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長野県内ケーブルテレビと信州大学 協定締結
長野県内のケーブルテレビと信州大学が、放送活動を通じて様々な地域貢献策を共同で推し進めることになり、10日、協定の調印式が、松本市の信州大学で行われました。
松本市の信州大学本部で行われた調印式には、ケーブルテレビから長野県協議会の笠原秀次郎会長や小野雅生技術委員長らが、信大からは山沢清人学長らが出席し、地域貢献の実施に関する協定書に署名、調印しました。
今回の協定は、地域の大学として生き残りをかける信州大学が、地域密着路線を掲げるケーブルテレビに働きかけて実現したものです。
調印の後、笠原会長は、「もっとも住民に近いメディアとして信大と提携できることはありがたい。地域に役に立つ情報を発信したい」と述べました。
また山沢学長も「ケーブルテレビと実効性ある提携を進め地域に根差す大学として長野県民に貢献していきたい」と話しました。
長野県協議会は、長野県内の主なケーブルテレビ32社が加盟していてほぼ全県をカバーしています。
両者は今後、共同で番組を開発したり秋には、大災害をテーマとしたフォーラムのような催しを検討していくことになっており、いずれも息の長い協力関係を築きたいと話しています。 -
水銀灯の清掃作業
伊那市の電気工事会社などでつくる伊那市電設業協会と電気工事協力会は10日、春日公園などの水銀灯の清掃を行いました。
清掃活動は、伊那市電設業協会と電気工事協力会が毎年ボランティアで行っているもので、今年で12年目です。
10日は、参加者17人が班に分かれ、春日公園や伊那公園、高遠ほりでいパークの3か所の水銀灯の清掃を行いました。
参加者は、高所作業者や脚立を使い、電灯についた汚れやクモの巣を取り除いていました。
水銀灯を管理する伊那市では普段なかなか清掃できないのでとても助かります」と話していいました。 -
深妙寺あじさい見ごろ
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺ではあじさいが見ごろを迎えています。
訪れた人たちは散策しながらあじさいを楽しんでいます。
寺の裏山にはおよそ2500株のあじさいが植えられていて、今が見ごろとなっています。
あじさいは、今の住職の母親が多くの人が訪れる寺にしようと30年ほど前に植えたのがはじまりです。
今年は咲き始めがいつもより1週間ほど遅いということですが、色は鮮やかで訪れた人たちは写真に収めたりしながら楽しんでいました。
また境内には、33体の観音像が配置されていて観音像を巡りながらあじさいを楽しむことができます。
深妙寺によるとあじさいは今月中旬まで楽しめるということです。 -
スポーツ指導者スキルアップ講演会
スポーツ指導者を対象とした講演会が7日、伊那市の創造館で開かれました。
講演会は、スポーツに関わる指導者のスキルアップを目的に伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたものです。
講師は、東京都杉並区立和田中学校でテニス部の外部講師務める深田悦之さんが務めました。
深田さんは1980年からロックシンガーとして活動していました。
2003年から和田中学校の音楽授業に外部講師として招かれ2004年から硬式テニス部のコーチに就任しました。
深田さんは、「生徒たちのオフの場所を作ることが大切。部活一番楽しい場所でなければならない」と話していました。
また「数値目標をたてず、みんなで協調して何かをつくる喜びを感じること」を心がけて指導していると話しました。
この日は他に、音楽の授業生徒たちに教えたブルースやロックを深田さんの音楽仲間と披露しました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは講演会などを通じ今後も指導者の意識を高めていきたいとしています。 -
一夜の城 出土品速報展
伊那市富県の一夜の城で行った発掘調査で出た出土品を展示する「発掘速報展」が1日から、伊那市の創造館で開かれています。
伊那市教育委員会では、今年1月から3月にかけ、一夜の城で発掘調査を行いました。
