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第63回上伊那郡縦断駅伝競走大会 箕輪町が優勝
市町村対抗の第63回上伊那郡縦断駅伝競走大会が29日に行われ、箕輪町が10年ぶり14回目の優勝を果たしました。 大会は、上伊那陸上競技協会と上伊那ケーブルテレビ協議会が開いたものです。 市町村の代表チームとオープン参加の合わせて14チームが出場しました。 駒ヶ根市役所から辰野町役場までの6区間38.1キロをタスキでつなぎます。 1区は伊那市の桃沢大祐さんが区間新記録の19分23秒でタスキを渡しました。 前半の総合タイム1位は1時間3分51秒で伊那市、2位は1時間3分55秒で箕輪町、3位は1時間4分34秒で駒ヶ根市でした。 伊那公民館前で、後半がスタートしました。 追い上げる箕輪町、4区でトップに立ちます。 5区では、駒ヶ根にぬかれ2位となりますが、6区で再びトップに。 そのままゴールし総合タイム2時間6分41秒で、箕輪町が、2005年以来、10年ぶり14回目の優勝を果たしました。 2位は2時間7分11秒で駒ヶ根市、3位は2時間10分52秒で伊那市でした。 南箕輪村は6位となっています。
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フットサルで親睦深める
箕輪町のながたドームで28日小学生のフットサル大会が開かれました。 大会はフットサルを通してチーム同士の親睦を深めようと一般社団法人箕輪町サッカー協会が開いたものです。 今回が8回目で上伊那を中心に県内から38チームが集まりました。 試合は1チーム5人ずつが出場し7分ハーフで行われました。 普段はサッカーをしている子どもたちがほとんどだということで大会では日頃の練習の成果を発揮していました。 箕輪町サッカー協会では24時間チャリティーフットサル大会を開催するなど年間を通した事業を行っていて競技人口の拡大に努めています。 あすは中学生以上のフットサル大会が予定されていて22チームが参加することになっています。
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箕輪町 移住パンフレット作成
箕輪町が移住者向けに作成したパンフレット「ほどほどの田舎ぐらし」が完成しました。 パンフレットは、箕輪町の自然や生活などを知ってもらい移住に繋げようと作成したものです。 町の地図の他、実際に移住してきた3家族にインタビューした記事も掲載されています。 タイトルの「ほどほどの田舎ぐらし」は、自然豊かで住みやすい環境の中でも買い物や子育てには不便しないという意味が込められているということです。 箕輪町の移住パンフレットは、役場2階の「みのわの魅力発信室」や、県内外の観光・宿泊施設などに2,000部配布する予定です。
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クリーンセンター八乙女に1本化
上伊那広域連合は、燃やせないごみなどの処理について、平成29年度から箕輪町のクリーンセンター八乙女に1本化する計画を27日開かれた広域連合議会に示しました。 現在燃やせないごみなどの処理は、伊那市の鳩吹クリーンセンター、伊北環境行政組合のクリーンセンター八乙女、伊南行政組合の大田切不燃物処理場の3か所で行っています。 広域連合では、建設費用の削減や維持管理費の削減を目的に1本化する考えです。 1本化に伴うごみの処理量は、現在の3倍を見込んでいて、適正な処理体制となるよう人員配置や施設整備をしていく考えです。 またこれにあわせ、最終処分場もクリーンセンター八乙女に1本化する考えです。 最終処分場は、平成29年度から整備工事を行い平成30年の10月頃から埋め立てを開始する計画です。
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タニタ食堂の管理栄養士が箕輪町で講演
