-
第60回国体ビーチバレー出場
県大会、北信越大会を見事に勝ち抜き、第60回国民体育大会のビーチバレー競技(9月10日窶・2日、岡山県)への出場を決めた。
全国制覇を何度も成し遂げたことで有名な岡谷工業高校バレー部の出身。アタッカーとして活躍したが「残念ながら在籍時は全国優勝はできず、3位が最高でした」。
大学に進んでもバレーは続けた。ビーチバレーとの出会いはバレー部の先輩に誘われたことから。だが競技として真剣に取り組んだわけではなく、あくまで練習の合間の遊びとして楽しむレベルだった。
砂浜でのお遊びのように思われているビーチバレーだが、実は想像以上に体力と精神力が要求されるハードなスポーツだ。ルールもインドアのバレーより厳しい。特にオーバーハンドパス。未経験者のパスはすべてがダブルコンタクト(ドリブル)の反則になってしまうほどだ。
◇ ◇
今年の国体には何としても出場したいと決意し、この春、知人の紹介で岡工の後輩とペアを組んだ。「周囲からも出場を期待されていたのでプレッシャーは大変でした」わずかな時間も惜しんで練習に打ち込み、合間には筋力トレーニングに取り組んだ。
ビーチバレーのメンバーは2人だけ。普通のバレーのようにアタッカーとしてスパイクを打つだけ窶狽ニいうわけにはいかない。交代選手も認められないため、どちらかが具合が悪くなったりけがでもすればそれでおしまいだ。「レシーブは昔からあまりやる必要がなかったので、どっちかというと得意じゃなくて…。でもそんなこと言っていられない。2人のうちのどちらかが弱いと見れば、相手は徹底的に狙ってくるんです」北信越大会の最終戦では集中攻撃を浴びてギリギリまで体力を消耗し、炎天下だったせいもあって熱中症に陥ってしまう。「頭はボーッとするし、体は動かないしで本当に苦しかった」
◇ ◇
ビーチバレーの一番の難しさは足場が悪いこと。開催地によってそれぞれまったく違う砂の質で疲れ方も変わってくる。さらに屋外でプレーするため風の影響も大きく、気温や天候によっても試合の流れは左右される。「とにかくインドアのバレーとはまったく勝手が違う。でも競技としての厳しさとは別に、BGMを流したり、コメンテーターが試合の実況を放送したりして雰囲気を盛り上げるから観客は楽しいでしょうね。試合やってる方はそれどころじゃないけど」
「目標は優勝…と言いたいところだけど、国体にはプロ級の選手も出場してくるのでちょっと無理。でも精いっぱい頑張ります」
(白鳥文男) -
少年少女けん玉道選手権 平澤菜菜さん日本一
全日本少年少女けん玉道選手権大会(8月28日・東京)女子の部で伊那東小学校5年の平澤菜菜さん(11)が優勝、全国小学生陸上競技交流大会(8月27日・東京)女子走り高跳びで西春近北小学校6年の有賀楓子さん(12)が3位に入賞した。2人は1日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に報告をした。
平澤さんは2度目の挑戦。大会では初戦の1個目の技を失敗してしまったものの「緊張ぜずに試合を楽しむ」を心掛け、勝ち進んだ。「今までの練習の成果がちゃんと出せてよかった」と優勝を喜び、「目標は2連覇」と意気込んでいた。
有賀さんは県大会で樹立した大会新記録を5センチ上回る1メートル35センチを飛んだ。「競技場がとっても広くて緊張してできないと思ったが、いつもどうりに飛べてよかった」と入賞に満足していた。 -
新谷選手に聞く 五輪にかける想い
来年2月のトリノ冬季五輪。宮田村出身でスピードスケート短距離の新谷志保美選手(竹村製作所)は、昨季のスランプを乗り越え、五輪代表、さらにはメダル獲得のため練習を続けている。近く米国・ソルトレークで氷上合宿が始まるが、それを前に本人に五輪にかける想いを聞いた。
‐絶好調だった03‐04シーズンから一転、昨季は不振にあえいだが
体の小ささをカバーするためには、筋力を付けなければと体重を増やした。しかし、体脂肪が増えてしまった。体重が増えたわりに、筋力がつかなかったので、バランスを崩してしまった。
‐改善するための現在のトレーニングは
陸上トレーニングで筋力と体力アップを同時に行っている。ショートトラックのリンクで氷上練習も続け、オフの間も技術向上に努めてきた。テクニックと支える体力、今やっている練習が冬につながると信じている。
‐昨季はベテランの岡崎朋美選手(富士急)らベテラン勢や、吉井小百合選手(三協精機)など若手の台頭もめざましかったが
人と比べても仕方がない。自分を伸ばすことができるのは、自分しかいないと思ってやっている。
‐シーズンを前にした今の心境は
緊張感とやるしかないという気持ち。五輪は出場するだけでなく、金メダル獲得が目標。そのためには選考レースなどで世界記録を出さなければ、難しいと感じている。そのための練習を今は続けている。
◆新谷志保美 1979年8月10日生まれ。宮田小学校2年の時に、父純夫さんが指導するクラブでスケートを始めた。中学、高校、大学と各年代のタイトルを独占。昨季はW杯500メートル総合で11位と苦しんだが、03縲・4シーズンは総合3位になるなど、世界のトップスケーターとして活躍。宮田村の実家に帰省した時には、家族、愛猫と時間を過ごす -
伴走で障害を持つアスリートの役に立てれば
