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新ごみ中間処理施設 最終報告まとめる
新しいごみ中間処理施設の基本構想を検討している上伊那広域連合の施設整備検討委員会は、施設に関する最終報告をまとめました。
6日は、伊那市のいなっせで10回目の委員会が開かれ、災害廃棄物の処理量や施設配置計画について協議しました。
最終報告では、年間のゴミ処理量は、クリーンセンター八乙女の掘り起こし残さを含め3万3,000トンとしています。
一方、上伊那で災害が発生した場合の年間のゴミ処理量は、災害廃棄物の処理を優先し、掘り起こしを行わず、年間3万5,000トンを想定しています。
その際の災害廃棄物量は、3,000トンを想定しています。
これにより、東海沖地震で発生が想定されている災害廃棄物およそ6,800トンを2年で処理することができます。
他に、施設配置計画について委員からは「現在の計画では、市道が施設を横切るようになっている。安全面を考え、市道を迂回させたほうがいい」などの意見がでていました。
委員会では、この日だされた意見を盛り込んだ最終報告書を、23日に上位委員会の廃棄物政策審議会と広域連合長に報告するとしています。 -
長野県 大規模災害に備え消防訓練
長野県は、大規模災害に備え防災意識の向上を図ろうと消防訓練を6日、伊那市の伊那合同庁舎で開きました。
訓練は、静岡県の駿河湾沖を震源に、伊那市で震度6弱の揺れを観測し、地下の食堂から出火したとの想定で行われました。
訓練には、職員や来庁者およそ230人が参加しました。
職員でつくる伊那合同庁舎自衛消防団49人が、5つの班に分かれ避難指示や消火活動を行いました。
庁舎内では発煙筒がたかれ、参加者はハンカチで口を押さえながら速やかに避難していました。
消火訓練では、伊那消防署の署員から「屋外で消火器を使う時は風上から行うように」などのアドバイスがありました。
自衛消防団団長で上伊那地方事務所の青木一男所長は「災害時には不特定多数の来庁者がいることが予想される。どのような行動をとればいいかを、日頃から考えて欲しい」と話していました。 -
アール・ブリュット展 6日から
知的障害者などが独自の方法と発想で制作した芸術作品展、アール・ブリュット展が、6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
アール・ブリュットとは、フランス語で、「加工されていない生の芸術」という意味で、知的障害者など、正規の美術教育を受けていない人が、独自の方法と発想で制作した作品です。
フランスで開かれたアール・ブリュット・ジャポネ展に出品した作家を中心に、県内からの参加者10人を含む28人の作品268点が並んでいます。 -
次期森林税 検討スケジュール示す
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が、4日、伊那合同庁舎で開かれ、県から次期森林税の検討スケジュール案が示されました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、県の森林づくり県民税のあり方について、外部の意見を取り入れようと行われています。
この日は、委員10名が出席し23年度の事業報告や、今年度の事業計画について協議しました。
森林税は、平成20年度から始まり、今年度が最終年度となります。
県では今後も、持続可能な森林づくりや林業の活性化に取り組んでいこうと、森林税の継続を検討しています。
県の担当者によると、これまでの里山の集約や間伐事業に加え、間伐材の搬出や、水源保全の観点からの森林整備についても、森林税を活用する事が検討されていという事です。
出席した委員からは、「今後も、切り捨て間伐についても森林税を活用できるよう、検討してほしい」、「松くい虫対策といった、地域ごと抱える課題に対して柔軟に対応してほしい」などの意見が出されていました。
次期森林税については、今月下旬に県が素案を公表し、その後、県内各地で説明会を実施し、9月県議会に条例案を提出する予定だという事です -
