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駒ケ根で住宅全焼
29日午後8時45分ごろ、駒ケ根市赤穂町四区の無職張山利雄さん(82)方から出火。木造モルタル2階建て住宅約36平方メートルを全焼して午後9時28分に鎮火した。出火当時家にいた張山さんと知人は逃げてけがはなかった。出火の原因について駒ケ根署は、台所付近の燃え方が激しいことからてんぷらの火の不始末の可能性もあるとみて調べている。
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大成産業に改善命令
県は28日付けで、駒ケ根市中沢の大成産業(酒井睦夫社長)に対し、産業廃棄物処理基準違反に対する改善命令を出した。
命令の内容は、市内赤穂上赤須において、管理型最終処分場の計画面積を超えて埋立または放置されている燃え殻を撤去すること。また、この処分場からの燃え殻の飛散流出防止措置を講ずるとともに、浸出液によって公共の水域及び地下水に汚染が生じないように、必要な措置を講ずること。この処分場への新たな燃え殻の搬入は一切行わないことなど。
処分理由は産業廃棄物の処理方法が処理基準に適合していない。
この違反行為に対し、99年7月7日付けで改善命令書を交付するとともに、再三その履行を指導してきたが、現時点でなお、違反状態が継続している。 -
高遠で住宅火災 CATV被害50世帯
28日午前11時30分ころ、高遠町西高遠相生町の無職・小松良雄さん(68)方から出火し、木造3階建て住宅の2、3階部分約355平方メートルを全焼=写真。隣接する木造2階建て建物の2階部分約23平方メートルを類焼した。約1時間半後に消し止められた。
火事による負傷者などはいなかった。
伊那警察署で出火原因を調べている。
この火事で近くの電柱に引かれていた、高遠町ケーブルテレビ整備事業で整備した「光ファイバーケーブル」が断線。同町の小原、引持、押出などの約50世帯に映像配信ができない被害がしばらく続いた。また、火災した住宅の周辺5世帯で一時、停電になった。 -
暴力団員らにみかじめ中止命令
駒ケ根署は23日、県内に住む販売業の男性(21)にみかじめ料を要求したなどの疑いで駒ケ根市に住む指定暴力団6代目山口組傘下川合組小林組幹部の無職男性(54)と同市の無職男性(36)、同市の会社員男性(40)に対し、要求をやめるよう命令した。
同署によると18日午前零時半ごろ、駒ケ根市内のファミリーレストランで幹部男性が販売業の男性に対し「商売をするならあいさつに来い。何パーセントかはうちへ納めるのが筋じゃねえか」などとみかじめ料を要求。同席した2人の男性は「そうだ」などと助勢した疑い。困った男性が駒ケ根署に相談した。 -
公金横領の元職員 余罪すべて追送致
伊那中央行政組合が運営する、し尿処理施設「伊那中央衛生センター」の公金を横領した疑いで起訴された、同市坂下区入舟町の同センター元庶務係長・田畑浩二被告(41)の余罪について、伊那署は20日までに、長野地方検察庁伊那支部にすべての追送致を終えた。
同署は田畑被告を1月28日、同センターが05年12月下旬ころ、し尿収集業者に販売した施設使用回数券の販売代金36万円を着服した疑いで逮捕。余罪捜査を進めた結果、03年4月ころから本年1月ころまでの間に、横領回数122回、2566万8000円を横領した事実が判明した。
経理をほとんど一人で担当していた田畑被告は、誰もいない時を見計らって事務所金庫に保管していた現金を抜き取る手口で横領。消費者金融への借金返済、飲食やギャンブルの金ほしさから犯行したと供述している。 -
伊那市青島で住宅を焼く