武田美穂さん(41)伊那市狐島05年7月の富士登山競争女性の部で全国13位に食い込んだ。富士吉田市役所をスタートして富士山頂上まで駆け上がる過酷なレース。女性の部は139人が参加したが完走者はわずか37人。04年の初出場でも完走したが、今回はさらに成績を上げた。
5月に八ヶ岳野辺山高原で行われた100キロウルトラマラソンでは3位に入賞。超長距離では県内で注目されるランナーだ。
「昔から体力とおしゃべりだけは自信があったんですよ」
大きな声で気さくに話す。
マラソンを始めたのはたった2年前。上伊那長距離界有数のランナーである、パートナーの健治さんに影響され、子育ても一段落したのを契機に40歳で走り始めた。
◇
「でも、私が力をつけることが出来たのは、伴走をさせてもらうようになったおかげなんです」
宮田村在住の盲目のランナー・中塚誠さんのトレーニングに伴走者としてつきそう。週に最低2回、2人で20縲・0キロを走る。輪になった細いロープを握り合い、声を掛け合いながら、山を登り谷に下る。
「目は見えなくても男性の一流ランナーですから、どんどん引っ張ってもらえるんです」と武田さんが言えば、「いやいや、武田さんのスタミナの方がすごいですよ」と中塚さんが笑う。
中塚さんが出場した長野マラソンでは、伴走は中塚さんの息子さんら別の二人が受け持ったが、42・195キロの全過程を通して道を案内したり、外のランナーに道をあけてもらうよう頼んだりするサブ補助を務めた。
「『道明けてー!』っていう声が大きかったから効果があったですよ」とは、二人の共通意見だ。
◇
「障害者の方に安心して走ってもらわないといけない。それが伴走の難しいところだといつも思います」
坂だとか、曲がるだとかの走路の状況。砂利道だとか、泥道だとかの路面の様子。疲れたか、汗は大丈夫か、水はいらないか、といったランナーの状況……。話し掛け、会話を交わしながら、目になり耳になって走る。自分が体力切れになっても、相手が不安にならないように、それをそぶりに出さないことが一番大変だという。
「人に対する優しさとか気配りとか、本当の意味で初めて分かりかけて来たのかもしれないです」
◇
高校時代は陸上部。ガールスカウトの経験も長く、結婚後はママさんソフトボールでも活躍した。伊那市の海外派遣でドイツ・イタリアの街づくりの研修に行ったこともある。そんな武田さんが始めた新たな挑戦。
「障害を持つアスリートの役に立つことができ、それが自分の記録や成長につながるって、なんかとってもうれしいことですよねぇ」
初秋の青空の下、まぶしそうに笑った。 -
西箕輪マレット大会
優勝は鈴木重信さん西箕輪公民館の第17回マレットゴルフ大会が28日、西箕輪マレットゴルフ場であり、約30人が参加した。27ホール・パー108のコースで熱戦の結果、鈴木重信さんが優勝した。
前年度優勝の有賀健一さんは開会式でのトロフィー返還後、「今年は練習不足で調子がいま1つ」と語っていたが、鈴木さんらの巧みな試合運びに涙を飲んだ。
大会結果は次の通り。
【男子】(1)鈴木重信(90)(2)若林光慶(90)(3)鹿野弘人(95)【女子】(1)桐野ハル子(98)(2)伊藤俊子(99)(3)清水ちゑ子(104)【ホールインワン】有賀健一、伊藤俊子 -
アルプスのもとビーチバレーで熱戦
ビーチバレーボールの市民大会「ビーチバレーinアルプス」が28日、駒ケ根市森と水のアウトドア体験広場専用コートで開かれた。初心者も楽しめるようにと設けた4人制には、周辺各地から22チームが参加。本格的な2人制は全国クラスの選手も参戦し、世代、レベルを超えて競技を楽しんだ。
駒ケ根市バレーボール協会が、愛好者を増やそうと昨年から開催。幅広い年代層が集まり、同じコートで汗を流した。
上伊那の60歳以上でつくるソフトバレーボールチーム「似たかよったか」も4人制に初参戦。孫のような若者との対戦を楽しんでいた。
2人制は福井や神奈川からの遠征組もあり熱戦。ペアの選手を試合ごとに交代し、個人順位を争った。
開会式では、同協会所属で国体ビーチバレー(9月)に初出場する小澤光良さんの壮行会もあり、参加者全員でエールを送った。
結果は次の通り。
【2人制】(1)奥田敬祐(2)平林康裕(3)三島英徳
【4人制】(1)ピロティーズ(2)ウスタスチャーシュー(3)ウスタスタマゴ、小松組 -
中川でどろんこバレー
中川村片桐の水田で28日、どろんこバレーボール大会が開かれた。5年前に地域の若者らが仲間うちで始めたものだが、今年も6チームが参加。年齢も性別も関係なく、泥まみれになってボールを追った。
足をとられ悪戦苦闘。一方で、果敢に泥の中に頭から突っ込む光景も。
目に泥が入ってもご愛嬌。女性も全身真っ黒になり、泥の中のプレーを満喫していた。
辰野町のどろんこバレー大会に参加した人が、中川村でもやってみたいと始めたのがきっかけ。口づてに広がり、多くの人がこの日を心待ちにしている。
参加した男性のひとりは「誰でも楽しめるのが良いところ」と全身泥まみれになりながら、笑顔で話した。 -
30周年記念し30チーム対戦大会
発足30周年を迎えた伊那市の「手良早起きソフトボール連盟」(今井良岱会長)は、「記念30チーム対戦ソフトボール大会」を27日夜から翌日の午前にかけ、手良総合グラウンドで開いた。
