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飯島町新年祝賀会
飯島町は4日、06年新年祝賀会を文化館で行った。村や議会、総代会、商工会、JA、行政委員など各界の代表約130人が出席し、新春を寿ぎ、町の発展を誓った。
「町歌」斉唱で開式、高坂町長は、伊南バイパス本郷地区用地買収や内掘醸造の立地、与田切川飯島第6砂防堰堤の完成-など挙げて、05年を振り返り「今年は三位一体の改革により、補助金、交付金の削減が予想され、町財政は一層厳しくなる。実質的な自立の1年目の年、継続事業を中心に、補助金やサービスの見直し、子育て支援への重点配分などメリハリのある予算編成を行っている」と編成方針に触れ「住民と行政が痛みを分かち合い、協働の力で持続可能な自立のまちづくりを目指すことが、行政と住民の責務。全職員一丸になって努力したい」と新年の決意を述べた。
野村議長は「今年は協働のまちづくりの定着と前進させる年。議会は町とは対立でなく、緊張関係を保ちながら、一丸となって町民の付託に応えたい。9月30日は新町発足50年周年記念日に当り、喜びを町民と分かちあいたい」とあいさつした。
この後、町民憲章朗読、祝宴に移った。 -
新春年女、吉川さん
「コロコロして丈夫、好き嫌いがなく誰とでも仲良くできる。悪く言えば八方美人」と戌(いぬ)年の性格を分析する。
子どものころ、犬に追いかけられ、犬嫌いになったが、婚家で犬を飼っていたため「世話をしているうちに、まあまあ、お付き合いでできるようになった」とか。
飯島町に生まれ、地元の高校卒業後、母に「地元にいてほしい」と懇願され、飯島町役場の事務吏員に、住民課窓口が振り出し。「住民と直接触れ合う職場で、色々な人が来て、時には大きな声を出す人もいた」とか。商工観光課では千人塚のスケート場づくりにも携わった。「水を撒いた夜、凍みが強いと、いいリンクができるとうれしかった」。
企画財政課の花機構事務局も担当。「飯島町には花愛好者や花き生産者が多いことに驚いた。盆花市では、裏方の苦労も体験し、いい勉強になった」と振り返る。
01年から教育委員会に。社会教育係として「少子化が進み、自立のまちづくりの中で、子育て支援はどうあるべきかが問われている。お金を掛けずに子どもにも親のためにもなる支援とはなにか、模索している。公民館は生涯学習のし掛け人、多くの人に公民館の活動を知ってもらい、利用し、それぞれのスキルアップに役立ててほしい」と願う。
夫と子ども2人、義母の5人暮らし -
担い手法人化急ぐ
政府が昨年10月に決定した経営所得安定対策大綱、中でも07年度産から導入される品目別横断的経営安定対策に対応しようと、飯島町、中川村では地域農業の担い手づくり、法人化など具体的な取り組みが始まり、06年は正念場を迎える。
##中見だし
本郷地区でも2月までに担い手法人が誕生 飯島町は3年前から地区営農組合の法人化を進め、昨年3月相次いで、田切地区営農組合から田切農産が、七久保地区は水緑里七久保が設立され、活動を開始した。今年は2月に、本郷地区から本郷農産サービスが設立される。4地区で最も遅れている飯島地区は組織を固め、今年中を目途に法人化に向けた作業が進められる。
品目別横断的経営対策(米・麦・大豆など対象)は全ての農家を対象とした品目ごとの価格補償政策から、「担い手の経営」を対象にした所得補償政策に大きく転換するもの。担い手の対象要件は▽農地(水田・畑)が4ヘクタール以上の認定農業者▽同20ヘクタールなど一定の要件を満たす集落営農組織となっている。中山間地では特例措置がある。
飯島町は農政の柱に「千ヘクタールの自然共生農場づくり」を据え、4地区の営農組合の機能と活動を継続しながら、新たな時代に対応する体制への変革と体質強化のため「2階建方式」を採用。地区営農組合は現在の企画・調整・推進機能を継続し、新たに2階へ、地域農業の組織生産活動と自らも農業経営を行う「農業生産法人」を設立する。
