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箕輪町07年度予算編成方針説明会
箕輪町は10日、07年度予算編成方針説明会を役場で開いた。前年度当初予算一般財源ベースの予算編成で、枠配分方式を見直し継続し、今後もさらに行政経営型の行政運営を目指すことを示した。
町長選挙(14日告示、19日投票)のため事務的な説明会で、担当課職員が、予算編成のポイント3点を説明した。
効率化の推進は、04年度から06年度に行った5%削減の効率化で一定の成果が出たことから、07年度は事務事業の具体的な見直しをゼロベースで積み上げる。枠配分方式は、06年度当初予算一般財源をベースとし、当初の枠を超えない範囲で予算編成する。枠配分の範囲を見直し、賃金、報償費、旅費など8節に特定する。予算ヒアリング方法は、新ヒアリングシートを採用し、担当課の目標を明確化する。
町の財政状況については、07年度地方財政収支は一般財源総額で06年度と同額の見込みで、三位一体改革の影響は税源移譲と定率減税の廃止などによる地方税の増と、地方交付税の前年度対比2・5%の減を挙げた。本年度は豪雨災害対策費を相当額投入しているため、財政調整基金の取り崩しなど厳しい財政運営になることも説明した。 -
みのりんぐ箕輪ねっと
「生しぼり えごま油」一般販売12日から箕輪町、南箕輪村、伊那市西箕輪で地域通貨を通した地域経済の活性化を図る「みのりんぐ箕輪ねっと」(寺平秀行代表)は、活動の一環で栽培したエゴマの商品「生しぼり えごま油」を12日から一般向けに販売する。
03年8月に発足。05年度、労働に対し地域通貨「みのり」を発行し、「みのり」に応じてエゴマ油を分配する事業に取り組んだ。一般販売したエゴマ油100本は1週間で完売した。
今年は、栽培面積を昨年の13アールから43アールに広げ、エゴマ240キロを収穫。駒ヶ根市の業者に依頼して1次販売用に107キロ搾油し、150ミリリットルビンで240本できた。「昨年よりフレッシュな香り。種を食べたときの味で、素材そのままの味が生きている」という。
会員分配用は、本年度コモンズ支援事業に認定され、購入した搾油機で搾油する。
販売は1本1980円(税込み)。取り扱い店は箕輪町内かしわや、立石、金星、南箕輪村内ファーマーズマーケットあじ縲怩ネ、伊那市内あびえんと。問い合わせは寺平代表(TEL70・5728)へ。 -
箕輪町長選あさって告示
選挙戦…微妙な状況任期満了(28日)に伴う箕輪町長選挙は14日、告示される。立候補を予定するのは現職の平沢豊満氏(65)=無所属、沢=のみ。告示が目前に迫り、未だ対抗馬は現れていないが、一部の住民有志は「最後まであきらめない」と候補擁立の動きを続けている。
平沢氏は、町議会9月定例会で、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただいた」として、再選を目指し出馬を表明した。平沢氏の後援会は、町内全域を網羅する15支部を設置し、各支部の集会で公約説明などを精力的に進め、結束を固めている。
政策論争を-と候補擁立に動いている住民有志は、「14日の午後5時まである。ギブアップはしない」としている。
14日の立候補届出は午前8時30分から午後5時まで町役場2階会議室。投票日は19日。 -
箕輪町消防委員会
消防団員の待遇改善案を承認箕輪町消防委員会(荻原利一会長)は10日、箕輪消防署で開き、消防団員の待遇改善について、07年度から団員報酬額を減額改定して出動報奨金の財源を確保し、出動実績に応じて6段階で出動報奨金を支払うなどの小委員会の検討結果を承認した。後日、町長に答申する。
