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橋上のイベント「どんぴちゃ祭り」が中止
梅雨前線の影響で、各地域の夏祭りが中止になる中、9月2日に予定していた伊那市の「第17回どんぴちゃ祭り」も中止になった。開催場所となる殿島橋の橋脚が沈下したためで、28日夜の第2回実行委員会で決めた。
天竜川にかかる殿島橋(歩行者専用)は延長約210メートル。梅雨前線の影響で、橋脚が沈下し、通行できない状況にある。
橋上でのイベントは全国的に珍しく、例年、東・西春近の綱引き陣取り合戦や花火大会などを展開している。
商工会関係者、地元区長らで構成する実行委員から「やはり橋の上でないと意味がない」と意見があり、場所の変更はせず、中止とした。天竜川の中州で打ち上げている花火は、殿島橋から道具を運び込んでいるが、橋が使えないため、取りやめた。
中止に伴い、東・西春近の地元企業約240社(05年実績)から募った寄付金は、すべて返却。正副会長、事務局が手分けをし、地元の理事と一緒に寄付者を回る。
今後、橋の早期架け替えについて市を通じて伊那建設事務所に要望。商工会の合併などを控えているが、伝統ある祭りを続けていきたいと意向を確認した。
殿島橋の橋脚2基とその上部約60メートルは30日までに撤去される。 -
水森亜土さん作品展 ベル伊那・1日まで
歌手、女優、イラストレーターとして活躍する水森亜土氏の作品展は8月1日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。油絵を中心に版画水彩など、計58点を展示販売している。
独特の感性で描いた作品は、ジャズ音楽などを題材に表現。ジャズシンガーを描いた「Hey Fm baby」や、可愛らしい少女を描いた「Hey taxi!」「マスカレード」などがある。
額縁はすべて本人が指定したオリジナル。赤、青、黄色などのパステル色が、作品のよさを引き出している。
関係者は「亜土さんが最盛期のころの年代から、園児などの低年齢層まで人気がある。楽しめる絵がたくさんそろっている」と来場を呼び掛けている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
「伊那おやじの会」料理づくりに挑戦
中高年男性の居場所づくりを目的に本年度から始まった、伊那公民館の講座「伊那おやじの会」は28日、2回目の講座として料理教室を開いた。エプロン姿の男性ら28人が、馴れない手つきで調理に挑戦した。
受講者は市内在住の60竏・0歳代の仲間づくりを目的に集まる男性たち。6月の開講式で3月までの全10回の年間計画を決めた際、要望が最も多かった「料理教室」を早速、実施することになった。
同市食生活改善推進協議会の地区グループ「かやの会」の3人を講師に招き、鳥肉のみそ炒め、ほうれん草のきのこ和えなど4品を調理。家庭ではほとんど料理をしないメンバーは、配布したレシピとにらめっこしながら取り組んだ。
「それは何切り?」などと、参加者らは講師の包丁さばきに興味津々、積極的に質問して料理を学ぼうと取り組んだ。西町の男性(71)は「男でも料理の一つくらいはできないと」とし、出来上がった品に舌鼓を打っていた。
次回の講座ではマレットゴルフ交流会を開く予定となっている。 -
南箕輪村民ゴルフ大会チャリティ募金を村社協に寄付
南箕輪村民ゴルフ大会の実行委員会は27日、信州伊那国際ゴルフクラブで16日にあったゴルフ大会でのチャリティ募金を村社会福祉協議会に寄付した。
南箕輪ゴルフクラブ会長で大会実行委員会副会長の牛山敞司さん、クラブ事務局長の白鳥義勇さんが村役場を訪れ、募金8万7130円を唐木一直村社協会長に手渡した。
