様々の桜の挿し木に挑戦した。挿し木だけでなく、旅先で拾ったサクランボをまき、実生からも育てる「どんな花が咲くか楽しみ」と笑顔を向ける。
桜の苗は町内ばかりでなく、飯島町と友好提携している奈良県斑鳩町に21世紀を記念し、2000年に21本植栽し、3年間手入れに通った。「作業中、法隆寺の鐘がゴーンと聞こえ、感動的だった」。愛知県の知人、「日本桜の会」を通じて、岡崎県吉良町の花岳寺にも贈った。さらに、数年前、フランスのパリで日本料理店を営む、町出身の芦部巧さんの依頼でパリにも。昨年、来町した芦部さんから、パリの桜の写真を見せてもらい「しっかりとパリに根付き、大きくなった」と感無量だったとか。
苗を無料提供し、桜の木の保護育成活動、桜を通じて国際親善の取り組みは高く評価され、「長野県桜の会」から表彰された。
昨年は花の季節に町内に植栽した桜を見て回った。「大きくなったが、まだ幼木。藤巻川沿いはきれいだった。桜守ばかりでなく、千人塚の桜守ファミリーなど、みんなで桜を守ろうという気運が盛り上がっていることが一番うれしい」と平成の花咲かじいさんはにっこり。
妻と長男夫婦の4人暮らし。 -
統合で本郷、田切は最後の卒園式、閉園式も
新年度から新東部保育園に統合される飯島町の田切保育園と本郷保育園の卒園式が23日行なわれ、それぞれ最後の卒園生を送り出し、地域の子どもたちを育んだ園舎ともお別れし、43年の歴史に幕を下ろした。
このうち田切保育園では保護者と手をつないで卒園児8人が在園児や来賓の拍手の中、入場。
卒園児らは高坂町長から保育証書を、高坂裕子園長から記念品を受け取り、早速、保護者に報告「おめでとう、頑張ったね」と祝福を受けた。
呼び掛けで在園児らは「いつも手をつないでくれてありがとう」「いろいろ遊んでくれた」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「どろんこ遊び楽しかったね」「ドッチボール頑張ったね」と、園生活を振り返り「楽しかった保育園、今日でお別れ、元気な1年生になります」とお別れの言葉を述べた。
引き続き、閉園式、高坂町長は「64年開設以来43年間に674人の子どもたちが巣立った。最も園児数が多かった70年には1学年37人もいたが、園児数減少と園舎の老朽化により、5年間の協議を経て、東部に統合することになった。新園では園児らが広々とした施設で、伸びやかに育ってくれるように、万全の体制で臨みたい」と述べ、保護者らに理解を求めた。
式の最後に、園児らは「思い出のアルバム」を歌い、声を合わせて「ありがとう田切保育園、さようなら田切保育園」と別れを告げた。
一方、本郷保育園でも、最後の卒園児7人を送り出し、出席者それぞれが万感の思いを胸に、閉園式を行ない、64年開設以来、492人を育んだ園の歴史を閉じた。
田切保育園園舎は取り壊さず、賃貸での有効活用の道を探り、本郷保育園は建物ごと売却する計画。
なお、飯島、七久保、東部の各保育園でも卒園式で行なわれ、田切、本郷合わせ、5園で86人が仲良く遊んだ園舎を巣立った。 -
行方不明老人遺体で見つかる
23日午前11時50分ごろ、飯島町飯島平沢山神社近くで作業をしていた男性(55)が与田切川の河川敷にうつぶせに倒れている男性を発見して警察に通報した。駒ケ根署が調べたところ男性はすでに死亡していて、22日に外出したまま行方不明になっていた飯島町飯島の無職熊崎岩治さん(76)と分かった。
家族からの捜索願いを受けて警察や地元消防団が捜していた。 -
飯島町七久保の線路沿いで土手火災
