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事故防止策を検討
5月に入り、10日間で3件の交通死亡事故が上伊那で発生し、既に去年の3人を上回る5人が死亡していることから、事故防止策を検討する緊急対策合同会議が、27日伊那合同庁舎で開かれた。
会議には、県や警察、市町村、各地の安全協会から40人ほどが参加した。
市川武二上伊那地方事務所長は、「例年より早いペースで死亡事故が発生していて、県をあげて事故抑制を強化する必要がある。上伊那地域が安全で住みよい環境となるよう尽力いただきたい」と挨拶した。
死亡事故は、2月に駒ヶ根市で、3月に伊那市荒井で、5月に入ってからは、6日に箕輪町、10日に南箕輪村、15日に伊那市長谷と、今年すでに5件発生している。
いずれも70歳以上の高齢者が亡くなっていて、5件のうち3件が、夜間、道路の横断中に発生している。
事故防止対策として、県は、広報車や各種集会などで広報活動を行なっていくこと、警察は、事故の発生しやすい夕暮れ時の取り締まりを強化することなどが報告され、それぞれが、事故防止に向け取り組んでいくとしている。
会議では、「活動を報告するだけではなく、事故の危険性のある地点の安全対策について具体的に検討するほうが重要ではないか。」などといった意見も出されていた。 -
高遠城址公園桜まつり反省会
今年の高遠城址公園桜まつりの反省会が26日開かれ、伊那市や交通機関、商工会などが出席し、渋滞緩和策などについて意見を交わした。
今年の城址公園の桜まつり期間中の入園者は、昨年より2万7190人少ない24万9493人だった。
昨年特に問題となっていた交通渋滞については、今年試行した市役所からの無料シャトルバスの運行や、伊那インターの前後のインターの利用呼び掛けなどにより改善されたとする一方で、高遠市街地への人の流入が減ったため、観光客を呼び込む方策が必要とする意見が出された。
また、満開時の雪で桜の枝が折れたことについては、夜中でも大勢の職員で雪降ろしをする、それでも足りなければ地元消防団に依頼するなど、桜を守る危機管理体制の確立を求める声があった。
伊那市では、今回出された意見を来年の桜まつりに反映させていきたい竏窒ニしている。 -
ユネスコ・エコパーク登録推進へ
伊那市などが参加する南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会は26日、ユネスコ・エコパークへの登録推進など本年度の事業計画を決めた。
県連絡協議会に参加する伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村の委員12人が大鹿村交流センターに集まり、本年度事業などについて協議した。
南アルプスの世界自然遺産登録に向けて本年度は、ユネスコ・エコパークへの登録推進活動に取り組んでいくことが了承された。
ユネスコ・エコパークは、国際的な生態系や生物の環境保護地区のことで、日本では志賀高原など4地域が指定されている。
またこの取り組みに伴い、10月に名古屋で開かれる生物の多様性について考える国際的な会議コップ10でブースを出展し、南アルプスをPRするとしている。
協議会では南アルプスがユネスコ・エコパークに登録されれば、世界自然遺産登録に弾みがつくとして、活動に力をいれていきたい竏窒ニしている。 -
伊那市医療政策審議会設置へ
伊那市の白鳥孝市長は、通院費の無料化や医療政策などについて検討する医療政策審議会を設置する考えを示した。
25日に開かれた定例記者会見で白鳥市長があきらかにした。
審議会は、通院費の無料化を含め、幅広く医療分野について議論し方向性を導きだそうというもの。
メンバーは、医師をはじめ保護者やPTAなどで構成し15人から20人程度を見込んでいる。
