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箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会(荻原利一会長)は22日、箕輪消防署で開き、06年度消防関係事業や06年火災・救急出動状況などの報告を受け協議した。
消防施設整備事業は、耐震性貯水槽40トン1基を木下に新設(409万5千円)、災害対応特殊ポンプ自動車導入(2698万5千円、国庫補助803万4千円)、小型動力ポンプ付積載車を第1分団八乙女に1台配置(467万2千円)。消防施設等整備補助事業は第3分団基幹詰所研修室改修、ポンプ用ホースや吸管の整備、消火栓器具整備、長岡警鐘やぐら塗装などで計193万7千円。このほか消火栓の新設、取替・移転工事、第1分団沢基幹詰所排水施設工事、第4分団木下基幹詰所水道設備工事など。
消防団事業は、分団交付金1211万8800円、ラッパ交付金11万円、救護交付金6万6千円、消防団員福祉共済掛け金交付金67万5千円。装備は、07年度の新入団員32人分の法被一式、作業服、長靴、ヘルメットの購入。消防団安全装備品補助事業による防寒衣30着の購入(各分団5着ずつ)。2月15日支払い済みの出席率に応じた出動報奨金89万800円の内訳も示した。
委員からは、「災害時などに最低限必要な備品量の見直しをしたほうがいい」との意見があった。また、箕輪町内は昨年12月から現在まで火災が発生しておらず、「風の強い日や乾燥しているときに防災無線での火災予防の呼びかけはありがたい。引き続きお願いしたい」との要望もあった。 -
「かわこんinみのわ」で行政と住民が意見交換
天竜川の整備や利用などをテーマに行政と住民が意見を交わす懇談会「かわこんinみのわ」は21日夜、同町の松島コミュニティーセンターであり、約60人が参加した。昨年の7月豪雨災害の被害を受け町民らは、安心・安全で、親しみを持てる河川の将来像について語らった=写真。
5回目となる今回は、国土交通省天竜川上流河川事務所と町の共催。かわこんは、同事務所が管内の住民の意見を直接聞き、今後の行政活動の参考にする目的で始まった2年目の取り組みで、同町では初めての開催となった。
懇談会では、参加者が「整備や利用で気になること」をテーマに、ワークショップを開いた。災害を後世に伝えるための公園の建設、川に親しみを持つためのジョギングコースやベンチの設置などの意見があった。
今後に向けて自分たちでもできることとして、外来植物や河川内に繁茂する立木の駆除、ごみ拾いなどの河川周辺の環境整備の活動も提案。参加者の一人は「自分たちの川をきれいにするボランティア精神が必要」と訴えた。
町は、豪雨災害による天竜川の堤防決壊の教訓を後世に伝えていこう竏窒ニ、松島区、同事務所、県伊那建設事務所による「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」を14日に発足したことを報告。災害経験の伝承に向け、災害現場にモニュメントを設置するなど説明し、町民の入会を呼び掛けた。 -
絵画サークルアカシア展
箕輪町の絵画サークルアカシア(15人、押野正則会長)は、第29回作品展を町文化センター展示コーナーで開いている。会員の力作に、センターを訪れた人が関心を寄せて見入っている。
センターでの展示会は年1回。広く住民に見てもらうと同時に、仲間の作品を並べることで見えてくる個々の欠点などを学ぶ勉強の場にも位置づけている。
展示作品は仙丈や経ヶ岳、サークルのスケッチ旅行で訪れた愛知県吉良町の海などの風景画、裸婦や留学生などを描いた人物画、バラやラン、果物などの静物画で、会員8人が1人3点から5点、近作を出品した。
基礎を中心に学び合い、中にはサークルの枠を超えて活躍の場を広げている人もいる。「個性を生かして先生から指導を受けている。同じ目的に向かって協調しながら和気あいあいと楽しんでいる」と押野会長。会期は3月4日まで。多くの来場を呼びかけている。 -
高齢者ふれあいサロン建築 3月工事発注へ
箕輪町は、老朽化している上古田の町直営西部診療所を改築し、診療室を含む高齢者ふれあいサロンを整備する。3月に工事を発注し、9月ころの完成を目指す。
06年度地域介護・福祉空間整備事業(先進的事業支援特例交付金)。