農家数270戸の田切営農組合を母体とする田切農産(紫芝勉社長、13人)は、水稲・大豆・大麦合わせて25ヘクタール、作業委託は水稲60ヘクタール、大豆乾燥調整作業を行う。
七久保営農組合(407戸)を1階にした、水緑里七久保(上原隆祐社長、15人)は水稲・大豆6・6ヘクタール、作業受託は水稲・麦作業100ヘクタールとなっている。
本郷地区営農組合は農地131ヘクタール、農家数131戸。県下で唯1のソバ種子の生産地、転作田35ヘクタールで、ブロックローテーション方式で良質な種子を生産。昨年、ソバを乾燥・選別する乾燥調整施設を整備した。法人化に向け、昨年中に細部にわたり調整を済ませ、2月に発足させる。
飯島地区営農組合は292ヘクタール、農家数483戸を有し、4地区では最大規模、1法人にするか、複数とするかを含め検討中。
上伊那農協飯島支所の鹿角美昭営農課長は「飯島町は営農組合とJA、行政が一体になり、営農センターが名実ともに機能し、担い手法人の育成が順調に進んでいる」と話している。
##(中見出し)
ほ場整備率低く、課題多い中川村、夏頃までに方向を
農地800ヘクタールのうち、水田は460ヘクタール、樹園地約200ヘクタールの中川村。際立って果樹園が多く、農家数823戸のほとんどが水田と果樹園の複合経営。山間地域とあって、ほ場整備率は約7割と低く、作業効率も悪い-など担い手育成には条件は悪い。
村営農センターは、現在、1月中旬から各集落で実施する懇談会に向け、資料づくりを進めている。資料は国の施策や村の農業の方向などを予定する。 -
七久保で大晦日花火大会
大晦日の風物詩、飯島町七久保の七久保煙友会の大晦日新春花火大会は、七久保上通り集会所西側をメイン会場に、今年も大晦日の午後11時30分から元旦の0時30分まで盛大に行われる。A2版の豪華なポスターも完成、町内随所に張り、来場を呼びかけている=写真。
19回目の今年は、除夜の鐘108にちなみ尺玉8発のほか、ロング綱火、小型花火、スターマインなど煙友会が「来場しないともったいない、見られない」と惜しまれるようにと、工夫を凝らす。
また、会場では年越しそばや豚汁、お神酒が振舞われる。 -
飯島町の05年の10大ニュース
飯島町はこのほど、05年の10大ニュースを発表した。
10大ニュースは次の通り
【1位】飯島町の合併に関する意向調査が2月27日行われ、合併反対が半数を超え、民意か自立のまちづくりを選択した
【2位】久根平工業団地に進出した内堀醸造は5月18日、アルプス工場の起工式を行った
【3位】町内農家でリンゴ栽培の研修していたパキスタン・ムルフン村の研修生3人は7月5日、1年間の研修を終え帰国した
【4位】伊南バイパス飯島工区で初となる用地買収契約が1月27日締結、本郷地区で用地買収はじまる
【5位】飯島町議員一般選挙が3月27日、定数4減で8年振りに行われた
【6位】14年の歳月と巨費を投じた与田切川飯島第6砂防堰堤が11月21日しゅん工した
【7位】死亡事故ゼロが6月2日で千日達成した
【8位】道の駅花の里いいじまが6月19日、利用者50万人を達成した
【9位】営農組合担い手法人水緑里七久保と田切農産が3月設立され、新たな一歩を踏み出した
【10位】スペシャルオリンピックス冬季世界大会ホストタウンプログラムでエクアドル選手団が23日来町、歓迎行事などで町民と触れ合う -
みそかそば
暮れも押し迫り31日は大晦日、そば屋さんの書き入れ時-。
飯島町七久保の手打ちそば処とみよし(杉山義男店主)ではこの日、午前5時から打ち始め百人分余のそばを打つ。そば粉に2割のつなぎの小麦粉を混ぜて、粉の芯まで水分がしみるように丁寧に水まわしをする。粉がまとまった後、力を入れてこね、1・2ミリの厚さまで伸ばし、慎重にそば切り包丁で1・2ミリの太さに切りそろえる。