会場には、およそ300点の出土品のうち、作られた時代が分かるものなどが展示されています。
一夜の城は、今から400年以上前に織田信長の子信忠が、高遠城を攻略するために一夜にして築いたとされています。
伊那市創造館学芸員の濱慎一さんは、戦国時代のものと思われる出土品の中から興味深いものが出てきたと話します。
会場には他に、一夜の城がこの地域にどのように伝承されてきたかを、聞き取り調査や文献などからひも解いて説明したパネルなどが展示されています。
一夜の城発掘速報展は、30日月曜日まで伊那市の創造館で開かれています。 -
西箕輪保育園の園児 お年寄りと交流
伊那市の西箕輪保育園の園児は9日、地域のお年寄りとお手玉などで交流を深めました。
9日は、大泉新田と吹上の高齢者およそ20人が西箕輪保育園を訪れ、年長園児22人と交流しました。
保育園では、地域のお年寄りと年に3回交流しています。
園児達は、お手玉や手遊びをお年寄りから教わっていました。
西箕輪保育園の下平緑園長は「核家族が増えていてお年寄りと触れあう機会が少なくなっている。子ども達も楽しみにしているので、今後も交流を続けていきたい」と話していました。 -
詐欺を防いだとして西箕輪郵便局の局長に感謝状
伊那警察署では、金融商品の取引を装った詐欺被害を未然に防いだとして、伊那市の西箕輪郵便局局長に10日感謝状を贈りました。
感謝状は、西箕輪郵便局の西村礼文局長に贈られました。
西村局長は、6月14日に70代の女性がATMを操作していたところ、言動が不自然だったことから、詐欺被害にあっているのではないかと気づき、警察に通報しました。
女性は、犯人の要求に従い、債券購入のための現金を用意しようとしていたということです。
西村さんは、「感謝状をいただき、身の引き締まる思いです。金融機関は詐欺防止の最後の砦なので、地元の皆さんに被害が出ないよう取り組んでいきたい」と話していました。
伊那警察署によりますと、県内で株や社債、外国通貨などの金融商品への投資に関して、高齢者を中心に「儲かります」と話を持ちかける利殖詐欺が増えているということで、注意を呼びかけています。
呼びかけています。 -
中心市街地で様々なイベント
伊那市の中心市街地で8日、ぎおん祭り歩行者天国が開かれ、様々なイベントが行われました。
午前中は、商店街を駆け抜けるちびっこ駅伝が行われました。
ちびっこ駅伝には伊那市内の保育園や幼稚園から55チーム525人の園児が出場しました。
これは、市街地の活性化を目的に毎年行われている恒例行事で沿道では多くの保護者が声援を送っていました。
8区間を順番に走りおよそ500メートル先の八幡町のゴールを目指します。
子ども達は、保護者たちの声援を受けながら懸命に走っていました。 -
東日本大震災被災者交流会
東日本大震災で伊那市などに避難している人たちの交流会が8日、伊那市西箕輪のみはらしファームで開かれました。
8日は、震災で福島県や宮城県などから伊那市・辰野町・南箕輪村・宮田村に避難している10世帯27人が参加しました。
これは、避難している人たちの交流の場をつくろうと、伊那市など近隣の4市町村が開いたものです。
みはらしファームで、そば打ち体験や、竹細工などのおもちゃ遊びをして交流しました。
参加者は、そば打ちは初めてだということで、そば打ち名人の会員から打ち方を教わっていました。
伊那市では、「避難された方が同じ境遇の人や地域の人と交流ができるようサポートしていきたい」と話していました。 -
非行や犯罪被害防止を呼びかけ
青少年の非行や犯罪からの被害防止を呼びかける啓発活動が2日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校前で行われました。
啓発活動は、青少年非行・被害防止全国強調月間に合わせて県子ども若者育成支援推進本部上伊那地方部が行ったものです。
2日は、青少年育成会など関係者が伊那弥生ヶ丘高校前で啓発パンフレット付きのポケットティッシュを登校してきた生徒に手渡していました。
啓発では、インターネットによる有害サイトについて、犯罪に巻き込まれないためにも怪しいと思われるサイトは利用しないよう呼びかけています。
他に万引きについて、品物を返したり、後からお金を払っても盗んだ事実は消えないとして、将来を考え自分自身を大切にしてもらいたいとしています。 -