20日午前11時50分ごろ、飯島町七久保のJR飯田線鰻沢第2踏切南約200メートルの線路北側土手から出火。土手の下草など約1530平方メートルを焼いて午後零時50分に鎮火した。けが人はなかった。駒ケ根署が原因を調べている。
火のあおりを受けて線路脇にある電車の信号通信ケーブルの絶縁体が約100メートルにわたって数カ所焼けたため、上りと下りの普通列車の運行がそれぞれ54分と34分遅れ、計60人の乗客が影響を受けた。 -
まゆクラフト展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムを拠点に活動する桑の実の会、まゆっこサークルは25日まで、飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで「まゆクラフト展」とまゆクラフト体験を行っている。
まゆを薄くはがして作ったバラやガーベラ、スズランをふんだんに使い豪華に仕上げたブーケ、コマクサやクロユリ、クルマユリなど7種類の高山植物を植え込んだかご、ペンギンがいっぱいの楽しい作品、群馬県の絹の里全国まゆクラフトコンクールで最優秀に輝いた矢沢たえ子さん(56)=駒ケ根市東伊那=の「食育(いただきまーす)」など、会員の力のこもった作品70点を展示した。
また、東伊那公民館で結婚式が行なわれていたころの花嫁衣装(振袖)、宮田村の細田伊佐夫さんが染めた、皇后陛下の「繭」をテーマにした御製の短歌などの作品も並べた。 無料体験コーナーではまゆで、かわいらしい指人形を作る。 -
本郷地区幹線農道、待望の開通式
飯島町の本郷地区幹線農道整備事業が完成し19日、現地で、国、県、町、地権者、推進委員ら関係者約80人が出席し、喜びの開通式を行なった。
起点の国道153号交差点手前に集合、高坂町長らがテープカットし、くす玉開披と近くの本郷保育園児による風船飛ばしが行なわれた。また、終点の町道本郷縦断線まで、パトカーを先導にトラクター、公用車、一般車両など20数台を連ねてパレードし、記念碑の除幕に臨んだ。
同線は延長1405メートル(橋梁40メートルを含む)。幅員7メートル2車線、受益面積213ヘクタール、99年着工、総事業費9億5500万円。本郷地区は河岸段丘地形で、広域農道に集中する集荷施設への道路は幅員が
狭く急勾配のため、農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業を導入し、先に完成した県単農道整備事業と合わせ、一連の幹線農道として整備した。
本郷公民館で開いた開通祝賀会で、高坂町長は「待望久しい中川村と飯島町、さらに国道と東・西県道を結ぶ幹線が開通した」と喜び「当地区の農業を中心とする産業の活性化と、住民生活や防災機能の向上により、地域全体が大きく発展するように」と期待した。 -
上伊那身障協総会
上伊那身体障害者福祉協会は18日、第61回定期総会と模範会員功労者表彰式を飯島町の成人大学センターで開いた。会員ら約120人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案を承認したほか、任期満了に伴う役員改選が行われ、会長に都志豊さん(南箕輪村)が再任された=写真。
表彰を受けたのは次の皆さん。
▼県身体障害者福祉協会理事長表彰=小池晴実、征矢野文子、城取静子、高橋ヨシコ、田村富子、保科光雄、向山一子、小池千代子、南沢由子、濱一昭▼上伊那身体障害者福祉協会会長表彰=熊谷秀信、上田義雄、降旗久、上村文男、堀昭三、孕石勝市、松沢春行、北村大一、鈴木清美、那須野千代子、有賀勤、清水幸子、渕井みつ子、大沢英夫、高木方子 -
