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2012重大ニュース(1) 土地開発公社 解散へ
伊那市土地開発公社の在り方について検討してきた委員会は、「平成25年度末までに解散すべき」とする検討結果を、8月に白鳥孝市長に答申しました。
委員会では、「土地の値段が下がり続ける中でこれまでのような実績を持続するのは厳しい」として、解散すべきとの検討結果を報告しました。
市では、答申を受け、公社を平成25年度末で解散とするプランを10月に公表しました。
市は、公社の保有地などを引き継ぎますが、金融機関から借入金、およそ26億円について肩代わりします。
平成24年度改訂版の財政健全化プログラムでは、保有地が売却できない場合、市の財政は赤字となるとる推計しています。 -
いも焼酎「伊那八峰」新酒試飲会
遊休荒廃地で育てたサツマイモを使った上伊那8市町村の銘柄がそろう地域興しの芋焼酎「伊那八峰」の新酒試飲会が、19日に伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
今年は、各市町村で栽培された芋で作られた12種類の焼酎が出揃いました。
地域興し・遊休荒廃地対策をかねて作られていて今年で8年目です。
今年は、70トンの収穫を予定していましたが、芋が良く育ち、81トン収穫できました。
この日は、生産者など45人ほどが参加して、新酒の味を確かめていました。
伊那八峰は、上伊那67の酒販店やスーパーなどで販売されています。 -
上伊那の米生産目標 2年連続増
来年上伊那で生産する米の目標数は、2年連続で前の年より多い3万375トンとなりました。
これは、21日伊那合同庁舎で開かれた農業再生協議会上伊那地方部総会で決まったものです。
総会には、JA上伊那や農業改良普及センターなど関係者およそ30人が出席しました。
上伊那の来年の米の生産目標数は、今年分より84トン多い3万375トンとなりました。
市町村別では、伊那市が1万3,173トン、箕輪町が2,520トン、南箕輪村が1,683トンとなっています。
上伊那では、今年分まで独自に目標数を算出していましたが、来年分からは県の算出方法を取り入れました。
総会では他に、作付けしない水田については需要の高い上伊那産の小麦「ハナマンテン」と大豆の生産を推進し、自給率の向上を図るとしています。 -
長野県書道展伊那地区展
長野県書道展の伊那地区展が21日から、伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那地域の小学生から一般までの作品と県内巡回作品が並べられています。
1階には高校生と一般の作品およそ140点が、2階には小中学生の作品およそ1,000点が展示されています。
小中学生の作品は「長く続けている人が多いので年々作品のレベルが上がっている」ということです。
他に、高校生と一般の作品では、漢字とかなを使った調和体という作品を中心に、6つの分野の作品が展示されています。
関係者は「書の全ての分野の作品が並んでいるので、自分の好きなジャンルを探すつもりで気軽に見に来てほしい」と多くの来場を呼びかけています。
長野県書道展伊那地区展は、23日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
支援学校見学し障害者雇用を促進
障害者の雇用拡大につなげようと、長野県は、事業所などを対象にした特別支援学校の見学会を、20日、伊那養護学校で初めて開きました。
見学会には、上伊那管内の事業所や、経済団体、地方自治体の職員など、30人ほどが参加しました。
参加者は、伊那養護学校の高等部の作業学習の様子を見学しました。
この見学会は、障害者の雇用拡大につなげようと、県の主催としては、初めて伊那養護学校で開かれました。
伊那養護学校の高等部には、現在、1年生から3年生まで合わせて105人の生徒が通っています。
来年度から、法律の改正により、障害者を雇用しなければならない事業所の規模が、従業員56人から50人になります。
新規に障害者雇用を検討している企業の担当者などは、それぞれの個性を生かした作業学習を熱心に見ていました。
