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JA上伊那稲作部会が「うまい米・うまいお酒の春祭り」を開催
生産者自身が米の消費拡大に貢献しよう竏窒ニ、上伊那農業協同組合(JA上伊那)稲作部会(北條久志部会長)は22日、「うまい米・うまいお酒の春祭り」を伊那市狐島のJA上伊那本所で開いた。約100人の部会員が集まり、上伊那米で作った米料理や地酒を試食。自分たちの作る米の味を改めて確認しながら宴を楽しんだ。
米市場は消費減退、供給過剰基調と依然として厳しい状況にあるのが現状。こうした影響を受け、生産農家の消費量も減退する傾向にあるという。
同イベントは、こうした生産者自身がまずは米を見直し、消費拡大につなげていこう竏窒ニ昨年から始めた。
今年も、五平もちやすしなど、さまざまな米料理が並んだほか、上伊那で日本酒を醸造している地元酒蔵6社が、それぞれに醸造している日本酒を紹介。「まずは飲み比べ、自分に合った酒を探してほしい」と呼びかけた。
また、3種類の米の中から上伊那産のコシヒカリを当てるゲーム「米の食味テスト」では、九州、北海道の米と食べ比べ=写真。「分かりすぎるくらい違う」などと話しながら味の違いを確認していた。 -
06年度社会福祉表彰
県の06年度社会福祉表彰式が22日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、上伊那地区で活動する3個人3団体を表彰した=写真。
表彰は社会福祉分野で功績を挙げている個人や団体を対象とするもので、上伊那からは県西駒郷地域生活支援センターの利用者に対する散髪を長年継続してきた個人や社会奉仕活動に取り組んできた高齢者クラブなどが選ばれた。
上伊那地方事務所の竹松政博所長は受賞者に表彰状を手渡し「何年にもわたる尽力が高く評価された結果だと思う。社会福祉は他人の気持ちに立ち、支え合うもの。今後も地域の福祉向上のため、尽力していただきたい」と祝福した。
受賞者(団体)は次のみなさん。
◇更生保護=豊島フミ子(伊那市)
◇高齢者福祉=町三区高齢者クラブ高砂会(駒ヶ根市)
◇障害者福祉=大島治(飯島町)中津源一(駒ヶ根市)
◇児童福祉=日本電算サンキョー労働組合伊那支部(伊那市)日本電産サンキョー労働組合駒ヶ根支部(駒ヶ根市) -
上伊那総合卓球選手権大会
第50回上伊那総合卓球選手権大会が21日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館であった。男女別のシングルス、ダブルスの競技に延べ約140人が参加し、熱戦を繰り広げた。上伊那卓球連盟主催
同連盟が企画する本年度最後の大会。小学校4年生から一般の60歳代までが集まり、年齢に関係なく同地区内で最も強いシングルス、ダブルス選手を決めた。
男子シングルスでは、伊那東部中学校2年生の沖村貴弘君(伊那少年卓球クラブ)が大人を相手に勝ち進み初優勝。準決勝、決勝では、一般選手に対してストレートで勝ち、栄冠を手にした。
結果は次の通り。
【男子】
▽シングルス (1)沖村貴弘(伊那少年卓球クラブ)(2)平野整(辰野卓球クラブ)(3)中村光伸(アルプス中央信金)、赤羽隆行(辰野卓球クラブ)
▽ダブルス (1)中村光伸(アルプス中央信金)・沖村貴弘(伊那少年卓球クラブ)(2)松沢正記(ニッパツ)・村沢貴之(駒ヶ根クラブ)(3)斉藤浩明(ニッパツ)・西村礼文(駒ヶ根クラブ)、平野整・赤羽隆行(辰野卓球クラブ)
【女子】
▽シングルス (1)宮崎愛子(伊那西レディース)(2)米山真梨子(箕輪ママ)(3)有賀益美(美篶レディース)、石井久子(同)
▽ダブルス (1)千村淳子(駒ヶ根クラブ)・石井久子(美篶レディース)(2)下島瑞貴・下島紗弓(伊那西高校)(3)上田倫美・上田鈴穂(伊那西高校)、春日宏香・牛山雅美(同)
熱戦を展開する女子ダブルス -
かんてんぱぱで伊那谷からの花だより~陶・染・玉・照・結5人の仕事~
伊那谷を拠点に活動している5人の作家による「伊那谷からの花だより縲恣ゥ・染・玉・照・結5人の仕事縲怐vが25日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。生活に彩りを添える生活雑貨など約700点が訪れた人の目を楽しませている=写真。