消防団の待遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、町報酬審議会で勤務実態に見合った報酬支払いの検討の意見が付されたことなどから、5月の第1回消防委員会で小委員会を設置して協議することを決めた。小委員会は消防委員会長、区長代表、正副団長、分団長会長の計5人で構成。2回の委員会で検討した。
検討結果は▽06年度は団員報酬及び出動報奨金は現行予算で認められた額を支払う▽07年度から団員報酬額を改定。団員と班長報酬の格差が1万円以上になることを考慮し、団員1人当たり現行報酬額から3千円減額し、減額分の総額を出動報奨金の財源とする▽出動報奨金は消防団交付金に算入する▽出動回数の格差区分は6区分で、対象行事は町及び各分団主催で全団員が出動対象となり団長が指定した行事の計20とする-など。
消防団交付金の規定条文を加える条例改正、町消防団交付金交付要綱の制定と出動報奨金支払い方法などの規定、団員確保のため町内居住者に限っている団員任命の規定見直しの提言なども含んでいる。 -
箕輪町公民館子育て学級おやつ作り
箕輪町公民館の子育て学級は9日、町保健センターで保育園の生活、昼食やおやつの話を聞き、親子でおやつ作りにも挑戦した。
町管理栄養士の柴倫子さんが指導。保育園の1日の流れを紹介し、昼食とおやつは手作りで、おやつは食事の一部との考えで出していることなどを話した。
来春からの保育園生活に向け生活リズムを整える、朝に排便をきちんとする、朝から野菜料理を出してあげることなどもアドバイスした。
おやつ作りは、9月下旬の町の「健康づくり週間」で募集したレシピの中から、「おからクッキー」と「混ぜ混ぜえびピラフ」の2品を紹介。ピラフはおやつとして少量をラップで包んでおにぎりにした。エプロン姿の子どもたちは、自分でラップにご飯を盛り、ぎゅっとにぎっておにぎり作りを楽しんでいた。 -
天竜川シンポ 7月豪雨災害とその対応
「第5回天竜川シンポ縲・月豪雨災害とその対応縲怐vは8日、箕輪町文化センターであり、建設、行政関係者ら約500人が集まった。同町松島区の天竜川堤防決壊を中心に避難誘導や復旧工事にかかわった人々によるパネルディスカッションで、今後に向けた展開などを考えた。国土交通省天竜川上流河川事務所主催。
パネリストは、平澤豊満町長、原幸喜松島区長、池田幸平県南部防災対策協議会本部隊長、三上幸三同事務所長の4人。北澤秋司信州大学名誉教授がコーディネーターとなり、パネルディスカッションした=写真。
原区長は避難所の状況を「現場の状況が把握できず、区民の不安はいら立ちに変っていくのを感じた」と説明。平澤町長は「デジタル無線、インターネットを使った伝達などを使い、現場や住民へ正しい情報を伝える努力をしたい」とした。
原区長は「避難をしてみて、地域内のまとまりが大切と知った。スポーツ交流、公的施設の利用などで普段から団結力を強め、組織力を高めたい」とも話した。
緊急復旧にかかわった池田隊長は「24時間の工事が続き資材、人員不足に苦労した。そんな中でも復旧工事を知る先輩方の存在は大きく、若者へと知恵や技術を受け継いでいく必要を感じた」と述べた。
三上所長も「先輩方のこれまでの災害後の河川改修などの対応が今回の被害を最小限に抑えた。それぞれの時代でベストを尽すことで今日があると思う」と再度災害の防止へ意気込みを語った。 -
箕輪町サッカーフェスティバル 12日開催
箕輪町サッカー協会主催のサッカーフェスティバルは12日、番場原第2グラウンドで開く。午前9時から午後3時まで。
催しはリフティングチャレンジ、PK合戦(小学3年生以下)、キックターゲット(小学4年生以上)、ドリブルタイムトライアル(全員)、リフティング検定、ゲーム(フリーメニュー)など。