カロリー計算や塩分コントロールなど、栄養バランスのとれた社員食堂のメニューが注目されている東京都の健康測定機器販売メーカータニタによる講演が、21日、箕輪町文化センターで行われました。 講演は、箕輪町の40歳から74歳までを対象とした健康づくり教室「みのわ健康アカデミー」の10周年を記念して行われたものです。 タニタの社員食堂は、カロリー計算しながら一汁三菜の食事でバランスよく栄養を摂取できるなどとして、テレビや雑誌に取り上げられ、注目を集めています。 21日は、管理栄養士の堀田幸代さんが「500キロカロリーで満腹になる定食のコツ」をテーマに話しをしました。 掘田さんは、「健康管理のポイントとして、図る→分かる→気づく→変わる のサイクルを紹介し、1回転で終わるのではなく何回も繰り返すことが重要」と話していました。 21日は他に、塩分を三分の一に控えたメニューの紹介や、体力測定が行われました。 みのわ健康アカデミーは、早いうちから健康づくりの習慣を身に着けようと平成17年度に開校しました。 10年間で451人が卒業し、今年は11期生35人が所属しています。 体力の向上以外にも、卒業後の医療費の減少といった効果が表れているということです。
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みのわ太鼓ジュニアの中高生3人が太鼓検定1級に合格
箕輪町の太鼓クラブみのわ太鼓ジュニアに所属する3人は、日本太鼓財団の太鼓技術検定1級に合格しました。 一級に合格したのは、伊那弥生ヶ丘高校2年の山邊翔くんと箕輪中2年の舞さん兄妹、同じく箕輪中2年の赤羽希海くんの3人です。 20日は、箕輪町役場に3人が訪れ、白鳥政徳町長に報告しました。 検定は、1級から5級まであり、合格者合わせて9千人のうち1級はおよそ160人で、1級を取得するには5級から始めて合わせて8回の講習を受ける必要があります。 3人は、9月13日に宮城県で行われた講習会を受講し、認定されました。 役場ホールでは、最年少での合格となった山邊さんと赤羽くんが大太鼓検定の課題曲「韋駄天」を演奏しました。 白鳥町長は、「大人になっても太鼓を続けて、次の世代に繋げていってほしい」と更なる活躍を期待していました。 3人は、「これからも、聞いてくれた人が感動する演奏をしていきたい」と話していました。
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白鳥政徳町長就任から1年「順調なスタート」
11月29日で就任から1年を迎える箕輪町の白鳥政徳町長は、20日箕輪町役場で開かれた定例記者懇談会で、この1年を振り返りました。 白鳥町長は基本政策の進捗状況について「全体として順調にスタートできた」と振り返り、一番力を入れた取り組みについて次のように話しました。 白鳥町長「外へ出て箕輪町とはこういう地域で上伊那の中でこういう立場にあるということを知ってもらいたいという思いでやってきた。町民の皆さんには、こういう町なんだと分かってもらいたいと思い、各地区に出向いたりしてきた」 2年目に向けて力を入れたい取り組みは「子育て」と述べました。 「一番力を入れたいのは子育て。人口減少を止めるという意味だけで言っているのではなく、町の活力をつくる源泉、そのベースをつくる産業にも力を入れたい」
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信州みのわ東山山麓歴史の道 新日本歩く道紀行100選に認定
箕輪町の「信州みのわ東山山麓歴史の道」が新日本歩く道紀行100選に認定されました。 17日は、箕輪町郷土博物館で、東山山麓歴史の道のコース選定や活用について検討してきたメンバーに認定証が披露されました。 新日本歩く道紀行100選は、国や日本商工会議所などで組織する実行委員会が、観光資源の発掘やウォーキングによる健康づくりを目的に昨年度初めて募集を行いました。 歴史や自然、物産など10のテーマに分かれ、第一期として全国で493コースが選ばれました。 東山山麓歴史の道は、田園風景や農村風景などが評価され、ふるさとの道に選ばれました。 東山山麓歴史の道は、北小河内から福与までの寺や神社、史跡などを巡るもので、平成19年から5年かけ、箕輪町の竜東地区5区で整備が行なわれました。 今回の認定をきっかけに、町では町内外への発信と共に、ブランドの一つとして活用していきたいとしています。
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箕輪町社協に車イス寄贈
