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第35回暴力追放・地域安全伊那市民大会
犯罪や交通事故のない安心安全な地域を目指す、第35回暴力追放・地域安全伊那市民大会が9月27日に、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
会には、200人ほどが出席しました。
大会では、伊那警察署から、治安・犯罪・交通の情勢について報告がありました。
会では、「暴力団を恐れない 暴力団に金を出さない 暴力団を利用しない 暴力団と交際しない」 などとする大会宣言が採択されました。
また「がんばろう」を三唱して安心安全な社会への気持ちを新たにしました。
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南箕輪村 マンホールの蓋のデザインを募集
南箕輪村は、村政150周年を記念し、新しいマンホールの蓋を制作するため、「デザインコンテスト」を実施します。
6日は、村議会全員協議会が役場で開かれ、村が概要を説明しました。
テーマは「南箕輪村の魅力を表現したもの」で、村のイメージキャラクターまっくんの使用も可能です。
現在のマンホールは、トンボや魚、カニなどが描かれたデザインです。
応募は誰でもでき、用紙は、村の公式ウェブサイトか建設水道課で配布しています。
最優秀賞と優秀賞1点をそれぞれ決め、記念品を贈ります。
なお、最優秀賞に選ばれた作品は、マンホールの蓋のデザインとして利用する計画です。
締切は、11月14日金曜日です。 -
伊那市長選・伊那市議会議員選挙 来年4月19日に投開票
任期満了に伴い、来年に行われる伊那市長選挙・伊那市議会議員選挙は4月12日告示、4月19日投開票の日程で行われることがきょう決まりました。
伊那市長と伊那市議会議員の任期は、来年4月29日に満了となります。
6日に開かれた10月定例選挙管理委員会で市長選、市議選ともに来年4月12日告示、4月19日投開票の日程で行われることが決まりました。
市議会議員の定数は21人です。
9月1日現在の選挙人名簿登録者数は男性26,288人、女性27,384人の合わせて53,672人となっています。
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伊那中央病院 8期連続赤字
伊那中央行政組合全員協議会が26日に伊那市役所で開かれ、昨年度の伊那中央病院の決算は12億2千万円の赤字で過去最大となったことが報告されました。
伊那中央行政組合の報告によりますと、昨年度の伊那中央病院の収入は144億3千万円で前年度比1.7%増加、支出は156億6千万円で3.3%増加となっています。
赤字は8期連続となっています。
主な要因として給与費や薬品費の増加や食材費の高騰を挙げています。
伊那中央行政組合では安定的な経営基盤を確立し、中核病院として地域から頼られる病院を目指すとしています。 -
白鳥市長が市長選への態度明らかにせず
2026年4月の任期満了に伴い行われる伊那市長選挙への対応について、白鳥孝市長は態度を明らかにしませんでした。
26日に伊那市役所で開かれた定例記者会見のなかで白鳥市長が記者からの質問に次のように答えました。
「考えている最中ですが、今取り組んでいることが沢山あるので、これをきちんとやるというのが私の仕事だという風に思っています。まだどうするかは決めていないし、今に全力投球ということですね」
白鳥市長は、現在4期目です。
2026年4月29日の任期満了に伴い行われる市長選には、これまでに無所属の新人で市議会議員の吉田浩之さんが正式に出馬を表明しています。
伊那市長選は2026年4月に行われる予定です。
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美原防災スポーツセンター 起工式
伊那中央清掃センター跡地に建設される、ドーム状の人工芝の運動施設、伊那市の美原防災スポーツセンターの安全祈願祭と起工式が、25日に現地で行われました。
この日は、伊那市や建設関係者などおよそ40人が出席し、安全祈願祭と起工式が行われました。
美原防災スポーツセンターは、旧伊那中央清掃センターの跡地に建設されます。
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「調査が終わった段階で発送を再開」
ふるさと納税の返礼品で区域外の梨が含まれていた事案で箕輪町の白鳥政徳町長は国や県の調査が終わった段階で発送を再開したいとの考えを示しました。