いいじま農産設立総会
飯島町飯島地区の農業法人「株式会社いいじま農産」の設立総会が18日夜、飯島町の町文化館で開かれた。関係者約30人が出席し、定款を全会一致で承認した。同日付で新会社が正式にスタートを切り、これで町内4地区すべてで農業法人が発足した。
発起人代表の小林正尚さんはあいさつで「町でも高齢化、後継者不足により農地の荒廃が急速に進む中、飯島地区ではなかなか組織の設立ができなかったが、ようやくスタートラインに立てた。地域に信頼される力強い担い手を育成していきたい」と述べた=写真。
事業年度は3月縲・月。設立時の株式は2500株、250万円。
役員は次の皆さん。
▼取締役=小林正尚、片桐久司、中原道夫、北原進、小林均、小林政司、伊藤和夫、伊藤忠幸▼監査役=中村周一、上原春男 -
飯島町人事異動
飯島町は16日、4月1日付け、人事異動を発表した。
異動者は次のみなさん(敬称略()内前職 【課長級】総務課長兼選挙管理委員会書記長(教育委員会教育次長)北沢正文▽会計課長会計管理者(伊南行政組合事務局次長)宮脇康治▽住民福祉課長(議会事務局長兼監査委員事務局長)小林広美▽産業振興課長兼農業委員会事務局長兼土地開発公社事務局長(産業振興課長補佐、農政係長)中村澄雄▽伊南行政組合事務局次長(産業振興課商工観光係長兼土地開発公社総務係長)米田章一郎▽教育委員会教育次長(建設水道課調査計画係長兼土地開発公社事業係長)塩沢兵衛▽議会事務局長兼監査委員事務局長(振興公社事務局長)折山誠
【課長補佐・係長級】教育委員会子育て支援センター所長(東部保育園長)高坂裕子▽住民福祉課税務係長(教育委員会生涯学習係長)北沢俊男▽会計課課長補佐会計係長(会計室長)片桐邦彦▽産業振興課課長補佐商工観光係長兼土地開発公社総務係長(総務課財政係長)吉川秀幸▽建設課調査計画係長兼土地開発公社事業係長(住民福祉課税務係長)紫芝守▽教育委員会教育次長補佐こども室長(建設水道課水道係長)大久保富平▽総務課財政係長(上伊那広域連合派遣)中村栄一▽振興公社事務局長兼図書館長(住民福祉課住民環境専門幹)田沢義郎▽産業振興課農政係長(産業振興課農政専門幹)宮下務▽建設水道課水道係長(建設水道課水道専門幹)下平広▽上伊那広域連合派遣(総務課まちづくり推進専門幹)宮沢卓美▽教育委員会生涯学習係長(教育委員会生涯学習専門幹)唐沢隆 【一般職員】▽建設水道課(産業振興課)満沢美智子▽総務課(住民福祉課)小池洋子▽教育委員会(住民福祉課)松崎良枝▽住民税務課(会計室)大島みゆき▽教育委員会(住民福祉課)北原啓子▽総務課(産業振興課)唐沢彰▽産業振興課(教育委員会)蟹沢京子▽教育委員会(建設水道課)林恵美子▽産業振興課(組合専従)那須野真樹▽建設水道課(県研修派遣)北原隆司▽産業振興課(建設水道課)佐々木勉▽県研修派遣(総務課)中村好孝
【採用】▽建設水道課酒井崇宏▽住民税務課小森まどか
【退職】▽箕浦税夫(総務課長兼選挙管理委員会書記長)▽米沢長実(住民税務課長)▽斉藤久夫(産業振興課長兼農業委員会事務局長兼土地開発公社事務局長)▽小林光晴(教育委員会教育次長補佐学校教育係長)
【園長】▽東部保育園(飯島保育園)森下鈴子▽飯島保育園(七久保保育園)小林美知子▽七久保保育園(東部保育園)松村久美子 【主任】▽東部保育園(本郷保育園)塩沢美智子
【保育士】七久保保育園(飯島保育園)西山光子▽飯島保育園(東部保育園)大久保美保子▽東部保育園(田切保育園)北原幸恵▽東部保育園(本郷保育園)中村むつみ▽飯島保育園(七久保保育園)小林節子▽東部保育園(飯島保育園)有賀恵子▽飯島保育園(田切保育園)伊藤美恵子▽東部保育園(飯島保育園)佐藤由美▽東部保育園(七久保保育園)鎌倉陽子▽七久保保育園(東部保育園)小田切沙織 -