15日午後5時36分ころ、伊那市美篶青島の農業加藤佐久江さん(66)方から出火=写真。木造2階建て住宅を半焼して午後6時09分鎮火した。
加藤さんは一人暮しだったが、出火時には外出していて無事だった。
1階東側窓から煙が出ているのを近所の女性が発見して119番通報した。
出火原因など詳しいことは捜査中。 -
食育講演会
駒ケ根市教育委員会は10日夜「食が変われば子どもも変わる」と題した食育講演会を市文化会館で開いた。約500人が集まり、春の高校バレー3連覇を含む4度の優勝に輝く岡谷工業高校バレーボール部の元監督夫人の壬生智子さんの講演を聞いた。
岡工は春の高校バレーで3連覇を含む4度の優勝に輝くなど全国的に有名な名門チームとなったが、壬生さん夫妻は自宅として買い取った古い家を寮にして20年間、バレー部の生徒たちの面倒を見てきた。部員たちの食事の世話を一手に引き受けてきた壬生さんはその経験から3度の食事の大切さを強調=写真。「大切な朝食抜きでは体が動かない。体に指令を送る脳にエネルギーを補給しないのはガソリンなしで車を走らせるようなもの。好き嫌いが多く、食べる量が少ないことも最近の子どもたちの問題だ」として幼児期からの家庭での食習慣づくりの重要性を訴えた。 -
銭湯「菊の湯」で油漏れ
9日午後5時28分ころ、伊那市荒井区の沢渡(さわたり)川に油が漏れているとの通行人からの119番通報があった。近くの銭湯「菊の湯」の燃料タンクから重油など50リットル(伊那消防署の推定)が漏れており、同消防署が吸着マットで回収した。
消防署などによると、同午後4時30分ころ、従業員がボイラータンクへ燃料を送り過ぎたためあふれた。
燃料の一部は小沢川を経由し、天竜川へ流出。国土交通省・天竜川上流河川事務所は9日夜、小沢川と天竜川の合流点付近を巡視し、10日朝は合流点から下流をパトロールしたが、油膜や魚の死骸などが浮いている異常もなく、川への影響はないという。 -
窃盗被疑者追送検
駒ケ根署は、伊那市などの会社の更衣室から現金などを盗んだ疑いで05年5月に逮捕した伊那市西春近の飲食店従業員平澤葵容疑者(24)の余罪20件の容疑が固まったとして、7日までに同容疑者の書類を地検伊那支部に追送致した。
調べによると同容疑者は04年6月から05年4月にかけて伊那市、箕輪町、南箕輪村の会社の更衣室から5回にわたって現金18万7千円や預金通帳、クレジットカードなど105点を盗んだほか、キャッシュカードなどを使って現金255万円を引き出したり、クレジットカードを使って化粧品やバッグなど60点(時価約27万円相当)を駒ケ根市などの大型店からだまし取った窃盗と詐欺の疑い。 -
普通乗用車にはねられ全治2カ月の重傷
6日午後6時45分ころ、箕輪町松島の国道153号バイパスで普通乗用車を運転していた伊那市中央区の飲食店従業員・赤羽弓香さん(33)が、道路を横断しようとしていた南箕輪村南殿の無職・岡田容子さん(73)をはねた。この事故で岡田さんは骨盤を折るなど全治2カ月の重傷を負った。
赤羽さんが国道153号バイパスを伊那市方面から辰野町方面に向けて進行中、道路右側から左側に横断していた岡田さんをはねたもの。伊那署では事故の原因について捜査を進めている。 -
伊那市西箕輪の飼料用小屋が焼ける
5日午後3時57分ころ、伊那市西箕輪大泉新田の小野寺哲也さん所有の鉄骨トタン葺き飼料用小屋から出火。小屋の壁面38平方メートルと、小屋内の飼料用のわらの束32平方メートル、軽4貨物自動車1台を焼き、4時37分に鎮火した。人畜に被害はなかった。
伊那署では、出火原因を飼料小屋に隣接する畑を所有する64歳の男性が、同畑で下草を焼いていた火が燃え移ったものとみている。 -
乗用車にはねられ頭蓋骨骨折で重傷
