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上伊那の松くい虫被害減少
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が伊那市の伊那合同庁舎で19日開かれ、上伊那地域で昨年度新たに発生した松くい虫による被害量は前の年度より約1割減少したことが報告されました。
昨年度新たに発生した松くい虫の被害量は2023年度より310㎥減少の4,101㎥でした。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では伊那市が535㎥減少の907㎥、箕輪町が219㎥増加の606㎥、南箕輪村が125㎥減少の693㎥でした。
協議会では被害拡大を防ぐため被害木の効果的な伐倒駆除や樹種転換を進めていくということです。
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「森と学びのセンター」検討進める考え示す
伊那市の白鳥孝市長は、森と学びに関する市民活動の拠点「森と学びのセンター」設置に向け検討を進めていきたい考えを示しました。
これは17日市役所で開かれた市議会一般質問の中で議員の質問に答えたものです。
伊那市は森と学びを軸としたフィンランド連携を進めていて、フィンランド視察をした参加者などから、拠点設置の要望が寄せられているということです。
白鳥市長は拠点について「自由闊達に集まれる、実践的なフィールドを作っていきたい」と話していました
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町議会閉会 町提出議案可決
箕輪町議会6月定例会は町から提出されていた今年度一般会計補正予算案など7議案が原案通り可決され17日に閉会しました。
なお、この日議員から提出された「農地の保全と担い手確保のための農業予算の拡充を求める意見書の提出について」の議案は町ではなく広域的に訴えるのが適切だとして賛成6反対8で否決されました。
また「選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める意見書の提出について」の議案は委員会に付託して継続審査となっています。 -
住民目線で議論「気候町民会議inみのわ」
箕輪町は、ゼロカーボンの実現に向けた取り組みについて住民目線で議論を交わす「第1回気候町民会議inみのわ」を、5月31日、産業支援センターみのわで開きました。
初回となるこの日は、参加者が自己紹介をし、町や県の現状などについて話を聞きました。
気候町民会議は、気候変動対策の取り組みについて議論し、提言としてまとめるものです。
参加者は無作為で抽出された町民30人と、信州大学の学生10人の合わせて40人で、年代は10代から70代です。
箕輪町は、ゼロカーボンシティ宣言をしていて、2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロを目指しています。
会議は、町発足70周年の今年度、改めて「ゼロカーボン」をどう実現していくか議論を進めていこうと、町と信州大学グリーン社会共創機構が共同で開催します。
白鳥政徳町長は、「もう一度この問題をとことん話し合い、次の世代にこの地域を渡していきたい」と話していました。
会議は、6月にあと2回開かれ、会議の内容は7月13日に開かれる「地球・環境・未来フェスinみのわ」のパネルディスカッションで報告されます。
気候市民会議は全国で25例目で町単独での開催は全国で2例目だということです。
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白鳥町長「利用者見込める」
箕輪町の白鳥政徳町長は町が無償で土地を貸し付けて運営を計画している民間の障がい者グループホームについて「利用者は見込める」との考えを示しました。
これは9日役場で開かれた町議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
箕輪町は開会中の今議会に障がい者グループホームの運営を計画している民間の福祉事業所に土地を無償で貸し付ける議案を提出しています。
貸し付ける土地は箕輪町沢の町営住宅跡地で広さは約2,400平方メートルです。
貸し付けの期間は今年の7月1日から約32年間です。
借り受けるのは箕輪町の福祉事業所、株式会社煌めきです。
