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駒ケ根市で深夜物置火災
18日午前零時ごろ、駒ケ根市赤穂福岡の公務員伊藤泉さん(44)方のスチール製簡易物置(約4平方メートル)から出火。物置内のごみなどの一部を焼いて零時13分に鎮火した。
物置には火の気はないことなどから、駒ケ根署は不審火の疑いもあるとみて捜査している。 -
山菜採りで行方不明の男性見つかる
6日午前7時28分、伊那市長谷の尾勝谷(三ツ石山)に山菜採りに出掛けたまま行方不明になっていた、宮田村の会社員宮下肇さん(53)の安否が確認された。
伊那署の調べによると、宮下さんは友人と2人で5日午前8時から、山菜採りのため入山していたが同日午後3時ごろ、仲間と離れたまま所在が分からなくなっていた。
届け出を受け、6日午前6時40分から捜索していた隊員らが、自力で下山してきた宮下さんを発見した。 -
車と衝突して中学生が重体
6日午前6時55分ごろ、伊那市富県貝沼の信号機のない市道交差点で、同市高遠町小原の会社員林大介さん(29)運転の普通自動車と、近くに住む小池創さんの長男・修平さん(12)=中学1年生=運転の自転車が衝突した。この事故で修平さんが頭を強く打ち、意識不明の重体となった。林さんにけがはない。
伊那署の調べによると、林さんが高遠町方面から駒ヶ根市方面へ走行中、十字路交差点を自転車に乗って左から右に横断していた修平さんと衝突した。交差点には一時停止規制はなかった。修平さんはヘルメットを着用していた。
重体事故が発生した現場 -
死亡交通事故現地診断
5月31日に駒ケ根市赤穂中割の広域農道で自動車を運転中だった松川町上片桐の販売員今野貢裕さん(21)が単独事故を起こして死亡したことを受けて駒ケ根署は7日、事故現場での現地診断を行った=写真。駒ケ根市交通安全協議会、伊南安協、安全運転管理者団体などの約20人が参加し、事故の詳しい状況を確認して同種の事故防止対策について話し合った。同署の山本修作署長は「原因はスピードの出し過ぎとシートベルトの不着用と考えられる。車の運転席付近はつぶれていなかったことから、ベルトをしていれば助かったのではないか」とした上で「今後、スピードとシートベルトの取り締まりを集中的に行っていきたい」と述べた。
事故発生は31日午前3時ごろ。伊那市方面から松川町方面に走っていた今野さんの普通乗用車が緩い右カーブを直進して道路左側にそれ、置いてあった数個の石(直径約1メートル)に乗り上げてジャンプ。道路に面した中古車販売店の展示車などに衝突した。今野さんは落下の衝撃で車外に投げ出され、頭や胸を強く打って搬送先の駒ケ根市内の病院で死亡した。現場の状況などから、今野さんは制限速度の時速50キロを大きく超える100キロ以上を出していたらしい。シートベルトはしていなかった。
同市内での交通死亡事故発生は05年10月以来。 -
自殺ほう助で追送致
伊那署は、実父に対する殺人未遂罪で逮捕(3月21日)した、同町木下の無職矢野勝容疑者(49)に関し、31日、実母に対する自殺関与罪の疑いで、同容疑者を長野地方検察庁飯田支部に追送致した。
調べによると、矢野容疑者は、将来を悲観し、実母と話し合い実父を殺害した後、一緒に死のうと決意したもの。3月20日、実母を寝かせた押し入れ内に練炭入りの七輪を持ち込み、襖戸を閉めて一酸化炭素中毒死させ、自殺を幇助した疑い。 -
飯島町の鶏舎で作業中事故
30日午前8時40分ごろ、飯島町田切の養鶏場、高田ポートリー長野事業所(中塚哲雄代表)の鶏舎内でホイールローダーを運転していた中川村片桐の臨時社員浦上広信さん(52)が車体と天井のはりに胸を挟まれた。重傷だが命に別状はない模様。
駒ケ根署の調べによると浦上さんは鶏舎の床にたまった鶏糞をホイールローダーで除去する作業中、高く積もった山に乗り上げたはずみで鉄骨製のはりと座席に挟まれた。同署が詳しい原因を調べている。 -
少年運転の自動車が立木と衝突
30日午前4時35分ごろ、南箕輪村の村道で、上伊那郡内に住む少年(18)=店員=運転の普通乗用車が進路方向右側の立木に衝突する交通事故が発生した。少年は頭の骨などを折る重傷を負った。現場は下り坂で左にカーブしていた。
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伊那市の龍光寺全焼 男性の遺体発見