見学会の後には意見交換会がありました。
雇用を検討している企業から、「受け入れる場合社員の教育についてはどのようにしたらいいのぁ」という質問に、学校側から「伊那養護学校の教員が出向く事もあるし、就職した後に障害者をサポートする支援もある」と説明していました。
既に雇用している企業からは、「障害者に関る担当者は職業相談員の資格を取っている。」と報告していました。
伊那養護学校では、平成22年度の卒業生では18人中5人が、平成23年度は、16人中6人が一般企業に就職しています。
平成24年度も、37人中13人が一般企業に就職する予定です。 -
電車事故未然に防ぎ 岩出さんに署長感謝状
11月24日、伊那市御園で起きた軽乗用車がJR飯田線の線路に乗り上げた事故の際、非常用ボタンを押すなどして事故車両と列車との衝突事故を未然に防いだとして、上新田の岩出 誠二さんに、伊那警察署長から、20日、感謝状が送られました。
20日は、田中 泰史署長から、岩出さんに感謝状が送られました。
岩出さんは、11月24日、伊那市御園双葉の踏み切り近くで、伊那市の80代の男性が運転していた軽自動車が線路に乗り上げた事故の直後に、現場近くを通りかかりました。
岩出さんは、踏切脇の非常用ボタンを押し、携帯電話でJRに状況を連絡、更に発炎筒をたいたということです。
冷静で迅速な岩出さんの行動により、乗り上げた軽自動車と列車の衝突事故を未然に防いだとして、伊那署長から感謝状が送られました。
田畑駅から、伊那北駅に向かっていた電車の68人の乗客乗員に怪我はありませんでした。
伊那署では、「ここまで的確な行動で事故を未然に防いだケースはあまりない。電車の脱線、転覆事故などを防ぐ冷静な行動だった」と、感謝していました。 -
JA上伊那 米穀拠点3施設 竣工
JA上伊那が再編を進めている米穀施設のうち、拠点となる、南箕輪、美篶、飯島の3つのカントリーエレベーターの増改修工事が完了しました。
19日は、完成した3施設の見学会が開かれ、JAの関係者や上伊那の市町村長などおよそ100人が参加しました。
このうち、南箕輪はこれまでの施設に加え、鮮度を落とさないよう米をモミの状態で貯蔵できるサイロが新設されました。サイロの容量は2000トンあり、外壁には鋼板を使用し、コンクリートと比べ、耐久性と耐震性に優れているという事です。
見学会の後、伊那市のJA上伊那本所で南箕輪、美篶、飯島の施設の竣工式が行われました。
式で御子柴茂樹代表理事組合長は、上伊那の米が県内で一番の販売高を挙げている実績などに触れ「上伊那米としてのブランドを高めていくと共に、上伊那の農業の基幹施設として農業発展していくよう十分活用していきたい」と挨拶しました。
JA上伊那では、現在12の米穀施設を運営していますが、減反による稼働率低下や施設の老朽化などの課題を抱えています。
今回は、およそ9億7千万円かけ、3つの施設の拠点化が終了しました。
来期以降、東春近、辰野、中川は一部機能を残し閉鎖し、全体で12施設から9施設に統廃合を進める考えです。 -
インフルエンザ 流行期に
長野県は、12月16日までの一週間の、一医療機関あたりの患者数が、基準となる一人を超えたことから、インフルエンザが流行期に入ったとみられると19日に発表しました。
上伊那の一医療機関あたりの患者数は、2.5人となっています。
県では、うがい、手洗い、マスクの着用など、感染拡大防止につとめるよう注意を呼びかけています。 -
ぽかぽか陽気 最高気温11.9度
16日の伊那地域は最高気温11.9度と、11月下旬並みの暖かい一日となりました。
この日の伊那地域の最高気温は11.9度まで上がり、11月下旬並みの暖かさとなりました。
伊那市の春日公園では、子ども達がいつもより薄着で遊んでいました。
長野地方気象台によりますと、これは、低気圧が日本海上空を通過し、暖かく湿った空気が流れ込んだことによるものだということです。
17日の午後からは、再び冬型の気圧配置となり、18日以降は平年並みか平年より寒くなりそうだということです。 -
黒部の太陽 チャリティ上映会