連盟チームのほか、住民でつくるナイターチームなど30チーム、延べ約300人が参加し、1試合60分の15試合が組をした。会場では、焼きそばや豚汁の食事も振る舞われ、参加者は交流試合を一晩中楽しんだ。
女子チームと60歳以上の男性でつくるチームの対戦もあった=写真。女子チームは力およばず大敗したものの、ファインプレーには多くの歓声が送られた。「お母さん、女の意地を見せてやれ」と、我が子からの熱い応援もあった。
今井会長は「地域を上げての協力がうれしい。今後もみんなで力を合わせて、40、50年と記念大会を続けていきたい」と話す。
手良早起きソフトボール連盟は、地域の活性と親ぼくを図るため1976年に発足。現在は6チームが加盟し、9月末まで毎週土・日曜日、リーグ戦を展開している。 -
NTTカップ小学生ドッジ南信大会
第16回NTT東日本カップドッジボール県大会南信地区大会が27日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館で始まった。小学生4窶・年の男女約1800人、計90チームがエントリー。28日まで男女別に、上位進出を目指し熱戦を繰り広げる。NTT東日本長野支店、県ドッジボール協会などでつくる実行委員会の主催。
初日は男子の部(47チーム)。試合は攻守の入れ替わりが激しく、目まぐるしい展開。全力で放たれたボールを飛びついて転びながら取ったりする場面もあった。
選手が生き生きとプレーする姿に、観客席からは熱い声援が送られた。
28日は女子の部(43チーム)がある。
試合は男女とも5分1セットマッチ、準々決勝から5分3セットマッチのトーナメント。男女とも、上位6チームが県大会(12月18日・長野市)の出場権を獲得する。 -
第24回リーグ戦開幕
駒ケ根市家庭婦人バレーボール連盟(福沢英子理事長)の第24回リーグ戦が25日開幕した。市民体育館で開会式と開幕戦2試合が行われ、中原正純市長がサーブの始球式で開幕を祝った。宣誓で選手代表の唐澤みきさん(上穂)は「家族の協力に感謝しつつ、力いっぱいプレーします」と誓った=写真。リーグ戦には13チームが出場し、12月の優勝決定戦までA・Bブロックに分かれて総当り戦を行う。
福沢理事長はあいさつで「昨年より2チーム減ったことは残念だが、来年度は再び15チームがそろうよう期待する。楽しいリーグ戦にしよう」と呼び掛けた。
開会式直後の開幕戦は上穂対北割2、福岡対小町谷の組み合わせで行われた。選手らは初めこそ緊張した表情だったが試合が進むにつれて徐々に固さもとれ、声を掛け合いながらはつらつとボールを追っていた。
出場チームは次の通り。
▽Aブロック=上穂、町1、町2、町4、東伊那、北割2▽Bブロック=小町谷、中沢、町3、上赤須、北割1、下平、福岡 -
駒ケ根体育協会弓道8月例会
駒ケ根体育協会弓道8月例会(24日、駒ケ根市弓道場)
▽個人(1)前澤秀夫(17中)(2)細田将弘(15中)(3)森田慶一(14中)(4)水田明美(13中)(5)外薗公毅(12中)
▽団体(1)Aチーム(前澤秀夫・森田慶一・春日貴)(2)Fチーム(真弓隆彦・水田明美・赤須昭正)(3)Dチーム(海野深大・外薗公毅・都筑勝) -
伊那少年卓球クラブ 小中学生9人が中部日本選手権へ
伊那少年卓球クラブに所属する中学生1人、小学生8人が、第57回中部日本卓球選手権大会(27窶・8日、岐阜県)に出場する。「1回戦を突破。その勢いで上位も狙いたい」を目標に練習に励んでいる。
出場するのは中学1年・沖村貴弘君(12)、小学6年・上原良太君(11)、埋橋英里斗君(11)、下島知広君(11)、下平咲さん(11)、小学5年・三澤拓弥君(10)、福澤奈緒さん(11)、小学3年・福澤秀平君(9)、中村詩穂さん(8)。5月下旬の県予選で中学2年以上のカデットの部、小学5・6年のホープスの部、4年以下のカブの部で、それぞれベスト16に入り、出場切符を手にした。
中体連で県代表として北信越大会に出場した沖村君は「どんな状況でも最後まであきらめず、ベスト16を狙いたい」と決意を語った。阿部凱人監督(64)は、ラリーは粘り強く、バックハンドのさばきが上手い速攻型窶狽ニ評価する。
また、今大会3回目の出場となる上原君は「いつも1回戦で負けてしまうので、今回こそは初戦突破を」、埋橋君、下島君、福澤君は「自分の力を発揮し、一つでも多く勝ちたい」、下平さん、福澤さん、中村さんは「落ち着いて試合に臨み、2日目に残れるよう頑張りたい」、三澤君は「大きな大会で成績を残すのが夢。あせらず持てる力を出したい」と、それぞれ抱負を語った。
大会に向けて、サーブ、レシーブを重点に練習。阿部監督は「積極的に攻めることを心掛ければ勝てる」と話す。
発足21年目となるクラブには小中学生25人が所属。練習は週3回で、基本的な技術の指導を徹底する。 -
第12回全国マスターズカップ
水泳の第12回全国マスターズカップ(21日・千葉県国際水泳場、日本スイミングクラブ協会主催)で、伊南・伊那・伊北・諏訪・諏訪南スイミングクラブの会員と指導者らでつくる「チームAFAS」が昨年に続いて総合準優勝を飾るなど好成績を収めた。
大会は全国から43クラブ、約500人が出場して行われ、男女別・年齢区分別に個人は50、100メートル、リレーは200メートルで各種目の記録を競った。