公益社団法人「小さな親切」運動上伊那支部はその活動の一環で9日、箕輪町社会福祉協議会に車イスを寄贈しました。 9日は小さな親切運動上伊那支部の山田益支部長が箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘を訪れ車イス1台を贈りました。 車イスは軽量で折りたたみ式になっていることから車の積み下ろしも楽にできるタイプとなっています。 小さな親切運動は昭和38年からはじまり作文コンクールや青少年育成事業など、「できる親切をみんなでしよう」をスローガンに活動する全国組織です。 上伊那支部には72の事業所が加盟していて福祉施設へ車イスを贈る活動などを行っています。 車イスを受け取った町社協の平井克則会長は「大変ありがたく思います。有効に活用させていただきます。」と感謝していました。
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箕輪中学校でICTを活用した授業公開
箕輪町の箕輪中学校では、県内の教育にICTの活用を普及するためのシンポジウムが13日に開かれました。 シンポジウムには、県内の教育関係者などおよそ160人が参加しました。 この日は6つのクラスで公開授業が行われました。 これは、学校教育にICTを活用した授業を取り入れ情報化を推進しようと県教育委員会が県内各地で開いていて、今年で2年目です。 箕輪中は、先進的な取り組みを行うパイロット校の県内6校のうちの1つに指定されていて、昨年度から学校にiPadを140台導入し、授業で活用してきました。 2年3組の教室では社会の授業が行われ、江戸時代の農民の暮らしについてiPadを使って調べていました。 岡谷市の中学校から参加した教員は「自分のペースで効率的に調べ学習ができていると感じた。iPadの導入を前向きに検討する機会になった」と話していました。 県教育委員会では、長野県は全国と比べて機器の導入が遅れているため、今後さらなる普及に努めていきたいとしています。
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親と子のよい歯のコンクール 大槻さん親子が優秀賞
6日に長野市で開かれた歯に関するイベントで、親と子のよい歯のコンクールの表彰式が行われ、箕輪町松島の大槻雅さんと心陽ちゃん親子が優秀賞を受賞しました。 親と子のよい歯のコンクールは、長野県と長野県歯科医師会が昨年度3歳児検診を受診した子どもとその親を対象に行っています。 書類審査や口腔審査、面接が行われ、虫歯がないか、かみ合わせが良いかなどを審査します。 県内から25組の親子が参加し、箕輪町が推薦した大槻さん親子は優秀賞を受賞しました。 親子ともこれまで虫歯になったことがなく、毎日砂時計を使って3分間の歯磨きをしたり、甘いものを控えるようにしているということです。 箕輪町では、保育園へ出向き歯の磨き方を教えたり、乳幼児健診で仕上げ磨きの方法を指導しているということです。
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木下北保育園 ポニーの乗馬を体験
箕輪町の木下北保育園の園児は、12日、園庭でポニーの乗馬を体験し動物たちと触れ合いました。 箕輪町の酪農振興協議会青年部などが「ふれあい巡回動物園」として8年前から毎年行っている取り組みです。 1年に2つの保育園を回り、今年は木下北保育園と長田保育園で行われました。 子供たちはポニーの背中に乗せてもらい、保育園の庭を半周します。 ポニーの他にもウサギやウシも子供たちの人気を集めていました。
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箕輪町の福祉施設合同音楽会
箕輪町内の福祉施設合同の音楽会が10日、町文化センターで開かれました。 音楽会には、町内にあるデイサービスやデイケアなど、8つの事業所からおよそ170人が参加しました。 町内の福祉施設でつくる箕輪町福祉施設事業所連絡会が、利用者や職員同士の交流の場を設けようと開いたもので、隔年で行われています。 利用者が輪になり、童謡や歌謡曲などを披露しました。 中には小道具を使ったり、手話を交えて発表する施設もありました。 連絡会では、「利用者や職員が顔を合わせ、楽しめる場を作っていきたい」と話していました。
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箕輪町消防団 秋の火災予防運動パレード