飯島中学校の卒業証書授式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)で16日、卒業証書授与式が行われ、100人(男52、女48)が9年間の義務教育を修了し、思い出深い学びやを後にし、新たな世界に飛び立った。
在校生や教職員、保護者らの拍手の中、卒業生らはさわやかな笑顔で入場。
竹沢校長は卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡し「心ゆさぶる歌声、感謝の気持ちを持ったすばらしい学年だった」と校内での卒業生の姿に触れ「高校ではたくさんの本を読み、自ら学ぶ学生であってほしい」と期待し、門出を祝った。
在校生を代表し、酒井裕美さんは「どんな時にも気軽に、優しく接してくださった」と感謝し、「部活や清龍祭など、何事にも一生懸命に取り組む先輩の姿勢はすばらしく、感動的だった。私たちは後を引継ぎ、歴史ある飯島中学校の伝統を守り、発展させるように頑張ります」と誓い、送辞とした。
これを受け、卒業生を代表し、北村優汰君は「たくさん学び、たくさん経験した3年間だった。中学生活では、友だちがいかに大切な存在かを実感した」と振り返り「新たな気持ちでそれぞれの道に旅立つが、困難に立ち向い、立派な人間になりたい」と旅立ちの決意をにじませた。
全員で体育館いっぱいに「大地讃頌」を響かせ、卒業生は万感の思いを込めて「旅立ちの日に」を歌い上げ、別れと旅立ちの歌とした。
なお、中川村の中川中学校でも06年度卒業証書授与式が行われ、77人が義務教育の過程を終え、巣だった。 -
飯島町の人事異動
飯島町は16日、4月1日付けの人事異動を内示した。こども室や子育て支援センター新設など子育て支援を強化し、課長級7人(うち昇格4人)、課長補佐・係長級12人(うち昇格5人)、一般職員12人、保育士14人と異動総員45人と大規模となった。新規採用2人、退職4人。課長級の昇任では、産業振興課長に中村澄雄氏が、伊南行政組合事務局次長に米田章一郎氏が、教育次長には塩沢兵衛氏、議会事務局長には折山誠氏が就く。
組織改革では教育委員会にこども室を設置し、室長には大久保富平氏が、子育て支援センターも入れ、センター所長は高坂裕子氏が着任。会計室は地方自治法の改正により会計課になり、会計課長には宮脇康治氏が就く。このほか、全体的に町の重点施策を中心に職員配置した。 -
中田切砂防学習会
飯島町の飯島小学校6年生72人は14日、飯島町田切の天竜川水系中田切砂防林帯工工事現場で、砂防学習会を開いた。砂防林事業や林内にある境界石「サカヒキテン(大五郎大石)」を見学し、地域の歴史に理解を深めた。また、山桜やクヌギ、コナラなどを植樹し、思い出づくりもした。
学習会は砂防林第2帯工の完成を記念し、天竜川河川事務所飯島砂防出張所や田切区、施工業者らが開いた。
幅3縲・・6メートル、延長約百メートルの第2帯工の銘板前の広場で、「大きくなりますように」と願いながら植樹し、どんぐりも埋めた。
続いて、大五郎大石の境界石を見学。石に刻まれた「サカヒキテン」の文字を確認し、山田田切区長から「江戸時代の境界と林野の利用権を決めるサカヒキテン(境基点)は、田切側に3カ所と赤須側に5カ所あり、その1つ」と由来を聞いた。
この後、島崎砂防主張所長から砂防堰堤や砂防林の役割など、砂防事業全体の説明を受けた。 -
全国大会出場の選手を激励