その結果、同クラブの出場選手らは個人、リレーで8つの大会新記録を出して金メダル29個を獲得したほか、年齢区分別の優秀選手に贈られるベストマスターズ賞に4人が選ばれ、チームは昨年に続いて総合準優勝を飾った。同チームは第9、10回大会には連続優勝を成し遂げている。
上位の成績は次の通り(敬称略)。
◇金メダル▽男子50バタ=宮坂和昭、向山剛史▽男子50背=浦野創一郎、宮坂貴之▽男子50平=塚本好孝▽男子100バタ=荒井勝義、林太志▽男子100背=林太志、宮坂貴之、荒井勝義、飯島広之▽男子100平=塚本好孝、百瀬隆正、山川修一▽男子200自リレー(119歳以下)=荒井勝義、浦野創一郎、三好友彦、飯島広之▽男子200メドレーリレー(119歳以下)=三好友彦、飯島広之、荒井勝義、浦野創一郎▽女子50自=森口久枝、伊藤沙知、カトウ・ピアンコ・枝実子▽女子50バタ=下島真理子▽女子50背=飯田晴香▽女子100自=森口久枝、カトウ・ピアンコ・枝実子▽女子100バタ=太田教子▽女子100背=伊藤沙知、牛越寿美▽女子100平=向山福美▽女子200自リレー(119歳以下)=下島真理子、渋谷美由紀、黒田江理、遠藤真紀▽女子200メドレーリレー(119歳以下)=飯田晴香、向山福美、遠藤真紀、飯島友紀
◇大会新▽男子50背=宮坂貴之(28秒99)▽男子100バタ=荒井勝義(1分1秒41)▽男子100背=宮坂貴之(1分1秒03)▽女子50自=森口久枝(30秒91)▽女子100自=森口久枝(1分7秒91)▽男子200メドレーリレー(160窶・99歳)=宮坂貴之・塚本好孝・林太志・宮坂和昭(2分6秒77)▽女子200メドレーリレー(119歳以下)=カトウ・ピアンコ・枝実子・宮沢真知子・森口久枝・小泉加奈子(2分27秒23)
◇優秀選手(カッコ内は年齢区分)▽男子=荒井勝義(25窶・9)宮坂貴之(30窶・4)塚本好孝(35窶・9)▽女子=飯田晴香(18窶・4)カトウ・ピアンコ・枝実子(25窶・9)
◇ ◇
同クラブは30日まで通常8400円の入会金が無料になるキャンペーンを実施中。伊南スイミングクラブの林太志支配人は「この機会に入会して一緒に楽しく泳ぎましょう」と呼び掛けている。 -
日本ダブルダッチ学生連盟が伊那市で合宿
高校生以上でつくる日本ダブルダッチ学生連盟(千野秀行代表、150人)は23窶・6日、伊那市を会場に合宿している。世界大会の優勝経験者ら7人を講師に迎え、大学生ら84人が練習に汗を流している。
ダブルダッチは2本の縄を使い、ダンスの要素や器械体操の動きを取り入れたスポーツ。
合宿は技術向上や仲間同士での交流がねらい。9月に学生連盟主催の「ジャパンカップ」を控えていることから、基礎体力、リズムの取り方など基本から応用まで「スキルをたたき込む」スケジュールが組まれている。
参加は、日本体育大学、同志社大学、青山学院大学、立命館大学など10校の学生や高校生ら。
初日は早速、1チーム6人の即興チームを作り、交差しながら回す2本の縄の中で▽足をクロスさせて跳ぶ▽二重跳び▽逆立ちのように手のひらを床につけて跳ぶ窶狽ネどの技をレクリエーション感覚で練習した。涼しくなったとはいえ、激しい動きに参加者の額から汗が流れ、講師のアドバイスを受けながら取り組んだ。
プロで活躍する「ASGRM」の千野さんは「縄があれば、いつでも、どこでもできる。仲間と技を達成したときは、喜びがある」と魅力を語り、若者らの指導・育成に力を注ぐ。同じくプロ「ViVa女!」の井上園香さんは、合宿が長野でのダブルダッチ普及のきっかけになることを期待した。
26日は午前8時半から正午まで、勤労者福祉センター体育館でチームの成果発表がある。一般に開放するため、多くの来場を呼びかけている。 -
第20回上伊那卓球選手権飯島大会
上伊那卓球連盟(登内英夫会長)は21日、第20回上伊那卓球選手権飯島大会を飯島小学校体育館で開いた。男子・女子・混合のダブルスにそれぞれ約30ペアが出場し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
上位の結果は次の通り。
◇男子ダブルス▽準決勝=鹿野・松澤(日発)3窶・下島・沖村(伊那少年)、矢沢・栗林(辰野JSC)3窶・西村・小林(高遠卓)▽決勝=鹿野・松澤(日発)3窶・矢沢・栗林(辰野JSC)
◇女子ダブルス▽準決勝=宮崎・竹村(伊那西OB)3窶・千村・石井(駒ケ根ク・美篶レディース)、荒井・上原(伊那西)3窶・馬場・瀧澤(ティービーエム・南信美装)▽決勝=宮崎・竹村(伊那西OB)3窶・荒井・上原(伊那西)
◇混合ダブルス▽準決勝=下島・瀧澤(駒ケ根ク・南信美装)3窶・村沢・有賀(駒ケ根ク・美篶レディース)、松澤・倉田(日発・駒ケ根ク)3窶・本田・米山(駒ケ根ク・箕輪)▽決勝=下島・瀧澤(駒ケ根ク・南信美装)3窶・松澤・倉田(日発・駒ケ根ク) -
第36回町バスケットボール大会
飯島町教育委員会は21日、第36回町バスケットボール大会を飯島体育館、飯島中学校体育館で開いた。一般、中学生らの男女14チームが出場して予選リーグと決勝トーナメントを行い「R&B」(昨年名・崖PEACE!)が昨年に続き、連続優勝を勝ち取った。
女子チームには男子チームとの対戦時最高50点のハンディが与えられた。
上位の順位は次の通り。
(1)R&B(2)エキサイティング・パワーズ(3)ニデックグリーンデビル、ドキドキぷるぷるプリンちゃん -