伊那ケーブルテレビジョンとエコーシティー駒ヶ岳による映画「黒部の太陽」のチャリティ上映会が15日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
会場には750人ほどが訪れました。
チャリティ上演会は全国のケーブルテレビ局などが連携し約150か所で開いているものです。
「映画は大きなスクリーンで見てほしい」という俳優・石原裕次郎の遺言を実現しようと開かれました。
黒部の太陽は、石原裕次郎主演の映画で、黒部ダム建設の苦闘と人間ドラマを描いた作品です。
現在もDVD化されておらず、全国で上映されるのはおよそ40年ぶりだということです。
経費を除いた収益は日本赤十字社を通して東日本大震災の被災地に義援金として送られます。
映画をみたある女性は、「普段は見ることができない映画を見ることができうれしい。大勢の人が見ることで支援につながってほしい」と話していました。 -
第51回上伊那高校美術展
上伊那地区の8つの高校の美術部員の作品が並ぶ、第51回上伊那高等学校美術展が、13日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、上伊那8校の美術部員100人の作品161点が並んでいます。
今年は、例年と比べ30号以上の大作のほか、陶芸などの立体作品も増えたということです。
この美術展は、唯一、全国コンクールにつながっていて、今回の出展作品の中から選抜された14点が県の高校美術展に、更にそこで選抜された作品が全国大会に出品できます。
高遠高校の美術部顧問は、「上伊那地区の高校の作品が一堂に会する機会。他校の活動を見ることでレベルアップにもつながっている」と話し、来場を呼びかけていました。
この作品展は、16日(日)まで開かれています。 -
上伊那の米でマリ共和国を支援
JA上伊那などは、13日、食糧不足が続くアフリカのマリ共和国に援助米を送りました。
この日、伊那市美篶で援助米の発送式が行われ、JA上伊那の職員がトラックに米を積み込みました。
JA上伊那では、アフリカのマリ共和国を支援しようと毎年米を送っていて、今年で14年目になります。
今年は、JA上伊那の労働組合や美篶下川手の青壮年部、小学生が農業体験をするあぐりスクールの3団体が育てた米590キロを送ります。
マリ共和国は、農業が産業の中心ですが、国土の70%が砂漠化していて慢性的な食糧不足が続いています。
今年10月、現地のNGOから「国内の政治が不安定な中、難民が増え、米が重宝している」とお礼の手紙が
届いたということです。
この日発送された米は、県内14のJAからの援助米も合わせて、来年1月、輸送船でマリ共和国に届けられるということです。 -
中国の反日運動の影響 県内17社「ある」
長野県は尖閣諸島国有化以降の中国の反日運動の影響調査の結果をまとめました。
それによりますと、県内62社のうち17社が日本製品不買の影響があると答えました。
12日は、伊那市の伊那合同庁舎で上伊那地域経済情報交換会が開かれました。
上伊那の自治体や金融機関など29団体が出席し、情報の共有を図りました。
調査は、長野県が10月に県内の62社にアンケートを行ったものです。
調査によりますと、日本製品不買運動の影響について「ある」と答えたのは17社の27.4%で、「ないが、ある見込み」「ないが、今後に不安あり」と答えた企業は27社で43.6%でした。
また、日本製品不買以外の影響については、「ある」と答えた企業が12社の19.4%で、「通関の遅れにより業務に支障がでている」「現地企業との密な連携が困難」などといった影響があるということです。
情報交換で伊那市は「領土問題があってからすぐに影響がでて、先行きの見通しがたっていない企業もある」と報告しました。 -
災害時 自治体がFMを使い情報提供学ぶ
災害時に、自治体がケーブルテレビなどと協力し、防災情報をラジオのFM電波で放送する「臨時災害放送局」の説明会が12日、伊那市役所で開かれました。
説明会は、総務省信越総合通信局が開いたもので、上伊那の市町村の担当者や、ケーブルテレビの関係者など、およそ30人が出席しました。
