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NEC長野閉鎖で波紋広がる
2月27日に発表のあった、伊那市のNEC長野の閉鎖は、地域に波紋を広げています。 2日に開かれた市議会全員協議会で白鳥孝市長はNEC長野の閉鎖の発表に「驚いた」と話し、「今後空き工場にならないようにNEC幹部と話を進め、企業誘致に積極的に取り組みたい」と話ました。 NECは、車載機器などを開発・生産している、伊那市のNEC長野、(長野日本電気株式会社)の機能を、平成28年度末までに東京の、NECプラットフォームズ株式会社に移管すると2月27日に発表しました。 NECは、平成26年7月にハードウェア開発・生産子会社4社を統合して、NECプラットフォームズを発足。ものづくりの顧客価値創造に向けたグローバル情報体制の拡充を進めているとしています。 NEC長野の閉鎖は、こうした取り組みの一環で、各拠点が強みを有する、ものづくり技術を融合すると共に集中投資を行うことで、グローバル競争力のある製品の創出を図るとしています。 NEC長野は、190人の従業員は、削減しない考えで、平成28年度末までに、NECプラットフォームズの各事業所に移すとしています。 家庭や諸事情などで異動が困難な人については、今後労働組合と話し合いを行い、早期退職も受け入れていくということです。 伊那市では、当面動きを見守る考えですが、ハローワークと連携して、従業員の雇用先の確保につとめていきたいとしています。
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2月26日は「つつむ」 餃子の日感謝デー
伊那市内の飲食店で作る伊那餃子会は、「つつむ」のごろ合わせで、2月26日を餃子の日感謝デーとしています。 26日はベルシャイン伊那店で伊那餃子まつりが行われました。 店舗の外にブースが設けられ、伊那餃子会に加盟する5つの飲食店の餃子が提供されました。 各店では普段300円から800円で販売されていますが、今日は1人前250円の特別価格です。 伊那餃子まつりは、伊那餃子を知ってもらおうと伊那餃子会が行ったもので、今年で3回目です。 26日は、信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんとコラボレーションした「無茶餃子」が限定100食で販売されました。 無茶餃子には、グレート無茶さんがリクエストした食材、納豆・キムチ・山芋などが入っていて、スタミナたっぷりだということです。 イベントにはグレート無茶さんも登場し、会場を盛り上げていました。 無茶餃子は今後も、伊那市西町のはなきゅうで提供されます。 まつりでは餃子およそ5,000個が用意され、訪れた人が買い求めていました。
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伊那市商工業振興条例・規則改正 答申
伊那市から商工業振興条例と規則の改正について諮問を受けていた伊那市商工業振興審議会は20日、改正を認めると答申しました。 この日は、市商工業振興審議会の中村和之会長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に答申しました。 白鳥市長は、伊那市が合併した平成18年3月31日から施行していた伊那市商工業振興条例と規則の改正について審議会に諮問していました。 諮問では、基本方針などを定め行政の責務等を明らかにした上で、補助金・便宜供与・融資あっせん等を商工業振興規則で定めるとしています。 中村会長は、「社会情勢や地域情勢に合わせて要望が出た場合は随時審議していきたい」と話しました。
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箕輪町商工会 職員に新事業プレゼン
箕輪町商工会は、地域社会の維持発展に向けた、経済活動活性化のための新事業開発について23日、箕輪町の職員にプレゼンテーションを行いました。 これは、箕輪町商工会が開いたもので、箕輪町の職員11人が参加し、町に提案しました。 プレゼンテーションでは、陶芸を通して、箕輪町の歴史に触れる体験型事業が紹介されました。 この提案は、下古田にある、小学館のコロコロコミック初代編集長の千葉和治さんの別荘を利用するものです。 町内から出土した土器や、文化を学びながら、千葉さんの別荘にある本格的な窯で陶芸を行うというものです。 出席した職員からは、「思いつかなかった、その場所は箕輪町の中でも景観に優れた場所で楽しみになってきた」と話していました。 箕輪町の白鳥政徳町長は、「今後も民間のみなさんから知恵を出していただき、箕輪町をブランド化できるよう努力する」としています。