午前8時半から受付、午前9時に開会式、体操。リフティング検定は箕輪町サッカー協会規定により認定級に合わせて認定証を渡す。ミニゲームはイベントのため、当日の参加希望に合わせて組む。
フリーマーケット、飲食販売、協会グッズなどの物品販売もある。
参加対象は町在住のサッカー大好き人。昼食持参。その他準備は各自でする。参加団体・クラブは箕輪少年サッカークラブ、箕輪中学サッカー部、リュシオ辰野、リバティーなど。参加料は子ども、大人一律500円(アトラクション参加希望者、保険込み)。イベント決行は午前8時に花火を打ち上げる。雨天中止。
協会は随時会員を募集している。一般会員年間千円(会員証配布)。本年度は来年度も有効。協会エンブレム(1500円)を同時に希望すると、今なら会費セットで2千円になる。
問い合わせはサッカー協会事務局(TEL79・0229)へ。 -
【記者室】夢を語る
中国語落語のパイオニア梅津亭あんこうさん。箕輪町国際交流協会主催の落語会で中国語落語と同時通訳落語を披露した。中国語が全くわからなくても大いに笑えた▼以前仕事をしていた上海で中国語落語を数回披露した経験があり、10月にNHKラジオ「地球ラジオイン上海」に出演。先日は香港中文大学の依頼で落語をし、チケットの売上全額を恵まれない子どもたちのために寄付した▼あんこうさんが暮らした上海の日本人社会は、夢が語れる世界だったという。だれかが夢を聞きサポートしようという話が出てくる所だと。香港での公演は、夢を発信した結果だと聞いた。「自分の夢を語るのがすごく大切」。道を切り開くのは自分自身だと、改めて教わった。(村上記者)
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箕輪町長選
立候補届出書類審査
1派のみ任期満了(11月28日)に伴う14日告示、19日投票の箕輪町長選挙の立候補届出書類審査が8日、町役場であった。出席したのは出馬表明している現職の平沢豊満氏(65)=無所属、沢=の後援会1派のみで、候補擁立に動いている住民有志グループは訪れなかった。
審査に訪れたのは平沢氏後援会の3人。町選挙管理委員会によると、書類は整っており、告示日当日の時間と場所の確認をして終了したという。
平沢氏は、町議会9月定例会一般質問の答弁で、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただいた」として、再選を目指し出馬を表明した。
町内全域に15支部を設置している平沢氏の後援会は、10日から各支部で集会を開き、平沢氏と唐沢哲朗後援会長が公約説明などを予定している。
無投票に危機感を示し「政策論争をしたほうがいい」と候補擁立に動いている住民有志グループは、「書類は役場でもらってきた。審査は当日(8日)に行く必要はない」とし、審査には訪れなかった。具体的な候補名は依然として明らかにしていないが、「擁立を進めている」としている。 -
マナビィランド
箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2006の一環、マナビィランドは4日、役場駐車場であり、フリーマーケットや野菜市など7団体が出店した。
総合的な学習の一環で、箕輪中部小学校の3年3組と6年2組がフリーマーケットで参加。3年3組(25人)は、町の人と交流したい-と4月から出店を計画し、学級園で育てたサツマイモ、ピーマンなどの野菜のほか、児童が手作りした手芸品やビーズアクセサリー、家庭にある不用品なども販売した。売上金はエースドッジボール大会に出場した費用の一部にあてるという。
