-
箕輪町松島・田畑恵一さん(63)
今年7月初旬、郵便局の簡保の旅でチェコ、スロバキア、ハンガリーを8日間の日程で訪れた。「お金にはかえられない楽しい旅でした。感動があるうちに描こうと思って…」。初めて訪れた街で、感動に心ふるわせた景色を描いた水彩画10点を、箕輪郵便局ロビーで展示している。
最も印象に残っているのは、町全体が世界遺産のチェコのチェスキークロムロフ。「チェスキー城は、おとぎの国、夢の国に行ったような景色。本当に今まで行ったことのない素晴らしい景色」だった。展示作品も、チェスキークロムロフの街並みなどを描いたものが一番多い。
改築に600年をかけたというプラハ城内の聖ヴィート大聖堂。「東寺の五重塔がたしか完成までに56年かかった。長い年月だと思ったけど、600年というのは本当に…」。長い歴史を感じながら眺めた大聖堂も、優しい色彩で描いている。
これまでにもパリやローマを訪れ、その感動を絵に残してきたが、「今回は自然の造形ではなく、人が造った街。世界遺産の美しい街を見てきた。こんなきれいなところがあるんだなと感心した。造った人たちの思いを無駄にしたくない。滅多に行けるところではないので、自分だけでなく、こんなきれいな美しいものがあることを知ってほしい」。そんな思いを作品に込めている。
子どものころから絵が好きで、高校では美術部に所属。3年生で県展に入選した。卒業後、自衛隊に入隊。絵を描くどころではなかったが、長野県に戻って勤めるようになり4、5年のブランクを経て再び絵筆を持った。
「明るい、見て心が安らぐのが絵だと思う。美しく、心が晴れ晴れする絵を描くのが信条」
75年に南信自動車を創業。忙しい仕事の合間をぬって、夜にデッサンし、夜と昼では色が違ってしまうから-と色は昼間に塗る。伊那市出身で仏在住の画家、安川博さんの帰国時にはいつも指導を仰ぐが、自己流で描き続けている。
「年をとってくると手が震える。細かいことができない。女の人の瞳やまつげを描くときは息を殺して描くが、若いときみたいにはいかない。東山魁夷のような人は、年をとってもあんな美しい絵を描く。やっぱり天才だなと思う」。若いころとの違いを感じつつも、「人に見てもらえることが楽しみ」と、風景画や人物画など、時間を忘れて絵を描くことに没頭する。
水彩画は色を塗り重ねない。色を作ってから塗っていく。「一回変な色を塗るともう駄目」。そんな難しさはあるが、地の白さを残すように塗るのだという。
「作品を見ている人が、ここちょっと塗り足りないんじゃないか、私が塗ってあげようか、と思わせるくらいが一番いいんです。そういうふうに塗っていきたい」 -
箕輪町健康づくり推進週間親子で楽しく運動遊び
箕輪町の「健康づくり推進週間」(26日-10月2日)事業の一つ、「親子で楽しく運動遊び」が26日、町民体育館であった。未就園児と母親の35組が、遊びながらの親子体操を楽しんだ。
町が保育園に導入している松本短期大学柳沢秋孝教授の運動遊びプログラムを親子で体験し理解してもらおうと、町運動保育士の唐沢由紀さんとスタッフ2人が指導した。
親の足の上に子どもが乗って一緒に歩く「ロボット」、親の腕にぶら下がる「ブランコ」、サルの親子が子ザルが母親のお腹にぶら下がった状態で母ザルが歩く姿をまねした「おさるさんの親子」などに挑戦。子どもたちはお母さんと一緒の楽しい運動遊びに歓声を上げていた。
唐沢さんは、「スキンシップをとりながら親子で体を動かす楽しみを知ってほしい。今の子どもは筋力が弱い。親にぶら下がったり、一緒に猫のまねをして歩くだけでも、楽しみながら筋力がつく。逆さになることも親と一緒だと恐怖心がない。小さい子は遊びながらが大事」と話した。
参加した母親は、「簡単にできて遊びの中で子どもの筋力がつくのはいい。夫に教えてやってもらおうかと思う」と話していた。 -
箕輪町PTA連合会が町へ要望
箕輪町PTA連合会(小林長生会長)と町小中学校長会(長田伊史会長)は26日、町役場で、児童・生徒の通学路の安全確保など、可能な限り速やかな対処を町に要望した。
年1回の要望。5小学校と箕輪中学校の各PTA会長と学校長らが出席し、PTA会長が要望を説明した。町側は平沢豊満町長はじめ各課の課長らが出席した。
要望は、交通安全の項目は、通学路へのガードレールや横断歩道、横断帯の設置など。校外生活の項目はビデオなどの自動販売機の撤去、防犯パトロールのステッカーの増刷、不審者の情報提供など。通学路に緊急の駆け込みができる家が少ない地域は警察のパトロール回数を増やしてもらえるよう町からもお願いしてほしい-との要望もあった。
小林PTA連合会長は、「安全に生活できるようご協力をお願いします」とあいさつした。