これは25日役場で開かれた記者懇談会で白鳥町長が明らかにしたものです。
この事案は箕輪町のほか、伊那市、南箕輪村がふるさと納税の共通返礼品として提供していた梨とジュースに登録産地以外の梨が混入していたものです。
箕輪町は返礼品の告知については、信州産としていたため産地偽装にはあたらないとしています。
白鳥町長は「今回の件について寄付者からのクレームは入っていない。返礼品を発送していない人には国や県の調査が終わった段階で基準に適合しているものを発送したい」としています。
町ではすでに発送している人への返金は考えていないということです。 -
ゆうあいマーケット ドローン配送を廃止
伊那市は食料品などを自宅まで配送する買物支援サービス「ゆうあいマーケット」で、ドローンでの配送を廃止し、今後は軽自動車のみとすると24日に発表しました。
これは24日に市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されました。
ゆうあいマーケットは、買物支援を目的にドローンを活用した商品配送サービスで2020年度から長谷地区で開始しました。
事業開始以来、機体やセンサーのトラブルが相次いだ事から、今年度はドローンの稼働を休止し、安全で確実な運用体制を検討してきました。
買物困難者の支援という福祉面が最大の目的ですが、今後は、持続可能な事業運営に注力するとしています。
ドローンは使用せず、集落支援員の軽自動車による配送に一本化するという事です。
ゆうあいマーケットについて伊那市は、今後、子育て世帯や共働き世帯などが求める、スマートフォンからの注文や置き配システムを検討するとしています。
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伊那市 ふるさと納税の一部返金
ふるさと納税の返礼品で区域外の梨が含まれていた事案で伊那市は、返礼品が未送付の寄付金 およそ680万円を返金すると24日発表しました。
返金するのは、今年度受付分の620万円と、昨年度受付分の67万円です。
また返礼品が送付済の今年度分については、詫び文を送付し返金や代替品の送付は行なわないとしています。
梨や梨ジュースを取り扱っていた事業者の箕輪町の株式会社与古美に対しては、金銭的な損害賠償は発生しないとしていますが、返礼品事業者からは除外するとしています。
伊那市では再発防止策として、新規返礼品の事業者に対し、圃場の位置や面積、製造・加工工程など、地場産品の基準に適合しているか確認を徹底するとしています。
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上農×Wakka Agriが商品開発へ 始動
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、伊那市長谷で輸出用の米づくりを行う農業法人WakkaAgriと協力し、白毛餅を使った商品開発に取り組みます。
22日は、Wakka Agriの細谷啓太社長らが上農高校を訪れ、自社製品の説明などを行いました。
商品開発を行うのは、アグリデザイン科フードコースの2年生です。
生徒の1人が長谷中学校出身で、Wakka Agriと一緒に何か新しいことがしたいと提案しました。
Wakka Agriが自然栽培した白毛餅を使い、グループに分かれていくつかの商品を考案していく計画です。
細谷社長は、「お客さんのニーズに合った商品の開発が必要です」と話していました。
今後は、10月に試作を行い、今年度中の完成を目指すとしています。 -
伊那市長選挙 吉田氏が出馬表明
来年4月29日の任期満了に伴い行われる伊那市長選挙に、無所属の新人で市議会議員の吉田浩之さんが立候補することを、22日に正式に表明しました。
吉田さんは、22日に市内で記者会見を開き立候補を表明しました。
吉田さんは、「来春予定されている伊那市長選挙に立候補する決意を固めました。現在の白鳥市長は4期16年にわたり市政を担ってこられました。しかし長期政権となることで、変化を妨げ、権力の硬直化を招き、政治面や行政運営上などにおいて様々な弊害が生じている。私の持つチャレンジ精神を思う存分に発揮し、現長期政権が持つ課題を解決し、新たな市政運営を築いていこうと決意するに至った。」と話しました。
また、現白鳥市政については「市の魅力を県内外に発信する力がある」と評価した一方で、「地域の要望を聞き入れられていない。新産業技術を取り入れた事業など、見直すべき点もある」と話していました。
吉田さんは、昭和37年6月12日生まれで、現在63歳です。