30日午前4時24分(消防覚知)、伊那市狐島の曹洞宗龍光寺から出火し、同寺本堂及び住宅の木造一部2階建てトタン葺き建物約200平方メートルを全焼するなどし、同5時50分に鎮火した。この火災で一人暮らしの住職木村誠治さん(58)の行方が分からず伊那署は、住宅部の台所から発見した男性の焼死体の身元を確認している。
調べによると、焼死体は、頭を南側へ向け、うつ伏せの状態で発見された。同署は、木村さんが火炎に巻き込まれたものとみて捜査している。
地域住民らによると、木村さんは北海道出身。同市内の曹洞宗常円寺の紹介で、昨年秋から同寺末寺である龍光寺の住職を務めていた。それまでは無住で十数年前までは尼寺だったという。
近くに住む第一発見者の男性によると、出火元は南側の住宅部から。「朝4時15分ころ、外がいつもより明るかったので気づいた。トタン屋根なので窓から火が噴き上がっていた」と降り返る。早朝とあって、この火災で目が覚めた住民も多く一時、周囲は騒然とした。 -
駒ケ根市で死亡交通事故
31日午前3時ごろ、駒ケ根市赤穂南割の広域農道を伊那市方面から松川町方面に走っていた松川町上片桐の販売員今野貢裕さん(21)運転の普通乗用車が道路左側にそれ、自動車販売店に展示してあった車などに衝突した。今野さんは頭や胸を強く打ち、午前5時40分ごろ、搬送先の駒ケ根市内の病院で死亡した。
現場付近の道路は幅約7メートルでほぼ直線の緩い右カーブ。駒ケ根署が原因を調べている。同市内での交通死亡事故発生は05年11月以来。 -
不法滞在の中国人ら15人を摘発
伊那署と駒ヶ根署、県警察本部警備部は、東京入国管理局と合同で29日早朝、出入国管理及び難民認定法違反の疑いで、伊那、駒ヶ根市内のアパートなどに住む不法滞在外国人15人を摘発した。
調べによると、摘発人員は中国人8人(男2人、女6人)、フィリピン人5人(同2人、同3人)とインドネシア男性1人、マレーシア男性1人の計15人。年齢は23縲・3歳で、不法滞在期間は3カ月縲・年11カ月。いずれも同市内のアパートなど8カ所で摘発した。
住民から「不法滞在の外国人が伊那市や駒ヶ根市のアパートなどに住んでいる」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発した。 -
正面衝突で重傷
26日午前4時20分ごろ、駒ケ根市赤穂北割二区の広域農道で同市赤穂中割の歯科医師水野晴見さん(35)運転の普通乗用車が対向して走っていた飯島町田切の会社役員青木券さん(62)運転の大型観光バスと正面衝突。水野さんは足の骨を折る重傷、青木さんは右足打撲の軽傷を負った。
現場は見通しの良い直線道路。駒ケ根署は水野さんの乗用車が対向車線にはみ出したものとみて原因を調べている。 -
駒ケ根で重傷交通事故
16日午前7時45分ごろ、駒ケ根市赤穂北割一区の市道交差点で伊那市伊那部の会社員神山奈穂美さん(25)運転の普通乗用車と宮田村の会社員前沢稔さん(39)運転の普通乗用車が出会い頭に衝突。神山さんが右腕の骨を折るなどの重傷、前沢さんがひざを打つ軽傷を負った。
交差点に信号はないが見通しは良い。駒ケ根署が原因を調べている。 -
児童ポルノ法違反で追送検
駒ケ根署と県警生活環境課、生活安全特別捜査隊は26日、経営するレンタルビデオ店でわいせつなDVDを客に貸し出したとしてわいせつ図画頒布の疑いで11日に逮捕した駒ケ根市飯坂の会社役員桃沢昭典容疑者(47)と、法人としてのビデオレンタル会社「ビデオスクリプト」(代表取締役・桃沢昭典)を児童ポルノ法違反の疑いで長野地検伊那支部に追送検した。
調べによると桃沢容疑者と同社は、18歳未満のポルノ画像を記録したDVDとビデオテープ計約270点をレンタル、販売の目的でビデオスクリプト・バイパス店内に陳列していた疑い。 -
破砕機内でガスボンベ爆発
24日午後2時20分ごろ、伊那市横山の不燃物処理施設「鳩吹クリーンセンター」で爆発音事故が発生し、近くの住民が119番通報した。施設関係者によると破砕機内で容量を残した卓上ガスボンベが爆発したのが原因。職員らは爆発事故を受け「市民のモラル低さ」に憤りをみせている。
事故当時、現場では3人が働いていたがけがなどはなかった。今回の爆発で出火はなかったが円筒状の破砕機の蓋(ふた)が爆風ではね上がり、破砕室内にある照明1基、室内の窓ガラス1枚が破損した。卓上ガスボンベやスプレー缶による爆発は年間、数回はあるという。