2日午前0時30分ころ、伊那市坂下区入舟町の県道・南箕輪沢渡線を運転中の同市御園の大学生・小川明穂さん(21)の普通乗用車が、横断歩行中の南箕輪村沢尻の会社員・杉江陽一さん(37)をはねた。この事故で杉江さんが頭蓋骨骨折などの重傷で市内の病院に搬送された。
事故は同県道を宮田方面から南箕輪方面へ向けて運転していた小川さんが、左から右に道路を横断していた杉江さんをはねたもの。現場は信号機のある4差路交差点で、横断歩道が設置されていた。
伊那署では事故の原因について捜査を進めている。 -
箕輪町長岡で住宅火災
2日午前9時42分ころ、箕輪町長岡の会社員永井玉雄さん(57)宅から出火、木造平屋建て住宅(床面積約140平方メートル)を半焼し10時10分に鎮火した。人畜被害はない。
箕輪消防署によると火元は台所のガスコンロ付近。近くの住民が煙を見て通報した。永井さん宅は妻と二人暮らしで、出火当時は二人とも勤めに出ていて不在だった。
今回の火災で06年の町内の建物火災は3件目。 -
警察に届け出ず 生徒の持ち出し6日後に判明
宮田村の宮田中学校(新津吉明校長)で昨年12月、毒劇物法で劇物に指定される4点の薬品が複数の生徒によって校外へ持ち出されていたことが分かった。6日後に生徒の保護者が警察に通報するまで、校長は事実関係を知らず、結果的に警察への届けがなかった。生徒の好奇心で悪用はなかったが「安全管理と報告体制を見直し、再発防止に努める」と同校長は話している。
持ち出されたのは、10%に希釈した塩酸500ミリリットル、硫酸銅、水酸化カリウム各250グラム、硫酸490ミリリットルの劇物4点。12月20日午後、薬品室からなくなっていた。
理科の担当教諭が紛失に気付いて探したが、校長に報告せず、劇物指定の薬品が紛失や盗難にあった場合に法律で義務付けられている警察や保健所への通報をしなかった。
事実関係が判明したのは同26日になってから。自宅に不審な薬品があることに気づいた一人の生徒の保護者が村の駐在所へ通報したことから分かった。
同校によると、普段は薬品庫に劇物は保管されているが、その日は理科の実験のために薬品室の台の上に置かれていた。4点の薬品を使った実験で興味を持った複数の生徒が、「同じ実験をしたくなった」と好奇心で持ち出した。
理科室に隣接する薬品室、薬品庫は通常利用時以外は施錠してあるが新津校長は「当日は変則日課で校内が色々な雑務に追われ、管理がおろそかになってしまった」と説明。連絡体制の不備についても「認識が甘い点もあった」としている。 -
地すべりで1戸が自主避難
宮田村町3区で地すべりが発生した。土砂の流出など実被害は出ていないが、家屋への影響が懸念される1世帯が28日夕方までに自主避難。村は近くの村道を通行止めにして警戒している。
現場は駒が原と呼ばれる段丘の下。、高さ3メートル、幅8メートルほどのコンクリートで固めてある斜面が押し出される状態になっている。
関係者によると、現場は今から30年ほど前に民間業者が斜面を削って宅地造成。今回以外にも、家屋には影響がなかったが、小規模な地すべりが発生している。現場に隣接する段丘下には住宅が4戸ある。 -
【記者室】信号無視で御用
伊那市の国道を車で走っていた時のこと。前方の交差点の信号が黄色に変わったのが見えた。直前を走っていたトラックは当然のごとくそのまま直進。筆者も一瞬続こうとしたが、まあ止まっておくか竏窒ニ思いとどまった▼直後、脇道で見張っていたパトカーが赤色灯を点灯してダッシュ。あわれトラックは信号無視で御用となった。見ていたこちとらはまったく冷や汗もの。止まって良かった竏窒ニ心から思ったが、その理由は捕まると損だから…▼よく考えてみれば交差点は事故の確率が高い危険地帯だ。仕事柄、時間に追われて車を走らせることが多いのだが、運転にはゆとりが大切と反省させられた。事故で人生が変わってしまわないよう、皆様もどうか安全運転を。(白鳥記者)