富県在住で、慶應義塾大学を卒業後、市職員となり、市教育委員会学校教育課長や危機管理課長などを歴任しました。
2019年3月に早期退職して農業に従事し、2022年の市議選で初当選しました。
現在1期目で、総務文教委員会副委員長を務めています。
吉田さんは、9月30日付で議員を辞職するとしています。
今回の市長選で出馬を表明したのは、吉田さんが初めてです。
現職の白鳥孝さんは、伊那ケーブルテレビの取材に対し、「今は市長としての仕事に全力投球している。今後のことは何も決まっていない」と話しています。 -
箕輪町発足70周年記念式典
箕輪町発足70周年記念式典が町文化センターで20日に行われました。
式典には、町の関係者や来賓などおよそ300人が出席し、始めに箕輪町の歌を斉唱しました。
箕輪町は、昭和30年1月1日に中箕輪町と箕輪村、東箕輪村の3つの町村が合併して誕生しました。
当時およそ1万8000人だった人口は9月1日現在、男性1万2188人、女性1万2049人合わせて2万4237人となっています。
白鳥政徳町長は、70年の歴史を振り返りながら式辞を述べました。
式では他に、地方自治や産業、教育の振興などに尽力した個人や団体に表彰状が贈られました。
受賞者を代表して大槻金吾さんは「未来の箕輪町をさらに発展させる責務をあらためて感じている。引き続きそれぞれの立場でまちづくりのために力を尽くしていきたい」と挨拶しました。
また、小中学生による「未来へのメッセージ」では、6人が「未来の箕輪町への提言」をテーマに発表しました。
箕輪町発足70周年記念式典の模様は、10月4日の午後2時から他、伊那ケーブルテレビの121chで再放送します。
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箕輪町と幸田町 姉妹都市協定締結
箕輪町は愛知県幸田町と姉妹都市協定を19日に締結しました。
19日は町文化センターで締結式が行われ、白鳥政徳町長と幸田町の成瀬敦町長が協定書を取り交わしました。
締結式ではそれぞれの町を紹介する動画が上映されました。
幸田町は人口42,000人で町のおよそ6割が森林です。
製造業が盛んで農産物では筆柿が特産品ということです。
箕輪町は1995年に幸田町の中学生の農業体験を受け入れ、2012年には災害時における相互支援に関する協定を締結しました。
協定をきっかけに両町の祭りや物産展への参加などで交流を続けていました。
締結式では記念品の交換が行われ、箕輪町からは染色画家の※吉田冴子さんの作品「筆柿の夢」が贈られました。※吉は土に口
幸田町からは古田人形の絵が描かれた大凧が贈られました。
協定締結を記念したアトラクションが行われ箕輪南小学校3年生の児童が太鼓の演奏をしました。
幸田町は伝統芸能の三河万歳の舞を披露しました。
箕輪町が姉妹都市協定を結ぶのは東京都豊島区に次いで2例目となります。 -
村内27か所の指定避難所に災害用トイレ配備へ
南箕輪村は村内27か所の指定避難所に災害用トイレを今年度中に配備していくことを17日に明らかにしました。
これは17日に開かれた南箕輪村議会一般質問で、藤城栄文村長が議員の質問に答えたものです。
村では、27か所の指定避難所に国の交付金を活用し1か所につき2基ずつの災害用簡易トイレ計54基を配備します。
簡易トイレはラップ式トイレです。
現在、指定避難所には簡易トイレが合計で60基ありますが配備数にはばらつきがあります。
トイレは今年度中に配備していくということです。
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伊那市下水道従量料金2027年度から値上げへ
伊那市上下水道事業運営審議会は、下水道の従量料金を2027年度から平均11.4%値上げするよう白鳥孝市長に17日に答申しました。
17日は、審議会の岡野哲郎会長らが市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
審議会では下水道使用料について基本料金は現行のまま据え置き、使用料で変動する従量料金については2027年度から平均11.4%の値上げを諮問通り答申しました。
市のシミュレーションでは、4人世帯で2か月で56㎥使用した場合、現行は11,660円が改定後は12,548円で888円の値上がりとなります。
また水道料金については諮問通り現行のまま20㎥使用した場合平均1ヶ月あたり3,210円で答申しました。
市では、2026年12月定例議会に下水道従量料金の値上げに関する条例改正案を提出します。 -
箕輪町議会9月定例会 閉会
箕輪町議会9月定例会は、町から提出された18議案を原案通り可決、また継続審査となっていた議員提出の1議案を否決し、16日に閉会しました。