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さくら祭 イベントで伊那市をPR
伊那市は、今年の高遠城址公園さくら祭に合わせて、初めて三の丸広場を設け、イベントを行います。 20日は、高遠町総合福祉センターでさくら祭対策打ち合わせ会議が開かれました。 それによりますと、今年のさくら祭期間中に、三の丸に広場を設け、客の入り込みのピークが予想される週末を主にイベントを行う予定です。 4月17日・18日は、ローメン・ソースかつ丼・伊那餃子などご当地グルメをPRするイベントを行います。 これまで、各飲食店の出店販売は行われていましたが、PRに力を入れようと今回初めてイベントが企画されました。 その他にも市内の高校生と一緒に抹茶体験をするイベントや、着物のパフォーマンスショー、プロカメラマンによる写真教室が開かれる予定です。 去年、高遠城址公園のさくら祭期間中の入園者数は23万1,559人で、東日本大震災発生の翌年から3年連続で増加となりました。 イベントを主催する伊那市観光協会では「多くの人に楽しんでもらい、また違う季節にも足を運んでもらえるよう伊那市のPRに繋げたい」としています。 高遠城址公園の公園開きは4月1日を予定していて、入園有料期間は咲き始めから咲き終わりまでとなっています。
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高遠高校ジオガイド ラップ披露
ジオパークガイドに認定された伊那市の高遠高校の生徒らが、ジオパーク・伊那市を題材にしたラップを、19日披露しました。 ラップを披露したのは、去年10月に東京で開かれた高校生ラップ選手権で優勝した羽柴 教生さん。向山翔さん。歌詞を主に手掛けた小澤 和浩教諭の3人です。 羽柴さんが、ラップで全国1位になったことを受けて市の職員が歌の制作を依頼しました。 題名は「そうだ、ジオパークに行こう」です。 19日は、去年5月から7回にわたり開かれてきたジオパークガイド講座の最終日で、一般3人と、高遠高校3年の生徒6人が、ガイドになったことを想定して発表しました。ラップはその一環で披露されました。 発表のあとは、白鳥孝伊那市長から、認定証が手渡されました。 高遠高校は、「地域の科学」というコースを選択した生徒の有志がジオパークガイドの認定を目指して活動してきました。 ラップを披露した羽柴さんは、プロを目指して上京し活動をするということですが、いずれは地元に戻りたいと話していました。
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岡谷の片桐さんの作品が推薦
箕輪町観光協会フォトコンテスト審査会が16日町役場で開かれ、岡谷市の片桐利秀さんの作品が最優秀賞にあたる推薦に選ばれました。 片桐さんの作品「権現桜に寄りそう北斗七星」です。 箕輪町中曽根の樹齢千年といわれるエドヒガンザクラのバックで北斗七星の輝く様子が写しだされています。 フォトコンテストには町内外56人から173点の応募がありその中から選ばれました。 この作品は町観光協会がPRのため活用していくことにしています。
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鳥インフルエンザ発生した場合の対応考える研修会
鳥インフルエンザが発生した場合の対応をJA職員や養鶏農家に知ってもらうための研修会が13日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 研修会には、JA上伊那の職員や養鶏農家などおよそ30人が参加しました。 研修会は、鳥インフルエンザが上伊那管内で発生した場合の対応について知ってもらおうと開かれました。 講師は、伊那家畜保健衛生所の小澤尚さんが務めました。 現在、JA上伊那管内で5千羽以上の鳥を飼っている農家は4軒で、県内で3番目に多いということです。 鳥インフルエンザは、この冬宮崎県や岡山県など5つの農家で発生していて殺処分が行われました。 鳥インフルエンザに感染していると判断された農場は、24時間以内に鳥を殺処分し、72時間以内に埋めなければいけないとされています。 小澤さんは「殺処分や埋める作業、消毒作業には多くの人員が必要。JAでもシミュレーションを行うなど、万が一の時に早急な対応ができるようにお願いしたい」と話しました。 JA上伊那では今後、万が一の場合家畜保健衛生所や市町村などと連携し、対応したいということです。