ガスボンベなどは、使用後の缶に穴を開けてから処分に出すことが決まりとなっている。職員が破砕機に入れる前に残量のある缶を他のごみと分別するが、中には袋で何重にも包んいる場合もあり、気づかないことがあるという。
不燃物の中にはシャベルなどの鋼鉄などを「隠す」様に包んでから出すケースもあり、それが破砕機の刃を破損する原因にもなっているという。
爆発事故のあった破砕機(伊那市、鳩吹クリーンセンター) -
箕輪町で水道管漏水
役場など一時断水23日午前9時半ころ、箕輪町役場西側の町道371号線に埋設した水道管本管から水が噴出し、町道が一時川のようになった。役場庁舎などが断水となり、緊急工事で約2時間後に復旧した。
役場建設水道課によると、本管の繋ぎ目から漏水。噴出した水は町道6号線にも流れたという。役場庁舎、情報通信センター、保健センターの3施設が断水したが、一般家庭に影響は無かった。緊急工事は、町道371号線の消防署から文化センターまでの間を通行止めにし、本管を修理した。 -
女性の変死体
21日午前7時55分ごろ、南箕輪村沢尻の水路内(通称・西天竜用水路)で女性の変死体が浮かんでいるのを通行人が見つけ、110番通報した。伊那署は、女性の死因や身元などについて捜査している。
調べによると、変死体は70歳過ぎの女性。身長は140センチくらい、やせ型、細面で髪の毛は白髪混じり。紫色の柄物の上着、黒色のオーバーズボン、茶色の婦人靴を着用。その他の特徴としてペースメーカーを付けている。
うつ伏せ姿で用水路内を流れていくのを通行人が発見。警察が引き上げたところ、すでに死亡していた。外傷や着衣のみだれは特にない。当時の水深は70センチ。
女性の変死体を発見した南箕輪村の用水路 -
駒ケ根市で空家火災
1日午後8時ごろ、駒ケ根市上赤須にある原昭さん(65)=埼玉県=方の空家から出火。木造平屋建てトタンぶきの住宅1棟(約150平方メートル)と物置小屋(約10平方メートル)を全焼し、隣接の土蔵の壁の一部(約40平方メートル)を焼いて午後10時34分に鎮火した。駒ケ根署の調べによると、住宅は約10年前から空家となっているが電気は通じているため、漏電が原因とも考えられるとして調べを進めている。
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太田切川で変死体
31日午前6時35分ごろ、駒ケ根市と宮田村堺に架かる太田切橋下の太田切川右岸堤防上に人が倒れていると110番通報があり、駒ケ根署員が急行したところ、すでに死亡していた。遺体は家族の確認により、新潟県糸魚川市の会社員男性(34)と分かった。
同署の調べによると死因は頭蓋骨骨折と見られる。橋の欄干に足跡があるなど、周囲の状況などから飛び降り自殺の疑いが強いと見て捜査している。 -
駒ケ根市で重傷交通事故
25日午後11時15分ごろ、駒ケ根市赤穂市場割の市道でいずれも近くに住む歯科助手木下奈美さん(28)が運転する普通乗用車が対向して歩いていた精密部品加工業亀山久夫さん(66)をはねた。亀山さんは左下腿骨開放性骨折の重傷。木下さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると現場は見通しの良い直線道路。亀山さんは道路の右端を歩いていた。同署は詳しい原因を調べている。 -
行方不明老人遺体で見つかる
23日午前11時50分ごろ、飯島町飯島平沢山神社近くで作業をしていた男性(55)が与田切川の河川敷にうつぶせに倒れている男性を発見して警察に通報した。駒ケ根署が調べたところ男性はすでに死亡していて、22日に外出したまま行方不明になっていた飯島町飯島の無職熊崎岩治さん(76)と分かった。
家族からの捜索願いを受けて警察や地元消防団が捜していた。 -
練炭で心中図り実父を殺人未遂
伊那署は21日午前0時18分、殺人未遂の疑いで、箕輪町木下の無職矢野勝容疑者(49)を逮捕した。20日午前6時ごろ、矢野容疑者からの119番通報で消防署員が掛け付けたところ、家の2階に実母のあさ子さん(79)、1階に実父(86)が倒れているのを発見。実母は既に死亡、実父は病院へ運ばれ重体だという。同署は、犯行の動機や母親の死因などを捜査している。