牛山会長は「健康でゴルフができるのは幸せ。その幸せの一端を体の不自由な人たちにおすそわけしたい」とあいさつ。唐木会長は「皆さんの趣旨を十分理解し、福祉のために役立てたい」と感謝した。
村民ゴルフ大会は188人が参加。募金箱は白樺6番ホールのグリーン脇に設置し、募金対象のワンオンしなかった人だけでなく参加者が善意を寄せた。 -
三日町長生クラブでヒヤリ地図作り
箕輪町の三日町長生クラブは27日、三日町公民館であった交通安全教室でヒヤリ地図作りをした。三日町地区の地図上に、交差点などヒヤリとした経験のある場所にシールを張り、危険個所を確認した。
ヒヤリ地図作りは、町交通安全協会が町内の長寿クラブの会合などに出向き、作り方を指導している。北小河内地区から始まり、三日町が2番目。
ヒヤリ地図は歩いていて、または自転車、電動車いす、自動車に乗っていてヒヤリとした場所にシールを張る。その状況を話し合うことで、交通事故防止のための注意点、自治体や警察に要望する対策などが明確になる。
長生クラブの会員は、歩行中にヒヤリとした場所を中心に次々とシールを貼った。
ヒヤリ地図は今後、公民館に掲示し、公民館を訪れた人がヒヤリ個所を追加していく。
町安協の小林交石会長は、「箕輪町は高齢者の事故が多い。特に自宅近所が多いので、夜間はなるべく出歩かない。出かけるときは反射材をつけたり、白色など目立つ服を着て交通事故に気をつけて」と注意を呼びかけた。 -
推奨みやげ品の登録証授与式
伊那観光協会は28日、市役所で推奨みやげ品の登録証授与式を開いた。新たに「ローメンまん」など4品が加わり、イベントなどで積極的にPRする。
認定品は、伊那名物ローメンを具にした「ローメンまん」「ソースかつ丼まん」「ソースかつ丼のたれ」(以上シャトレ)、権兵衛峠にちなんだ俵型のもなか「権兵衛米の道」(菊香堂)の4品。3月の審査で「伊那名物を使った商品で、ボリューム感がある」「権兵衛トンネル開通を記念した商品」などの理由から認定を受けた。有効期間は08年3月末。
有賀正喜審査委員長は登録証を一人ひとりに手渡し、観光を支えるみやげ品の販売促進に期待。
シャトレの黒河内直明さんは「伊那や信州の名物を使った商品を広めていけるように努力したい」、菊香堂の赤羽政治社長も「みやげ品から伊那市をアピールしたい」とそれぞれ述べた。 -
矢澤衣裳、秋冬新作ブライダル衣裳展
伊那市青木町の矢澤衣裳は28日から、06年秋・冬新作ブライダル衣装展を開いている。
年に2回、新作の発表される時期に合わせて開く衣装展で、幅広い人の好みに対応できるよう、新作だけでなく、さまざまな衣装を集めた。
秋冬に向け、落ち着いた濃い色のドレスなどが出てきているが、白色や明るい色身のドレスの人気も根強い。
最近では2通りの着方を楽しめる2WAYタイプやフリーサイズ対応のドレスが増えてきているという。
和装もドレスと同数程度そろっており、昔から婚礼の本衣装とされてきた「引き振袖」も、さまざまな作品がそろっている。
担当者は「予約にはまだ空きがあるので、興味がある人はぜひ連絡をしてほしい」と話していた。
午前10時縲恁゚後6時半(8月5、6日は午後4時)。予約優先。8月7日まで(8月1日は休業)。
問い合わせは矢澤衣裳(TEL72・2675)へ。 -
かんてんぱぱでぱぱ菜農園本格始動
団塊の世代が退職を迎える07年を前に伊那食品工業(本社・西春近)はこのほど、定年退職者の再雇用などを目的とする農業法人「ぱぱ菜農園」の活動を開始した。荒廃農地解消、安心・安全な食の提供なども目的としており、季節に合わせた作物を栽培していく。
塚越寛会長を社長として05年5月に設立した同社は、1年の準備期間を経て06年5月から実質的にスタートした。現在はの社員は定年退職者2人と伊那食品工業社員など5人。約3ヘクタールの借地を利用し、トウモロコシ、カボチャ、ジャガイモなど約20品目以上を栽培している。