伊那地域の最高気温は30.4度 真夏日
4日の伊那地域の最高気温は30.4度の真夏日となり、この夏最高の暑さとなりました。
この日プール開きとなった箕輪町の松島保育園では、照りつける太陽のもとで、園児が水の感触を楽しんでいました。 -
上伊那消防広域化協議会 設置
上伊那地域の消防広域化を具体的に検討する協議会が3日、設置されました。
平成27年度中に広域消防の新団体発足を目指します。
3日は、伊那市役所で調印式が行われ伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長と伊南行政組合長の杉本幸治駒ケ根市長が協議会設置に関する協議書を取り交わしました。 協議会は、伊那消防組合と伊南行政組合の市町村長や議長、オブザーバーとして県消防課長と上伊那地方事務所長を加えた18人で構成します。
上伊那地域における消防行政の効率化と住民サービス向上を図るため消防組織の広域化について検討していきます。
初会合では、事業計画や広域化の協議方針などが示されました。
今後は、広域化の方式、消防指令センターの整備、消防救急無線デジタル化など主要項目について検討していきます。 -
伊那地域 真夏日
2日の伊那地域は、日中の最高気温が30.2度と真夏日となり、今年1番の暑さとなりました。
長野地方気象台によりますと、3日は、梅雨前線の影響で天気は下り坂となりますが、4日以降は気温があがり、2日と同じかそれ以上になるとみています。 -
最高路線価は17年連続下落
相続税などを計算する際の基準となる路線価が2日公表されました。伊那税務署管内の最高路線価は
17年連続で下落しています。
管内の最高路線価は、伊那市のいなっせ前で1平方メートル当たり5万1千円となっています。
これは去年と比べて3千円、率にして5.6%の下落となっています。
管内の最高路線価の下落は、平成8年から17年連続となっています。
路線価は宅地に面している路線の1平方メートル当たりの標準額のことをいい、相続税や贈与税の税額を算定する際の基準となります。
路線価はその年の1月1日から12月31日までの間に相続または贈与により土地を取得した場合に適用されます。
県内に10ある税務署の最高路線価は佐久税務署の旧軽井沢銀座通りの横ばいを除き全てが下落しています。 -
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」解禁
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」が6月30日の午前6時に解禁となりました。
今年は、ここ数年で条件も良く、釣果への期待が高まっています。
辰野町から松川町までの天竜川水系のアユ釣りが解禁となった30日、この日を待ちわびていた釣り客が、朝から竿を垂らしていました。
ここ数年、河川の改修工事や台風による大水などの影響で釣果はいまひとつでしたが、今年は改修工事が終了したことや、雪解け水の流入が少なく水温が高いことなどから、餌になる藻の状態が良く、アユも育っているということです。
天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長は「ここ数年では最高の状態で解禁を迎えることができた。この状態が続けば、今年の釣果は期待できそう」と話していました。
訪れた釣り客は、アユの縄張り争いの習性を利用して、おとりアユを使った友釣りを楽しんでいました。
解禁日のこの日、多い人は90匹以上釣り上げたということです。
南箕輪村地籍で釣りをしていた男性は「去年の解禁日には全然釣れなかったが、今年は餌の状態も良い。良い解禁日になった」と話していました。
天竜川漁業協同組合では「台風の影響で藻が流れた場所もある。2、3日好天が続けば状態も安定してくるので、今シーズンは期待できそう」と話していました。 -
松くい虫被害 3年ぶりに増加
平成23年度の松くい虫被害は、3年ぶりに増加したことがわかりました。