町は、診療所の待合室が高齢者のサロン的な場になっていることに着目し(1)高齢者が自主的に集うサロン機能の充実(2)小学校児童も訪れることのできる広間の整備で世代間交流の機会の拡大-をねらう。診療所がある高齢者サロン、世代間交流、ニュースポーツなどによる健康づくりのできる空間として、西部地区の高齢者の福祉と健康を図る。
計画では既存の診療所を解体し、同じ場所に建設する。木造平屋建。建築面積148・96平方メートル、述床面積133・05平方メートル。診療所面積は30・34平方メートル、ふれあいサロンなどの面積102・71平方メートル。事業費は2720万円。
ふれあい広間、ふれあいサロン(待合)、ロビー、屋外デッキ、トイレなどを設け、診療所は診察室、処置室、受付・薬局などを整備する。これまでは東側に玄関があったが、新施設は北側になる。
工事期間中は、上古田公民館に仮設診療所を設ける。 -
箕輪町木下長寿クラブコーラス部
若々しい歌声が響く。歌集を手に、周囲の人が関心するほどの声量で、童謡唱歌を歌う。
2000年、箕輪町長寿クラブ連合会の女性部総会の発表で、木下長寿クラブは3つのコーラスグループを作って歌った。3グループが個々に活動していたが、翌01年にコーラス部として一つになった。最初は18人だった仲間も年々増え、今は56人になっている。
例会は木下公民館で毎月1回。毎回40人を超える仲間が集まり、1時間20分ほど練習に励む。地元木下の魅力が詰まった「木下讃歌」をまず歌い、それから童謡唱歌、抒情歌を歌う。歌集「心のうた 日本抒情歌」から、月や季節にあった曲を選び、10曲近くを練習する。歌うだけでなく、曲ができたきっかけや背景などのエピソードも学ぶ。
練習後は床に丸くなって座り、各自が持参した湯飲みでお茶を飲みながら歓談する。この茶話会も、楽しみの一つになっている。
町内の長寿クラブでコーラス部があるのは木下のみ。発足5年目には、上伊那郡長寿クラブ連合会の表彰を受け、伊那市生涯学習センターで歌ったこともある。
長寿クラブ、区、公民館などの行事でステージに立つ機会も多く、「忙しいくらい」に活動している。例えば公民館の文化祭は秋に開くため、秋の歌を中心にするなど皆で選曲し、歌声を響かせる。
「歌の好きな人ばっかり。趣味を持つことはいいことだし、歌うことは健康のためにもいいと言われる。家に居たら声は出せないけど、ここに来ると何もかも忘れて楽しんでいる」と唐沢照子部長はいう。
「昔覚えた歌だから、歌っているうちに思い出したりして懐かしい」「一月に一度だけ、楽しんでやらせてもらっている」。例会に「バスに乗って“通勤”してくる」という人もいるほどで、歌と茶話会と仲間に会うことを楽しみに、活動を続けている。
以前は2階の部屋で練習していたが、区が1階の和室にじゅうたんを敷き、パイプいすを用意。電子ピアノも購入して、活動しやすいように支援した。
女性のみのコーラス部だが、相談役を務める松本日出男さんは、「とにかく声が若くて、熱心で、皆関心している。友愛の気持ちがあるから、続いているんだね」という。
ステージを見た人から、こんな提案があった。「せっかく上手に歌ってるのに、何か皆で巻いたりしたらいいのでは」。これからは、そろいのスカーフを巻いて、ステージに立つ。(村上裕子) -
箕輪町で都市農村交流セミナー
箕輪町は19日、「赤そばのまち・箕輪」発都市農村交流セミナーを町文化センターで開いた。赤ソバを中心とした町独自のブランド作りと、農林業体験などを通じた都市住民との交流を含む体験型産業の構想作りに向けた取り組みの第1弾で、講演を聞き、参加者の活動紹介や意見交換をした。
町は、地域の資源や人材を生かした地域振興策として、ブランド作り、新しい体験型産業の方向性を検討している。全6回の予定でセミナー、ワークショップを開き、関心ある町民に参加してもらいながら構想づくりを進める。
初回は、都市農山漁村交流活性化機構の花垣紀之さんが、「“農”がほど近い豊かな生活」と題してグリーンツーリズムや交流事例などを紹介した。花垣さんが見た箕輪町を、「都会的な面と農村的な面と、両面の要素を併せ持つ、“農”がほど近くにある地域」と説明。町の“農”的な魅力活用のため、意識を持った機会作り、住民参加型の個から線、面へのネットワークの広がり、事業にする場合の質的な維持を保てる仕組みづくりをアドバイスした。
参加者は、営農組合、認定農業者、愛来里、野良っ娘の会、味の里工房、飲食店など約40人。「皆で考え抜いた種をまいても世の中に見えるには20年かかる。種までいかなくても、まかなければという気持ちになるまでにはしてほしい」「沢、大出にいるダルマガエルを次世代の子に教え、どうしても守りたい。虫を見せてやるなど、皆で発見して観光にするれば交流に発展する」などの意見があった。 -
