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山野草や樹木について学ぶ
見頃を迎えた山野草や樹木について学ぶ講座が18日、箕輪町の萱野高原で開かれました。
講座は身近な自然に親しんでもらおうと箕輪町郷土博物館が開いたもので親子連れなどおよそ15人が参加しました。
講師は信州大学農学部で植物の生態などについて研究している荒瀬輝夫准教授が務めました。
荒瀬准教授によりますと、標高およそ1200メートルの萱野高原には山野草や樹木など200種類ほどの植物が群生しているということです。
このうち白い花を咲かせる広葉樹アオダモは大リーグヤンキースのイチロー選手がバットとして愛用している木材だと説明していました。
参加者は萱野高原を散策し楽しみながら、山野草や樹木の生態などについて学んでいました。
町郷土博物館では地域の自然観察にも力を入れることにしていて山野草のほか鳥や昆虫についての講座も計画しています。 -
山雅後援会南信州支部来月設立
サッカーJ2の松本山雅FCを応援する南信地区の企業やファンなどで作る山雅後援会南信州支部が、来月設立されることになりました。
16日は、箕輪町内の飲食店で設立に向けた準備総会が開かれ、上下伊那を中心に南信地区の企業や山雅の社員など関係者およそ40人が集まりました。
後援会は、南信地区の会員同士のネットワーク構築や観客・スポンサーの拡大などを目的としています。
松本山雅FCは、平成17年に前身の山雅サッカークラブから名称を改め始動、去年からJ2に昇格しています。
現在、県内には地域支部が上田と塩尻にある他、企業などでつくる職域支部が2つあります。
総会では、地元サッカークラブや学校に選手を招く講習会や会員交流会の開催など事業計画を確認しました。
設立総会・支部認証式は、来月26日に箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれます。 -
工科短大新設案「ハードル高い」
長野県は、平成29年度までに着工する計画の工科短大南信キャンパスの設置場所について、伊那技術専門校を活用する案が有力との見方を17日駒ヶ根市で開かれた説明会で示しました。
説明会は、駒ヶ根市への設置を要望している伊南地域の教育委員会で組織する上伊那南部市町村教育委員会連絡会が開いたものです。
県からは、商工労働部の西澤清人材育成課長らが出席し、設置場所を上伊那地域とすることが決まった経過や工科短大の内容が示されました。
建設事業費は、南箕輪村の伊那技術専門校を活用する場合が16億円、ほかの地域に新設する場合が38億円と試算されています。
出席した教育関係者からは、駒ヶ根工業高校との連携を視野に入れ、駒工周辺に新設して欲しいとする意見や質問が相次ぎました。
これに対し西澤課長は、「総合的な検討をして建設場所は決定するが、大きな争点は、経済的なもの。早期着工したい観点からも新設案はハードルが高い」として、伊那技専活用案が有力との見方を示しました。
建設場所の決定時期については、26年度当初予算案を作成する今年の秋頃までが一つ目安になると話し、今後は、上伊那広域連合や上伊那産業振興会との協議で絞込みが進むものと見られます。 -
箕輪町施設お年寄り風船バレー大会
福祉施設の利用者同士で交流を深めてもらおうと、風船を使ったバレー大会が、16日箕輪町のながたドームで行われました。
これは、箕輪町内のデイサービスセンターなどで組織する、福祉施設事業所連絡会が開いたもので、今回で5回目です。
箕輪町にある福祉施設の利用者同士の交流を深め、楽しんでもらおうと風船バレーを行いました。
風船バレーは、テニスコートの中で椅子に座り、10人前後のチームに分かれて、風船でバレーを行います。
相手の床に風船を落としたら1点入り、5点先制したチームが勝ちとなります。
参加したおよそ80人の利用者は、8チームに分かれてプレーを楽しんだり、応援していました。
今回の風船バレー大会の代表で、ケアセンターふれあいの里の横川賢さんは、「外出する機会が少ない利用者にとって交流の場として楽しんでもらいたい」と話していました。 -
6月16日に観光イベント「飯田線と天竜まったり散歩」
