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白鳥町長 コロナ支援「事業継続を応援」
箕輪町の白鳥政徳町長は、新型コロナで打撃を受けた町内の企業に対して「休業補償など一時的なものでは無く、コロナ禍での事業継続の取り組みを応援したい」との考えを示しました。
これは7日開かれた町議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
主力の製造業については「今後も資金繰り対策は実施していくが、コロナを想定した新たな事業を支援していきたい」と答えていました。
第3波により消費意欲が低下している飲食や小売りなどサービス業については「国の第三次補正予算に注視し、対応していきたい」と話していました。
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伊那市の市民憲章碑完成
伊那市合併15周年を記念した市民憲章碑が完成し4日除幕式が行われました。
市民憲章碑は縦2.4メートル、横1.8メートルで伊那市役所前に建てられました。
伊那市民憲章は旧伊那市、高遠町、長谷村の合併10周年を記念して平成28年に制定されたものです。
前文と5項目の本文、結びで構成されていて、美しい自然を愛し住みよい環境を守るなど市民の行動目標が記されています。
除幕式には市の幹部や議員など24人が出席し碑の完成を祝いました。
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寒暖の差を利用 寒天づくり
冬の寒さを利用した糸寒天づくりが、伊那市東春近の小笠原商店で始まっています。
伊那地域の3日の朝の最低気温は0.6度まで下がりました。
朝7時過ぎ、寒天を天日干しする作業が行われていました。
創業から100年余りの小笠原商店では、冬の寒暖の差を利用して糸寒天を凍らせたり溶かしたりを繰り返す、昔ながらの方法を守っています。
厳しい寒さに晒し自然の中でじっくりと乾燥させることで食感や風味が増すということです。
夜のうちに凍らせたものを日中に溶かして水分を抜きます。
これを1週間から2週間ほど繰り返すと白さとつやのある糸寒天ができあがるということです。
寒天は、東京や関西を中心に全国の老舗菓子店に卸していて、ようかんに使われるということです。
小笠原商店の糸寒天づくりは、朝の冷え込みが続く3月頃まで行われます。 -
請願・陳情提出者が市議会議員に趣旨説明
伊那市議会12月定例会の社会委員会協議会が2日、市役所で開かれ、請願・陳情提出者が趣旨説明をしました。
提出者からの説明は、今議会からで、この日が初となりました。
今議会に提出されている請願・陳情は1件です。
安心・安全の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための陳情です。
この日は、提出者を代表して長野県医療労働組合連合会の伊壺一輝さんが、社会委員会の議員らに趣旨説明をしました。
新型コロナ対策として医療・介護・福祉に十分な財源を確保することや、公立公的病院の統合再編や地域医療を見直し、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ることを求めています。
伊那市議会によりますと、これまでの請願・陳情の取り扱いを見直して、審査に活かそうと、希望があれば、提出者からの趣旨説明の場を今回から用意しました。
伊壺さんは「コロナ感染者と通常の入院患者の診療報酬は同額の状況の中、コロナ感染者の為に病床を空けなければならず、病院の減収につながっている」と医療現場の現状を話していました。
議員からは、「医療現場が疲弊している状況を議会としてしっかり受け止めていく必要がある」などの意見が出されました。
この陳情は、12月定例会最終日に委員会報告と採決が行われます。 -
上伊那ワンストップハブ設置へ
コロナ禍の経済打撃を乗り越えようと、産学官が連携して支援する拠点「上伊那ワンストップハブ」の設置に向けた準備が進められています。
11月27日は、伊那市のいなっせで設置に向けた初会合が開かれ、産業界や教育機関、行政などからおよそ30人が参加しました。
「ワンストップハブ」は、産学官が連携して一体となり、新型コロナウイルスの影響を受けた地域経済への対応や、次世代の人材育成を目的とするものです。
伊那市西箕輪の伊那技術形成センターに拠点を設置する予定で、来年度から本格運用を目指します。
当面は、中小企業支援として雇用対策や、事業継続のための資金確保などの相談窓口をつくっていくということです。
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村議会開会 11議案提出