箕輪町郷土博物館で親子機織り体験会
郷土の身近な伝統技術に親しんでもらおうと、箕輪町の町郷土博物館で18日、親子機織り体験会があった。来月のひな祭りを前に、参加した7組約20人がひな人形の着物を織った。
博物館の展示品を鑑賞してもらうだけでなく、実際に体験してもらいたいと企画。一般に呼びかけた昨年に続き2回目で、今年は親子のふれあいの機会にもした。
博物館所蔵の機織り機を複製した簡易機織り機で、縦糸に木綿糸、横糸に毛糸を使って作業。参加者らは職員から指導を受けながら、機に張られた縦糸に横糸を左右から繰り返し通して、丁寧に織り上げた。
人形は職員が事前に用意した手づくり。淡い色を塗ったキッチンペーパー5枚を胴体の綿棒に重ね着させ、その上に参加者が織った色鮮やかな布を着せた。顔となる綿棒の先端には烏帽子や冠をつけて、男びなと女びなに仕立てた。
祖母と一緒に体験した小学4年の女児(10)は「前に1度やったことがあって楽しかったから参加した。経験しててもやっぱり少し難しい。100点中50点ぐらいの出来栄えかな」と話していた。 -
箕輪町国民保護協議会
町国民保護計画案を承認箕輪町国民保護協議会(平沢豊満会長)は19日、第2回会議を町役場で開き、町が示していた箕輪町国民保護計画案を承認した。今後、県知事との協議を経て計画を冊子にし、町議会3月定例会全員協議会に報告する。
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)に基づき、町は6月に国民保護協議会設置条例を制定した。協議会は06年12月に設置。委員21人で構成する。
国民保護計画は▽総論▽平素からの備えや予防▽武力攻撃事態等への対処▽復旧等▽緊急対処事態への対処-の5編で構成する。計画が対象となる事態に武力攻撃などの事態と緊急対処事態を挙げ、武力攻撃などには(1)着上陸侵攻(2)ゲリラや特殊部隊による攻撃(3)弾道ミサイル攻撃(4)航空攻撃-を想定。武力攻撃事態への対処では、住民避難の指示の通知・伝達の流れ、救援、退避指示の応急措置などを記している。
1月に町のホームページでパブリックコメントを募ったが、意見は無かった。今回の会議で、委員からの意見は無く、計画案を承認した。
冊子は協議会委員、町議らに配布予定。町のホームページ上で一般に公表する。 -
味の里工房総会
箕輪町で自家用みそ加工に取り組む味の里工房は15日、06年度総会を町文化センターで開き、事業報告を了承し、3月から今年のみそ製造を始めることを確認した。
味の里工房は会員約150人。グループごとに地元産大豆と各自が持ち寄る米を使ってみそを自家用に製造し会員で消費。販売はしていない。JA育苗ハウス近くの施設で、06年度は2月末から5月下旬までに合計3654キロを製造し、会員に配った。
今年は3月1日から製造を始める。
関幹子会長はあいさつで食の安全について触れ、「自分が作るみそなので一番安全。家で作った野菜を入れたみそ汁が一番だと思う」と話した。 -
みのわ温泉オリジナルシャンプーなど販売
みのわ振興公社は、箕輪町長田の「ながたの湯」「ながた荘」の浴場に置いている、みのわ温泉オリジナルのシャンプーなどの販売を始めた。
シャンプー、トリートメント、ボディーソープの3種類。「デリケートな肌と髪にやさしい低刺激性で、環境にもやさしい」商品。温泉利用客の要望にこたえて販売になった。
ボトルのラベルは、町の町木「ケヤキ」、鳥「キセキレイ」、花「イワヤマツツジ」をデザインしたもの。箕輪町のこだわりを描いたという。
いずれも600ミリリットル入りで価格は千円(税込み)。ながたの湯、ながた荘の売店で購入できる。詰め替え用も販売に向けて現在、準備をしている。 -
07年度当初予算案
箕輪町の重点事業箕輪町は16日、07年度予算発表に合わせて新年度の主要事業を発表した。重点事業は次の通り。かっこ内は予算計上額。
【「一味ちがう箕輪の子ども」育成事業】
▽保育園全園で運動あそび事業の充実・運動保育士1人増員(431万1千円)▽保育園全園で英語遊び事業の充実、年長児・年中児(102万4千円)▽5小学校1、2年生までの運動あそび事業充実(13万6千円)▽国際感覚育成事業(1)中学生10人海外ホームステイ研修(2)小学校に国際交流員2人配置(3)中学校英語指導助手1人配置(1680万9千円)▽みのわっこ絵本プレゼント事業・0歳児対象(31万5千円)▽乳幼児・児童に対し所得に関係なく医療費無料化を小学6年生まで拡大(1991万8千円)▽妊婦一般健康診査公費負担拡充(581万円)▽保育料基準の改定で保育料減額(660万円)