同店は大晦日は午前11時から元旦午前1時まで営業。大晦日恒例の七久保の花火見物の後でも食べられそうだ。
年越しそばはそばのように長く幸福にという縁起とも、金箔師が仕事場に散らばった金
銀の粉を集めるのに、そば粉を用いたことから、金銀をかき集める意味とも言われている -
仕事納め式飯島町
飯島町は28日、05年度の業務を締めくくり、防災集会室で仕事納め式を行った=写真。
約130人の職員を前に、高坂町長は伊南バイパス本郷地区用地買収や東部保育園着工、内掘醸造の立地、与田切川飯島第6砂防堰堤の完成、死亡事故ゼロ記録千日達成-など挙げ「事業はほぼ計画通り推進できた」と1年間を振り返り、「来年は自立の第1歩、協働のまちづくりと人口増、活性化対策を重点戦略にまちづくりに努めたい。町制施行50年に当り、意義ある記念事業を行いたい。交付税削減も予想される中、職員の一層の奮起を期待する」と訓示した。 -
飯島町老人クラブが歳末助け合い福祉募金
飯島町老人クラブ(横田勉会長、964人)は27日、石楠花苑で町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)に歳末助け合い福祉募金として19万円余を寄付した。
石楠花苑には横田会長ら役員4人が訪れ、「会員の気持ちがこもった尊いお金、町の福祉のために使って」と手渡した。
堀越会長は「会員の皆さんの温かい気持ちを大切に、福祉向上のために、有効に使いたい」と感謝した。
##(写真)横
老人クラブが福祉募金を寄付
飯島町老人クラブ(横田勉会長、964人)は27日、石楠花苑で町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)に歳末助け合い福祉募金として19万円余を寄付した。
石楠花苑には横田会長ら役員4人が訪れ、「会員の気持ちがこもった尊いお金、町の福祉のために使って」と手渡した。
堀越会長は「会員の皆さんの温かい気持ちを大切に、福祉向上のために、有効に使いたい」と感謝した。 -
茅の輪くぐり
飯島町の梅戸神社で28日、師走の大祓い式が行われた。氏子ら約20人が拝殿前に設えた茅の輪をくぐり、1年のけがれをはらい、来る年の無病息災と招福を祈った。
茅の輪の神事は日本古来の行事。同神社は毎年の師走の28日に実施している。
氏子らはまず、日ごろ知らず知らずに身に付いた罪や汚れを払い、人形(ひとがた)に擦りつけおさめた。
続いて、氏子総代らがカヤで作った直径2・5メートルの茅の輪の前に勢ぞろいし、茅野建夫宮司を先頭に、1列になり、神妙な面持ちで3回輪をくぐり抜け、一家の健康と招福を祈った。 -
歳末夜警を巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、26日夜、高坂町長や駒ケ根署の向山署長、早稲田団長ら団幹部ら約20人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
役場前で開いた出発式で、高坂町長は「年の瀬も迫り、飯島町では凶悪犯罪や大きな事故も発生せず、平穏に推移しているが、犯罪のない明るい正月が迎えられるように、警戒を強めて」とあいさつ。
この後、参加者は第3分団(堀内和幸分団長)の団員30人余と田切自警団7人が地域の警戒に当たっているJA田切倉庫前に移動。 「異常なし」の報告を受け、向山署長は「町内は凶悪な事件もなく、良い治安状況にある。これも一重に消防団の組織活動のたまもの」とたたえ「住民が安心して、新年が迎えられるように、任務を遂行して」と激励した。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。