南箕輪村議会12月定例会が1日開会し1,600万円を減額し総額を88億1,000万円とする一般会計補正予算案など11議案が提出されました。
減額は村民税の減収などによるもので議会では一般会計補正予算案など2議案が即決されました。
主な事業として、学校の無線LAN整備工事費に850万円、新型コロナウイルス対策として空気清浄機導入補助に200万円などとなっています。
村議会12月定例会は9日と10日に一般質問、11日に委員長報告と採決が行われます。
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上伊那広域連合 高速バス運行事業者支援へ
上伊那広域連合議会11月定例会が30日、伊那市役所で開かれ、高速バス運行事業者への新型コロナ対策事業費など1,900万円を追加する、一般会計補正予算案など2議案が提出され、全会一致で可決されました。
補正予算案の主なものは、上伊那にある高速バス運行事業者へ新型コロナ対策支援金として1,800万円を交付するものです。
議会全員協議会では、箕輪町八乙女のクリーンセンター八乙女の改修工事についての報告がありました。
クリーンセンター八乙女は、平成3年の稼働から28年が経過し、施設の老朽化が進んでいることから、外装や内部設備を含め、整備するということです。
今後は整備計画などの策定を進め、着工は令和4年の下半期の予定です。
工事期間は3年間で、令和7年の上半期までの予定です。
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箕輪町議会12月定例会開会
箕輪町議会12月定例会が30日、町役場で開かれ、4億2,000万円を追加し、総額を143億円とする一般会計補正予算案など17議案が提出されました。
補正予算案の内、新型コロナ対策に関する事業費は1億780万円で、主な内訳は旧東部診療所をレンタルオフィスやテレワーク環境として活用するための改修費用に9,800万円、町内出身または在住の人が、町内の宿泊施設を利用した場合、3,000円割引となる宿泊応援キャンペーンに300万円、医療機関への支援に100万円などとなっています。
町議会12月定例会は、7日と8日に一般質問、14日に委員長報告と採決が行われます。
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オール上伊那 国政を語る会
次の衆院選で野党共闘を目指すオール上伊那協働会議による国政を語る会が22日、伊那市のいなっせで開かれました。
国政を語る会で立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員は政府の新型コロナウイルス対策について「検査体制の充実が遅れている」としてその対応を批判しました。
日本共産党の武田良介参議院議員は「核兵器禁止条約にサインできる政府をつくらなければならない。」と訴えました。
前の中川村村長で次の衆院選で長野5区からの立候補を予定している曽我逸郎さんは「若い人が伊那谷でのびのびと子育てができるような経済の仕組みをつくらなければならない。」と話していました。
国政を語る会には約100人が集まり野党共闘への機運を高めていました。
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帰省する若者のPCR検査費用補助
伊那市は新型コロナウイルへの感染が拡大しているなか成人式出席者など年末年始に帰省する若者を対象に検査費用の一部を補助する事業を開会中の市議会に追加提案することを決めました。
これは27日市役所で開かれた市議会全員協議会で示されたものです。
対象となるのは高校生や短大生、大学生などの学生もしくは平成11年4月2日から平成17年4月1日生まれの人です。
いずれも県外に住んでいて今年の12月19日から来年1月10日までの帰省が対象となります。
補助は帰省前の1週間以内に受けたPCR検査または抗原定量検査について1人1回分でPCR検査は上限が2万円、抗原定量検査は7,500円です。
補助額は約2,500万円を見込んでいて12月議会に追加提案されます。
伊那市では「新型コロナの感染が広がるなか県外で暮らす若者が安心して帰省できる環境を整えるとともに市内での感染拡大を防ぎたい」としています。
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伊那市議会12月定例会開会
伊那市議会12月定例会が27日開会し、17億6,700万円を追加し、総額を483億6,600万円とする一般会計補正予算案など21議案が提出されました。
このうち新型コロナ対策第7弾の補正予算案は即決しました。
新型コロナ対策第7弾の内訳は、プレミアム商品券「いな・ほっと券」の追加発行事業と、ひとり親家庭の子ども1人当たり2万円を給付する事業です。