普段はクラフト市などで作品を披露する機会が多かったトンボ玉の角田まち子さん(南箕輪村)が、室内での発表を通して新たな作品展開を図りたい竏窒ニ企画した作品展で、同様に作品制作に取り組む作家らにも参加を呼びかけた。
5人の分野は陶芸、染色、トンボ玉、照明、水引きとさまざま。飛行船の形を模った「飛行船ライト」ペンギンが乗ったロケットを模った「ペンギンライト」などといった、ユニークな作品もあるほか、染色では現在は後継者がほとんどいないと言われる「蝋(ろう)友禅」のテーブルセンターなども展示している。
角田さんは「それぞれに自分の自信作を展示していると思う。全然違うジャンルを楽しめる作品展」と話していた。 -
信州上伊那を巡る・湯めぐりスタンプラリー9抽選会
上伊那広域連合(小坂樫男連合長)は20日、信州伊那路「ふるさと・ゆめぐりスタンプラリー9」の抽選会を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開き、応募総数2748通の中から特賞3本を含む377本の当選者を選んだ。
地域の魅力をPRする目的で開催している取り組みで、昨年4月から本年2月13日までに上伊那の温泉施設や特色ある施設を結んだスタンプラリーを実施。一定数の施設を巡った人にハガキで応募してもらい、利用施設数別に抽選を行い、上伊那の特産品や旅行券などの賞品を進呈する当選者を選出した。
PRに力を入れた今年は、応募総数が昨年より64%増加。権兵衛トンネルの影響もあり、岐阜県や東海方面からの応募者増も見られた。また、これまでは抽選会を年度末1回としていたが、今年は季節賞を設け、年3回抽選会を実施した。
小坂連合長は「来年は10回ということなので木曽を含めた形で行いたい。各市町村で宣伝をしてもらい、上伊那のPRにつなげてもらえれば」と語り、特賞の当選者を選出。その後、各市町村の担当者が抽選行い、各賞の当選者が決定した。
上位当選者は次のみなさん。
◇特賞=岩垂幹夫(伊那市)寺島利彦(茅野市)有賀哲郎(南箕輪村)
◇1等=寺島知子(茅野市)石川清子(駒ヶ根市)村山光留(箕輪町)南裕美(伊那市) -
【春の高校伊那駅伝】新コースになって
男子30回、新伊那市誕生を記念した新コースは、前回までと総距離、区間数は同じだが、区間距離やアップダウンの条件が変化。初回とあって終盤までの勝負の行方は分からず、選手起用する監督らにとっても難しいコースとなった。
男子コースは、3区(9・2キロ)、4区(9・1キロ)の両エース区間を設け、各校とも両区にエース級選手の起用が余儀なくなった。3区は終盤にある高低差約40メートルの上り坂がランナーらを苦しめ、最短距離の最終区もきつい上りが最後に待ち受けた。
女子は、1区に前回約1・5キロの上りがあったが、今回は5・9キロの最長区間に変るも下りが続き走りやすい区間となった。しかし、比較的フラットだった2縲・区の間はアップダウンの大きなコースに変った。
2年連続、4回目の男子総合優勝に佐久長聖を導いた両角速監督(40)は、男子コースを「前回は強い選手が3人いればよかったが今回は総合力が試される」と評価。「前のコースの方が選手起用がしやすかったが、冬場の選手強化の位置付けの大会としてはチーム全体のトレーニング成果が試せるよい場になった」と語る。 -
公立高校の合格発表
サクラの季節を前に19日、公立高校後期選抜試験合格発表があった。各校の受験生は友人や保護者などと志望校の掲示板前に集まり、春の到来を喜び合った=写真。
受験者数が最も多かった伊那市の伊那北高校では、合格番号が張り出された掲示板の前に人だかりができた。最初は緊張した面持ちで掲示板を確認していた受験生たちも、自分の番号を確認すると歓声を挙げ、家族に報告したり携帯電話で受験番号を撮影するなどしていた。また、在校生も胴上げや記念撮影などで合格者を祝福。ともに合格の喜びを分かち合った。
上伊那の後期選抜は、全日制で受験者1011人に対し977人が合格。定時制は受験者58人に対し47人が合格した。
また、再募集は辰野(商業)11人、箕輪工業(普通)7人、上伊那農業(生物工学)2人、高遠(普通)7人、赤穂(普通)6人、駒ヶ根工業(情報技術)9人となっている。志願受付は19縲・2日の午後5時。入学予定者の発表は27日までに当該高校で発表する。
定時制も各校(箕輪工業は機械科、そのほかは普通科)若干名ずつ追加募集を行う。志願受付期間は27縲・月2日の午後5時。入学予定者の発表は4月5日に当該高校で行う。 -
【春の高校伊那駅伝】上伊那勢の結果は?