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箕輪町で火災 一人暮し女性焼死
16日午前2時34分ころ、箕輪町大出の山田繁子さん(67)方から出火。木造一部2階建て住宅約180平方メートルを全焼し、3時26分に鎮火した。この火事で、一人暮らしの山田さんが焼死体で発見された。
箕輪消防署の調べによると、こたつの加熱が出火原因。山田さんの死体は1階中央部の寝室内にある、こたつの近くから発見されという。 -
街頭犯罪 前年より大幅減
伊那署は05年に管内で発生した刑法犯罪の発生状況をまとめた。全刑法犯は1276件で前年と比べて239件(15・8%)減少。その中でも特に、街頭犯罪は658件で同178件(21・3%)減と、大幅に減った。
街頭犯罪は、オートバイ盗が20件で同14件(41・2%)減、車上ねらいが140件で同93件(39・9%)減竏窒フ順番で大幅に減少。侵入盗の事務所荒しは9件で同10件(52・6%)減った。
自転車盗については前年より20件減っているが、依然として185件も多発。特徴は、全体の48・6%を占める6竏・月までの温かい時期が多く、午前6時縲恣ッ10時、午後4時縲恣ッ8時の時間帯、金曜日の発生が目立つという。
刑法犯のうち、忍び込みが7件で前年と比べて5件(250・0%)増、ひったくりが3件で同1件(50・0%)増、空き巣が52件で同8件(18・2%)、詐欺が97件で同13件(15・5%)増加した。
伊那署では、▼「私は大丈夫」という、何の根拠もない自信は禁物▼車を離れるときは常に施錠し、車内が見えるところにバックを置かないなどの、ほんの少しの「ずく」があれば防げる▼深夜の自動販売機前に複数人が乗った車が止まっているなど、「変だな」と思ったときは通報する竏窒ネどと、注意を呼びかけている。 -
タクシー運転手から売り上げ金を奪う
伊那署は8日午前9時08分、タクシー運転手を脅迫し売り上げ金を強奪した疑いで、伊那市中央区の会社員・菊池雄一容疑者(32)を逮捕した。被害者にけがはなかった。
調べによると、菊池容疑者は、タクシーの売り上げ金を奪うために同日午前7時10分ころ、同市内の会社駐車場で、乗っていたタクシー運転手(当時31歳)に対して、「殺すぞ。金を出せ」などと脅迫し、売り上げ金約5万円が入った財布を強奪した疑い。
被害者による届け出により、検索中の捜査員が現場付近で菊池容疑者に似た男を発見、職務質問し逮捕した。同容疑者は酒を飲んでいたという。 -
99年箕輪町であった強盗致傷事件の犯人捕まる
1999年9月に箕輪町で発生した強盗致傷事件の犯人について伊那署は8日、丸子署と県警捜査第一課機動捜査隊の応援を得て、容疑者3人を逮捕した。
いずれの容疑者もブラジル国籍で、静岡県浜松市の会社員のダ・シルバ・アレサンドロ・セザール・ディアス容疑者(28)、群馬県邑楽郡大泉町の会社員のボテジニ・カイオ・フェルナンド・イマイ容疑者(30)と、その兄弟の同町の会社員のボテジニ・ブルーノ・リビオ・イマイ容疑者(28)の3人。
事件は99年9月19日午前6時ころ、箕輪町内の路上で発生。同容疑者らは当時22歳と20歳のブラジル国籍の兄弟が乗った車両を停止させ、フロントガラスを金属バットで叩き割り暴行を加え「死にたいか。金よこせ」などと脅迫し、2人から合計約30万円を奪った疑い。
この事件で2人は、金属バットや素手で多数回殴られるなどの暴行を受け、それぞれ2週間ほどの全身打撲などのけがを負った。