9日から始まる秋の全国火災予防運動に合わせて、1日、箕輪町消防団がパレードを行いました。 この日は、箕輪町消防団の各分団長などが消防車両に乗り、火災予防を呼びかけるパレードを行いました。 今年の統一標語は、 「無防備な 心に火災が かくれんぼ」です。 上伊那広域消防本部によりますと、今年に入って組合管内では68件の火災が発生しているということです。 箕輪町内では7日現在で10件の火災が発生しています。 町消防団では、寒くなる季節はストーブなどの近くに燃えやすい物を置かないことや、火の消し忘れに注意することなどを呼びかけています。
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直江津遭難を語り継ぐ 座談会
1942年昭和17年に当時の中箕輪国民学校の児童が犠牲になった直江津遭難。 遭難の記憶を語り継ごうと箕輪町郷土博物館で8日、座談会が開かれました。 座談会は、現在開催中の直江津遭難の特別展に合わせて開かれたものです。 直江津遭難は修学旅行で新潟県直江津を訪れていた児童5人が高波にさらわれ命を落としたものです。 毎年事故があった9月13日に、中部小学校に建立されている碑の前で当時の同級生や児童が慰霊をしています。 8日は、同級生9人が当時の体験などを語りました。 「防波堤まで駈足をしないでゆっくり歩いていれば事故はなかった」「宿に帰っても波の音が聞こえ、とても悲しい想いで一夜を過ごした」などと当時を振り返りました。 直江津遭難から今年で73年、同級生たちは「生きている限りは慰霊を続けていきたい」「事故があって仲間との絆がより深まった」などと話していました。 当時の新聞や日記などを並べた特別展は、今月15日まで開かれています。
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長野日報社主催 松本山雅サッカー教室
長野日報社主催のサッカー教室が7日、箕輪町のながたドームで開かれました。 上伊那を中心に、保育園児から小学3年生までの子どもおよそ50人が参加しました。 松本山雅FCサッカースクールのコーチ2人が指導にあたりました。 松本山雅のスポンサーとなっている長野日報社が、サッカーの楽しさを知ってもらおうと開いているもので、今年で3回目です。 教室では、ドリブルやシュートを練習するミニゲームが行われ、子供たちが楽しんでいました。 長野日報社では、「この教室をきっかけにスポーツに親しんでもらい、伊那谷からJリーガーがでるよう頑張ってほしい」と話していました。
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松島区で火伏の神の例大祭
火伏の神秋葉三尺坊と深澤鎮火大神の例大祭が、3日、箕輪町松島の深沢公園で行われました。 箕輪町松島の松島王墓がある深沢公園内には、古墳を挟んで北に秋葉三尺坊が南に深澤鎮火大神がそれぞれ祀られていて、この信仰には300年近い歴史があります。 3日は、区の関係者や消防団などおよそ100人が集まり、神事と仏式の法要で地域の安全を願いました。 松島区によりますと、150年ほど前までは一緒に祀られていたということですが、明治の神仏分離令により別々の場所に祀られるようになり、その後地域での秋葉信仰は衰退していったということです。 しかし、大正5年に松島区で住宅500棟が焼ける大火が起き、秋葉様の祟りだと恐れた住民は公園内にお堂を建立しました。 以降、11月3日に例大祭を行っているということです。 神事のあとは、秋葉三尺坊が祀られているお堂に移動し、仏式の法要で安全を祈願しました。 松島区では、「区内の安全はもちろん、箕輪町全体で大きな火事がないことを願っています」と話していました。
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箕輪町で20年ぶりにタイムカプセル掘り起こし
箕輪町で地域おこし活動を行っている箕輪まちづくり同友会は、20年前に埋めたタイムカプセルを、3日、掘り起こしました。 3日は、当時と今の役員の他、タイムカプセルに手紙を入れた人など20人ほどが集まり、20年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こしました。 みのわ天竜公園の一角には、「現代より未来へ」と記された石碑があり、20年後と100年後に開封する2種類のタイムカプセルが埋められています。 平成7年に町発足40周年記念イベントとして同友会が企画し、町内全ての保育園児と小学生の他、希望者が将来の夢や未来の自分にあてた手紙を書きました。 掘り始めてから30分、タイムカプセルがでてきました。 掘り起こしたタイムカプセルの中身は、本人に郵送される他、寄せ書きなどは役場に展示されることになっています。 また、今回新たに20年後の2035年に開封するタイムカプセルを埋めました。