新たに計画している施設では24時間支援体制を確保する日中サービス支援型として20人、ショートステイ2人を受け入れる予定です。
箕輪町が土地を無償で貸し付ける議案は17日に採決が行われます。
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南箕輪村 広報紙のデジタル化へ
南箕輪村は毎月発行している広報紙について紙媒体での配布は残しつつデジタル化に取り組んでいく方針です。
これは9日役場で開かれた村議会全員協議会で説明されたものです。
村では広報紙デジタル化に関するアンケートを無作為に抽出した1,391人に行い617人から回答がありました。
その結果、デジタル化になった場合でも紙媒体の広報紙を読むと回答した人が両方で読むと回答した人も含めると63.8%になりました。
このことから村では紙媒体での配布は残しつつ広報紙のデジタル化を進めるとともに回覧板のデジタル化についても並行して取り組んでいきます。
村ではデジタル化により村民が必要なタイミングで必要な情報が伝わる広報を目指すとしています。 -
上伊那地域行政連絡会議 県議に事業説明
上伊那地域行政連絡会議がきょう、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、管内の現地機関が重点事業などについて地元選出の県議会議員に説明しました。
5月15日は、上伊那地区選出の議員と上伊那地域振興局、伊那保健福祉事務所など管内にある県の現地機関、14機関の代表が出席しました。
上伊那地域振興局はゼロカーボンの取り組みとして、管内にEVの電気自動車の充電設備を新たに54基設置したことや、今年度6台導入することなどを報告しました。
ほかに南海トラフ地震への対応について、土砂災害発生時に孤立する可能性がある集落が管内で16か所あることが報告されました。
その対応として上伊那地域振興局では、孤立集落の状況を把握するため、ドローンを使っての訓練を実施していくとしています。
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東ティモール 駐日大使伊那市を訪問
伊那市と交流のある東ティモール民主共和国のイリディオ大使が6月の退任を前に伊那市を5月27日に訪問しました。
この日はイリディオ・シメネス・ダ・コスタ駐日特命全権大使ら5人が市役所を訪れました。
伊那市はふるさと大使で東ティモール名誉総領事の北原巌男さんの縁で、これまで東京オリンピック選手団の合宿を迎え入れるなどの親交を深めてきました。
今年2月には東ティモールのグスマン首相より「伊那市を訪問し相互のつながりを強化したい」との親書が市長あてに届いています。
この日は農業やインフラの分野での技能実習の実現に向けて会談が行われました。
白鳥市長は「身に着けた技術が自国の為になるような機会を提供できればと思います」と話していました。
イリディオ大使からは東ティモールの伝統工芸品の織物「タイス」が友好の証として贈られました。
イリディオ大使は6月30日に任期を終え東ティモールに帰国します。 -
伊那市議会開会 7議案提出
伊那市議会6月定例会が6日に開会し、4億9千万円を追加する一般会計補正予算案など7議案が提出されました。
主な事業のうち、地域木材を安定供給するための調査・研究や地域材を使った商品開発支援事業に9,900万円、物価高騰の影響を受けている介護・福祉施設の支援を行う事業に3,200万円などとなっています。
市議会6月定例会は、17日から19日に一般質問、27日に委員長報告と採決が行われます。
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高遠しんわの丘ローズガーデンでバラが見ごろに
バラ祭りが行われている伊那市高遠町の「高遠しんわの丘ローズガーデン」で、バラが見ごろとなっています。
園内では、大輪系のバラを中心に現在見ごろとなっています。
高遠しんわの丘ローズガーデンは、2005年にプレオープンし、今年20周年となりました。
1ヘクタールほどの敷地内には、270種、3,000株余りのバラが植えられていて、現在見ごろとなっています。
2日は、平日にも関わらず県内外から訪れた人で賑わいました。
また、先週末に開かれた運動会の振替休日となった小学校もあり、家族連れの姿も多く見られました。
住民有志でつくる高遠薔薇会では、22日までの祭り期間中、バラのなんでも相談会や苗木の販売を行っています。
高遠しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りは、22日日曜日まで行われています。