前回、県内の部2位の地元古豪は実力を発揮できずに6位入賞。かぜなどの影響で病み上がりのメンバーらの体調面は万全ではなかった。「力が出し切れない厳しい結果となった。(交代人員のいない)選手層の薄さが出てしまった」(柳沢監督)。
エース福沢が1区を県内2位の走りでたすきリレーするが最長距離3区で柴主将が大きく後退。柴は、かぜや右足の故障もあり、練習不足だったと振り返る。「最後の上り坂がきつかった。しかし、次にたすきを渡したくて歯を食いしばったが体力が続かなかった」と言葉に悔しさをにじませた。
チームとしては、具体的な目標を設けず各自がテーマを持って走った。エース福沢は、全国レベルの中で力を試すため一斉スタートの1区起用を志願。序盤から順調に走り出したが1・8キロ地点で先頭集団に離された。「集団のペースが上がった時に反応できるようになることが今後の課題。納得いく走りはできなかったが課題が見つかり得るものが多かった」と話した。
柳沢監督は「トラック競技のシーズンが始まるので一人ひとりが目標を持って練習に取り組んでほしい。個人のレベルアップを目指してから秋の駅伝を迎えたい」と古豪復活へ再帰を誓った。 -
春の高校伊那駅伝 新コースで盛り上がる
男子30回、女子23回の「春の高校伊那駅伝」(県高校新人駅伝)は18日、伊那市陸上競技場を発着点とする、男子6区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロで競った。今大会は男子30回、新伊那市誕生を記念し、男女とも新コースで実施。男子は佐久長聖が2年連続、女子は立命館宇治(京都)が3年ぶりの総合優勝を果した。市、長野陸上競技協会などでつくる実行委員会主催。
県内の部では、昨年全国大会初出場の女子の丸子実業が優勝した。地元上伊那勢は男子の上伊那農業が6位、伊那弥生ヶ丘が12位、女子の伊那西高校が7位。男子の伊那北は途中棄権した。
コースは郊外にある農道を中心とした旧コースから市街地、高遠町を走る新コースに変更。大会始まって以来最多となる男子81校、女子46校の計127校が参加した。コース変更による事故もなく、多くの声援が選手らを盛り立てた。
結果は次の通り。
【総合の部】
▼男子 (1)佐久長聖2時間09分06(2)須磨学園(兵庫)2時間11分05(3)小林(宮崎)2時間11分53…(59)上伊那農業=福沢純平、山口宏和、柴巧磨、熊谷直、上島佑基、酒井誠=2時間30分06(69)伊那弥生ヶ丘=小林祐作、宮下暢央、吉川一平、高橋聡、伯耆原匠、細田大輔=2時間34分57(81)伊那北=荻原和也、大石洋佑、村上剛、天野史郎、小林圭輔、春日隆大=途中棄権
▼女子 (1)立命館宇治(京都)1時間10分57(2)仙台育英学園(宮城)1時間12分47(3)須磨学園(兵庫)1時間12分55…(41)伊那西=水上八恵子、大倉未来、小沢あゆみ、倉田好美、山岸沙織=1時間32分28 -
上伊那身障協総会
上伊那身体障害者福祉協会は18日、第61回定期総会と模範会員功労者表彰式を飯島町の成人大学センターで開いた。会員ら約120人が出席し、06年度事業・決算報告、07年度事業計画・予算案を承認したほか、任期満了に伴う役員改選が行われ、会長に都志豊さん(南箕輪村)が再任された=写真。
表彰を受けたのは次の皆さん。
▼県身体障害者福祉協会理事長表彰=小池晴実、征矢野文子、城取静子、高橋ヨシコ、田村富子、保科光雄、向山一子、小池千代子、南沢由子、濱一昭▼上伊那身体障害者福祉協会会長表彰=熊谷秀信、上田義雄、降旗久、上村文男、堀昭三、孕石勝市、松沢春行、北村大一、鈴木清美、那須野千代子、有賀勤、清水幸子、渕井みつ子、大沢英夫、高木方子 -
湘南カラー115系、走り納め
ダイヤ改正を前に17日、「湘南カラー」の愛称で親しまれてきたJR東海の115系車輌が最後の運行をし、JR飯田線内でも走り納めの姿を披露した。各地の撮影スポットには鉄道ファンなどが集まり、長年親しんできた同車両の引退を惜しんだ。
ミカンのオレンジ色と緑色をイメージしたとされる115系が飯田線で使用され始めたのは1988年。上伊那でも、長野駅竏駐V竜峡駅間を結ぶ車輌として親しまれてきた。しかし、老朽化に伴う車輌切り替えが各地で進む中、JR東海も18日のダイヤ改正に合わせて車輌切り替えを決定。県内から同車両が姿を消すこととなった。
この日の飯田線では、上下合わせて4回115系が運行。走り納めを写真に収めようと飯島町の撮影スポットには県外や諏訪方面の鉄道ファンが約20人が集結し、中央アルプスを背景に走る115系の姿を納めていた。