【教育環境の整備】
▽中部小校舎耐震診断・特別判定の実施(793万8千円)▽南小校舎耐震診断・特別判定の実施(483万5千円)▽小学校校舎維持補修の充実(1392万2千円)▽中学校内放送設備更新など(449万6千円)▽校内安全システム(リース)設置(18万6千円)▽西小ランチルーム改修(108万4千円▽中学給食用スチームコンベクション更新工事(326万6千円)▽町民体育館壁・雨漏り補修工事・放送設備更新(900万円)▽博物館外壁改修工事(574万8千円)
【だれもが健やかに暮らせるぬくもりのあるまちづくり】
▽元気サイクル事業(739万2千円)▽団塊の世代の保健予防強化事業(240万円)▽みのわ健康アカデミー事業第3期生(1674万9千円)▽地域福祉ネットワーク事業・支え合いマップなど(1048万9千円)
【環境にやさしく、安心、安全、快適に暮らせるまちづくり】
▽地域交流センター・消防署建設事業(5億7451万3千円)▽防火水槽4基新設工事(2400万円)▽八乙女消防団詰所新築・中原区詰所の移動・改修工事(1千万円)▽協働による廃食用油リサイクル促進事業・装置増設(629万2千円)▽自主防災組織づくり委託料(100万円)▽残留農薬基準確保のためポジティブリスト制度ドラフト防止用ネット設置者に対する補助金(69万円)
【住みやすく人にやさしい都市基盤の整備を目指したまちづくり】
▽全町の雨水排水排除整備計画の策定(2133万3千円)▽長田配水池新設工事・JR踏み切り配水管布設工事(2億9675万円)▽下水道管渠整備・一の宮地区ほか(3億4969万円)▽下水道管渠整備・下古田、長田、大出山口地区ほか(4億1774万8千円)▽下水道終末処理場4池目の増設(1億9800万円)▽道路などの維持、修繕改修及び改良整備事業(1億8326万8千円)▽町道900号線ほか3路線(1億603万1千円) -
箕輪町07年度当初予算案
「足元を固め、夢を育て、町民にやさしい予算」
一般会計83億2800万円 前年度当初比11・5%増箕輪町は16日、07年度当初予算案を発表した。一般会計は83億2800万円で、前年度当初比11・5%、8億5700万円の増額になった。増額の主な要因は地域交流センター・消防署建設事業費約5億7千400万円、南原工業団地拡張用地造成事業と福与工業団地の工場用地取得資金貸付金の約1億7500万円。平沢豊満町長は、「住んでよかった、住んでみたい町づくりに向け、足元を固め、夢を育て、町民にやさしい予算編成にした」と説明している。
「福祉、教育、環境に重点配分」し、子どもの育成に力を入れ、新年度は乳幼児・児童への医療費無料化を現行の小学3年生までから小学6年生まで拡大する。1991万8千円の予算で、拡大分は約1190万円。町内で子育てをしてもらうため、土地開発公社窓口で不動産情報の提供、一部住宅団地整備などにも取り組む予定。
歳入は、三位一体改革の影響で、国などからの財源は前年度当初と比べ4億1650万円減少する。一方、町税は4億3570万円の増加。結果として1億9200万円の増となり、「町の実態は計算上は体質的に強化された」という。歳出は、経常経費で一般財源ベース2080万円の経費節減を図った。
歳入の主なものは、町税が35億9638万7千円で前年度比13・9%増、地方交付税は13億9千万円で8・6%減。南原工業団地用地売却代の財産収入1億9670万2千円、繰入金1億2710万9千円。町債は都市再生整備事業、消防施設建設事業などで6億5010万円(78・6%増)。
歳出は、人件費が18億8053万1千円で2607万5千円の減。義務的経費(人件費、扶助費、公債費)は33億7526万3千円で1427万円減額。普通建設事業費は9億7798万1千円で6億7008万8千円の増額、災害復旧事業費は1690万円で1550万円の増額。
経常収支比率は85・1%で、前年度より0・7%改善した。
特別会計を含めた総額は162億9561万4千円で、前年度当初費11・7%(17億1028万円)の増。 -
明日葉の会
箕輪町内の一人暮らしの65歳以上を対象にした明日葉の会は15日、本年度最後のイベントで、みのわ温泉ながた荘で温泉につかったり、演芸を楽しんで交流した。