長野県 大規模災害に備え消防訓練
長野県は、大規模災害に備え防災意識の向上を図ろうと消防訓練を6日、伊那市の伊那合同庁舎で開きました。
訓練は、静岡県の駿河湾沖を震源に、伊那市で震度6弱の揺れを観測し、地下の食堂から出火したとの想定で行われました。
訓練には、職員や来庁者およそ230人が参加しました。
職員でつくる伊那合同庁舎自衛消防団49人が、5つの班に分かれ避難指示や消火活動を行いました。
庁舎内では発煙筒がたかれ、参加者はハンカチで口を押さえながら速やかに避難していました。
消火訓練では、伊那消防署の署員から「屋外で消火器を使う時は風上から行うように」などのアドバイスがありました。
自衛消防団団長で上伊那地方事務所の青木一男所長は「災害時には不特定多数の来庁者がいることが予想される。どのような行動をとればいいかを、日頃から考えて欲しい」と話していました。 -
かんてんぱぱ西ホール竣工記念企画展
伊那市西春近の伊那食品工業敷地内に5日、新しくかんてんぱぱ西ホールがオープンし、竣工記念企画展が始まりました。
5日はオープンしたかんてんぱぱ西ホールは、展示や講演会、パーティーなどの催し物に利用してもらおうと建設されました。
西ホールは、鉄骨平屋建てで、床面積はおよそ520平方メートル、収容人数は120名で、ラウンジなどがあります。
完成を記念して、5日から木下五郎彫鍛金展が開かれています。
会場には銅やアルミニウムを使った工芸作品27点が展示されています。
金属に錆をつけることで緑や赤などの色を表現しています。
駒ヶ根市在住の木下五郎さんは、今年長野県で3人目となる日展評議員に就任しています。
かんてんぱぱ西ホール竣工記念企画展の木下五郎彫鍛金展は、16日月曜日まで、かんてんぱぱ西ホールで開かれています。 -
松根油の採取あとがあるアカマツに表示板設置
南箕輪村南殿の林で、第二次世界大戦中に戦闘機の燃料として使われた松根油の採取あとがある赤松3本に5日、表示板を設置しました。
南箕輪村教育委員会では、役場東側の林にある3本のアカマツに、松根油を採取したという表示板を設置しました。
松根油は松を原料にした油で、第二次世界大戦中には戦闘機の燃料として使用されたということです。
表示板が設置されたアカマツ3本は、高さ30メートルほどで、樹齢は150年ほどになるということです。
表示板には、第二次大戦中の昭和19年、燃料不足を補うために松根油の製造の指令が出て、この地域でも生産に努力したことが記されています。
近くに住む有賀喜代志さんによると、昭和18年から20年にかけて、有賀さんの父親が木の皮をはぎ、幹にのこぎりで傷をつけて松根油を採取していたということです。
南箕輪村教育委員会では、村内にも戦争の傷跡があることを知ってほしいと話しています。 -
伊那地域の最高気温は30.4度 真夏日
4日の伊那地域の最高気温は30.4度の真夏日となり、この夏最高の暑さとなりました。
この日プール開きとなった箕輪町の松島保育園では、照りつける太陽のもとで、園児が水の感触を楽しんでいました。 -
伊那地域 真夏日
2日の伊那地域は、日中の最高気温が30.2度と真夏日となり、今年1番の暑さとなりました。
長野地方気象台によりますと、3日は、梅雨前線の影響で天気は下り坂となりますが、4日以降は気温があがり、2日と同じかそれ以上になるとみています。 -
最高路線価は17年連続下落
相続税などを計算する際の基準となる路線価が2日公表されました。伊那税務署管内の最高路線価は
17年連続で下落しています。
管内の最高路線価は、伊那市のいなっせ前で1平方メートル当たり5万1千円となっています。
これは去年と比べて3千円、率にして5.6%の下落となっています。
管内の最高路線価の下落は、平成8年から17年連続となっています。
路線価は宅地に面している路線の1平方メートル当たりの標準額のことをいい、相続税や贈与税の税額を算定する際の基準となります。
路線価はその年の1月1日から12月31日までの間に相続または贈与により土地を取得した場合に適用されます。
県内に10ある税務署の最高路線価は佐久税務署の旧軽井沢銀座通りの横ばいを除き全てが下落しています。 -
南箕輪村中部保育園 七夕の飾り付け