町は、新年度予算の対応や県への要望など今回の要望事項を検討し、来年2月ころに回答する予定。 -
箕輪町交通少年団がレター作戦
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通安全協会は24日、町交通少年団のレター作戦を町内沢上地籍の153号バイパスで行った。団員が手紙をドライバーに手渡し、安全運転を呼びかけた。
町交通少年団は町内小学校の5、6年生有志56人が所属。レター作戦は長年続く恒例の活動。
手紙は、夏休み中や休み開けに団員が1人5枚ずつ書いた。「スピードを出さないでください」「事故を起こさないように安全運転をしてください」などの言葉を書いた手紙と児童への返信用はがき、交通安全パンフレット、4色ボールペンの325セットを配った。
団員が大きな声で「安全運転をお願いします」と手紙を差し出すと、ドライバーは「ありがとう」と受け取っていた。 -
箕輪町内一周駅伝大会
「木下A」10連覇箕輪町公民館主催の町発足50周年記念事業第46回町内一周駅伝大会が23日、分館単位で編成するチームのほか、友好交流都市の静岡県浜松市庄内地区からも出場し、29チームが健脚を競い合った。「木下A」チームが1時間29分35秒で優勝、10連覇を成し遂げた。
選手は小学生以上の町民。八十二銀行箕輪支店南側を勢い良くスタートし、役場前駐車場ゴールを目指して総延長26・9キロ、12区でたすきをつないだ。
「木下A」は今年、「松島A」との接戦を制して優勝を決めた。監督兼選手の矢萩英俊さん(42)は、「選手は10代から40代までそろい、刺激しあって木下全体で競争意識が芽生えた。小・中学生、高校生の保護者や分館の皆さんの熱心なサポートがあって10連覇でき、非常にうれしい」と語った。
浜松市庄内地区は第40、42、43回に続き3年ぶり4回目の出場。見事5位入賞を果たした。
結果は次の通り。
◇総合成績
(1)木下A(2)松島A(3)沢A(4)大出A(5)庄内(6)北小河内A
◇区間成績
▽1区2・5キロ=(1)柴勇一郎(中曽根)7分18秒(2)野竹俊希(大出A)(3)原宏典(松島A)▽2区2・5キロ=(1)佐々木跡武(木下A)8分58秒(2)千葉健太(松島A)(3)柴田一樹A(庄内)▽3区2・5キロ=(1)小河匡史(北小河内A)8分10秒(2)北川裕之(大出A)(3)藤沢真司(三日町)▽4区1・5キロ=(1)渡辺礼夢(松島A)5分27秒(2)小池ゆかり(木下A)(3)倉田好美(南小河内A)▽5区1・6キロ=(1)有賀智美(木下A)6分00秒(2)有賀香織(松島A)(3)唐沢由花(上古田A)▽6区1・8キロ=(1)有賀寛(松島A)5分49秒(2)野竹克也(大出A)(3)矢萩英俊(木下A)▽7区1・3キロ=(1)有賀友昭(松島A)4分41秒(2)金子快冬(沢A)(3)伊藤大輔(木下A)▽8区2・8キロ=(1)唐沢純一(木下A)9分57秒(2)藤沢誠一(三日町)(3)伊藤誉倫(大出A)▽9区1・7キロ=(1)林正則(沢A)5分36秒(2)浦野章彦(木下A)高田悠太(庄内)▽10区1・9キロ=(1)浦野和豊(松島A)6分25秒(2)唐沢俊樹(上古田A)永井正(木下A)▽11区4・1キロ=(1)丸山信一(木下A)11分29秒(2)長命直樹(沢A)(3)坪井洋(庄内)▽12区2・7キロ=(1)岡部泰典(庄内)7分38秒(2)唐沢尚徳(木下A)(3)丸田哲也(松島A) -
箕輪町防犯協会が青色防犯パトロール実施へ
箕輪町防犯協会(平沢豊満会長)は、伊那警察署管内で初めて、町の公用車に青色回転灯を着けて町内を巡回する青色防犯パトロールを始める。28日、役場駐車場で出発式をし、安心・安全のまちづくりのため、週1回程度のパトロールに取り組む。
青色防犯パトロールは、犯罪発生を抑止し住民の不安を解消するため、警察だけでなく地域の自主防犯活動の活性化が重要となることから、犯罪に強い安全で安心な地域づくりに取り組む地域やボランティア団体を警察が支援。青色回転灯を活用して巡回することで、一層の抑止効果をねらう。上伊那では辰野町が実施している。
町内は、自動販売機狙いや子どもを狙った事件などが増加。このため町防犯協会は、従来の防犯パトロールだけでなく、青色回転灯を着けた、より効果的なパトロールで防犯に努めたい-と申請。県警、地方運輸局の認定を受けた。登録車両12台。パトロール実施者12人。
パトロールは、下校時間などに通学路を重点的に町内全域を回る。必ず2人以上が乗車し、内1人は講習を受けた実施者証所持者。車両には、「防犯パトロール中」のステッカーと共に、青色回転灯装備車の標章を外から見える位置に着ける。不審者(車)を発見した場合は警察に通報する。
伊那署生活安全課長による実施者の講習会は21日、終了した。 -