予算はあわせて7億8,000万円となっています。
また、この日提出された一般会計補正予算案の主な内訳は、伊那図書館の空調設備改修工事に1億7000万円、高速バス運行事業者への新型コロナ対策支援に590万円、新型コロナの影響で収入が減った人の家賃の一部支援に462万円などとなっています。
市議会12月定例会は、8日から10日に一般質問、18日に委員長報告と採決が行われます。 -
伊那西スケート場営業休止
市議会全員協議会で伊那市横山の天然リンク、伊那西スケート場について今シーズンの営業を休止することが報告されました。
伊那市によりますと伊那西スケート場は水もれがあることや去年の台風19号の影響で照明器具が破損していることなど総合的に判断して今シーズンの営業休止を決めたということです。
伊那西スケート場の営業休止は3シーズン連続となります。
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伊那市の路線バスなど コロナにより利用者減少
伊那市内の公共交通について検討する会議が、26日、市役所で開かれ、今年度上半期は、新型コロナにより利用者が減少したことなどが報告されました。
この日は、市役所で伊那市地域公共交通会議が開かれ、今年度上半期の路線バスなどの利用状況や、来年度の方針が示されました。
路線バスの運行については、昨年度の4月~9月の全体の利用者が77,000人程だったのに対し、今年度の同じ時期は、59,000人ほどと、23%減少しました。
特に利用減が顕著だったのが、緊急事態宣言が出されていた4月・5月で、その後は、若干持ち直しました。
また、人工知能AIを活用した自動配車乗合タクシー「ぐるっとタクシーの運行」が、来年度から市街地を除き市全域に拡大することに伴い、富県・東春近地区循環バス、新山・桜井・貝沼線、高遠循環タクシーを3月末までに廃止、長谷循環バスは減便とするなどの案についても反対意見はなく、会議で承認されました。
会議ではほかに、「ぐるっとタクシー」の利用促進のため今年12月までとしていたキャンペーンの期間を、来年3月31日までとする案が承認されました。
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伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
三峰川総合開発事業について協議する会議が、伊那市役所で25日に開かれました。
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会には、会長の白鳥孝伊那市長をはじめ委員ら17人が参加しました。
協議会では、去年発生した台風19号のような大雨が今後もありうるとして、気候変動を踏まえた治水計画が必要だとする報告がされました。
白鳥会長は「三峰川の治水のために流域全体で総合的に協議し、関係機関に働きかけていきたい」と挨拶していました。
協議会は、天竜川水系河川整備計画見直しのために今年6月に設置された、天竜川水系流域委員会の発足に合わせて、平成25年以来、7年ぶりに開かれました。
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ぐるっとタクシー 市内全域へ
伊那市は、今年4月から運行を開始しているAI配車乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の運行エリアを来年度中に市内全域に拡大する方針です。
それに伴い、既存の路線バスの運行を廃止・減便するとしています。
ぐるっとタクシーは今年4月に本格運行が始まり、運行エリアは西春近・竜西・西箕輪です。
伊那市は、運行エリアを来年度中に市街地を除く市内全域に拡大する方針です。
案では、来年4月から富県・東春近・高遠町河南・長谷で、
来年10月から手良・美篶など竜東地区と残りの高遠町地区で運行開始としています。
ぐるっとタクシーの運行開始に伴い、既存のバスの運行を見直す方針です。
来年3月末で富県・東春近地区循環バス、新山・桜井・貝沼線、高遠循環タクシーは運行廃止、長谷循環バスは減便するとしています。
若宮・美原・手良・福島循環バスと高遠町の藤沢線、三義・長谷循環バスは検討中としています。
ぐるっとタクシーは今年4月から10月末までにおよそ4,300件の利用があり、乗合率は35.9%となっています。
これらの内容は26日の伊那市地域公共交通会議と協議会で審議されることになっています。
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いな・ほっと券追加などコロナ対策第7弾
伊那市は、プレミアム商品券の追加発行など、新型コロナ対策第7弾を行います。
予算規模は9億9千万円です。
24日市役所で開かれた定例記者会見の中で白鳥孝市長が発表しました。