##(見出し(1))
29日、年末夜警を町長、向山署長らが巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、26日夜、高坂町長や駒ケ根署の向山署長、早稲田団長ら団幹部ら約20人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
役場前で開いた出発式で、高坂町長は「年の瀬も迫り、飯島町では凶悪犯罪や大きな事故も発生せず、平穏に推移しているが、犯罪のない明るい正月が迎えられるように、警戒を強めて」とあいさつ。
この後、参加者は第3分団(堀内和幸分団長)の団員30人余と田切自警団7人が地域の警戒に当たっているJA田切倉庫前に移動。 「異常なし」の報告を受け、向山署長は「町内は凶悪な事件もなく、良い治安状況にある。これも一重に消防団の組織活動のたまもの」とたたえ「住民が安心して、新年が迎えられるように、任務を遂行して」と激励した。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。 -
田切区が有害自販機で町と議会に要請
飯島町田切地区春日平地籍に設置された8台の有害自販機の撤去運動を展開する田切地区青少年安全対策会議(山田治男会長)同子ども会育成会(田中浩二会長)は27日、町と町議会に、早期撤去に向けた全町的な署名活動や、青少年健全育成条例の早期制定を訴える要請活動をした。
役場には両会長や春日平耕地総代、地元町議ら7人が訪れ、現況や経過報告に続き▽有害図書自販機早期撤去に向けた全町的な署名活動の実施▽「飯島町青少年健全育成条例」の早期制定▽有害図書自動販売機を設置させない「有害環境浄化宣言」の徹底▽青少年の安全対策-など4項目の要望書を手渡し「既存施設の早期撤去に向け、智恵を絞り、町全体で取り組んでほしい」と訴えた。
高坂町長は「行政と地元が密に連携を取り、住民総意で総力を結集し、早期撤去に向けた運動を進めるとともに、条例制定も考えたい」と述べた。 -
特別職報酬諮問通り2%削減で答申
理事者や議会議員の報酬について審議する飯島町特別職等報酬審議会(高坂俊雄会長、7人)が26日、役場で開かれ、高坂町長の諮問通り理事者同率2%減額、議会議員は据え置きの答申をした。改定時期は来年4月1日。
高坂会長は付帯意見として口頭で▽報酬の財源は住民の汗した税であることを認識し、住民と協働のまちづくりにまい進を▽理事者はそれぞれ職務責任の均衡が保たれる給料月額であるように改定を▽議員活動に見合った報酬か、議員になろうとする意欲に応えられる報酬であるか、十分議論を-など要望した。
高坂町長は委員の労をねぎらい「答申を重く受けとめ、意見を尊重し、内部で検討したい」と述べた。 -
綱引き世界大会出場者壮行会
綱引きの世界選手権大会(2月、アイルランド)に出場を決めた飯島町の伊藤信好さん(48)=本郷第六=と塚本邦厚さん(34)=飯島上の原=をはじめ、2人が所属する岡谷市のクラブチーム「進友会」の選手・監督らを招いての壮行会が25日、飯島町の和泉屋で開かれた。代表世話人の星野晃伸さんら友人など約30人が出席し、世界の大舞台での健闘を祈った。伊藤さんは「良い報告ができるよう頑張る」塚本さんは「家族や友人に感謝の気持ちでいっぱい。皆の期待に応えるよう精いっぱいやってくる」とそれぞれ決意を述べて出席者の大きな拍手を受けた。星野さんは「世界大会にはまず日本一にならないと出られない。自慢の友人であり、町の誇り。ぜひワールドチャンピオンになって帰ってきてほしい」と激励した。
同チームは結成19年目。3月に神奈川県川崎市で開かれた全日本綱引き選手権大会男子600キロ級で悲願の初優勝を果たし、世界大会出場を決めた。 -