箕輪町、辰野町、南箕輪村が集まり、去年4月に発足した上伊那北部観光連絡協議会は、3町村合同の初めての観光イベントを6月16日に行います。
「飯田線と天竜まったり散歩」と題したウォーキングイベントで、6月16日(日)に行われます。
午前11時にJR辰野駅を出発し、3時間かけて箕輪町の伊那松島駅まで歩くコースと、4時間かけて南箕輪村の北殿駅まで歩くコースがあります。
天竜川を眺めながらのウォーキングを楽しみ、ゴールしたら、飯田線を使って辰野駅に戻って、ほたるを鑑賞します。
参加費は、一般が500円、小学生以下が200円となっています。
協議会では、上伊那北部の天竜川の風景を楽しみながら、飯田線を観光資源として見直すきっかけにしていきたいとしています。 -
箕輪町 移動販売を行う業者を対象に補助事業実施へ
箕輪町は、日常生活に必要な食料品などの買い物が困難な高齢者のための移動販売を行う業者に対し、経費の一部を助成する補助事業を始めます。
これは、14日に開かれた箕輪町議会全員協議会で町が示したものです。
補助事業は、一人で買い物に出かけることが困難な高齢者など、いわゆる「買い物弱者」対策として行うものです。
補助の対象となるのは、町内の業者です。
条件は、1週間に1回以上、町内10地区で、肉、魚、野菜などの移動販売を行うこと、5年以上継続して実施することなどです。
審査に通れば、移動販に必要な車や冷蔵庫などの備品購入費と移動販売の広告宣伝費を、300万円を上限に2分の1を町が補助します。
町では、5月30日に、希望する業者を対象に説明会を開き、事業の周知を図っていくということです。
公募期間は6月3日から、7月1日までで、7月中に審査を行い、補助対象となる業者を決定するということです。 -
箕輪町と中箕輪農事組合法人の和解成立
箕輪町大出のそば加工施設留美庵を運営する中箕輪農事組合法人と箕輪町の両者が起こしていた訴訟は、長野地裁伊那支部の和解勧告を両者が受け入れ13日和解が成立しました。
この問題は町が所有する、そば加工施設の土地使用料と施設建設負担金を、運営している中箕輪農事組合法人が長期滞納したことから町が建物の明け渡しを求め提訴したものです。
一方、法人は、そばの実を納入するための土地所有者との契約を町が結ばなかったことから、そばの実を納入できなくなり経営が悪化したとして町に1千万円の損害賠償を求めていました。
この件について長野地裁伊那支部は町に対し法人に600万円の解決金の支払いを、また法人には建物と備品を返還する和解案を提案していました。
13日長野地裁伊那支部で両者がこの提案を受け入れ和解が成立しました。
この件について町代理人の弁護士は「町の対応に違法性があったというわけではないが裁判所の和解勧告に応ずるべきだと判断した。今後施設の有効活用が展開できることになりメリットは大きい。」
一方法人代理人の弁護士は「法人と地権者の契約が町の配慮のない行為により解除に至らしめたという和解内容の条項の重みを感じてほしい」とそれぞれコメントしています。
解決金の支払いは町議会で可決されていておよそ3年間に渡り争われたこの問題は互いに和解勧告を受け入れることで解決されることになりました。
解決金の支払いと建物、備品の返還は来月20日までとしています。 -
セーフコミュニティ認証取得 1周年記念フォーラム
箕輪町は、セーフコミュニティの国際認証を取得し1年となります。12日は、認証取得1周年を記念したフォーラムが開かれ、「今後より一層、強力に活動を推進してくいく」との宣言が承認されました。
フォーラムには、およそ500人が訪れ、TBSの杉尾秀哉さんの講演や、箕輪北小学校児童による安全マップの事例発表などが行われました。
このうち、箕輪北小の6年生は、去年11月に作った、デジタル版安全マップの制作過程や活用事例などについて発表しました。
箕輪北小では、情報を共有できる事や、年ごとの変化を記録できるなどの利点から、コンピューターを使って、デジタル安全マップを作り、学校のホームページで公開しています。
児童達は、「友達や学年を越え、危ない場所の情報を共有する事が出来た」、「新しい情報を加え、地域の変化を記録していきたい」などと発表していました。