入園料は500円で、中学生以下は無料となっています。 -
南箕輪村と日本建設機械レンタル協会 災害時協定締結
南箕輪村は建設機械のレンタルや販売を行う県内企業でつくる、日本建設機械レンタル協会長野支部と災害時に機材の貸し出しなどを行う協定を2日、結びました。
2日は役場で調印式が行われ、日本建設機械レンタル協会長野支部の花岡昇支部長と藤城栄文村長が協定書を取り交わしました。
災害時に協会が所有する仮設トイレや発電機など34品目の機材を貸出すということです。
藤城村長は「速やかに機材を提供してもらい、住民の安心安全につなげたい」と話していました。
花岡支部長は「災害時には全力でサポートをして住民の不安を減らしたい」と話していました。
支部との協定は、上伊那では他に伊那市、駒ヶ根市、箕輪町が締結しています。
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南箕輪村議会 6月定例会
南箕輪村議会6月定例会が2日、開会し、今年度の一般会計におよそ2千万円を追加する補正予算案など6議案が提出されました。
補正予算案の主な内容は、保育園の修繕料に270万円、帯状疱疹ワクチン予防接種委託料に240万円などとなっています。
村議会6月定例会は11日と12日に一般質問、13日に委員長報告と採決が行われます。
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箕輪町議会開会 10議案提出
箕輪町議会6月定例会が2日開会し今年度の一般会計に約6,100万円を追加する補正予算案など10議案が提出されました。
補正予算案の主な内容は特定空き家解体工事設計業務委託料に150万円、
もみじ湖インバウンド対応計画策定と情報発信業務委託料に340万円などとなっています。
町議会6月定例会は9日と10日に一般質問、17日に委員長報告と採決が行われます。
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高遠町総合支所 一般向け見学会
今月23日に完成した伊那市高遠町の高遠町総合支所の新庁舎の一般向けの見学会が、31日と6月1日の2日間開かれています。
新たな高遠町総合支所は、高遠町文化センターの駐車場に建設されました。
鉄骨造り2階建てで、延床面積は941平方メートルです。
1階には市民ホールと総務課、農林建設課、市民福祉課、商工観光課があります。
壁には地元産材が使われているほか、カウンターには市民が木材で作った装飾が使われています。
他に会議室、相談室などがあります。
2階は文書庫となっています。
屋根には太陽光パネルが設置され、庁舎の電力の一部を賄う他、発電した電力を蓄電し災害時に活用できるようになっています。
総事業費はおよそ5億700万円です。
新庁舎見学会は1日も午前9時から正午まで行われます。
新しい総合支所での業務は6月30日から始まります。
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箕輪町と株式会社カインズ 災害協定を締結
箕輪町は、埼玉県に本社を置き、全国にホームセンターを展開する株式会社カインズと、災害時の生活物資の供給に関する協定を4月25日に締結しました。
この日は、町役場で調印式が行われ、白鳥政徳町長と、株式会社カインズのコーポレートサポート本部 植木俊之本部長が協定書を取り交わしました。
今回の協定によって、災害時、箕輪町はカインズから水や非常食、日用品等の生活必需品や、応急対策に必要な物資の供給協力を受けることが出来ます。
箕輪町にはカインズの物流センターがあり、災害時には供給拠点の一つとして活用されるということです。
白鳥町長は「地震や台風など、いつ何が起こるかわからない。そんな中で今回の協定締結をたいへん心強く思っている。」と話していました。
カインズは今回の箕輪町を含め、全国241の自治体と災害協定を結んでいます。
上伊那では伊那市、駒ケ根市に続き3件目です。
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補正予算案の修正動議可決
南箕輪村役場で15日開かれた村議会臨時会で今年度一般会計補正予算案に対する修正動議が議員から提出され賛成多数で可決されました。
修正動議は百瀬輝和議員ら3人が提出したものです。
補正予算案では1着3万円の計算で消防団の活動服の購入を70人分、総額210万円としていました。
