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新型コロナでイベント中止
新型コロナウイルス感染拡大防止のため伊那市が今月18日に予定していた市内路線バスに何度でも乗れる格安定期券を小中学生向けの「春休み子ども定期券販売」と、24日に予定していた市内を運行する路線バスに誰でも1回10円で乗れる「10円バスの日」が中止となりました。
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震災から9年 故郷・福島へ黙とう
東日本大震災の発生から11日で9年となります。
震災発生時刻の午後2時46分にはサイレンが鳴らされ、犠牲者を悼みました。
福島県伊達市から伊那市へ自主避難した果樹農家の佐藤浩信さんです。
佐藤さんは福島県伊達市出身で、震災直後の2011年4月に伊那へ自主避難しました。
伊那では三男の孝樹さんと一緒に3.5ヘクタールの畑でリンゴやモモを育て、福島では長男の佑樹さんが果樹栽培を行っています。
家族が伊那と福島に分かれた生活も9年となりました。
佐藤さんは「9年たっても原発事故の影響は残っている」と話し、「去年は台風による被害などもあったので、どんな障害があっても子ども達に経営基盤を残せる畑を作っていきたい」と話しました。
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救急救命士合同訓練
上伊那6つの消防署の救急救命士の知識と技術の向上を目的とした合同訓練が、伊那市の上伊那広域消防本部で18日、行われました。
この日は上伊那の6つある全ての消防署から、救急救命士およそ40人が参加しました。
訓練は各消防署が行ってきた救急救命の訓練に、別の署の署員が対応するという内容です。
このうち、辰野消防署は高遠消防署が行ってきた頭痛やめまいを訴える人に対する訓練を行いました。
猛暑日にめまいと嘔吐の症状があり、119番通報したという想定です。
現場に着いた救命士は、手の震えやふらつきの症状から、熱中症の他に脳出血・脳梗塞の疑いがあると判断しました。
講評で、伊那中央病院救命救急センターの北澤公男センター長は「救急搬送では、お薬手帳で基礎疾患を確認することがとても重要です」とアドバイスしていました。
救命の訓練は各消防署で行われていますが、知識や技術の向上を目指し、3年前から全署合同の訓練が行われています。
上伊那広域消防本部の那須野正消防次長は「より安心してもらえる救命措置を取れるように、訓練を重ねていきたい」と話していました。
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県内で3人目のコロナ感染者
長野県は南佐久郡南牧村の観光牧場有限会社滝沢牧場に勤務する50代の女性が新型コロナウイルスに感染していた事が確認されたと6日に発表しました。
これで県内で感染が確認されたのは3人目です。
長野県ではこの牧場を訪れた事がある人は、最寄りの保健所に相談したほしいと呼び掛けています。
6日は長野市の県庁で記者会見が開かれ、阿部守一知事が感染が確認された女性の症状などについて発表しました。
新型コロナの感染が確認されたのは、南牧村に住む50代の女性です。
この女性は2月19日大阪市内のライブハウスで開かれたイベントに参加したという事です。
その後2月23日に38度台の熱を出し、5日に佐久保健所へ相談し、県内の病院に入院しました。
PCR検査の結果、新型コロナに感染している事が6日に分かりました。
この女性は発熱後の2月23日と翌日の24日、28日から3月1日の間、牧場で働いていたという事です。
県では不特定多数の人との接触が否定できない事から女性が働く牧場の名称を公表しました。
阿部知事は「2月23日と24日、28日から3月1日までの間に滝沢牧場を訪れた人は症状のある・なしに関わらず、最寄りの保健所に相談してほしい」と呼び掛けました。
女性は肺炎の症状がみられるものの重症では無いという事です。
県内で新型コロナの感染が確認されたのは今回で3人目です。 -
上伊那 春の山火事予防パレード
春の山火事予防を啓発するパレードが、伊那市などで5日、行われました。
パレードは上伊那地域振興局が毎年行っているもので、この日は南信森林管理署などおよそ10人が参加し、3つの班に分かれて上伊那全域を周りました。
春先は空気が乾燥し、山菜採りなどで山に入る人が多くなることから、山火事が発生しやすく注意が必要な時期となります。
林野庁と消防庁では、1日から5月31日までを「春の山火事予防運動期間」に定めています。