6月の定例市議会に審議会設置に関する補正予算を盛り込む考え。
白鳥市長は選挙公約として中学3年生までの入院費の無料化をかかげていてこれについても補正予算に反映させる考え。 -
アセス 秋口に方法書原案完成の見通し
上伊那広域連合が計画を進めている新しいごみ中間処理施設の環境影響評価、アセスメントの方法書の原案が今年秋口には完成する見通しであることがわかった。
25日開かれた上伊那広域連合議会の中で広域連合長の白鳥孝伊那市長が明らかにした。
方法書作成については4月に一般競争入札がおこなわれ、財団法人日本気象協会長野支店が、約640万円で落札したという。
議員からの方法書の原案ができるまでの間もその過程について住民への説明が必要ではないかとの質問に対し白鳥連合長は、アセス実施について情報公開につとめ、説明責任を果たしていくとの考えを示した。 -
セーフコミュニティ認証取得に向けシンボルマーク募集
箕輪町は、安心・安全の世界基準「セーフコミュニティ」の認証取得に向けた取り組みの一環として、町内外にPRするためのシンボルマークのデザインを広く全国から募集する。
安心・安全なまちのイメージにふさわしいデザインを募集していて、締め切りは6月30日。
なお、採用者には賞状と副賞が用意されていて、7月に開かれるセーフコミュニティフォーラムで表彰される予定。 -
伊那中央病院黒字見込み 約6400万円
伊那中央病院の平成21年度の決算は、約6400万円の黒字が見込まれることが分かった。
24日開かれた伊那中央行政組合議会全員協議会で報告された。
21日現在で、黒字見込み額は約6400万円。平成20年度と比べ、5億1100万円の収支改善が図られたという。
また、黒字化が見込まれることから、有利な資金運用のため国債を購入するなど経営健全化策に取り組む。
24日開かれた伊那中央行政組合議会に補正予算案が提出され、原案通り可決された。
病院では定期預金などで現金約20億円を所有していて、このうち約4億円を国債購入の投資に充てる。
また、経営健全化のため、医療機器購入などの企業債の繰り上げ償還を行う。償還の補正額は約7億7千万円。
また、伊那中央行政組合の組織市町村に対し、新たに短期貸付ができるようにし、貸付金の限度額を5億円とすることも決まった。 -
伊那市創造館開館
伊那市荒井の学習と交流の拠点施設、伊那市創造館が24日、開館した。
伊那小学校の児童や市の関係者ら約40人が出席し、テープカットなどをして、開館を祝った。
伊那市創造館は、昭和5年に建てられた旧上伊那図書館を改修し、昭和初期の洋館の風格はそのままに耐震化やバリアフリー化などを行った。
総事業費は9億6千万円で、合併特例事業債やまちづくり交付金でまかなった。
開館にあたり白鳥孝伊那市長は「科学技術分野の人材を育てる拠点として、伊那の自然を生かしたソフト事業を積極的に行っていきたい」とあいさつした。
またセレモニーでは、伊那市のふるさと大使で彫刻家の小坂昇平さんから寄贈された、達磨大師をモチーフにした彫刻が披露された。
セレモニーの後、施設内の見学が行われた。
出席者は、常設の神子柴遺跡からの出土品や、市内の小中学校が所蔵する美術品を展示した企画展「学校お宝展」を見学した。 -
地域自治区長 高遠・伊藤俊規さん、長谷・中山晶計さん再任
伊那市高遠町の地域自治区長に伊藤俊規さんが、伊那市長谷の地域自治区長に中山晶計さんが再任された。
地域自治区長は、合併特例法に基づき、市長が選任する。
24日、市役所で辞令交付式が行われ、白鳥孝伊那市長から伊藤さんと中山さんに選任書が手渡された。
伊藤さんは「対話と現場主義を心がけ、市民目線に立ち職務を行いたい」。中山さんは、「地域住民を大事に、幸せを実感できる地域作りをしていきたい」とあいさつした。
白鳥市長は、「高遠町や長谷は過疎や獣害などの問題を抱えている。今まで以上に連携を取りながら働いてほしい」と話していた。
