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南箕輪村の人口101人増
長野県は、2023年中の人口増減を31日公表しました。
上伊那では人口が増加したのは南箕輪村のみで増加数は101人です。
県が公表した2023年中の人口増減によりますと、南箕輪村の今年1月1日の人口は1万6,234人で去年1月1日と比べ101人増加しました。
なお、伊那市の今年1月1日の人口は6万4,211人で657人の減。
箕輪町は2万4,582人で203人の減となっています。
全県は200万991人で1万5,476人の減となっています。
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水路に灯油とみられる油が流出
箕輪町の水路に灯油とみられる油の流出事故が31日発生しました。
油の流出が見つかったのは箕輪町のJA飯田線木下駅南側の水路です。
「油が水路に浮いていて、匂いがする」との通報が町役場に寄せられ町では油を吸収するマットを設置するなどの対応をとっています。
水路は南箕輪村に続いていて油が天竜川に流れ込まないように職員が吸着剤を設置していました。
油が流出した場所や量は不明で箕輪町では水路近くの住民に灯油タンクやポリタンクからの流出がないか確認を呼びかけています。
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レーシングカート 城取さんアジア大会結果を報告
レーシングカートのアジア大会に出場した箕輪進修高校3年生の城取聖南さんが役場で30日に出場を報告しました。
この日は城取さんが白鳥政徳町長に大会の結果を報告しました。
愛知県のチームに所属する城取さんは1月26日からマレーシアで開かれたレーシングカートのアジア大会「ロータックスアジアフェスティバル」に出場しました。
城取さんは予選を54台中8位で決勝に進み、決勝では一周およそ1kmのコースを22周走りました。
4位争いをして残り2周を切ったところでマシントラブルによりリタイアしたということです。
アジア大会へはこれまでの大会での実績から推薦されて出場したということです。
タイヤやブレーキパッドなどのカートの部品や大会へのエントリー費用を稼ぐためアルバイトを掛け持ちして、週末は岐阜県のサーキットで練習をしています。
今後は県内の大学に進学し、カートを続けていくということです。
白鳥町長は「日本代表を目指して頑張ってください。期待しています」と話していました。 -
おやじ学級公開講座 箕輪学かるたで町学ぶ
箕輪町内の観光地や文化財を紹介する「箕輪学かるた」で町について学ぶ講座が、地域交流センターみのわで15日に開かれました。
講座は、箕輪町公民館のおやじ学級の公開講座として開かれ、学級生と一般のあわせて34人が参加しました。
講師を務めたのは、町郷土博物館の井澤はずきさんです。
講座では、郷土博物館が製作した、町内の観光地や文化財、伝統行事がかかれた「箕輪学かるた」を使い、町について学びました。
50音すべての札を紹介し、歴史やその由来を解説しました。
江戸時代に始まったとされるお盆の厄除けの行事おさんやりは、「おさんやり真夏に白の男衆」とかかれ、絵札には舟を担ぐ人の姿が描かれています。
この講座は、町民に自分が住んでいる地域について深く知ってもらおうと開かれました。
井澤さんは「かるたを使い家族で簡単に楽しく町のことを学んでもらいたい」と話していました。
かるたは、郷土博物館で1セット税込み1,000円で買うことができます。
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大芝のアカマツで自転車お守り
辰野町、箕輪町、南箕輪村で組織する上伊那北部観光連絡協議会は、来月上田市で開くイベントに合わせ、大芝のアカマツを使った「自転車お守り」400個を作りました。
自転車に取り付けているのが今回製作したお守りです。
大きさは縦6センチ、横8センチ、厚さは5ミリです。
お守りには協議会の自転車イベントのロゴと、自転車の車体がレーザーで焼きつけられています。
自転車の走行中の安全を祈願すると共に、上伊那北部地域をPRしようと作られました。
加工は、箕輪町の箕輪進修高校の生徒が行い、完成したお守りは南箕輪村の恩徳寺で祈祷しました。
辰野町在住で協議会の自転車イベントで講師を務める小口良平さんは「持っているのが楽しくなるようなお守りが完成した」と話していました。
今回製作したお守り400個は、来月3日に上田市で開かれる上伊那北部の観光をPRするイベントで配布される予定です。