飯島町教育長に大沢氏再選
飯島町役場で26日、教育委員の辞令交付式があり、高坂町長が大沢利光さん(65)=飯島町飯島=に人事通知書を手渡した。引き続き開いた教育委員会で教育長に再選された。任期4年、2期目。
交付に当り、高坂町長は「子どもの安全確保など課題は山積している。豊かな経験を生かして町の教育行政に尽力を」と期待した。
大沢教育長は「初心に返り、子育て支援や子どもの安全など難しい時期、飯島町の教育のために頑張ります」とあいさつした。 -
飯島町観光協会フォトコンテスト
飯島町観光協会(会長・高坂町長)は26日、「飯島町の自然・人」をテーマに募集した05年度フォトコンテストの審査会を農村改善センターで開いた。技術審査員の唐木孝治カメラマンや事業企画部会員、事務局ら16人が慎重に審査し、「自然の部」の特選に平沢繁美さん(飯島町)の「雪化粧」、「人の部」でも同人の「懐かしき光景」を選んだ。
コンテストには昨年よりも9人15点多い31人68点の応募があり、「自然の部」は25人40点、「人の部」には18人28点があった。
「自然の部」にはコスモス畑やそば畑、紅葉の庭園、与田切の桜、春の里山など豊かな飯島の自然を切り取った秀作がずらり。「人の部」には、飯島陣屋のいろりを囲む人々やカキを取ろうと手を伸ばす老人、お陣屋祭など人々の生活を感じされる力作が並んだ。
▽テーマに沿っているか▽飯島町の風景の特色が出ているか▽四季の変化を上手にとらえているか-などを観点に審査し、各部門ごと特選1、準特選2、入選4を選んだ。
唐木さんは「今年は町外者の応募が多く、認知度が上がった。写真的にレベルが高く、主催者の意図に沿った作品が多かった」と講評した。
審査結果は次の通り(敬称略)
◇自然▽特選=「雪化粧」平沢繁美(飯島町)▽準特選=「晩秋」久保村由人(伊那市)、「朝光お陣屋祭り」白石雅美(多治見市)▽入選=「花の木の落葉の庭園」片桐久司(飯島町)、「満開の中を」向山世男(伊那市)「晩秋」春日芳人(駒ケ根市)「春の里山」丹羽明仁(小牧市)
◇人▽特選=「懐かしき光景」平沢繁美(飯島町)▽準特選=「柿もぎ」小島福司(伊那市)「秋桜に輝く笑顔」佐藤正一(駒ケ根市)▽入選=「それワッショイ!」向山世男(伊那市)「公園桜祭り」久保村由人(伊那市)「お代官様竹林をゆく」深沢和香子(飯島町)「出荷を待つシクラメン」小林紀一(飯島町)
慎重に審査 -
駒ケ根伊南広域シルバー人材がガーデニング講習会
駒ケ根伊南広域シルバー人材センターは22日、飯島町の飯島文化館で、坂本園芸(駒ケ根市福岡)の坂本喜代美さんを講師に、ガーデンニング講習会を開いた。
シニアワークプログラムの一環で会員のスキルアップが狙い。
飯島地区の会員を中心に50人が参加、クリスマス・正月用の寄せ植えに挑戦した。
ガーデンシクラメンやポインセチア、プリムラ、カランコエなど4種類の花とコニファーを用意した。
参加者は坂本さんに教わりながら、色の調和、草丈、ボリウムなどのバランスを見ながら植え込んだ。
参加者は「何をメインに持っていくか迷ったが、まずまずの出来映え」「赤を効かせた寄せ植えにした」とそれぞれ満足そう。 -
安協飯島支会で交通指導所開設
年末の交通安全運動期間(11-31日)中の22日、伊南交通安全協会飯島支会の役員ら20人余は、厳しい寒さの中、飯島町のコスモ21、アイタウンで交通指導所を開設した。
来店者に「シートベルトの着用」「飲酒、夜間の交通事故防止」などを訴えるチラシやティッシュなどグッズを手渡し、安全運転を呼び掛けた。
参加者は「降雪で滑りやすいので気を付けて」「忙しくても、安全運転を」などの言葉を掛けて手渡していた。 -
社協のもちつき大会
飯島町社会福祉協議会は18日、地域福祉センター石楠花苑で恒例のもちつき大会をした。利用者やスリーハート塾、わんばくスクールの子どもたち、社協役員など社協に関係する150人が参加した。