7月7日の七夕を前に、南箕輪村中部保育園の園児は2日、願い事を書いた短冊を笹竹に飾り付けました。
2日は、年長園児およそ40人が、保育園近くの倉田龍一さん宅を訪れ、七夕飾りに使う笹竹を譲り受けました。
園児らは、3メートルほどある笹竹6本を、手分けして保育園まで運びました。
保育園に戻ると、南箕輪小学校の1年1組の児童33人と一緒に、折り紙を使って短冊を作りました。
児童と子ども達は、2縲・人のペアーを作り短冊に願い事を書いて飾り付けました。
中部保育園では、6日に七夕祭りを行うということです。 -
歌手の三沢あけみさんが伊那市観光大使
伊那市出身で演歌歌手として活躍している三沢あけみさんが、伊那市観光大使に任命されました。
2日は、伊那市役所で委嘱式が行われ白鳥孝伊那市長から、
委嘱状が手わたされました。
三沢さんは、昭和20年に伊那市で生まれ、昭和38年に歌手デビュー。レコード大賞新人賞を受賞しました。
NHK紅白歌合戦など数多くのテレビやラジオに出演し平成14年に歌手生活40周年記念コンサートを開きました。
伊那市では地元出身で各界で活躍している著名人に市の魅力を発信してもらおうと、伊那市特命大使を設置していて今回三沢さんを伊那市観光大使として委嘱しました。
三沢さんは「歌を通して伊那をPRしていきたい。」と話していました。
伊那市特命大使には、これまでにアイドルグループのオトメコーボレーション、子どもタレントの鈴木福君、脚本家で映画監督の三谷幸喜さんが任命されていて、三沢さんで4人目となります。 -
「童謡の日に歌う」コンサート
1日は、日本童謡協会が1984年に制定した童謡の日です。
伊那市のいなっせで1日「童謡の日に歌う」コンサートが開かれました。
コンサートは、童謡、唱歌を後世に歌い続けていこうと毎年この時期に開かれています。
1日は、およそ100人が参加し、春夏秋冬の代表的な曲25曲を歌いました。 -
高遠北小児童 マーシャル諸島共和国の子どもと交流
伊那市の高遠北小学校の児童は、太平洋上の赤道付近に位置する島国マーシャル諸島共和国の子ども達と25日、交流しました。
高遠北小を訪れたのは、マーシャル諸島共和国の10歳から13歳までの子ども10人です。
子ども達は、相互交流を目的に3泊4日の予定で日本を訪れています。
最終日の25日は、高遠北小の5縲・年生26人と、習字を体験しました。
児童らは、筆の持ち方や字の書き方を教えていました。
最初は言葉が通じずお互い困っている様子でしたが、次第に慣れてくると簡単な英語を使ってコミュニケーションをとっていました。
交流では他に、高遠北小の児童が校歌を歌うと、お返しにマーシャル諸島の子ども達は、家を建てた時に踊るというダンスを披露しました。
高遠北小では、「色々な人と関わりを持って視野を広げるとともに、他国に目を向けるきっかけになれば」と話していました。 -
箕輪町消防団ポンプ操法大会
箕輪町消防団と南箕輪村消防団のポンプ操法大会が1日開かれ、各部門の優勝チームが決まりました。
箕輪町役場で開かれた大会には、町内6つの分団から245人が参加し日頃早朝から積んできた練習の成果を発揮していました。
自動車ポンプの部ではキビキビとした動作でホースを延長し決められた的をめがけて放水していました。
結果は、長岡、南小河内、北小河内を管轄する第6分団が優勝しました。
小型ポンプの部は木下の第4分団が優勝。
ラッパ吹奏の部では、下古田、上古田、富田、中曽根を管轄する第2分団が2連覇を果たしました。 -
坂下神社で茅の輪くぐり
30日で今年1年の半分が終わります。
今年前半のけがれを落とし、残り半年の無病息災を祈る神事、茅の輪くぐりが30日、伊那市坂下の坂下神社で行われました。
30日は氏子やその家族20人ほどが参列し、萱でできた茅の輪をくぐりました。
宮司を先頭に茅の輪を8の字になるようにくぐります。
坂下神社では、この茅の輪くぐりを恒例行事として6月下旬に毎年行っています。
坂下神社氏子総代会の唐澤正雄会長は、「今年の前半は大雨や竜巻などがあったので、残りの半年は平穏な年になってほしい」と話していました。
茅の輪は1週間ほど設置され、誰でもくぐることができるということです。 -
南アの開拓者 竹沢長衛偲ぶ