29日伊那合同庁舎で開かれた対策協議会で報告されたものです。
上伊那地域の松くい虫被害は、平成20年の6,357立方メートルをピークに2年続けて減少し、平成22年度は、4,586立方メートルでした。
しかし、平成23年度は、5,102立方メートルと1割ほど増加に転じています。
駆除したアカマツの量は、予算の減少に伴い被害木の56パーセントにあたる2,855立方メートルにとどまっています。
29日現在までの最新の発生状況は、今年3月に伊那市の西箕輪で、4月に箕輪町の福与、判ノ木地区で、5月に南箕輪村の中込地区で確認されています。
今年度協議会では、DNA解析による被害の早期発見や樹種転換による予防事業など被害の拡大防止と予防に力を入れていくことにしています。 -
中アでニホンジカの生息情報収集へ
野生鳥獣の被害対策を行っている上伊那地区の対策協議会は、今年度、中央アルプス地域でのニホンジカの生息情報を収集するとともに捕獲対策を実施することになりました。
29日伊那合同庁舎で開かれた対策協議会で、今後中ア地域でのニホンジカの生息情報の収集を行うことを決めました。
ここ数年、天竜川西側のニホンジカの目撃などの件数が増え続けていることから、今後は多くの目撃、捕獲等の情報収集を行い生息域の把握に努めるとともに捕獲対策を検討実施するとしています。
平成23年度の野生鳥獣による農林業被害額は、前年度より1,500万円ほど減少して1億8,200万円ですが、依然として2億円近い被害が発生していて、ここ5年ほど横ばいの状況です。
農業・林業ともシカによる被害がもっとも多く被害額のほぼ半分を占めています。
ニホンジカによる農業被害面積は、くくりわなや防護柵の設置が進み前年の4割減となる115ヘクタールでしたが、被害額は、3,600万円とわずかな減少にとどまっています。
23年度は、ニホンジカの個体数調整の計画5,652頭に対し捕獲実績は、7,332頭と前の年度の2.5倍と大幅に上回りました。
今年度は、計画をさらに引き上げ6,170頭とする計画で、協議会では、個体数調整による被害の推移を今年度以降注目していきたいとしています。
一方、防護柵は、伊那市など3市町の18か所で延長29キロを予定していて、事業費は、8,400万円を見込んでいます。
協議会会長の青木一男上伊那地方事務所長は、「被害減少に向けて取り組みを強化していきたい」と話していました。 -
来春卒業予定の高校生 就職希望者大幅増
来春卒業予定の高校生の就職希望者数が去年より大幅に増えていることがわかりました。
ハローワーク伊那では、長引く不況が影響しているものと見ています。
ハローワーク伊那によりますと、来春卒業予定の高校生の就職希望者数が去年より大幅に増えているということです。
理由として、不況により大卒での就職が厳しい状況で、進学より地元での就職を希望する学生が増えていることをあげています。
それをうけ、ハローワーク伊那では企業に対し来春卒業予定の高校生に向けた求人の早期提出を呼びかけています。
また、5月の上伊那の月間有効求人倍率は0.6倍で、4月の0.61倍を0.01ポイント下回りました。
5月の新規求人数は1,005人で、4月の927人より78人増加し、新規求職者数は922人で4月の1100人より178人減少しました。
ハローワーク伊那では、「新規求人数は増えているが、上伊那の主力である製造業での正規採用が少ないため、依然として厳しい状況が続いている」としています -
【カメラリポート】 がん患者支援イベント リレー・フォー・ライフ9月に松本で
がん患者を支援するためのチャリティーイベント・リレー・フォー・ライフ。県内で初となるリレー・フォー・ライフが今年9月、松本市で開かれます。
がんは24時間眠らない。がん患者は24時間闘っている。だから24時間歩き続ける・・・。患者と、支援する人達が歩いてつなぐ命のリレー。リレー・フォー・ライフ。 -
「景観育成」積極的な取り組みを県に要望
広域的な景観づくりを進める、上伊那地域景観協議会の会議が27日、伊那合同庁舎で開かれ出席者からは、県に対し景観育成に積極的に取り組みを続けるよう要望が出されました。