農地は、伊那食品工業周辺にある遊休農地を活用。また、寒天の残さから作ったミネラル豊富な肥料「アガーライト」を使用し、環境負荷を減らしながら安心・安全な農作物栽培に取り組んでいる。
栽培した野菜は直営レストランで使用したり、一般や社員などに販売しており、施行期間に提供したトマトなどは「甘くておいしい」と好評だった。
人員が増えれば、規模拡大も考えるとしている。 -
国土交通省・三峰総 優良工事など3業者1人を表彰
国土交通省・三峰川総合開発工事事務所(竹田正彦所長)は26日、同事務所に関係のある工事などの携わった業者などを称える優良工事などの表彰式を所内で開いた。本年は05年度までに完了した工事、業務などに関係する3業者、1人を表彰した。
所長表彰に輝いたのは優良工事施工者の宮下建設、優良工事技術者の松村幸佳監理技術者(吉川建設)、優良業務請負者の日本工営名古屋支店、所長感謝状を受けたのは優良工事協力会社の宮坂組。優れた施工方法や、職場環境の向上に取り組んだなどの功績が評価された。
竹田所長がそれぞれの代表者一人ひとりに表彰状を授与=写真。「これを機会に努力を重ね、公共事業が社会貢献すると共に、建設業が発展することを願う」とあいさつした。
表彰内容は次の通り(カッコ内は対象となった工事、業務名)。
【三峰川総合開発工事事務所長表彰】
▽優良工事施工者=宮下建設(美和ダム再開発貯砂ダム補強工事)▽優良工事技術者=吉川建設監理技術者・松村幸佳(美和ダム再開発バイパストンネル吐口工事)▽優良業務請負者=日本工営名古屋支店(戸草ダム計画検討及び地質調査業務委託)
【三峰川総合開発工事事務所長感謝状】
▽優良工事協力会社=宮坂組(美和ダム再開発貯砂ダム補強工事) -
性教育講演会
駒ケ根市、市教育委員会、性教育プロジェクト会議は27日、性教育講演会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。約40人が集まり、日本誕生学協会代表理事でバースコーディネーターの大葉ナナコさんの講演「命を愛しむ子どもに育てるために・親しかできないことを学ぶ」を聞いた。
5人の子どもを持つ大葉さんは「私自身、出産は死ぬほど痛いとか、金がかかるとか、大変だ竏窒ネど、マイナスのイメージしか持っていなかったが、実際体験した生命の誕生は素晴らしい感動を感じさせてくれた。皆さんも子どもたちに命の素晴らしさを正しく伝えてほしい」とした上で「子どもの80%が5歳までに『赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?』と聞く。初めて聞いてきたその時が性教育を始めるチャンス。本当のことを正しく、ロマンチックに教えるべき」と呼び掛けた。 -
箕輪町公民館あざみ学級で料理教室
箕輪町公民館のあざみ学級(受講生7人)はこのほど、町文化センターの調理室で料理教室を開き、五平もち作りを楽しんだ。
受講生の希望で初めて講座に料理教室を盛り込んだ。町食生活改善推進協議会の会員2人を講師に、五平もち、小松菜の卵スープ、キュウリのからし漬けの3品を作った。
伊那谷名物の五平もちは、炊きたてのご飯をすりこ木で半つぶしにし、平たく丸め、フライパンで両面を焼いて焼き色をつけた。クルミ、茶、サンショウの入ったみそを塗り、もう一度軽く焼いて出来上がり。皆で手際よく調理した。
即席のキュウリのからし漬けは、「簡単でいい」と好評で、講師が作ってきた本来のからし漬けと食べ比べもした。 -
すくすく玉手箱 水遊びに夢中
南箕輪村公民館の子育て学級「すくすく玉手箱」は26日、大芝公園の村営プールで水遊びをした。34組の親子70人が参加し、照りつける太陽の下でプールに入り夢中になって遊んだ。