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非課税世帯支援事業に総額1億900万円
箕輪町議会臨時会が30日、町役場で開かれ非課税世帯対象の支援金給付事業として約1億900万円を追加する今年度一般会計補正予算案が可決されました。
給付対象となるのは去年12月1日現在で世帯全員の今度分の住民税所得割が非課税の世帯です。
830世帯に対し1世帯当たり10万円を給付するもので、総額は8,300万円です。
ほかには住民税均等割など非課税世帯の18歳以下の子ども1人当たり5万円を給付するもので対象は460人、総額は2,300万円です。
これらに手数料などを加え、総額は1億900万円となります。
町では給付金について全額、国の交付金を活用するとしています。
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永坂さん ボートのアジア大会で銀メダル
箕輪町上古田在住で下諏訪向陽高校3年生の永坂日鼓さんは、U19アジアボートジュニア選手権大会の4人1組の競技で銀メダルを獲得しました。
29日は、永坂さんが箕輪町役場を訪れ、白鳥政徳町長に結果を報告しました。
永坂さんは、去年12月にタイで開かれたU19アジアボートジュニア選手権大会の4人1組のクォドルプル競技に日本代表として出場しました。
一人でボートを漕ぐ男子シングルスカルに出場する予定でしたが、チーム事情により4人1組のクォドルプルに出場し、銀メダルを獲得しました。
高校3年生の永坂さんは卒業後、滋賀県の東レ滋賀ボート部に所属します。
大学よりも社会人の環境の方がレベルアップになると考え、高卒で実業団に入ることを決めました。
母親の初江さんも、息子の挑戦を応援しています。
白鳥町長は「世界で金メダルを獲得できる選手になってください」と話していました。
永坂さんはまずは日本代表選手を目指すということで、今後世界大会での活躍に期待がかかります。
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町防災交流施設 愛称「みのわBASE」に
箕輪町松島のJA上伊那箕輪町支所の西側に建設が進められている防災交流施設の愛称が「みのわBASE」に決まりました。
愛称は、町内在住かまたは在勤の人から募集し、83人から133件の応募がありました。
結果、小幡 直久さん、池上稔さんから応募があった、「みのわBASE」に決定しました。
呼びやすく、人が集まるスポットになることや、災害時の拠点となる期待や安心感を込めて愛称がつけられたということです。
箕輪町防災交流施設「みのわBASE」は、4月に開所予定です。
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文化財防火デーで無量寺を点検
26日は文化財防火デーです。
箕輪消防署と箕輪町教育委員会は、北小河内の無量寺で消火設備などの点検を行いました。
無量寺には、国の重要文化財に指定されている阿弥陀如来坐像があります。
消防署員たちは、消火器の置かれている場所や火災警報装置の確認を行っていました。
また無量寺の中川清健住職にローソクや線香の火に気を付けるようアドバイスしていました。
文化財防火デーは、昭和24年の1月26日に法隆寺金堂で火災が起きたことを受け、昭和30年に定められたものです。
火災や地震から文化財を守るため、毎年全国各地で点検が行われています。
パトロールが終わると中川住職は、消火器の使い方を教わっていました。
26日は、無量寺のほかに長岡神社でもパトロールが行われました。
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箕輪町がセーフコミュニティ認証の更新行わない方針
箕輪町の白鳥政徳町長はWHO世界保健機関が認証している安全・安心なまちづくりの取り組みセーフコミュニティの認証更新を行わない方針を26日に示しました。
これは26日に役場で開かれた定例記者懇談会で白鳥町長が考えを示したものです。
箕輪町は2012年5月にWHO世界保健機関のセーフコミュニティの認証を受け、安全・安心なまちづくりの取り組みを行ってきました。
去年、5年に一度の更新を予定していましたが、先延ばしし、検討を行ってきました。
白鳥町長は、交通事故や乳幼児の救急搬送が減少してきていることを例に挙げ、一定の成果が出たと話し、更新は行わない考えを示しました。
町では来年度、セーフコミュニティに代わる、安全・安心に特化した条例の制定を行うとしています。