第2回ふれあいチャンピオン南信地区大会
県家庭婦人バレーボール連盟は21日、第2回ふれあいチャンピオン南信地区大会を駒ケ根市の市立体育館、赤穂南小学校体育館で開いた。20チームが出場し、4ブロックに分かれてトーナメントでそれぞれ優勝を争った。
応援に駆けつけた家族らの大声援が響く中、選手らは声を掛け合いながら全力でボールを追いかけ、1点を争う白熱した好ゲームを展開していた=写真。
チームは家庭婦人と35歳以上の独身者で編成される。9人制。
ブロック優勝した4チームは推薦により県大会(10月2日、長野市)に出場する。
各ブロックの上位チームは次の通り。
▽1ブロック (1)あすか(上伊那)(2)はこべ(諏訪)
▽2ブロック (1)銀西(諏訪)(2)高森(飯伊)
▽3ブロック (1)小和田(諏訪)(2)空木(上伊那)
▽4ブロック (1)リュシオール(上伊那)(2)どんぐり(上伊那) -
箕輪町早起きソフトボール協会町長杯・商工会長杯争奪大会
箕輪町早起きソフトボール協会恒例の町長杯・商工会長杯争奪大会は21日、番場原運動場であった。12チームが出場し熱戦の末、町長杯は三和クラブ、商工会長杯は権兵衛が優勝した。
同協会はAからDまでの4リーグあり、町長杯にA、Bリーグ6チーム、商工会長杯C、Dリーグ6チームが出場した。
町長杯決勝戦は三和クラブと八乙女組の対戦で、9対4で三和クラブ、商工会長杯は権兵衛と坂井クラブが戦い4対1で権兵衛が勝利した。
結果は次の通り。
▼町長杯 (1)三和クラブ(2)八乙女組(3)沢上南クラブ、沢球友
▼商工会長杯 (1)権兵衛(2)坂井クラブ(3)上古田クラブ、大出 -
「初めてのHIP HOP」中高年エアロビクス教室開講
箕輪町教育委員会主催の「初めてのHIP HOP 中高年エアロビクス教室」夜の部が22日、町民武道館で開講した。
町内在住者、在勤者を対象にした恒例のエアロビクス教室だが、本年度は「初めてのHIP HOP」として少し趣向を変えた。音楽に合わせて歩く、走る、跳ぶなどの運動をして身体能力を高め、心と体をリラックスさせストレスを解消し、健康で体力のある体づくりをねらう。
講師はスポーツ指導員の木下順子さん。29人が参加した。初回は基本のステップを覚えるため、テンポの早い軽快な音楽に合わせて、講師の動きを見ながら腕、足、首など全身を動かした。5回講座で、今後はウォーキングを中心としたステップ、音楽に乗ったエクササイズなどに取り組む。
昼の部は9月7日開講。10月12日までの毎週水曜日午後1時半から1時間。申し込みを9月5日まで受け付けている。問い合わせは町教委生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
夏の交流試合
宮田ソフトテニスクラブ(三浦敏夫代表)と宮田中学校ソフトテニス部は21日、毎年恒例となった夏の交流試合を村運動広場のテニスコートで行った。1・2年生部員24人全員が参加し、かなり年上の「おじさん」選手らと対戦。トーナメント形式の真剣勝負ながら、合間には笑顔も出るなど互いに和やかに交流ゲームを楽しんだ=写真。
宮田中ソフトテニス部顧問の鈴木雅美教諭は「部員たちの態度に普段の練習とは違って、挑戦したい、勝ちたいという意欲が感じられる。3年生がテスト間近で参加できないのが残念だが、実力向上のために今後もぜひ相手をお願いしたい」と話した。
宮田ソフトテニスクラブは例年、中学生の夏休み練習の指導にも当たってきたが、今年はメンバーらの都合がつかず、交流試合のみの実施となった。 -
第14回中川村バレー祭
中川村公民館は21日「第14回中川村バレー祭」を村民グラウンド、社会体育館、サンアリーナ室内運動場で開いた。男・女一般、男・女40歳以上の4部に計59チームが出場。9コートに分かれ、それぞれ優勝を目指して熱戦を展開した。
試合は9人制。男子の対戦は村の風物詩となった土のグラウンドでの試合だが、途中から激しい雨に襲われ、続行が危ぶまれたものの出場者らの熱意により、最後までやり通した。雨に濡れたボールは滑りやすく、ミスも続出したが「雨のせいにするな。お前は濡れていなくたって変わらないだろう」とやじが飛ぶなど、出場者は和気あいあいでゲームを楽しんでいた。
上位チームは次の通り。
◇男子一般▽1コート (1)田島B(2)柳沢B▽2コート (1)KTボーイ(2)南田島▽3コート (1)中央(2)葛北B
◇男子40歳以上▽4コート (1)田島A(2)横前B▽5コート (1)サザンスターズ(2)沖町B
◇女子一般▽6コート (1)牧ケ原女子(2)中組A▽7コート (1)美里(2)中田島▽8コート (1)柳沢(2)渡場
◇女子40歳以上▽9コート (1)田島A(2)KT -
第40回上伊那陸上競技記録会(秋季)・第10回上伊那スポーツフェスティバル05陸上競技結果
◆第40回上伊那陸上競技記録会(秋季)・第10回上伊那スポーツフェスティバル05陸上競技大会(20日・伊那市営陸上競技場)
★男子