会議には、協議会を構成する上伊那の市町村や各種団体の代表者などおよそ30人が出席しました。
県が行っている地域景観育成事業については、昨年9月の「信州型事業仕分け」で市町村と役割を見直すよう判定されました。
判定を受け、県では今年度景観に関する啓発事業の経費や、協議会の運営費などの見直しを行いました。
出席者からは、「県や市町村は後世に景観という財産を残すためにも、上伊那の統一的な基準を設け、連携を図るべき」、また「協議会自体、活動に対して検証を行い、実効性の計画をたてるよう」意見が出されていました。
協議会会長の青木一男上伊那地方事務所長は「景観形成や保護については重く見ている。県としては、住民が中心となり活動を行っていけるよう、元気づくり支援金の中でサポートしていくので、理解してほしい」と話していました。 -
第4回上伊那地域戦略会議
上伊那地域が持つ特長を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議の4回目の会合が19日、伊那市のいなっせで開かれました。
19日は、3回目までの会議を元に制作された上伊那地域ビジョンの原案について協議しました。
上伊那地域ビジョンは、上伊那地域の特長をふまえ、平成25年度から5年間の施策を策定するものです。
ビジョンでは、地域資源の活用や、新たな観光戦略の展開など5つの主要施策を掲げています。
会議では、「広い分野に渡る計画のため、成果が確認しづらい。メインで取り組むものを示したほうがいいのでは」という意見も出されました。
今回の意見を元に原案を修正し、8月下旬の第5回戦略会議でビジョンを決定したいということです。
また、重要な項目を絞り込み、9月12日には青木一男上伊那地方事務所長が阿部守一県知事に施策を提案する予定です。 -
上伊那手話サークル研修会
上伊那地域の手話団体がお互いの活動に理解を深める「上伊那手話サークル研修会が24日、辰野町老人福祉センターで開かれました。
この日は、約40人が参加して、勉強会や体験発表を行いました。
上伊那地域の5つの手話団体でつくる上伊那手話サークルでは、サークルの活動の方向性の確認や耳が聞こえない人たちへの理解を深める機会として研修会を開いています。
体験発表では4人が体験談を話しました。
このうち、南箕輪村の植田剛さんは趣味のマラソンについて話しました。
ある参加者は「耳が聞こえない人が健常者に合わせるのではなく、健常者が耳が聞こえない人たちに合わせる社会になっていってほしい」と話していました。 -
高校野球 箕輪進修高校が開幕試合
7月7日に開幕する、第94会全国高校野球選手権長野大会の組み合わせ抽選が24日、松本市で行われました。
箕輪進修高校は、開幕試合となっています。
上伊那8校の組みあわせを日程順にお伝えします。
7月7日(土)箕輪進修が飯山と対戦します。
7月8日(日)赤穂が坂城と、上伊那農業が木曽青峰と、駒ケ根工業が臼田と対戦します。
7月9日(月)伊那北が軽井沢と対戦します。
7月10日(火)高遠が須坂東と対戦します。
7月11日(水)伊那弥生ヶ丘が篠ノ井と塩尻志学館の勝者と対戦します。
7月12日(木)辰野が須坂園芸と岩村田の勝者と対戦します。 -
台風4号 上伊那目立った被害なし
台風4号は、19日午後10時頃上伊那に最接近しました。飯田線では、19日午後3時台から運転が見合わせられましたが、農作物や道路などへの目立った被害はありませんでした。
長野地方気象台によりますと台風4号は、19日午後10時頃上伊那に最接近しました。
雨が降り始めた、19日午前6時からの24時間の総降水量は39ミリで、19日午後9時からの1時間に、ピークとなる6・5ミリの降水量を記録しました。
伊那ケーブルテレビエリア内ではJR飯田線が、19日午後3時から終日、運転を見合わせていましたが、20日は、一部区間を除き朝から通常運行となっています。
南アルプス林道バスは、林道への倒木や落石などにより20日は全ての便が運休しました。