運動期間中、上伊那では中山間地の農地やキャンプ場などで啓発を行う予定です。
上伊那地域振興局によりますと、去年の林野火災発生件数は9件で、過去10年で最も多い発生件数となりました。
佐藤公俊局長は「今年は既に1件の林野火災が発生している。
地域の防災意識を高め、林野火災を防いでいきたい」話していました。
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伊駒アルプスロード国の新規事業化候補箇所に
国土交通省は、国道153号伊駒アルプスロードを来年度の新規事業化候補箇所に選定したと、5日に発表しました。
国土交通省の発表によりますと、県から国の権限代行による整備の要望が数年前からあり、要望を受けて来年度の新規事業化候補箇所に決まったということです。
県内では唯一の新規候補箇所となっています。
今後は、学識経験者など第三者で構成される委員会の意見を聞くなどして、3月中に正式に公表されることになっています。
県では「国の新規事業として正式に決まった場合、スピード感を持って高い技術で工事が進められるのではないか」と話していました。
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三峰川右岸 傷んだ桜植えかえ
伊那市の三峰川右岸の桜並木のうち、傷んだ桜を植えかえる作業が3日行われました。
この日は美篶地区各種団体協議会の運営委員などおよそ30人が、作業を行いました。
害虫の影響で根元が腐り、皮がはがれてしまった桜3本の横に、タカトオコヒガンザクラ1本とソメイヨシノ2本を植えました。
この一帯はもともと、堤防の強化などを目的におよそ1,800本の桜が植えられていましたが、昭和28年頃からの「三峰川総合開発」に伴い、伐採されました。
美篶小の児童が桜並木を復活させたいと、平成9年から植樹を始め、活動は美篶小で受け継がれています。
この日は美篶小の児童も作業に参加する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で不参加となりました。
植えられた桜は、草取りや肥料をやるなどして管理していくとうことです。
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新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止・延期情報
伊那市の伊那商工会館で来月13日に予定されていた「会員交流観桜パーティー」が中止になりました。
伊那タウンホテルで18日に予定されていた「茶亜夢 第103回歌声喫茶」が来月15日に延期になりました。
南箕輪村のこども館が5日から、すくすくはうすは9日から休館となります。
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新型コロナウイルス・相談窓口設置
長野県教育委員会は、新型コロナウイルス対策に関わる、学校関係相談窓口を設置しました。
●学校の臨時休校に伴う相談・要望を受け付けます。
時間は土日祝日を含む午前8時30分から午後5時15分で、電話とメールによる相談を受け付けます。
相談窓口の電話番号は、
026-235-7423です。
メールアドレスは、kyoiku-sodan@pref.nagano.lg.jpです。
●また、長野県は、社会福祉施設や利用者向けの相談窓口を設置しました。
高齢者施設など福祉施設の運営に関わる困りごとのほか、利用者や家族の相談も受け付けます。
時間は平日午前8時30分から午後5時15分です。
連絡先は、伊那保健福祉事務所、電話76-6810です。
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ソフトボール総会 事業計画案承認
長野県ソフトボール協会の役員総会が、伊那市のいなっせで1日開かれ、全日本総合女子選手権など、来年度の事業計画が承認されました。
役員総会には県内の各地区の代表者およそ80人が集まりました。
来年度は、5月に全日本総合女子選手権の長野県大会が、箕輪町で開かれます。
また、9月に北信越一般男子大会と北信越エルデスト大会が、11月に北信越中学校選抜大会が伊那市で開かれます。
総会では表彰式も行われました。
ソフトボール協会の振興と発展に寄与した「協会表彰」では、南信支部上伊那地区の事務局長を務める、箕輪町の山田勝さんら8人が表彰されました。
また「優秀チーム賞」では、去年9月に福井県で開催された「北信越一般男子大会」で優勝した、箕輪町のミノワオールスターと、