水着などを着た子どもたちは、噴水のある子ども用プールに入って、ペットボトルに水を汲んだり、ジョウロでシャワーをしたり、自動車などの形をした浮き輪に乗ってお母さんに引っ張ってもらったりと、水遊びを満喫した。
プールに投げ込んだゼリーを拾う遊びでは、プールの底に沈んだゼリーを一生懸命に手を伸ばして拾った。中には顔を水につけて素早く拾っている子どももいた。
初めての経験で水に入るのを嫌がった子どもは、友達が楽しそうに遊んでいる姿を見て少しずつプールに近づき、プールサイドから手を伸ばしてチャプチャプと水遊び。そのうち、お母さんと一緒に自然とプールの中に入ることができ、水の中を歩いて遊んでいた。 -
絵画サークル「イーゼル会」作品展
女性プラザ伊那の絵画サークル「イーゼル会」の展示会は8月4日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。色彩豊かな力作の数々が会場に彩りを与えている。
会員8人に加えて、講師の白日会会員・奥村憲さんらが、一人3点ずつの計27点の水彩画、パステル画などを出品。花や風景を題材に「よく見て、自分なりの素直さで表現」(奥村さん)された作品展となっている。
イーゼル会は活動を始めて4年のサークル。現在8人の40縲・0歳代の市内在住の女性が、月2回の教室で静物画を中心に学んでいる。同ギャラリーでの展示は3回目を迎える。
作品は収穫期の金色の麦畑、新緑が青空に映える立木、道端に咲く数本のサクラなどを描いている。中には木曽谷の奈良井宿などの風景画7枚を、1枚の額の中に納めた「権兵衛トンネル開通」とした水彩画もある。
奥村さんは「技術的には、まだまだ未熟な点が多いが、ぜひ来場を」と呼び掛けている。
休館日は土・日曜日、祝祭日。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
公民館高遠分館さわやか学級の一般公開講座
伊那市高遠町の公民館高遠分館のさわやか学級(有賀弘武学級長)は26日、一般公開のさわやか講座を高遠総合福祉センター「やますそ」で開いた。約40人が集り、講師に迎えた伊那市横山の山荘ミルクオーナー・向山美絵子さんから、病気にならないための食生活、生き方などを学んだ。
昨年のさわやか学級で向山さんを講師に迎えたところ、多くの参加者に好評で、本年も開講を希望する声があったため、急きょ7月の開講が決まった。
向山さんは(1)酵素(2)酸性(3)冷え竏窒ェ体に重要な影響を及ぼすとし、健康で長生きするためにはきちんとした食事選びの必要性を指摘。
身の回りの食品を、体を冷やす食品、温める食品、血液を汚す食品、きれいにする食品に分類して示し、科学調味料や添加物、農薬を使った野菜などは、体が分解できないため、病気になりやすい竏窒ニし、体に良い食材を使った食事に変えることを提唱した。 -
みはらしファームにカブトムシ牧場
カブトムシ牧場で天然のカブトムシを採集してみませんか竏秩B伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームはこのほど、園内に「カブトムシ牧場」をつくった。樹木の生えた空間、約40平方メートルをネットで区切った空間になっており、数十匹のカブトムシが放たれている。現在は約300匹の幼虫が続々と成虫になり始めており、1匹100円で採集体験ができるように開放していく。
今年みはらしファームでは、ブルーベリー園で肥料として使っているウッドチップに大量のカブトムシの幼虫が発生。数カ所に積んであるウッドチップの山には、それぞれ約200匹の幼虫がおり、5月下旬、それを同園で採集し、成虫になるまで育ててきた。
一部は、松本市であった夢街道フェスタなどで販売。2日で200匹が完売となる好評ぶりだったという。