もちつきには寄付されたもち米60キロの半分、30キロを使用。社協役員が交替で次々とつきあげ、個人ボランティアや職員らが、あんこやきなこ、ダイコンおろしをまぶした。
また、調理室では豚汁、漬物の用意も整い、笑顔がそろって「いただきます」。つきたてのもちを口に運び、一足は早くお正月気分を味わった。
特設ステージではお手玉の妙技が披露され、ビンゴゲームで盛り上がった。 -
クリスマスフルートコンサート
飯島町中央公民館の飯島フルート教室は20日夜、飯島文化館で受講生ら20人余が出演し、クリスマスフルートコンサートを開いた。
昨年5月開講した同教室のコンサートは2回目。約80人の聴衆は師走の喧騒を一時忘れ、フルートの澄んだ音色を楽しんだ。
2部構成。全員で「聖夜」を演奏し、幕開け。情感を込めて「涙そうそう」。飯島町の豊かな四季を思い描きながら「四季の歌」に耳を澄ませた。
指導の原愛子さんと二木かおりさんがフルートデュエットでクリスマス定番の「ジングルベル」「アメイジング・グレース」を響かせ、フルートの魅力を伝えた。
伴奏の山崎聡子さんのピアノソロもあり、17プログラムのラストは、全員でコンバースの「星の世界」を演奏し、余韻を残してコンサートの幕が下りた。 -
飯島ロータリークラブがクリスマス家族会
年末恒例の飯島ロータリークラブ(宮下覚一会長、20人)の年末家族会が20日夜、町内で来賓らも含め35人を集めて開かれた。
飯島町、中川村の会員の夫人、子どもも同席した家族会は、夫人らにふだん行っているRC活動に理解を深めてもらうことや夫人同士の交流、親ぼくの場にしてもらえればと開いている。
宮下会長は「来年2月に創立40周年記念式典を予定している。クラブも1つの転機を迎える。来年は良い年になるように、家族会を盛大にしよう」とあいさつ。
席上歳末助け合い義援金各10万円を飯島町と中川村にそれぞれ手渡した。
両町村を代表して高坂飯島町長が同クラブの組織的奉仕活動をたたえ「皆さんの気持ちを大切に、福祉のために使わせていただく」と感謝の言葉を述べた。
曽我中川村長の発声で乾杯。会員が拠出した豪華賞品を狙って、ビンゴゲームで盛り上がった。 -
昭和伊南総合病院の今後などただす
伊南行政組合議会は22日、第4回定例会を開き、一般質問で2議員が昭和伊南総合病院の今後などについてただしたほか、火葬場条例の一部を改正する条例など条例案4件と05年度一般会計補正予算案1件を可決して閉会した。
昭和伊南総合病院救急救命センターの存続問題の経緯と今後の見通しについて坂本裕彦議員が質問したのに対し中原正純組合長は「県の一方的な発言に端を発した問題だが、再三撤回を申し入れた結果、県との話し合いが緒についたところ。今後協議していく」として存続に向けて努力していく考えを示した。
小原恒敏議員が同病院の経営状態について質問したのに答えて千葉茂俊病院長は「上半期(4縲・月)は純利益が前年比約30%と厳しい状況だったが、今年開設した人間ドック検診センターの受診者数が順調に伸びているなど下半期は回復の兆しが見えている」と述べた。 -
外国人交通安全教室
安全運転管理者協会上伊那支部飯島部会は20日夜、外国人を対象とした交通安全教室を飯島町七久保の飯島セラミックで開いた。同社で働く日系ブラジル人など男女約70人が駒ケ根警察署交通課の渋谷保人課長の説明を聞いた。
渋谷課長は日本の交通ルールなどについて「通行区分はブラジルとは逆で車は左。ドライバーには厳しいルールと罰則がある」などとして、事故を起こさないよう交差点では慎重な運転をする、車の改造はしない、万一事故を起こしても逃げない竏窒ネどと通訳を介して説明した=写真。