6年2組(37人)は昨年に続き2度目の参加。昨年は栽培した落花生、サツマイモなどを販売したが、今年は世の中のことを勉強するため、自分たちの手作り品が商品として売れるかどうかを試そうと、グループを作ってアクリルたわし、アイロンビーズ、廃油で作ったキャンドル、花、コースター、しおりなどを作って準備した。売上が材料費を超えることが目標で、売上金は保育園や老人施設訪問の活動費にする。児童はそろいのバンダナとエプロン姿で、大きな声で商品アピールをし、客を呼び込んでいた。 -
信越特定郵便局長協会が箕輪町社協に車いす4台寄贈
信越特定郵便局長協会は6日、地域貢献事業の一環で箕輪町社会福祉協議会に車いす4台を寄贈した。
同協会は、信越地区で01年から毎年、車いすを寄贈している。南信北地区(上伊那、諏訪、岡谷)は毎年4台の寄贈で、箕輪町には今回初めて贈られた。寄贈台数は今回を含め南信北地区で24台、県内は138台になる。
同協会監事の白鳥元博木下郵便局長と、市川洌東箕輪郵便局長が町役場を訪れ、平沢豊満町社協会長に届けた。平沢会長は、「体の不自由な人に有効に使わせてもらう」と感謝した。
車いすはアルミ製で折りたたみ式。町社協では、車いす貸出サービで現在20台ほど利用されているが需要が高く、今回寄贈された4台も貸出用として活用するという。 -
箕輪町長選
立候補届出書類審査きょう任期満了(11月28日)に伴う箕輪町長選挙の立候補届出書類審査は8日午前8時30分から午後5時まで、町役場2階の大会議室である。
14日の告示まで1週間となり、これまでに出馬を表明しているのは、現職で再選を目指す平沢豊満氏(65)=無所属、沢=のみ。無投票ムードもある中で、立候補届出説明会(10月16日)に出席した住民有志グループは、候補擁立を進めている-とし、選挙戦になる可能性も残している。
14日の立候補届出は午前8時30分から午後5時まで町役場2階会議室。投票日は19日。 -
みのわ手筒会
災害復興願い開運厄除の手筒を被災住民に寄贈7月豪雨災害の復興を願い、2006もみじ湖夢まつり前夜祭(10月28日、箕輪町みのわ天竜公園)で、手筒花火などの打ち上げをしたみのわ手筒会(唐沢修一会長)はこのほど、土石流被害を受けた北小河内中村地区の30戸に、打ち上げに使った手筒を開運厄除けとして贈った。丸山全二区長に手筒30本を届け、区を通して各戸に配った。
みのわ手筒会は7月、災害復興ボランティアとして2日間で延30人が中村地区での作業に参加した。被災した住民に少しでも元気になってほしいとの願いを込め、開運厄除の手筒寄贈を申し入れた。
手筒は「豪雨災害復興祈願 開運厄除」の札を付けて加工したもの。正副会長の3人が丸山区長に届けた。
区長は「三河や豊橋では厄除けに使っていると聞いた。同じようにやっていただき、区の皆さんの気持ちが晴れればありがたい。またいつ災害が起こるかわからない、絶対大丈夫とはだれも言えない中で、厄除けの手筒を家に置くだけでも精神的に違うと思う」と感謝した。
前夜祭の花火大会は、「復興を願う地域の輪」と題した仕掛け煙火(シャクマ)など新作3基を交えた10プログラム。丸山区長をはじめ、多くの区民も見物に訪れたという。 -
伊那プリンスホテルトップ人事
伊那プリンスホテル(箕輪町)は、このほど開いた定時株主総会と取締役会で代表取締役社長に有賀ひとみ氏を選任した。有賀優前社長は退任。
新体制は次の通り(敬称略)。
▽代表取締役会長=登内英夫▽同社長=有賀ひとみ▽常務取締役=唐澤健一▽取締役=堀井朝運、有賀隆、白鳥和夫、竹腰哲夫、勝山修一(新任、ルビコン社長)▽監査役=征矢武雄、藤澤秀敬、有賀文男、小口都與 -
みのわ町民文化祭
音楽・芸能の広場箕輪町生涯学習フェスティバル2006「みのわ町民文化祭」の音楽の広場と芸能の広場が4日、町文化センターであった。町内のサークルや小・中学校が出演し熱唱、熱演を繰り広げた。