南アルプスの開拓者、竹沢長衛を偲ぶ長衛祭が30日、伊那市長谷と山梨県南アルプス市境の北沢峠で行われました。
標高およそ2000メートルの北沢峠には竹沢長衛の功績を称えるレリーフが飾られています。
長衛は長谷出身で南アルプスの登山道整備や山小屋建設など南アルプスの開拓に尽力しました。
長衛祭はその功績を称えようと長衛が亡くなった翌年から、登山愛好者でつくる実行委員会が始めたもので、今年で54回目となります。
30日は登山者などおよそ100人が集まり、長衛のレリーフ前に花を手向けていました。
また長衛祭では、参加者に記念品として仙丈ケ岳の焼印が入った木札が配られました。
この木札は昭和5年に長衛が北沢峠に建設した長衛小屋の廃材を利用して作られたものです。
長衛小屋は、平成18年に北沢駒仙小屋と名称を変え南アルプス市が運営していましたが、老朽化のため建て替え工事が行われています。
木札は長衛の思い出の品として、およそ200個作られました。
新しい北沢駒仙小屋は来年度完成する予定です。 -
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」解禁
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」が6月30日の午前6時に解禁となりました。
今年は、ここ数年で条件も良く、釣果への期待が高まっています。
辰野町から松川町までの天竜川水系のアユ釣りが解禁となった30日、この日を待ちわびていた釣り客が、朝から竿を垂らしていました。
ここ数年、河川の改修工事や台風による大水などの影響で釣果はいまひとつでしたが、今年は改修工事が終了したことや、雪解け水の流入が少なく水温が高いことなどから、餌になる藻の状態が良く、アユも育っているということです。
天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長は「ここ数年では最高の状態で解禁を迎えることができた。この状態が続けば、今年の釣果は期待できそう」と話していました。
訪れた釣り客は、アユの縄張り争いの習性を利用して、おとりアユを使った友釣りを楽しんでいました。
解禁日のこの日、多い人は90匹以上釣り上げたということです。
南箕輪村地籍で釣りをしていた男性は「去年の解禁日には全然釣れなかったが、今年は餌の状態も良い。良い解禁日になった」と話していました。
天竜川漁業協同組合では「台風の影響で藻が流れた場所もある。2、3日好天が続けば状態も安定してくるので、今シーズンは期待できそう」と話していました。 -
箕輪町戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人の霊を慰める箕輪町戦没者慰霊祭28日、箕輪町文化センターで行われました。
戦没者慰霊祭は箕輪町社会福祉協議会が毎年行っているもので、式には遺族などおよそ110人が出席し、戦没者に黙とうを捧げました。
箕輪町社会福祉協議会の伊藤皖之会長は、「英霊のため、戦争を語り継ぎ、町民一人ひとりが安心して過ごせる街に向けて前進していくことを誓います」と挨拶をしました。
また、参列者は602柱の戦没者に花を手向けていました。
箕輪町遺族会の千葉剛会長は、「祖国を憂い望郷の念を持ちながらも倒れていった602の御霊も安息していることと思います」と謝辞を述べました。 -
富県小5年生 岩手県の中学校を支援へ
伊那市の富県小学校の5年生は、東日本大震災の被災地岩手県大船渡市の吉浜中学校を支援する活動を始めます。
5年生は、去年秋から地域のイベントなどで義援金を集め被災地に送る活動をしてきました。
活動を進めるにあたり、顔の見える支援を行いたいと考えるようになり、今回、大船渡市の吉浜中学校を支援することになりました。
29日は、被災地支援で岩手県を訪れた伊那市危機管理課防災係の小牧学さんが富県小学校を訪れ、児童らに被災地の現状や被害当時の様子などを話しました。
小牧さんは「吉浜地区は、17メートルほどの津波が襲ったが、明治時代の大津波を契機に、集落ごと高台へ住居を移していたため行方不明者1人にとどまり、奇跡の集落と呼ばれている」などと話しました。
伊那市内では、富県小学校の他に新山小学校が岩手県の釜石東中学校の生徒に本や手紙を送るなどの交流をしています。
