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天竜川水系整備計画を協議 伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
戸草ダム建設など、天竜川水系の整備計画について協議する、伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が市役所でこのほど開かれました。
協議会では、治水機能の増強のための新設ダムの検討調査実施等について天竜川上流河川事務所などが説明しました。
天竜川上流河川事務所の吉田桂治所長は今年度新設された開発調査課で、上流部の治水機能について調査、新設ダムについての検討を行うとしています。
長谷地域対策協議会の中山晶計会長は「何十年も調査を行ってようやくダム建設開始、ということでは地域住民が不安なまま過ごすことになってしまう。できるだけ早期に実施するという目標の中で進めてほしい。」と発言しました。
吉田所長は「地域住民が水害を心配に思う気持ちは承知している。なるべく早く調査を進めて次に何をするかを示していきたい。」と回答しました。
会長を務める白鳥孝伊那市長は、「調査検討が早期に行われて、戸草ダムはどうしても必要だという方向にもっていってほしい。」と話していました。
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愛知県幸田町が箕輪町を視察
箕輪町と交流のある愛知県幸田町(こうたちょう)は、町内の施設などを4月30日と5月1日の2日間視察しました。
1日は、幸田町の成瀬敦町長ら6人が箕輪町を訪れました。
成瀬町長はナス、白鳥政徳町長はアスパラガスと、互いの地域で採れた野菜を交換しました。
そのあと、町内の施設を視察しました。
このうち、町郷土博物館では柴秀毅館長が展示物や箕輪町の歴史について説明しました。
箕輪町と幸田町は、およそ30年前から交流を行っていて、2012年には災害時相互応援協定、今年3月には、それぞれの地域のケーブルテレビとの4者で映像での協力に関する協定を結んでいます。
幸田町は、箕輪町周辺の地域も知ることで、より関係を深めようと、伊那市、南箕輪村、宮田村も視察しました。
幸田町の成瀬町長は。
1日はほかにみのわBASEなども視察しました。
箕輪町と幸田町は、今後も物産展やイベントを通して交流を深めていきたいとしています。
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地域づくり支援金 要望45件
長野県が市町村などの自主的な取り組みを支援する「地域発元気づくり支援金」の今年度の上伊那の要望件数は昨年度を5件下回る45件となっています。
1日、伊那市の伊那合同庁舎で選定会議が開かれました。
今年度は市町村と公共的団体から昨年度の50件、8,156万円を5件2,062万円下回る45件6,094万円の要望が出されています。
今年度の上伊那の予算額は5,757万円となっています。
採択事業は8日木曜日に公表する予定です。
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大芝高原にモバイルトイレ 有事の際は被災地に
南箕輪村は、大芝高原に移動可能なモバイルトイレを28日に設置しました。
有事の際は、けん引して被災地で利用することができます。
28日は、現地で職員らが設置作業を行いました。
モバイルトイレが設置されたのは、大芝公園東側の多目的広場近くです。
車内からスロープを取り出し、30分ほどで完了しました。
大きさは、幅1メートル90センチ、長さ3メートル、高さは2メートル30センチです。
公園内にはトイレが10か所ほどありますが、多目的広場付近にはなかったため、この場所に設置することにしました。
100mほど北側にある既存トイレと下水管を繋いだほか、電気、水道設備も新たに設けました。
この場所では、使用回数の上限がない定置型として利用します。
また災害時は、必要な場所にけん引することができ、およそ100回分の汚水タンクなどが備わっているため、下水管に接続しなくても利用ができます。
トイレ本体がおよそ1,400万円で、普段は公用車として利用できるけん引車の購入と上下水管などの工事費を含め、総事業費はおよそ2,400万円となっています。
利用開始は29日からで、冬場を除き24時間利用することができます。 -
箕輪町ソーラーポート竣工