日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子代表理事は「作るだけでなく、地域に発信する事で多くの人達の関心を集める事が大切」と評価し、今後は、「安全な場所も地図に加えてみては」とアドバイスしていました。
フォーラムの最後には、代表の3人が国際認証を誇りに、強力に活動していくとのセーフコミュニティ推進宣言を行い、承認されました。 -
みのわ祭り ポスター・うちわ図案決定
7月27日に行われるみのわ祭りのポスターとうちわの図案が決まりました。
ポスターに採用されたのは、箕輪町八乙女の有賀早紀さんの作品です。
もみじちゃんと天竜川をイメージした竜が描かれています。
躍動感のあるデザインが評価されました。
うちわに採用されたのは、箕輪中学校1年の山邉舞さんの作品です。
シンプルなデザインが評価されました。
今年はポスター・うちわ合わせて355点の応募があり、実行委員会の投票によって選ばれました。
ポスターは500枚、うちわは1万本が作られます。
2013みのわ祭りは、7月27日土曜日に行われます。 -
新緑の季節 各地で山野草展
新緑の季節を迎え、伊那谷の各地で、山野草展が開かれています。
箕輪町の木下公民館では、信州みのわ山野草クラブの展示会が開かれ会場は多くの人で賑わいました。
エビネやヤマユリなど、会場には会員が丹精込めた山野草、およそ200点が並んでいます。
地域の山野草愛好家で作る信州みのわ山野草クラブは、毎年、一般の人でも入手しやすい山野草を集めて展示していて、今回、節目の20回を迎えました。
今年は春先の不順な天候により苦労したということですが、今回の展示会に合わせて花を咲かせることができたということです。
白鳥征男会長は「今年は天気に悩まされ、本当に苦労した年。会員が丹精込めた山野草をぜひ見に来てもらいたい」と話していました。
信州みのわ山野草クラブの作品展は、12日まで箕輪町の木下公民館で開かれていて、時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
世界3位西藤選手 国体予選優勝
先月クロアチアで開かれたフェンシング世界大会で3位入賞を果たした、箕輪町出身の西藤俊哉さんが、11日、箕輪町で開かれた国体長野県予選に出場し、優勝しました。
この日は箕輪町民体育館でフェンシング国体長野県予選が行われ、中学3年生以上の男女およそ40人が出場しました。
西藤さんは箕輪町出身で、中学2年の時から、日本オリンピック協会のエリートアカデミーに所属しています。
現在は東京都の帝京高校1年生で、全国から選ばれた10人ほどの選手達とトレーニングをしています。
先月クロアチアで開かれたフェンシング世界カデ選手権大会フルーレの部では3位入賞を果たしています。
フェンシング国体予選は、各年代で上位3人までが北信越予選、または本大会に進むことができます。
西藤さんが出場した少年男子フルーレには17人が出場し、3グループに分かれて総当たりの予選を行いました。
西藤さんは、予選5試合を全て勝利し、決勝でも出場選手中最高の成績で、見事優勝しました。
西藤さんは「自分自身も箕輪町から出発した。いろんな大会で箕輪の人達から声をかけてもらったり応援してもらっている。国体でも長野県の選手として結果を残せるよう頑張りたい」と話していました。
国体県予選少年男子は、2回の予選の合計ポイント上位3人が北信越予選に進むことができ、次回の試合は7月13日に予定されています。 -
防災行政無線 指令センターが制御
上伊那8市町村でつくる上伊那消防広域化協議会は、10日7回目の会合を伊那市のいなっせで開き、各市町村の防災行政無線を指令センターが制御することなどを決めました。
指令センターは、伊那市荒井の富士塚グラウンド北側に移転新築される伊那消防署に併設されます。
火事があった際にこれまでは、各消防署がそれぞれ対応していましたが、広域化後は、指令センターが一括して放送を行います。
10日の会議では、このほかに現在ある消防署や車両などの財産を広域化後の新組織に無償で引き継ぐことや広域化前の債務は、広域化前の各組織が負うことなどが決まりました。