【小学生】◇4年100メートル(1)青木俊太郎(辰野西)16秒36(2)三好一央(赤穂)16秒38(3)竹村新吾(伊那)16秒80◇5年100メートル(1)小松嵩明(富県)14秒95(2)田中敦啓(東春近)15秒01(3)小林智哉(駒ヶ根スポ少)15秒10◇6年100メートル(1)中村健人(赤穂)13秒90(2)大槻大地(箕輪北)14秒49(3)野村悠人(伊那)14秒62◇1000メートル(1)藤田慧(箕輪北6)3分23秒08(2)大蔵孝治(駒ヶ根スポ少6)3分25秒78(3)大蔵孝明(駒ヶ根スポ少5)3分41秒71◇4×100メートルリレー(1)赤穂A(浦野滉大、中村健人、宮下大輝、石沢周)57秒80(2)駒ヶ根スポ少B(唐澤竜実、小林智哉、池上竣、林優人)59秒01(3)東春近A(伊東朋也、北澤優也、田中敦啓、湯澤圭)61秒08◇走り幅跳び(1)鹿野雅也(富県6)4メートル28(2)竹松高彬(富県6)4メートル08(3)春日政彦(箕輪南6)3メートル84
【中学・一般】◇100メートル▽1組(1)加藤一樹(赤穂中1)12秒29(2)森雅貴(赤穂中1)(3)田畑勇貴(伊那中1)▽2組(1)原翔太(伊那中1)12秒90(2)野坂大樹(赤穂中2)(3)倉田健斗(箕輪中2)▽3組(1)堺澤博樹(赤穂中3)11秒97(2)竹松正輝(高遠高2)(3)西尾辰也(高遠高2)▽4組(1)三村瑞樹(辰野中2)11秒96(2)唐澤和也(赤穂中3)(3)橋爪純(高遠高2)◇400メートル▽1組(1)大野裕紀(赤穂中1)58秒43(2)谷川大輔(宮田中2)(3)高島一貴(南箕輪中1)▽2組(1)野坂大樹(赤穂中2)61秒59(2)藤澤祐輔(箕輪中2)(3)網野栄治(伊那中2)▽3組(1)山口裕(上伊那陸協)54秒82(2)大石洋佑(伊那中3)(3)中平英貴(弥生ヶ丘高1)◇800メートル(1)小林礼(辰野中3)2分14秒04(2)大下直人(宮田中2)(3)古河原達哉(宮田中2)◇1500メートル(1)徳永吉彦(伊那中教員)4分27秒45(2)細田大輔(弥生ヶ丘高1)(3)吉川一平(弥生ヶ丘高1)◇中学3000メートル(1)小田原佑樹(赤穂中2)11分31秒60◇一般5000メートル(1)富澤俊光(弥生ヶ丘2)18分36秒74(2)大村英樹(高遠高2)(3)植田剛(上伊那陸協)◇4×100メートルリレー(1)高遠高(橋爪純、丸山拓実、竹松正輝、西尾辰也)45分88(2)赤穂中A(村井大介、森嵩貴、唐澤和也、堺澤博樹)(3)赤穂中B(野坂大樹、森雅貴、大野裕紀、加藤一樹)◇走り幅跳び(1)野溝亮太(高遠高1)6メートル09(2)三村瑞樹(辰野中2)(3)西尾辰也◇走り高跳び(1)稲村立吉(春富中3)1メートル70(2)原司(箕輪中2)◇棒高跳び(1)丸山拓実(高遠高2)4メートル00(2)松澤成治(春富中2)(3)城取寛幸(高遠高1)◇中学砲丸投げ(1)中谷俊貴(辰野2)12メートル02(2)春日綾真(宮田2)◇一般円盤投げ(1)中島公徳(富士見町体協)24メートル91◇中学ジャベリックスロー(1)北林元樹(宮田2)30メートル16(2)原和也(宮田2)
★女子
【小学生】◇4年100メートル(1)有賀菜央(辰野西)16秒11(2)大脇愛菜(東春近)16秒43(3)伊澤桃(富県)17秒09◇5年100メートル(1)倉科千紘(伊那)16秒36(2)望月愛里(赤穂)16秒46(3)松井早希(赤穂)16秒74◇6年100メートル(1)中村夕貴(駒ヶ根スポ少)14秒84(2)鹿野知世(富県)15秒49(3)由上綾華(辰野西)16秒91◇1000メートル(1)森田遥(駒ヶ根スポ少6)3分28秒39(2)湯沢ほのか(駒ヶ根スポ少5)3分30秒56(3)福澤志穂(駒ヶ根スポ少6)3分36秒56◇4×100メートルリレー(1)駒ヶ根スポ少(福澤志穂、森田遥、山田咲織、中村夕貴)59秒05(2)赤穂A(平栗舞歩、清水文、小出佑紀、小原恵)61秒36(3)富県(田畑みなと、伊澤楓、村上璃音、鹿野知世)63秒71◇走り幅跳び(1)小牧柚香(富県6)3メートル38(2)池上萌(赤穂6)3メートル26(3)吉原真子(東春近5)3メートル24
【中学・一般】◇100メートル▽1組(1)保科千絵(宮田中1)15秒09(2)高山理奈(赤穂中1)(3)茅野万里奈(辰野中1)▽2組(1)中原里奈(春富中1)14秒51(2)アルッガマゲ左諭(赤穂中1)(3)有賀麻美▽3組(1)松井萌(赤穂中2)14秒29(2)赤羽優希(赤穂中2)(3)小澤彩香(辰野中2)▽4組(1)宮澤理佳(辰野中2)14秒75(2)山寺由莉(辰野中2)(3)飯澤瞳(辰野中2)▽5組(1)林恵理香(伊那西高1)14秒18(2)小澤智代(辰野中3)(3)平澤成美(伊那西高1)◇400メートル(1)仲田千秋(弥生ヶ丘高2)61秒27(2)菊池真奈美(弥生ヶ丘高2)(3)小田切朱音(赤穂中3)◇800メートル(1)池田杏奈(箕輪中2)2分41秒41(2)田中優子(弥生ヶ丘高1)(3)渡邉礼夢(伊那西高1)◇3000メートル(1)井沢里紗(伊那西2)12分25秒48(2)井澤優香(伊那西高2)(3)水上八恵子(伊那西高1)◇4×100メートルリレー(1)弥生ヶ丘高(北原瑞季、仲田千秋、高橋優妃、菊池真奈美)52秒49(2)赤穂中(松井萌、大場沙奈、アルッガマゲ左諭、赤羽優希)(3)伊那西高(平澤成美、伊東かほり、倉田好美、林恵理香)◇走り幅跳び(1)小澤智代(辰野中3)4メートル92(2)中泉有紗(伊那西高1)(3)桐山明日香(宮田中1)◇走り高跳び(1)小口紗也加(伊那西高2)1メートル40(2)酒井香織(高遠高3)(3)林亜衣理(辰野中2)◇棒高跳び(1)高山花織(伊那北高3)3メートル00(2)酒井香織(高遠高3)(3)和泉はるか(高遠高1)◇中学砲丸投げ(1)大場沙奈(赤穂2)7メートル38(2)小澤彩香(辰野2)(3)原美月(南箕輪1)◇中学ジャベリックスロー(1)林亜衣理(辰野2)17メートル63(2)飯澤瞳(辰野2)(3)中村芝津(辰野2) -