上農「みどり塾」が学習会
上伊那農業高校が中心となって開く、環境問題、みどり、自然について、地域住民などが語り合う学習の場「みどり塾」の森林学習会が21日、伊那市手良の沢山国有林であった。植栽木の枝打ち作業などの森づくりを体験し、みどり豊かな伊那谷の自然・森林について知識などを深めた。
南信森林管理署が協力し場所を提供。国有林内の植物観察などもあり、伊那市、箕輪町などから6人が参加した。初めての試み。
午前中は、植栽木の生長を阻害する灌木(かんぼく)などを除く除伐、丸太の品質を高め付加価値を増加させるための枝打ちなどをした。枝打ちした木は樹齢12年で、高さ4メートルほどの約600本のヒノキ。根元から背丈までの枝を切除していくと、林の中にみるみる日の光が差し込み始めた。参加者らは目に見える成果を喜びながら汗を流した。
植栽木の中には鹿に皮を食べられ腐った木や、フジヅルなどによって真っ直ぐ生長できない木などもあり「木のドラマを見ているよう」と感慨深げな人もいた。
箕輪町三日町の小森幸恵さん(64)は「森林浴も兼ねて素晴らしい体験になった。作業は子供を育てるようで、何年後かに手入れした木を見にきたいですね」と話した。 -
箕輪町公民館「男の料理教室」開講
箕輪町公民館の05年度「男の料理教室」が21日、町保健センターで始まった。
料理することの楽しさを味わい、家族の一員としての幅を広げよう-と参加を呼びかけ、町内在住の12人が申し込んだ。12月まで月1回、計4回の講座。
第1回は、料理用語や道具の使い方を覚えることをテーマに、町の管理栄養士が大さじなどの計量、野菜の千切り、だしの取り方などを指導した。
メニューは親子丼、イカの野菜南蛮あえ、なめこと豆腐のみそ汁。初めての人でも作りやすく、分量も量りやすいメニューで、たくさん食べてほしい野菜の料理も取り入れた。
「妻が留守のときに」「妻に何かあったときに食事の支度ができるように」などの理由で参加した人も多く、料理初心者も。班ごとに協力して慎重に野菜を千切りにしたり、手順を確認しあったり、楽しく調理していた。 -
秋の全国交通安全運動が始まる
「あぶないよ 昔とちがう からだと道路」をスローガンに掲げた秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、夕暮れ時の歩行中と自転車乗車中の交通事故防止、シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、重大事故につながる飲酒運転の撲滅窶狽^動の重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日早朝、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約120人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線(通称・ナイスロード)で、啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」と呼びかけ、啓発運動を展開した。
市、伊那安協、地方事務所の3台の広報車も伊那署管内をそれぞれ回り、交通安全運動を呼びかけた。
伊那署管内での交通事故発生数(20日現在)は、448件で昨年同期と比べて4件増。南信地区の6つの警察署で発生件数が減っているなか、唯一増えている。
発生状況は、高齢者が関わる事故が前年同期比24件増の125件で最も増加数が多く、女性が第1当事者の事故が昨年同期比22件減の149件で最も少ない。 -
箕輪町議会9月定例会閉会
箕輪町議会9月定例会は20日、04年度町一般会計など決算7件を認定、05年度一般会計など補正予算案7件、中学生海外研修やまと基金条例制定など条例案6件を可決、箕輪町区域の伊那市道路線認定を承諾し閉会した。
05年度一般会計補正予算は、歳入歳出に各4億5806万8千円を追加。協働による廃食用油リサイクル推進事業と町自衛隊協力会10周年記念事業補助金に反対討論があり、賛成多数で可決した。
社会福祉常任委員長は、廃食用油リサイクル推進事業について、「行革や協働の観点から反対」「廃食用油を回収、共同作業の家の仕事とし、環境問題に取り組む素晴らしい仕事。今後十分に互いに話し合って進めるべき」などの委員の意見、NPOとの話し合いが少なかったことについて町長から「申し訳なく、反省している」との説明があったことなどを報告した。
討論は反対1人、賛成2人、消極的賛成1人だった。
町自衛隊協力会10周年記念事業の補助金は、「これから日本を左右する国の軍事的問題があるので10万円を出す必要はない」とする反対討論があった。