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南箕輪国保税引き上げへ
南箕輪村国民健康保険運営協議会は、村側から諮問された国保税改定に関する検討結果をまとめ13日に唐木一直村長に答申しました。 4年ぶりの改定で、現行と比較して10.32%引き上げる内容です。 村側の試算によると、平成27年度の国保特別会計は、医療費の増加により約6,800万円の赤字を想定。引き上げにより一般会計からの補てん分は、4千万円に緩和されます。 答申は、医療分、後期高齢者支援分、介護納付金分をすべて引き上げる内容です。 40歳から65歳未満合計で、所得割を9.4%、資産割を33.25%、均等割を3万5,000円、平均割を3万1,800円とします。 掘正秋会長は、「今後ますます増加が予測される医療費抑制のため、保健指導の強化、健康管理意識向上につながる啓発活動の更なる推進を図ってほしい。」と答申しました。 村は、答申内容を尊重し、3月定例村議会に関連議案を提出することにしています。
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リニア見据え将来ビジョン策定
伊那商工会議所は、リニア時代に向けた地域集客力の創造を柱とした将来ビジョンを策定し、13日発表しました。 川上健夫会頭と、将来ビジョン特別委員会の委員長で八十二銀行伊那支店長の酒井光一さんらが伊那商工会館で発表しました。 平成26年度から28年度までの第26期、3年間のビジョンを示したもので、リニア時代に向けた地域集客力の創造を核としています。 重点的に取り組むのは、地域力の向上や地域資源を活用した観光振興・魅力づくりなどをあげています。 具体的には、街中音楽祭の実施や林業資源を活用した新エネルギーに関わる観光産業の創出、入笠山や鹿嶺高原を中心に魅力ある観光コースの調査研究です。 去年2月に将来ビジョン特別委員会を発足させ、様々な業種の代表から意見を聞くなどして検討を進めてきました。 川上健夫会頭は、「リニア中央新幹線が12年後に東京~名古屋間が開業することで、大きな時代の転換を迎え、新たな人の流れが生まれる」と話し、この将来ビジョンに沿った商工会議所運営を目指したいとしています。 この将来ビジョンは、3月の総会で正式に決定され、27年度から具現化されていく予定です。
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完全地産「プチトマトコマ」完成
伊那市内の製造業などで作るご当地お土産プロジェクトでは、宮田村でばねなどを製造しているメーカー・タカノが企画したコマ「完全地産プチトマトコマ」を14日に発売します。 こちらが完全地産商品第5弾として新たに開発されたコマ「プチトマトコマ」です。 アルミ製で軽く、だれが回しても3分ほど長く回り続けるのが特徴です。 タカノ㈱が事業の一つとして栽培しているプチトマトがモデルになっています。 14日は、発売の記者会見が伊那商工会館で開かれ、ご当地お土産プロジェクトのメンバーと、タカノの社員が、商品について説明しました。 タカノでは、3年前から伊那市社会福祉協議会の福祉施設の通所者にトマトの収穫を委託しています。 そうしたことが縁となり、去年12月から、トマトの形をしたコマの開発に取り組んできました。 重心の位置や回転数などを決める企画はタカノが主に行い、ご当地お土産プロジェクトのメンバーが製造しています。 組み立ては、メンバーの一員である伊那市社会福祉協議会で行っています。 ご当地お土産プロジェクトでは、トマトの形を取り入れることで、伊那谷のものづくりと農産物をPRする土産にしたいとしています。 プチトマトコマは、14日から販売を開始する予定で、伊那市役所や伊那商工会館、市内のお土産販売店のほか、お土産プロジェクトのホームページでも購入することができます。
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高遠の魅力 ウィキペディアで情報発信