鉄道ファン以外でも115系の最後を一目見ようとホームへ足を運ぶ人もおり、伊那市内の男性(37)は「これが最後の見納めということで記念のつもりで写真を撮りにきた。学生のころは通学に使っていたこともあったので懐かしい」と話していた。 -
伊那技専で修了式
県伊那技術専門校(石川秀延校長)は16日、修了式を開いた。6カ月縲・年の訓練期間を終えた訓練生48人(男子39人、女子9人)が思い出の学び舎に別れを告げ、それぞれの進む道へ新たな決意をした。
石川校長は、訓練生らに修了証書を受け渡すと「新たな世界に向け、大きな希望と期待を膨らませていると思う。一人ひとりが無限の可能性を開花させるには皆さんの誠実な気持ちが必要。物事の本質を突き詰める努力を心がけて」とあいさつした。
在校生代表のメカトロニクス科1年の伊藤喜夫さんが「それぞれの場でさらなる技能向上を目指して取り組んで」と送辞。同科を修了した鎌倉隆宏さんは「これまでの経験は何事にも変え難い財産。これからも技能、技術を向上させ、地域社会に貢献していきたい」と答えた。
修了生は、メカトロニクス科、ソフトウェア設計科、木造建築科、木工科、機械科、機械科デュアルシステムの計48人。16日現在の就職内定者は32人と全体の66・7%。平均年齢は30・8歳。
修了証書を受け取る修了生 -
市街地を試走 応援期待
2つのアルプスを結ぶ新伊那市を舞台に健脚を競う、18日の「春の高校伊那駅伝2007」の開催が近づき、16日、県内外の出場全135校のうち数十校が現地入りした。新コースとなった中心市街地や高遠町へ向かう道路などでは、選手たちが走り込む姿が目立った。
男子30回大会、新市誕生を記念した今大会は、これまでの郊外にある農道を利用したコースから、応援のしやすさ竏窒lえた新コースで開催する。この日は、市駅前ビルいなっせ2階市民ロビーに「インフォメーションコーナー」も設け、新コースの説明パネルなども展示し始めた。
男子、女子コースの経由場所となる中心商店街では、多くの選手らが練習。前回大会も走った比叡山高校(滋賀県)の男子生徒は「市街地を通ることで声援もにぎやかになりそう。応援は選手にとって力になるので頑張りたい」と話していた。
17日午後4時30分から県伊那文化会館で出場135校、約1300人のランナーが集まり、開会式を開く。 -
伊那のおもてなし料理新作発表会
特産品を使ったもてなし料理はいかが竏秩B県や上伊那農業協同組合(JA上伊那)などでつくる「上伊那!食べたい」提案隊は14日、「伊那のおもてなし料理」新作発表会を伊那市の高遠さくらホテルで開いた。一般参加者や観光、飲食店関係者、生産者など約110人が参加し、シカ肉や行者ニンニクなどを用いた和食、洋食メニュー全13品を試食。味を確かめながら新メニューとしての可能性を模索した。
イベントは上伊那の特産品を使った新たな調理方法の提案などを通して特産品の普及拡大を目指す活動の一環。今回は1月の試食会で披露した料理をもとに考案した「もてなし料理」を、各方面の関係者に試食してもらう場を設けた。
各料理にはもてなし料理にふさわしいネーミングをつけ、コース風に一品ずつ運ぶようにした。また、参加者には見た目、工夫、印象などいくつかのポイントを5段階で評価してもらった。
料理の中でも、シカ肉や伊那市長谷で育てられている「ホロホロ鳥」などは野菜との相性も良いと好評だったほか、チーズフォンデュのように具材をお湯で湯がいて味噌ダレにつけて食べる「鹿肉。馬肉を使った変わりフォンデュ」は、「楽しみながらパーティーで食べるのにはいい」という声もあった。
観光施設関係者の一人は「新しいメニューとして取り入れる検討材料になる」と話していた。 -
06年度上伊那地方青少年育成会連絡協議会表彰
上伊那地方青少年育成会連絡協議会(畑房男会長)は15日、06年度表彰式を伊那市の県伊那合同庁舎で開き、上伊那で子ども会活動や青少年の健全育成に尽力している7人を表彰した=写真。
本年度の被表彰者はスポーツの指導者として青少年育成に従事してきた5人、青少年育成委員1人、公民館長1人。それぞれ5縲・9年間、各方面の取り組みに携わり、子どもの健全育成に貢献してきた。
子ども育成会と連携しながら「田切子ども広場」を設置し、子どもの居場所やボランティア体験の場づくりに取り組んできた飯島町の井口明夫さん(69)は「02年から田切子ども広場を続け、子どもたちの生きる力を育んでいる。これからも育成会と手を取り合って子どもたちのためにがんばっていきたい」と抱負を述べた。