「青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書の採択に関する請願」は不採択。「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書、「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は閉会中の継続審査とした。
憲法9条に関連する請願の継続審査については、「理由説明を」とする議員動議により、総務文教常任委員長が中間報告をした。
委員会内の意見は▽郵政民営化に意見書を出しながら承知の通り。意見書の重みがほしい。平和憲法の根幹のため今後9条はさらに大事。時間をかけて審査したい▽9条がありながら実際は海外派兵している。もっと条文を分かりやすくするため時間がほしい▽9条を拡大解釈し法整備が必要。継続して見極めたい▽9条を守りたい-の4点。 -
県知事長寿者訪問
箕輪町の西沢きくよさん(99)を訪問「敬老の日」の19日、田中康夫長野県知事は、05年度に100歳を迎える県内の長寿者4人を祝賀訪問した。南信では、箕輪町木下の西沢きくよさん(99)を訪ねて歓談した。
きくよさんは、25日に100歳の誕生日を迎える。諏訪市の出身で箕輪町に嫁ぎ、1女6男をもうけた。17年前に夫を亡くし、今は4男の茂さん(73)と孫の3人暮し。一番上の長女は80歳、6男は62歳で、7人の子どもは皆健在。孫14人、ひ孫は18人いる。
80歳代までゲートボールを楽しみ、数年前までは天竜川まで散歩をしていた。今は手押し車を押して家の周りを歩いている。新聞を読み、テレビで好きな相撲を見て過ごす。家族と一緒に食事をし、好物は蜂(はち)の子という。
知事訪問を家族に聞いた1週間前から緊張気味だったというきくよさん。「お世話になったうえに頂いて申し訳ない」と、祝い状と金盃を受け取った。
「朝は早いんですか」と知事に聞かれ、「昔は早く起きて天竜端を散歩した。20年くらい続けていた」とはっきり答え、昔は夫と一生懸命に農作業したことも話した。
県内の最高齢者は大町市の110歳の女性、山田すへさん。今月30日までに100歳以上となる長寿者は男性74人、女性497人、計571人。県は、本年度100歳を迎える人と県内男女最高齢者に祝い状と祝い品を贈る。贈呈予定者は286人。 -
箕輪町議会9月定例会一般質問
箕輪町が地域新エネルギービジョンに基づき進めている、廃食用油を回収してバイオディーゼル燃料(BDF)を精製し町内巡回みのちゃんバスに利用する「協働による廃食用油リサイクル推進事業」について、町議会9月定例会の一般質問で複数の議員が質問した。
三沢興宣議員は計画状況などを尋ねた。
説明では、町共同作業の家で精製するBDFのプラントは、共同作業の家北側の小屋を撤去して設置。ユニットハウス2棟を建設し、水道や更衣室などを整備する。プラントの精製能力は1日100リットル。月に10日の稼動で年間1万2千リットル。総売上120万円の事業で利益はほとんど出ない。
平沢豊満町長は、「啓蒙の意味を含めている事業で採算を求めるものではない。精製が目的ではなく、これからの循環型社会のための廃食用油をリサイクルする、目に見える事業として理解してもらう。この次に続くのは生ゴミ回収。ゼロエミッションの推進」と話した。
寺平秀行議員は、町内にNPOのBDF精製施設があることから、「なぜ民間でできることを民間に任せられないのか。行革の視点から(プラント設置は)本当に適切な支出なのか」と質問した。
町長は、「廃食用油でBDFを作る中で、NPOと競合しているのは精製行程だけ。町がやろうとしているねらいはNPOとは全く違う」とし、町の取り組みは▽循環型社会づくり▽知的障害者への働く場の提供-と説明。「今後、協働の中で循環型社会でどう発展するか。協働のプログラムの中で行政として取り組むべきことと思う」と答えた。
◆北小体育館建設できるだけ前倒しを
箕輪北小体育館建設の本年度着手について桑沢幸好議員が質問した。
平沢町長は、「国に補助を強力にお願いしていく。体育館が児童数からみて狭い。将来も北小の児童数は横ばいと考える。補助金に関係なく規模に合った設計をしたい。諸事業のバランスを見て出来るだけ前倒ししていきたい」と答えた。
井内吉彦教育委員長は、「現在の倍くらいの面積が最低でも必要。早期に着工したい」。小林通昭教育長は、「学童クラブもその一角にできればいいなというのが教育委員会の考え」と話した。
◆ボランティアの拠点は必要
ボランティアセンターの必要性について三井清史議員が尋ねた。
平沢町長は、「必要性を考え、どこがいいか考えている。ボランティアセンターには大勢の皆さんが登録。推進していくためにはハード面の拠点が必要」とした。