伊那市によりますと、21日からは通常運行する予定という事です。
気象台では「台風4号は、東寄りに進路をとったことにより、上伊那への影響は少なかったが、今週の金曜日から、台風や梅前線の影響でまとまった雨が降る事が予想される。
今週に入り断続的に雨がふり続いているので、河川の増水や、土砂災害に気を付けてほしい」と注意を呼び掛けていました。 -
上伊那管内県税 4年連続減収
平成23年度の上伊那地方事務所管内の県税決算見込み額は、91億9436万円で、前年度に比べ1.6%減少し、4年連続の減収となっていることが分かりました。
上伊那地方事務所によりますと、昨年度、法人県民税と個人事業税は増収となりましたが、大規模建築の減少により不動産取得税が30パーセント以上の減収、法人事業税、個人県民税などが減収となりました。
納められた県税の割合は、95.4%で、納められなかった県税は、3億9769万円でした。
上伊那地方事務所管内の平成23年度決算見込み額は、前年度に比べて、1億5422万円、1.6%減収の91億9436万円となり、4年連続の減収となりました。 -
第8回 伊那経営フォーラム
社団法人伊那青年会議所が主催する第8回伊那経営フォーラムが、16日、伊那文化会館で開かれました。
会場には、県内外から500人ほどが参加しました。
パネルディスカッションでは、上高井郡小布施町の枡一市村酒造場社長のセーラ・マリ・カミングスさんと、白鳥孝伊那市長、伊那食品工業会長の塚越寛さんが、「この地域が持つ最大の資源」と題して話をしました。
セーラさんは「気づいたときからでも遅くないので、大事だと思ったことはチャレンジして守る。70代から80代になった人、先輩達の素晴らしさが伝えられるように、20代の人と70代の人たちをつなげる必要がある」と話していました。
塚越さんは「自分達の地域の優れた景観は、毎日見ていると気付かないが、写真などを通して客観的にみるとよいところだと分かります。実際にそういう景色が毎年少なくなっている事は確か。前は素晴らしい景色だったと思って翌年行ってみると、倉庫ができていたり。それは自由だからいいのですけれど、できたら、景観的にどうかな、ということを考えながらやれるような市民が育てば、その市は美しい市になるんだろうと思うんです」と話していました。
白鳥市長は、「伊那に住んでいる人は、皆、自慢できるいい場所を持っている。そういった場所は、いき過ぎた開発があれば戻すとか、今ある良さを次の世代にきちんと伝えていくといったことを、市民全員が同じ思いでやっていくことが大切ですよね」と話していました。 -
【カメラリポート】芝平の人達が伝える鍾乳洞
集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平の人々が語り伝えてきた、鍾乳洞を訪ねました。
芝平出身の北原厚さん。過疎による集団移住で芝平の土地を後にしました。
芝平の人たちが、語り伝えてきたという鍾乳洞が、高遠町長藤の御堂垣外にあるというので、伊那谷自然友の会のメンバーと一緒に案内してもらいました。 -
防犯功労者に表彰状を伝達
長年、防犯活動に貢献したとして、伊那市荒井の小林由子さんと、高遠町の保科求さんに、6日、表彰状が伝達されました。
この日は、伊那警察署で伝達式が行われ、小林さんと保科さんに、田中泰史署長から、県防犯協会連合会の表彰状が伝達されました。
小林さんは、平成10年に伊那市防犯協会女性部員に、平成14年からは伊那エンジェルス隊となり、
地域のイベントでのパトロールや、街頭啓発などを行っています。
小林さんは、「家族など周りの人たちの協力で続ける事ができた。隊の皆さんにも感謝したい」と話していました。
保科さんは、平成16年から、高遠地区の防犯指導員となり、児童の下校時の「声かけ運動」を提案、高校生にも積極的に声をかけ、子供達の安全を見守ってきました。
保科さんは「これからもますます防犯活動を頑張りたい」と話していました。
この日は、この他、辰野南小学校の児童の登下校を見守っている地域ボランティア、「羽北っ子えがお見守り隊」が、田中署長に受賞報告をしました。