自動販売機荒らしなど外国人による犯罪や不法就労が増えていることから渋谷課長は「外国人へのイメージを悪くしないためにも、一人一人が法律をしっかり守ってほしい」と慎重な行動に心掛けるよう強調した。 -
クリスマスケーキ用イチゴ出荷最盛期
飯島町七久保道の駅の花の里いいじまのイチゴハウスでは、クリスマスを控え、ケーキ用のイチゴが出荷最盛期を迎えた。
2棟2千平方メートルのハウスでは、糖度の高く、イチゴ狩りに人気がある「章姫」を栽培。真っ赤に熟した実から摘み取り、道の駅の直売コーナーで販売したり、近隣のケーキ店に出荷されている。
同ハウスのイチゴ狩りは来年1月6日からを予定している。 -
秋の叙勲で旭日双光章の熊崎前町長の受章を祝う
秋の叙勲で旭日双光章を受章した熊崎安二さん(77)=飯島=の受章祝賀会が17日、飯島町文化館であった。町や町議会関係者、友人ら約90人が集まり、前町長の業績をたたえ、栄えある受章をともに喜んだ。
熊崎夫妻を拍手で迎え、発起人代表の高坂町長は「63年飯島町に奉職し、03年まで40年間、豊富な経験から卓越なる識見を持って地方自治の発展に貢献した。この間、教育長、収入役、助役を歴任し、95年に町長に当選、2期8年リーダーシップを発揮し、庁舎建設、道の駅、公共下水道事業などを推進し、町の発展と住民福祉にまい進してきた」と功績の1部を紹介。宮下創平氏や吉田博美代議士、中原駒ケ根市長ら多くの来賓が「ひょうひょうとした人柄」「熊崎氏の功績は永遠に不滅」「理事者4役をこなしたマルチな人」など人柄や功績に触れながら、祝福した。
町からの記念品、出席者からの花束を受取り、満面笑みの熊崎さんは「町民のお使い役として長く務めさせていただいただけ、身に余る光栄。良い職員に恵まれ、議会や町民の協力支援により、よい仕事ができた」と感謝し「これからも元気で楽しい人生を送りたい」とあいさつした。
町からの記念品を贈呈 -
JA東日本くみあい飼料が中継基地を飯島に移転
JA東日本くみあい飼料(本社・群馬県群馬町、五味淵明社長)は辰野と飯田の中継基地を閉鎖し、飯島町赤坂の旧アイパール長野飯島米工場跡に移転し、来年2月から稼動開始する。
新飯島中継基地は、敷地面積3835平方メートル、建物1240平方メートル、アイパール長野から賃貸する。
配合飼料の中継基地として利用。荷扱量(1日)入荷4台(14-22トン)主に愛知県から。出荷延べ20台(2-7トン専用バルク車)中南信地区各JAと畜産農家向け。職員6、7人が常駐する。
同社はJA全農グループとして昨年4月設立。業務内容は飼料、肥料の製造、販売、動物用医薬品の販売-など。年間販売量は配合飼料1510、000トン、単味肥料238、600トン、肥料30、700トン。鹿島、群馬など6工場、9営業所を有す。 -
田切地区子ども育成会保護者会緊急集会
飯島町田切地区育成会・保護者会は16日夜、町教委、駒ケ根署飯島駐在所を招き、田切公民館で緊急集会を開いた。約60人が参加し、幼児・児童・生徒の安全対策と、同地区春日平に設置された有害図書自動販売機について早急な対策を協議した=写真。
通学路の安全対策として▽児童、生徒ごとに通学路を踏査し危険カ所、街路灯を地図に落した安全マップを作成▽マップを公民館、集会所に配布し、各耕地で確認し、情報を共有する▽声掛け運動で信頼関係を築く▽耕地ごと「見守り隊」担い手を依頼する-などが提案され、取り組みが確認された。
春日平地籍に9日までに設置された3棟6台の有害図書等自動販売機について、飯島駐在所の松島剛巡査部長は「4業者が関わり、法的拘束力がなく、撤去は困難。住民パワーを発揮して」と呼び掛けた。参加者からは「署名運動をしよう」との声も上がり▽田切地区青少年安全対策会議(仮称)と協力し撤去運動を行う▽「見守り隊」や有志による巡回活動-などの対策を講ずることにした。 -
大鏡もちの重さは