◆旧県営射撃場着弾地の土壌測定を県にお願いする
上古田の旧県営射撃場着弾地の水質検査の結果報告と土壌測定の実施について唐沢荘介議員が質問した。
平沢町長は、「水質調査の結果は、検出が見られないくらいの数値で問題ない。土壌測定は実施の方向で県にお願いしたい。区長あての結果報告、現地調査、土壌測定を上古田の皆さんが不安にならないようお願いする。地域の人が安心して暮せることが大前提なので、情報も積極的に出していきたい」と答えた。
◆06年度予算の枠取りはか所づけを前提に
平出政敏議員が06年度予算の枠取りの考えを質問した。
平沢町長は、「か所づけを前提に、11月に区の役員さん立ち合いで工事内容、予算を明確にしたい」とした。 -
みのわ園で敬老会
箕輪町三日町の特別養護老人ホームで19日、敬老祝賀会があり、記念品を贈って利用者の長寿を祝った。初めて文化祭も併せて開催し、利用者も歌や合奏を披露するなど、訪れた家族と一緒に楽しい一時を過ごした。
利用者は90人。88歳を迎えた7人と100歳以上の2人に祝い品を贈り、利用者全員にはフェイスタオルと靴下をプレゼントした。
浦野施設長は「健康で元気であることをお祝いし、これからも長生きしてほしい。余興もごちそうもあるので、ゆっくり1日楽しんで」とあいさつ。利用者代表は、「元気にこのみのわ園で生活を楽しんでいきたい」と話した。
みのわ園は4月から、従来の集団的介護ではなくグループケアをしている。利用者が4班に分かれ、スタッフが利用者の近くで思いや息遣いを感じながらケアできる形を取り入れている。
利用者は、グループケアの班ごとに練習してきた歌や合奏、手遊びなどを披露。絵手紙や押し花、パッチワーク、生け花などの作品も展示した。
会食は、赤飯など敬老の日の特別メニューを皆笑顔で味わった。 -
上伊那教文会議第44回教育研修会
上伊那の高校教員らでつくる上伊那教文会議は16日、箕輪町の箕輪工業高校で教育研究集会を開いた。
教育活動向上を目的にとする研修会で、約250人が参加。今回は特別に、高校改革プランについて話し合う場も設け、一般参加者には箕輪工業高校や駒ケ根工業高校のPTAや同窓会メンバーもいた。
倉科浩彰県教文事務局長は「総合学科は魅力的な側面もあるが、県の目指す総合学科は、70年代から国が進めてきたお金のかからない学科で、今回の統廃合は単に財政難に伴うものとしかいえない」と指摘。参加者からは「お金をかけないことが目的であれば、多部制・単位制についても現在定時制が担う中退者などの受け皿的役割を十分果たすとは考えられない」との不安の声も挙がった。
現在、問題は実名が挙がった2校だけの問題となっているが、他校でもこの問題について考えてもらいたい窶狽ニ締めくくった。 -
お月見団子作り
箕輪町三日町の特別養護老人ホームみのわ園は17日、中秋の名月(18日)を前にお月見団子作りをした。町赤十字奉仕団が利用者と一緒に団子を作り、皆でおいしく味わった。
利用者は4班に分かれ、長岡区の赤十字奉仕団員8人は2人ずつ分かれて手伝った。
団子は、固くならず柔らかすぎず、利用者が食べやすいように米粉6キロ、白玉粉1・5キロの5対1の割合で用意。調理室で下準備し、各班ごとに皆和気あいあいと団子を丸め、きな粉、ごま、あんこをまぶしておやつ用に三色団子を作った。
きれいに積み上げたお供えの団子とススキを飾った食卓で、出来たての団子を口に運び、「おいしい」と笑顔がこぼれた。利用者の家族も、「思いがけず一緒にできてよかった」と喜んでいた。
赤十字奉仕団は毎月、みのわ園とデイサービスセンターゆとり荘で奉仕活動をしている。団員は、「お月見団子を作ることはあまりないので、一緒に楽しみながらできた」と話していた。 -
中学生職場体験本格化
今年から経営者協会も協力中学2年生が地元企業に出向く職場体験(秋期)が本格化している。中学校の進路指導の一環で毎年恒例だが、05年度からは経営者協会上伊那支部(向山孝一支部長)も組織として全面的に協力。産学協力の新たな一歩と期待が寄せられている。箕輪町にあるKOAの工場にも15窶・6日、箕輪中の男子生徒10人が訪れ、製品の洗浄や選別、測定などの仕事を従業員から教わりながら体験した。
会社概要説明を聞いて「企業は売って儲けることが主眼と思っていたが、地域の雇用を守ることに力を入れているのを知り、すごいと思った」(漆戸勇貴君)、「ゴミを50種類にも分別していると知り、企業の環境対策は本気なのだなと思った」(原司君)と感想。
「分からないことは何でも聞いて。分からないまま仕事をして不良を出すことは一番いけません」などとレクチャーを受け、製造ラインやパソコンのある机につくと、緊張し、引き締まった面持ちになった。