音楽の広場は合唱、大正琴、ハーモニカ、和太鼓、箏・三弦・尺八など18プログラムで、小学校の親子合唱や保護者のコーラス、箕輪中学校の合唱部と吹奏楽部の発表もあった。
芸能の広場は、かわいい子ども達のダンス、華やかな日本舞踊、太極拳や手話ダンスなど24プログラムで会場を楽しませた。
美しいメロディーが響き合い、軽快なダンスやしっとりとした舞踊もあり、次々と披露されるステージに会場を埋めた観客は温かな拍手を送った。 -
KOA収穫祭にぎわう 「秋の味覚」など無料で
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)の収穫祭が3日、箕輪町の同社上伊那生産拠点「パインパーク」であり、社員、元社員、地域住民など、500人以上(主催者推定)が集まり、にぎわいを見せた=写真。
松林の敷地内には、焼きそば、和菓子、五平もちなどの屋台が並び、すべて無料で提供。きのこ汁などの「秋の味覚」も振る舞った。
来年度採用予定者がおでんを元気に売り込んだり、会社役員が三陸直送のホタテ、サンマなどを炭火で焼いたりと、それぞれの屋台には活気で満ち溢れた。
特設ステージでは、社員でつくるバンド「KOMS」、南箕輪の太鼓グループ「鼓龍」、旧高遠町出身の作曲家・ギターリストの天山さんが次々と演奏を繰り広げ、人々を盛り上げた。 -
箕輪町功労者表彰受賞式
06年度箕輪町功労者表彰受賞式は3日、町役場であった。受賞者3人に表彰状を贈り、長年の功績を称えた。
受賞者は芸術文化功労で千葉幸雄(耕風)さん(72)、消防功労で小林信さん(70)、保健医療功労で福島正昭さん(77)。本年度の3人を含めこれまでの受賞者は198人になった。
平沢豊満町長は、「今までのご活躍は枚挙にいとまがなく、功績に感謝と敬意を表する。ご健勝、ご多幸をお祈りする」と式辞を述べた。受賞者を代表して福島正昭さんは、「誠に光栄の極み。厚くお礼申し上げる。これからも表彰にこたえるよう努力したい」とお礼の言葉を述べた。 -
みのわ町民文化祭
展示の広場始まる箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2006の一環、みのわ町民文化祭の「展示の広場」が3日、町社会体育館で始まった。展示は5日まで。音楽、芸能の各広場は4日に町文化センターである。
町民が日ごろの活動の成果を披露する文化祭。3つの広場に分かれて開催する。展示の広場は、町内の個人や団体、福祉施設の利用者、保育園、小学校、中学校、箕輪工業高校などが出品した。
会場には箕輪中の文化祭「ふきはら祭」のステージバックがあり、園児の絵や工作、小・中学生の絵、書をはじめ、町民が生涯学習で取り組んでいる陶芸、絵画、写真、ろうけつ染め、生花、立体書画、手芸品などがずらりと並んでいる。
訪れた人は、1点1点じっくりと鑑賞したり、野点コーナーで一服して楽しんでいた。
4日の音楽の広場は午前10時から、芸能の広場は午後2時から。 -
箕輪町西部診療所改築で高齢者ふれあいサロン整備
箕輪町は、上古田にある町直営の西部診療所を、老朽化に伴い改築し、診療室を含む高齢者ふれあいサロンを整備する。2日の町議会臨時会で補正予算案が可決された。
西部診療所は64年12月建設で、老朽化が進んでいる。町は、診療所の待合室がサロン的な場になっていることに着目し、診療所を改築し、診療機能を残しながら高齢者のふれあいの場を整備する。近隣の箕輪西小学校の児童や上古田保育園の園児と交流できる空間も確保する。
国の地域介護・福祉空間整備等事業の市町村提案事業で採択された。総事業費は2825万円。国の補助金は2千万円。
既存の診療所を解体し、同じ場所に現行と同規模のサロン・診療所を建設する。面積は約130平方メートルで、その内診療室は約30平方メートル。