伊那東小5年・袖山尚紘君と平澤菜菜さんが全国選手権へ
全日本少年少女けん玉道選手権大会(28日・東京都)に伊那市の伊那東小学校5年・袖山尚紘君、平澤菜菜さんが出場する。19日夕、2人は市役所を訪れ、小坂樫男市長に健闘を誓った。
袖山君は4年生、平澤さんは2年生の時から、三澤稔教諭の指導で練習を積み重ね、同校体育館で6月26日にあった甲信越北陸ブロック大会で男子、女子の部でともに優勝し、全国切符を獲得した。
2人は腕前を披露。難易度の高い10種類の技を難なくこなし、小坂市長を驚かせた。
全国大会初出場の袖山君は「まずは1回戦を突破し、緊張しても技を成功させて優勝を」。2年連続出場で前回1回戦敗退だった、平澤さんは「自分の練習した力を出して、全国1位を狙いたい」と目標を掲げた。
三澤教諭は「自分から練習する2人なので力は十分に持っている。あとは、本番でいつもの力が出せれば」と話す。
全国大会は、男女ともにブロック代表12人がトーナメントで優勝を競う。 -
おやじ塾がターゲットバードゴルフに挑戦
熟年男性が様々な挑戦をする宮田村公民館の「おやじ塾」はこのほど、ターゲットバードゴルフを楽しんだ。心地良い汗を流し、ゲームの醍醐味を満喫した。
ゴルフの球に羽根をつける改良を施し、狭い限られた場所でも楽しめるバードゴルフ。
この日初めてクラブを握る初心者もいたが、メンバー同士教えあってゲームを始めた。 長いゴルフ歴を持つベテランは、ナイスショットを連発。初心者は苦戦しながらも、手軽にゴルフ気分を味わっていた。 -
今井愛子パッショングループ代表
南箕輪村田畑
今井愛子さん(59)辰野町から飯田市まで、上下伊那に80を超えるダンス教室を持ち、メンバーは千人以上というパッショングループ。今年、発足20周年を迎えた。
若いころ、スポーツは全くしていなかった。「普通の主婦、内職おばさんだったんです」。運動不足で体調が思わしくなく、3年ほど毎朝一人で歩いたが、偶然誘われて南箕輪村教育委員会のレクダンス講座に参加。「音楽に合わせて体を動かす楽しさを知った」。これが、エアロビクスの世界にのめり込むきっかけだった。
「音楽が好き。だから音楽が流れると自然に体が動く。全てを忘れ汗をかく。終わったあとの満足感。すっごい気持ちいいですね」
スポーツクラブなどに通いエアロビクスに熱中。現在も自身の勉強のために松本まで通っている。
クラブに通いはじめ1年くらい経ったころ、近所の人にどうしても-と頼まれ、田畑公民館でサークルとしてスタートした。「肩書きはないけど、自分が持っているものは“一生懸命”と“情熱”。それなら…」と、情熱を英語にして『パッション』というサークル名が誕生した。
メンバーは子どもから高齢者まで幅広い。年代ごとに合った曲を選び、全てオリジナルの振り付けをする。ユーロビート、アニメソング、演歌などさまざまだが、「自分の好きな曲じゃないと振りは出てこない。この曲いいなと思うとイメージが沸いてきて、手足の動きを付ける。自分が踊れて初めて皆さん満足できるので、私の振りは分かりやすく踊りやすいから、喜んでもらえるのかな」。
これまで何百曲と振り付けてきたが、全ては「家庭料理の感覚」。「親しみやすい、おいしい料理が出たら満足感がある」と、そんな思いで振り付けるものの、「素晴らしいと思ったことはない」。10人のインストラクターが踊り込んで立派に仕上げてくれるのだという。
「スタッフの支えがあるからやっていられる。互いに誇りに思い合っていて、本当に私の財産ですね」と、スタッフに絶大の信頼を寄せる。
千人のメンバーのトップに立っているが、「私の中では普通の主婦。自分が健康で、いい主人がいて、子どもに孫もいて、いつも家庭に帰ってきていい状態でいられるから、教室でも作り笑顔でなく、本当の楽しさでいられる」。そのためスタッフには、「まず家庭を大事に考え、その次に仕事をしようね」と話している。
1時間半のレッスンの間、自ら先頭に立って踊り、指導し、精一杯汗をかく。「楽しさを皆さんに与えてあげられる。本当にいい仕事にめぐりあった。毎日充実していて、自分ほど幸せなものはいないと、いつも思ってる。私のできる限りやっていきたい」。教室には今日も、はつらつとした笑顔と情熱があふれる。 -
西箕輪大萱 お盆恒例・ソフトボールで親ぼく
伊那市西箕輪大萱区のお盆恒例の組対抗親ぼくソフトボール大会が16日、西箕輪小・中学校グラウンドであった。帰省中の人たちや、女性も数多く参加し、夏の暑さも忘れて、和気あいあいと熱戦を楽しんだ。公民館分館の主催。
11組から12チームが出場。4ブロックで予選リーグの後、それぞれの1位がトーナメントで優勝を競った。
区民らは、全速力で塁に向って走ったり、思いっきりスイングしたりと、日ごろの運動不測を解消。試合を観戦する家族らは、「ナイスバッティーング」「真剣に走れー」などと、熱い声援を送っていた。