事務局側は、次回会合の協議項目として、デジタル消防無線と指令センターの運用開始時期を提案しました。
なお、今日の会議で、上伊那地域は、県知事が認める消防広域化重点地域に指定される可能性が高いことがわかりました。
4月の消防組織法の基本指針の改正に伴い、県知事が広域化の気運が高い地域などを重点地域として指定する枠組みが設けられました。
指定されると国の補助金や有利な起債の対象となります。
オブザーバー参加している県危機管理部の町田消防課長は、「県内で広域化に取り組んでいる地域はほかになく、上伊那は指定に有力」との見方を示しています。 -
箕輪町商店街に出張販売所 オープン
みのわ振興公社が運営する農産物直売所「にこりこ」などは、中心商店街で、週に1回、野菜などを出張販売する「いこいマート」を今日からスタートさせました。
箕輪町松島の中心商店街にある情報拠点施設です。毎週木曜日には、商店に変身します。
オープン初日の9日は、開店時間の午後1時になると、近所のお年寄りなどが早速訪れていました。
販売されているのは、地元野菜や生鮮魚・惣菜など100種類ほどです。
松島では、生鮮食品などを販売するスーパーが、去年8月に撤退したため、高齢者などの買い物が不便になっていました。
そうした声を受けて、農産物直売所にこりこの店長・戸田真理子さんが、生鮮魚の移動販売を行っている泰成運輸に声をかけ、共同で出張販売を企画しました。
出張販売所には、次々と徒歩で客が訪れ、野菜や魚を買い求めていました。
ある女性は、「歩いて遠くへ買い物に行くのは困難なので、毎週1度来てくれるのはありがたい」と話していました。
この出張販売は、毎週木曜日・午後1時から行われる予定で、協力店舗も随時募集するということです。 -
視聴者情報
7日、視聴者から「突然変異による珍しいヤマシャクヤクがある」との連絡をいただきました。
通常花びらは6枚ほどということですが、このヤマシャクヤクには、雄しべが退化したとみられる花びらがおよそ20枚あるということです。
また、白と赤の両方の色が出ていることも珍しいということです。
10年ほど前に種から育てたという持ち主の西村三男さんも驚きを隠せません。
西駒山草会では、11日と12日の2日間、南箕輪村の南原公民館で山野草の展示会を開くということで、花が持てばこのヤマシャクヤクも展示するということです。 -
伊那松島駅 駅舎利活用検討委発足
4月1日から有人化対応している箕輪町のJR伊那松島駅の利活用について検討する委員会が7日発足しました。
委員会では、11月末までに駅の利活用などについて方向性をまとめる計画です。
委員会は、有人化した伊那松島駅を活用して町の情報発信をしていくとともに、飯田線の利用促進にもつなげていこうと発足したものです。
7日は、箕輪町役場で第1回検討委員会が開かれ、平澤豊満町長が委員8人を委嘱しました。
委嘱されたのは商工会やJA、学校関係者などで任期は1年です。
箕輪町はJR東海の伊那松島駅の無人化とする方針に対して、町負担で駅員を配置する方針を決めました。
4月1日から元JR職員4人を臨時職員として配置し業務をスタートさせています。
町では有人化から1か月経過したがトラブルもなく順調と説明し、一般の利用客からは、駅員が居てうれしいといった声が寄せられていると話していました。
委員からは「人が集える場所になれば良い」「電車を利用する人が増えれば活性化になる」などの意見が出されていました。
これから検討する駅舎の利活用については、次回の委員会でアイデアなどを報告することになっています。
また委員会では、6月末まで町民から意見を公募することを確認しました。
次回の伊那松島駅舎利活用検討委員会は7月に開かれることになっています。 -
春のふれあい博物館
電車模型の展示や電気機関車の内部を公開する春のふれあい博物館が5日、箕輪町郷土博物館で開かれました。
これは、博物館に気軽に足を運んでもらおう開かれたイベントで、通常100円かかる入場料が無料となります。
室内では、150分の1の大きさの電車模型が展示された他、博物館の外に展示されている電気機関車の内部が公開されました。
この電気機関車は、昭和35年に伊那松島機関区に配属され、辰野竏樗ム田間を15年間走りました。