「鏡もちの重さは何キロでしょう?」-。飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで、恒例のジャンボ鏡もち重量当てクイズが行われている。
百号の鏡もちで、上段の重さは約7・2キログラム。
ピタリ賞は切りもちセットA箱とお年玉、近いで賞(前後10人)には切りもちセットC箱とお年玉が当る。
来年1月8日に当選者発表に合わせて、大鏡もち開き、お汁粉サービスを行う。 -
生活安全会議、子どもの安全や有害図書自販機撤去で
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飯島町は子どもの安全を脅かす事件の多発や、有害自販機の設置を受け14日夜、文化館で生活安全対策会議を開催。登下校の子どもの安全対策や、有害自販機の早期撤去に向けた方策を協議し、「青少年健全育成決議」を採択した。
昨年12月制定した「飯島町安全で住みよいまちづくり条例」に基く開催は2回目。駒ケ根署や防犯指導員、地区役員、学校、保育園、青少年育成協議会など関係機関、団体から150人が参加した。 駒ケ根署から管内の声掛け事例発生状況の報告、両小学校から不審者対策・児童みまもり隊、下校時刻を早めるなどの安全対策の報告があった。
協議では子どもの安全対策について「防災無線で下校を知らせ、町民に見守りを呼びかける」「昼間、保育園には男手がなく不安。地域の人が巡回してもらえないか」などの要望が出された。
有害自販機設置問題については、駒ケ根署は「法令を使って撤去させることは難しい」との見解を示し、田切地区住民からは、98年に設置された田切追引の例を挙げ「撤去させるには息の長い運動が必要。広く署名を集め、住民パワーを結集するしかない」「置かれやすい場所の点検も必要」などの意見が出された。
最後に▽対話を深め、明るい家庭をつくる▽温かい心の「声かけ」で子どもに豊かな社会性を育む▽有害図書等自販機に土地を提供しない、設置させないために「有害環境浄化宣言」の徹底-などを盛り込んだ「青少年健全育成決議」を採択した。 -
下平鐵郎さんの瑞雲水墨画展
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで26日まで、下平鐵郎さん(雅号瑞雲)=駒ケ根市中沢=の水墨画・墨彩画・デッサン・書など集めた「瑞雲水墨画定期展」が開かれている。
淡いピンクの桜、芽吹きの白樺が水鏡に映る「駒ケ池・早春賦」。中田切渓谷を描いた大作「幽谷に雪舞う」。県歌「信濃の国」の歌詞と、宝剣岳と千曲川の清流を描いた作品。金と朱をアクセントにした「藤壺の君」などのほか、民家に降り積る雪、ボタン、ブドウ、ナンテンなどの小品まで、約60点を並べた。
下平さんは「水墨画は描きなおしがきかない、人生と同じ。美の極限は黒と白、水墨画は、日本人の感性にマッチしている」と話している。 -
郷土研究会が講演会
飯島町の郷土研究会(桃沢匡行会長)は10日、飯島町の成人大学センターで、講師に元七久保小学校長の春日博人さん(伊那市)を招き、講演会を行った。
会員ら20人が「今、なぜ天竜通船か-先人の豊かな発想に学ぶ」と題した講演に耳を傾け、先人の暮らしや工夫に理解を深めた。
この中で、春日さんは「伊那市の入舟と言う地名に山国なのになぜ、入舟なのかと興味を抱いた」と話しはじめ、井月の俳句「柳から出ていく舟の早さかな」「春風に待つ間ほどなく白帆かな」を紹介し「当時は天竜川の急流に、ひっきりなしに舟が通っていたことがわかる」とした。
また、古文書を示し、「高遠藩は宮田と東伊那に番所を設け、通行する船や筏(いかだ)に手形の提示を求め、暮れ六つ(午後5時)以後の通行を禁じた。送りを見れば、高遠の奥から石灰を下伊那に、高遠産米を江戸に回送したことも分かる」と話し、会員の興味をそそった。