2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す箕輪町が、役場北側駐車場に整備を進めてきたソーラーカーポートなどが完成し25日に竣工式が行われました。
25日は、町や施工業者などの関係者およそ40人が出席し、テープカットなどをして完成を祝いました。
公共施設から率先して脱炭素化に取り組みゼロカーボンの推進につなげていこうと、庁舎北側に太陽光発電設備を備えた110台分が停められる屋根付きの駐車場「ソーラーカーポート」が建設されました。
太陽光発電パネルは駐車場の他、役場増築棟、文化センター、保健センターの屋上にも設置されました。
太陽光発電設備の設置、管理は電力事業などを手掛ける八十二Link Naganoが負担し箕輪町は今後20年間発電された電力を使い、電気料を支払っていきます。
町役場、文化センター、保健センター、情報通信センター、図書館の5つの施設を受変電設備から送電線でつないで電力を供給します。
発電量は年間でおよそ49万kWh、5施設で使う電力量の43%を賄う予定で、年間の二酸化炭素削減量は163トンを見込んでいます。
このほか、電気自動車の公用車から庁舎に電力を供給できるシステムの導入なども行いました。
総事業費は国の交付金などを活用し9億4900万円となっています。
駐車場の供用開始は来月1日からとなります。 -
箕輪町新議長に入杉さん 女性初
箕輪町議会臨時会が24日開かれ、新たな議長に入杉百合子さんが選ばれました。
箕輪町議会では、入杉さんが初めての女性議長となります。
24日は箕輪町議会臨時会が開かれ、申し合わせ任期の満了に伴い議長選と副議長選が行われました。
15人の議員全員が投票を行い、入杉さん7票、前議長の荻原省三さんに6票、白票2票で、入杉さんが議長に選ばれました。
入杉さんは松島の77歳で、現在3期目です。
平成以降に、上伊那の市町村で女性が議長となるのは、駒ヶ根市議会に続いて、入杉さんが2人目だということです。
副議長には北小河内の平出広志さんが選ばれました。
また、総務産業常任委員長に岡田建二朗さん、福祉文教常任委員長に寺平秀行さん、議会運営委員長に中澤清明さんが選ばれました。
正副議長の任期は申し合わせにより24日から2年間となっています。
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中川村長選 宮下氏が当選
任期満了に伴い22日告示された中川村長選挙で、現職で現職の宮下健彦さん70歳が無投票で3期目の当選を果たしました。
中川村長選は22日に告示され、宮下さん以外に立候補の届け出はなく、無投票で3期目の当選を果たしました。
中川村長選が無投票になったのは2回連続です。
任期は5月13日から4年間です。
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大芝高原 5年間かけて整備を計画
南箕輪村は、国の交付金を活用し、今年度から5年間かけ、ユニバーサルツーリズムの推進や防災・減災の拠点施設となるよう大芝高原一帯を整備する計画です。
21日は、役場で村議会全員協議会が開かれ、村が概要を示しました。
村では、「グリーン・セーフティ・オアシス大芝高原プロジェクト」と銘打ち、大芝高原のユニバーサルフィールド化やインフラ整備を一体的に行うことで、観光や防災の拠点として活用していく考えです。
地方自治体のソフト・ハード事業を一体的に支援する国の「第2世代交付金」を活用して行う計画です。
今後の交付金の決定額にもよりますが、ソフト事業に5,600万円、大芝の湯の改修に7億2,400万円、水道施設の整備やトイレの改修などインフラ整備に4億6,500万円を予定していて、総事業費は5年間で12億4,600万円を見込んでいます。
今年度事業として、アスレチックや小型遊具を改修します。
また、年齢や能力に関係なく誰でも楽しめるユニバーサルツーリズムに向けたマップを作製する他、大芝高原のアカマツの炭を使った商品の開発に取り組みます。 -
南箕輪村議会臨時会 3議案可決
南箕輪村議会臨時会が21日に役場で開かれ、南部小学校の照明LED化工事の請負契約締結に関する議案など3議案が全会一致で可決されました。
臨時会には、南部小学校照明LED化工事の請負契約締結に関する議案の他、国民健康保険税条例の一部改正について、村税条例の一部改正についての3議案が提出され、全会一致で可決されました。
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南箕輪村再選の藤城村長初登庁
任期満了に伴う南箕輪村長選挙で、無投票で2期目の当選を果たした藤城栄文村長が16日初登庁しました。