引退後の昭和50年にこの場所に運び込まれ、以来展示されています。
5日は、国鉄のOBで機関車の維持管理を行っている保存会のメンバー7人が博物館を訪れ、子ども達に機関車が走っていた当時の話や、機械の説明をしていました。
町郷土博物館では、今後も町の文化や自然に触れることのできる企画を実施していくとしています。 -
箕輪町木下ふれあいハイキング
箕輪町木下区で5日、恒例のふれあいハイキングが行われました。
ハイキングは、住民同士の親睦の場として毎年この時期に行われているもので、今年は区民およそ300人が参加しました。
木下南保育園を出発した参加者らは、南箕輪村の大芝高原までのおよそ5キロの道のりを2時間かけて歩きました。
参加者らは、景色を楽しんだり家族や友人と話をしながら歩いていました。
木下区の平井克則区長は「毎年多くの人が参加してくれている。これからも住民同士の絆を深め、団結力のある区にしていきたい」と話していました。 -
箕輪進修高校 身だしなみセミナー
箕輪町の箕輪進修高校で2日、スーツの正しい着こなしを学ぶ、身だしなみセミナーが開かれました。
セミナーに参加したのは、今年度就職活動や進学試験を控えた3年生118人です。
制服のない箕輪進修高校では、これまで担任が身だしなみの指導をしていましたが、正しい知識を身に着けて自信をもって就職、進学試験に臨んでもらおうと初めてセミナーを開きました。
講師は箕輪町内で紳士服の販売などを行っている丸山人詩さんらがつとめました。
丸山さんは、「自分のサイズに合ったものを選ぶことが大事。面接では、無地で色は黒か紺、チャコールグレーが定番」だと話していました。また、ネクタイは、紺が誠実、ワイン色が情熱的、グレーが知的なイメージを与えることなどをアドバイスしていました。
箕輪進修高校では5月30日を「スーツの日」として、3年生は全員スーツを着て登校するということです。 -
福与城祉まつり
箕輪町の県の史跡、福与城跡で29日、福与城址まつりが開かれ、太鼓演奏や飲食の出店など多彩なイベントで賑わいました。
まつりの開始を告げるのろしが上がると、武田信玄が福与城に攻め込み戦った歴史になぞらえて「えいえいおー」の勝ちどきを上げイベントがスタートしました。
地元箕輪南小学校の児童たちによる城山太鼓の演奏や三日町保育園の園児による歌などがあり祭りに花を添えました。
各地区のテントがずらりと並び、餅やそば、豚汁などが訪れた人にふるまわれました。
福与城跡は、天竜川左岸の段丘の斜面を利用した中世の城跡で、1532年から1555年は、藤沢頼親が城主として勢力を誇ったとされています。
まつりは、福与や三日町の有志でつくる福与城祉を守る会が実行委員会を組織して毎年開いています。
ゴールデンウィーク前半最後となった今日は天候にも恵まれ、地元の家族連れなどが楽しいひと時を過ごしていました。 -
信州みのわ花街道まつり始まる
歩きながら景観や花を楽しむことができる箕輪町の「信州みのわ花街道まつり」が28日から始まりました。
オープニングの28日は、ウォーキングのイベントが行われ、町内外からおよそ300人が参加しました。
参加者は、県道与地辰野線の道路沿いに植えられているおよそ1650本のハナモモやスイセンを見ながら、8.5キロの道のりを歩きました。
主催した信州みのわ花街道推進協議会によると、花の見ごろは5月上旬ということです。 -
箕輪ダムにジャンボマスを放流
天竜川漁業協同組合は上伊那の3か所のダムでジャンボマス300キロを27日放流しました。
このうち箕輪ダムでは50センチほどのジャンボマス100キロが放流されました。
ジャンボマスの放流は天竜川漁協がゴールデンウィークに釣りを楽しんでもらおうと毎年行っているものです。
放流が終わると町内外から訪れた人たちが早速釣りを楽しみました。
ある男性は、「毎年楽しみにきています。今年は大きい魚を釣りたいです」と話していました。 -
中箕輪農事組合法人と箕輪町との訴訟問題 解決する見通し
箕輪町大出のそば加工施設留美庵を運営する中箕輪農事組合法人と箕輪町の両者が起こしている訴訟は、長野地裁伊那支部が示した和解案を両者が受け入れ解決する見通しです。