同じく9月に新潟県で開催された「北信越ハイシニア大会」で優勝した上伊那の選手でつくる「南信州SSC」など4チームが表彰されました。
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教員弾圧二・四事件について学ぶ集会
昭和8年に長野県内の教員が治安維持法違反で弾圧された二・四事件について学ぶ集会が29日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、「伊藤泰輔日記における二・四事件」をテーマに、上伊那郷土研究会の矢澤静二さんが
話をしました。
矢澤さんは、伊那尋常高等小学校の伊藤泰輔校長の日記から読み解く二・四事件の発端と説明し、事件が起こった当時の様子を話していました。
二・四事件は、教員赤化事件とも言われ、昭和8年2月4日から半年あまりの間に起こった弾圧事件です。
治安維持法違反で県内の教員など600人ほどが検挙されました。
集会は、上伊那の元教員らでつくる実行委員会が、歴史を振り返り後世に伝えていこうと開いたもので、この日はおよそ130人が集まりました。
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無線デジタル化整備工事談合で賠償請求
2013年当時の伊那消防組合の消防救急無線デジタル化整備工事で談合があったとして上伊那広域連合は関わった4つの事業者に対し損害賠償請求をしたことが明らかになりました。
これは28日に伊那市役所で開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。
損害賠償の請求額は1億6,422万円で請求先は富士通ゼネラルなど4社です。
伊那消防組合は2013年に消防救急無線デジタル化整備工事などを8億2,110万円で富士通ゼネラルと随意契約しました。
その際談合があったとして公正取引委員会が排除措置命令を出し
富士通ゼネラルが上伊那広域連合に契約金額の2割相当にあたる
1億6,422万円を支払わなければならないとしていました。
これに対し富士通ゼネラルは命令の取り消しを求める訴訟を起こしています。
上伊那広域連合では請求に応じない場合は提訴するとしています。
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デマ広がり紙類が品薄状態
新型コロナウイルスの感染拡大にともない紙類が無くなるとのデマがSNSで広がりトイレットペーパーやティッシュペーパーが品薄状態となっています。
伊那市荒井のニシザワ通り町食彩館です。
トイレットペーパーやティッシュペーパーの販売コーナーでは商品が品薄状態となっていました。
これはSNS上で「トイレットペーパーなど紙類はマスクと同じ原料で作られていてやがて無くなる」などのデマが広がったことによるものです。
通り町食彩館では紙類が急激に売れたことにより、一家族1パック限りの販売としました。
ニシザワでは「紙類はほとんどが日本で作られていて通常無くなることはない。」として消費者に冷静な対応を呼びかけていました。 -
新型コロナ 地域経済にも影響
新型コロナウイスルの感染拡大防止のためのイベント中止や延期が伊那地域でも相次いでいます。
こうしたなか旅館や、飲食店などからは経営の厳しさを訴える声が挙がっています。
伊那市ホテル旅館組合、組合長で旅館花鳥屋社長の久保村友保さんです。
市内の宿泊施設ではイベントの中止にともない予約のキャンセルが相次いでいるということです。
伊那商工会議所飲食宿泊業部会部会長で割烹海老屋社長の鈴木一比古さんによりますと飲食店でも宴会のキャンセルが相次いでいるということです。
新型コロナウイルスの影響は、旅行・観光業にも打撃を与えています。
伊那市西町の伊那バス観光ワイプラザでは、新型コロナウイルスの影響により、旅行のキャンセルが相次いでいます。
ワイプラザによりますと、10日ほど前から利用者のキャンセルが相次いでいるということで、3月15日出発までのツアー、17日分が中止だということです。
例年、3月は家族旅行や学生の卒業旅行などで予約が入るということですが、現在はほとんど入っていないということです。
ワイプラザでは、4月以降のツアーについても見通せていないと話していました。
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いなテレショップ移転オープン
伊那ケーブルテレビのいなテレショップが、伊那市山寺の新しいマンション、グランデえちごや1階に27日、移転オープンしました。