カブトムシ採り体験は、29、30日にみはらしファームで開く夕涼み市から開始し、その後もカブトムシがいなくなるまで体験できる。
担当者は「生きのいい天然のカブトムシなのでぜひ」と多くの来場を呼びかけている。
問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
伊那まつり中止が決定
伊那まつり委員会(会長・小坂市長)は26日夜、8月の「第34回伊那まつり」を中止することに決めた。開催について賛否両論あったが、梅雨前線の影響で被災者の心情に配慮。花火などの取り扱いは、早急に検討する。
委員会には区長、商工関係、各種団体長など24人が出席。「新市が発足して初めてのまつり。災害復興の意味を兼ねて開いてほしい」と開催を望む一方「災害対策本部が解散していない。市民が一丸となって楽しめる状況にない」と意見が分かれた。延期という案もあった。
全員の意見が出尽くしたあと、正副会長に判断を一任。市内に被災者がいる、近隣で犠牲者が出ていることを理由に「中止」の結論を出した。
梅雨前線の影響で、各地域の夏祭り中止が相次ぐ中、まつり開催について最終決定する必要があるとして急きょ、委員会を開いた。
実行委員会事務局にも、参加する市民や県外者から問い合わせが数件入っていた。
中止が決まった翌日の27日は午前中から、おどり連の参加者などから数十件の電話がかかった。中止に納得したものの、残念がる声が多かったという。
まつりは8月5、6日、市街地や市役所駐車場などを会場に、市民おどり、花火大会を柱に、多彩な催し物を組んでいた。中止は34回目にして初めて。 -
安協宮田支会が通学路などに反射材設置
交差点事故を防ごうと、宮田村内の通学路など5カ所に27日、高輝度反射材が設置された。伊南安協の事業で、この日は同宮田支会の役員が協力して道路脇の縁石などに取りつけた。車のライトで反射することにより、横断歩道の存在をドライバーに知らせ、歩行者の安全を確保する。
今年4月に駒ケ根市内に設置したところ、「交差点が分かりやすい」など評判に。管内各市町村に設置しようと、伊南安協が事業化した。
宮田支会は、小、中学校近くの通学路交差点、町3区やつつじが丘区、中越区の事故の危険性が高い場所を選んで設置。
橋爪利夫支会長は「ドライバーに注意を促すとともに、設置したことが少しでも事前の啓発になれば」と話していた。 -
大芝高原まつりポスター・うちわ・パンフレット図案入選作品展
南箕輪村の第21回大芝高原まつり実行委員会は、ポスター・うちわ・パンフレット図案入選作品展を役場ロビーと大芝の湯ロビーで開いている。完成したポスター、うちわも展示している。
最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点。南箕輪中学校の美術わくわくクラブ員と希望者から18点の応募があった。
祭りの8月26日まで展示し、祭りを盛り上げる。 -
信毎上伊那販売店会従業員マレットゴルフ大会
信毎上伊那販売店会(堀川博行会長)の従業員マレットゴルフ大会は23日、伊那市のマレットパークはびろであった。
92年から、全従業員の福利厚生と親ぼくを兼ねてマレットゴルフ大会を開き、交流を図るとともに、新聞販売への理解を深めている。
大人91人、子ども2人の計93人が参加。3、4人ずつのグループでコースを回り、「元気よく打て」「ホールインワンを狙うぞ」と、和気あいあいと楽しくプレーした。
大会後はレストラントマトの木で表彰式と懇親会があった。 -
南箕輪村消防委員会
南箕輪村消防委員会は25日、村役場で開き、06年度消防施設整備事業実施計画、05年度消防施設整備事業実績を協議し、梅雨前線豪雨の被害を報告した。