修正案ではこれを全団員と予備を合わせて190人分、総額570万円としています。
増額分の360万円については予備費をあてるため補正予算案の総額に変更はありません。
修正案の提出について百瀬議員は「活動服の機能性は向上していてより安全に団員が活動し士気向上を図るためにも全員分を一括で購入すべき」などと説明しています。
採決の結果賛成7、反対1で修正案は可決されました。
また修正部分以外の一般会計補正予算案のほか2議案は提案通り可決されました。
消防団の活動服購入を70人分としていたことについて村は「財政全体のバランスで、3年かけて全員分を揃える計画だった」としたうえで、議員の意見を尊重していきたいとしています。 -
出水期前に天竜川を合同巡視
梅雨や台風などの出水期を前に国や県、市町村の担当者が天竜川の危険箇所を確認する合同巡視が15日、辰野町から南箕輪村の間で行われました。
このうち箕輪町では平成18年豪雨で決壊した北島地籍などを巡視しました。
合同巡視は天竜川上流河川事務所が毎年この時期に行っていて、市町村の担当者などと危険箇所の確認を行いました。
町内の天竜川沿いでは26か所が重要水防箇所に指定されています。
天竜川上流河川事務所の担当者は「いざというときは各機関の連携が大事になる。効率的に水防活動ができるよう備えておかなければならない」と話していました。
合同巡視では水防倉庫で出水時に使う備蓄品も確認していました。
合同巡視は上下伊那の14市町村で30日まで行われます。 -
南箕輪村議会 臨時会 肉付け予算案提出
南箕輪村議会臨時会が14日、役場で開かれ村長選挙後の肉付けとなる今年度の一般会計に5億5千万円を追加する補正予算案など3議案が提出されました。
村長選挙後の肉付けとなる一般会計補正予算案は5億5千万円を追加するもので、総額は85億2千万円としています。
主な新規事業は村民センターの舞台照明のLED化事業に1億1千万円、村民体育館の改修や避難所として必要な機能整備事業に1億2千万円、合葬式墓地の整備事業に4千9百万円、大芝高原のユニバーサル化に向けた案内窓口の設置や電動車椅子の購入に1千4百万円となっています。
他に役場庁舎と保健センターの長寿命化に向けた調査・設計費に2千万円などとなっています。
村議会臨時会は15日までで15日は議案の討論と採決が行われます。 -
南箕輪村 妊婦応援で米を提供 実績報告
南箕輪村は、村内の全ての妊婦を対象に2023年11月から取り組んでいる「マタニティ応援お米プロジェクト」の実績を報告しました。
村議会全員協議会が12日に、役場で開かれ、村が実績を報告しました。
村に住民登録がある妊婦などを対象に、村産のコシヒカリ「金芽米 風の村米だより」を贈る事業を2023年11月から行っています。
さらに、アンケートへの協力やJA上伊那の准組合員になることなどを条件に、出産予定月まで無償で毎月5キロから15キロの米を自宅に送る宅配サービスを実施しています。
昨年度は、対象者131人に対し、宅配サービスの利用者は39人でした。
金芽米が母子の健康状態に与える影響を調査するために行われたアンケートでは、継続的に食べたことで「体調の改善につながった」などの感想が寄せられたということです。
村では、今後も事業を継続し、金芽米の持つ効果について分析していきたいとしています。 -
憲法記念日の集い 前川喜平さん講演
憲法記念日の集い・講演会が11日駒ヶ根市の駒ヶ根文化会館で開かれ、元文部科学事務次官の前川喜平さんが講演しました。
前川さんは、「日本国憲法と教育 人権・平和・民主主義のための学びとは」と題して講演しました。
講演会は、実行委員会が毎年開いていて、およそ500人が参加しました。
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伊那市議会臨時会
伊那市議会臨時会が12日に市役所で開かれ、高遠第2・第3保育園建設建築工事請負契約の締結についてなど6議案が提出され可決されました。
伊那市は、老朽化に伴い建て替えが行われる伊那市高遠町の高遠第2・第3保育園の建築工事を株式会社ヤマウラ伊那支店と2億5千9百5万円で随意契約を結びました。
新園舎は鉄骨造の平屋建てで延べ床面積は529.57平方メートルです。
来年3月末の完成を目指します。
12日に提出された6議案は全て可決されました。 -
42事業5,749万円分 内定
長野県地域発元気づくり支援金で今年度要望があったうち上伊那地域の42事業、5,749万円分が内定し8日発表されました。