信越総合通信局の大橋秀行局長は「東日本大震災では、防災無線は、津波などにより十分に情報を伝える事が出来なかった。車や家庭などどこにでもある、ラジオを使い、誰でもすぐに聞ける体制を作る事が大切」と説明していました。
臨時災害放送局は、自治体でアンテナなどの機器整備や、FM放送をするための免許申請を行います。
災害が発生した場合、ケーブルテレビなどの防災情報をラジオを通じて放送するもので、信越全域で計画が進められています。
出席者からは、開局までのスケジュールの流れや、隣接する自治体で共同して取り組んでもよいのか等の質問が出されていました。
信越総合通信局では、今月下旬に行動計画を公表し、早いところで来年1月から先行する市町村で運用を開始する事にしています。 -
第5次水環境保全総合計画についての懇談会
長野県が策定する平成25年度から5年間の第5次水環境保全総合計画についての懇談会が11日、伊那合同庁舎で開かれ、県と地域住民が意見を交換しました。
懇談会は、水環境保全総合計画を策定するにあたり、地域の声を聞こうと県内10か所で開かれているものです。
11日は、河川愛護団体など関係者およそ40人が出席し、意見を交換しました。
出席者からは「河川改修により魚が川に住める状態ではない」「私有林の売買について罰則規定は必要ないのか」「環境美化活動について、市民団体主体では疲労感が増す。行政と市民団体との在り方を検討してほしい」などの意見が出されました。
計画に定める水質環境の基準達成率について、昨年度と平成17年度を比較すると河川が8.2%、湖沼が10.4%、地下水が1.1%改善しています。
しかし、近年は外国資本等による目的不明の森林売買や地下水の減少、放射性物質による水質への不安などが課題となっています。
県では、各地域であげられた意見を参考に、今年度中に計画を策定し、水環境の保全に努めたいとしています。 -
上伊那誌自然編の改訂増補版を刊行へ
上伊那教育会は、地域の歴史や自然についてまとめた上伊那誌自然編の改訂増補版を、新たに刊行します。
上伊那誌自然編は、各市町村と上伊那教育会が調査・研究を行い、昭和37年に刊行しました。
50年がたち、時間の経過により新しい事実が判明したり、現状とそぐわない内容がでてきたため、10月に開かれた教育会の総会で改訂増補版の刊行を決めました。
改訂増補版は、これまでのものより一回り大きいA4サイズでおよそ1,000ページを予定しています。
上伊那教育会では、平成29年度の刊行を目指していて、現在は地質や気象、動植物に詳しいおよそ60人を編纂・刊行委員に委嘱し、具体的な調査・研究を進めています。
9日は、刊行のPRを兼ねた講演会が伊那市の創造館で開かれました。
地質学を専門とする飯田市在住の理学博士松島信幸さんは「およそ40年前の宅地造成の際に伊那市西町で小黒川断層が見つかった。現在目にすることはできないが、こうした調査を進める必要がある」などと話しました。 -
読書感想文 小中学生18人を表彰
上伊那の小中学生を対象にした読書感想文のコンクール、ニシザワ文芸コンクールの表彰式が8日、伊那市の創造館で行われました。
この日は受賞した18人の小中学生に、(株)ニシザワの荒木康雄社長から賞状が手渡されました。
最優秀賞には、小学生低学年の部に箕輪東小2年の福澤怜久くん、高学年の部に赤穂小6年の林和花さん、中学生の部に東部中1年の古畑花音さんが選ばれました。
コンクールは、伊那市で本屋として創業した(株)ニシザワが、地域の小中学生に本から様々なことを学んでもらいたいと毎年開いているもので、今年で9回目になります。
今年は上伊那郡内の小中学校27校から、過去最高の1430点の応募がありました。
荒木社長は「本をたくさん読んで、いろんなことを学び、文章にすることで自分の気づきを持ってもらいたい」と話していました。 -
アマランサスなど取り組みの成果報告
上伊那農商工連携等推進会議が7日、伊那合同庁舎で開かれ、アマランサスを活用した新商品の開発など、取り組みの成果を報告しました。
会議は、農商工の連携を深めることで新商品の開発や生産性能の向上につなげることを目的に開かれています。
7日は、組織内の3つの支援チームがそれぞれ開発に携わった新商品の試食と活動状況を報告しました。