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有機質偽装肥料 上伊那にも
秋田市の肥料メーカーが有機質の原料の割合を偽って製造した肥料を長野県などの農家に供給していた問題で、上伊那でもその一部が流通していたことがわかりました。 安全性に問題はないものの、JA全農長野では「有機農産物」などと表示せずに通常の農産物として出荷するよう農家に呼びかけています。 上伊那地域でもこの肥料の一部が流通していたことがわかりました。 問題の肥料を製造したのは秋田市の肥料メーカー「太平物産」で、JA全農が先月上旬、仕入れた肥料を分析したところ、表示と成分が異なることが分かったということです。 このメーカーが製造した726種類の肥料を調べたところ93%にあたる678種類で袋やチラシに記載された有機質の原料が含まれていなかったり足りなかったりしたということです。 JA上伊那によりますと、取り扱っているのはこのうちの4種類で、150人ほどが購入しているということですが、主な肥料として使用している可能性は少なく影響もほとんどないと見ています。 JAでは、購入した人は把握しているので、全員に今回の件を通知したいとしています。
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秋の叙勲① 前箕輪町長 平澤豊満さんの喜びの声
秋の叙勲が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 5日は、地方自治功労で旭日双光章を受章した、箕輪町の前の町長、平澤豊満さんの喜びの声をお伝えします。 平澤さんは、今回の受章について「町民、議会、町の職員の皆さんの理解とご協力のもとに成しえた事。改めて皆さんに感謝し、町の皆さんを代表して私が受章すると考えている」と話します。 箕輪町沢の平澤豊満さん74歳。 平澤さんは諏訪清陵高校卒業後、慶應義塾大学法学部に進学。卒業後は、現在のセイコーエプソンに入社し専務取締役などを務めました。 平成14年11月に箕輪町長に初当選し、平成26年11月まで3期12年務めました。 就任中で特に印象に残っている事は、平成18年の豪雨災害とセーフコミュニティーの認証取得だという事です。 平澤さんは「あの災害の現場を見て私の任務は町民の皆さんの生命、財産を守る事、ここにかなりの重点を置かなければならないと思った。その点でセーフコミュニティは安全安心のまちづくりのための予防運動で、町の実態ともフィットしていると思った。今はその取り組みが花開いてきていると思う」と話します。 現在は月に3回ほど母校の慶應義塾大学に通い文学を学んでいます。 「大学の聴講生として孫みたいな皆さんと一緒に講義をきいている。生きる力を生み出し、生涯現役でいたい」と話していました。
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元助産師が戦中戦後の半生綴る
大正生まれで太平洋戦争中、満州に渡った経験を持つ元助産師の北城さち子さんは自らの半生を記した著書を刊行しました。 箕輪町三日町の北城さんは大正12年に7人兄弟の末っ子として生まれ現在92歳になります。 助産師としての体験や戦争に関する記憶を残そうと本を出版することにしました。 北城さんは1940年昭和15年、東京の学校で助産師と看護師の資格を取得し東京の病院に勤務しました。 太平洋戦争中、戦況は次第に悪化し空襲警報が鳴るなかお産の患者の看護にあたったといいます。 1944年昭和19年、20歳のときに親戚のすすめもあり箕輪町出身で満州にいた軍人と結婚し海を渡りました。 新婚生活が始まりましたが、それもつかのま夫は南方に異動となり北城さんは翌年日本に戻りました。 戦後夫は無事帰国することができましたが、兄を亡くしました。 戦後、町の保健婦となりましたが、当時は避妊という考え方が一般的ではなく妊娠しても中絶するケースが多く問題になっていたといいます。 戦中、戦後とお産に携わってきた北城さんは「少子化時代となり出産率を上げるための方策を真剣に考える必要があると思います。」と話していました。 北城さんの著書「人のいのちと向き合って」は税込1,000円で販売されています。芙貴出版社FAX0261-85-0234