職場体験は中学2年生を対象に学校ごとに春と秋に期間を決めて実施。05年は上伊那で合計1980人が経験する。毎年、受入れ先の確保が問題になっていたが、05年度からは、経営者協会上伊那支部が青少年育成活動の一環として協力を表明。加盟企業に受入れ拡大を呼びかけた。
同支部の浦野正敏幹事長は「薬品を扱うなど職場の事情により受入れられない企業もあるが、学校教育と地域の産業界との新しい共同につながればうれしい」と話す。 -
箕輪中3年生が町議会一般質問を見学
箕輪町立箕輪中学校の3年生21人は14日、選択社会の授業で町議会9月定例会一般質問の様子を傍聴席から見学した。
選択社会の授業は週1回。公民の地方自治の学習の導入に-と社会科の中上亜矢子教諭が傍聴を申し込んだ。
生徒の約3分の1がケーブルテレビで議会の様子を見たことがあるが、議場での傍聴は初。議員と町長のやりとりを見学し、「難しい」「言っていることが分からなかった」と話す生徒たち。中塚春奈さん(14)は、「意味はわからないけど、町のことをよく考えて言っているようだった。政治がなんとなくわかった」と話した。
中上教諭は、「生徒は議会を見たことがないので、1度見ることで全然意識が変わってくる。今回は衆院選もあり、生徒の関心もあったのでタイミングが良かった。今後の勉強につなげていきたい」と話していた。 -
箕輪町消防団詰所建設工事など入札
箕輪町で16日、8月25日の入札で不落だった中部小学校旧体育館屋根改修工事、消防団基幹詰所改築工事・詰所建設工事の入札があった。屋根改修工事は落札、消防団詰所の改築、建設工事は落札候補が決まった。
中部小旧体育館屋根改修工事は指名競争入札。入札者は6社で、ヤマウラ箕輪営業所が630万円(税抜き額)で落札した。
消防団詰所の工事は受注希望型競争入札。前回の入札は、第6分団長岡詰所、第2分団富田詰所、第2分団下古田詰所の建設工事3件と第1分団沢基幹詰所改築工事の計4件。
今回、下古田・富田・長岡詰所の建設工事をまとめて1件とした消防団詰所建設工事は、松島の日之出建工が2500万円で落札候補。第1分団沢基幹詰所改築工事は、北小河内の新橋屋建設が840万円で落札候補に決まった。入札者はいずれも1社だった。
8月の入札5件の不落については、町議会9月定例会の一般質問(13、14日)で複数の議員が真相などを質問。平沢豊満町長は、「不落は正常なこと。入札行為は契約締結行為で、発注者はよい品質をより低価格で-と考え、受注者は利益を考える。双方の考えが合致しないと成り立たない」とし、「受注希望型は今後も続け、できるだけ町内の皆さんに発注する考えは変わらない」と答弁していた。 -
第10回みのわ美術展
みのわ美術会(46人、柳沢照治会長)主催の第10回みのわ美術展は18日まで、箕輪町文化センターホールで開いている。会員と一般公募の入選作品91点が並び、多くの町民らが訪れ、レベルの高い作品に見入っている。
同会は、伊那美術展と県展入選者の有志を主体に、公募による有資格者も含め組織。箕輪町での美術文化の発展に努めることを目的に活動している。今年は第10回展の記念誌を発行予定。
出品は、会員36人が合計79点。日本画5点、洋画42点、彫刻4点、工芸28点。絵画は最も大きな作品が130号で、年々大作が増えているという。
一般公募の入選は洋画6人9点、工芸1人2点で、洋画で大槻徳則さん=沢=の「晩秋」、工芸で向山智充さん=富田=の「樹」が奨励賞を受賞した。
午前9時-午後5時半(最終日午後4時)。入場無料。 -
伊那消防組合消防本部に「ドクターヘリ」導入
全国で10番目のドクターヘリ事業となる「信州ドクターヘリ」制度が15日、伊那消防組合消防本部に導入された。伊那中央病院へリポートでシミュレーション訓練があり、伊那消防組合員、同病院職員など約80人が参加。救急搬送に伴う傷病者引き継ぎ訓練などを実施した。
シミュレーション訓練は6月下旬から県下の広域消防本部、計14署を順番に回り、伊那消防組合消防本部は7番目。運用は7月1日から佐久総合病院救急救命センターで始まり、各消防本部ごと訓練を終え次第導入している。
信州ドクターヘリは救急率向上を目的とした国と県の補助事業。医師、看護師などを乗せたヘリコプターが現場に向かい、処置をほどこした後、収容先病院へ搬送する。ヘリコプターは佐久総合病院救急救命センターに1台が常駐し、県下の広域消防本部からの要請で出動する。
伊那消防署の早川正行署長は「消防、ドクターヘリ、病院が一体となって、救命率向上のために力を合わせていきたい」と話した。 -
合同講演会