11月中に地元西部地区(上古田区、下古田区、富田区、中曽根区)に説明し、診療所を解体。設計に入る。06年度内の完成を目指す。工事期間中は、上古田公民館に仮設診療所を設ける。
平沢豊満町長は、「受診者は少ないが切り捨てるのはどうか。病気に対する安心度を考えると、充実はできないが現状維持で予防に努められたらと思う。診療施設というよりは予防施設とし、ふれあいサロンに付随した診療所として考えていきたい」との方針を示した。
西部診療所の診療日は毎週月・木曜日。診療時間は午後2時から4時まで。福島病院=松島=の福島雅夫医師が担当している。年間の診療日数は95日前後。受診者は西部地区住民で、ほとんどが70歳以上の交通弱者。年間約470人が利用している。 -
箕輪町議会臨時会
大型パチンコ店進出反対の陳情を採択箕輪町議会臨時会は2日開き、一般会計などの補正予算案3件を原案通り可決、大出地区への大型パチンコ店進出反対の陳情を採択して閉会した。
一般会計補正予算は歳入歳出の予算総額に各9886万4千円を追加し、総額を81億1523万8千円とする。歳出の主なものは西部診療所を改築し高齢者ふれあいサロンを整備する地域介護・福祉空間整備等事業費2825万円、北小河内地区への防災倉庫設置ほか災害対策費453万6千円など。
防災倉庫は、北小河内区は7月の豪雨災害で被害を受けまだ危険があること、北小河内自主防災会が組織されていることなどから、同地区に設置する。場所は北小河内公民館駐車場。建設面積14・14平方メートル。発電機付投光器2台、テント、メガホン、折りたたみ式リアカー、水タンク、手動式浄水器などを配備する。倉庫の管理は自主防災会が受け持つ。
陳情は、大出区宮の西にオーギヤ(本社・愛知県豊橋市)が計画する大型パチンコ店の出店に反対するもので、箕輪北小学校PTA、北小を考える会、北小パトロールの会の3者の連名で陳情書、大出区長が嘆願書を提出。町議会は2件とも採択した。 -
箕輪町上古田でクマ目撃情報 注意呼びかけ
箕輪町上古田の正全寺付近で2日朝、クマが目撃された。町は防災無線と緊急メール配信システムにより住民に注意を呼びかけた。
地元の箕輪西小学校は、児童は常時鈴を携帯しているが、低学年と高学年が2段階にいずれも学校職員と通学パトロール隊がついて下校した。
町内のクマ目撃情報は9月23日、同じく上古田地区であって以来。 -
多自然川づくりアドバイザー助言 豪雨災害復旧へ
大学教授ら研究者でつくる「多自然川づくりアドバイザー」による、7月豪雨災害の諏訪湖・天竜川上流域被災個所の視察が、31日あった。激甚災害対策特別緊急事業などで本格復旧に取り掛かる、国土交通省天竜川上流河川事務所などは、良好な河川環境、景観の保全の面から助言を受け、詳細設計に反映していく。
国交省などは、短期間に大規模な河川整備をすることになる本格復旧に向け、生物・生態系の専門家から提言を受けるため調査を依頼。この日は、吉田利男信州大学名誉教授、藤田光一国土技術政策総合研究所河川環境研究室長ら4人の同アドバイザーが諏訪湖周辺や伊那市、辰野町の6河川、9個所を視察した。
箕輪町松島北島の天竜川堤防決壊場所では、国交省の関係者が復旧工事の工法などを説明=写真。解説を受けた吉田教授は「生物面では大きな変化はないと思われる。河川の形状を保ち、河川敷内の樹木を伐採しなければ、ほぼ現状通りになる」と提言していた。 -
箕輪町が人事評価制度試行
箕輪町は1日、人事評価制度の試行を始めた。課長級、係長級を対象に07年4月から人事評価制度を本格施行するため、制度の理解とよりよい制度構築のため、07年1月末までの3カ月間試行する。
試行の対象は課長級、係長級職員。人事評価制度実施マニュアルに基づき、職員に期待する行動(能力の発揮)に比べ実際の行動がどの程度かを評価する能力評価をする。