県内では今回、6団体と31人が表彰されています。 -
大会で日頃の成果を発揮
上伊那地域の障害者がスポーツを通じて交流を深める、上伊那地区障害者スポーツ大会が9日、伊那市民体育館で開かれました。
この日は雨のため、会場を屋外から室内に移して競技が行われました。
上伊那地区の17団体から190人が参加して、フライングディスク、ペタンク、卓球の3競技に挑戦しました。
大会は、スポーツを通じて、自立と社会参加への意欲を高めてもらおうと開かれているもので、今年で40回目になります。
参加した人たちは、声援を受けながら、日頃の練習の成果を発揮していました。
あるスタッフは「あいにくの雨となってしまったが、交流を深めてもらうことができたし、地域参加にもなったと思う」と話していました。
参加者には、参加した競技の記録が書かれた賞状が渡されていました。 -
昭和の鼓動再び 発動機運転会
昭和初期、農業や林業で用いられていた発動機の展示会が、3日、伊那市の産直市場グリーンファームで開かれました。
展示会は、発動機の愛好家グループ「NAGANO發動機遺産保存研究会」が、時代と共に忘れ去られ発動機の魅力を伝えていこうと開いたものです。
会場には会員およそ20人が持ち寄った50台が並び、訪れた人たちは、興味深そうに見ていました。
発動機は、昭和の初めから昭和30年代にかけ米の脱穀や、山から木を搬送する動力源として広く農業や林業で使われていました。
しかし、効率が悪い事や小型で軽量のガソリンエンジンの発達により、次第に使われなくなったという事です。
展示された発動機は、農家の納屋で眠っていた物をメンバーが数か月かけ錆をとったり、壊れた部品を作ったりして再び動くようにした物です。
保存会の浅川茂会長は、「発動機の多くは簡単な構造できているで、機械の知識がなくても誰でも楽しめます」と話していました。 -
伊那消防組合 消防救助技術大会激励会
16日に長野市で開かれる県消防救助技術大会の激励会が、7日、伊那消防署で行なわれました。
大会には、引揚救助に伊那消防署が、ほふく救出訓練に高遠消防署が出場します。
7日は、伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長らが見守る中、訓練が披露されました。
伊那消防署が出場する引揚救助は、5人一組となり、8メートルの塔の上から空気呼吸器を背負って塔の下に降り、要救助者を塔の上に引き揚げるという種目です。
タイムや、技術が優れた署員を選抜し、4月から厳しい練習に励んできたということです。
去年は東日本大震災の影響で、大会が中止となりましたが、一昨年、伊那消防署は、この種目で優勝しています。
高遠消防署は、ほふく救出に出場します。
激励会では、6日の訓練の様子がビデオ上映されました。
白鳥組合長は、「日頃から、万が一に備えての努力に感謝する。一秒でもタイムを縮めて、立派な成績で帰ってきて欲しい」と激励しました。
伊那消防署救助副隊長の前田隆裕さんは、「消防署の代表として最高の成績を残したい」と答えていました。
県消防救助技術大会は、長野市の県消防学校で、16日に開かれます。 -
たかずやの里移転候補地「東春近東原工業団地内」
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の改築支援について協議する、上伊那広域連合の検討委員会は、東春近の東原工業団地内にある伊那市の所有地を移転改築の候補地とする方針をまとめました。
5日は、上伊那8市町村や施設を運営するたかずや福祉会、地元住民など委員14人が出席し、伊那市内で3回目の会合を開きました。
移転改築の候補地としては、富県の3か所と東春近の1か所、合わせて4か所が示されていて、通学や通院など送迎の負担軽減や、富県地区とのつながりへの配慮など4点を基に選定が行われました。
協議の結果、富県の3か所は用地面積が狭いことや取得が難しいことから、東春近の東原工業団地内にある市有地を候補地とする案をまとめました。