一人暮らしの町民同士の情報交換や交流を目的に年3回開く。1回目はバスハイク、2回目は調理実習とニュースポーツをした。
参加者は88人。民生委員らも含めると121人と大勢集まった。看護師による健康チェックを受け、のんびりと入浴。昼食を味わいながら、宮田村在住の元大相撲力士で歌手の栃若清光さんのステージや民生委員の手品、ボランティアの安来節など盛りだくさんの演芸を楽しんだ。
歌手生活50周年を迎えた栃若さんは、張りのある声で次々と熱唱。合間に「昔の少女会の皆さんが大勢来てますね」と会場を笑わせた。
参加者が手話ダンスを披露する場面もあり、「今日はとっても楽しいです」と笑顔を見せていた。 -
上古田スケート場利用まとめ
箕輪町教育委員会は、町営上古田スケート場の今季の利用状況をまとめた。1月11日から2月4日までに3611人の利用があった。
今季は暖冬の影響で当初予定よりオープンが遅れたが、箕輪西小学校は1月11日、保育所スケート教室は12日、一般は14日から利用が始まった。25日間の会期中、朝は19日、ナイターは14日開いた。1月13日は親子スケート教室、1月21日げたスケート体験会、1月27日ジュニアスケート大会もあった。
利用者数は、朝1369人、ナイター808人、西小授業1128人、上古田保育所306人。貸し靴利用数は1135足。
朝とナイターで計33回の開場で、1回平均の利用は109人。昨年は88人で、今季は利用が多かった。 -
箕輪町議選日程決まる
箕輪町選挙管理委員会は、4月執行の箕輪町議会議員選挙の日程を決めた。
▽投票日時=4月22日午前7時縲恁゚後8時、22投票所▽事前説明会=3月22日午前9時縲恂鼾u堂▽事前審査=4月12日午前8時30分縲恁゚後5時、役場大会議室▽選挙告示・届出日時=4月17日午前8時30分縲恁゚後5時、役場講堂▽期日前投票=4月18日縲・1日午前8時30分縲恁゚後8時、役場大会議室▽開票=4月22日午後8時50分縲恂鼾u堂(予定) -
箕輪町の赤ソバブランド化
ブランドづくりネットワーク信州が構想・計画を提案長野県内のブランドづくりを支援する長野県デザイン振興協会のブランドづくりネットワーク信州(鈴木進委員長)は13日、支援モデルの第1弾となる箕輪町の赤ソバのブランドづくり構想・計画を町に報告した。構想の趣旨に「顧客の期待を超える箕輪町ならではの感動体験の提供」を挙げ、赤ソバを生かした商品・サービスを提供する観光(もてなし)事業の戦略や施策を示した。
ブランドづくりネットワーク信州は、05年に県内の産・学・官の代表機関が集まり策定した「信州ブランド戦略」に沿って、商品や販促のデザイン、宣伝・広告など専門性の支援を担う。長野県デザイン振興協会が母体。ブランドづくりテーマの応募の中から町の赤ソバを第1弾テーマに選び、現地視察などをして構想・計画をまとめた。
顧客への感動体験の提供により、農をベースに製・販・サービスを一貫して直接提供する自立的なブランド構築を提案し▼赤ソバ栽培発祥の地として赤ソバ畑の最高の景観の提供▼自家栽培・製粉した最良の原料で町独自の商品・サービスの提供-を挙げた。
現状分析に基づく戦略として事業収益構造の確立、ターゲット顧客の特定とニーズ把握、ブランドイメージのデザイン、施設・設備の整備、町民の取り込みなどを説明。商品・サービスの再構築については、産地独自の強みを有する商品・サービスの洗い出しとして、ハチミツ、寒干しそば、十割そばなどを例に挙げた。
平沢町長は、「赤ソバを地域全体の活性化の引き金にしたい。現状を整理し直し、事業主体を固めて、どういう人材を入れ、いかに夢を共有するか検討したい」と話した。 -
箕輪北小体育館しゅん工式
箕輪町の箕輪北小学校(長田伊史校長)で14日、新体育館しゅん工式があり、児童がコカリナ演奏や作文などを発表して完成を祝った。
現在の体育館の老朽化に伴い新設した。鉄骨2階建、延べ床面積1561・77平方メートル。
平沢豊満町長は、「町民の理解をいただいて立派な体育館ができた。感謝の気持ちを忘れずに体育館を活用してほしい」とあいさつし、児童には「体育館で十分に体を動かし、いろいろなことに挑戦して素晴らしい児童に育ってほしい」と話した。
長田校長は、「もっともっと素晴らしい体育館にするため、どんどん利用して体を丈夫にしたり友達と仲良くし、皆だけのものではないので長く使えるように大切にしてほしい」と呼びかけた。
児童は、体育館建設のために伐採した桜の木で作ったコカリナの演奏や作文、歌などを発表した。