06年度の消防施設整備事業実施計画は、消火栓3基を北殿、南原、沢尻に新設。費用は各55万円。防火水槽は北殿の3カ所を改修。ゆりの木クリニック北防火水槽はかさ上げ工事で20万円、5組防火水槽はふた固定で10万円、南小北防火水槽はフェンス取り替えで20万円。村内13カ所の防災無線同報系非常用電池取替が32万1千円、第3分団第2部(神子柴)の小型動力ポンプ更新が150万円。
防災関係では非常用備蓄食料品(缶入りソフトパン)購入10万円、非常用仮説トイレ7基購入173万4千円、避難所案内看板(24カ所)購入72万円。
06年の火災状況も報告した。住宅、物置、土手火災など火災8件、誤報1件。 -
子育て学級でリトミック
箕輪町公民館の子育て学級はこのほど、リトミックを町文化センターで楽しんだ。子どもたちはピアノ演奏の音楽にのって動物に変身するなどして元気に体を動かした。
辰野町で音楽教室を主宰する玉田恵美子さんが指導。12組の親子が参加した。
子どもたちは、お母さんと一緒に黄色や赤色などさまざまな色の長靴をはくまねをしたり、カエルになってピョンピョン飛び跳ねたり。床に寝そべったお母さんの背中に乗ってカタツムリに変身し、お母さんが腹ばいのまま前進したり、後退したりすると楽しそうに笑っていた。
カッパに変身では、紙皿を頭の上にのせて落とさずに歩くことに挑戦。ピアノの音に合わせて上手に歩ける子もいたが、多くの子は紙皿がするりと落ちてしまい、何度も何度も頭にのせる、落ちるを繰り返して遊んでいた。 -
伊那市・手良公民館の新事業「太鼓体験講座」開講
伊那市の手良公民館の新事業「手良太鼓体験講座」が始まっている。地域活性のため、住民から集めた資金で太鼓を購入した「手良太鼓クラブ」の後継者育成などを目的とした講座。地域の小学生など5人が週1回の講座を楽しんでいる。
25日夜、公民館の近くにある手良小学校体育館で2回目の講座があった。この日は児童2人とクラブ員らの計9人が集まり、太鼓の製造・指導会社「まつり工房」(同市西春近)の出山敦生さん(24)から指導を受けた。
受講生らは前回の練習で学んだ、撥(ばち)のたたき方などを振り返り、声の出し方や隣りの太鼓へ移動しながら打つ方法を学習。全4回の講座で、曲目「夏まつり」の演奏の熟達を目指す。
小学3年生の石倉知輝君、米持咲ちゃん(ともに9歳)は「『ドン』『カッカッ』など、いろんな音が出る太鼓が好き」「指が痛くなったりするけど楽しい」などと感想。「太鼓の名人を目指して練習を頑張りたい」と、共に意気込んでいた。
手良太鼓クラブは地域活性のため、太鼓など11台を購入し、1990年に住民有志で発足したが「仕事が忙しい」などの理由で、クラブ員は年々減少。城倉宏代表は「体験して楽しさを知ってもらいたい」と地元住民の参加を呼び掛けている。
太鼓体験講座の参加などに関する問い合わせは、手良公民館(TEL72・2755)へ。 -
【記者室】外国語で読み聞かせ
南箕輪村であったイベント「おはなしドキドキぱーく」。催しの一つ「世界のおはなし会」はブラジル、イギリス、中国の絵本をその国の言語で読み聞かせ、それぞれの国のあいさつも覚える。村の外国語指導助手や村内に暮らす外国人が担当するため、ネイティブの発音で聞くことができ、興味深い企画だった▼絵本は日本語訳も読まれるが、外国語で読み聞かせを聞く機会がほとんどないので、とても面白い。全く理解できないポルトガル語や中国語も、絵を見ながら想像を膨らませる。絵本の新しい楽しみ方ができた▼正座して聞いていた男の子。身動きせず、じっと絵本を見つめていた。男の子の耳に、心に、外国語の読み聞かせはどのように届いたのだろう。(村上記者)
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7月豪雨による被害状況と対応