伊那図書館と高遠町図書館などでつくる高遠ぶらり制作委員会はウィキペディアを活用した地域情報の発信に取り組んでいます。 25日は会員や一般住民およそ30人が伊那市高遠町の進徳館などでウィキペディアに掲載するための写真撮影や情報収集にあたっていました。 高遠ぶらりは地域の歴史や文化、観光などの情報をデジタル化したアプリで、アイパッドなどで見ることができます。 この情報をより多くの人に見てもらおうと委員会ではウィキペディアに掲載することにしました。 写真の撮影がおわると委員らは高遠町図書館で掲載する進徳館、高遠そば、高遠石工に関する情報集めていました。 ウィキペディアに掲載した情報は高遠ぶらりにも反映されるということで委員会では地域の歴史や文化をより多くの人に発信するオープンデータ化を進めていきたいとしています。
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地元企業への就職を支援
上伊那の経済団体や行政機関などでつくる上伊那地域若者人材確保連携協議会が26日発足しました。 協議会では若者の地元企業への就職を支援し地域産業の発展につなげる考えです。 26日はハローワーク伊那で設立総会が開かれました。 協議会は県外の大学に進学した学生の地元企業への就職支援などを目的としています。 経済団体や行政機関など13団体で構成されていて会長には伊那職業安定協会長の大槻茂光さんが選ばれました。 ハローワーク伊那によりますと地域の合同就職ガイダンスの来場学生数は平成23年の563人を境に年々減少し平成26年には311人とピーク時の4割以上も減少しているということです。 また平成25年の県内高校卒業者のうち83.6%が県外の大学に進学していて全国で最も高い割合となっています。 上伊那地域で進学校と呼ばれる高校では新卒者のおよそ1割しか県内大学に進学していないということです。 出席者からは「地元の高校教諭や経営者にも参加してもらい協議を進めていく必要がある。」といった意見が出されていました。 協議会では来年度事業として、県の首都圏情報発信拠点、銀座NAGANOでの上伊那地区企業説明会開催を計画しています。 またいなっせで企業説明会を開催する場合は新宿発無料就活応援バスを運行することにしています。 ほかには首都圏の理工系大学就職担当者を上伊那に招き企業の視察や情報交換を行うことにしていて事業費はおよそ230万円となっています。
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「持ち直しの動きに弱さも見られる」
アルプス中央信用金庫が行った中小企業の景況調査によりますと、「穏やかな回復基調が続いているものの、持ち直しの動きに弱さも見られる」としています。 景況調査は、上伊那を中心とした取引先211社に対し、去年10月から12月の景気の現状と今年1月から3月の見通しを聞いたものです。 去年10月から12月にかけて業況が良かったとする企業は、19.4%、悪かったとする企業は、39.8%で業況判断指数は▲20.4とその前の3か月に比べ3.4ポイント悪化しています。 中でも製造業とサービス業で悪化幅が拡大しました。 1月から3月は、業況判断指数が▲34で、悪化幅がさらに拡大する見通しです。 今年1年の景気見通しでは、良いと回答した企業が10.1%、悪いと回答した企業が57.4%と去年より10ポイント以上低い水準で、景気はさらに落ち込むものと予想されます。
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アルクマと“こてつ”がスキー場PR
長野県の観光PRキャラクターアルクマと県内在住のお笑い芸人こてつが28日伊那市の伊那スキーリゾートで家族連れと交流しました。 スキー場には特設ステージが設けられアルクマとこてつが県内外から訪れた家族連れと景品が当たるゲームやジャンケン大会などで交流しました。 お笑い芸人のこてつは所属している吉本興業から長野県の魅力をPRする信州観光宣伝部長に任命されていて県内の観光地を中心に活動しています。 交流は伊那スキーリゾートなどが訪れた人たちへのサービスとして企画したものでステージのまわりには子どもたちが集まり楽しんでいました。 伊那スキーリゾートではシーズン中、週末を中心にイベントを開催し集客アップにつなげたいとしています。
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観光土産品の表示や包装を審査
観光土産品の表示や包装などが適正かを見る審査会が19日伊那商工会館で開かれ、伊那市から出品された36点すべてが県の審査に合格しました。 上伊那地域の土産物業者でつくる上伊那観光土産品公正取引協議会の役員3人が、伊那市の7業者の土産品36点を審査しました。 2年に一度開かれる県の審査会に向け、上伊那から出品する土産品が適正か調べるものです。 県の審査に通ると、安心安全な土産品の合格証のシールを貼って販売することができます。 審査員は、表示が正しいか、包装は過大でないかなどをチェックしていました。 審査の結果、36点すべてが県の審査会へ出品され、すべてが合格しました。