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箕輪町 日本語教室でAED使った講習会
箕輪町が行っている外国人向けの日本語教室でAEDを使った救命講習会が25日産業支援センターみのわで開かれました。
この日は箕輪町が行っている日本語教室に通うブラジルやベトナム国籍の参加者7人を対象に箕輪町役場の小山晃生危機管理監がAEDの使い方を説明しました。
AEDからは「体に触れないでください」「離れてください」などの日本語の音声指示がだされます。
しかし、参加者のほとんどは日本語の指示がわからず苦労していました。
箕輪町では「手順を覚えて緊急時に対応してほしい」と話していました。
また、元日の能登半島地震を受けて避難グッズが紹介されました。
小山さんは「必要なものをすぐ持ち出せるようにまとめておいてください」と話していました。
参加者は「勉強になった」「興味のあった内容が知れてよかった」と話していました。
箕輪町では毎週木曜日の午前8時半から10時まで日本語教室を開いていて参加を呼び掛けています。
今後、参加者から希望が多かった栄養指導や介護保険について学ぶということです。 -
箕輪町が石川県七尾市で給水支援
能登半島地震の被災地支援として箕輪町は、給水支援を行う職員を24日に現地に派遣しました。
石川県七尾市に派遣されるのは、みどりの戦略課の山口弘司課長、水道課の根橋知宏さん、吉見竜成さん、建設課の小澤俊介さんの4人です。
給水車は2トン分の水を供給できます。
24日は、役場北側の車庫前で出発式が行われました。
白鳥政徳町長は「七尾市は1万5,900戸で断水していると聞いている。被災者に寄り添った給水活動をお願いします」と激励していました。
被災地支援は、公益社団法人日本水道協会長野県支部の要請を受けて行われるものです。
職員4人は25日から28日まで、被災地の石川県七尾市で給水支援を行う予定です。
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無量寺で節分の福ますづくり
箕輪町北小河内の無量寺で、2月3日の節分行事で使われる福ますの準備が行われました。
24日は、中川清健住職が、ヒノキの一升桝に幸せを願う「福」と長寿を願う「寿」の文字をますに書いていました。
無量寺では、40年以上前から節分行事を行っています。
節分行事では年男・年女の30人が福ますに豆を入れてまきます。
準備は1月上旬から始めていて、60個を用意するということです。
無量寺の節分行事は2月3日の午後3時から護摩祈祷会、午後4時から豆まきが行われます。
豆まきでは特等の福だるまなどが当たる札も一緒に投げられます。
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箕輪町 下水道料金白紙諮問
箕輪町の白鳥政徳町長は下水道料金の見直しについて、運営審議会に24日白紙諮問しました。
24日は役場で箕輪町下水道運営審議会が開かれ、白鳥町長が審議会の萩原宏和会長に料金の見直しについて白紙諮問しました。
2017年の審議会では2018年度に料金を10パーセント値上げし、2023年度までに料金を再度検討することが適当とする答申を行っています。
町は2018年度に下水道料金を10パーセント値上げしていて、今回は2017年の答申を受け料金の見直しについて諮問しました。
白鳥町長は「下水道運営は一般財源からの繰り入れもあり、黒字を保っているが、施設の老朽化や少子高齢化などの課題を抱えている。
今後の使用料について検討頂きたいと」話していました。
箕輪町の現在の下水道使用料は、2か月で上水道を55立方メートル使った場合9,773円です。
審議会は今回を含め5回開かれ、9月に答申する予定です。
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みのわ祭り7月27日開催
今年のみのわ祭りの第1回実行委員会が22日、みのわパレスで開かれ開催日は7月27日、スローガンは「みんなのお祭り」に決まりました。
会場には委員約20人が集まりました。
今年新たに実行委員長に選ばれた栗原勇雄さんは「町民全員がなんらかの形でかかわりを持ち、楽しめる祭りにしたい。」と話していました。
去年のみのわ祭りは4年ぶりに町商店街と松島仲町を会場に行われ町民おどりには11連、約570人が参加しました。
今年のみのわ祭りは7月27日土曜日を予定していて実行委員会では今後イベント内容や開催時間などについて協議していくということです。 -