地域自治区長の任期は平成24年5月22日までの2年間。 -
出水期を前に河川合同巡視
梅雨や台風など出水期を前に天竜川上流水防連絡会は24日、河川の巡視をした。
天竜川上流水防連絡会は、天竜川上流河川事務所や市町村、警察などで構成されていて、約30人が15カ所を巡視した。
巡視では、天竜川上流河川事務所伊那出張所の後藤明所長が、現場の状況を説明した。
伊那市高遠町の弁財天橋付近の堤防は、横幅が狭いことで耐久性が低いため長時間の出水により堤防の決壊の恐れがあると話した。
また伊那市と南箕輪村をつなぐ明神橋は、出水の際、水流によって川底が削られ橋の倒壊の恐れがあると説明した。 -
箕輪町目標管理発表会
本年度の重点目標と取り組みを庁内の各課が発表する箕輪町の「目標管理発表会」が18日、箕輪町役場で開かれた。
職員約80人が集まり、庁内12課の課長が本年度の重点目標と取り組みを発表した。
目標管理発表会は、それぞれの課がどのような取り組みを行っているかを知り、職員全体のレベルアップ、住民サービスの向上につなげようと行われている。
保健福祉課は、安心して暮らせるまちづくり実現のため、平成24年度までにWHOの「セーフコミュニティ」を認証取得することを重点目標の一つに掲げていることを説明し、今後は、自殺防止対策として専門家による心の相談を実施することなどを説明した。
また子ども未来課は、「一味違う箕輪の子」育成事業を進めるため、英語遊び、運動遊び、食育、読む教育「読育」の4つの柱を基本に、年齢に合わせた取り組みを進めることを説明した。
平澤豊満町長は、「回を重ねるごとにレベルが上がってきた。課題を意識して、次につなげていってほしい」と講評した。 -
上伊那土砂災害対策等合同会議
国や県、市町村による上伊那地域の土砂災害対策の合同会議が18日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれた。
関係者約30人が参加し、本年度も引き続き、土砂災害の危険がある区域の指定を進めるとともに、災害が発生した時の避難場所などを示したハザードマップの作成を行っていくことを確認した。
また、県危機管理防災課の高野繁樹さんが、県内の市町村のハザードマップの作成状況などを報告した。
報告によると、今年3月末現在、洪水ハザードマップは約8割の市町村が作成している一方、土砂災害のハザードマップは3割程度に留まっているという。
また、災害発生時に住民に避難を促す避難勧告などについても、マニュアル化するよう国や県では求めているが、県内の策定率は2割に留まっていて、全国でも低い状況という。
高野さんは、「これから出水期を迎える。できるだけ早期にハザードマップの作成やマニュアルの策定を進めてほしい」と呼びかけていた。 -
運動あそび「導入してよかった」97%
箕輪町が町内9つの園で導入している運動あそびのアンケート結果がまとまり、運動あそびを導入して良かったと答えた保護者が97%に上ることが分かった。
17日、箕輪町のながた荘で開かれた検討委員会で、昨年度はじめて実施したアンケート結果などが報告された。
箕輪町では運動あそびを保育園で導入して7年目、小学校でも5年目となる。
アンケートは今年1月に町内9つの園で、年少・年中・年長の園児の保護者667人を対象に実施した。
その結果、「運動あそびを導入してよかった」と97.6%が回答している。
また、家でも子どもが親に運動あそびを見せたり、運動あそびに関する話をすると回答した人は84%だった。
また町内5つの小学校の1,2年生の担任にアンケート調査をしたところ、活動量が多く体力がついている子が多いことなどが分かった。
出席した保育士は、「普段おとなしい子も運動あそびの時間になると積極的に体を動かしている」と報告していた。