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リニア中央新幹線現地推進本部第2回会議 取り組み状況等報告
リニア中央新幹線現地推進本部第2回会議が13日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、上伊那、下伊那、木曽の地方事務所長が取り組み状況などを報告しました。 会議には、阿部守一知事や上下伊那の地方事務所長などおよそ40人が出席しました。 リニア中央新幹線現地推進本部は、上伊那、下伊那、木曽がリニアの整備効果を地域振興に生かしていくために連携を図る目的で去年4月に初会合が開かれました。 この日は各地方事務所からリニア関連道路の整備についてや、取り組み状況などが報告されました。 上伊那地方事務所の青木一男所長は「移住定住の促進に向けて一丸となって取り組みたい」と話しました。 阿部知事は「伊那谷の人口のおよそ85%を東京圏域90分とするのが目標。早急に整備を進め地域のみなさんと思いを共有しながらしっかりとした対応をしていってもらいたい」と話しました。
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ワイン醸造順調です
伊那市美篶の伊那ワイン工房社長、村田純さんは、順調に醸造作業が進んでいることを9日白鳥孝伊那市長に報告しました。 村田社長は、醸造第1号で去年12月17日に発売した2014ナイアガラ辛口を持参し、順調な仕上がりを報告しました。 2014ナイアガラ辛口は、箕輪町のぶどう園、雅秋園産のナイアガラを使い、去年秋に仕込み、375ミリリットル入りのワイン1,500本が出来上がりました。 1本1,080円で販売されています。 去年9月にオープンした伊那ワイン工房は、伊那市内では初めてのワイン醸造施設です。 30年にわたり醸造に携わってきた村田社長。 その経験を活かして、やまぶどうワイン「山紫」の仕込みも請け負っていて、今年6月に出荷の見込みです。 白鳥市長は、「前々から伊那市にワイナリーが欲しかったので大変うれしい。」と喜んでいました。 伊那ワイン工房は、1月末にはリンゴのワインやシードルを発売予定で、村田社長は、「多品種、少量生産で、同じものは2度とない醸造を心掛けていきたい」と意気込んでいます。
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地域発元気づくり支援金 説明会開催
地域づくりを実践する公共団体や市町村などの事業を県が支援する「地域発元気づくり支援金」の説明会が19日、伊那市のいなっせで開かれました。 会場には、支援金の活用を検討している上伊那の公共団体や市町村関係者などおよそ90人が参加しました。 要望するにあたり設定されていたテーマ、「県と市町村の協働事業」「自然エネルギーの普及・拡大」「障がい者、女性、若者の雇用促進、就業支援」に加え、来年度から「地域防災力の向上」が設定されました。 今年度は、上伊那で73事業、1億2,038万円の要望があり、そのうち60事業、7,510万円が採択されています。 支援金の募集期間は、来年1月5日~2月2日までとなっています。
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飯田線駒ケ根開通100年 ケーキで祝う
JR飯田線の駒ケ根開通100年をオリジナルケーキで祝おうというイベントが14日行われました。 「駒ケ根市の鉄道100歳バースデーケーキ列車」と題し、JR飯田線活性化期成同盟会が行いました。 参加したのは、伊南地域の親子40組、80人で、飯島、駒ケ根、宮田に停車した特別列車は、箕輪町の伊那松島駅に到着。 地域交流センターでそれぞれが飯田線の夢を盛り込んだオリジナルケーキを作りました。 それぞれが持ち寄った絵をケーキに飾りつけていきます。 マジパンと呼ばれる粘土状の菓子を使い、親子で細部にこだわりながら仕上げていました。 伊那市の菓匠清水のシェフパティシエ清水慎一さんが指導しました。 2階建ての電車、動物と一緒に乗る電車、釣りができる電車など、子どもならではの楽しい夢の飯田線が出来上がっていきます。 帰りの電車の中でそれぞれが作ったケーキを食べ、駒ケ根市の鉄道100年を祝いました。 飯田線は、辰野から南に向かって徐々に距離をのばし、赤穂駅、今の駒ケ根駅は、1914年、大正3年の10月31日に開業しました。