26日は、箕輪町役場で町議会臨時議会が開かれ、解決金として600万円を支払う内容の議案が全会一致で可決された他、それに伴う補正予算案が可決されました。
この問題は、町が所有するそば加工施設の土地使用料と施設建設負担金を運営している中箕輪農事組合法人が長期滞納していることから、平成22年4月に建物の明け渡しなどを求め町が提訴。
一方法人側は、そばの実を納入するための土地所有者との契約を、町が結ばなかったことからそばの実の納入ができなくなり経営が悪化したとして、同じ年の6月におよそ2千9百万円の損害のうち1千万円の損害賠償を求めています。
この件について長野地裁伊那支部は、そばの実が納入できなくなったのは町の配慮のない行為によるものと認め、和解案として解決金600万円の支払いを町に提案。
一方法人に、建物と備品の返還を提案しています。
平澤豊満町長は「徹底的に争うこともできるが裁判所が示した和解案に従うのがベターだと考えている」と話していました。
議員からの「町長の責任の有無」についての質問に対して平澤町長は「手落ちはなかったと考えている」と話していました。
伊那ケーブルテレビの取材に対し法人側は「金額には納得はいっていないがこれ以上長引かせたくない」とし、和解に応じる考えです。
来月13日に24回目の裁判が開かれ、和解が成立する見通しです。 -
箕輪西小学校でジャガイモ植え
箕輪町の箕輪西小学校の児童は23日学校近くの畑でジャガイモ植えをしました。
23日は全校児童およそ100人が1年生から6年生までの縦割り班で種芋の植え付けをしました。
箕輪西小学校では学年をこえて交流を深めてもらおうと縦割り班での活動を行っています。
23日は今年度の縦割り班での初めての活動です。
下級生は上級生に教わりながら種芋を植つけていました。
収穫したジャガイモは、7月に行われる全校カレー会の材料として使われます。 -
十沢地蔵尊例大祭
箕輪町長岡の十沢地蔵尊で24日例大祭が行われ、訪れた人たちはご利益があるとされている地蔵に願掛けをしていました。
4のつく4日、14日、24日がこの地蔵の縁日で、この日に願掛けをすると願いがかなうといわれているほか、体の悪い所をなでるとよくなるともいわれています。
24日は町内外から訪れた人たちがお参りをして地蔵を撫でていました。
例大祭は長岡の住民でつくる長岡十沢地蔵保存会が毎年4月24日に開いているものです。
この十沢地蔵は、その昔、寺の都合で長岡のとある場所から三日町へ移すことになったとき、現在のこの場所で重さが増して運ぶことができなくなったという言い伝えがあります。
地蔵が村の外へ行くのを嫌がっていると考えた住民らがこの場所にまつったといわれています。
訪れたある女性は、「毎年必ず交通安全を願ってお参りしています。お地蔵さんのおかげでずっと無事故で過ごしています」と話していました。 -
高遠城址公園 有料入園者22万1,000人
天下第一の桜の名所として知られる、高遠城址公園の今年の有料入園者数は、去年より5万人程多い22万1千人でした。
今年の有料入園者数の速報値は、22万1千人で去年よりも5万人あまり多くなっています。
高遠城址公園の有料入園期間は、桜の開花宣言翌日から散り終わりまでで、今年は4月2日から20日までの19日間でした。
伊那市では、去年よりも入園者数が増えた要因として、テレビ番組で紹介された事や、花もちがよかった事などが影響したのではないかとみています。
伊那市では、ツアー客の人数を含めた正式な入場者数を5月中旬に開かれる反省会で発表する事にしています。
尚、高遠城址公園の入場者数は、東日本大震災以降、10万人台に留まっていましたが、今年は震災前の20万人台にもどっています。 -
西藤俊哉さん 世界選手権大会で3位入賞
箕輪町沢出身で高校1年生の西藤俊哉さんは、6日にクロアチアで開かれたフェンシング世界・カデ選手権大会フルーレの部で3位入賞を果たしました。
18日は、西藤さんの父親でフェンシング指導者の繁さんが役場を訪れ、平澤豊満町長に受賞を報告しました。
西藤さんは、東京都の帝京高校1年生。
国際大会で活躍できる選手を育成する国のエリートアカデミー所属選手として、練習を積んでいます。
大会では、予選の総当たり戦で全勝し2位で決勝トーナメントへ。