飯島町役場で13日、全国大会出場の高校空手道選手2人と小学生ソフトテニス大会出場選手5人の激励会があった。
空手道は第26回全国高校空手道選抜大会(3月25-27日、和歌山市ビッグホエール)・男子団体組手の部出場の竹俣有基君(松本第1高校)=豊岡=、団体女子組手の部出場の岡島真理(松本第1高校)=赤坂=。2人は同大会北信越地区予選会(昨年11月25-26日)で3位入賞を果たし、全国への切符を手にした。
また、ソフトテニスは第6回全国小学生大会(3月29-31日、千葉県白子町)女子ダブルス4年生以下の部出場の新井春花さん、矢沢彩夏さん(以上本郷)ペア、宮崎由佳さん(高遠原)、加藤祐希さん(本郷)ペア、女子ダブルスの部の湯沢みなみさん(本郷)。2月4日松本市で開いた第3次県予選会で新井・矢沢ペアは2位、宮崎・加藤ペア、湯沢・城鳥(伊那市)ペアはそれぞれ3位入賞した。
ひとり一人に激励金と記念品を手渡した後、高坂町長は「町民の代表として、体調を調え、練習の成果を発揮し、頑張って」と活躍を期待した。
空手道の竹俣君は「自分の力を発揮し、1つでも多く勝ちたい」。岡島さんは「悔いのない試合にしたい」。 ソフトテニスの新井・矢沢ペアは「練習の成果を発揮し、一勝はしたい」。宮崎・加藤ペアは「予選の経験を生かし、大事に打ちたい」。湯沢さんは「練習をしっかり頑張り、試合に臨みたい」とそれぞれ決意を述べた。 -
飯島町教育長に山田敏郎氏決まる
飯島町は14日、文化館で臨時教育委員会を開き、昨年7月から欠員になっていた教育長に山田敏郎氏(57)=田切=を任命した。4月2日、町長が教育委員を任命、引き続き、教育委員長が新教育長に辞令を交付する。
山田氏は県内の各地の小中学校で勤務し、下伊那郡阿南町立新野小学校校長を経て、05年4月から伊那教育事務所、生涯学習課長を歴任した。任期は4月1日から残任期間の09年12月25日。 -
飯島女声コーラス(林孝子会長、17人)
「誰でも知っている、親しみやすい曲で構成。多くの人に聞きに来て欲しい」-。
飯島町の飯島女声コーラスは結成30年余、初めての演奏会「第1回飯島女声コーラス演奏会」を4月14日午後6時30分開演、飯島文化館で予定する。演奏曲目も決まり、ポスター、チラシも完成、町内の公共施設、商店などに掲示され、PRしている。一般700円、小・中学生400円のチケットも販売中。
演奏会は3部構成。オープニングは季節に合わせ「さくらさくら」。第1部「祈り」はアメージンググリース、アヴェマリア、第2部は「亜麻色の髪の乙女」「未来」「ベストフレンド」「ジュピター」などポップスを集めた。
第3部は「ふるさと」「おぼろ月夜」「冬景色」など、ふるさとの四季を歌でつづる。 男声四重奏のこもれびカルテットも友情出演し、演奏会を盛り上げる。指揮は指導者でもある平沢誠さん(伊那市)、伴奏は松沢美由紀さん(伊那市)。
同コーラスは飯島中央公民館活動の一環として発足。以来女声3部合唱で、合唱曲や童謡、ポピュラーなど幅広く練習し、母親コーラス祭や上伊那コーラス交歓会、町芸能祭、町こども音楽祭などで練習の成果を発表してきた。初の演奏会は「メンバーの心が1つになり、単独で演奏会をしようという気運で高まったから」(林会長)という。
4年前から、同コーラスを指導する平沢誠さんは伊那混声合唱団員で、ボイストレーナー。平沢さんは「4年前と比べ、各段に進歩し、これなら、単独演奏会でみなさんに聞いていただけると自信を持った。メンバーは声が素直で、年齢を感じさせない、若々しい魅力的なハーモニー。後1カ月、集中した練習で完成度の高いものにしたい」と話す。