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南信工科短大振興会 設立
平成28年4月開校の長野県南信工科短期大学校と連携し、学校運営の支援と産業振興を図る南信工科短大振興会が、13日、設立されました。 13日は設立総会が、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ、振興会の会員の他、県や市町村などから合わせておよそ100人が出席しました。 南信工科短大は、南箕輪村の伊那技術専門校を改修し、平成28年4月の開校を予定しています。 2年制の専門課程は、機械・生産技術科と電気・制御技術科の2学科それぞれ定員20人ずつで、半年間の短期課程が設置される他、離職者を対象にした職業訓練なども実施されます。 振興会は、学校運営の支援などを目的に設立されたもので、上下伊那の125の企業と団体が会員となっています。 会長には伊那テクノバレー地域センター地域協議会長でKOA株式会社会長の向山孝一さんが選ばれました。 総会では、県の元気づくり支援金を活用したシンポジウムの開催などの計画案が承認されました。
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純高遠産の日本酒「やまむろ」完成
伊那市高遠町の山室地区で採れた酒米のひとごこちを使い、仙醸が醸造した純高遠産の日本酒、やまむろが、11日から販売されます。 やまむろは、高遠町の酒販店で作る高遠旨い酒研究会が、地域活性化を目指し造っていて、今年で10周年を迎えました。 8日は、高遠町の鉾持神社の境内にある、酒の神様「松尾社」の前に関係者が集まり、神事をして新酒の完成を祝いました。 酒米のひとごこちは、農事組合法人山室が委託され生産していて、今年は夏の日照不足が心配されましたが、例年より多い収穫量で、米のできも良かったということです。 その米をつかって、高遠町の酒蔵、仙醸が醸造して、今年は720ml入りを1,000本造りました。 純高遠産の酒「やまむろ」は、720ミリリットル入り1,300円で、旨い酒研究会に加盟する高遠町内の7つの酒屋で購入することができます。
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県経営者協会 経営懇談会開催
長野県経営者協会の上伊那支部と飯田支部は11月26日、合同で経営懇談会を箕輪町の伊那プリンスホテルで開きました。 懇談会で、長野県経営者協会の山浦愛幸会長は「上伊那は、リニア中央新幹線開業など、今後大きな変革を迎える。上伊那地域の経済を回復させなくてはいけない」と挨拶しました。 懇談会では他に、エネルギーや地球温暖化問題などに詳しい、常葉大学経営学部教授の山本隆三さんが「日本のエネルギーのこれからと」題して、日本の経済復活について話しをしました。 山本さんは「日本はGDPが世界2位だったが、ほかの国と比較してこの20年間ほとんど成長が見られず、24位まで落ちている」 日本の経済成長には製造業の復活が不可欠だ」と話していました。 デフレになった一番の要因は、「2000年前後の製造業の投資が減ったことにより、売上総利益の高い製造業などから、福祉や介護へ人が移っていったため」としています。 また、製造業の復活には、安価で安定した電力の供給が必要だとしています。 この日は、県経営者協会の会員およそ50人が参加し、講演会に耳を傾けていました。
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箕輪町 委員報酬のべ122人に源泉徴収漏れ
箕輪町が体育指導員などに支払う委員報酬で、のべ122人、合計で30万円あまりの源泉徴収漏れがあった事がわかりました。 これは20日に開かれた町議会全員協議会で町が報告したものです。 過去5年にさかのぼり調査したところ、11の委員会の、のべ122人に源泉徴収漏れがあり、合計金額は30万4,268円だということです。 町では、対象者にお詫びと説明の文書を明日発送し、町への納付を依頼するとしています。 少額の報酬は源泉徴収が必要ないと思っていたなど職員の認識不足が原因としています。 町では今後、事務処理について専門家による研修などを行い、職員に周知徹底を図るということです。
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南アルプス林道バス 5万888人が利用