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箕輪町と南箕輪村の文化祭始まる
芸術の秋、文化祭のシーズンです。箕輪町と南箕輪村の文化祭が、31日から始まりました。 箕輪町公民館が主催する2015みのわ町民文化祭では、町発足60周年企画として開祭式で参加者全員による合唱が行われました。 文化祭初日の31日は、音楽の広場と題したステージ発表が行われ、町内で活動している音楽サークル12団体が出演しました。 このうち、みのわ太鼓保存会とみのわ太鼓ジュニアは、38年間代表をつとめ今月26日に亡くなった三澤興宣さんに捧げる曲を披露しました。「萬岳の響き」という曲は三澤さんが好きだった曲だという事です。 みのわ町民文化祭は4日間の日程で行われ、11月1日は踊りのステージ発表やフリーマーケットが開かれます。 作品展示会は、11月3日まで箕輪町文化センターで開かれています。
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もみじ湖 紅葉見ごろに
箕輪町の箕輪ダム周辺では紅葉が見ごろを迎え、県内外から訪れた人たちで賑わっています。 箕輪ダム、通称もみじ湖は周辺におよそ1万本のもみじが植えられています。 28日は平日にもかかわらず県内外から多くの人が紅葉狩りに訪れていました。 箕輪町観光協会によりますともみじは今月20日ころから色付き始め、28日現在見頃となっています。 今年は、木によって紅葉の進み具合も異なり、葉が落ち始めた木もあれば、まだ葉の色が緑の木もあります。 31日には農産物や東日本大震災復興支援の海産物の直売が行われる、もみじ湖夢まつりが予定されています。 町観光協会では気温の変化にもよりますが見頃は今週末頃と予想しています。
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シクラメンの出荷始まる
冬の花シクラメンの出荷が始まり園芸農家では出荷作業に追われています。 箕輪町木下でシクラメンを栽培している並木園芸です。 27日は、代表の小嶋稔さんが花が揃った鉢を選び出荷の準備をしていました。 小嶋さんは先代が始めたシクラメンの栽培を40年近く続けています。 現在およそ3000平方メートルのハウスで10種類のシクラメン1万4000鉢を栽培しています。 今年は、夏の暑さで生育が心配されたということから、ハウスの風通しをよくし温度管理に気をつけたということです。 ハウスには色鮮やかな花が咲き揃い中でも、気温が下がると花が赤く色づくピアスという品種が人気だということです。 小嶋さんは、地元の人たちにも花を楽しんでもらおうと、地元の直売所などで販売を今年から始めています。 並木園芸のシクラメンは関西を中心に出荷され、作業はこれからピークを迎え12月末までに1万鉢が出荷されるということです。
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伊那地域定住自立圏連絡協議会が発足
伊那地域定住自立圏連絡協議会が、22日に発足し、伊那市、箕輪町、南箕輪村で、空き家対策、地域公共交通、人材育成を3本柱に連携して取り組む協定事項が確認されました。 伊那市の白鳥孝市長、箕輪町の白鳥政徳町長、南箕輪村の唐木一直村長が出席し、1回目の協議会が開かれました。 今年6月、伊那市は中心市宣言を行いました。 これに賛同する近隣市町村と共にひとつの定住自立圏を形成すると、対象事業に国からの交付金を受ける事ができます。 この日は連携して取り組む事項について非公開で検討が行われました。 連携して取り組む事項は、3市町村が協同して情報発信を行う「空き家対策」、伊那中央病院を核として3市町村をまたがる「地域公共交通網の整備」、市町村職員の「人材育成」の3本柱で進めていく事が確認されたという事です。 白鳥市長は「いずれは上伊那広域に広げていきたい」と話しました。 白鳥町長は「町単独でできない事が広域でできるのは有意義な事」と話し、唐木村長は「制度を活用しながら地域が発展する事を期待したい」と話しました。 12月の各市町村の議会での議決を経たのち、来年1月に定住自立圏の協定を締結する計画です。
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箕輪町沢保育園の新しい園舎 平成30年4月の全面開園を目指す