児童代表の1年生は「自慢の体育館でドッジボールをするのが一番楽しみ」、6年生は「新体育館で初の卒業式になる。一生の思い出になると思う。大切に使いたい」と発表。伐採されたメタセコイアの木について学んできた5年生は、挿し木でメタセコイアを育てていることなどこれまでの学習を発表し「木を大切にして」と呼びかけ、伐採木で作ったコカリナで「かっこう」「とんび」を演奏した。 -
傾聴講座始まる
箕輪町社会福祉協議会は10日、心の声を聴ける人になれる研修会として傾聴講座を松島コミュニティセンターで開いた。心理学博士の中垣寿彦さん(松本市在住)を講師に迎える2回講座で、第1回は入門編「ひとの話を受けとめて聴くということ」をテーマに学んだ。
ボランティアアドバイザーのフォローアップ講座と共同開催で、60人が参加した。
中垣さんは、「聴くということは相手が言うことをそのまま受け止めること。話してごらんというのは強要になる」とし、「人は自分の心の奥底にあるものを本当に受け止めて傾聴してもらえると、心のエネルギーを取り戻し、感情が沈静化して、自ら問題解決する方向に心が向かう」と話した。
人間のプラス感情ではうれしい、楽しい、感謝など、マイナス感情では悲しみや怒りなどが特に強いエネルギーを持っていることを説明。「悲しみや不安、恐れのある人はだれかに聴いてほしい、訴えたい気持ちを持っている。特にエネルギーの高いときは、言葉の奥にある心理的深さを一緒に聴かないといけない」と語った。 -
箕輪町文化センター付属劇団「歩」
アトリエ公演「ザ・シェルター」17、18日箕輪町文化センター付属劇団「歩(あゆみ)」のアトリエ公演が17、18日、町文化センターである。初の試みのアトリエ公演で、北村想作品「ザ・シェルター」を上演する。舞台げいこも始まり、作品づくりも終盤を迎えている。
02年の結成から5年目を迎え、これまでの年1回の公演を、本年度から書き下ろし作品上演を本公演とし、既成作品上演をアトリエ公演として年2回の公演に取り組む。
初のアトリエ公演は、84年刊行の「ザ・シェルター」(作・北村想)に挑戦する。
ストリーは、核戦争に対処するため、企業が最新設備を備えた民間向け核戦争用シェルターを開発。社から住居模擬実験のモニターを仰せつかった父は、張り切って3日間の実験に臨むが、母、祖父、娘の反応はいまひとつ。シェルターにもトラブルが続出して密室となり、電気も水もない最悪な状態に…。
団員は12人。これまで、常に「関係」を注視した作品をテーマに取り組んできた。今回は、3世代の「家族の関係」をベースに、「外部社会との関係」の表現に挑む。
演出の飯島岱さんは、「皮肉的な喜劇。対社会にどう存在感を示すか、芝居が対社会にどう関わりうるか、役者に課題を与えた」と言い、極限状態に追い詰められた人間の瞬間的な変化など、役者として演技の幅を広げることも求めている。「北朝鮮の核実験とも無縁ではない。政治ではないので、外部との関係を芝居として表現したい。メッセージをはにかみながら出したい」と話している。
17日午後7時、18日午後4時の2回公演。入場料大人千円、高校生以下500円。チケットは町文化センター(TEL70・6601)で扱っている。 -
箕輪町町議選 現職の向山章氏が出馬を表明
任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、現職で無所属の向山章氏(63)=会社役員、松島南町=が29日、8選を目指し出馬を表明した。
向山氏は「子どもからお年よりまで住み続けたいと思う箕輪町にするため、具体的な条例提案などをしていきたい」としており、住民の声を聞きながら▽若者が住みやすい住宅の整備▽第2子以降の支援金増額▽それに伴う条例の制定竏窒ネどに取り組みたいとしている。
また、住民と行政と産業の調和が取れた町政を実現し、元気なまちづくりを目指す。 -
おはなしこんにちは
腹話術を満喫箕輪町図書館で10日、みのわ腹話術研究会による「おはなしこんにちは」があった。約80人の親子が、腹話術やパネルクイズ、工作などを楽しんだ。
腹話術は、人形小学校に通っているという「はなこちゃん」が登場。子どもたちは、はなこちゃんがひらがなを「あえいうお」と言うと、「間違ってる」と教えてくれたり、カエルが出てくると「こっちのほうがかわいい」と話したり、身を乗り出して夢中になっていた。