たかずやの里では、移転後、子供たち数人が共同生活する、小規模なグループケアを行う計画をしています。
そのため委員会では、施設整備のプランでは、子供たち8人が一組となり共同生活する建物5棟と、相談室などを兼ね備えた管理棟1棟等を建てる案を検討しています。
今後は、財源や市町村負担などについてシュミレーションをし、次回の委員会では改築事業の素案をまとめたいとしています。
次回の委員会は、6月下旬に開かれる予定です。 -
金星の太陽面通過観察会
金星が太陽の前を横切り、黒いほくろのようにみえる「金星の太陽面通過」の観察会が、6日、伊那市の西箕輪小学校で開かれました。
今朝の伊那地域は、曇りがちでしたが、金星の太陽面通過が始まる、午前7時15分頃になると、雲の切れ間から太陽が見え始めました。
通学してきた子供たちは、日食メガネや、モニターに写し出された天文ショーを興味深げに観測していました。
観察会は、西箕輪小学校の理科教諭の野口輝雄さんが開いたもので、子供たちは、休み時間や授業の合間に、理科室を訪れていました。
1年生が観測を予定していた、午前9時頃には、空は厚い雲に覆われ、太陽を見る事ができませんでした。
野口教諭は、朝、撮影した映像を使い、「小さく見えるが、金星は地球と同じ大きさです。240日程かけ自転するので、太陽側の表面温度は470度近くあるなど」と話してしていました。
20分ほどすると、雲の隙間から太陽が見え始め、子供たちは、興奮した様子で太陽をみていました。
次回、金星の太陽面通過が観測できるのは、105年後だということです。 -
春の河川一斉パトロール
長野県などは、不法投棄されている廃棄物の実態を把握しようと4日、春の河川一斉パトロールを行いました。
パトロールは、毎年春と秋の2回行われていて、4日は県や市町村の職員、警察など32人が参加しました。
参加者は4つの班に分かれ上伊那8市町村の河川を見回りました。
このうち、伊那市の小沢川では伊那建設事務所と市の職員4人が、河川敷に捨てられているレジ袋やペットボトルなど7袋分のゴミを拾いました。
県では「ゴミはゴミ箱に捨てるという当たり前のことを守って欲しい」と呼びかけています。
今回のパトロールで集めたゴミはおよそ302キロで、テレビなどの電化製品は捨てられていなかったということです。 -
TPP参加断固反対を特別決議
JAや農業関係団体でつくる上伊那農政対策委員会は、1日の総会で、TPP交渉断固反対とする特別決議を行いました。
決議文によりますと、「TPPは、国のかたちを変えるものであり変えるものであり交渉参加には断固反対。委員会では、署名活動など広範な県民運動に取り組み、TPP交渉参加阻止を実現するまで、不退転の決意で徹底して戦っていくとしています。
委員長の御子柴茂樹JA上伊那組合長は、「TPP問題について地域へも訴えかけ、参加断固反対の運動をさらに広げていきたい」とあいさつしました。
総会では、農業政策や担い手確保対策など農業基盤強化を盛り込んだ今年度の事業計画が承認されました。 -
消防広域化へ 7月3日に協議会初会合
上伊那地域の消防広域化を具体的に検討する協議会が7月に発足し、7月3日に伊那市役所で初会合が開かれます。
31日は、伊那市役所で、伊那消防組合議会全員協議会が開かれ、協議会の組織体制や委員構成、協議事項等の案が報告され、了承されました。
協議会は、設立準備会議を経て伊那市役所で7月3日に初会合が開かれる予定で、平成27年度中に広域消防の新団体発足を目指しています。
説明によりますと、協議会は任意の協議会で名称は「上伊那消防広域化協議会」です。
協議会では、構成する伊那消防組合と、伊南行政組合の市町村長や議員、オブザーバーとして県消防課長と上伊那地方事務所長を加えた18人で協議を進める計画です。
協議会では「広域化の方式について」や「消防本部の位置について」、「消防救急無線のデジタル化」など51項目について検討を行っていきます。
この他に、伊那消防署の移転新築について、平成25年度に用地取得し、平成26年度中に竣工する計画が報告され、了承されました。