このうち雑穀アマランサスを活用した新商品開発等支援チームは、9月にアマランサス入りラーメンを開発し販売した他、健康配慮型の新商品の開発、ポップ加工の効率化などに取り組みました。
試食会では、メンバーがそれぞれの商品を味わっていました。
推進会議では、今後新たな支援対象を探して地域生産物の消費拡大と地域ブランド化につなげたいとしています。 -
企業などを対象に障害者雇用促進セミナー
障害者の雇用を推進しようと、上伊那地方事務所は、6日、企業などを対象にしたセミナーを開きました。
セミナーには、上伊那の企業や市町村など40団体が出席しました。
県は今年4月、上伊那地方事務所を含む県内4か所に「障害者職域拡大アドバイザー」を設置し雇用の促進を行っていて、セミナーもその一環で初めて開かれました。
この日は、南箕輪村田畑で和菓子を製造している(株)ダンヅカが、障害者雇用の事例を発表しました。
従業員22人のダンヅカは、2人の障害者を雇用しています。
ダンヅカ専務の有賀英之さんは「短所の裏返しは長所になる。障害者の性格をしっかり理解しているので問題なくやっていける」と話していした。
伊那養護学校を卒業しダンヅカに就職して14年になる守屋章さんは、「自分の稼いだお金で買った自転車で通勤できていることがうれしいが、車の免許を持っていないので、雨の日や冬の間は通勤が大変」と話していました。
今年6月1日現在、労働者の総数に占める障害者の割合を示す障害者雇用率は、長野県が1.83%、上伊那は1.62%となっています。 -
衆院選 期日前投票始まる
4日に公示され、16日に投票と開票が行われる、衆議院議員総選挙の期日前投票が今日から始まりました。
伊那市役所1階市民ホールに設けられた投票所には朝から多くの人が訪れ、票を投じていた。
伊那市の選挙人名簿登録者数は3日現在で5万6411人、内訳は男性2万7350人、女性2万9061人です。前回、平成21年の衆院選で期日前投票をした人は1万1138人で全体の24・58%でした。
箕輪町の登録者数は2万85人で男性9938人、女性1万147人です。前回の期日前投票者数は人3495人で全体の21・5%でした。
南箕輪村の登録者数は1万142人で男性5648人、女性5764人で、期日前投票者数は1,807人で全体の20・55%でした。
期日前投票は市役所のほか各役場で15日まで、また高遠町総合福祉センターと長谷総合支所では12日から投票が可能となり、時間は午前8時半から午後8時までです。
箕輪町選挙管理委員会では、準備していた投票所入場券に誤解を招く表現があったとして、入場券のすり直しをしています。
町選管では、「入場券が無くても、本人確認ができる物があれば、期日前投票が行えます」と投票を呼び掛けています。 -
伊那フィル第25回定演
伊那フィルハーモニー交響楽団の第25回定期演奏会が、2日、伊那文化会館で開かれました。
演奏会には、伊那谷を中心とするメンバー50人と、エキストラ30人の、合わせて80人が出演しました。
チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」と、 ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」の2曲を演奏しました。
再来年春に、伊那フィルは、バレエ教室と共演する予定で、それに向けて、今回初めてバレエ組曲に挑戦しました。
団員は、今年6月から、月に3回程度の練習を重ねてきたということです。
演奏会には、およそ900人が訪れ、演奏に耳を傾けていました。
この演奏会の模様は、12月30日からご覧のチャンネルで放送します。 -
衆院選公示 選挙戦スタート
第46回衆院選が4日公示され16日の投開票に向けて12日間の選挙戦に突入しました。
長野5区からは前職、元職、新人合わせて5人が立候補しました。
4日は、立候補の届け出をすませると各候補者が第一声をあげ選挙戦をスタートさせました。
長野5区には、前職、元職、新人合わせて5人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に
日本未来の党で前職の加藤学さん44歳
自民党で元職の宮下一郎さん54歳