デコレーションケーキの形をした「けいこさん」が出てくると、2月生まれの男の子に手伝ってもらいイチゴやリンゴ、バナナをけいこさんに飾りつけるなど、子どもたちも参加して楽しんだ。
空の箱の中から缶コーヒーが出てくる手品なども披露。「図書館にある手品の本に載っています。本を借りて皆もやってみてね」と本の紹介もあった。 -
箕輪町議選
新人の下原甲子人氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、新人の下原甲子人氏(66)=無所属、経営コンサルタント、松島栄町=が10日、出馬を表明した。
下原氏は、「民間企業で培った経営力を、地域社会のために発揮したい」とし、「明るく元気な地域社会づくりの推進」をテーマに掲げ、「情熱と行動力をもって実行したい」とする。地元や近隣の常会、友人、知人の支持を受け、出馬を決めたという。
公約に▼よい人・仲間づくり(福祉の充実と信頼の人・仲間づくりの推進)▼よい仕事の場、よいものづくり(雇用確保と産業振興)▼よい住環境、よいぬくもりのある地域づくり-を掲げる。
辰野高校卒。KOAに勤務し箕輪工場長、常務取締役を務めた。現在、松島区区会議員。 -
箕輪町水田農業推進協議会
箕輪町水田農業推進協議会は9日、町役場で開き、07年産米の生産目標数量などを示した。
07年産米の生産は、売れる米づくりの促進のため、06年産の生産と同規模で、06年生産数量を目標値とする。町の数量目標は2700トン、作付け面積は436・74ヘクタール。
06年度の水稲生産実績も示した。限度面積は438・11ヘクタール、確定面積は426・64ヘクタール。目標達成率は97・38%だった。
協議会に引き続き開いた水田農業推進地区委員長会では、地区別の水田面積配分を示し、今後の事務手続きなどを説明した。 -
介護者支援リフレッシュ事業
箕輪町社会福祉協議会の介護者支援リフレッシュ事業で8日、町内の介護者22人が、ながた荘で温泉に入ったり、食事やバンド演奏を楽しんでゆっくりと過ごした。
日ごろの介護の疲れをいやし、介護者同士の交流も図りながらくつろいでもらおうと、年2回開く。1回はバスハイクをした。
介護者は、看護師による健康チェックを受け、温泉にのんびりと浸かったり、マッサージで体をほぐした。
昼食後は、お楽しみ企画で、箕輪町在住者を中心に音楽を楽しみながらボランティア活動をしている「たそがれシーラクバンド」の生演奏があった。「月の砂漠」、水戸黄門の主題歌「あゝ人生に涙あり」などを演奏。「ふるさと」では主旋律を雅楽器の篳篥(ひちりき)で奏でるなど趣向を凝らした演奏を披露した。
介護者は歌を口ずさんだり、拍手を送って楽しみ、「最高に楽しい。いつも家にいるので、こうやって交流できてとても有難い」と喜んでいた。 -
みのわ手筒会
全国初「手筒煙火に関する保安技術基準」の冊子作成箕輪町の「みのわ手筒会」(40人、唐沢修一会長)が、全国で初の「手筒煙火に関する保安技術基準(自主基準)」をまとめた冊子を作成した。事故防止と、日本古来の花火“いやしの炎”を楽しんでもらうための安全確保が目的で、唐沢会長は「会員の教育はもちろん、保安基準を全国的に行政機関に普及していきたい」としている。
手筒会は02年5月、地域活性化のために県内初の手筒花火打ち揚げ任意団体として発足した。会員は20歳代から40歳代。みのわ祭りをはじめ県内外から出演依頼を受け、市町村イベントや企業の式典などで打ち揚げをしている。
05年7月に県と協議の上、全国で初めて「手筒花火に関する保安技術基準」を制定。会員の教本として活用してきた。
保安技術基準を広く周知し安全性を明確にするため今回、県の06年度コモンズ支援金(地域枠)15万7千円で冊子を作った。
05年制定の基準を基に、関島煙火製造所、県商工部、上伊那地方事務所、伊那警察署、箕輪消防署の監修を受け、保安技術基準に救急対応の項目も加えて06年11月22日に改定した。
冊子は▽目的▽手筒煙火▽手筒煙火消費技術基準▽みのわ手筒煙火の構造▽救急対応について-の5項目からなる。手筒煙火消費技術基準は、手筒煙火取り扱い、ロウ火、保安距離、煙火許可条件、消費方法を詳細に定め、写真入りで説明している。オールカラーA4版、15ページ。100冊作り、行政機関などに配った。 -
ボランティア交流会「ニュースポーツを楽しもう」
箕輪町ボランティア連絡協議会(押野真由実会長)は3日、ボランティア交流会「ニュースポーツを楽しもう」を町民体育館で開いた。20人が参加して和気あいあいとキンボールなどを楽しんだ。