丸子署が窃盗の疑いで、ディアス容疑者を逮捕したところ、今回の事件の犯行についても供述。残りの容疑者の名前、所在を捜査し、逮捕した。 -
伊那、駒ヶ根市で不法滞在外国人などを摘発
伊那、駒ヶ根署と県警本部警備部警備第一課、東京入国管理局、名古屋入国管理局は合同で7日、伊那、駒ヶ根市内の飲食店で働いていた不法滞在外国人など14人を摘発し、両局が収容した。
同日午後9時ころから、伊那、駒ヶ根市内の飲食店4カ所で摘発。国籍はいずれもフィリピンで、19竏・3歳の男性1人、女性13人の合計14人(伊那署11人、駒ヶ根署3人)。不法滞在期間は短くて7カ月、長くて13年6カ月だった。
市民から「不法滞在の外国人が伊那市内や駒ヶ根市内の飲食店で働いている」ろの通報を受け、東京入国管理局、名古屋入国管理局との合同で摘発を行った。 -
南箕輪村との和解金問題で城南物産が控訴
南箕輪村神子柴の城南物産(埋橋常人社長)及び埋橋常人氏が村を相手に井戸水汚濁の損害賠償を請求した控訴審の解決金に関わる強制執行差し止めの請求異議申し立てで、長野地方裁判所伊那支部の、村側の主張を認めた判決(1月23日)を不服とし、城南物産と埋橋氏は7日までに東京高等裁判所に控訴した。
請求異議申し立ては、村が解決金450万円の支払いを、村税債権(埋橋氏側の村税滞納分)を差し押さえて残金を支払ったことに対し、埋橋氏は差し押さえ手続きを無効と主張し解決金支払いの強制執行も辞さない旨を通知。村が、強制執行に対する異議申し立てと強制執行不許可の内容で提訴し第1審で勝訴した。
埋橋氏は「税金を払わないと言っている訳ではない。差し押えは許されない」、唐木一直村長は「1審では全面的に認められた。村の取った行動は当然の行為」と話している。 -
手切れ金要求した暴力団員に中止命令
伊那署は3日、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律違反で、辰野町伊那富在住の指定暴力団住吉会住吉一家向後睦会組員(28)へ不当贈与要求行為に対する中止命令を出した。
調べによると同組員は2日、以前に交際していた上伊那郡の会社員女性(21)に対し、「30万円で手を切るヤクザがどこにいる」などと、手切れ金名目で金品の贈与を要求したもの。 -
箕輪町の治安情勢
05年犯罪、交通事故ともに減少箕輪町警部交番連絡協議会(小林紀玄会長)の新年会が26日あり、倉田千明交番所長が箕輪町の05年の犯罪や交通事故発生状況など治安情勢を報告した。
05年は犯罪、交通事故とも04年より減少した。犯罪発生状況は届出282件で前年より62件減少。件数別では自動販売機荒しが最も多い42件。万引き、空き巣、出店荒しが増加し、車上狙い、器物損壊、自転車盗や自動車盗、詐欺は減少した。
地域別の発生状況は、松島が121件で最多。次いで木下、沢となっているが、04年と比べ3地区いずれも件数は減少した。
交通事故の発生状況は、人身事故126件で30件減少、物損事故572件で2件減少。死亡事故はない。
箕輪町警部交番は、05年の検挙実績が県内の交番で4位の好成績を収めたことも報告した。 -
火災多発で注意呼びかけ
箕輪町で27日から29日まで3日連続で枯れ草を焼くなどの火災が発生し、箕輪消防署と町消防団は防災無線などで注意を呼びかけている。
1月は29日までに4件の火災が発生。そのうち3件が畑の枯れ草などを焼く火災で、10日に木下一の宮、27日に上古田、29日に大出で起きた。たき火の延焼のほか、たき火の不始末などが原因と見られている。
消防署は、「空気が非常に乾燥し風の強い日が多い。屋外でのたき火は十分注意して。春先になると田畑の枯れ草を焼くことが多くなる。飛び火の危険もあるので気をつけてほしい」と話している。 -