午前8時20分、職員に迎えられ藤城村長が初登庁しました。
16日は役場講堂で就任式が行われました。
就任式で藤城村長は職員を前に「最も力を入れていきたいと思っているのは人と人とのつながりや人と自然とのつながりを強くしていきたい。また物価高騰で生活が苦しくなっている。生活のなかで効果が実感できる政策の立案にも力を入れていかなければならないと思っている。」と抱負を述べました。
藤城村長の任期はきょうから2029年4月15日までの4年間です。
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南箕輪村長選 藤城さん一夜明けて
任期満了に伴い8日に告示された南箕輪村長選挙は、現職の藤城栄文さんが無投票で2期目の当選を果たしました。
8日は選挙事務所に支持者およそ50人が集まり当選を祝いました。
当選から一夜明けた9日、現在の心境や2期目に対する意気込みを話しました。
藤城さんは「今朝は午前3時半に目が覚め、二期目に向けて行う事を書きだした。
二期目に結果を出していかないと言っているだけになってしまう。公約を実現していけるよう、任期の1年目から4年目を見据えて計画的に取り組んでいきたい。子育て世代や不登校の子供たちの居場所づくりについて検討するチームを最初に整えていきたい。」と話していました。
藤城さんは他に持続可能な自治会の検討や大芝高原の整備を進めていきたいとしています。
藤城さんの2期目の初登庁は16日で、任期は2029年4月15日までとなっています。
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南箕輪村長選挙 藤城氏無投票で再選
任期満了に伴う南箕輪村長選挙が8日に告示され、無所属で現職の藤城栄文さんが無投票で2期目の当選を果たしました。
●2期目の当選を受けて
「無投票とはいえ、村長に選任されたことを大変うれしく思うし、同時に身が引き締まる思いです」
●無投票での当選だったことについて
「本来なら選挙があるほうが望ましいが、4年間の成果をある程度評価していただいた結果だと思っている。ただこれに慢心するのでなく、しっかりと努力を重ねていきたい」
●2期目に取り組みたいこと
「1期目は全ての公約を達成できなかったので、まずは計画的に4年間の公約を達成したい」
●村民へのメッセージ
「引き続きまじめに汗をかいてがんばっていく。対話の機会をつくっていくので、村政への関心を高めてもらい、むらづくりへの協力をお願いします。」
藤城さんは、現在45歳。
無所属・現職の南原です。
東京都出身で、江戸川区役所に勤務し、2017年に南箕輪村の地域おこし協力隊員となりました。
2019年に村議会議員となり、2021年に行われた前回の村長選で新人同士の一騎打ちを制し、初当選しました。
今回の選挙では、藤城さん以外に立候補の届け出はなく、無投票で再選を果たしました。
藤城さんの初登庁は16日で、任期は2029年4月15日までとなっています。 -
大芝高原にインクルーシブ遊具
南箕輪村の大芝高原に障害の有るなしを問わず楽しめるインクルーシブ遊具が設置され3日一般に開放されました。
遊具は大芝湖西側に設置されました。
滑り台をメインに手遊びができるパネルなどが備えられていて幅およそ10メートル、奥行き6メートル、高さは1.8メートルです。
車イスでも入ることができるようにスロープがあります。
奥に行くと車イスに座ったままでも手遊びができるパネルがあります。
ほかに点字を知り興味を持ってもらうきっかけにしてもらおうと点字パネルが設置されています。
インクルーシブ遊具は障がいのあるなしにかかわらず一緒に遊ぶことができる遊具のことで、近隣では伊那市の三峰川榛原河川公園にあります。
南箕輪村では初めての設置で事業費は約1,900万円です。
村では大芝高原内の遊具について順次更新していくということです。 -
新産業技術推進協議会 活動を報告
新産業技術を活用し、地域課題の解決を目指す、伊那市の新産業技術推進協議会が、市役所でこのほど開かれ、昨年度の活動報告が行われました。
協議会には、オンライン参加も含め、委員とアドバイザーおよそ30人が出席しました。
会の冒頭で、先日伊那市を訪れた石破茂総理が、国会の答弁の中で、地方創生の一例として、協議会の取り組みを紹介したことが報告されました。
また昨年度の取り組みの中でも特徴的なものとして2つの事例が紹介されました。
一つは、市内の中学校や高校にモバイルクリニック車両が訪れ、遠隔で医師が10代向けの健康相談を行う、ティーンズスマート相談室です。