伊那市の第2弾のプレミアム商品券「いな・ほっと券」の抽選に外れた人を対象に追加発行を行います。
購入可能金額は応募時に希望した金額で、上限は5万円分です。
対象者には引換券が郵送されます。
予算額は7億7千万円です。
このほか、ひとり親家庭の子ども1人当たり2万円を支援する事業に1,300万円、伊那図書館の効果的な換気のための空調設備改修に1億7千万円、高速バス運行事業者への新型コロナ対策経費の支援に590万円、花き農家支援として新宿区へ伊那産アルストロメリアを贈る事業に40万円などとなっています。
伊那市の新型コロナ対策第7弾の補正予算案は27日に開かれる市議会12月定例会に提出されます。
また、白鳥市長は11月に入り伊那市で14人の新型コロナへの感染者が確認されたことを受け、市民へ感染対策について呼びかけました。
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㈱BISOサーマルカメラ寄贈
ビルメンテナンスなどを手掛ける伊那市東春近の株式会社BISOは、新型コロナ対策支援として瞬時に検温ができるサーマルカメラを伊那市に寄贈しました。
5日は、BISOの吉澤文男社長が白鳥孝伊那市長に目録を手渡しました。
BISOでは、コロナ対策の設備投資としてアルプス中央信用金庫の「あるしんSDGs私募債地域のみらい」を発行しました。
引き受け手数料の一部が割引され、その金額を社会貢献にあてられることから、顔認証付きのサーマルカメラを寄贈しました。
カメラは、測定距離1m~3mの非接触式で、瞬時に検温することができます。
白鳥市長は「カメラは庁舎の他イベントなどで活用させていただきたい」と感謝して -
むらづくり委員会 村長に答申
南箕輪村のむらづくり委員会は、村第5次総合計画の後期基本計画案などについて18日、唐木一直村長に答申しました。
この日は、むらづくり委員会の足立芳夫会長と会長職務代理の富岡順子さんが村役場を訪れ、答申書を唐木村長に手渡しました。
委員会では、令和3年度から7年度までの今後5年間の村の基本的な施策を示す後期基本計画案と、村創生総合戦略案について去年から10回にわたり委員会を開き検討してきました。
後期基本計画案では、健やかに生き生き暮らせる村など7つの項目を基本目標とし、施策の方向として村民が主体となる健康づくりなどを盛り込んでいます。
また、委員会は、新型コロナウイルス対策やデジタル化対応への施策について、再度村として精査し、委員会へ提示するよう求めています。
付帯意見として、村内の開業医が増えるよう取り組み、医療体制を充実させることが挙げられています。
唐木村長は「答申の結果を受け止め、しっかりとした体制づくりをしていきたい」と話していました。 -
箕輪町と豊島区森林整備の協定締結
箕輪町と東京都豊島区の森林の里親協定の締結式が12日、オンラインで行われました。
この日は、町役場と豊島区役所をテレビ会議システムで繋いで締結式が行われました。
町と豊島区は、森林の里親協定を9月1日に結んでいて、今回は両首長がオンラインで締結の挨拶をしました。
森林の里親協定は森林整備に意欲的な地域と社会貢献を進める企業や自治体などが連携して森づくりをする協定で、県が行っている事業です。
協定では、ながた自然公園やその周辺を「としまの森・みのわ」とし、豊島区の森林環境譲与税を使って整備します。
事業費は5年間でおよそ1,500万円となっていて、当面は3年間で2.9ヘクタールの森林を、残りの2年間でさらにその周辺の整備を進めることになっています。
豊島区の高野之夫区長は「環境を切り口にこれからも交流を進めていきたい」と話していました。
協定は令和6年度までの5年間となっています。 -
道路の在り方 伊那市で実証
道路舗装などを手掛ける東京都の大成ロテック株式会社は、自転車などの利用実態や課題を調査し次世代の道路の在り方について検証する実証実験を伊那市で行います。
11日は、連携協定に関する調印式が市役所で開かれ、白鳥孝伊那市長と大成ロテック株式会社の西田義則社長が協定書を取り交わしました。
自転車や車いすなどが移動する際、安全で快適に利用できる道路整備のあり方や課題を検証しようと実施するもので、伊那市をフィールドに令和5年度までを計画しています。
課題を把握するため、自転車を利用する中高生からデータを収集する他、市内の道路利用状況などを検証しシステム構築につなげていくとしています。
大成ロテックでは、自動運転の実証実験やAIを活用したぐるっとタクシーなど最先端技術を取り入れている伊那市に連携を申し入れたということです。
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年金制度運営に尽力で大臣表彰
公的年金制度の円滑な運営に尽力したとして伊那社会保険委員会会長で伊那ケーブルテレビジョン株式会社専務の北原周次さんが厚生労働大臣表彰を受賞しました。