調べによると、容疑者は実母と共謀して実父を殺害し、自らも自殺しようとしたがその目的を遂げなかった疑い。19日朝ごろ、自宅で実父に睡眠薬を飲ませ、眠らせてから室内で練炭を燃やし、一酸化炭素中毒死させようとしたという。
練炭は、1階と2階のそれぞれにあり、容疑者は「3人で死のうと思った」などと供述。地域住民によると、容疑者は実父らと同居していて、自宅で溶接業を営んでいたが現在は3人とも無職だったという。
殺人未遂事件のあった現場住宅 -
飯島町七久保の線路沿いで土手火災
20日午前11時50分ごろ、飯島町七久保のJR飯田線鰻沢第2踏切南約200メートルの線路北側土手から出火。土手の下草など約1530平方メートルを焼いて午後零時50分に鎮火した。けが人はなかった。駒ケ根署が原因を調べている。
火のあおりを受けて線路脇にある電車の信号通信ケーブルの絶縁体が約100メートルにわたって数カ所焼けたため、上りと下りの普通列車の運行がそれぞれ54分と34分遅れ、計60人の乗客が影響を受けた。 -
駒ケ根市内の不法滞在外国人5人摘発
駒ケ根署と県警本部警備部警備1課は東京入国管理局と合同で13日午前6時30分ごろから駒ケ根市内のアパートなど4カ所を一斉に捜索し、外国人男女5人を不法滞在の疑いで摘発した。
調べによると摘発されたのは中国人の男女2人、インドネシア人の男2人、タイ人の女1人で、年齢は25縲・2歳。不法滞在期間は1年9カ月縲・5年1カ月。住民からの通報を受けて摘発した。 -
自殺予告メールの女に猶予刑
伊那市内の小学校に虚偽の自殺予告メールを送り、教育現場を混乱させたなどとして、業務妨害の罪に問われた同市伊那部の元市教委臨時職員平沢真奈美被告(42)=懲戒免職=に対し、地裁伊那支部(藤井聖悟裁判官)は22日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。
起訴状などによると、平沢被告は、昨年11月15日昼、司書をしていた勤務先の小学校とは別の学校へ自分の携帯電話から、市内の小学校を卒業した中学2年生と偽り「今世間では毎日のように中・高校生が自らの命を絶っています。私も小5、6年といじめにあって担任の先生にも伝えてきましたがまったく聞いてもらえませんでした。先生を困らせるために死のうと思います」と、うそのメールを送信。同校や市教委、関係のある中学校などで該当生徒の割り出し作業を余儀なくさせ、教育現場の業務を妨害した。犯行は、日ごろのイライラした気持ちのうっぷんを晴らすためだったという。
藤井裁判官は、判決理由を「自己中心、短絡的な動機を組むべきものはない。自らの尊い命を絶つ青少年がいる中、教育現場でこれを阻止しようとしている関係者の努力、願いを逆手に取り、もてあそぶ悪質な犯行」と述べた。 -
家庭ごみ不法投棄で2人書類送検
駒ケ根署は13日、家庭ごみを不法に山林に捨てた廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)違反の疑いで松本市の県職員男性(30)と駒ケ根市の県職員男性(43)の書類をそれぞれ長野地方検察庁伊那支部に送った。同署の調べによると松本市の男性は06年10月1日、引越しに伴って出た弁当やカップめんの容器、段ボール箱などのごみ約28・5キロを同市赤穂の古城公園南の山林に捨てた疑い。駒ケ根市の男性は06年9月14日、自宅にあった雑誌や段ボール箱などのごみ約14・5キロを同市赤穂の山林に捨てた疑い。
いずれも駒ケ根市役所からの通報により、同署が捜査していた。 -
自殺予告メール事件初公判
伊那市内の小学校に同校卒業の中学2年生と名乗り自殺予告メールを送り学校業務を妨害した罪に問われている、同市伊那部の元市教委臨時職員平沢真奈美被告(42)=懲戒免職=の初公判が8日、地裁伊那支部(藤井聖悟裁判官)であり、検察側は「子供の自殺やいじめが社会問題になっている中、いじめにあっている子供の気持ちを踏みにじる行為」などとし、懲役1年6月を求刑した。平沢被告は起訴事実を認めている。判決日は22日。
冒頭陳述などによると、同被告は、昨年11月15日午後0時41分ごろ、勤務先とは別の小学校へ自分の携帯電話からメールを送信。16日の授業を中断して該当生徒の割り出し作業などをさせ、学校の業務を妨害した。