今シーズンの伊那市営南アルプス林道バスの利用者は、5万888人で、昨シーズンより327人増加しました。 今シーズンの営業最終日とった15日、乗客に記念品が手渡されました。 今年は4月25日から今日まで205日間営業し、そのうち1日は台風の影響で運休しました。 今シーズンの南アルプス林道バスの利用者は5万888人で、5万561人だった昨シーズンより327人増加しました。 南アルプス林道バスの来シーズンの営業は、4月25日からとなっています。
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上伊那おもてなし向上セミナー 初開催
先月設立された、上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会は、「おもてなし向上」の気運を高めようと12日、伊那市内でおもてなし向上セミナーを開きました。 上伊那おもてなし向上セミナーは、観光サービスに対する満足度や、魅力を向上させ、リピーターを増やしていこうと、実行委員会が初めて開いたものです。 セミナーでは、平成25年度信州おもてなし大賞を受賞した、高遠中学校の「観桜期のおもてなし活動について」城倉淳教諭が発表しました。 城倉教諭は、「笑顔を忘れないことがおもてなしには必要。その笑顔が、お客様の来年もまた来るの一言につながり、子どもたちのやる気につながっている」と話していました。 また、伊那食品工業の塚越寛会長と長野市の中央タクシー、宇都宮恒久会長による「企業や地域を元気にするためのおもてなし」と題したパネルディスカッションも行われました。 塚越会長は、観光客を呼び込むには、5つの要素、「見る」「食べる」「買う」「学ぶ」「癒し」が必要と話しました。 宇都宮会長は、「中央タクシーの客の9割が電話予約をするリピーター。そこには徹底した“真心サービス”がある」としています。 「客の幸せが先、利益は後」そのためには「社内の良い人間関係こそが、良いサービスを生み出す」と話していました。 この日はこの他、平成29年度をめどに実施が予定されている、地域資源を活用した上伊那検定の模擬アンケートも行われました。 設問は全部で10で、漂泊の俳人、井上井月や、南箕輪村の大芝の温泉に関するものなどがありました。
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上伊那木質バイオマス推進協議会 発足
上伊那地域の森林資源、薪や木質ペレットなどの利活用について考え、利用促進につなげようと、上伊那木質バイオマス利用推進協議会が10日発足し、伊那市のいなっせで初総会が開かれました。 この日は、上伊那の8市町村長など10人が集まり、上伊那バイオマス利用推進協議会の初総会が開かれました。 会長には、上伊那地方事務所の青木一男所長が選ばれました。 木質バイオマスは、上伊那地域の森林の間伐材を再生可能エネルギーとして、薪や木質ペレットなどに加工したもので、ストーブやボイラーなどの燃料として使用します。 県内の平成25年度末のペレットストーブ導入台数は全部で1,727台で、そのうち上伊那地域は県内1位の467台です。 燃料となるペレットは、上伊那森林組合で生産を行い、年間1,750トンの生産能力を持ち、県内最大となっています。 生産量は、平成17年度に483トンでスタートし、平成25年度には生産能力を上回る、およそ4倍の1,935トンを生産しています。 協議会では、森林を守りながら、間伐で出た木材の有効利用を進めていく考えです。 また、学校、保育園、社会福祉施設などにペレットストーブやペレットボイラーの設置を推進していくとしています。 他に、情報収集や情報発信にも力をいれる考えで、民間企業などと連携していくということです。 この日は、「木質バイオマス利用の最新動向と導入のヒント」と題し、東京都に本社を置く株式会社森のエネルギー研究所の大場龍夫所長による講演も行われました。 大場さんは、「森林資源は持続可能な社会における中核的資源」「今はまだ化石燃料のボイラーに比べ、導入コストが高いが、長期で見ればコストは逆転する」と話していました。
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村をPRする観光協会設立