伊那建設事務所は26日、7月豪雨に伴う道路・河川の被害状況と対応を発表した。
今回の大雨で上伊那では、国道・県道の延べ17路線が通行止めとなり、26日現在でも5路線で通行止め個所がある。
橋脚が沈下した伊那市西春近沢渡の殿島橋は、8月4日までに近くの春近大橋の両側に歩道を設置して迂回路を確保。沈下した橋脚2基とその上部約60メートルは、30日までに撤去する。最終的には残った橋も撤去する。
伊那市高遠町の中山松倉線は、信州高遠青少年自然の家手前200メートルの地点で道路が決壊しているが、28日までに決壊個所の横へ幅4メートル、延長70メートルの仮設片側迂回路設置する。
辰野町の国道153号読本水は仮設道路が完成し、25日から通行止めを解除。国道361号線伊那木曽連絡道路の神谷地点の通行止めは、26日に解除した。
箕輪町の国道153号バイパスは、当初の予定より復旧工事が遅れており、31日までに相互通行ができるように整備を進める。 -
天竜ふるさとまつり8月26日に
第18回天竜ふるさとまつり(実行委員会主催)が8月26日に駒ケ根市の天竜川や天竜かっぱ広場などを会場に開催される。多くのチームが手造りのいかだで天竜川を下る呼び物の「かっぱのいかだ下り大会」のほか、演芸大会、花火大会、魚のつかみ取り大会などが多彩に催される。天竜かっぱ広場のふるさとコーナーでは地元の農産品や飲食の屋台が多数軒を並べる。
問い合わせは市役所東伊那支所(TEL83・4001)内の実行委員会事務局へ。 -
ながた自然公園利用中止続く
箕輪町のながた自然公園は、長雨による被害でテニスコート西の法面崩落やマレットゴルフ場の自然公園コースの出水などの被害を受け、利用できない状態が続いている。
利用できないのはキャビン、ツリーハウス、テントサイト、焼肉、アスレチック、マレットゴルフ場、テニスコート。
最も被害の大きいマレットゴルフ場自然公園コースは、一時は川のような状態になり、地面が崩れてトイレが落ちた。旧管理棟の小屋は地面の崩れが進行したため移動した。出水は現在も続いている。長田コースは大きな被害はないが、土砂が入り込んでいる。
公園を管理するみのわ振興公社は、危険個所にロープをはって立ち入り禁止措置をしたほか、水抜き作業などの対応をしている。
ながた荘、ながたの湯は通常通り営業している。 -
箕輪町松島北島地区の避難勧告解除
箕輪町は25日午前10時、天竜川堤防決壊により松島北島地区の一部に出していた避難勧告を解除した。これにより松島地区の避難はすべて解除になった。
北小河内の中村地区と久保南部竹の腰地区周辺の避難勧告は続いている。
中村地区と竹の腰地区の住民に対し午前8時、雨のため土砂災害の危険があるとして町が避難を呼びかけ、40世帯63人が北小河内公民館に避難した。中村地区の集落を通る町道は一時、5、6センチの水かさの土混じりの水が川のように流れたという。午前10時30分には帰宅を許可した。町保健福祉課は同日午後、中村地区に初めて消毒作業に入った。
町によると、19日未明に中村地区で発生した土石流は全長1300メートル、幅20メートル、3縲・万立法メートルの規模だったという。
土石流や崩落の被害があった上古田地区は25日午前10時現在、正全寺北の山の崩落危険個所は24日から変化はない。正全寺南の滝の沢は県が土のう積みを手配、上古田グラウンド北の山の田は県の手配で土のう積み作業をした。
これまでの町内の住宅被害(25日午後2時30分まとめ)は、一部損壊2件(中村地区)、床上浸水8件(中村地区)、床下浸水34件(北小河内、下古田、沢、富田、長岡、木下)の合計44件。このほか中村集会所が床上浸水、空家と工場兼住宅で床下浸水4件があった。 -
大芝高原まつりポスターなど図案表彰式