決勝トーナメントではロシアの選手との接戦をものにし、初めての世界選手権で見事3位に入賞しました。
父親の繁さんは「世界で戦える自信につながったと思う。オリンピックへの足掛かりになれば」と話していました。 -
桜も凍る寒さ 萱野高原開き
21日の伊那地域は最高気温が6.8度までしか上がらず2月中旬並みの寒さとなりました。
そんななか箕輪町の萱野高原で高原開きが行われ、関係者が今シーズンの安全を祈願しました。
標高1200メートルの
萱野高原では今朝、氷点下を観測したということで高原に咲いた桜が凍りついていました。
21日は地元住民でつくる萱野高原活性化委員会や箕輪町観光協会などから50人ほどが参加し、今シーズンの安全を祈願しました。
箕輪町観光協会会長の平澤豊満町長は、「全国から何度も高原に足を運んでもらえるよう賑わいづくりと活性化に努めていきたい」あいさつしました。
高原開きに合わせ信州かやの山荘も今日から営業を始めました。
箕輪町観光協会によりますと、萱野高原には昨年度およそ1万1,000人が訪れ、かやの山荘には420人が宿泊したということです。
21日の伊那地域の最高気温は平年より11度ほど低い6.8度までしか上がらず2月中旬並みの寒さとなりました。
長野地方気象台によりますと、あすまでは寒さが続きますが火曜日以降は平年並みに戻ると予想しています。 -
中村喜男さん 県交通安全運動推進本部から表彰
箕輪町福与の中村喜男さんは、交通安全の推進に貢献したとして、長野県交通安全運動推進本部から表彰されました。
18日は、中村さんが役場を訪れ平澤豊満町長に受賞を報告しました。
中村さんは、役場に勤務していた頃から箕輪町交通安全協会の活動に携わり、副会長を3期6年、会長を2期4年務めるなど交通安全運動に貢献しました。
去年5月の箕輪町のセーフコミュニティ認証取得の際には、交通安全対策委員長として委員をまとめ、道路標識の設置や信号機の整備などに取り組み、取得に貢献しました。
中村さんは「多くの人の協力があっての表彰。体が続く限りがんばりたい」と話していました。
平澤町長は「長年のご努力の賜物。今後も力を貸して下さい」と話していました。
表彰は、年に1回行われていて、今年度上伊那では2団体と3人が受賞しました。 -
セーフコミュニティ2年目の課題
箕輪町がセーフコミュニティの認証を取得してから間もなく1年が経ちます。
2年目の今年度は、住民に対する認知の向上や、各区の実情に応じた取り組みを継続・展開していく考えです。
18日は、役場でセーフコミュニティ推進協議会が開かれ、今年度の事業計画案が承認されました。
町では、去年行った住民満足度調査で安全安心な環境を求める声が多かったことから●認知度の向上●モデル地区やモデル校の実情に応じた活動の拡大●セーフコミュニティのブランド化を進めること などを課題としました。
具体的な事業内容として、▽関連性のある課題については各対策委員会間で協働を図る▽各区の実情に応じた取り組みを継続・拡大させる▽出前講座の実施など広報活動に力を入れる などとしています。
会議では他に、各対策委員会の事業報告が行われました。 -
箕輪町木下 カタクリの里見頃
箕輪町の木下財産区内にあるカタクリの里で、現在、カタクリの花が見頃となっています。
信州伊那梅苑近くの林道に入り車で5分ほど走ると、開けた場所に着きます。
2アールほどあるここが、木下の住民が整備を進めてきたカタクリの里です。
カタクリはユリ科の多年草で、移植するのは困難なデリケートな植物といわれています。
ここにはもともとカタクリの群生地がありましたが、乱獲や、鳥獣被害により、その数が激減していました。
そこで、10年ほど前から、木下区の区議会議員が中心となり、おちた枝を拾ったり、歩道や橋を整備するなどしてきました。
鹿やイノシシの食害から守るために、平成21年には電柵も設置しました。
カタクリは、種が落ちてから花が咲くまで7年ほどがかかるということですが、徐々に株の数も増え、現在ではシーズン中に千株ほどが花をつけるようになりました。
カタクリの里には、ミズバショウも植えられていて現在見頃を迎えています。
カタクリは、順次開花し、見頃のピークは4月下旬頃、ゴールデンウィーク中まで楽しめそうだということです。