町では本年度、小学校1年生と保育園年長児の合同運動あそびを実施するほか、専用のホームページを開設して運動あそびの普及を図るとしている。 -
伊那市教育長に久保村清一さん
伊那市の新しい教育長に東春近の久保村清一さんが決まった。
17日開かれた伊那市教育委員会の臨時会で決定し、市役所で就任式があった。
久保村さんは、「心と体にもう一度ネジを巻き、重責を果たしてまいりたい。安全安心の教育環境づくりを進めることが教育委員会の使命。先頭に立ってがんばりたい」と抱負を述べた。
教育長の任期は4年。
久保村さんは66歳。信州大学農学部を卒業後、中学校で教鞭をとり、伊那中学校の校長を務めた。
教育委員長には松田泰俊さんが再任された。 -
伊那市副市長に酒井茂氏再任
伊那市の白鳥孝市長は、14日の臨時市議会に、副市長に現在の副市長の酒井茂さんを選任する議案を提出し、全会一致で可決された。
副市長に選任された酒井茂さんは、57歳。
東春近原新田。
京都大学農学部を卒業後、昭和50年に市役所に入り、企画課長、地域まちづくり特命参事などをつとめ、平成16年に旧伊那市の助役に抜擢された。
合併後の平成18年からは、新しい伊那市の助役をつとめ、平成19年からは統括副市長として、新ごみ中間処理施設の用地選定などにも携わった。
取材に対し、酒井副市長は再任について「これまで6年間やってきて、思い起こすと大変な6年間だったと感じている。これからの4年間も大変な4年が始まるのかなと感じている。市の職員の皆さんと一丸となって市の発展に全力を尽くしたい」と話した。
議会の中で、白鳥市長は、副市長を2人から1人とする条例改正案も議会に提出し、全会一致で可決された。
白鳥市長は、「前小坂市長は、市町村合併後、行政改革・産業立地・情報化・子育て支援を特に推進するために、副市長を2人にしたが、これからは副市長を中心に、各部課長が推進役となって、施策を分担し、業務を推進するものとしたい」と提案理由を話した。
酒井副市長の任期は、17日から4年間となっている。
14日の臨時議会には、16日付けで任期が満了となる教育委員の任命も行われた。
現在教育委員長で長谷の松田泰俊さんは再任、信州大学農学部卒で伊那中学校の校長をつとめた久保村清一さん66歳は新任。
任期満了に伴い、北原明教育長は退任する。
新しい教育委員長と教育長は、17日の臨時教育委員会で決定する。 -
上伊那地域医療再生事業作業部会全体会議
上伊那広域連合は、公立病院の機能再編や経営効率化を目標とする上伊那地域医療再生事業で、具体的に検討を進める7つの作業部会を立ち上げた。
13日夜、伊那合同庁舎で開かれた会議には、上伊那の公立3病院の関係者や医療福祉関係団体の代表など60人が出席した。
上伊那地域医療再生事業は、国から22億円余りの補助を受け、公立3病院の機能再編や病床利用率を上げる経営の効率化、医療従事者の増加、里帰り出産制限の緩和を平成25年度をめどに目指す取組み。
今回設置された作業部会は、その目標に向けて具体的に検討を進めていくためのもの。
地域救急センターの充実、運営などについて検討する救急医療部会、病院の移転新築などを検討する辰野総合病院施設部会、地域医療支援センターの設置、運営について検討する地域連携ネットワーク部会、医師確保部会など7つの部会が設置される。
各部会は、それぞれ10人ほどで構成され、早いところは、来週から検討に入る。
6月をめどにプランをまとめ、7月の運営連携会議で決定し、県の9月補正予算に反映させていくことにしている。 -
伊那市議会 議長に伊藤泰雄さん選出
伊那市議会臨時会が13日開かれ、新しい議長に伊藤泰雄さん、副議長に飯島尚幸さんが選ばれた。
伊那市長・市議選後初となる臨時議会が開かれ、市議会議長・副議長が選出された。
立候補届出の締め切りだった11日までに、正副議長に1人ずつが届出を行い、指名推薦で選出された。