被表彰者は次のみなさん。
◇野溝なつき(伊那市)竹村正司(駒ヶ根市)玉木秀明、土村和幸、林英彦、富永芳幸、井口明夫(以上飯島町) -
思い出胸に新たな希望 小中学校の卒業式
小中学校の卒業シーズンを迎え、伊那市の高遠中、春富中、南箕輪村の南箕輪中の3校で15日、卒業式があった。高遠中(唐沢正吉校長)は、男子30人、女子33人の計63人の生徒が思い出の学び舎を巣立った。
在校生、保護者ら約250人が見守る中、唐沢校長は卒業証書を手渡し「皆さんの瞳は中学生活を成し遂げた自信に満ちあふれている。これから努力を止めた時、夢や希望を忘れた時に中学で学んだ宝を思い出して」とはなむけの言葉を述べた。
在校生代表の廣瀬美昴さんが「悪戦苦闘しつつも一生懸命であった生活を思い出して険しい道のりも歩んで」送辞。卒業生代表の宮沢慧智君は「これまでの努力と成長の体験は私たちが持っている誇れる思い出。支えてくれた人たちに感謝し、思い出深い中学に別れを告げたい」と答えた。
見送りの会では、卒業生が恩師らと握手し、別れの言葉を交わした。卒業する女子生徒の一人は「中学校生活の中で3年生の1年間は短く感じたが特に楽しかった。あまり卒業するという実感はないが、また先生たちに会いにきたい」と目を赤くして微笑んだ。 -
県議選 南信地区県議選立候補説明会
県選挙管理委員会はによる県議選(30日告示、4月1日投開票)の南信地区立候補手続き説明会が15日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、上伊那からはすでに出馬を表明している8派が出席した。
上伊那の内訳は伊那市区から2派、駒ヶ根市区から2派、上伊那郡区で4派。出席者は、立候補手続きや公職選挙法、政治資金規正法に伴う寄附の制限などについて約2時間の説明を受けた。
届出書類の事前審査は26日となる。 -
ピアカウンセリング開始
伊那市の上伊那圏域障害者総合支援センター「きらりあ」はこのほど、障害を持つカウンセラーが、同じく障害を持った相談者の話を聞く「ピアカウンセリング」を始めた。障害を持つ当事者同士が向き合うことで、より平等な視点から悩みや不安を理解し、きめ細かなサービスを提供する。また、カウンセラー自身の体験談や工夫を語ることで、相談者に方向性を見出すきっかけを提供し、地域での自立生活の実現に向けた手助けをする。
センターの専属ピアカウンセラーである堀川さゆみさん(26)=写真=は「『障害』というワードが、いろんなことを想像させ、来にくいと感じられることも多いが、障害は恥ずかしいことでもなく、あっても普通のこと。気軽に相談に来てほしい」と話す。
障害者の自立生活運動の一環として米国で始まったピアカウンセリング。20年ほど前、日本でも取り組みが始まり、県内では障害者地域生活支援センターなどが導入している。
上伊那では、伊那市の精神障害者の作業所「はらっぱのレストラン」など一部で取り組んでいるところはあったが、身体障害者に対応する取り組みはなく、地域の要望を受け、同センターが導入準備を進めてきた。
現在、センターには研修を積んだピアカウンセラー1人を配置。「はらっぱのレストラン」のピアカウンセラー2人も登録し、身体、精神ともカウンセラーが対応できる体制を整えている。
実際に利用した相談者からは「今までこういう取り組みがあることを知らなかった。また来たい」といった反響があるという。
相談希望者は事前にセンターに連絡する。
また、24日は、ピアカウンセリングに関する公開講座も企画している。障害者相談支援センター「ぴあねっとまつもと」の降幡和彦所長を講師に、午前の部(10時縲恊ウ午)でピアカウンセリングの概論、今後の事業説明、午後の部(1時縲・時)でオープンセッションをする。午後の部の定員は30人。
参加希望者は19日までに電話、FAX、メールで上伊那圏域障害者総合支援センター(TEL74・5627)に申し込む。 -
「子ども110番の工場現場」発足
県建設業協会伊那支部などは14日、協会加盟業者による子どもを犯罪から守るための活動「子ども110番の工場現場」の発足式を県伊那合同庁舎で開いた=写真。長野、岐阜、三重、愛知、静岡県の中部地方では初めての取り組み。発足式に関係者約100人が集まり、それぞれが活動に向けて意識を高めた。