小河内神社御筒粥 今年は七分一厘
箕輪町の小河内神社で今年の世の中や農作物の出来を占う御筒粥の神事が21日に行われ、今年の世の中は去年より二厘下がった七分一厘でした。
午前7時に、北小河内と南小河内の住民で作る総代会のメンバーが粥を炊き始めました。
神事は今年一年の五穀豊穣を願う小河内神社の祈年祭で行われています。
21本の葦の茎を束にして2升の米が入った釜で炊き、茎に入った米粒の数で占います。
午前9時過ぎに釜の中から筒が取り出されました。
占いは、宮司が神社の中で筒を割って行います。
結果、今年の世の中は七分一厘となりました。
農作物では水稲の中生、牛蒡、トマト、蕎麦が極上となっています。
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北小河内漆戸常会で大文字下ろし
箕輪町北小河内の漆戸常会で、地区の安泰を願って建てられていた大文字の柱が、20日に地域住民によって下ろされました。
午前11時に、地域住民およそ20人が集まり、14日に建てられた大文字の柱が下ろされました。
柱は21日に下ろされる予定でしたが、雪の予報が出ているため、急遽20日に行うことになりました。
長さおよそ15メートルの柱を近くの漆戸集会所まで担いで運ぶと、付けられていた花飾りなどを取り外していきました。
漆戸常会の大文字は、およそ260年前から続いていて、町の無形民俗文化財に指定されている小正月の伝統行事です。
住民は花飾りを自宅に持ち帰り玄関などに1年間飾っておくということです。
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箕輪町図書館 暖まりながら楽しむ取り組み開始
箕輪町図書館は、寒い冬を暖かい図書館で過ごしてもらおうと、かるたやカードゲームの館内貸し出しを始めました。
館内で借りて遊ぶことができるのは、4種類のかるたやカードゲームです。
図書カードを持っている人なら誰でも借りることができます。
町図書館では、寒い冬でも暖かい図書館にきて楽しんでもらおうと、こうした取り組みを始めました。
また、20日から2月9日まではこたつを出し、暖まりながらゲームを楽しむことができます。
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今年1年の精進誓う
柔道や剣道など箕輪町の武道5団体の初稽古が8日、箕輪町民体育館と武道館で行われました。
初稽古を行ったのは空手道部、なぎなた部、フェンシング部、柔道部、剣道部の5団体です。
空手道部は今年、基本を大切に稽古に励んでいくということです。
なぎなた部は平穏な日常のなかで稽古ができることへの感謝の気持ちを大切にしていくということです。
フェンシング部は2028年に県内で開かれる国民スポーツ大会に向け強化を図っていきます。
柔道部はコロナ禍で出来なかった組手など基礎練習を行っていくということです。
剣道部は去年、合格率が20%といわれる6段を取得した部員を中心に全体のレベルアップを図るということです。
この日は5団体の部員が箕輪町武道館に集まり鏡開きの式で今年1年間の精進を誓っていました。
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大谷翔平選手から届いたグローブ 児童にお披露目
メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が全国の小学校に贈った野球のグローブが伊那市と箕輪町の小学校にも届き、17日お披露目されました。
伊那市の西箕輪小学校では、全校児童約370人が参加し贈呈の会が開かれました。
代表の児童がグローブを箱から出し、全校にお披露目していました。
グローブは、各校に右利き用2個と左利き用1個の3個が贈られました。
内側には大谷選手のサインが印字されています。
早速各クラスの代表児童がグローブをはめ、キャッチボールをしました。
グローブに添えられていた大谷選手からのメッセージを太田聖尚校長が読み上げました。
グローブは、12日に伊那市に届き、17日に市内15の小学校に届けられました。
西箕輪小学校では、授業で活用していくということです。 -
箕輪町 災害時の外国人支援研修会
阪神淡路大震災の発生から17日で29年となります。箕輪町は、地震などの災害に備え、外国人支援についての研修会を17日、役場で開きました。
研修会には職員や地域住民などおよそ100人が参加しました。
講師は、愛知県在住で外国人支援を行っているNPO法人多文化共生マネージャー全国協議会の土井佳彦代表がつとめました。