駒ケ根で土手火災
28日午前11時過ぎごろ、駒ケ根市赤穂中割の農業の男性(80)方の田の土手から出火。土手など約2500平方メートルを焼いて約1時間後に鎮火した。けが人はなかった。駒ケ根署の調べによると、男性の家族が土手で草を燃やしていたところ、火が風にあおられて周囲に燃え広がった。
伊南行政組合消防本部は空気が乾燥して火災が発生しやすいことから住民に注意を呼び掛けていた。管内では27日の飯島町本郷に続き、2日連続の土手火災。 -
飯島で土手火災
27日午前11時過ぎごろ、飯島町本郷第一の田んぼの土手で近くに住む無職の女性(77)が枯草を集めて燃やしていたところ風にあおられて燃え広がった。通報を受けて駆け付けた消防により正午前に鎮火したが、付近の土手など約2500平方メートルを焼いた。けが人はなかった。
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丸水・伊那営業所など7カ所 刑事責任の追及で家宅捜索
食品卸の丸水長野県水(長野市)の畜産事業部伊那営業所(伊那市・閉鎖済み)で昨年、社員が豪州産牛肉を県産と偽って出荷していた問題で、県警生活安全部と伊那署は25日、不正競争防止違反(虚偽表示、譲渡)の疑いで、伊那営業所や長野市の本社、松本畜産センター(塩尻市)などの関係7カ所を家宅捜索した。
県警は、県が提出した調査結果を参考にするなどして家宅捜索を検討。卸先の小売店や飲食店らに産地を誤って認識させたのは違法行為に当たる可能性があると判断、刑事責任を追及するための強制捜査に踏み切った。
この日は、捜査員約100人が午前8時から9時にかけて、家宅捜索をはじめ、売り上げ伝票や関係帳簿などを押収したとみられる。
問題は農水省の抜き打ち検査で、店頭で買った肉をDNA鑑定したところ、昨年12月に発覚。県農政部によると、伊那営業所の担当者(副長)が04年12月ごろから、パック加工した豪州産牛肉を県産と偽表示して、少なくとも約516キロを販売していた。
これまでの調べで、伊那営業所は豪州産と山梨県産の牛肉を、県産と偽装した疑いが持たれている。担当者は県の調べに対して、「国産牛の細切れ肉の脂身が多いとの小売店からのクレームを受け、脂身の少ない豪州産を県産と偽って卸した」と説明している。
県警は、社員の単独犯行なのか、他の事業所でも偽装していたのか、本社からの指示があったのかなどの可能性を追及。関係書類や、関係者の事情聴取などの捜査を進める。 -
傷害の3少年書類送検
24日、駒ケ根署は05年10月に駒ケ根市内で男子高校生に集団で暴行を加えた疑いで少年3人の書類を地検伊那支部に送った。
同署の調べによると3人はいずれも駒ケ根市のアルバイトと無職の17歳と16歳の少年で、05年10月25日午後3時55分ごろ、駒ケ根市内の路上で友達数人と歩いていた男子高校生(当時16)に嘲笑されたと憤慨し、頭や顔などを殴ったり、腹部をけるなどの暴行を加え、全治7日間のけがを負わせた疑い。 -
強盗?小学校集団下校
23日午後2時ごろ、駒ケ根市は市のメールマガジン「こまちゃんメール」で『午前9時40分ごろ、市内赤穂南割で強盗事件が発生した。犯人は身長175センチぐらい。黒色の帽子に黒色の服を着ていて手にけがをしている』などと警戒を呼び掛ける情報を流したが、午後になって『強盗ではなく、窃盗未遂だった』と訂正した。情報を受けて同市赤穂地区の3小学校は児童らの下校時間を1時間繰り上げて集団下校させるなどの措置を取った。
市役所秘書広報課の新山護課長は「市民の安全に関することだけに情報は早めに知らせた方がよいと思ったが、事実関係を十分確認すべきだった」と話している。