社民党で新人の池田幸代さん40歳
民主党で新人の花岡明久さん33歳
共産党で新人の三沢好夫さん68歳です
3日現在、第5区の選挙人名簿登録者数は28万8947人となっています。
衆院選の投開票は16日に行われることになっています。
期日前投票はあすから15日まで行われます。 -
JR駅無人化の回答期限2月中ごろに延期
JR東海は飯田線の駅無人化の方針にともない各自治体の負担で駅舎に人を配置するかどうかの回答期限について、これまでの年内中から来年2月中頃に延期するとの方針を3日示しました。
3日は牧野飯田市長と副会長の白鳥孝伊那市長、杉本幸治駒ケ根市長などが飯田市のJR東海飯田支店を訪れ担当者に要望書を提出しました。
内容は、JRと自治体との協議の場を設置し、今後の方針に対する説明と、飯田線の利便性向上などについて協議を行うこと、市町村では駅舎職員を雇うかどうかの回答期限を12月末から「協議の場」開催後まで延長することを求めるものです。
これを受けJR東海は回答期限を2月中頃まで延期するとの方針を示しました。 -
天竜川に伊那谷の風物詩
伊那谷の冬の風物詩「ザザムシ漁」が1日に解禁となり、愛好者が漁を楽しみました。
この日は雪が降る中箕輪町の天竜川で、木下に住む小森一男さんが漁を楽しんでいました。
ザザムシ漁は、毎年12月1日が解禁日で、虫踏み許可証を取得した愛好者が2月いっぱいまで漁を楽しみます。
小森さんは、知人に道具をもらったのをきっかけに10年前からザザムシ漁を始めました。
毎年、期間中週末になると川に入るという小森さんは、今年も解禁を心待ちにしていたということです。
かんじきを履いて石についたザザムシをはがし、四手網で捕っていきます。
小森さんは「今年の解禁日の収穫はサイズも小さいし量も少ない。温暖化が影響しているのかもしれないが、もうしばらくすれば成長してたくさん捕れるだろう」と話していました。
天竜川漁業協同組合によりますと、この日までに虫踏み許可証を取得した人は15人いたということです。 -
飯田線駅無人化 協議の場設置要望へ
JR東海が飯田線県内9駅を無人化する方針を示したことについて、その対応を協議する飯田線利用促進連絡協議会が1日、駒ケ根市役所で開かれ、JRに対して協議の場の設置を要望することが決まりました。
協議会には、会長の牧野光朗飯田市長、上伊那から副会長の白鳥孝伊那市長と杉本幸治駒ケ根市長など、上下伊那7つの自治体の関係者が出席しました。
会の冒頭、牧野会長は「各自治体で協議するのではなく、この協議会を受け皿として、連携していく必要がある。飯田線の重要性を確認しながら今後について話し合っていきたい」とあいさつしました。
会は冒頭のみ公開で開かれました。
JR東海は、11月はじめ、県内の飯田線有人駅がある7つの自治体を訪問し、県内12ある有人駅のうち、9駅について無人化する方針であることを伝えていました。
これに対して、リニア新幹線建設促進長野県協議会の場で、上伊那地区期成同盟会会長の白鳥伊那市長はJRに対して「地域の意見を聞く姿勢をもってもらいたい」と要望し、長野県の阿部守一知事も「飯田線に対して真摯な対応をお願いしたい」と話しています。
協議会では今後の対応について話し合われ、JRの担当部長に対して協議の場の設置を要望することを決めました。
今月末を期限としている自治体が駅舎職員を雇うかについて牧野会長は「判断は協議ありき」とし「突然一方的に言われて、判断するようにと言われても難しい。協議の場を設けてJRの考えをしっかり聞きたい」と話していました。
JR飯田線利用促進連絡協議会では、3日に飯田市のJR飯田営業所で担当部長に要望書を提出することにしています。 -
高校新卒者 就職内定率69.3%
来年3月卒業の高校新卒者の10月末現在の就職内定率は69.3%で、前の年の同じ時期を5.9ポイント下回っています。
ハローワーク伊那の発表によりますと、10月末現在の就職内定者数は255人で、前の年の同じ時期より3人少なくなっています。
内定率は69.3%で、前の年の同じ時期を5.9ポイント下回りました。
一方、求人数は330人で前の年の同じ時期より60人増加しています。
求人倍率は0.9倍で前の年の同じ時期を0.11ポイント上回りました。