「子ども110番竏秩vは、同支部と建設業労働災害防止協会伊那分会に加盟する約140業者で構成。工事現場が各関係方面と連携し、子どもが助けを求めてきた時に、一時的な保護と警察などへの通報に協力する取り組み。
県、上伊那各市町村などが発注した工事で、「子どもが助けを求めても対応できる現場」を別に定める委員会が承認した工事現場で実施。現場職員は、安心の印として、統一したマーク入りの看板を現場に設置し、同マークの入ったヘルメットや服を着用する。実施は4月からを予定している。
発足式で県建設業協会伊那支部の北原隆光支部長が「従来工事現場は子どもをとうざけてきたが180度転換して子どもたちの犯罪抑止のための場所になることを期待する。いろいろな課題もあるが皆が活動の趣旨を理解して取り組んでいきたい」とあいさつした。 -
【記者室】自分の命は自分で守る
自分の命は自分で守る鉄則を再構築するとき-。防災の講演での話。行政や情報に過剰に依存している住民の問題が指摘され、住民自身が自助、共助、公助の力を身に付ける重要性を説いた▼自主防災組織の立ち上げは地域によって差がある。一部には行政がまずはお膳立てしないと進まないとの声もあるが、それも行政依存に思える。住民が意識を持って取り組まなければ、形だけ出来ても中身が伴わない▼昨年7月の豪雨災害をただの歴史にしてしまうのか、教科書として今後に生かすかは住民次第。地域には熱心に活動する自主防災組織もある。先進例に学び、自助、共助、公助の意識を持って住民自ら声を上げて立ち上げに取り組む地域が増えることに期待したい。(村上裕子)
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記者と営業を募集
伊那毎日新聞社は社員を募集します。要項は次の通り。
【採用職種】(1)記者(2)営業(3)営業パート
【採用人員】(1)(2)(3)のいずれも若干名
【応募資格等】(1)(2)(3)のいずれも要自動車普通免許。(1)(3)はパソコンのできる人
【待遇】当社規定による
【応募方法】履歴書を伊那毎日新聞社人事係(〒396竏・021伊那市伊那3648)へ郵送。追って面接日を通知致します
【応募締切】
2007年3月31日
【問い合わせ】(1)は編集局 竹村(0265・72・4100)、(2)(3)は営業局 荻原・酒井(0265・72・4103)へお気軽にどうぞ -
上伊那グリーンツーリズム研修会
上伊那におけるグリーンツーリズムのあり方を考えよう竏窒ニ12日、上伊那グリーンツーリズム研修会が伊那市駅前ビル「いなっせ」であった。農業体験や農家民泊などに取り組む農業者や行政関係者など約30人が参加。事例発表や講演会を通して、それぞれにできるグリーンツーリズムの方向性を模索した。上伊那農業改良普及センター主催。
事例発表では、先駆的に農家民泊などを提供してきた3人の実践者がそれぞれの取り組みを紹介=写真。
果樹栽培の傍ら、05年から中川村で農家民宿を始めた片桐たせ子さんは、農作物を育てることの大変さ知ってほしいなどの願いを込め、農家民泊やリンゴの収穫体験を提供してきた経緯を説明。「考えてみるよりとりあえず始めてみること」と語り、莫大な費用をかけて改築したり、難しい料理を出したりするのではなく、家の中を片付けたり地元ならではの料理を提供するなど、既存のもののよさを大切にすることで、だれでもその一歩を踏み出せることを示した。
講演会では地元の愛媛県の農山村などで農家民泊の推進を通じた地域振興に取り組んできた山村活性化事業コンサルの玉田隆さんが「心にゆとりとやすらぎを提供する農家・農村・農業体験と交流のあり方」をテーマに講演。自身の経験から「過疎・高齢化が進んでいても、一人ひとりが知恵を出し合って協力することで地域が元気になり、修復されていく」と語った。 -
消費生活フォーラム
06年度消費生活フォーラムが9日、伊那市役所であった。南信地区消費者の会会員など約100人が集まり、朗読劇や寸劇などを通してごみや環境問題に関する取り組みを披露=写真。環境に配慮した生活のあり方を考えた。
消費者の会の活動の中でごみを中心とする環境問題が重要となってきていることから、「地球にやさしい暮らし方縲怎Sミはすてきなお友達縲怐vをテーマとした今回は、3団体による実践発表と飯田市環境アドバイザーの今村良子さんによる講演会を企画した。
実践発表団体の一つ、駒ヶ根市消費者の会は、朝のごみ集積所に集まった主婦らによる寸劇を公演。生ごみを使った簡単なたい肥作り、リサイクル服への取り組みなど、ごみの減量化に向けた実践例を紹介し、「未来に負の遺産を残さないようにできることは勉強してがんばらないとならない」と参加者に呼びかけた。