議長となった伊藤泰雄さんは62歳。旧伊那市から数えて市議会議員は5期目。
就任にあたり、「新しい市が誕生してから4年が経過し、これからは骨組みを組み立てる重要な時期で議員の果す役割は大きい。活力ある長野県一の議会にしていきたい」とあいさつした。
また、自治基本条例の制定を目指す仮称・議会活性化特別委員会と、バイパスの整備などを検討する仮称・道路問題特別委員会の2つを設置したい考えを示した。
また、副議長となった飯島尚幸さんは64歳。旧伊那市時代から数えて4期目。
就任にあたり「活力みなぎる協議ができるよう、議長をサポートしていきたい」とあいさつした。
正副議長の任期は、申し合わせにより2年間。
また、常任委員会などの構成が決まった。
正副委員長は次の通り(敬称略)。
◆総務委員会▽委員長=柴満喜夫▽副委員長=竹中則子◆社会委員会▽委員長=平岩国幸▽副委員長=飯島光豊◆経済建設委員会▽委員長=前沢啓子▽副委員長=中山彰博◆議会運営委員会▽委員長=前田久子▽副委員長=飯島進 -
春の河川一斉パトロール
河原などに不法投棄されているごみの実態を把握するため、県内一斉の河川パトロールが13日、行われた。
パトロールは県の主催で、春と秋の年2回行われている。
県と市町村、警察署が参加し、上伊那では16の河川をパトロールした。
そのうち、伊那市長谷の黒川では、川遊びをする人が多い場所や橋の近くで、ペットボトルやビン、缶、タイヤなどを回収していた。
パトロールで上伊那全体では340キロが集まり、年の秋に比べ20キロほど減少した。
回収したごみは、家庭ごみが多いことから、県では「一人ひとりが意識を高め、市町村の定める方法でごみを処理してほしい」と呼びかけていた。 -
元高遠町長伊東義人さん春の叙勲報告
春の叙勲で旭日双光章を受賞した元高遠町長の伊東義人さんが11日、白鳥孝伊那市長に受賞の喜びを報告した。
伊東さんが受賞した旭日双光章は、行政分野などで顕著な功績があった人に贈られる勲章。
伊東さんは現在77歳。
昭和25年に現在の高遠町河南地区にあった旧河南村の職員になった。その後、平成4年12月から平成12年6月まで旧高遠町の助役を務め、平成12年11月から平成18年3月までの5年5カ月にわたり町長を務めた。
特に平成18年の市町村合併では、町民との懇談を重ねたり、意向調査を行うなど、町民の意見を聞きながら合併の推進に尽力したとして受章した。
白鳥市長は、「今回の受章は高遠時代の功績と、合併への尽力の結果。伊那市としても栄誉なこと」と祝福した。
伊東さんは、「身に余る光栄。旧高遠の町民の皆さんを代表していただいた。今後は地域に恩返ししていきたい。また、名君保科正之公の大河ドラマ化実現のため微力を尽くしていきたい」と話していた。 -
伊那市副市長 酒井茂氏再任へ
伊那市の白鳥孝市長は、次の副市長に現在の副市長の酒井茂さんを再任する意向を固め、14日の市議会臨時会に諮る見通しであることがわかった。
酒井茂副市長の任期は、5月16日まで。
副市長は、市長が任命するが、議会の同意が必要となる。
11日非公開で開かれた市議会の会派代表者会議で、白鳥市長が議員にその旨を説明し、理解を求めた。
伊那ケーブルテレビの取材に対し白鳥市長は「酒井さん以上の適任者はいない」と話した。
同じく取材に対し酒井さんは「重く受け止めしっかりやっていきたい」と話していた。
酒井さんは2004年に小坂樫男前市長より助役に選ばれた。
2006年の合併後は新しい伊那市の助役を務め2007年からは統括副市長を務めている。
副市長を決める人事案件は、14日の市議会臨時会に提出されることになっている。 -
新広域連合長に白鳥伊那市長
上伊那広域連合の連合長選挙が10日行われ、新しい連合長に伊那市長の白鳥孝さんが選ばれた。