店内が広くなり、客席は4席用意されています。
また、駐車場は店舗横に完備されています。
いなテレスマホは月々1,480円から販売しています。
移転記念として、今月29日までに新規申込をした方には、商品券3,000円分がプレゼントされます。
いなテレショップの営業時間は、午前10時から午後6時で、定休日は月曜日と火曜日です。
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寸劇で人権の大切さ伝える
伊那人権擁護委員協議会は、幼い頃から人権の大切さを理解してもらおうと、伊那市の竜西保育園で20日、寸劇を披露しました。
この日はたぬきのしっぽ」を披露しました。
この寸劇は、しっぽが短いことをからかわれた子だぬきが仲間外れにされながらも、最後は仲直りするという物語です。
伊那人権擁護委員協議会は、人権尊重の啓発活動として、毎年、上伊那の保育園で寸劇を披露しています。
原孝壽会長は「友達の長所を見つけてみよう。
友達に悲しい思いをさせてしまったら謝ろう」などと呼びかけていました。
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上伊那ファーマーズの集い
上伊那の農業の現状や課題について考える「上伊那ファーマーズの集い」が19日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
上伊那ファーマーズの集いでは、農業功績者表彰が行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では2人と2団体が表彰されました。
伊那市在住の北原彦郎さんは、長野県農業協同組合中央会の東信支所長などを務め、長年に渡り農業振興に貢献してきました。
同じく伊那市在住の田畑栄一さんは、株式会社武元アグリを設立し、遊休農地の借受けを行うなど、地域農業の振興に尽力しています。
箕輪町の農業生産法人わかば農園株式会社は、町内の小中学校へ学校給食の食材提供などを行っています。
南箕輪村の農事組合法人まっくん野菜家は、栽培技術の研究や地域の中学生に地産地消の大切さを伝えるなど、村の農業や教育の発展に貢献しています。
上伊那ファーマーズの集いは農政への理解を深めようと、上伊那農業委員会協議会が開いたもので、上伊那の農業関係者など、およそ200人が集まりました。
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自衛隊入隊予定者17人を激励
上伊那地域の自衛隊入隊予定者の激励会が16日伊那市の伊那公民館で開かれました。
今年度上伊那からは自衛隊採用試験に合格した17人が入隊を予定しています。
激励会は上伊那郡市自衛隊協力会連合会が開いたもので入隊予定者の家族などおよそ100人が参加しました。
小川久雄会長は「日本を取り巻く安全保障環境は激変し宇宙、サイバー、電磁波といった新しい領域が広がっている。
また創造を超える災害も発生するなど自衛隊員への期待が大きくなるなか、その道を選択された皆さんに心から敬意を表しエールを贈ります。」と挨拶しました。
会では入隊予定者を代表して飯島町の金山望亜さんが決意の言葉を述べました。
入隊予定者の17人は海上自衛隊、航空自衛隊、陸上自衛隊にそれぞれ配属されることになっています -
二・四事件に学ぶ集会 29日開催
昭和8年に長野県内の教員が治安維持法違反で検挙された二・四事件について学ぶ上伊那集会が29日に開かれます。
集会のプレ企画の学習会が11日伊那市のいなっせで開かれました。
学習会では伊那市竜東9条の会事務局長の有賀光良さんが、戦前の特高警察が残した資料を基に事件の概要や日本が戦争へと進む歴史の流れについて話しました。
二・四事件は昭和8年2月4日から半年あまりの間に、治安維持法違反で県内の教員など600人ほどが検挙された弾圧事件です。
有賀さんは「名簿を見ていると、罪が確定しないまま7か月ほど拘留されている人もいる。いかに不当に長期間拘束されていたが分かる」などと話していました。
上伊那の元教員らでつくる実行委員会は、戦争の歴史を振り返り今に活かしていこうと、29日に二・四事件に学ぶ上伊那集会を市内で開きます。
当日は事件の概要についての話の後、討論が行われます。
集会は29日午後0時50分から伊那市のいなっせで開かれ、資料代は500円です。
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ゲノム編集 食の安全は?