南箕輪村は、整備された大芝高原、農産品などの村の魅力をPRしようと、南箕輪村観光協会を来年4月に設立します。 これは10日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されたものです。 南アルプス、中央アルプスに囲まれた風景、整備された大芝高原や高原内の施設、村内の農産品などの村の魅力を広く伝えようと設置されるものです。 観光協会は、地域住民、企業、団体が互いに連携して「村の魅力」を観光資源として幅広く紹介し、「南箕輪ブランド」を発信し、地域振興を図るものです。 これまで、村内のイベントや催し、農産品などのPRは、村や村商工会、村開発公社など、それぞれの立場で行っていましたが、観光協会を中心に行う計画です。 この他、観光客の誘致や、調査研究、新たな観光資源の開発なども行うとしています。 11月中に、設立に向けた発起人会議が開かれ、会員の募集も行う考えです。 5月には、協会主催のPRイベント第1弾として、経ヶ岳を走るトレイルランニング大会を計画しています。 また、6次産業化商品開発事業で、学校給食のレシピをもとに、地域の農産物を使ったレトルトカレーの商品化に向けた試験的開発と販売を行うことが報告されました。 カレーは、2,000食を作り、事業費は86万円となっています。
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儲けるための勉強会
中心市街地の活性化に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会は、儲けるための勉強会を定期的に開いて、店の魅力アップにつなげようと奮闘しています。 10月30日の夜、伊那市の菓子店、石川には、やるじゃん会のメンバーが集まっていました。 儲けるための勉強会は、伊那商工会議所の川上健夫会頭が提案し、4月から月に1回から2回のペースで開かれていて今回で9回目になりました。 この日は、菓子庵石川の石川信頼さんが発表者となり商品の売り方や陳列方法などについて話しました。 参加者からは、質問やアドバイスが次々と寄せられ、活気あふれる勉強会になっていました。
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信州の老舗264社を公表
長野県は、長野県百年企業、信州の老舗表彰の受賞企業264社を公表しました。 上伊那は、15社、伊那ケーブルテレビ放送エリア内の3市町村では、8社です。 伊那市では、5社が決定しました。 伊那市高遠町の合資会社赤羽菓子店は、1897年明治30年創業です。 代表する菓子は高遠まん頭。 鉾持神社参道で売り出したのがはじまりとされています。 社長の赤羽敏さんは、和菓子製造一級技能士で、経営だけでなく技術にこだわり続けています。 伊那市東春近の沢渡木材株式会社は、1895年、明治28年創業です。 安く売るのではなく、確実な良い商品を安く売れる組織を目標に国内外の大手製材工場から直接仕入れています。 長野県産材の販売にも力を入れています。 伊那市高遠町上山田の株式会社仙醸は、1866年慶応2年の創業の酒造メーカーです。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内での受賞企業の中では最も歴史があります。 伊那谷産米を使い南アルプスの伏流水を使い杜氏でなく常勤社員による酒造りを行っています。 伊那市荒井の株式会社フォトスタ・トゥエンティーワンは、1913年、大正2年創業です。 西町には、風の丘デュボンタンがあり、写真部門、ビデオ部門、フォトデザイン部門があり、豊科や松本などでも事業展開しています。 合資会社宮島酒店は、1911年、明治44年創業です。 スペックよりも安心・安全にこだわった酒づくりをしています。 酒米は、すべて無農薬、減農薬の契約栽培米を使っています。 全量無農薬栽培の米による酒造りを目指しています。 箕輪町では、2社が決定しました。 松島にある株式会社カネカは、1897年、明治30年創業。 燃料、金物販売を行ってきました。 現在は、台所やトイレ、風呂の水回りにも力を入れています。 松島仲町の有限会社金星製菓舗は、1886年明治19年創業。 こしたか万十、くるま菓子の伊那の渓谷が人気商品です。 古くから伝わるヒノキの梁がその歴史を物語っています。 南箕輪村では、1社が決定しました。 神子柴にある株式会社プリンティアナカヤマは、1913年大正2年創業。 伊那に電気が供給され電車が通った年に伊那市旭町で活版印刷業中山印刷所を創業。 上伊那の草分けとして発展しました。 現在は、オンデマンド印刷機を増設し名刺からポスターまで小ロットに対応しています。 表彰式は、11月28日に松本市で行われます。