評価は本人評価と、課長級は助役、係長級は課長というように第1次評価者による評価などがある。試行では、係長級は係員の評価者でもあるため、本人評価に加え、試行では対象外の係員の評価もする。
町は10月30、31日に対象職員向けの研修会を町文化センターで実施。人事評価の基本、能力評価のプロセスと行動事実の把握などを研修した。
試行の評価は07年1月に実施。対象者に意見を求め2、3月に修正や施行準備をし、4月から本格スタートする。係員は07年度に準備、試行し、08年度から導入する。 -
まなびピア箕輪2006
図書館まつり5日まで箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2006のイベント、図書館まつりが31日、箕輪町図書館で始まった。5日まで、除籍本のプレゼントやクイズなどの企画がある。
本のプレゼント会場は、2階なかよしルーム。雑誌、児童書、絵本、小説などで、開館時間前には本を目当てに訪れた町民が列を作った。ダンボール箱の中や机の上などに並んだ本の山の中から、熱心に本や雑誌を探し、子どもたちも好きな絵本などを選んでいた。 -
箕輪町の演劇グループ「ぽこ・あ・ぽこ」が3日にいなっせで公演
箕輪町などの母親らでつくる「ぽこ・あ・ぽこ」(中坪睦代代表)が、手作りミュージカル「オーザッピの夢物語」の公演が11月3日、伊那市駅前ビル・いなっせである。
演目は今年の箕輪町の生涯学習フェスティバルの中で披露した「オーザッピの夢物語」。これまでは、既存のキャラクターを使ったミュージカルを演じてきたが、グループ結成10周年となる今年は、登場人物もオリジナルのものを考案し、ストーリーの構成から歌、ダンスまで、すべて自分たちで手掛けた。メンバーの子どもたちも出演するかわいらしいステージとなっている。
ストーリーはお城のお姫様に憧れる鳥・オーザッピを主人公として展開。どんな生き方が幸せかなんていうことは、誰にも決められない竏秩Bそんなメッセージを込めた。
公演は午前11時(開場は午前10時半)からと、午後2時(開場は午後1時半)の2回。入場は無料。
問い合わせはいなっせテナント会・いなっせ管理組合(TEL71・5115)へ。 -
箕輪町職員作品展
箕輪町役場の職員作品展は11月1日まで、役場3階講堂で開いている。陶芸、盆栽、手芸など多彩な趣味の作品が並んでいる。
毎年恒例の展示。期間は3日間で、今年は昨年より参加が多く、職員85人が130点を出品した。
ツーリングクラブの活動写真、盆栽、育てた野菜、パッチワーク、絵画、編み物、ビーズアクセサリー、生花、織物など力作ぞろい。ほのぼのとした家族写真や職員の赤ちゃんのころの写真、宴会で着用したという華やかな衣装、男性職員の自炊記録など楽しい作品もある。
展示は昼まで。一般町民も鑑賞できる。 -
庄内地区・箕輪交流50周年記念行事
静岡県浜松市庄内地区と箕輪町の交流50周年を記念して29、30日、これまで交流に関わってきた庄内地区と箕輪町の関係者が箕輪町に集い、祭りに参加したり懇親会で旧交を温めた。
庄内地区と箕輪町の交流は1957年、遠く離れた海と山の当時の青年会が交流したのが始まり。その交流の輪が引き継がれ、95年には庄内地区と町の間で友好交流推進協定を結び、地域間交流に発展している。
50年の節目を祝おうと、町実行委員会(東城興一実行委員長)と庄内地区実行委員会(中村佐登美会長)が記念行事を共に準備してきた。
29日、庄内地区から26人が町を訪れ、町の46人が迎えた。箕輪ダムのイベント広場であった「もみじ湖夢まつり」に参加したり、木下一の宮の農園でリンゴ狩りを楽しんだ。