このうち伊那市の団体などからは森林(もり)での学びデザイン事業に169万円、地域の魅力を発信する交流拠点の設置事業に149万円などとなっています。
箕輪町ではゼロカーボンみのわ推進事業に404万円、多言語型窓口ごみ案内用動画制作委託事業に79万円などとなっています。
南箕輪村では、みなみみのわ森の音楽祭に252万円、ペダルのない自転車に乗るランバイク体験に232万円となっています。
上伊那では今年度、35団体から45事業6,094万円の要望があり42事業5,749万円分が内定しました。
長野県は8日現在、2次募集は予定していないということです。
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天竜川水系整備計画を協議 伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
戸草ダム建設など、天竜川水系の整備計画について協議する、伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が市役所でこのほど開かれました。
協議会では、治水機能の増強のための新設ダムの検討調査実施等について天竜川上流河川事務所などが説明しました。
天竜川上流河川事務所の吉田桂治所長は今年度新設された開発調査課で、上流部の治水機能について調査、新設ダムについての検討を行うとしています。
長谷地域対策協議会の中山晶計会長は「何十年も調査を行ってようやくダム建設開始、ということでは地域住民が不安なまま過ごすことになってしまう。できるだけ早期に実施するという目標の中で進めてほしい。」と発言しました。
吉田所長は「地域住民が水害を心配に思う気持ちは承知している。なるべく早く調査を進めて次に何をするかを示していきたい。」と回答しました。
会長を務める白鳥孝伊那市長は、「調査検討が早期に行われて、戸草ダムはどうしても必要だという方向にもっていってほしい。」と話していました。
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愛知県幸田町が箕輪町を視察
箕輪町と交流のある愛知県幸田町(こうたちょう)は、町内の施設などを4月30日と5月1日の2日間視察しました。
1日は、幸田町の成瀬敦町長ら6人が箕輪町を訪れました。
成瀬町長はナス、白鳥政徳町長はアスパラガスと、互いの地域で採れた野菜を交換しました。
そのあと、町内の施設を視察しました。
このうち、町郷土博物館では柴秀毅館長が展示物や箕輪町の歴史について説明しました。
箕輪町と幸田町は、およそ30年前から交流を行っていて、2012年には災害時相互応援協定、今年3月には、それぞれの地域のケーブルテレビとの4者で映像での協力に関する協定を結んでいます。
幸田町は、箕輪町周辺の地域も知ることで、より関係を深めようと、伊那市、南箕輪村、宮田村も視察しました。
1日はほかにみのわBASEなども視察しました。
箕輪町と幸田町は、今後も物産展やイベントを通して交流を深めていきたいとしています。
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地域づくり支援金 要望45件
長野県が市町村などの自主的な取り組みを支援する「地域発元気づくり支援金」の今年度の上伊那の要望件数は昨年度を5件下回る45件となっています。
1日、伊那市の伊那合同庁舎で選定会議が開かれました。
今年度は市町村と公共的団体から昨年度の50件、8,156万円を5件2,062万円下回る45件6,094万円の要望が出されています。
今年度の上伊那の予算額は5,757万円となっています。
採択事業は8日木曜日に公表する予定です。
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大芝高原にモバイルトイレ 有事の際は被災地に
南箕輪村は、大芝高原に移動可能なモバイルトイレを28日に設置しました。
有事の際は、けん引して被災地で利用することができます。
28日は、現地で職員らが設置作業を行いました。
モバイルトイレが設置されたのは、大芝公園東側の多目的広場近くです。
車内からスロープを取り出し、30分ほどで完了しました。
大きさは、幅1メートル90センチ、長さ3メートル、高さは2メートル30センチです。
公園内にはトイレが10か所ほどありますが、多目的広場付近にはなかったため、この場所に設置することにしました。
100mほど北側にある既存トイレと下水管を繋いだほか、電気、水道設備も新たに設けました。