ハローワーク伊那では、「企業が採用に慎重になっていることから内定結果がでるのが遅れている。今後もきめ細やかな対応をとっていきたい」としています。 -
10月の月間有効求人倍率 0.68倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は0.68倍で、前の月を0.03ポイント上回りました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、10月の上伊那の月間有効求人倍率は0.68倍で、前の月の0.65倍を0.03ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,116人で、前の年の同じ月を10.8%上回っています。
新規求職者数は943人で、前の年の同じ月と比べ、14%上回りました。
ハローワーク伊那では、「雇用情勢は依然として厳しい状況にあり、持ち直しの動きに停滞がみられる」としています。 -
伊那フィル本番直前 練習に熱
伊那フィルハーモニー交響楽団は、12月2日の本番を目前に控え練習に熱が入っています。
25日は、富県ふるさと館で練習が行われ、午後1時半に弦楽器のメンバーが、午後5時には、管楽器・打楽器のメンバーも加わり、午後9時半までみっちりと練習が行われました。
東京の早稲田フィルハーモニー管弦楽団をメインにオーケストラの指揮者として、また、ヴァイオリン奏者として活躍する長野県出身の征矢健之介さんが今回の演奏でも指揮を務めます。
演奏するのは、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」とショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」です。
団員らは、何度も繰り返して練習していました。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第25回定期演奏会は、12月2日(日)午後2時縲怐A伊那文化会館で開かれます。
入場料は全席自由の500円で、楽団は、多くの来場を呼びかけています。 -
「たかずやの里建設支援」負担割合案示す
移転新築を予定している、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里について、建設を支援する上伊那8市町村の負担割合の案が28日、示されました。
負担割合の案は28日、伊那市役所で開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されました。
それによりますと、均等割16%、人口割84%です。
8市町村の支援額は、1億7200万円を上限とする事が決まっていて、負担額は、伊那市がおよそ6千万円、箕輪町が2千4百万円、南箕輪村が1千5百万円などとなります。
たかずやの里整備支援の寄付金は、今月22日現在、個人と法人合わせて、455件から、およそ2400万円が集まっています。
この日の議会では、寄付金のうち、2200万円を、整備基金として積み立てる事が了承されました。
今後のスケジュールは、国や県の補助事業としての採択時期にもよりますが、来年10月に着工、平成26年8月に完成を見込んでいるといます -
衆院選に向け準備進む
来月4日公示、16日投票の衆議院議員選挙に向け準備が進んでいます。
28日は、伊那市役所前などで、ポスター掲示板の設置作業が行われました。
上伊那郡と下伊那郡を選挙区とする長野5区には、前職、元職、新人合わせて5人が立候補を予定しています。
ポスター掲示板は、5区全体で2038か所に設置される事になっていて、来月1日までには終了する予定です。
伊那市選挙管理委員会では、県の選管から、小選挙区、比例代表合わせて、11万4千枚の投票用紙が届きました。
担当の職員は、100毎に束になった投票用紙を、機会を使い枚数の確認をしていました。
「衆議院選挙は毎回解散の時期が不明で、時間に追われてしまうが、気を引き締め業務を進めたい」と話していました。
衆議院議員総選挙は、来月4日告示、16日投開票が行われます。