富県小の児童らは今後、本やビデオレターを贈るなど交流をしながら支援していく考えです。 -
両親に対する感謝や思い出 手紙募集
伊那市教育委員会などは、合併後初めて伊那市長谷の孝行猿の話にちなんで、両親に対する「感謝」や「思い出」の手紙を募集します。
手紙の募集は、東日本大震災以降、人と人との絆の大切さが再認識される中で、親子の絆を見つめなおす機会にしてもらおうと行われるものです。
この事業は、旧長谷村時代の平成11年から5年間実施され、全国からおよそ4千点の手紙が寄せられました。
孝行猿の話は、猟師に打ち殺された親猿を3匹の子猿が助けようとする民話で、伊那市無形文化財に指定されています。
長谷市野瀬の山中には、母猿の墓といわれるほこらが残っている他、宿泊施設・入野谷の前にはレリーフが設置されています。
29日は、初めての実行委員会が長谷公民館で開かれ、委員長には久保村清一教育長が選任されました。
久保村委員長は「作品を募集し、長谷の地から親子の絆の大切さを発信していくことは大変意義深いこと」と話していました。
手紙は、7月20日から10月末まで募集する計画です。
委員会では、手紙をまとめた文集を来年3月に発行する予定で、伊那市と合併してから初となります。 -
箕輪町図書館「聖職の碑」コーナー設置
箕輪町図書館では、中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳の遭難を題材にした小説「聖職の碑(いしぶみ)」の著者・新田次郎さんが、今年・生誕100年を迎える事から、特別展を企画しています。
箕輪町図書館の特別コーナーには、図書館が所蔵する新田次郎さんの作品40点が並べられています。
新田次郎さんは、現在の諏訪市で1912年に生まれました。
箕輪中学校の前身である中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳登山の遭難を題材にした小説「聖職の碑」の著者です。
聖職の碑は、1978年に映画化され、箕輪町でも撮影が行われました。
特別展では、新田さんの作品のほか、映画撮影中の写真、新田さんのサイン、映画のシナリオや、パンフレットも見る事ができます。
また、図書館では、映画聖職の碑の上映会も予定しています。
聖職の碑の映画上映は、7月8日(日)午後1時30分からを予定していて、参加は無料ですが申込みが必要となっています。 -
知立中学校と小出太鼓が交流
2泊3日で伊那市を訪れていた愛知県の知立中学校の2年生は、19日、伊那市西春近の太鼓グループ、小出太鼓と交流しました。
伊那市を訪れたのは、知立中学校の2年生253人です。
伊那市と友好都市提携を結ぶ知立市では、毎年、中学2年生が伊那市で「山の学習」を行っています。
この日は、伊那市西春近にある知立市野外センターで交流会が開かれ、地元の太鼓グループ小出太鼓と交流しました。
生徒らは、小出太鼓のメンバーからアドバイスを受けながら、リズムに合わせて太鼓をたたいていました。
知立中学校の松井ひろみ教頭は、「どこの地域でも日本の伝統文化を守り、伝えている人がいる事を子供達に知ってもらいたい」と話していました。 -
「景観育成」積極的な取り組みを県に要望
広域的な景観づくりを進める、上伊那地域景観協議会の会議が27日、伊那合同庁舎で開かれ出席者からは、県に対し景観育成に積極的に取り組みを続けるよう要望が出されました。
会議には、協議会を構成する上伊那の市町村や各種団体の代表者などおよそ30人が出席しました。
県が行っている地域景観育成事業については、昨年9月の「信州型事業仕分け」で市町村と役割を見直すよう判定されました。
判定を受け、県では今年度景観に関する啓発事業の経費や、協議会の運営費などの見直しを行いました。
出席者からは、「県や市町村は後世に景観という財産を残すためにも、上伊那の統一的な基準を設け、連携を図るべき」、また「協議会自体、活動に対して検証を行い、実効性の計画をたてるよう」意見が出されていました。
協議会会長の青木一男上伊那地方事務所長は「景観形成や保護については重く見ている。県としては、住民が中心となり活動を行っていけるよう、元気づくり支援金の中でサポートしていくので、理解してほしい」と話していました。