歳入歳出に760万円を追加する今年度一般会計補正予算案には、8月3日の豪雨で被害を受けた林道中樽線・萱野線の災害復旧費が盛り込まれています。
また、6月定例会に提出され継続審査となっていた「選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める意見書の提出について」の議員提出議案は、14人中賛成5の賛成少数で否決されました。
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木質バイオマス発電所の稼働率28%にとどまる
伊那市高遠町の上伊那森林組合内にあり6月から稼働している、伊那木質バイオマス発電所の稼働率が目標の28%にとどまっていることが分かりました。
これは11日市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問により明らかになったものです。
6月11日から8月19日にかけての発電所の稼働日数は目標の63日に対し17日で約28%にとどまっているということです。
伊那市ではその理由として燃料のガス化の際に発生する大量の灰がフィルターにつまりエンジンの自動停止が繰り返されていることによるものとしています。
これについて現在、設置業者が順調な稼働ができるように対応しているということです。
伊那木質バイオマス発電所は今年6月に完成し稼働が始まりました。
流木や松枯れの被害木などを燃料に発電する施設です。
伊那市はこのバイオマス発電により今年度から3年間の計画で「エネルギー自給モデル」の実証実験を行っています。
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伊那市モバイルクリニック 新たに2つの医療機関が参画
伊那市は、現在12ヶ所の医療機関で運用している移動診療車モバイルクリニックに、新たに2ヶ所が参画することを明らかにしました。
これは12日に開かれた伊那市議会一般質問で、白鳥孝市長が議員の質問に答えたものです。
モバイルクリニックには現在、市内の内科8ヶ所、産婦人科1ヶ所、婦人科1ヶ所、薬局2ヶ所が参画しています。
これに加え、今年の11月から伊那市荒井の木村内科医院、鷲見産婦人科が加わります。
白鳥市長は、モバイルクリニックの受診者を増やすため、今後も伊那市医師会を通して医療機関への周知を進めていくとしています。
モバイルクリニックは昨年度200件の利用がありました。
今年度も200件の利用を目標としています。
10月には、2台目のモバイルクリニックが導入され、産婦人科専用として運用されます。
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ふるさと納税返礼品 区域外の梨が混在していたことが判明
伊那市・箕輪町・南箕輪村は、3市町村で生産されたものとして贈っていたふるさと納税返礼品の梨と梨ジュースについて、区域外のものが含まれていたことが判明したと、11日に発表しました。
ふるさと納税の返礼品として登録していた梨の一部について、伊那市・箕輪町・南箕輪村で生産されたものとしていましたが、ほかの南信地域で生産されたものが半数以上の割合で混在していた恐れがあることが8月19日に分かりました。
また、梨ジュースも、この梨を使っているため、ほかの南信地域で生産された梨の割合が半分以上になるおそれがあるということです。
寄付状況は、去年10月から今年8月までに、3市町村合わせて全国から16,789件、寄付額は2億4,830万5,500円となっています。
この実態を受け、返礼品の寄付の募集を8月19日に停止しましたが、すでに寄付金を受け付け、返礼品が未送付のものは、対応を検討しているということです。
今回返礼品を提供していた箕輪町の事業者が扱っているほかの返礼品についても、現在調査中だということです。
伊那市と箕輪町・南箕輪村は、この返礼品提供事業者に、地場産品基準について改めて遵守するよう指導しました。
また、伊那市と南箕輪村は、この事業者への損害賠償請求についても検討する可能性があるとしています。
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伊那北高校と伊那市議会が意見交換
伊那市の伊那北高校の生徒と市議会議員との意見交換会が25日に、市役所で開かれました。
意見交換会には、伊那北高校の2年生32人と市議会議員21人が出席しました。
生徒と議員は7つのグループに分かれ意見を交わしました。