また、「やさしく取り組める環境問題」をテーマとした講演会ではそれぞれが環境のためにできることについて考えた。 -
林業講演会
ビジネスチャンスを秘めた林業再生の方向性を学ぼう竏窒ニ8日、富士通総研の梶山恵司主任研究員を迎えた林業講演会「林業再生50年目のビジネスチャンス」が伊那市の県伊那文化会館であった。林業関係者などが集まり、日本林業再生の方向性を模索した=写真。伊那谷流域林業活性化上伊那地区協議会など主催。
梶山氏は、外材の需要増に伴い国産材需要も動き始めている現状を説明。国産材のビジネスチャンスが高まっていることを示す一方、日本の製材工場の生産性は1960年代のまま推移してきた経過を指摘。「今後製材は外材が入りにくくなり、従来外材が使われていたところにも国産材が使われるようになるが、競争力のない国産材製材工場は淘汰されていく」と語った。
また、森林組合自体が企業経営能力を獲得し、民間事業体と連携しながら技術力、営業力を別々に貯える必要がある竏窒ニした。
最後に「日本で林業が成立しない理由は何もない。まさにこれからがチャンス。これだけ森林資源の豊富な地域で、がんばって林業を成立させてほしい」と来場者に呼びかけた。 -
春季生活闘争上伊那地区連絡会決起集会
07春季生活闘争上伊那地区連絡会総決起集会が8日夜、伊那市狐島の上伊那農業協同組合本所であった。50単組・約550人が集まり、労働条件の改善などを目指して今春闘を戦い抜く意志を固めた=写真。
上伊那地区連絡協議会の福島敬議長は「景気拡大はいざなぎ景気を超えたと言われているが、一部の大手企業の景気に底上げされているもの。働く側の二極化は進んでおり、社会全体が危機感を感じている。今春闘でも経営側は『賃上げはあくまで個別同士での判断』と横並びを強調している。景気向上のもととなる個人消費を拡大するには、短期的な一時金ではなく、月例賃金の引き上げを求めていく必要がある。月例賃金の向上を最優先し、昨年を上回る待遇改善につなげる成果ある活動としていきたい」と語った。
また▽中小労働者の格差縮小、パート・派遣労働者などの均等待遇取り組み強化▽労働時間の短縮や時間外割増率の引き上げ▽法定最低賃金の水準引き上げ竏窒ネどを目指す集会アピールを宣言。上伊那地区全体の底上げを目指し、一丸となって行動していくことを確認した。 -
伊那テク地域評議員会
長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターの地域評議員会が7日、伊那市の伊那技術形成センターであった。07年度事業を決めたほか、会長に向山孝一さん=県経営者協会上伊那支部長=を再任した。
07年度事業は「共同研究等推進」「新産業創出支援」「産学官交流」「人材育成」を柱に、セミナーなどによる新技術の紹介・普及、産学・産産連携事業の推進などを重点に置いた。企業のアンケート結果を踏まえ、具体的な事業に▽自動車産業のカーエレクトロニクスの技術研究▽チタンなど難削材加工技術の研究▽新商品開発や技術開発などを支援するコーディネート活動▽クリーンエネルギー普及・活用の研究▽子ども科学工作教室の開催竏窒ネどを盛った。
地域産業の受発注開拓支援などを目的とした伊那地域工業展は、08年度を目標に開催したい考えで、準備委員会を設けて検討する。
循環型社会の構築に向けたリサイクル用紙の回収(4縲・月)は昨年度並みの49トンで、リサイクル用紙購入量は21トンと昨年度に比べて2割増えたと報告された。
また、地域共同研究促進事業(産学官連携)として取り組んでいる雑穀アマランサスやロコトトウガラシの加工品の試食もあった。 -
針供養
古針を供養しと裁縫の上達を願う「針供養」が8日、伊那市の常円寺であった。上伊那の和裁士ら約50人が集まり、コンニャクに針を刺しながら役目を終えた針に感謝した=写真。上伊那和裁連盟(竹入良子会長)主催。
針供養は全国各地で開かれる伝統行事の一つ。1年の間に使用していて折れたり曲がったりした針を集め、供養する。
日本和裁士会上伊那地区(橋爪エイ子区長)との共催で行う同会の針供養は40年近く続いている。従来は2月8日に行ってきたが、高齢化した会員らに配慮して6年前から温かくなる3月8日に開くようになった。
参列者は着物のえりにまち針刺して前に進み、焼香の時に祭壇に置いてあるコンニャクにその針を刺す。豆腐やコンニャクなど、柔らかいものに刺すことで針をねぎらうほか、この日一日は針の使用を謹むこととなっている。