林会長は「本当に歌うことが好きな人が集まった。7、8年前に、10人位に会員が減少し、存続の危機もあったが、若い人たちに入っていただき、危機を脱した。良い指導者に恵まれ、長続きし、気心の知れた仲間同士、和気あいあいで活動している」と話す。
発足まもなく入会した30年選手の上山静子さんは「歌が好きで続けてきたが、加齢とともに低い音が出にくく、音域が狭くなったが、声が出る限り続けたい」と話す。
メンバーは次のみなさん(敬称略)
▽ソプラノ=伊藤恵子、伊藤由美子、岡本美佳子、加納常子、北沢寿子、林孝子、宮下昌子▽メゾソプラノ=吉川恵子、清水朝子、原君子、平栗定子、望月敏江▽アルト=上山静子、斉藤由美子、千村千江子、野村循子、藤沢敏子
問い合わせ林さん(TEL86・2857) -
施政方針
飯島町議会は7日、本会議を開き、冒頭、高坂町長は新年度予算を「自立し持続可能なまちづくりの2年目、町長任期最後の年『子育てと活力で未来を拓くいきいき予算』」と位置付けた07年度予算案の大綱を示した。
施策の柱は(1)住民の協働によるまちづくり
の推進(2)子育て支援・若者定住の促進(3)新しい基盤整備や新規企業導入を含む地域振興の促進(4)安心安全なまちづくり(5)継続事業の確実な推進-とした。
高坂町長は「中期総合計画(06縲・0)を具現化するために、厳しい財政状況下においても『次代を担う子どもたちの育成支援』『町の活力』を強力に推進することを念頭に編成した」と編成方針に触れ、具体的施策に▽協働の核となる地域づくり委員会の立ち上げ支援や事業実践に対する支援▽循環バス運行事業(試行運行)▽防災無線デジタル化事業(移動無線を中心にした地域系無線の整備)▽地域交流センター建設▽国道153号伊南バイパスアクセス道路改良事業(町道堂前線)▽地域防災計画の策定と、住民向けの防災しおりの作成▽千人塚配水池に緊急遮断弁の設置▽公共下水道七久保地区浄化センター工事、08年度供用開始▽若者定住促進に向けた特定公共賃貸住宅の建設(2棟12戸)▽新エネルギー源について調査研究▽乳幼児医療費小学校6年生まで拡大▽ピロリ菌スクリーニング検査による胃がん予防▽「こども室」を設置し、乳幼児期から青少年期まで一貫した子ども施策の展開▽七久保小に情障学級の新設、飯島小に1クラス増設-などを挙げ「町長として町民の先頭に立ち、安全で住みよい町・暮らしやすい町・活力ある町づくりに全力を傾注する覚悟。町長以下1枚岩になって、常に住民と気持ちの融合を図るべく、今後の行財政運営に当りたい」と述べた。 -
座禅草(ザゼンソウ)の観察会、ミズバショウの植え付けも
飯島町の「座禅草(ざぜんそう)を守る会(竹内英夫会長)」は4日、七久保区北村の通称お観音様の自生地で約50人が参加し、座禅草の観察会とミズバショウの植栽を行った。
スコップなどを持って集まった会員を前に、小林章吾さんは座禅草とミズバショウの生態や特徴、分布、栽培方法について説明「座禅草の自生地にミズバショウを植えるのはどうだろうか」と問題提起したが、予定通り、2カ所に20株植え付けた。
この後、参加者は林の中や小川に沿って散策しながら、顔をのぞかせたばかりの座禅草を観察し「ここにも、あすこにも出ている」「花の形がかわいいね」と話していた。
同会は盗掘で、株数が激減した座禅草を守ろうと、昨年4月、地域住民が中心になって「座禅草を守る会」を結成し、看板を設置し遊歩道を整備するなど、保護活動を展開してきた。株数も調査し、500株余を確認した。
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