名古屋市在住の分子生物学者で、遺伝子組み換え技術やゲノム編集に詳しい河田昌東さんの講演会が8日に伊那市の伊那図書館で開かれました。
河田さんは、かつて名古屋大学で遺伝子組み換え技術に取り組む一方で、当初からその危険性を問い続けてきました。
ゲノム編集は、植物や動物の遺伝情報を改変して、別の性質を持たせます。
別の遺伝子を組み入れる遺伝子組み換えに対し、特定の遺伝子を取り除くことで、魚を太らせたりするものです。
自然界では起こりえない遺伝子組み換えは、安全性の審査や表示が義務づけられていますが、
ゲノム編集は、突然変異でも起こり得るため、安全性の審査や表示は不要で、それを不安視する声もあります。
チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた「伊那谷いのちがだいじ!連絡会」が、ゲノム編集について情報を共有しようと今回の講演会を行いました。
講演が終わると、多くの参加者から手が上がり、活発な質疑応答が行われていました。
この講演会の模様は、ご覧のチャンネルで放送を予定しています。 -
箕輪消防署に新ポンプ車導入
救助用機材を装備し、最新の消火装置がついている消防ポンプ自動車が新たに箕輪消防署に導入されました。
このタイプのポンプ車の導入は、上伊那広域消防本部で初めてです。
新たに導入されたポンプ車は、およそ6,000万円で、救助用機材を備えていて、事故などで初動対応を行えるのが特徴です。
鉄などを切断できる電動のカッターや、車に挟まった人を助けるときに使用するスプレッダーが搭載されています。
消火装置は、水と消火用の液体を混ぜ、ホースから泡状にして噴射することができます。
これにより水の使用量を抑え、効率的に消火活動が行えるということです。
10日は、伊那市の上伊那広域消防本部で新しいポンプ車の入魂式が行われました。
白鳥孝上伊那広域連合長は、「早く慣れて消火だけでなく様々な場面で対応できるよう、訓練に励んでほしい」と話していました。
新車両は署員が訓練をした後、来月3日から稼働するということです。 -
南箕輪村の人口 155人増加
長野県は今年1月1日現在の市町村別の人口をまとめました。
それによりますと上伊那では南箕輪村の人口が去年より155人増加しています。
県のまとめによりますと今年1月1日現在南箕輪村の人口は1万5,609人で155人の増加となっています。上伊那では唯一増えています。
伊那市の人口は6万6,477人で581人の減少です。
箕輪町は2万5,113人で35人の減少です。
県全体の人口は204万6,660人で1万4,393人減少しています。 -
山の感謝祭 林業功労者を表彰
上伊那の林業の発展に功績を残した人を表彰する「もりもり上伊那 山の感謝祭」が30日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
林業関係功労者表彰には1団体と3人が選ばれました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では1団体と2人が表彰されました。
伊那市の吉澤建設株式会社は、去年6月の梅雨前線豪雨による犬田切川上流の山間部崩壊箇所を修復箇所を修復させました。
駒ケ根市の赤穂建設株式会社に勤務する伊那市在住の斎藤英夫さんは、平成30年度の奥地保安林保全緊急対策事業で、現場代理人兼主任技術者として、工事を安全に竣工させました。
伊那市在住の北原靖三さんは、県有林巡視員として高遠町地区の林の維持・管理を10年間行ってきました。
「もりもり上伊那 山の感謝祭」は上伊那地域振興局などが開いたもので、佐藤公俊局長は「次世代のために今後も森林維持に努めていきたい」と話していました。
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ノロウイルス食中毒注意報 発令
長野県は、感染性胃腸炎患者の届け出数が増加している事から「ノロウイルス食中毒注意報」を30日全県に発令しました。
ノロウイルスによる食中毒は、毎年冬場の1月から3月にかけ多発する傾向があります。
県では、症状がある時は食品を扱う作業をしない、加熱が必要な食品は十分に加熱する、トイレの後・調理の前・食事の前には石鹸で十分に手を洗うなど、感染予防を呼び掛けています。
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伊那西スケート場 今季閉場へ
伊那市は暖冬で氷が張らず営業できない日が続いていた、伊那市横山の天然リンク「伊那西スケート場」を今シーズン閉場することを決めました。
半分以上氷が張っていない状態です。
伊那西スケート場は去年12月20日にオープンしましたが、氷が充分に張らず、滑走できる状態になりませんでした。
長野地方気象台によりますと、伊那地域の25日から29日までの5日間の平均気温は4.5度と、平年を5.9度上回る暖かい日が続いています。
伊那市は、今後も氷が充分に張る見込みが立たないことから、今シーズンの閉場を28日に決めました。