あるグループでは、「新校建設に伴い、部活動で使っている体育館が取り壊される。他の施設への移動に時間がかり、練習量が減ってしまうことが心配だ」との生徒の意見に対し議員は、「マイクロバスを運行した場合、決まった時間に乗ることができますか?」などとやりとりしていました。
若者の政治や地域への関心を高め、選挙での投票率向上や議員の若手候補者を増やすことを目的に開かれたものです。
グループごとの意見交換の後、生徒らは「遠い存在に感じていた議会が身近に感じることができた」「ただお願いするのではなく、自ら動くことも必要だと感じた」などと感想を発表しました。
伊那市議会では、「参考になる意見がたくさんあった。何かあればいつでも相談にのります」と話していました。 -
藤城村長が高齢者宅を訪問し長寿を祝う
敬老の日を前に南箕輪村の藤城栄文村長は、村内の高齢者宅を8日に訪問し、長寿を祝いました。
8日は、藤城村長が南原の林けさみさん宅を訪れ、敬老祝金を手渡しました。
林さんは、大正14年生まれの100歳です。
伊那市東春近で生まれ、坂下に嫁ぎ、新聞配達をしていた夫を手伝いながら3人の娘を育てました。
70歳の時に南原に引っ越し、現在は三女の育子さんと2人で暮らしています。
家の近くにある畑で玉ねぎやキュウリなどを育てたり、デイサービスに行ってぬり絵や工作をするのが楽しみだと話します。
南箕輪村では、今年度80歳、88歳、99歳以上になる人を対象に敬老祝金を贈っていて、今年度の対象は216人となっています。 -
南箕輪村で総合防災訓練
南海トラフ地震を想定した総合防災訓練が南箕輪村で7日に行われました。
訓練は、午前8時15分にマグニチュード9.1、震度6弱の地震が発生したとの想定で行われました。
村内全域に避難指示が発令され、住民は各地区の避難所として指定された12の公民館に避難しました。
役場では、午前8時30分に災害対策本部が設置され、発災から24時間以内の対応を重視した訓練が行われました。
訓練では、初動期の対応として、避難状況の確認や、被災情報の収集、さらには避難所の開設・運営を行い、住民の安全確保に向けた手順が確認されました。
北殿公民館では、高齢者や障がい者など災害時に支援が必要な要支援者の対応訓練が行われました。
また、北殿区自主防災会は、危険箇所の確認や災害時の課題について意見交換をしました。
村によりますと、各避難所のは合わせておよそ2,500人が避難し、各地区独自の訓練を行ったということです。
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森林税の活用事業を検証
森林づくり県民税を財源とした事業について検証する「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」の会合が、25日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
会議では県から森林づくり県民税活用事業などについて報告がありました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は林業関係者や市町村の代表者など7人で構成されています。
昨年度活用された森林税は県全体で約6億6,000万円、そのうち上伊那は9,800万円でした。
各市町村で行われた事業として、伊那市は里山の間伐などの森林整備に1,200万円、箕輪町は里山の森林に親しむための整備事業に1,500万円、南箕輪村は大芝高原の病害虫による被害木処理に350万円などとなっています。
参加者からは「産業としての林業は低賃金で危険を伴うことから人材確保が難しい」といった意見が出されていました。
会合ではほかに新たな事業として、野生鳥獣による被害防止のため緩衝帯を整備することなどが報告されました。
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官民連携で弥生高の校舎活用考える
官民連携で伊那弥生ケ丘高校の校舎活用について考える催しが24日、伊那市防災コミュニティセンターで行われました。
元宮田村地域おこし協力隊で公民連携地域づくりプロデューサ―として活動している坂口淳さんが話をしました。
高校再編により伊那北高校と統合する伊那弥生ケ丘高校は、統合後の校舎の利活用が課題となっています。
坂口さんは「学校の敷地内だけでなく、そのまわりのエリア、地域全体がよくなっていくことが大事です。エリア価値を上げることで経済面など地域に良い循環が生まれることが最終ゴールだ」と話していました。
催しは県内の高校再編を契機に発足した伊那市官民共創の新しいまちづくり協議会が開いたもので、会場には約40人が集まりました。