検察によると、臨時職員で給料が少ないのに仕事を押し付けられたり、家族の問題で悩んでいたため、日ごろのイライラした気持ちのうっぷんを晴らしたいと市教育委員会へいやがらせをしたという。
平沢被告は「送り先はどこでもよかった。精神的に不安定で突発的にやってしまった」と犯行理由を述べ、「申し訳ないことをしてしまった。学校に勤める身なのに、ばかげたことをしてしまった。二度としないことを誓いたい」と反省していた。 -
中アで男性の遺体発見
30日午前6時ごろ、中央アルプスの駒ケ岳と宝剣岳に写真撮影のため5日から3泊4日の予定で入山したまま行方不明になっていた埼玉県川口市の会社員降矢弘文さん(50)の遺体が宝剣岳南側稜線極楽平三ノ澤分岐付近で発見された。登山に訪れていた愛知県江南市の男性(51)が発見して駒ケ根署に通報。午前11時15分ごろ、出動した救助隊員が県防災ヘリコプターに遺体を収容した。同署によると死因は凍死とみられる。
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伊那小のガラス割られる
23日午前6時58分ごろ、伊那市の伊那小学校東側の児童玄関のガラスなどが割られているのを、出勤した教諭が発見した。伊那署は、ガラスなどを割った犯人について捜査を進めている。
発見した藤松伸二郎教頭によると、同教頭が玄関の施錠を確認した22日午後9時30分から23日朝までに犯行があった。22日は翌日の午前0時過ぎまで職員が仕事をしていたが、物音など変った様子はなかったという。
被害があったのは、約1メートル四方の厚さ5ミリのガラス7枚と、蛍光灯1本。割れたガラスには、蹴破ろうとした靴跡が残っていたというが、犯行の方法は詳しく分かっていない。
同小学校は、臨時の全校集会を開き、北原和俊校長が「警察官も調べているので安心して、心を落ち着いて生活するように」と、全校約750人に呼び掛けた。
今後は、地域住民らの協力を得て警戒していきたいとしている。被害のあった玄関へ警報機を設置することも検討している。 -
塩尻河川敷男女焼死体事件 民事訴訟で他殺立証
塩尻市の奈良井川河川敷で02年10月、男女2人の焼死体が見つかった事件で、亡くなった会社員酒井宏樹さん=当時(24)=の両親(伊那市西春近)が生命保険会社に、保険金の支払いを求めた訴訟の判決が23日、地裁飯田支部であった。被告側の「死亡は自殺によるもので支払い義務はない」との主張に対し、松田浩養裁判長は、死亡保険金約3500万円を支払うことを命じた。遺族は息子が他殺されたことを民事訴訟で立証した。
02年10月12日夜、宏樹さんの乗用車が燃え、車内で宏樹さん、車外で交際相手の女性=当時(24)=の遺体が見つかった。塩尻署は捜査本部を設置せず、事件、自殺の両面で捜査し、宏樹さんの「無理心中」との見方を強めていた。
殺人事件として遺族は、県警に捜査本部設置を求める行政訴訟を起こすも04年6月に却下された。他殺であることを認めてもらうため、宏樹さんが02年1月に母親・倫子さん(51)を受取人として加入した保険会社を相手に03年12月、提訴していた。
判決文によると、裁判官は「宏樹の死は他殺であると認められる」とした。原告弁護人の長谷川洋二弁護士は、殺害直前に撮られたと思われる、2人が仲むつましく写った写真が判決の要因に触れた竏窒ニ主張。「写真からは(自殺するような)険悪な要素はまったくない」とした。
倫子さんは「最初から宏樹がそんなことをする子ではないことを分かっていた。ありがたい判決をいただき今は感無量。宏樹は亡くなってしまったがこれからは、息子の分まで頑張って生きたい」と涙をこぼして話した。
父親の覚さん(53)は「最終判断機関の裁判所が他殺であることを認めた。宏樹にかけられた無理心中という汚名を晴らすことができ、親として最低限度のことを息子にしてやれた気持ち」と感想。しかし、殺人を犯した犯人は捕まっていない竏窒ニし、県警には捜査本部を設置してきっちりと捜査してほしいことを伝える考えだ。 -
パチンコ店員に暴行
駒ケ根署は21日午後5時1分、駒ケ根市内のパチンコ店で店の対応に因縁をつけ、同店の男性店員(26)を押したり転倒させたりするなどの暴行を加えた疑いで駒ケ根市赤穂の六代目山口組川合組小林組副長の無職小澤正登容疑者(55)と飯島町七久保の会社員宮下克由容疑者(33)を現行犯逮捕した。
パチンコ店の通報で駆けつけた同署員が2人をその場で逮捕した。