もう一つは、伊那市役所の各部局のDXの取り組みについて部署をまたいで共有した事例です。
協議会は医療や物流、行政などにまつわる6つの部会で構成され、2016年から活動しています。 -
伊那市 新規採用職員に辞令交付
1日、市町村で辞令交付式が行われ、新規採用職員に人事通知書が手渡されました。
このうち、伊那市では、新規採用職員35人に白鳥孝市長から人事通知書が手渡されました。
新規職員を代表して川上輝芳さんが宣誓をしました。
白鳥市長は「地方都市から日本を変えていくという気概を持って取り組んでほしい」と訓示しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町で6人、南箕輪村で5人が新規採用されました。
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年度末 伊那市退職職員に辞令を交付
年度末を迎え、各市町村では31日付けで退職する職員へ辞令が交付されました。
伊那市役所で行われた辞令交付式では、白鳥孝市長から20年以上務めた職員で、出席した16人に人事通知書と感謝状が手渡されました。
今年度の退職者は21人で、定年退職が9人、早期退職が12人となっています。
白鳥市長は、「伊駒アルプスロードや戸草ダム建設など、これまでの努力が実を結ぶ時代がやってくる。良き助言者として市政発展のために今後もご尽力を賜りたい」と呼び掛けていました。
退職者を代表して高遠町総合支所の福澤清支所長は、「成功したこともあればうまくいかなかったこともあったと思う。それでも市民の役に立てていればこれ以上の幸せはない。立場は変わっても市の発展のために協力していきたい」と挨拶しました。
なお箕輪町では7人、南箕輪村では1人が退職となっています。 -
伊那市防災会議 防災対策を審議
伊那市防災会議が、19日市役所で開かれ、地域防災計画の修正等についての審議が行われました。
この日は、防災にかかわる消防、警察に加え、バスや鉄道などの交通機関、電力会社や建設会社などから26人が出席しました。
伊那市地域防災計画の修正案では、長野県地震防災対策強化アクションプランを踏まえた防災対策を推進することが加えられました。
アクションプランは、能登半島地震を教訓に、地震対策の充実・強化を目的に策定されたものです。
この日はほかに、水防計画と国土強靭化地域計画の修正案も承認されました。
会長を務める、白鳥孝市長は「大災害が起きた時に対応できるような地域力の向上に努めていきたい」と話しました。
伊那市では、承認された計画を4月1日以降に市のホームページで公表する予定です。 -
箕輪町発足70周年記念の名札に変更
箕輪町役場では職員が着用する名札について、町発足70周年を記念したロゴマーク入りデザインに4月1日から変更します。
町発足70周年記念事業の一環で、2月から総務課でデザインを考えたものです。
また、職員のプライバシー保護のために顔写真を無くしたほか名字のみにしました。
新しい名札は、4月1日から全職員256人が着用するということです。
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南箕輪村長選事前審査に現職の1派
任期満了に伴い来月8日告示、13日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙の立候補届出書類の事前審査が27日役場で開かれ現職の1派のみが出席しました。
事前審査にはこれまでに出馬を表明している1派が訪れました。
現在、南箕輪村長選への立候補を表明しているのは無所属・現職1期目・南原の藤城栄文さん45歳のみです。
2期目を目指す藤城さんは2021年の村長選で新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
今回の村長選で候補擁立を模索していた元村議会議長の大熊惠二さんは取材に対し、立候補を打診していた人の知名度が低いことや、選挙まで時間的余裕がないことなどを理由に擁立を見送るとしています。
また本人の出馬については否定していて無投票の公算が高まっています。
南箕輪村長選は、来月8日告示、13日投開票となっています。
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上伊那広域消防本部 職員表彰
上伊那広域消防本部は、業務改善のための提案を行った職員2人を7日に表彰しました。
伊那市の上伊那広域消防本部で開かれた表彰式で、柿木淳一消防長が職員2人に表彰状を手渡しました。