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幸田町との姉妹都市協定に向け箕輪町が記念品制作
箕輪町は、愛知県幸田町との姉妹都市協定締結式を19日に行います。
締結式を前に、幸田町に贈る記念品が完成しました。
吉記念品を制作した長岡の染色画家吉田冴子さんとその作品です。
愛知県南部にある幸田町の特産物「筆柿」を描いたものです。
ろうけつ染めという技法で描かれていて、縦145センチ、横89センチあります。
ろうけつ染めは、ロウが染料をはじく性質を利用したもので、色の薄い部分から溶かしたロウを塗って染まらないようにし、その他の部分に色を重ねていくものです。
今回の作品は、多いところで20回ほど染色したということです。
吉田さんは、30年ほど前からろうけつ染めを始め、2023年には伊那美術展で最高賞を受賞しています。
今年5月に町から制作を依頼され、貰った写真を何度も見て頭の中でイメージし、先月29日に完成しました。
箕輪町と幸田町との姉妹都市協定締結式は、19日に行われます。 -
南箕輪村議会9月定例会開会 11議案提出
南箕輪村議会9月定例会が1日開会し、今年度の一般会計に4億6,000万円を追加する補正予算案など11議案が提出されました。
松くい虫予防対策事業委託料に250万円、米の価格高騰による給食費の補助に780万円のほか予備費に3億3,000万円を計上します。
村議会9月定例会は、16日と17日に一般質問、22日に委員長報告と採決が行われます。
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伊那市が人のつながり創出事業
伊那市は人のつながりの創出などを目的としたリアルこころむすびプラットホームbeyond community創出事業を今年度から3年間実施します。
これは1日市役所で開かれた市議会全員協議会で説明されたものです。
リアルこころむすびプラットホームbeyond community創出事業は若者をはじめ多様な人が挑戦し地域の魅力を共創・発信できる環境を整えることなどを目的としています。
事業は今年度から3年間で事業費は9,500万円です。
2年目までは新たな価値を創出するための環境づくりと可視化による魅力発信、3年目は活動拠点の整備を行う計画です。
伊那市では活動拠点について地域の共助基盤としての機能を目指すとしています。
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箕輪町議会9月定例会 開会
箕輪町議会9月定例会が1日に開会し、今年度の一般会計に2億2,800万円を追加する補正予算案など14議案が提出されました。
地域クラブ活動支援業務委託料に760万円、特定空き家解体工事など移住・定住推進事業費に670万円などとなっています。
他に、定額減税調整給付事業費に6,600万円、介護給付費に3,100万円などとなっています。
町議会9月定例会は、8日と9日に一般質問、16日に委員長報告と採決が行われます。 -
伊那市議会9月定例会開会 29議案提出
伊那市議会、箕輪町議会、南箕輪村議会の9月定例会が1日に開会しました。
このうち伊那市議会では、7290万円を減額する一般会計補正予算案など29議案が提出されました。
主な事業のうち、富県公民館空調設備更新工事に300万円、高齢者福祉施設備品購入費に350万円、地域クラブ運営補助金に100万円などが盛り込まれています。
新型コロナ定期予防接種委託料が1億400万円減額されたことなどから、補正予算案では、7290万円の減額となっています。
市議会9月定例会は10日から12日に一般質問、24日に委員長報告と採決が行われます。
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健康や福祉などで包括連携協定
南箕輪村は健康、福祉、子育てなど6項目にわたる包括連携協定を明治安田生命保険相互会社と28日、締結しました。
役場で調印式が行われ、藤城栄文村長と明治安田生命松本支社の緒方純子支社長が協定書を取り交わしました。
協定は村民の健康増進やスポーツ振興、高齢者福祉・障がい者福祉に関することなど6項目でこれらについて連携して取り組むとしています。
藤城村長は「大芝高原を拠点に持続的な健康事業に取り組んでいきたい」と話していました。
緒方支社長は「村民がいつまでも健康に幸せに暮らせるよう力になりたい」と話していました。
明治安田生命保険相互会社は県内自治体と同様の協定を結んでいて、南箕輪村が16件目となります。