この場所では、使用回数の上限がない定置型として利用します。
また災害時は、必要な場所にけん引することができ、およそ100回分の汚水タンクなどが備わっているため、下水管に接続しなくても利用ができます。
トイレ本体がおよそ1,400万円で、普段は公用車として利用できるけん引車の購入と上下水管などの工事費を含め、総事業費はおよそ2,400万円となっています。
利用開始は29日からで、冬場を除き24時間利用することができます。 -
箕輪町ソーラーポート竣工
2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す箕輪町が、役場北側駐車場に整備を進めてきたソーラーカーポートなどが完成し25日に竣工式が行われました。
25日は、町や施工業者などの関係者およそ40人が出席し、テープカットなどをして完成を祝いました。
公共施設から率先して脱炭素化に取り組みゼロカーボンの推進につなげていこうと、庁舎北側に太陽光発電設備を備えた110台分が停められる屋根付きの駐車場「ソーラーカーポート」が建設されました。
太陽光発電パネルは駐車場の他、役場増築棟、文化センター、保健センターの屋上にも設置されました。
太陽光発電設備の設置、管理は電力事業などを手掛ける八十二Link Naganoが負担し箕輪町は今後20年間発電された電力を使い、電気料を支払っていきます。
町役場、文化センター、保健センター、情報通信センター、図書館の5つの施設を受変電設備から送電線でつないで電力を供給します。
発電量は年間でおよそ49万kWh、5施設で使う電力量の43%を賄う予定で、年間の二酸化炭素削減量は163トンを見込んでいます。
このほか、電気自動車の公用車から庁舎に電力を供給できるシステムの導入なども行いました。
総事業費は国の交付金などを活用し9億4900万円となっています。
駐車場の供用開始は来月1日からとなります。 -
箕輪町新議長に入杉さん 女性初
箕輪町議会臨時会が24日開かれ、新たな議長に入杉百合子さんが選ばれました。
箕輪町議会では、入杉さんが初めての女性議長となります。
24日は箕輪町議会臨時会が開かれ、申し合わせ任期の満了に伴い議長選と副議長選が行われました。
15人の議員全員が投票を行い、入杉さん7票、前議長の荻原省三さんに6票、白票2票で、入杉さんが議長に選ばれました。
入杉さんは松島の77歳で、現在3期目です。
平成以降に、上伊那の市町村で女性が議長となるのは、駒ヶ根市議会に続いて、入杉さんが2人目だということです。
副議長には北小河内の平出広志さんが選ばれました。
また、総務産業常任委員長に岡田建二朗さん、福祉文教常任委員長に寺平秀行さん、議会運営委員長に中澤清明さんが選ばれました。
正副議長の任期は申し合わせにより24日から2年間となっています。
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中川村長選 宮下氏が当選
任期満了に伴い22日告示された中川村長選挙で、現職で現職の宮下健彦さん70歳が無投票で3期目の当選を果たしました。
中川村長選は22日に告示され、宮下さん以外に立候補の届け出はなく、無投票で3期目の当選を果たしました。
中川村長選が無投票になったのは2回連続です。
任期は5月13日から4年間です。
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大芝高原 5年間かけて整備を計画
南箕輪村は、国の交付金を活用し、今年度から5年間かけ、ユニバーサルツーリズムの推進や防災・減災の拠点施設となるよう大芝高原一帯を整備する計画です。
21日は、役場で村議会全員協議会が開かれ、村が概要を示しました。
村では、「グリーン・セーフティ・オアシス大芝高原プロジェクト」と銘打ち、大芝高原のユニバーサルフィールド化やインフラ整備を一体的に行うことで、観光や防災の拠点として活用していく考えです。
地方自治体のソフト・ハード事業を一体的に支援する国の「第2世代交付金」を活用して行う計画です。
今後の交付金の決定額にもよりますが、ソフト事業に5,600万円、大芝の湯の改修に7億2,400万円、水道施設の整備やトイレの改修などインフラ整備に4億6,500万円を予定していて、総事業費は5年間で12億4,600万円を見込んでいます。
今年度事業として、アスレチックや小型遊具を改修します。
また、年齢や能力に関係なく誰でも楽しめるユニバーサルツーリズムに向けたマップを作製する他、大芝高原のアカマツの炭を使った商品の開発に取り組みます。