箕輪町商工会、伊那法人会箕輪支部、箕輪町経営研究会の合同講演会は10日、町文化センターであった。「物から心への時代」をテーマに、永世棋聖の米長邦雄さんが、日本人の素晴らしさを再確認し日本をつくり直すことの大切さを語った。
米長さんは63年将棋のプロ棋士になり、85年永世棋聖になる。93年51期名人。現在は日本財団評議員、東京都教育委員を務める。
「教育の中で一番大事なのは家庭。夫婦仲は自分の子どもに影響する。夫婦仲がいいかどうかが大事」と指摘。「夫が自分の小遣いで妻に渡した花は奥さんだけの花」と、妻の誕生日に必ず花束をあげていること、「うまそうなものがあったから、お前と食べようと思って買ってきた。それでいい。まんじゅう2個でいい」と、夫婦円満の秘訣を話した。
かつての日本にあって今の日本に無いものとして親子のきずな、“義”に生きる男らしい男、親や先生を尊敬するという常識、夫婦仲良く子に威厳を持つ-などを挙げ、「バブルの時期に“金と友に去りぬ”でなくなった。かつての常識を取り戻すときが来た。日本人を取り戻せ。自信を持って美しい日本人を育てることが大事」と強調した。 -
箕輪中学校で新エネルギー教室
箕輪町は13日、温暖化問題や新エネルギーについて学んでもらおう窶狽ニ、箕輪中学校で新エネルギー教室を開いた。2年生約240人が、豊かな生活の反面、生じてきた環境への弊害や、温暖化進行を食い止めるクリーンエネルギーの可能性を学んだ。
講師に迎えた新エネルギー財団の小栗敏弘さんは、クイズを交えて、温暖化の影響で沈みつつある島や、日本のエネルギー自給率の低さ、石油の採掘可能年数などを示し「世界中で起きている異常気象は、温暖化が影響している」と説明。
風力発電や太陽光発電など、クリーンエネルギーを紹介し、重要性や必要性を呼びかけた。
小栗さんは「すぐに変わる問題ではないが、エネルギー意識や環境意識を持って大人になってほしい。また、今日のことを家で話し、車の買い替え時期などに、クリーンエネルギーへの切り替えも検討してほしい」と訴えた。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市などの6つの市町村内の事業所でつくる伊那防火管理協会は13日、今年度の消火通報コンクールを伊那市市営プール駐車場で開いた。2種目に11事業所から18チームが参加し、日ごろの訓練の成果を披露した=写真。
消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い、災害発生時に活用できる操作を身に付けると共に、正確な119番通報の習得を目指す。今年度で14回目。
競技は、木箱とオイルパンからの出火に対し、消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし、放水によって標的を倒す「屋内消火栓操法」。どちらの競技も119番通報の動作が含まれていて、時間や操作の正確さを競う。
消火器操法では用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、完全に消せないまま終えるチームなど、それぞれの訓練の成果がはっきり出た。
上位入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)石川島カメさん(石川島汎用機械)(2)中部電力伊那営業所(中部電力)(3)伊那バス
【屋内消火栓操法】(1)石川島とらさん(石川島汎用機械)(2)中部電力伊那営業所(中部電力)(3)ファイヤーエンジェルス(伊那市役所) -
上伊那福祉協会に専任会長の意向
箕輪町の平沢豊満町長は町議会9月定例会の一般質問で、会長を務める上伊那福祉協会について、06年の年末までに専任会長をおきたい考えを示した。
社会福祉協議会の役員について13日、三井清史議員が質問した。
平沢町長は、「切り替えをしたい。来年の年末までに上伊那福祉協会は、いわゆる民間のように専任会長をおきたいと考えている」と答えた。
町長が会長の町社会福祉協議会についても、「早急に専任をおいて、民間として体制を改善したい」とした。 -
おはなしこんにちは
箕輪町図書館で10日、9月の「おはなしこんにちは」があった。子どもたちは絵本の世界や手遊びに夢中になっていた。
今月は、「虹の会」が担当。集まった親子は、絵本「やまこえ のこえ かわこえて」、「ぐりとぐらの1年間」から9月と10月のお話の読み聞かせ、大型絵本「どうぞのいす」、グー・チョキ・パーを使った手遊び「きつねがね 化けたとさ」などを楽しんだ。
工作は「パワーアップ肩たたきき」。敬老の日におじいさんやおばあさんの肩をたたいてあげよう-と作った。新聞紙を子どもたちがちょうど握ることができるくらいの大きさにたたんで丸め、筒のようにして色テープを巻いた。完成すると、皆で「かたたたき」の歌をうたいながら、お母さんやおばあちゃんの肩をたたいてあげた。 -