毎年恒例の交流会。今年は、ニュースポーツで楽しく体を動かし、仲間作りをしようと計画した。
参加者は4グループに分かれてビーンボウリング、ガラッキーなど4種目を順番に体験し、最後に全員でキンボールをした。
陣取りゲームのガラッキーは、ダーマという空気の入った円錐形のボールを2チームが交互にサークルのコートに投げ入れ、コート内に入ったダーマの数で点数を競う。相手のダーマを囲むことができると得点が上がるため、狙いを定めてダーマを投げるなど工夫しながら楽しんでいた。 -
箕輪町・向山和秋さん「心の世界展」
箕輪町長岡の向山和秋さん(58)は5日から、油絵作品の「心の世界展」をアルプス中央信用金庫箕輪支店ロビーで開いている。展示は16日まで。
「自然と女性の美しさ」をテーマにした50号から10号までの近作12点を展示。「ファイヤースピリッツ」(50号)は、淡路島の港で見た「とても感動的だった」という日の出で、水平線から登ってくる黄金色の太陽と、燃えるように赤く染まる空と海を描いた。
これまで山の風景をあまり描くことの無かったという向山さんが、雪が降った仙丈、秋の盛りの萱野高原、長岡などの集落を描いた「初冠雪」をはじめとする身近な景色の作品、京都を訪れたときの舞妓のスケッチを基にした「月の舞」「桜花」などがある。
50歳で町公民館の油絵講座で学んだのをきっかけに、制作を続ける向山さん。「世の中がうんと厳しいので、私の絵を見て少しでも勇気を出してもらえればうれしい」と話している。 -
ニシザワが本を寄贈
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は、上伊那の38小学校の図書館に絵本などの本を寄贈している。創業80周年を迎えた3年前から続く事業。初日の6日は、箕輪町の箕輪中部小学校(小野正行校長、694人)へ本を届けた=写真。
ニシザワは、1924(大正)年、伊那市通り町に「西澤書店」として創業。これまでの感謝を伝えるため、創業原点である図書の寄贈を始めた。今年は、38校に希望の図書をリストアップしてもらい、82万円分(600冊以上)の図書を購入した。
箕輪中部小を訪れた荒木社長は「地域の未来を支える担い手である子どもたちの健全な育成に役立てば」と本を同校図書委員3人に手渡した。図書委員長の田中まみちゃん(12)は「卒業するまでの期間に寄贈していただいた本を全部読みたい」と話した。
今後、ニシザワのスパーなど各店舗の店長が各小学校へ本を寄贈する予定となっている。 -
箕輪消防署、航空隊が冬山遭難救急救助合同訓練
箕輪消防署は6日、県消防防災航空隊と合同で、萱野高原で初めての冬山遭難救急救助訓練をした。活動困難な冬山遭難の救急救助活動を効率的に行うため、地上での捜索や航空隊との連携による救助などの訓練に署員28人が取り組んだ。
積雪の萱野高原で登山者3人が急斜面を滑り落ち行方不明との想定。捜索隊が現地に出動して地上捜索し、救助隊員は箕輪中学校校庭で航空隊のヘリコプターに搭乗して上空から捜索。発見した要救助者を救出してヘリコプターに乗せ、中学校校庭で要救助者を引き継ぐ内容で、冬山でいかに要救助者を助けるか、航空隊といかに連携をとるかを考えて訓練に臨んだ。隊長は「たまたま雪が少なく、初の雪中訓練が予定通り安全にでき、隊員がヘリコプターに乗って連携をとる訓練もできた」と話した。
雪の斜面で要救助者をバスケット型担架に乗せて斜面から引き上げる救出方法の訓練や、遭難現場偵察のため消防署長、助役、防災課長が上空からの偵察訓練もした。
福島朝雄署長は、「実際は今日のような状況ばかりではない。今後も訓練を計画するなどして町の安全安心のために頑張ってもらいたい」と講評した。 -
箕輪町議選
現職の平出政敏氏出馬表明任期満了(4月29日)に伴う箕輪町議会議員選挙で、現職で無所属の平出政敏氏(64)=農業、北小河内=が5日、2選を目指し出馬を表明した。
平出氏は、「1期目は毎日が勉強だった。及ばずながら議員の役割を果たせるようになったかと思う。初心に戻り4年間の経験を生かしながらやっていきたい」とする。1月31日の後援会役員会で出馬を決めたという。
「町第4次振興計画を重視した取り組みを進めたい」として、テーマに「夢と希望と誇りを持てるまちづくり」を掲げる。公約に▼少子高齢化社会の中、医療・介護福祉や子育て支援▼農・工・商バランスのとれた産業振興▼地域(区)格差のない安心・安全なまちづくり(建設事業の受益者負担の撤廃など)-を挙げている。