ながた荘での思い出懇親会では、山の青年が漁をしたり、船の上でゆで立てのカニを食べたこと、海の青年がスキーをしたことなど、思い出話に花が咲いた。
町の東城興一実行委員長は「青年の交流がきっかけで地域間交流するまでになった。幅広い交流をさせてもらい、素晴らしい地域づくり、まちづくりができた。皆さんのおかげ」と感謝。庄内地区の野中廣吉委員長は「当時の懐かしいことが思い出される。50周年で終わることなく末長い交流をお願いしたい」とあいさつした。 -
第4回もみじ湖夢まつり
第4回もみじ湖夢まつりは29日、箕輪町の箕輪ダムイベント広場であった。同まつり実行委員会(信州もみじ湖夢くらぶ)が、7月豪雨災害の1日も早い復興を願って開いた。素晴らしい秋晴れで、恒例のロール転がし大会など各種イベントも盛り上がり、ピクニック気分で訪れた家族連れでにぎわった。
ロール転がし大会は、約400キロの飼料用ロールを直線距離50メートルを転がして速さを競う。26チームが参加。巨大なロールがコースを斜めに進んでしまったり、相手チームのコースをふさぐなどハプニングも続出し、観客は笑いながら応援していた。
静岡県浜松市庄内地区と箕輪町の交流50周年記念事業(29、30日)で広場を訪れた参加者も、庄内チームと箕輪チームを編成して競技を楽しんだ。
今年中止になったみのわ祭りで開催予定だった「こども御棒サ」(町づくり同友会企画)も、小学生7チームが参加し盛り上がった。
今年は、辰野青年会議所(武田真理事長)による「もみじ湖夢まつり前夜祭」も28日、みのわ天竜公園であった。豪雨災害でみのわ祭りが中止になったため若者の手で公益事業を-と計画。みのわ手筒会が盛大に手筒花火や仕掛け花火を打ち上げ、観衆は打ち上がる花火に復興を願った。
会場には、豪雨災害ボランティアで復旧作業に参加した人たちの感想を掲示。焼きそばとポップコーンの無料配布には長蛇の列ができた。 -
箕輪写友会第7回写真展
写真愛好家でつくる箕輪写友会(11人、青沼久雄会長)の第7回写真展が27日、箕輪町文化センター展示コーナーで始まった。今回は急逝した会員の唐沢秀夫さんの追悼展として計画し、唐沢さんの遺作と会員の写真を展示している。
唐沢さんはカメラのカラサワ店主で、写友会の設立に尽くし中心となって活躍し、会の指導にあたっていた。7月下旬に急逝した。
今回、写真にしてあった遺作の中から会員が季節ごとに、撮影場所が極力重ならないように12点を選び、裏からライトを照らして見せる写真なども含め計18点を並べた。
会員は、過去1年間に北八ヶ岳、高ボッチ高原、北海道など各地で撮影した写真の中から冬山や紅葉、祭りなど好きなものを選び一人1点、計9点を展示した。
青沼会長は「自然は時によっては考えている以上の景色を見せてくれる。それで病み付きになる」と魅力を語り、「自然の美しさ、不思議さを感じとってほしい」と話している。
展示は11月5日まで。午前10時縲恁゚後7時(30日と最終日は午後5時)。みのわ町民文化祭・展示の広場(11月3日縲・日、社会体育館)にも出品する。 -
【記者室】音楽の楽しみ
グループ紹介で取材させていただいた音楽好きの集まり「たそがれシーラクバンド」。60歳以上のメンバーが奏でる音は、生演奏の迫力、感動はもとより聞く者の心に楽しさ、心地よさを届けてくれた▼「皆でやると音が音楽になる」。一人の言葉に「いいこと言うねぇ」と仲間たち。音楽をやっている人にとっては当たり前のことかもしれないが、一人で演奏する経験しかない自分は、バンドの演奏を聞いて、まさに「音が音楽になる」瞬間にゾクッとした。こういう音楽の楽しみ方もあるのだなと、心躍らせて聞かせていただいた▼楽しみながら志を求める-。バンド名に込めた思い。人生を楽しんでいる、その生き生きとした姿がすてきで、うらやましくも思えた。(村上記者)