10日伊那市のJA上伊那本所で表彰式が行われ厚生労働省関東信越厚生局の武田浩総務監理官から北原さんに賞状が渡されました。
北原さんは20年間に渡り伊那社会保険委員会の委員として年金に関する啓発や相談、助言などを行い2016年からは会長を務めています。
式の中で北原さんは「年金保険制度が健全に安定的に運営維持されるためにも年金事務所と事業主、被保険者のパイプ役として努力したい。」と謝辞を述べました。
武田総務監理官は「公的年金制度の安定的な運営なくして社会の安定はない。」として委員の活動に感謝していました。
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唐木村長 村長選不出馬で引退へ
南箕輪村の唐木一直村長は4期目の任期満了となる来年4月で引退し次の村長選には立候補
しないことを6日明らかにしました。
唐木村長は6日村民センターで開かれた記者会見で「次期村長選には出馬をせず4期16年の村長職を退く決断をしました。判断の理由はいくつもありますけどもその一つが長期になりますとどうしてもマンネリ化とういうことが起きてきます。様々な弊害が出てくるのではないかという思いもあるところであります。また一人の首長の考え方ではなく違った方が新たな考え方で村政をリードしていくことが村の発展につながってくるものと思っています。」と述べ、次の村長選には立候補しないことを明らかにしました。
また後任の候補については「後継につきましては全く考えておりません。村長職というのは村民が選ぶものでありますので私自身の考え方で、この方というのは申し上げるつもりもございません。」と述べました。
唐木村長は元役場職員で総務課長などを経て2005年、村長選に立候補し新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
2期目以降はいずれも無投票で再選しています。
子育てに優しい村づくりを公約に掲げ、人口増加に対応するため保育園や学校の整備などに取り組んできました。
唐木村長の任期は来年4月15日となっています。
南箕輪村長選は現職の不出馬表明により今後、候補者擁立に向けた動きが出てくるものとみられます。
任期満了に伴う村長選は来年4月6日告示11日投開票です。
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リニア開業へ積極的な活動を
リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の正副会長会が6日、伊那市役所で開かれ、リニア開業による地域振興などに力を入れていくことが確認されました。
会議には市町村や商工団体の関係者など11人が出席し、今年度の事業計画などが承認されました。
会では、リニア中央新幹線の早期開業に向けて、普及に関する取り組みや、JR飯田線の高速化に向けて積極的な活動を行うことにしています。
リニア中央新幹線の工事が静岡県だけ本格着手できていないことから、会議では「開通に向け静岡県を通さないルートも一つの考えとして訴えていく必要がある」などの意見が出されました。
なお、伊那市は先月28日にリニア工事で発生する残土28万立方メートルを受け入れる方針を示しています。
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南箕輪村 唐木村長 6日進退表明
南箕輪村の唐木一直村長は、任期満了に伴い来年4月に行われる村長選に立候補するか、しないかを6日に表明する予定です。
現職4期目の唐木さんは72歳です。
唐木さんは、来年4月の南箕輪村長選に向けての記者会見を6日午前10時から役場で開き、出馬するのか、しないのかの態度を表明するものとみられます。
任期満了に伴う南箕輪村長選挙は、来年4月6日に告示、投開票は11日(日)の日程です。
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箕輪町議会が町民アンケート
箕輪町議会は去年4月に行われた町議会議員選挙が無投票だった事を受け議員定数やなり手不足について町民にアンケートを実施しました。
29日は、箕輪町役場で、中澤清明議長らが記者会見を開き、アンケート結果を報告しました。
町内に住む18歳以上の町民2000人にアンケートを行い883人から回答がありました。
町議会が議会に対する現状認識を調査し定数やなり手不足について考えるデータを収集しようと実施しました。
去年4月の町議会議員選挙が無投票となったが選挙になった方が良いか?の問いには、約7割が「選挙になったほうが良い」と回答しました。
議員定数については、「現行の15人」が47.8%「定数を減らす」が44.2%でした。