土井さんは「災害情報の多くは日本語で発表され、外国人は避難する必要性が理解できなかったり、生活情報を得る事ができていない。
多言語で情報を発信する事が大切だ」と話していました。
また避難所においても「文化や宗教などを理解し、食事の提供で配慮が必要だ」と話していました。
箕輪町では、阪神淡路大震災が発生したきょうに合わせ、この研修会を企画しました。
町内には、ブラジル人やフィリピン人、ベトナム人などおよそ800人が暮らしているという事です。
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箕輪町公民館けやき学級 古田人形芝居の歴史学ぶ講座
箕輪町公民館は古田人形芝居の歴史について学ぶ公開講座を12日に地域交流センターで開きました。
12日は箕輪町公民館ふきはら大学院を卒業した人が対象の、けやき学級のおよそ25人が受講しました。
講師は箕輪町郷土博物館の井澤はずきさんが務めました。
古田人形芝居はおよそ300年前から上古田地域を中心に伝承されてきた箕輪町を代表する民俗芸能で、長野県の選択無形民俗文化財に指定されています。
井澤さんは「幕末になると全国的に狂言が流行し、古田人形は衰退していった」と説明していました。
明治に入り上古田で上演された芝居のほとんどが狂言であったことがわかる手記も残されているということです。
昭和36年、1961年に「古田人形芝居保存会」が発足したことで、箕輪中学校や箕輪西小学校で伝統が受け継がれるようになったということです。
講座では、2023年12月の定期公演の様子が上映されました。
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中曽根の獅子舞 4年ぶりに披露
地域や区民の今年1年の安泰や無病息災を願う、箕輪町中曽根の獅子舞が4年ぶりに披露されました。
14日は中曽根獅子舞保存会のメンバーおよそ30人が区内の八幡社や辻など5か所で獅子舞を披露しました。
最初に八幡社で舞を奉納しました。
中曽根の獅子舞は、箕輪町の無形民俗文化財に指定されていて「肇国の舞」や「剣の舞」など5つの舞で構成されています。
毎年小正月に行われていますが、新型コロナの影響で2021年から中止していて、今年は4年ぶりとなりました。
八幡社での奉納を終えると、地区内の辻で3か所で雌獅子2頭の舞合わせを披露しました。
それぞれの辻では、地域住民が集まり、獅子舞を見物していました。
舞が終わると集まった人たちは獅子に頭を噛んでもらい、今年1年の無事を願っていました。 -
北小河内漆戸常会で大文字建て
箕輪町北小河内漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事、大文字建てが14日行われました。
朝8時、住民約20人が区内の辻に集まりました。
長さ約15mの柱に、色紙で作った花飾りや、太陽に見立てた赤い板、松や榊の枝を飾り付けました。
花飾りは、4年ぶりに住民で集まって作ったということです。
漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川の水害を鎮めるために始まったとされていて、町の無形民俗文化財に指定されています。
飾り付けが終わると一気に柱が建てられました。
漆戸常会の大文字は21日の午前8時におろされる予定です。 -
御筒粥神事 今年の世の中は七分
今年の世相や農作物の出来を占う御筒粥神事が箕輪町の箕輪南宮神社で13日に行われ、今年の世の中は七分と結果が出ました。
午後5時ごろ、釜の中に米や小豆、37本の葦の茎を麻の紐で束ねたものを入れました。
御筒粥は五穀豊穣を願う伝統行事で炊き上げた葦の筒への粥の入り具合で今年の世相や農作物の出来、気候の37項目を占います。
2時間後の午後7時頃、葦が釜から引き上げられ、占いが始まりました。
占いの結果、今年の世の中は七分で去年より九厘下がりましたが、悪い結果ではなくまずまずということです。
極上となったのは農作物ではもろこしやさつまいも、トマト、気候では春となっています。
箕輪南宮神社では「幸せで健康な一年を過ごしてほしい」と話していました。 -
ごみに紛れた現金 職員10人飲食費に
上伊那広域連合は、箕輪町のクリーンセンター八乙女の職員10人が搬入されたごみの中から出てきた現金5万2千円を飲食代として使用したと公表し13日謝罪しました。
13日はクリーンセンター八乙女の竹村和弘所長や施設を運営する上伊那広域連合の唐澤直樹事務局長らが伊那市のいなっせで会見を開き謝罪しました。