表彰されたのは、消防本部予防課で伊那市の野牧加代さんと、辰野消防署で南箕輪村の又賀祐二さんです。
野牧さんは、消防署のホームページで、住民や事業者が提出する申請書や届出書の記入例を掲載する提案が採用され、誤記入や未記入を減らしました。
又賀さんは消防活動に使った防火衣に付着した発がん性物質を洗浄するための専用大型洗濯機、乾燥機の導入を提案し、職員の健康リスク軽減を実現しました。
柿木消防長は「職員提案は、働きやすい職場づくりを期待して実施しています。二人の提案はそれぞれ素晴らしいものだと思います。」と話しました。
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伊那市上下水道事業運営審議会
伊那市上下水道事業運営審議会が26日、市役所で開かれました。
26日は、新しい委員13人が委嘱されました。
正副会長が選任され会長には岡野(おかの)哲郎(てつお)さんが、副会長には駒井(こまい)啓(ひろ)晃(あき)さんがそれぞれ選ばれました。
審議会では、市側から今後の方針が説明され、水道料は2029年度に5%程度の値上げ、下水道料は2026年度に6%程度の値上げが必要となる見込みです。
会では、2026年度の使用料改定に向け審議を行います。
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伊那市 オーガニックビレッジ宣言
伊那市は、生産から消費まで一貫して有機農業に取り組む、「オーガニックビレッジ宣言」を、24日に行いました。
24日は、伊那市の定例記者会見が市役所で開かれ、白鳥孝市長が宣言しました。
オーガニックビレッジとは、国の、有機農業の面積を2050年までに100万haに増やすという目標のもと、生産から消費まで一貫して地域ぐるみで行う自治体のことです。
伊那市では、今年度から高遠町地区や長谷地区の小中学校の給食で試験的に有機米の提供をはじめました。
今年度の提供数は1.8トンとなっていて、5年後の2029年度までに12トンに増やし、市内全ての小中学校で提供できるように推進する計画です。
2029年度末までの目標として、米や野菜など有機農業の面積を現状の46haから50haに、中山間地域を中心に拡大したいとしています。
なお、今年度までに全国の131市町村が、県内では伊那市を含め6つの市と町がオーガニックビレッジとなる見込みです。 -
箕輪町・幸田町 映像で協力へ
箕輪町と愛知県幸田町、それぞれの地域のケーブルテレビの4者は映像を通した協力に関する協定を21日に締結しました。
この日は、防災交流施設みのわBASEで協定締結式が行われ、愛知県幸田町、箕輪町、幸田町を放送エリアとする三河湾ネットワーク(株)、伊那ケーブルテレビジョン(株)、の4者が「相互間の連携・協力に関する協定」を締結しました。
箕輪町と幸田町は30年前から交流を行っていて、2012年には災害時応援協定が締結されています。
今回の協定は箕輪町発足70周年記念事業の一環で行われたものです。
協定ではそれぞれの地域の映像を互いに放送することで、町の知名度の向上や交流・関係人口の拡大を目指します。 -
伊那市人事異動 部長級3人昇格
伊那市は4月1日付の人事異動を19日内示しました。
部長級への昇格は3人です。
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石破首相 伊那市で意見交換
石破茂総理大臣は、医療や物流の分野でデジタル技術活用を推進する伊那市を15日訪問しました。
15日の午後0時40分頃、石破総理が伊那市産学官連携拠点施設inadani seesに到着しました。
始めに、伊那市が取り組んでいる遠隔医療モバイルクリニックや寝泊まりしながら仕事ができるモバイルオフィスなどの車両を見学し、白鳥孝伊那市長らが説明をしました。
石破総理の視察は、看板施策「地方創生」の具体化を目指そうと訪れたものです。
視察の後、内閣官房主催の新しい地方経済・生活環境創生会議が開かれ、「日常生活に不可欠なサービスの維持向上、デジタルの活用」をテーマに阿部守一長野県知事や白鳥市長ら5人がそれぞれ事業を説明しました。
このうち白鳥市長は、モバイルクリニックや人工知能AIを使って自動配車する「ぐるっとタクシー」などの取り組みを紹介しました。
モバイルクリニックの取り組みについて石破総理は、「医師の一日の仕事の負担は減ったのか増えたのかが知りたい」と白鳥市長に質問をしました。
白鳥市長は「医師は医院の中で患者をみながらテレビで繋がった時に診察することができる。きわめて負担が減った」と話しました。