広域連合長選挙は、前の小坂樫男連合長の退任に伴い、広域連合を構成する8市町村の長による無記名投票で行われた。
開票の結果、白鳥さん7票、白票1票で、伊那市長の白鳥孝さんが当選した。
選挙後に開かれた広域連合正副連合長会の冒頭で、新連合長の白鳥伊那市長は、「新ごみ中間処理施設のこと、地域医療のことなどあり、精一杯頑張ってまいりたい」とあいさつした。
また、「観光を上伊那地域の新しい産業に育てるため検討を進めたい」と話した。
広域連合長の任期は、伊那市長の任期と同じ期間となる。 -
愛の鐘提携へ
南箕輪村は、静岡県伊豆市の土肥温泉旅館組合と、「愛の鐘の名称使用についての覚書」を交わすことになった。
南箕輪村の大芝高原にある「愛の鐘」。この鐘は、村と姉妹都市締結し、恋人岬で有名な静岡県の旧土肥町から平成4年に贈られた。
しかし、平成16年に旧土肥町が伊豆市と合併し、村との姉妹都市の関係は自然消滅した形となっていた。
今回、村では、民間や観光レベルでの交流を深めようと、土肥温泉旅館組合と愛の鐘の名称使用について覚書を交わすことになった。
村では今後、プロジェクトチームを中心に、独自のイベント企画などを行い、愛の鐘を観光資源として活用していきたいとしている。 -
大泉所トイレ太陽光設備盗難
南箕輪村の大泉所ダム近くにある公衆トイレの太陽光発電装置が、何者かによって盗まれ、トイレが使用できなくなっていることが分かった。
盗難にあったのは、大泉所公衆トイレの屋根に設置されたソーラーパネルやバッテリーなど、太陽光発電装置一式。
4月23日、村職員がソーラーパネルなどが盗まれているのを見つけ、村は26日に伊那警察署へ被害届けを提出した。
トイレは、平成9年に県の補助を受け約550万で設置された。
太陽光発電により得られた電気で排泄物の分解を行う太陽光発酵処理方式が採用されていた。
しかし現在は、処理装置の電力が供給出来ないため、使用が出来なくなっている。
村では、経ヶ岳やダム周辺への観光客に対応するため、仮設トイレを設置した。 -
村北部保育園改修工事
南箕輪村は本年度、約6600万円かけ北部保育園の改修工事を行う。
10日開かれた村議会全員協議会で、村から議員に対して、改修の概要や費用について説明が行われた。
北部保育園は昭和59年に建設され、建物の老朽化個所の修繕や、非常用照明、避難誘導灯など防火安全面を目的に改修工事が行われる。
主には、給食室の土台や柱などの腐食した部分の改修や、建築基準法に適合するよう非常用照明や避難誘導灯などの再整備を行う。
また新たに、玄関付近など2カ所にウッドデッキや、屋根には発電量9キロワットの太陽光発電設備を設置する計画。
改修費用の総額は6600万円となる見込み。
村では、本年度予算ですでに5千万円を計上していて、改修に関する1600万円の補正予算案を6月議会に提出する予定。 -
箕輪町長選は11月9日告示 14日投開票
箕輪町長選挙は、11月9日告示、14日投開票の日程で行われる。
箕輪町選挙管理委員会が、4月に町長選挙の日程を決め、6日、各区の区長や町議会議員に報告した。
11月28日に任期満了を迎える箕輪町長の選挙は、11月9日告示、14日投開票で行われる。 -
みすず寮起工式・安全祈願祭
老朽化に伴い建て替えられる養護老人ホーム「みすず寮」の起工式が7日、伊那市美篶の現地で行われた。
7日は、上伊那の市町村長やみすず寮を運営する福祉協会の関係者などが集まり、起工式と安全祈願祭が行われた。
現在の養護老人ホームみすずは築37年で老朽化が進んでいることから、今回、現在の施設の東側に新しい施設を建設することになった。
敷地面積は約6500平方メートル、鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約3600平方メートル。