鎌倉誠治分館長は「年々、各組ではチームをつくるのが大変になってきているが、ソフトボールを楽しみに帰省する人も多いので、これからも続けたい」と話している。 -
南箕輪村第29回夏季村民体育祭
南箕輪村公民館主催の第29回夏季村民体育祭が16日、大芝高原の野球場、陸上競技場などであった。地区対抗の野球とソフトボールで、楽しみながら熱戦を繰り広げた。
村民の親ぼくを目的に夏恒例の体育祭。軟式野球5チーム、ソフトボール・スローピッチ14チーム、ソフトボール・ファーストピッチ3チームが参加した。
ソフトボール・スローピッチの試合では、0対10からの大逆転で勝ち進むチームも。「だれだ?2回戦で終わりって言ったのは。勝っちまったぞ」と笑い声が響いた。
外野から「プロが出てきたぞ。ピッチャー、敬遠したほうがよかねえか」と声がかかったり、試合を終えたほかのチームから「外野はもっと下がれ!」と指示が出たり、「おいおい、もう終わりにしようぜ。ビールが飲みてぇよ」という声も。試合とはいえ終始和やかで、選手も応援もゲームを楽しんでいた。
結果は次の通り。
▼野球の部 (1)大泉(2)田畑(3)北殿野球クラブ、KUBO
▼ソフトボール・ファーストピッチの部 (1)北殿ソフトボール倶楽部(2)大泉(3)クボ
▼ソフトボール・スローピッチの部 (1)南原A(2)田畑B(3)沢尻ソフト -
箕輪町民野球大会
箕輪町教育委員会主催の第51回町民野球大会は14日、18チームが参加し番場原第1、2運動場であった。ジリジリと照り付ける真夏の太陽の下、熱い戦いを繰り広げ、ムシキングが優勝した。
町民の親ぼくを深めようと中学生以上を対象にした恒例の大会。地区の分館単位や、同級生などで作るチームが集まり、トーナメントで競った。
毎年参加する常連チームもあり、盆野球のために地元に帰ってくる人も。ベンチからは「おいしい酒を飲むよ!」という声援もあり、大人は試合後のビールと焼肉を楽しみに、暑さを跳ね飛ばすように白熱した試合を繰り広げた。
結果は次の通り。
▽準決勝
ムシキング13-0ブラックローゼス
BBT酒乱3-2大槻&co・下克上運動部
▽決勝
ムシキング7-0BBT酒乱 -
ふるさとお盆野球大会
子どもから大人までが2チームに分かれ、7時間ぶっ続けで試合する宮田村のふるさとお盆野球大会が14日、宮田球場で開かれた。帰省中の若者らも数多く参加。のべ100人ほどが暑さを忘れて熱戦を繰り広げた。
実行委員会と村ナイター野球会の主催で、10回目を迎える恒例の大会。中央アルプスと南アルプスの2チームに分かれ、小中学生が各2時間、高校生以上の大人が3時間対戦した。
24回まで進んだが1点を争う好試合。結局24‐22で中央アルプスが制した。
スタンドでは家族らが熱心に声援。参加者はプレーを通じて、親睦を深めていた。 -
大相撲入間川部屋力士
昨年の5月場所、初めてプロの土俵に立った。「緊張して何が何だか分からないうちに負けていた。初日から3連敗。とにかく全然だめだった。4日目にやっとやぐら投げで勝った時には本当にうれしかった」
昨年3月に大相撲入間川部屋に入門し、連日激しいけいこの日々を送っている。現在の番付は序二段の東69枚目。
◇ ◇
小学生のころから体は人一倍大きく、力も強かった。特別なけいこはしていなかったが、市の小学生相撲大会では当然のように毎年優勝していた。
赤穂中学校では体の大きさを生かそうとバレーボール部に入部。「でもほかの人に比べるとどうも動きが鈍くてね、レギュラーにはなれなかった。やっぱり向いていなかったんですかね」
「プロの相撲には特に興味はなかった」というが、元関脇・栃司の入間川親方に素質を見込まれて熱心にプロ入りを勧められ、意を決して中学卒業と同時に入門した。「この道に飛び込むには相当の不安もあったが、いざ入ってみると相撲の経験がない新弟子もけっこう多かったから思ったほど苦にはならなかった」
力士の朝は早い。朝4時半に起床。すぐに土俵でけいこを始め、朝飯抜きで午前11時まで汗をかく。昼飯をたっぷり食べた後は午後6時の夕食まで自由時間。消灯・門限は10時半。「自由時間は仲間と街に出たり部屋で昼寝をする。何をしていてもいいんですけど、自分は外に出るより部屋で本を読んでいる方が好きで窶煤v
相撲のけいこももちろん辛いものだが、歴史と伝統のこの世界にあって何といっても大変なのは兄弟子らとの関係。「相撲界の上下関係は本当に厳しいんで…。怒鳴られるだけでなく、ぶん殴られるなんてしょっちゅう。まあ、それは何か自分に落ち度があったときだけで、理由もなく殴られるわけじゃないですけど…。ほかにもけっこう辛いことがいろいろとあります」
◇ ◇
現在身長192センチ、体重150キロ。「去年入門したときと比べてさほど変わっていないような気がする」というが、周囲の見方は違う。「見違えるほどたくましくなった」「力士らしい風格が身についてきた」「面構えが去年と全然違う」窶煤B師匠の入間川親方も「毎日のきついけいこをよく頑張ってこなしている。これからさらに筋肉がついてくれば、どんどん上を狙っていけるだろう」と成長に期待する。
8月24日には17歳の誕生日を迎える。相撲界での誕生日プレゼントはしごき=いつもに増して激しいけいこだ。「一生懸命けいこを頑張って一歩一歩上に上がっていきたい。目標は関取…いや、幕内です」と決意を語る。その夢をいつかなえてくれるか、楽しみに待っていよう。