石破総理はこの後、宮田村を視察しました。 -
箕輪町人事異動内示 課長級1人昇任
箕輪町は、4月1日付けの人事異動を14日に内示しました。
課長級への昇任は1人です。
会計管理者兼会計課長に、福祉課介護保険係長の小松直美さんが昇任します。
保育園を除く役場職員の異動は48人で小規模となっています。
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南箕輪村長選挙 藤城氏後援会が事務所開き
任期満了に伴う南箕輪村長選挙に出馬を表明している現職の藤城栄文さんの後援会は、地元南原で事務所開きを10日に行いました。
事務所開きには、支持者およそ60人が集まりました。
現職1期目の藤城さんは、「新型コロナや松枯れ、物価高騰など深刻な問題への対応に追われたが、まじめに汗をかいて努力してきた」とこれまでの4年間を振り返り、2期目の決意については次の様に話しました。
「1期目で得た知識や経験をしっかりと活かし、村政を前へ前へと過激にならずじっくりと進めていきたい。まだ45歳、首長としては若いほう、同時にまだまだ未熟であるという点を自分自身理解しているので、それぞれの分野でみなさんの力を借りて、この村が良くなるよう努力を重ねていきたい。引き続きのご支援、ご協力をお願いします」と話していました。
村長選には他に、これまでに出馬を表明している人はいません。
南箕輪村長選挙は、来月8日告示、13日投開票です。 -
いな住まいる「人口流出抑制」
伊那市の白鳥孝市長は住宅を新築したり宅地を分譲した場合に補助が出る、伊那市のいな住まいる補助金の事業について、人口流出の抑制につながっているとの見方を10日示しました。
これは10日市役所で開かれた伊那市議会一般質問で白鳥市長が議員の質問に答えたものです。
いな住まいる補助金の事業は45歳以下などの要件を満たした人が対象で最大150万円の補助が出ます。
事業は令和5年度から7年度までの3年間でこれまでに237世帯が利用したということです。
このうち172世帯が市内での転居、47世帯が上伊那郡内での転居、18世帯が上伊那以外の県内や県外からの転居となっていて白鳥市長は人口流出を抑制するとともに移住促進にもつながっているとしています。
また市内の業者で新築を建てたのは183世帯で補助額が50万円加算されます。
宅地の分譲は140件に上るということで、これまでの補助額は新築建築が2億6,600万円、宅地分譲が4,200万円となっています。
長野県の経済波及効果分析ツールによる試算ではこの事業による経済効果は41億円だということです。
この事業は令和7年度までで、白鳥市長は令和8年度以降も事業継続を前向きに検討していきたいとしています。
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国際女性デーに合わせ女性の生き方を共有 たにあいくらぶ開催
3月8日の国際女性デーに合わせ、女性の生き方などを共有するイベント「たにあいくらぶ」が8日に、伊那市西箕輪の産学官連携拠点施設inadaniseesで開かれました。
イベントでは、国際女性デーのシンボルとしてミモザの花が親しまれていることから、ミモザを使ったリースづくりが行われました。
生花店に勤めていた経験がある渡辺香里さんが講師をつとめました。
木のツルでできたリースのベースに、ミモザを取り付けていきます。
リースづくりには、伊那市を中心に8人が参加し、1時間ほどで完成しました。
イベントを企画したのは、伊那市集落支援員の政金僚子さんです。
市が行ったまちづくりに関するイベントに女性の参加が少なかったことから、意見交換の場にしようと企画したものです。
イベントでは他に、自由に語り合えるフリースペースが設けられた他、80代の女性から伊那市に移住し専業主婦として生活してきたこれまでについて話を聞く講演会が開かれました。 -
南箕輪村長選挙の立候補予定者説明会 2派出席
任期満了に伴う4月8日告示、13日投開票の日程で行われる南箕輪村長選挙の立候補予定者説明会が7日に村民センターで開かれ、2派が出席しました。
説明会には、すでに出馬を表明している現職の藤城栄文さんの一派と候補者の擁立を検討している1派の合わせて2派が出席しました。
南箕輪村選挙管理委員会から手続きや選挙活動の注意点などについて説明を受けました。
南箕輪村の3月1日現在の選挙人名簿登録者数は男性6,332人、女性6,434人の合わせて12,766人です。
南箕輪村長選は、立候補届出書類の事前審査が27日に行われます。
告示は4月8日、投開票は13日となっています。