供養を終えた古針は、同寺院にある針塚に収める。 -
県ソフトボール協会役員総会
県ソフトボール協会の07年度役員総会が4日、伊那市の市駅前ビルいなっせであった。会長の小坂樫男市長をはじめとする役員85人が出席し、来年度の事業計画、予算など4議案を原案通り可決した。
来年度事業計画によると、50歳以上の女子による「第6回全日本エルデスト大会」を伊那市で10月12縲・4日、開催する予定。そのほか、東日本大学選手権大会を8月中旬に大町で、日本女子リーグ・1部を10月下旬に飯田市で開くことになった。
小坂市長は「エルデストには私の同級生も参加している。ソフトボールは生涯スポーツなので、この振興を続けていきたい」とあいさつした=写真。
総会では、長年の功績を認める協会表彰のほか、北信越国体優勝の成年男子県選抜チームなどの優秀チーム賞、特別功労賞などに選ばれた受賞者やチームを表彰した。 -
伊那テク活動方針「地域を環境技術集積地に」
長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターは、「伊那テク地域を環境技術集積地」とする活動方針を打ち出した。事業テーマに(1)エネルギー(自然エネルギー発電の普及・利用)(2)食料(地域内での自給率向上、食の安全)(3)水(淡水の質と量の確保)(4)人材育成(子どもたちの環境や地域に対する意識づけ)竏窒fげ、地域の特色を生かし、産業育成に結びつける。
活動方針は30年くらいの長期スパンで考え、07年度事業から▽クリーンエネルギーの普及・利用のための技術の検討▽ものづくりへの関心を持ってもらう子ども科学工作教室の開催竏窒ネどを取り入れて活動を展開する。
エネルギーは、化石燃料に頼らない自然エネルギーの一つとして、当面、小水力発電に絞る。行政、地域企業などが共同で、エネルギーの普及・活用について研究会活動に取り組む。
「地球資源は有限である」ことを前提に、拡大一辺倒から再生産可能なシステムへの転換、利便性や物的な豊かさに替わる価値観への転換の実現によって、永続的な生存・繁栄が可能ではないかとの認識を持つ。
向山孝一会長=県経営者協会上伊那支部長=は「一企業で開発し得ないことを産学官が連携し、共同で推進したい。小水力発電機は輸入に頼るところが大きく、技術開発によって地域産業の展開の可能性もある」と話した。
06年度にビジョン研究会を設け、循環型地域社会づくりや今後の地域産業などテクノの果たす役割を見直した。
7日の地域評議員会で決定した。 -
県ロードレース伊那大会
第42回県ロードレース伊那大会は4日、伊那市営野球場を発着点としたコースで開き、上伊那勢は、中学男子の部(5キロ)で福沢潤一(駒ヶ根東)が2位、宮脇千博(同)が6位入賞を果した。同市、県陸上競技協会など主催。
2年生の福沢は、周りに佐久長聖高への進学を決めている3年生の実力者がひしめく中で存在感を見せ、2位と健闘。同高へ進学の優勝した大迫傑(東京・金井中)とは惜しくも8秒差の15分55秒と、来年度の活躍を期待させる走りを見せ付けた。
一般の部(約16キロ)、高校の部(10キロ)、壮年の部(同)、女子の部(5キロ)、中学男子の部の計5部門に県内外から594人のランナーが参加。それぞれが春の陽気を見せ始めた伊那で健脚を競い合った。
結果は次の通り。
【一般の部】
(1)山本和弘(愛知製鋼)51分31(2)杉本浩二(上田陸協)(3)利根川裕雄(丸善食品工業)(4)大久保貴志(長野市陸協)(5)笹崎慎一(佐久長聖高校)(6)高野寛基(同)
【高校の部】
(1)村沢明伸(佐久長聖)31分00(2)千葉健太(同)(3)佐々木健太(同)(4)佐々木寛之(同)(5)広沢貴行(同)(6)藤井翼(同)
【壮年の部】
(1)徳武雄次郎(長野市陸協)33分33(2)小口秀哉(下諏訪町体協)(3)村瀬裕之(愛知製鋼)(4)松下善幸(飯田市陸協)(5)我山尊道(上田陸協)(6)菊池利治(諏訪南PC)
【女子の部】
(1)亀山絵未(東海第三高校)17分36(2)箱山侑香(丸子実業高校)(3)西沢美春(長野東高校)(4)落合恵子(信州大学)(5)長田みさき(茅野市陸協)(6)佐藤志穂(信州大学)
【中学男子】
(1)大迫傑(金井)15分47(2)福沢潤一(駒ヶ根東)(3)笹崎高志(八千穂)(4)矢野圭吾(松川)(5)臼田稔宏(同)(6)宮脇千博(駒ヶ根東)
中学男子の部で2位の福沢潤一(駒ヶ根東中)