去年7月に搬入されたソファーの中から作業員が現金9万円を見つけ警察に届けることなく、その内の5万2千円分を8月に職員10人で飲食代として使用したという事です。
その後、内部告発する手紙が広域連合に届き、使用した5万2千円を12月に弁済し、警察に届け出たという事です。
警察に届け出た時に、見つけた現金の一部を飲食費として使用した事を伏せていた事から、伊那署では、窃盗および公正証書原本不実記載の疑いで捜査を行っているという事です。
クリーンセンター八乙女では、数万円の現金が見つかったのは今回が初めてという事ですが、これまでも、現金を見つけた場合は、職場の慣習としてプールし、ジュースや菓子代として使っていたという事です。
今後は拾得物の取り扱いに関するマニュアルの作成や研修などで、再発防止に努めるとしています。
また職員の処分は、警察の捜査後に行うという事です。
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中曽根の獅子舞14日に奉納
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている中曽根の獅子舞が14日に奉納されます。
11日は、本番に向けての練習が行われました。
箕輪町中曽根では、小正月の伝統行事として、五穀豊穣や家内安全を願い、獅子舞が行われています。
新型コロナの影響で2021年から去年まで獅子舞の奉納は中止となりました。
11日は、保存会のメンバー15人が公民館に集まり、14日の行事に向けた練習を行いました。
中曽根の獅子舞は、およそ200年ほど前、伊那市西箕輪の羽広の獅子舞に影響を受けて始まったとされています。
2頭の雌獅子で舞うのが特徴で「肇国の舞」や「剣の舞」など5つの舞で構成されています。
保存会では、去年8月と11月にそれぞれ2回練習をしていて、今年に入ってからは昨夜が初めてです。
今回初めて獅子頭を担当する55歳の山田敦史さんです。
10年近い経験者から体や手の動きなどについて指導を受けていました。
保存会の会長は、公民館分館長が務めます。
中曽根の獅子舞は14日の朝、区内の八幡社で奉納した後、公民館など5か所で舞を披露することになっています。
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箕輪町 被災地に災害用携帯トイレを支援
箕輪町は能登半島地震により被災した石川県河北郡内灘町へ災害用携帯トイレ5,000個を15日に搬送します。
12日は15日の出発を前に職員2人が白鳥政徳町長に報告を行いました。
内灘町へ災害用携帯トイレを届けるのは、企画振興課みのわの魅力発信室の鈴木清次室長と総務課 防災・セーフコミュニティ推進係の小野智弘さんの2人です。
箕輪町は災害時相互応援協定を結んでいる愛知県幸田町からの要請を受け、幸田町と協定を結んでいる石川県の内灘町へ携帯トイレ5,000個を届けることにしました。
内灘町では、9日現在、およそ1,000世帯で断水が続いているということです。
白鳥町長は「町として支援できることはないか、被災地の現状を確認してきてもらいたい」と話していました。
携帯トイレは15日に内灘町役場へ届けられ、各家庭に配布されるということです。
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上古田スケート場 今季オープン中止
箕輪町は、暖冬の影響で氷が張らないことから、上古田スケート場の今シーズンのオープンを中止することを11日に発表しました。
上古田スケート場は、13日(土)にオープンを予定していましたが、暖冬の影響で十分な厚さの氷が張らず、安全なリンクを設営することが難しいことから、オープンの中止が決まりました。
中止は、1987年の運営開始以降、2020年に続いて2回目です。
箕輪町では、来年も中止となった場合、継続を検討するとしています。
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ものづくり教育 箕輪町の小中学生の作品が並ぶ
箕輪町の小中学生の作品が並ぶ「ものづくり教育プログラム展示会」が箕輪町文化センターで11日から始まっています。
会場には今年度学校の授業で作った作品およそ200点が飾られています。
遠足で拾ったどんぐりを使った置物や、クリスマスのミニツリーなどが展示されています。
「ものづくり教育プログラム」は使う人を意識したものづくりをすることで、思いやりや細かな配慮を身に着けてもらおうと町教育委員会が2007年度から行っているものです。
展示会は22日月曜日まで町文化センター展示コーナーで開かれています。