長期入所50人、短期入所2人を受け入れることが可能で、全室個室となっている。総工費は約8億5千万円。
今後は、同じく建て替えを予定している特別養護老人ホームを併設。
また、将来的には今回建設する養護老人ホーム部分も特養に移行する計画。
上伊那福祉協会の平澤豊満箕輪町長は、「地域の方の協力をいただきながら、安全な工事をしていただきたい」と話した。
施設の完成は11月末頃を予定している。 -
大萱に特別養護老人ホーム建設
伊那市西箕輪大萱に、特別養護老人ホームが新たに建設されることが決まった。
上伊那広域連合によると、新しい特別養護老人ホームを整備・運営するのは上伊那福祉協会。
西箕輪大萱にある障害者支援施設「大萱の里」の西側に建設を予定している。
ベッド数は120床で、一般個室、2人部屋、認知症対応個室をそれぞれ40床整備する計画。
地下1階、地上2階建てで、平成24年3月までにオープンする予定。
特別養護老人ホームの上伊那地域の待機者は700人前後とみられる。
上伊那広域連合では、新たな施設整備により、待機者の一部解消につながると期待している。 -
南大東村職員が伊那西小を訪問
伊那市と民間交流をしている沖縄県南大東村の職員が28日伊那西小学校を訪れ、今年も子どもたちの交流を続けていくことを井上祐一校長と確認した。
子どもたちの交流事業に当初から携わっている宮城克行さんが小学校を訪れた。
南大東村は、今年度も子どもたちの交流事業を計画していて、当初予算に50万円を計上している。
宮城さんは、今年も交流をお願いしたいと、井上校長にあいさつ。
井上校長は、山のない島の小学校と海のない山の小学校の交流から得るものは多い。今までのものを大切にしながら精一杯やらせていただくつもりと快諾した。
子どもたちは、平成17年度から物を送りあうなどして交流をスタート。以来、子どもたちの行き来がスタートし今年で5年目になる。
最初に交流した子どもたちは、今高校1年生で、文通などでお互いの近況を報告しあっているという。
井上校長が宮城さんに見ているのは、今年度の伊那西小学校児童会の年間計画。
交流・ボランティア委員会の目標は、「地域の人や南大東島の人たちと交流を深める学校にしよう」。
宮城さんはうれしそうに、コピーを持ち帰った。
南大東村の児童は、10月に伊那市を訪れ、ホームステイしながら西小の児童たちと同じ教室で授業を受けるという。 -
白鳥孝新伊那市長初登庁
民間感覚での改革を訴え伊那市長選挙で初当選を果たした白鳥孝さんが30日、初登庁し、白鳥市政がスタートした。
白鳥市長は、午前8時過ぎに公用車で市役所に到着。自らの意思で慣例となっていた職員の出迎えはとりやめた。
酒井茂副市長が4階の市長室に案内し、市長の椅子に座った。
その後開かれた就任式で、白鳥さんは、大きな拍手で迎えられ酒井副市長が歓迎のあいさつをした。
酒井副市長は、「市民から選ばれた人として帰ってきてくれたことは、苦労をともにしてきた私としてもうれしい。市民感覚による正しい改革を進めてほしい。市長は、市を代表する営業マン。精力的に外交してほしい」と話した。
女子職員からお祝いの花束を受け取った白鳥市長は、「現場主義と対話を基本に行政運営に取り組みたい。職員も現場に赴いて、自分の目で確認し、判断をしてほしい。大好きな伊那市のために一緒に汗をかいていきましょう」と就任のあいさつをした。
このあと開かれた記者会見で白鳥市長は、副市長や部長への権限の委譲によるトップセールスや、会議は1時間とするなどの効率的な働き方を職員に指示したい竏窒ニ述べた。
また、小坂樫男前市長から仕事の引き継ぎが行われた。
白鳥市長の任期は平成26年4月29日まで。 -
【カメラリポート】小坂市政を振り返る
平成6年、伊那市の助役に就任以来、16年間市政運営にあたった小坂市長。
小坂市長は県公衆衛生専門学校長などを経て平成6年に旧伊那市の助役に就任し約2年間務める。