伊那西スケート場は昨シーズンに続き、2シーズン連続で1日も滑ることができず閉場となっています。
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第51回信州フラワーショー開催
県内各地から冬を代表する花々が集まる「信州フラワーショー ウインターセレクション」が30日、伊那市のJA南信会館で開かれました。
会場には冬を代表するアルストロメリアやアネモネなど、およそ380点の花が集まっています。
フラワーショーはJA全農長野が毎年夏と冬に開いています。
品評会では、最高賞の農林水産大臣賞に 伊那市の有限会社末広農園が育てた、アルストロメリアのピンクティアラという品種が選ばれました。
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ありがとうプロジェクト感謝状
使わなくなった文房具などを発展途上国に届ける「thank you!!ありがとうプロジェクト」に去年12月に参加した、伊那市の伊那中学校で27日、報告会が開かれ、感謝状が贈られました。
この日は、ありがとうプロジェクトの代表理事の唐澤則之さんが伊那中学校を訪れ、生徒会長の堀田大智さんに感謝状を渡しました。
伊那中学校は去年12月に、使わなくなった文房具や玩具、スポーツ用品などを生徒たちが自宅から持ち寄り、4日間で552㎏が集まりました。
伊那中で集まったものは、カンボジアの子どもたちのもとへ届けられる予定です。
このプロジェクトは、南箕輪村の産業廃棄物処理業者「丸中産業」と、伊那市の「リサイクルマートnew伊那店」、東京都の輸出業者の「鈴可」が上伊那の小中学校や企業と連携して、使わなくなった文房具などを発展途上国に届けるものです。
輸出を担当する「鈴可」によりますと、去年上伊那の小中学校で1年間に集まった文房具などは3.6トンで、前の年よりもおよそ1.6トン多く集まったということです。
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霊犬戦士ハヤタロー 来月上映
駒ヶ根市に伝わる「霊犬早太郎」の伝説をもとにしたヒーロー映画、「霊犬戦士ハヤタロー伊那谷幽玄の戦い」が、来月14日に伊那市の旭座で上映されます。
映画をPRする予告編がこのほど完成しました。
映画は、都会から地元の伊那谷に戻った主人公が、周囲で起こる様々な怪異事件に巻き込まれ、戦士ハヤタローと共に伊那谷に平和を取り戻すために妖怪と戦うというストーリーです。
21日は映画のプロデューサーを務めた、地元タレントの成美さんが、伊那ケーブルテレビを訪れ作品をPRしました。
撮影は一昨年から上伊那の8市町村で行われてきました。
「ゴジラ」や「ウルトラマン」などのデザインを務め、特撮を得意とする岡本英郎さんが監督・脚本を担当しています。
戦士ハヤタローは人気俳優の佐藤永典さんが演じる他、上伊那にゆかりのある俳優やキャストが出演します。
映画は当日券のみで、来月14日の午後6時半に伊那市の旭座で封切され、全国の映画館で順次上映されます。
14日の上映前には、戦士ハヤタローを演じる佐藤永典さんらによる舞台あいさつが行われる予定です。 -
信大農学部で合同企業セミナー
来年3月卒業予定の信州大学農学部の学生を対象にした、合同企業セミナーが、南箕輪村の信州大学農学部で20日、開かれました。
セミナーは、伊那市が開いたもので、市内の企業10社が集まりました。
信大農学部の学生が学んでいる分野を就職後に活かしてもらおうと、市が初めて企画したもので、農林や食品、医薬などに関係する企業が出展しました。
このうち、伊那市西箕輪の株式会社イナリサーチでは、医薬品の開発や試験について説明していました。
この日はおよそ40人の学生が集まりました。
市では、セミナーを通して、本格的な就職活動を前に、様々な企業を知ってもらい、若者の地元への定着に結び付けたいとしています。 -
SDGsカードゲームで理解深める
貧困や気候変動などを解決し持続可能な世界を目指す、SDGsを体験するカードゲームが18日、伊那市役所で行われました。
この日は、およそ30人が参加し、2人1組になってゲームをしました。
県が主催しているもので、ゲームに先立って国際連合地域開発センター研究員の浦上奈々さんがルールを説明しました。
ルールは、チームに配られた達成すべき目標に向けて、手元にあるプロジェクトを時間とお金を使い、進めます。
プロジェクトを進めると、世界の状況を表す、経済・環境・社会の3項目に変化が訪れます。
ゲームでは参加者が、チーム内の目標を達成するとともに、世界の状況を表す3項目にも偏りがないようにすることでゴールとなります。
今回のゲームを運営している長野県環境保全協会は「ゲームをすることで自分たちの生活を見直し、持続可能な世界に向けて行動するきっかけにしてほしい」と話していました。
SDGsは、2030年までに貧困や気候変動など17の項目を解決し、持続可能な世界を目指す取り組みです。