箕輪町は、園児数の増加と老朽化により建て替えを計画している沢保育園の新しい園舎について、平成30年4月の全面開園を目指す方針を示しました。 22日、白鳥政徳町長が記者会見を開き、沢保育園の建設事業計画を示しました。 計画によりますと、新しい園舎は現在の園舎の南側に建設されます。 来年9月末から10月に着工、再来年の平成29年10月に新しい園舎を完成させ引っ越しを行います。 旧園舎の解体・園庭の整備などを含む事業の完成は平成30年3月、全面開園は平成30年の4月としています。 当初の保育園整備計画では、平成31年以降の開園を目指すとしていました。 しかし、今年3月、町保育園運営審議会の答申を受け、準備の整った保育園から建設に着手すると、整備計画のスケジュールを変更しました。 これにより計画が前倒しとなった沢保育園は定員140人に対し、現在162人と定員超過が続いています。 町では、保護者や地域住民でつくる沢保育園建設検討委員会の了承を得たのち、今月26日(月)に開く臨時議会で設計などに係る予算案を提出する事にしています。 なお、木下南と木下北保育園を統合し新しい園舎を建設する計画については、今月30日に1回目の地元の検討委員会が開かれることになっていて、沢保育園と合わせて整備計画を進めていくとしています。
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天竜健康ウォーク 300人が参加
天竜川の護岸を歩くウォーキングのイベント、天竜健康ウォークが11日、箕輪町で行われました。 天竜健康ウォークは、箕輪町の自然に触れながら健康づくりを行っていこうと、実行委員会が手作りではじめ今年で8回目となります。 この日は、県内各地からおよそ300人が参加しました。 雨の為予定より30分遅れの午前10時30分に最初のグループが出発しました。 コースは天竜公園を発着に、5キロ、9キロ、13キロのコースが設けられています。5キロコースは、天竜川の護岸を伊那路橋で折り返すコースです。9キロと13キロコースは、長岡方面に向かい、東エリアを通って天竜川沿いに戻るコースです。 雨が降るあいにくの天候となりましたが、参加者は、景色や会話を楽しみながら自分にあったペースで歩いていました。 実行委員会では、「今後も継続し、健康づくりと共に、町の活性化につなげていきたい」と話していました。
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ギネスの認定証とタイムカプセルを箕輪町役場に展示
箕輪町は町発足60周年記念事業の一環で挑戦したギネスの認定証と、タイムカプセルを町役場に展示しています。 ギネス認定証とタイムカプセルは役場正面玄関に展示されています。 ギネスは404人でもみじの形を作るものでギネス世界記録に認定されました。 タイムカプセルは10年後の自分にあてた手紙で、約670通が封印されています。役場庁舎で保管し10年後に開封して本人に郵送されます。 ギネスの認定証とタイムカプセルは11月6日まで展示されています。
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みのわ自然エネルギー体験フェスタ
様々な体験イベントや著名人による対談もあったみのわ自然エネルギー体験フェスタが18日役場周辺で行われました。 太陽光だけでなく箕輪町の地域特性にあった自然エネルギーを考えるきっかけにしようと初めて開かれました。 文化センター周辺では、2人一組になり力をあわせて丸太切りに挑戦するコーナーや薪ストーブを使って箕輪産の野菜やチーズを焼いたピザの試食コーナーもあり、にぎわいました。 役場では、箕輪西小4年の城内結衣さんと唐澤さくらさんが、上古田区区有林内にある森での植樹や間伐体験を発表しました。 さらに自然エネルギーに造詣が深い、いとうせいこうさんと竹本吉輝さんによる対談も行われ、訪れた人たちが耳を傾けていました。 箕輪町では、箕輪町のエネルギーの地産地消を考えるきっかけにしていきたいと話しています。
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松島区の住民が焼き芋で交流
箕輪町松島区の住民は、17日、区内の公園で焼き芋大会を開きました。 焼き芋大会は、箕輪町公民館の松島分館が開いたもので、親子10組およそ40人が集まりました。 焼き芋大会は、毎年開かれている人気の行事です。 住民らは、できたての焼き芋やフランクフルトなどを味わい、交流を深めていました。