なり手不足の原因は何かとの問いには、「仕事と両立できない」が52.9%、「政治に関心がない」が41.3%となっています。
箕輪町議会では、今後アンケート結果をもとに、区長会や各種団体と懇談会を開催し、年度内に議会として議員定数を含め方向性を決めるということです。
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伊那市と市内郵便局が協定
地域課題の解決や相互の発展を図ることを目的に、伊那市は日本郵便株式会社の市内20の郵便局と包括連携協定を22日、締結しました。
22日は、市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と市内の郵便局を代表して高遠郵便局の高橋晴彦局長が協定書を取り交わしました。
伊那市と市内の郵便局は、これまで災害時の協力や道路損傷か所の情提供などの協定を結んでいます。
今回は、住民サービスの向上や地域経済の活性化を図ることを目的に包括連携協定を結びました。
新たに連携するのは、安心安全な暮らしの実現、未来を担う子どもに関することなど4項目です。
今回の協定締結により子どもの見守り活動や災害時の危険個所の事前通報、認知症高齢者の見守り活動の協力などを行うとしています。
白鳥市長は「包括協定を結ぶことで連携事業をさらに進めていきたい」と話していました。
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箕輪町安全安心パトロール隊 実績報告
箕輪町が去年10月に設置した安全安心パトロール隊の実績報告が、26日に行われました。
白鳥政徳町長は、「行方不明者の発見や警察への不審者情報の提供など、警察官OBならではの成果が見られた」と評価していました。
町安全安心パロトール隊として活動しているのは、共に長野県警OBで町内在住の藤枝裕一さんと松田久光さんの2人です。
26日は、町内の神社でさい銭が盗まれたとの情報が入り、各地を見回っていました。
2人は去年10月にパトロール隊員に委嘱され、239日間およそ1,550時間にわたり町内のパトロールや交通事故多発箇所での警戒などを行ってきました。
今年5月には行方不明者を発見した他、不審者・不審車両への対応、目の不自由な人の移動の手助けなどを行ってきたということです。
警察官時代に培った知識と経験をもとに、状況に応じて適切な判断をしてきたということです。
26日は、役場で定例記者懇談会が開かれ、白鳥町長が2人の活動実績を紹介しました。
町では、今後も状況に応じて活躍の場を広げていってもらう予定です。 -
箕輪町 日本郵便と包括連携協定締結
箕輪町は町内の郵便局3局と包括連携協定を26日に締結しました。
協定に合わせて、町では封筒や小包に貼るPRシールをつくりました。
地域おこし協力隊員の太田清美さんと元協力隊員の五十嵐裕子さんが共同で製作したものです。
QRコードを読み取ると、町の関連サイトを見ることができます。
シールは、大小1,000枚ずつ作り、箕輪郵便局、木下郵便局、東箕輪郵便局の窓口に置かれています。 -
交通安全「孫から作戦」伊那市西部交通安全協会
伊那市西部交通安全協会は、交通安全啓発活動「孫から作戦」と銘打って、竜南保育園の年長園児にお守り型の夜光反射材キーホルダーを26日に贈りました。
キーホルダーは、それぞれ持ち帰り、祖父母に渡します。
26日は、西部交通安全協会の湯沢文雄会長が竜南保育園を訪れ、年長園児に1人2つずつキーホルダーをプレゼントしました。
キーホルダーは、お守りの形をしていて、暗いところでも目立つ夜光反射材となっています。
園児らは、色を塗ったり祖父母の似顔絵を描いたりしていました。
この取り組みは、西部安協エリアのますみヶ丘が今年度長野県の高齢者交通安全モデル指定地区となっていることから企画されたものです。
伊那警察署によりますと、管内では今年1月から10月25日までに134件の人身事故が発生していて、そのうちの半分の67件は65歳以上の高齢者が絡む事故となっています。 -
修学旅行キャンセル料 公費で負担
伊那市は新型コロナ対策の第6弾として、28日に開かれる市議会臨時議会に、2,856万円の補正予算案を提出します。
個人事業主への傷病手当の支給、小中学校の修学旅行のキャンセル代の公費負担などが盛り込まれています。
伊那市が、10月28日に開かれる臨時市議会に提出するのは、新型コロナ対策を盛り込んだ2856万円の補正予算案です。
内訳は、新型コロナに感染した個人事業主に、日額あたり5,000円を支給する傷病手当支給事業に500万円。
子育て世帯に児童1人あたり1万円を支給する臨時特別給付金の増額に1,193万円。
中止・延期となった小中学校の修学旅行キャンセル料を全額公費で賄う事業に684万円などとなっています。
この補正予算案などが提出される伊那市議会臨時会は、今月28日に開かれます。