南箕輪村の第21回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案表彰式が24日、村民センターであった。唐木一直村長が一人ひとりに賞状と副賞を手渡した。
南箕輪中学校の美術わくわくクラブ員と希望者から18点の応募があり、6月の選考会でまつり実行委員長、顧問、実行委員会事務局の産業課長ら8人が選定し、最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点を決めた。
唐木村長は、「大芝高原まつりを盛り上げてもらっている。すばらしい作品の応募をありがとう。今年は大芝高原音頭NEWヴァージョンができた。皆さんもぜひ参加してほしい」とあいさつした。
最優秀賞は全員が美術わくわくクラブ員の3年生。最優秀ポスター賞の的野真由美さん(14)は2年連続の受賞。「色が偏らないように工夫した。選ばれないと思っていたので意外だった」。最優秀うちわ賞の竹沢藍さん(14)は1年生の時にも同賞を受賞。「うれしかった。背景をいろいろ描きたかった。1年の時よりよくなったと思う」。最優秀パンフレット賞の北原麻衣さん(14)は初受賞。「最後なので選ばれてうれしかった。影をつけたり、お祭り、夏らしさ、大芝のシンボルを入れた」と話した。
ポスターとうちわは完成。ポスター200枚は村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわ6千本は村内全戸に1本ずつ配る。パンフレットは今月末の完成予定。 -
伊那朗読の会が集い 平和の願いを語る
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル「伊那朗読の会」(小林豊子会長)は22日夜、市内の飲食店・シャルマンで「平和を願う朗読の集い」と題した朗読会を開いた=写真。伊那市、箕輪町などから約30人の観客が集まり、「戦争と平和」をテーマとした朗読に耳を傾けた。
観客と共に戦争について考え、見直すことを目的とした年一回、5回目の集い。葉祥明の「アンネのバラ」、はまみつをの「白いマフラー」など、戦争に関する詩集や絵本などを会員10人が気持ちを込めて朗読した。
観客は考え深げに目を閉じ、語り部の話に集中した。「戦争のことについて考え、平和を祈りたい」などと感想を述べ、戦争を振り返りながら、お互いが平和について、話し合う姿も見られた。
伊那朗読の会は伊那公民館で、毎月第3木曜日の午後7時30分から例会を開く。入会などに関する問い合わせは、事務局コマ書店内(TEL78・4030)へ。 -
伊那の降雨量400ミリ超える
伊那市の定例記者会見が25日開かれ、小坂市長らが梅雨前線の影響による被害状況などを報告した。
小坂市長は「避難勧告や避難指示を出したが、幸い人身が1件もなかった。災害で感じたのは、避難所によってテレビやケーブルテレビがないところがあり、不安解消のため、避難者は情報がほしいだろうと思う」と述べた。反省材料に、災害場所を確認して指示を出す、国・県・市の役割を明確にするなどを挙げた。
また、自主的な避難で強制力のない避難勧告と、強制力がある避難指示の基準がなく、今後、住民に理解してもらう必要があるとした。
そのほか、土砂崩落のあった西春近沢渡柳沢、橋脚の一部が沈下した殿島橋、高遠町藤沢松倉など写真を示しながら現状を報告した。
避難勧告の対象者は3565世帯9900人、避難指示は2102世帯5412人だった。
浸水被害(24日現在)は、床上浸水が2、床下浸水が56、庭先のみ13。半数以上が山寺区だった。
農作物被害は調査中。
東春近にある伊那観測点(アメダス)の降水量は15縲・1日で416ミリ、15縲・4日で437ミリ。西春近は、これ以上降ったのではないかとみている。