箕輪消防署で普通救命講習会
箕輪町の箕輪消防署は救急週間中の10日、普通救命講習会を町文化センターで開いた。町内をはじめ辰野町や岡谷市から18人が参加し、心肺蘇生(そせい)法やAED(自動体外式助細動機)の取扱い法などを消防署員の指導で熱心に学んだ。
一般向けにAEDの取扱い法を指導する講習会は町内では今回が初。参加者は、電源を入れ、機械の音声ガイドに従ってパットをはる、操作ボタンを押すなど一人ずつ人形を使って練習した。
署員は、「ショックを与えるときは、操作する自分も周りの人もだれも倒れている人に触っていないことを確認して。触っていると感電してしまう」と説明。操作時には、安全のために『私よし。あなたよし。皆よし』と声出し確認するよう指導した。
大出血の止血法、異物の除去、人口呼吸や心臓マッサージなども学んだ。
ホームヘルパーの資格を取得し、仕事のために-と参加した町内の女性は、「AEDは機械が指示してくれるのでいいけど、実際に使う場面に遭遇したらうまくできるかどうか不安。でも、知っていれば役に立つと思う」と話していた。 -
箕輪町消防士、機関挿入技能認定
箕輪町消防署の唐沢隆浩さん(30)=箕輪町沢=はこのほど、県メディカルコントロール協議会から気管挿管技能認定書を受け取った。伊那消防組合の認定者は3人目となる。
救命率向上を目的に、昨年7月から救急救命士も行えるようになった気管挿管は、患者の気管に直接管を挿管して気道を確保する医療的行為で、所定の過程を終了し、認定をを受けた救急救命士にのみが処置できる。
従来は、食道をふさぐ方法などで気道を確保してきたが、重症患者にとっては、気道の確保が救命の鍵となっており、より確実に空気を肺に送れる気管挿管は、これまで以上に多くの患者の救命に役立つことが期待されている。
認定を受けるには、講習や試験のほか、患者の了承を得て、30症例の実習を終了する必要もあるという。
唐沢さんは「病院での患者さんの協力もあり、認定を受けることができた。こうした人や学校、病院に恩返ししていきたい」と決意を新たにしていた。 -
小学校での視聴覚教育拡充に努めてきた山本さん表彰
日本視聴覚教育協議会は、小学校での視聴覚教育充実に努めてきた箕輪町木下の山本勝さん(67)を表彰した。山本さんは12日、伊那市の県伊那合同庁舎を訪れ、山越和男伊那教育事務所長に受賞の喜びを語った。
37年間、小学校教諭を務める傍ら、紙芝居や人形劇、テープレコーダーなどを使い、子どもたちの豊かな感性を育ててきた山本さんは、自らもビデオテープを製作。新山小学校2年生の特別養護施設での活動を収めた「どっこじぞう」は、現在も上伊那の学校で広く使われている。
絵や音を使って感覚を刺激する授業は、普段は集中できない子にも有効。また、それぞれが分担して一つの劇を作る人形劇は、自然と協力し合う心が育つという。
時代の変遷と共に、視聴覚教育への“珍しさ”は薄れ、その分、伝えたい感動を絞って伝える必要性も求められるようになった。
山本さんは「普段は裏方の仕事だが、長年の活動が認められた」と話していた。 -
箕輪北・西小で運動会
箕輪町の箕輪北小学校と西小学校で11日、町内5小学校の先頭を切って運動会があった。あいにく途中から雨が降る天気になったが、児童は熱気で雨を吹き飛ばし、短距離走やリレー、綱引きなど競技も応援も頑張った。
2校とも、種目を繰り上げるなどプログラムを変更して開いた。
北小は、リレー、かけっこ、騎馬戦、棒倒し、竹引きや綱引きなどの種目があった。紅白対抗得点種目の綱引きは、2学年ずつで競技。腰を落としてジリジリと綱を引いたり、歯を食い縛り顔を真っ赤にして引っ張ったり。どの学年も熱戦を繰り広げた。
西小の種目は、かけっこ、綱引き、玉入れ、一輪車、組体操など。1・2年生が足に豆をつくって練習に励んだ竹馬「われら竹馬がんばり隊」は、音楽に合わせて歩いたり、同じ場所でぐるりと1周したり、ジャンプや片足で乗るなど、見事な技を次々と披露した。 -
ふきはら大学・大学院
音楽講座で秋を歌う箕輪町公民館のふきはら大学と大学院は9日、町文化センターでの合同音楽講座で秋を題材にした曲を楽しく歌った。
講師は、日本音楽療法学会認定音楽療法士の笠原正純さん。
中秋の名月を思い浮かべながら「月光の曲」「ムーンリバー」「ムーンライトセレナーデ」などの曲を聞いたあと、「箕輪町の歌」「公民館の歌」を斉唱。続いて「まっかな秋」「里の秋」など秋の曲を次々と歌った。
注意して発音する言葉を何回か練習したり、歌詞の意味を大事にして「胸がドキドキする感じを作ってください」などアドバイスを受けながら、気持ちよく声を出していた。